JP4290079B2 - 車両用収納物保持装置 - Google Patents
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Description
(i)ビンタイプ
図6に示すように、車両のインストルメントパネルに装着される装置で、ボックス1自体が回転軸P1を中心に開閉する装置(たとえば、特許文献1)。
(ii)ドアタイプ
図7に示すように、車両のインストルメントパネルに装着される装置で、収納部(ボックス部)は動かずにドア2のみが回転軸P2を中心に開閉する装置。
上記(i)の装置
収納物自体の重さがかかるため、収納物が重くなるほどボックス1を閉じるとき重くなる。
ただし、ボックス1を開けたときにボックス1が車室内に出てくるため、ボックス1開時に運転席から収納物までの距離が近づき、運転席から収納物に容易に手が届く。
上記(ii)の装置
ドア2を開けても収納物が出てこないため、運転席から収納物までの距離が遠い。収納物に手を届かせようとするには、かなり上体をかがませなければならない。
ただし、ドア2に収納物の荷重がかかることは無くドア2が収納物によって重くなることは無い。
本発明が解決しようとする第2の問題点は、運転席から収納物までの距離が遠いことである。
本発明の第1の目的は、従来のビンタイプに比べて、閉操作性がよい車両用収納物保持装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、従来のドアタイプに比べて、運転席から収納物までの距離が近い車両用収納物保持装置を提供することにある。
(1) 凹部を備える固定部材と、
前記凹部の開口を開閉可能に前記固定部材に回動可能に支持されるドアと、
前記固定部材に前記凹部から突出する突出位置と前記凹部内に収納される収納位置とにスライド可能に支持される内ボックスと、
前記ドアの回転動作に連動して前記内ボックスを前記固定部材に対してスライドさせる連動機構と、
を有し、
前記内ボックスは下壁部と該下壁部から上方に立ち上がる側壁部を備えており、前記下壁部の少なくとも一部が屈曲可能とされている、車両用収納物保持装置。
(2) 前記固定部材はガイドレールを備え、前記内ボックスは前記ガイドレールに沿って可動なガイド突起を備えている、(1)記載の車両用収納物保持装置。
(3) 前記連動機構は、前記ドアから前記凹部内に延びており延び方向先端部に突起が設けられるアームと、前記内ボックスに設けられ前記アームの先端部の突起が入り込む長溝と、を備える(1)記載の車両用収納物保持装置。
(4) 前記長溝は前記内ボックスのスライド方向と直交またはほぼ直交する方向に直線状に延びている(3)記載の車両用収納物保持装置。
また、内ボックスが固定部材に凹部から突出する突出位置と凹部内に収納される収納位置とにスライド可能に支持されており、ドアの回転動作に連動して内ボックスを固定部材に対してスライドさせる連動機構を有するので、ドアを開けるときに連動機構により内ボックスを収納位置から突出位置側にスライドさせることができる。その結果、ドア開時、運転席から収納物までの距離が従来のドアタイプに比べて近くなる。
また、ドアが固定部材に回動可能に支持されているので、ドアが内ボックスに支持される場合に比べて、内ボックスが突出位置に位置する場合でも、ドアが乗員の膝スペースを圧迫したり乗員の膝に当ったりすることを防止できる。
また、内ボックスが固定部材に対してスライドするときに内ボックスの下壁がドアにぶつかっても、屈曲可能とされた部分がドア面に沿う形状になる。そのため、内ボックスの下壁がドアにぶつかっても、下壁が突っ張ることなく内ボックスを固定部材に対してスライドさせることができる。
上記(2)の車両用収納物保持装置では、内ボックスのガイド突起が固定部材のガイドレールに沿って移動することにより、内ボックスを固定部材に対してスライドさせることができる。
上記(3)の車両用収納物保持装置では、延び方向先端部に突起が設けられたアームを備えるので、ドアを開閉するときアームの先端部の突起がドアの回転中心を中心とする弧上を動く。また、この突起が入り込む長溝が内ボックスに設けられているので、突起が動くと突起により内ボックスが引張られる(または押される)。したがって、簡単な構造でドアの回転動作に連動して内ボックスを固定部材に対してスライドさせることができる。
上記(4)の車両用収納物保持装置では、長溝は内ボックスのスライド方向と直交またはほぼ直交する方向に直線状に延びているので、ドアの回転動作に連動する内ボックスのスライド量を大にすることができる。
本発明実施例の車両用収納物保持装置は、たとえば、車両用グラブボックス装置、車両用小物入れ装置などである(図示例では、本発明実施例の車両用収納物保持装置が車両用グラブボックス装置である場合を示している)。以下、本発明実施例では、車両用収納物保持装置が車両用グラブボックス装置である場合を例にとって説明する。
本発明実施例の車両用収納物保持装置10は、図1に示すように、凹部21を備える固定部材20と、凹部21の開口21aを開閉可能に固定部材20に回動可能に支持されるドア30と、固定部材20に凹部21から突出する突出位置40a(図5参照)と凹部21内に収納される収納位置40b(図3参照)とにスライド可能に支持される内ボックス40と、ドア30の回転動作に連動して内ボックス40を固定部材20に対してスライドさせる連動機構50と、を有する。
凹部21は、車両後方に開放している。凹部21を形成する側壁22には、ガイドレール23が設けられている。ガイドレール23は、側壁22の内面に設けられている。ガイドレール23は、側壁22の上端部またはその近傍で、車両前後方向に直線状に延びて設けられている。
凹部21には、内ボックス40を収納する第1の収納部21bと、第1の収納部21bの上部に位置する第2の収納部21cとが、設けられている。第2の収納部21cに、車検証や取扱説明書が専用のケースによってひとまとめにされたもの(オーナーズマニュアル)などの収納物A2を収納可能である。第2の収納部21cの車両左右方向両側には、内ボックス40の後述の左右方向側壁部42aと連動機構50の後述のアーム51との可動スペースSが確保されている。
下壁部41の少なくとも車両後方側端部は、図1に示すように、たとえばインテグラルヒンジを備え上下方向にフレキシブルに形状が変化する(屈曲可能な)構造になっている。
側壁部42は、下壁部41の車両左右方向両側端から上方に立ち上がる左右方向側壁部42aと、下壁部41の車両前方側端から上方に立ち上がる前側側壁部42bと、からなる。
左右方向側壁部42aの車両後方側端(車室側端)の形状は、固定部材20の側壁22の車両後方側端と同じまたはほぼ同じ形状とされている。左右方向側壁部42aの上端部またはその近傍には、ガイドレール23に沿って可動なガイド突起42cが設けられている。ガイド突起42cは、車両前後方向に直線状に延びて設けられていてもよいが、ガイドレール23との摺動抵抗を小にするために複数の突起からなっていることが望ましい。ガイド突起42cがガイドレール23に沿って動くことにより、内ボックス40は、固定部材20に対し車両前後方向にスライド可能になる。
アーム51は、閉状態にあるドア30の、裏面の左右方向両端部から車両前方に延びて設けられている。アーム51がドア30の裏面から車両前方に延びて設けられているので、収納物A1が凹部21から出てきた際に収納物A1が横落ちすることを防止することができる。
アーム51は、ドア30と一体に形成されていてもよく、ドア30と別体に形成されてドア30に固定して取付けられていてもよい。アーム51がドア30と一体に形成されるかまたはドア30に固定されるため、ドア30を固定部材20に対してドア30の回転中心Pまわりに回転させるとき(開閉させるとき)、アーム51も回転中心Pまわりに回転し、突起52も回転中心Pまわりに動く。
長溝53は、内ボックス40の左右方向側壁部42aに設けられている。長溝53は、左右方向側壁部42aの車両前方側端部またはその近傍で、上下方向に直線状に延びて設けられている。ただし、長溝53の形状は、ドア30の回転中心Pを中心とする弧状以外に延びていればよく、直線状に限定されるものではない。
ドア30が閉位置にあるとき、図3に示すように、ドア30は凹部21の開口21aを閉じている。内ボックス40は、収納位置40bに位置する。連動機構50の突起52は、長溝53の下端部またはその近傍に位置する。
閉位置にあるドア30を開けるとき、図4に示すように、突起52がドア30の回転中心Pまわりに回転するので、長溝53に入り込んだ突起52により内ボックス40が収納位置40bから突出位置40a側に移動する。
ドア30が開位置にあるとき、図5に示すように、ドア30は凹部21の開口21aを開いている。内ボックス40は、突出位置40aに位置する。突起52は長溝53の上端部またはその近傍に位置する。
内ボックス40は固定部材20に支持されるので、内ボックス40に収納物A1を置いても収納物A1の重みが直接ドア30にかかることはない。そのため、従来のビンタイプに比べて、ドア30を閉めるとき軽い力で閉めることができ、ドア30の閉操作性が向上する。また、ドア30の回転中心Pとドア30を閉じる時にドア30を押す点との間の距離と、回転中心Pと突起52との間の距離を調整することで、さらに軽い力でドア30を閉めることができドア30の閉操作性が向上する。
ドア30が固定部材20に回動可能に支持されているので、ドア30が内ボックス40に支持される場合に比べて、内ボックス40が突出位置40aに位置する場合でも、ドア30が乗員の膝スペースを圧迫したり乗員の膝に当ったりすることを防止できる。
連動機構50は、突起52が設けられたアーム51と、長溝53と、からなるので、簡単な構造でドア30の回転動作に連動して内ボックス40を固定部材20に対してスライドさせることができる。
長溝53は内ボックス40のスライド方向と直交またはほぼ直交する方向に直線状に延びているので、ドア30の回転動作に連動する内ボックス20のスライド量を大にすることができる。
収納物A2を第2の収納部21cに収納可能としているので、オーナーズマニュアル等の使用頻度の少ないものを第2の収納部21cに収納できる。その結果、ドア30を開閉させて内ボックス40をスライドさせるときに、使用頻度の少ない収納物の荷重がかかることはない。
20 固定部材
21 凹部
21a 凹部の開口
23 ガイドレール
30 ドア
40 内ボックス
41 内ボックスの下壁
42 内ボックスの側壁
42c ガイド突起
50 連動機構
51 アーム
52 突起
53 長溝
A1、A2 収納物
Claims (4)
- 凹部を備える固定部材と、
前記凹部の開口を開閉可能に前記固定部材に回動可能に支持されるドアと、
前記固定部材に前記凹部から突出する突出位置と前記凹部内に収納される収納位置とにスライド可能に支持される内ボックスと、
前記ドアの回転動作に連動して前記内ボックスを前記固定部材に対してスライドさせる連動機構と、
を有し、
前記内ボックスは下壁部と該下壁部から上方に立ち上がる側壁部を備えており、前記下壁部の少なくとも一部が屈曲可能とされている、車両用収納物保持装置。 - 前記固定部材はガイドレールを備え、前記内ボックスは前記ガイドレールに沿って可動なガイド突起を備えている、請求項1記載の車両用収納物保持装置。
- 前記連動機構は、前記ドアから前記凹部内に延びており延び方向先端部に突起が設けられるアームと、前記内ボックスに設けられ前記アームの先端部の突起が入り込む長溝と、を備える請求項1記載の車両用収納物保持装置。
- 前記長溝は前記内ボックスのスライド方向と直交またはほぼ直交する方向に直線状に延びている請求項3記載の車両用収納物保持装置。
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