JP2009190508A - 車両用コンソール装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スライドドアが上下動してしまうことを抑制できる車両用コンソール装置の提供。
【解決手段】コンソール装置本体20とスライドドア30とに回動可能に連結されるヒンジアーム40を有しヒンジアーム40をコンソール装置本体20に対して回動させることでスライドドア30をコンソール装置本体20に対して開閉させる車両用コンソール装置であって、ヒンジアーム40は、コンソール装置本体20に回動可能に連結される第1のヒンジアーム41と、第1のヒンジアーム41とスライドドア30とに回動可能に連結される第2のヒンジアーム42と、を備えている、車両用コンソール装置10。
【選択図】 図1
【解決手段】コンソール装置本体20とスライドドア30とに回動可能に連結されるヒンジアーム40を有しヒンジアーム40をコンソール装置本体20に対して回動させることでスライドドア30をコンソール装置本体20に対して開閉させる車両用コンソール装置であって、ヒンジアーム40は、コンソール装置本体20に回動可能に連結される第1のヒンジアーム41と、第1のヒンジアーム41とスライドドア30とに回動可能に連結される第2のヒンジアーム42と、を備えている、車両用コンソール装置10。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用のコンソール装置に関する。
特許文献1は、図5に示すように、コンソール装置本体2とスライドドア3とに回動可能に連結されるヒンジアーム6を有し、ヒンジアーム6をコンソール装置本体2に対して回動させることでスライドドア3をコンソール装置本体2に対して開閉させる車両用コンソール装置1を開示している。ヒンジアーム6は一部品構成である。
しかし、従来の車両用コンソール装置1にはつぎの問題点がある。
ヒンジアーム6が一部品構成であるため、ヒンジアーム6がコンソール装置本体2に対して回動すると、図5の実線と二点鎖線にて示すように、スライドドア3が上下動してしまう。そのため、スライドドア3が上方に動いたときにスライドドア3とコンソール装置本体2との間にすき間Sが発生し、すき間Sに異物が挟まる(入り込む)おそれがある。異物がすき間Sに挟まることを抑制するためにすき間Sを車両左右方向から覆う部材を新たに設けることも考えられるが、該部材を配置するためのスペースが必要でありコンソール装置本体2の収納部2aの収納容量が減ってしまうとともに、部品点数が増加しコストアップになってしまう。
特開2006−232254号公報
特開2007−99062号公報
ヒンジアーム6が一部品構成であるため、ヒンジアーム6がコンソール装置本体2に対して回動すると、図5の実線と二点鎖線にて示すように、スライドドア3が上下動してしまう。そのため、スライドドア3が上方に動いたときにスライドドア3とコンソール装置本体2との間にすき間Sが発生し、すき間Sに異物が挟まる(入り込む)おそれがある。異物がすき間Sに挟まることを抑制するためにすき間Sを車両左右方向から覆う部材を新たに設けることも考えられるが、該部材を配置するためのスペースが必要でありコンソール装置本体2の収納部2aの収納容量が減ってしまうとともに、部品点数が増加しコストアップになってしまう。
本発明の目的は、スライドドアが上下動してしまうことを従来に比べて抑制できる車両用コンソール装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) コンソール装置本体とスライドドアとに回動可能に連結されるヒンジアームを有し該ヒンジアームを前記コンソール装置本体に対して回動させることで前記スライドドアを前記コンソール装置本体に対して開閉させる車両用コンソール装置であって、
前記ヒンジアームは、前記コンソール装置本体に回動可能に連結される第1のヒンジアームと、該第1のヒンジアームと前記スライドドアとに回動可能に連結される第2のヒンジアームと、を備えている、車両用コンソール装置。
(1) コンソール装置本体とスライドドアとに回動可能に連結されるヒンジアームを有し該ヒンジアームを前記コンソール装置本体に対して回動させることで前記スライドドアを前記コンソール装置本体に対して開閉させる車両用コンソール装置であって、
前記ヒンジアームは、前記コンソール装置本体に回動可能に連結される第1のヒンジアームと、該第1のヒンジアームと前記スライドドアとに回動可能に連結される第2のヒンジアームと、を備えている、車両用コンソール装置。
上記(1)の車両用コンソール装置によれば、ヒンジアームが、コンソール装置本体に回動可能に連結される第1のヒンジアームと、第1のヒンジアームとスライドドアとに回動可能に連結される第2のヒンジアームと、を備えているため、第1のヒンジアームをコンソール装置本体に対して回動させたとき、第2のヒンジアームの第1のヒンジアームとの連結部が第2のヒンジアームのスライドドアとの連結部を中心にして上下動し、第2のヒンジアームのスライドドアとの連結部が上下動することを抑制できる。そのため、第1のヒンジアームがコンソール装置本体に対して回動してもスライドドアが上下動することを抑制できる。
図1〜図4は、本発明実施例の車両用コンソール装置を示している。なお、図中、UPは上方を示し、FRは、車両前後方向の前方を示す。
本発明実施例の車両用コンソール装置は、運転席と助手席との車両左右方向間に配置される車両用フロントコンソール装置(センターコンソール装置)であってもよく、後部座席に配置される車両用リヤコンソール装置であってもよい。
本発明実施例の車両用コンソール装置(以下、単にコンソール装置ともいう)10は、図1に示すように、コンソール装置本体20とスライドドア30とに回動可能に連結されるヒンジアーム40を有し、ヒンジアーム40をコンソール装置本体20に対して回動させることでスライドドア30をコンソール装置本体20に対して開閉させる装置である。
コンソール装置本体20は、車両の内装部材であるコンソールパネル自体であってもよく、コンソールパネルと別体に形成されてコンソールパネルに固定して取付けられていてもよい。コンソール装置本体20は、収納部21を備える。
収納部21は、コンソール装置本体20の車両前後方向中間部に設けられている。収納部21は、上方に開放している。収納部21の開口22は、平面視で車両前後方向を長手方向とする矩形または略矩形である。
コンソール装置本体20の収納部21より車両後方側の上面は、スライドドア30の開閉動を妨げないように、車両後方側かつ下方に傾斜する傾斜面23になっている。傾斜面23は、平面であってもよく、湾曲面であってもよい。なお、図示例では、傾斜面23が上方に凸の湾曲面である場合を示している。
スライドドア30は、コンソール装置本体20に対して車両前後方向にスライド可能とされている。スライドドア30がコンソール装置本体20に対して車両前方にスライドした位置にあるとき、図2に示すように、スライドドア30は閉状態にあり、スライドドア30が閉状態からコンソール装置本体20に対して車両後方にスライドした位置にあるとき、図4に示すように、スライドドア30は開状態にある。スライドドア30は、閉状態にあるとき、図2に示すように、コンソール装置本体20の上側に配置されている。スライドドア30が閉状態にあるとき、スライドドア30は収納部21を上方から覆っており収納部21に収納物を出し入れ不能であり、スライドドア30が開状態にあるとき、図4に示すように、スライドドア30は収納部21を開放しており収納部21に収納物を出し入れ可能である。スライドドア30は、閉状態にあるとき、アームレストとして使用可能とされていてもよい。
スライドドア30は、コンソール装置本体20とスライドドア30とに設けられるスライド機構50によって、コンソール装置本体20に対して車両前後方向にスライド可能となっている。
スライド機構50は、コンソール装置本体20およびスライドドア30の車両左右方向両端部またはその近傍に設けられる。スライド機構50は、コンソール装置本体20とスライドドア30の一方に車両前後方向に延びて設けられるガイドレール(ガイド溝)51と、コンソール装置本体20とスライドドア30の他方に設けられガイドレール51に入り込むガイド突起52と、を備える。
ガイドレール51は、車両左右方向から見たとき、直線状であってもよく、上方または下方に膨らんだR形状(ラウンド形状)であってもよく、直線状とR形状との合成線状であってもよい。なお、図示例では、ガイドレール51が下方に膨らんだR形状である場合を示している。
ガイド突起52は、コンソール装置本体20とスライドドア30のうちガイド突起52が設けられる部材に一体に形成されていてもよく、別体に形成されて固定して取付けられていてもよい。ガイド突起52は、ガイドレール51に沿って車両前後方向に可動である。ガイド突起52は、1つのガイドレール51に対して、車両前後方向に互いに間隔を隔てて少なくとも2個(複数)設けられる(図示例では2個設けられる場合を示している)。ガイド突起52が1つのガイドレール51に対して少なくとも2個設けられているため、スライドドア30はコンソール装置本体20に対してガイドレール51の形状に沿ってのみ動くことができる(スライドドア30がガイドレール51の形状から外れて上下動することを防止できる)。
ガイド突起52は、ガイドレール51に対してスムーズに摺動(スライド)できるように、軟質材や摺動性の良い材料で構成されていることが望ましい。
ガイド突起52は、ガイドレール51に対してスムーズに摺動(スライド)できるように、軟質材や摺動性の良い材料で構成されていることが望ましい。
ヒンジアーム40は、コンソール装置本体20およびスライドドア30の車両左右方向両端部またはその近傍に設けられる。左右のヒンジアーム40は、同期して動くように、車両左右方向に延びる部材で互いに繋がれていてもよい。ヒンジアーム40は、第1のヒンジアーム41と第2のヒンジアーム42の2つのヒンジアームを備えている。
第1、第2のヒンジアーム41,42は、車両左右方向から見たとき、直線状に延びていてもよく、少なくとも一部に湾曲部または屈曲部を備えて延びていてもよい。第1のヒンジアーム41は、延び方向の一端部でコンソール装置本体20に車両前後方向に回動可能に連結される。第2のヒンジアーム42は、延び方向の一端部で第1のヒンジアーム41の延び方向の他端部と車両前後方向に回動可能に連結されており、延び方向の他端部でスライドドア30に車両前後方向に回動可能に連結される。
第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に回動可能に連結されており、第2のヒンジアーム42が第1のヒンジアーム41とスライドドア30とに回動可能に連結されているため、第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動したとき、スライドドア30はコンソール装置本体20に対して前後動する。
乗員が第1のヒンジアーム41をコンソール装置本体20に対して回動させるために、コンソール装置10は、閉状態にあるスライドドア30に肘を乗せスライドドア30の車両前方側端部に手を引っ掛けたときに手が届く位置に設けられる操作部60と、操作部60の動きを第1のヒンジアーム41に伝える連結部70と、を有している。
操作部60は、コンソール装置本体20の車両前方側端部またはその近傍に設けられる。操作部60は、(a)連結部70と別体に形成されコンソール装置本体20に上下方向または左右方向に回動可能に設けられる回転ノブからなっていてもよく、(b)連結部70と別体に形成されコンソール装置本体20に対して上下方向または左右方向または前後方向にスライド可能に設けられるスライドノブからなっていてもよく、(c)連結部70と別体に形成されるプッシュボタンからなっていてもよく、(d)連結部70と別体に形成される操作レバーからなっていてもよく、(e)連結部70の前端部からなっていてもよい(連結部70と一体に形成されていてもよい)。なお、図示例では、操作部60が、連結部70と別体に形成されコンソール装置本体20に上下方向に回動可能に設けられる回転ノブからなっている場合を示している。
連結部70は、車両前後方向に延びるリンクからなっていてもよく、1本または2本以上の複数本のワイヤまたはベルトからなっていてもよく、ギヤからなっていてもよい。以下、本発明実施例では、連結部70がリンク71からなっている場合を例にとって説明する。
リンク71は、直線リンクであってもよく、障害物がある場合には該障害物を避けるために湾曲リンクであってもよい。
リンク71の車両後方側端部は、第1のヒンジアーム41の延び方向中間部と回動可能に連結されている。リンク71が第1のヒンジアーム41の延び方向中間部に回動可能に連結されており、第1のヒンジアーム41が延び方向の一端部でコンソール装置本体20に回動可能に連結されているため、リンク71が車両前後方向に動くと第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動する。
リンク71の車両前方側端部は、操作部60が連結部70と別体に形成されている場合には、操作部60に連結されている。リンク71が操作部60に連結されているため、操作部60を操作したとき、リンク71をコンソール装置本体20に対して車両前後方向に移動させることができる。
リンク71の車両後方側端部は、第1のヒンジアーム41の延び方向中間部と回動可能に連結されている。リンク71が第1のヒンジアーム41の延び方向中間部に回動可能に連結されており、第1のヒンジアーム41が延び方向の一端部でコンソール装置本体20に回動可能に連結されているため、リンク71が車両前後方向に動くと第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動する。
リンク71の車両前方側端部は、操作部60が連結部70と別体に形成されている場合には、操作部60に連結されている。リンク71が操作部60に連結されているため、操作部60を操作したとき、リンク71をコンソール装置本体20に対して車両前後方向に移動させることができる。
コンソール装置10は、さらに、スライドドア30を開ける操作を容易にするために、図1に示すように、スライドドア30を開方向に付勢する付勢部材80と、スライドドア30を付勢部材80の付勢力に抗して閉状態に保持する図示略のロック装置と、を有していることが望ましい。
付勢部材80は、たとえばトーションスプリングからなる。ただし、付勢部材80は、トーションスプリングに限定されるものではなく、コイルスプリング、ターンオーバースプリング、コンストンスプリングであってもよい。また、付勢部材80は、スプリングに限定されるものではなく、図示略のモータ等の電気的手段であってもよい。なお、実施例および図示例では、付勢部材80がトーションスプリングからなる場合を示す。
付勢部材80は、第1のヒンジアーム41をコンソール装置本体20に対してスライドドア30を開かせる方向に回動付勢していてもよく、コンソール装置本体20に対し連結部70を車両後方に付勢していてもよく、コンソール装置本体20に対し操作部60をスライドドア30を開かせる方向に付勢していてもよく、スライドドア30をコンソール装置本体20に対し車両後方に付勢していてもよい。なお、コンソール装置本体20の車両後方側側壁24がコンソール装置本体20の上壁25および左右両側壁26および底壁27と別体となっている場合には、コンソール装置10を組立てた後であってもコンソール装置本体20の車両後方側壁24のみを取り外すことにより容易に付勢部材80のチューニングができるため、付勢部材80は第1のヒンジアーム41をコンソール装置本体20に対して回動付勢するようにされていることが望ましい。
ここで、本発明実施例の作動を説明する。
(a)閉じているスライドドア30を開くとき
図示略のロック装置のロックを解除すると、付勢部材80の付勢力により、第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動する。なお、第1のヒンジアーム41のコンソール装置本体20に対する回動スピードは、図示略のダンパを用いて調節されていることが望ましい。
第1のヒンジアーム41が回動するため、図2、図3に示すように、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして回動する(上下動する)。また、第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42が、第1のヒンジアーム41により車両後方側に引っ張られて移動する。第2のヒンジアーム42が車両後方に移動するため、第2のヒンジアーム42と連結しているスライドドア30がコンソール装置本体20に対して車両後方に移動する。また、連結部70が第1のヒンジアーム41と連結されているため、連結部70が車両後方に移動する。連結部70が車両後方に移動するため、操作部60がコンソール装置本体20に対して移動する。第1のヒンジアーム41、第2のヒンジアーム42、スライドドア30、連結部70、操作部60のいずれか少なくとも一つがコンソール装置本体20に設けられる図示略のストッパに当接したとき、スライドドア30のそれ以上の車両後方への移動が阻止され、図4に示すようにスライドドア30が全開になる。
(a)閉じているスライドドア30を開くとき
図示略のロック装置のロックを解除すると、付勢部材80の付勢力により、第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動する。なお、第1のヒンジアーム41のコンソール装置本体20に対する回動スピードは、図示略のダンパを用いて調節されていることが望ましい。
第1のヒンジアーム41が回動するため、図2、図3に示すように、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして回動する(上下動する)。また、第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42が、第1のヒンジアーム41により車両後方側に引っ張られて移動する。第2のヒンジアーム42が車両後方に移動するため、第2のヒンジアーム42と連結しているスライドドア30がコンソール装置本体20に対して車両後方に移動する。また、連結部70が第1のヒンジアーム41と連結されているため、連結部70が車両後方に移動する。連結部70が車両後方に移動するため、操作部60がコンソール装置本体20に対して移動する。第1のヒンジアーム41、第2のヒンジアーム42、スライドドア30、連結部70、操作部60のいずれか少なくとも一つがコンソール装置本体20に設けられる図示略のストッパに当接したとき、スライドドア30のそれ以上の車両後方への移動が阻止され、図4に示すようにスライドドア30が全開になる。
(b)開いているスライドドア30を閉じるとき
付勢部材80の付勢力に抗して操作部60を操作すると(コンソール装置本体20に対して開くときと反対方向に移動させると)、図4、図3に示すように、操作部60と連結している連結部70がコンソール装置本体20に対して車両前方側に移動する。連結部70が車両前方側に移動するため、連結部70と連結している第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して開くときと反対方向に回動する。第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして回動する(上下動する)。また、第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42が、第1のヒンジアーム41により車両前方側に押されて移動する。第2のヒンジアーム42が車両前方に移動するため、第2のヒンジアーム42と連結しているスライドドア30がコンソール装置本体20に対して車両前方に移動する。第1のヒンジアーム41、第2のヒンジアーム42、スライドドア30、連結部70、操作部60のいずれか少なくとも一つがコンソール装置本体20に設けられる図示略のストッパに当接したとき、スライドドア30のそれ以上の車両前方への移動が阻止され、図2に示すようにスライドドア30が全閉になり、図示略のロック装置のロックがかかる。
付勢部材80の付勢力に抗して操作部60を操作すると(コンソール装置本体20に対して開くときと反対方向に移動させると)、図4、図3に示すように、操作部60と連結している連結部70がコンソール装置本体20に対して車両前方側に移動する。連結部70が車両前方側に移動するため、連結部70と連結している第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して開くときと反対方向に回動する。第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして回動する(上下動する)。また、第1のヒンジアーム41が回動するため、第2のヒンジアーム42が、第1のヒンジアーム41により車両前方側に押されて移動する。第2のヒンジアーム42が車両前方に移動するため、第2のヒンジアーム42と連結しているスライドドア30がコンソール装置本体20に対して車両前方に移動する。第1のヒンジアーム41、第2のヒンジアーム42、スライドドア30、連結部70、操作部60のいずれか少なくとも一つがコンソール装置本体20に設けられる図示略のストッパに当接したとき、スライドドア30のそれ以上の車両前方への移動が阻止され、図2に示すようにスライドドア30が全閉になり、図示略のロック装置のロックがかかる。
つぎに、本発明実施例の作用を説明する。
本発明実施例では、ヒンジアーム40が、コンソール装置本体20に回動可能に連結される第1のヒンジアーム41と、第1のヒンジアーム41とスライドドア30とに回動可能に連結される第2のヒンジアーム42と、を備えているため、第1のヒンジアーム41をコンソール装置本体20に対して回動させたとき、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして上下動し、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部が上下動することを抑制できる(第2のヒンジアーム42で第1のヒンジアーム42による上下動を吸収できる)。そのため、第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動してもスライドドア30が上下動することを抑制できる。その結果、スライドドア30の開閉途中でスライドドア30とコンソール装置本体20との間に従来発生するおそれのあったすき間(図5のすき間S)が発生することを抑制でき、すき間に異物が挟まる(入り込む)ことを抑制できる。
本発明実施例では、ヒンジアーム40が、コンソール装置本体20に回動可能に連結される第1のヒンジアーム41と、第1のヒンジアーム41とスライドドア30とに回動可能に連結される第2のヒンジアーム42と、を備えているため、第1のヒンジアーム41をコンソール装置本体20に対して回動させたとき、第2のヒンジアーム42の第1のヒンジアーム41との連結部が第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部を中心にして上下動し、第2のヒンジアーム42のスライドドア30との連結部が上下動することを抑制できる(第2のヒンジアーム42で第1のヒンジアーム42による上下動を吸収できる)。そのため、第1のヒンジアーム41がコンソール装置本体20に対して回動してもスライドドア30が上下動することを抑制できる。その結果、スライドドア30の開閉途中でスライドドア30とコンソール装置本体20との間に従来発生するおそれのあったすき間(図5のすき間S)が発生することを抑制でき、すき間に異物が挟まる(入り込む)ことを抑制できる。
閉状態にあるスライドドア30に肘を乗せスライドドア30の車両前方側端部に手を引っ掛けたときに手が届く位置に操作部60が設けられているため、付勢部材80の有無にかかわらずスライドドア30の開閉操作を全て手元で行うことができる。そのため、スライドドア30の開閉操作による身体への負担が軽減され、スライドドア30の開閉操作を手元で行うことができない場合に比べてスライドドア30を容易に開閉することができる。
スライド機構50のガイドレール51が下方に膨らんだR形状である場合には、開状態においてスライドドア30の車両後方側端部が上方に上がった状態になる(斜めの状態になる、尻上り状態になる)。そのため、開状態においてスライドドア30が水平または略水平状態となっている場合に比べて、開状態にあるときにスライドドア30がコンソール装置本体20から車両後方側に突出する量D(図4参照)を少なくすることができる。そのため、スライドドア30のコンソール装置本体20に対する車両前後方向移動量を大にすることができ、コンソール装置本体20の収納部21へのアクセス領域L(図4参照)を車両前後方向で広くすることができる。
10 車両用コンソール装置
20 コンソール装置本体
21 収納部
22 開口
30 スライドドア
40 ヒンジアーム
41 第1のヒンジアーム
42 第2のヒンジアーム
50 スライド機構
51 ガイドレール
52 ガイド突起
60 操作部
70 連結部
71 リンク
80 付勢部材
20 コンソール装置本体
21 収納部
22 開口
30 スライドドア
40 ヒンジアーム
41 第1のヒンジアーム
42 第2のヒンジアーム
50 スライド機構
51 ガイドレール
52 ガイド突起
60 操作部
70 連結部
71 リンク
80 付勢部材
Claims (1)
- コンソール装置本体とスライドドアとに回動可能に連結されるヒンジアームを有し該ヒンジアームを前記コンソール装置本体に対して回動させることで前記スライドドアを前記コンソール装置本体に対して開閉させる車両用コンソール装置であって、
前記ヒンジアームは、前記コンソール装置本体に回動可能に連結される第1のヒンジアームと、該第1のヒンジアームと前記スライドドアとに回動可能に連結される第2のヒンジアームと、を備えている、車両用コンソール装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63156851U (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-14 | ||
JP2001164827A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-06-19 | Toyoda Gosei Co Ltd | ボックスにおける蓋体の開閉構造 |
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2008
- 2008-02-13 JP JP2008031768A patent/JP2009190508A/ja active Pending
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