JP4203196B2 - 車両用内装部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車内に配置される車両用内装部材に関し、とくにその開閉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用内装部材の蓋体の開閉構造には、(i)回転のみのタイプと、(ii)回転と移動の組合せのタイプとがある。
(i)回転のみのタイプ
図13に示すように、蓋体2は1つの回転軸1の周りに回動する。蓋体2を手動で開閉する場合、蓋体2の開状態において、手が蓋体2にひっかかるように、蓋体2を完全に収納させずに蓋体の一部2aが意匠面4から突出するようにしてある。
(ii)回転と移動の組合せのタイプ
特開平9−132085号公報に示すように、蓋体は開く時に、所定位置まで回動し、その後、開位置まで回動および移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の(i)、(ii)の車両用内装部材にはつぎの問題がある。
(i)回転のみのタイプ
蓋体2の開閉動が回動のみのため、蓋体2が開閉する時、蓋体2が本体部3に干渉し易い。ただし、回転軸1が移動しないため、開閉機構に回転アクチュエータを取付けることは容易である。
(ii)回転と移動の組合せのタイプ
蓋体は回動した後で回動および移動するので、蓋体を回動して開いた後蓋体を移動させて引き込むことにより、蓋体が本体部に干渉しないようにすることが容易に達成できる。しかし、回転軸が移動するので開閉機構として回転タイプ(移動はしないタイプ)のアクチュエータを採用することは困難である。ただし、蓋体の回動と移動の両方の動きを伴うようにした開閉構造では、確実な蓋体の回動・移動を得るには、蓋体が回動のみをする領域では回動軸が回動のみして移動はしないようにすることが必要である。
本発明の目的は、蓋体の開閉時に蓋体が他の部位と干渉しないようにすることができ、必要ならば蓋体の開閉機構にアクチュエータを採用することができ、かつ、蓋体が回動のみする領域では蓋体の回動軸は回動はするが移動はしない、車両用内装部材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
車両の内装部品の本体部と、
前記本体部に対し回動および移動可能とされた蓋体と、
前記本体部に対し移動可能とされたアクチュエータと、
前記アクチュエータの移動を前記蓋体の回動および移動に変換する変換機構と、
を有し、
前記変換機構は、
前記蓋体と前記アクチュエータに回動可能に連結された第1の連結部材と、
前記本体部または該本体部に固定されたレール部材に形成された第1のガイド溝と第2のガイド溝とからなるガイド溝と、
前記第1のガイド溝内を移動および回動可能な第1のピンと前記第2のガイド溝内を移動および回動可能な第2のピンが連結または固定されたアーム部と、該アーム部と前記蓋体とを連結する連結部と、からなる第2の連結部材と、
からなる車両用内装部材であって、
前記第1のガイド溝は、直線部および/または湾曲部と、該直線部および/または湾曲部に連なり該直線部および/または湾曲部より溝幅が大とされた幅大部と、からなり、
前記第1のピンの断面形状は前記直線部および/または湾曲部の溝幅より大とされた長軸と前記直線部および/または湾曲部の溝幅より小とされた短軸とを有する偏平形状となっている、
車両用内装部材。
【0005】
上記の車両用内装部材では、蓋体は本体部に対し回動および移動可能とされているので、開閉時に蓋体が本体部に干渉しないようにすることを容易に達成できる。また、アクチュエータの単一の動きである移動は、変換機構により、蓋体の回動および移動という2つの動きに変換されるので、2つの動きを伴う蓋体の開閉機構に単一の動きしかできないアクチュエータを採用することができる。
また、第1のガイド溝は直線部および/または湾曲部と幅大部とからなり、第1のピンの断面形状は偏平形状となっているので、第1のピンの長軸方向と直線部および/または湾曲部の幅大部側端部とが平行の時以外、第1のピンは幅大部から直線部および/または湾曲部側に移動することができない。そのため、第1のピンを第1のガイド溝の幅大部に位置させた時、アーム部が回転し、第2のピンのみが第2のガイド溝の弧状部内を動く。したがって、蓋体が回動のみをする領域では蓋体は回動はするが移動はしない。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明実施例では、車両用内装部材はカーオーディオからなる。ただし、本発明の車両用内装部材はカーオーディオに限定されるものではなく、たとえばナビゲーションシステムであってもよく、小物等が収納可能な収納部であってもよい。
本発明実施例では、車両用内装部材はインスツルメントパネルに設けられている。ただし、本発明の車両用内装部材はインスツルメントパネル以外に設けられていてもよく、たとえばコンソールパネルに設けられていてもよい。
【0007】
本発明実施例の車両用内装部材は、図1に示すように、本体部10と、蓋体20と、変換機構100と、を有する。変換機構100は、第1の連結部材40と、第1のガイド溝51と第2のガイド溝52とからなるガイド溝50と、アーム部61と連結部62とからなる第2の連結部材60とからなる。さらに、本発明実施例の車両用内装部材は、アクチュエータ30を有していてもよい。アクチュエータ30を有する場合、本発明実施例の車両用内装部材は蓋体20とアクチュエータ30を連結する第1の連結部材40を有している。
以下、本発明実施例の車両用内装部材がアクチュエータ30を有する場合を説明する。
【0008】
本体部10の上面11には、プレート12が固定して取り付けられている。プレート12の上面には、車両前後方向に延びる棒状態が固定されていて、その側面にラック12aが形成されている。ラック12aは、図9に示すように、アクチュエータ30のピニオンギヤ33と噛合している。
【0009】
蓋体20は、図2に示すように、開閉可能で、本体部10に対し回動および移動可能である。
蓋体20は、閉時に本体部10の車両後方側に位置して本体部10を車室側から覆っており、開時に本体部10の上方に位置する。ただし、蓋体20の開・閉時の位置は、本体部10の車両後方側および上方に限定されるものではなく、本体部10の設置位置等により、他の位置(たとえば、蓋体20の閉時の位置が本体部10の上方であり、蓋体20の開時の位置が本体部10の車両前方側の位置)であってもよい。
【0010】
図1に示すように、蓋体20は、蓋体20閉時における上端またはその近傍で、第1の連結部材40の車両後方側端部またはその近傍と回動可能に連結されている。蓋体20が閉状態にある時、蓋体20のうち、第1の連結部材40と連結されている部位の上側部分に、上下方向に蓋体20の上端まで延びる切込み21が形成されている。切込み21があることにより、蓋体20開閉時の第1の連結部材40との干渉が防止される。蓋体20は、車両左右方向両端部またはその近傍で、第2の連結部材60の連結部62に連結されている。
【0011】
アクチュエータ30は、たとえば電気モータからなる。アクチュエータ30は、本体部20の上面11に固定されたプレート12に、該プレート12に対して移動可能に取り付けられている。アクチュエータ30は、プレート12の車両前方側端部またはその近傍から、プレート12の車両後方側端部またはその近傍まで、本体部20およびプレート12に対して、車両前後方向に移動可能とされている。アクチュエータ30は、第1の連結部材40の車両前方側端部またはその近傍と回動可能に連結されている。
アクチュエータ30は、ボックス状とされている。アクチュエータ30は、図8、図9に示すように、その内部に、モータ31、ウォームギヤ32、ピニオンギヤ33が配置されている。モータ31が回転するとウォームギヤ32を介してピニオンギヤ33が回転する構造となっている。ピニオンギヤ33がプレート12のラック12aと噛合することにより、アクチュエータ30はプレート12および本体部10に対して車両前後方向に移動可能とされている。
第1の連結部材40は、蓋体20とアクチュエータ30を連結する部材で、図1、図2に示すように、蓋体20とアクチュエータ30に回動可能に連結されている。
【0012】
第1のガイド溝51と第2のガイド溝52からなるガイド溝50は、本体部10の車両左右方向両側壁13に固定して取り付けられたレール部材70に形成されている。ガイド溝50は、レール部材70を車両左右方向に貫通して形成されていてもよいし、本体部10側に凹となる凹形状からなっていてもよい。
【0013】
図2〜図7に示すように、第1のガイド溝51は、車両前後方向に延びており、車両前方側に行くにつれて上方に上がる形状となっている。第1のガイド溝51の車両前方側の端部51aは、レール部材70の車両前後方向中央部またはその近傍に位置しており、第1のガイド溝51の車両後方側の端部51bは、レール部材70の車両後方側端部またはその近傍に位置している。
【0014】
第1のガイド溝51は、図10〜図12に示すように、直線部および/または湾曲部51cと幅大部51dとからなる。ここで、直線部および/または湾曲部とは、直線部と湾曲部、直線部、湾曲部の何れかからなることを意味する。直線部および/または湾曲部51cは、第1のガイド溝51の車両前方側の端部51aから第1のガイド溝51の車両後方側の端部51b近傍まで延びている。幅大部51dは、第1のガイド溝51の車両後方側の端部51b位置に形成されている。幅大部51dの溝幅Sは、直線部および/または湾曲部51cの溝幅S’より大とされている。幅大部51dは、直線部および/または湾曲部51cの車両後方側の端部51eが面取りされて、直線部および/または湾曲部51cの車両後方側の端部51eに連なっている。
【0015】
第2のガイド溝52は、図2〜図7に示すように、第1のガイド溝51より上側に形成されており、車両前後方向に延びている。第2のガイド溝52の車両前方側の端部52aは、レール部材70の車両前方側端部またはその近傍に位置しており、第2のガイド溝52の車両後方側の端部52bは、レール部材70の車両後方側端部またはその近傍に位置している。
【0016】
第2のガイド溝52は、弧状部52cと直線部および/または湾曲部52dとからなる。弧状部52cは、第2のガイド溝52の車両後方側の端部52bから第2のガイド溝52の車両前後方向中央部またはその近傍まで、第1のガイド溝51の溝幅部51d(第1のガイド溝51の車両後方側端部51b)を中心として弧状に延びている。直線部および/または湾曲部52dは、第2のガイド溝52の車両前後方向中央部で弧状部52cに連なり、第2のガイド溝52の車両前後方向中央部またはその近傍から車両前方側の端部52aまで、第1のガイド溝51の溝幅部51d(第1のガイド溝51の車両後方側端部51b)から離れる方向に延びている。直線部および/または湾曲部52dは、第1のガイド溝51と同様に、車両前方側に行くにつれて上方に上がる形状となっていてもよい。
【0017】
第2の連結部材60はアーム部61とそれに連なる連結部62とからなる。第2の連結部材60には2つのピン61a、61bが取り付けられており、ピン61a、61b間の部分がアーム部61である。
アーム部61により、第1のピン61aと第2のピン61bとの間の距離は一定とされている。ここで、ピン61a、61bの動きにおいて、移動とは、ガイド溝内でピンの回転を伴うことなく動くことを意味しており、回動とは、ガイド溝内におけるピンで位置を変えることなく回転することを意味する。
【0018】
第1のピン61aは、第1のガイド溝51内を移動および回動可能とされており、第2のピン61bは第2のガイド溝52内を移動および回動可能とされている。第1のピン61aは第1のガイド溝51の幅大部51dで移動はせず回動のみを実行する。第1のピン61aの断面形状は、図10〜図12に示すように、第1の直線部51の直線部および/または湾曲部51cの溝幅S’より大とされた長軸と、該溝幅S’より小とされた短軸とを有する偏平形状となっている。第1のピン61aの長軸方向両端は、幅大部51dの溝壁面に合致する形状とされている。
【0019】
第2の連結部材60の連結部62は、アーム部61と一体に形成されるか、または別体に形成されてアーム部61に固定されている。ただし、本発明図示例では、アーム部61と連結部62は一体に形成されている場合を示している。連結部62は、一端で蓋体20と固定されている。
【0020】
つぎに、蓋体20の開閉動を、閉位置から開位置までの動きを例にとって説明する。ただし、蓋体20の開位置から閉位置への動きは、蓋体20の閉位置から開位置への動きと逆となるため省略する。
蓋体20が閉位置にある時、図2、図3に示すように、アクチュエータ30はプレート12の車両後方側端またはその近傍に位置している。また、第1のピン61aは、第1のガイド溝51の幅大部51dに位置しており、第2のピン61bは、第2のガイド溝52の車両後方側の端部52bまたはその近傍に位置している。
【0021】
図示略のスイッチを操作することによりアクチュエータ30のモータ31が回転し、ピニオン・ラック機構を介してアクチュエータ30がプレート12上を車両前方側に移動する。アクチュエータ30が車両前方側に移動することにより、図5に示すように、蓋体20は、第1の連結部材40を介してアクチュエータ30で引っ張られて、第1のガイド溝51の幅大部51d周りに回動して上方側に引上げられる(ただし、図5ではアクチュエータ30と第1の連結部材40は省略されている)。そのとき、第1のピン61aは、第1のガイド溝51の幅大部51d内で、第1のピン61aの長軸方向が直線部および/または湾曲部51cの車両後方側の端部51eと平行となる方向に向って、移動はすることなく回動のみをする。また、第2のピン61bは、第2のガイド溝52の弧状部52c内を車両前方側に向って移動する。
【0022】
さらにアクチュエータ30が車両前方側に移動すると、蓋体20は第1の連結部材40を介して本体部10の上方で車両前方側に回動を伴いつつ移動し、引き込まれる。そのとき、第1のピン61aは、第1のピン61aの長軸方向が第1のガイド溝51の直線部および/または湾曲部51cの端部51eと平行な状態で幅大部51dから出て直線部および/または湾曲部51c内に移動し、直線部および/または湾曲部51c内を車両前方側の端部51a側に移動する。また、第2のピン61bは、第2のガイド溝52の弧状部52cから出て、第2のガイド溝52の直線部および/または湾曲部52d内を車両前方側端部52aに向って移動する。このとき、第2のピン61bの移動は回転を伴っていてもよい。
【0023】
蓋体20が開位置に到達した時、図2、図6に示すように、アクチュエータ30の移動は図示略のセンサ等により止まる。その時、アクチュエータ30はプレート12の車両前方側端部またはその近傍に位置している。また、第1のピン61aは、第1のガイド溝51の車両前方側の端部51aまたはその近傍に位置しており、第2のピン61bは、第2のガイド溝52の車両前方側の端部52aまたはその近傍に位置している。
【0024】
つぎに、作用を説明する。
蓋体20は本体部10に対し回動および移動可能とされているので、蓋体20を開いた後引き込むことが可能となり、開閉・引込み時に蓋体20が本体部10等の他の部位に干渉しないようにすることを容易に達成できる(回動のみだと干渉してしまう)。
また、アクチュエータ30の本体部10に対する単一の動きである移動(モータ31の回転をピニオン・ラック機構で直線動とした移動)は、変換機構100により、蓋体20の回動および移動という2つの動きに変換されるので、回転式(移動はしないタイプ)のアクチュエータ(モータ)を2つの動きを伴う蓋体20の開閉に採用することができる。蓋体20が回動と移動の両方の動きをする場合は、従来はモータの採用は難しかったが、変換機構100があるため、蓋体20が回動と移動の両方の動きを伴っても、その開閉にモータ31を利用することができるようになった。そして、モータ31の採用により、蓋体20の開閉を自動化できる。
また、蓋体20には切込み21が形成されているため、蓋体20が本体部10に対して回動する時、蓋体20と第1の連結部材40とが干渉することを防止することができる。
【0025】
第1のガイド溝51が直線部および/または湾曲部51cと幅大部51dとからなり、第1のピン61aの断面形状は長軸と短軸とを有する偏平形状となっている。また、第1のピン61aの長軸方向の長さは、直線部および/または湾曲部51cの幅S’よりも大とされ、幅大部51dの幅Sよりも小とされている。そのため、第1のピン61aの長軸方向と直線部および/または湾曲部51cの幅大部側の端部51eとが平行の時以外、第1のピン61aは幅大部61dから直線部および/または湾曲部51c側に移動することができない。したがって、第1のピン61aを第1のガイド溝51の幅大部51dに位置させた時、アーム部61が回転し、第2のピン61bのみが第2のガイド溝52の弧状部52c内を動く。そのため、蓋体20が回動のみをする領域では、蓋体20は回動はするが移動はしない。
【0026】
本発明実施例では、アクチュエータ30を設け、蓋体20とアクチュエータ30を第1の連結部40を介して連結している場合を示しているが、アクチュエータ30を設けずに、手動で蓋体20を回動および移動させてもよい。
また、ラック12aはプレート12に形成されている場合を示しているが、ラック12aはプレート12に形成されず、本体部10の上面11に設けられていてもよい。
また、レール部材70が形成されている場合を示しているが、本体部10の車両左右方向の両端壁13に、ガイド溝50が形成されていてもよい。
【0027】
【発明の効果】
請求項1記載の車両用内装部材によれば、蓋体は本体部に対し回動および移動可能とされているので、開閉時に蓋体が本体部に干渉しないようにすることを容易に達成できる。また、アクチュエータの単一の動きである移動は、変換機構により、蓋体の回動および移動という2つの動きに変換されるので、2つの動きを伴う蓋体の開閉機構に単一の動きしかできないアクチュエータを採用することができる。
また、第1のガイド溝は直線部および/または湾曲部と幅大部とからなり、第1のピンの断面形状は偏平形状となっているので、第1のピンの長軸方向と直線部および/または湾曲部の幅大部側端部とが平行の時以外、第1のピンは幅大部から直線部および/または湾曲部側に移動することができない。そのため、第1のピンを第1のガイド溝の幅大部に位置させた時、アーム部が回転し、第2のピンのみが第2のガイド溝の弧状部内を動く。したがって、蓋体が回動のみをする領域では蓋体は回動はするが移動はしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例の車両用内装部材の蓋体閉時における斜視図である。
【図2】 図1のA視図である。
【図3】 図1の側面図である。
【図4】 図3において、蓋体と第1の連結部材との位置関係を示すために第2の連結部材を省略した側面図である。
【図5】 本発明実施例の車両用内装部材の蓋体回動時の側面図である。ただし、アクチュエータと第1の連結部材は省略してある。
【図6】 本発明実施例の車両用内装部材の蓋体開時おける側面図である。
【図7】 蓋体開時における、第1の連結部材と蓋体との位置関係および第1、第2のピンの位置を示す側面図である。
【図8】 アクチュエータの断面図である。
【図9】 アクチュエータの断面図である。
【図10】 第1のガイド溝の幅大部とその近傍のみを示す側面図である。
【図11】 第1のガイド溝の幅大部とその近傍のみを示す断面図である。
【図12】 第1のガイド溝の幅大部とその近傍のみを示す断面図である。
【図13】 従来の、回転軸が1つのみからなり、手動により開閉操作を行う、車両用内装部材を示す断面図である。
【符号の説明】
10 本体部
20 蓋体
30 アクチュエータ
40 第1の連結部材
50 ガイド溝
51 第1のガイド溝
51c 直線部および/または湾曲部
51d 幅大部
52 第2のガイド溝
52c 弧状部
52d 直線部および/または湾曲部
60 第2の連結部材
61 アーム部
61a 第1のピン
61b 第2のピン
62 連結部
70 レール部材
Claims (1)
- 車両の内装部品の本体部と、
前記本体部に対し回動および移動可能とされた蓋体と、
前記本体部に対し移動可能とされたアクチュエータと、
前記アクチュエータの移動を前記蓋体の回動および移動に変換する変換機構と、
を有し、
前記変換機構は、
前記蓋体と前記アクチュエータに回動可能に連結された第1の連結部材と、
前記本体部または該本体部に固定されたレール部材に形成された第1のガイド溝と第2のガイド溝とからなるガイド溝と、
前記第1のガイド溝内を移動および回動可能な第1のピンと前記第2のガイド溝内を移動および回動可能な第2のピンが連結または固定されたアーム部と、該アーム部と前記蓋体とを連結する連結部と、からなる第2の連結部材と、
からなる車両用内装部材であって、
前記第1のガイド溝は、直線部および/または湾曲部と、該直線部および/または湾曲部に連なり該直線部および/または湾曲部より溝幅が大とされた幅大部と、からなり、
前記第1のピンの断面形状は前記直線部および/または湾曲部の溝幅より大とされた長軸と前記直線部および/または湾曲部の溝幅より小とされた短軸とを有する偏平形状となっている、
車両用内装部材。
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