JPH0121890Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0121890Y2 JPH0121890Y2 JP1982124582U JP12458282U JPH0121890Y2 JP H0121890 Y2 JPH0121890 Y2 JP H0121890Y2 JP 1982124582 U JP1982124582 U JP 1982124582U JP 12458282 U JP12458282 U JP 12458282U JP H0121890 Y2 JPH0121890 Y2 JP H0121890Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- lid
- opening
- instrument panel
- small item
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は自動車の小物収納ボツクスの改良に
関するものである。
関するものである。
従来、自動車のインストルメントパネルに設け
られた小物収納ボツクスとして引出し式のものが
知られているが、これは前席の乗員が引出しを手
前に引く操作が行ないにくいという欠点がある。
また実開昭56−127153号公報ではボツクスを手前
に引出すことによつて上蓋が開くようにした構造
が開示されているが、この構造では小物収納ボツ
クスを引出して上蓋を開いた状態にしても、上蓋
自体が上記小物収納ボツクスの上面開口部の上方
に位置することになり、このため上記小物収納ボ
ツクスからの小物の出入れに際して上記開口部を
十分に広く活用することができないという欠点が
ある。またインストルメントパネルの上面板の一
部が切欠かれ、これが開閉蓋となつているために
インストルメントパネル全体の強度が弱くなると
いう欠点がある。しかもこの構造においても、小
物収納ボツクスを開くにはその小物収納ボツクス
自体を手前に引出す操作を行わなければならず、
その操作が行いにくいという欠点については解消
されていない。
られた小物収納ボツクスとして引出し式のものが
知られているが、これは前席の乗員が引出しを手
前に引く操作が行ないにくいという欠点がある。
また実開昭56−127153号公報ではボツクスを手前
に引出すことによつて上蓋が開くようにした構造
が開示されているが、この構造では小物収納ボツ
クスを引出して上蓋を開いた状態にしても、上蓋
自体が上記小物収納ボツクスの上面開口部の上方
に位置することになり、このため上記小物収納ボ
ツクスからの小物の出入れに際して上記開口部を
十分に広く活用することができないという欠点が
ある。またインストルメントパネルの上面板の一
部が切欠かれ、これが開閉蓋となつているために
インストルメントパネル全体の強度が弱くなると
いう欠点がある。しかもこの構造においても、小
物収納ボツクスを開くにはその小物収納ボツクス
自体を手前に引出す操作を行わなければならず、
その操作が行いにくいという欠点については解消
されていない。
この考案はこのような従来の欠点の解決のため
になされたものであり、インストルメントパネル
の強度を弱めることなく、しかもボツクスの開閉
操作を容易に行なうことができる構造を提供する
ものである。すなわち、この考案は、インストル
メントパネルの前面に形成された開口部に、下端
部に設けられたヒンジを中心に回動して上記開口
部を開閉するリツドが設けられ、このリツドの内
面側のインストルメントパネル内に上方が開放さ
れてなる小物収納ボツクスが配置されていて、こ
の小物収納ボツクスはその両側のガイド部材によ
つて前後動可能に保持されており、上記リツドの
開閉に連動して小物収納ボツクスが上記インスト
ルメントパネルの開口部から出没するよう上記リ
ツドの開閉に伴う回転運動を小物収納ボツクスの
出没に伴う前後運動に変換させる連結手段を介し
て互いに連結したものである。
になされたものであり、インストルメントパネル
の強度を弱めることなく、しかもボツクスの開閉
操作を容易に行なうことができる構造を提供する
ものである。すなわち、この考案は、インストル
メントパネルの前面に形成された開口部に、下端
部に設けられたヒンジを中心に回動して上記開口
部を開閉するリツドが設けられ、このリツドの内
面側のインストルメントパネル内に上方が開放さ
れてなる小物収納ボツクスが配置されていて、こ
の小物収納ボツクスはその両側のガイド部材によ
つて前後動可能に保持されており、上記リツドの
開閉に連動して小物収納ボツクスが上記インスト
ルメントパネルの開口部から出没するよう上記リ
ツドの開閉に伴う回転運動を小物収納ボツクスの
出没に伴う前後運動に変換させる連結手段を介し
て互いに連結したものである。
以下、この考案の実施例を図面によつて説明す
る。第1図および第2図において、インストルメ
ントパネル1の前面には開口部が切欠き形成さ
れ、この開口部を覆うリツド2がその下端部のヒ
ンジ3を中心に回動して開閉するようにインスト
ルメントパネル1の下部材に取付けられている。
ヒンジ3は例えばポリプロピレンの薄肉ヒンジで
構成すればよい。リツド2の奥側には上方が開放
されてなる小物収納ボツクス4が配置され、小物
収納ボツクス4はその上端面側でインストルメン
トパネル1に取付けられたガイド部材5によつて
保持されている。すなわち、ガイド部材5には前
後方向に延びる溝6が形成され、小物収納ボツク
ス4の側方に突出する突起7が上記溝6に嵌入さ
れることによつて小物収納ボツクス4が吊り下げ
られた状態になつている。突起7は溝6中を前後
方向に移動可能でかつ小物収納ボツクス4が揺動
しないように長円形に形成されている。また小物
収納ボツクス4の側面にはガイド部材5の溝6と
平行にラツクギア8を取付け、これと噛合する扇
形のギア9をリツド2に取付けて連結手段である
ギア部材が構成されている。図面では小物収納ボ
ツクス4の一方の側面についてのみ示している
が、他方の側面も同様の構成となつている。但
し、ラツクギア8およびギア9はいずれか一方の
側にのみ設けてもよい。
る。第1図および第2図において、インストルメ
ントパネル1の前面には開口部が切欠き形成さ
れ、この開口部を覆うリツド2がその下端部のヒ
ンジ3を中心に回動して開閉するようにインスト
ルメントパネル1の下部材に取付けられている。
ヒンジ3は例えばポリプロピレンの薄肉ヒンジで
構成すればよい。リツド2の奥側には上方が開放
されてなる小物収納ボツクス4が配置され、小物
収納ボツクス4はその上端面側でインストルメン
トパネル1に取付けられたガイド部材5によつて
保持されている。すなわち、ガイド部材5には前
後方向に延びる溝6が形成され、小物収納ボツク
ス4の側方に突出する突起7が上記溝6に嵌入さ
れることによつて小物収納ボツクス4が吊り下げ
られた状態になつている。突起7は溝6中を前後
方向に移動可能でかつ小物収納ボツクス4が揺動
しないように長円形に形成されている。また小物
収納ボツクス4の側面にはガイド部材5の溝6と
平行にラツクギア8を取付け、これと噛合する扇
形のギア9をリツド2に取付けて連結手段である
ギア部材が構成されている。図面では小物収納ボ
ツクス4の一方の側面についてのみ示している
が、他方の側面も同様の構成となつている。但
し、ラツクギア8およびギア9はいずれか一方の
側にのみ設けてもよい。
上記構成において、第2図の閉鎖状態からヒン
ジ3を中心にリツド2を回動させるとリツド2と
一体のギア9も回動し、これを噛合するラツクギ
ア8を手前側に引くため、突起7が溝6中を移動
して小物収納ボツクス4が第1,3図に示される
ようにインストルメントパネル1の開口部からそ
の前面側に突出される。この状態においては、リ
ツド2は小物収納ボツクス4の下方に位置するた
めに、小物収納ボツクス4の上方にその上面開口
部を遮るものは存在せず、したがつて上記小物収
納ボツクス4の上面開口部を十分に広く活用して
小物の出入れを行うことができる。この開き状態
から閉鎖状態にするには、第3図矢印で示すよう
にリツド2をヒンジ3を中心に回動させればよ
く、これによつてギア9がラツクギア8を後方に
押し、突起7が溝6中を前方に移動することによ
つて第2図の閉鎖状態になる。つまり、小物収納
ボツクス4がインストルメントパネル面から没入
される。このように小物収納ボツクス4の開閉は
リツド2を回動させることによつて行なわれ、乗
員が手を手前に引き寄せる動作は必要ないために
操作が容易である。
ジ3を中心にリツド2を回動させるとリツド2と
一体のギア9も回動し、これを噛合するラツクギ
ア8を手前側に引くため、突起7が溝6中を移動
して小物収納ボツクス4が第1,3図に示される
ようにインストルメントパネル1の開口部からそ
の前面側に突出される。この状態においては、リ
ツド2は小物収納ボツクス4の下方に位置するた
めに、小物収納ボツクス4の上方にその上面開口
部を遮るものは存在せず、したがつて上記小物収
納ボツクス4の上面開口部を十分に広く活用して
小物の出入れを行うことができる。この開き状態
から閉鎖状態にするには、第3図矢印で示すよう
にリツド2をヒンジ3を中心に回動させればよ
く、これによつてギア9がラツクギア8を後方に
押し、突起7が溝6中を前方に移動することによ
つて第2図の閉鎖状態になる。つまり、小物収納
ボツクス4がインストルメントパネル面から没入
される。このように小物収納ボツクス4の開閉は
リツド2を回動させることによつて行なわれ、乗
員が手を手前に引き寄せる動作は必要ないために
操作が容易である。
第4図はこの考案の他の実施例を示し、インス
トルメントパネル1に取付けたガイド部材15に
は上記同様の溝16が形成され、小物収納ボツク
ス4の側面に取付けた突起17がこの溝16に移
動可能に嵌入されることによつて小物収納ボツク
ス4がガイド部材15により保持されている。ま
たリツド2には上記ギア9の代りに腕21が設け
られ、その先端の軸22と突起17の軸23とが
連結杆24によつて連結されてリンク部材が構成
されている。なお、ガイド部材15は小物収納ボ
ツクス4の両側に配置され、また腕21は少なく
とも一方の側に配置すればよい。
トルメントパネル1に取付けたガイド部材15に
は上記同様の溝16が形成され、小物収納ボツク
ス4の側面に取付けた突起17がこの溝16に移
動可能に嵌入されることによつて小物収納ボツク
ス4がガイド部材15により保持されている。ま
たリツド2には上記ギア9の代りに腕21が設け
られ、その先端の軸22と突起17の軸23とが
連結杆24によつて連結されてリンク部材が構成
されている。なお、ガイド部材15は小物収納ボ
ツクス4の両側に配置され、また腕21は少なく
とも一方の側に配置すればよい。
上記構成において、リツド2を回動させると、
リツド2と一体の腕21も回動してその先端の軸
22は円弧軌跡を描くが、これと連結杆24を介
して連結されている突起17は溝16中を直線移
動し、第4図仮想線に示すように開き状態にな
る。またこの状態からリツド2を閉じると腕21
が連結杆24を介して突起17を押し、実線に示
す状態になる。従つて、この実施例においても常
にリツドを回動させる操作のみで小物収納ボツク
スが突出される。
リツド2と一体の腕21も回動してその先端の軸
22は円弧軌跡を描くが、これと連結杆24を介
して連結されている突起17は溝16中を直線移
動し、第4図仮想線に示すように開き状態にな
る。またこの状態からリツド2を閉じると腕21
が連結杆24を介して突起17を押し、実線に示
す状態になる。従つて、この実施例においても常
にリツドを回動させる操作のみで小物収納ボツク
スが突出される。
以上説明したように、この考案はインストルメ
ントパネルの前面のリツドを回動させることによ
つても小物収納ボツクスの引出しができるように
したものであり、開閉操作が容易に行なえるもの
である。しかも小物収納ボツクスが突出された状
態では、その上面開口部の上方を遮るものがない
ために、小物の出入れを容易に行うことができ
る。
ントパネルの前面のリツドを回動させることによ
つても小物収納ボツクスの引出しができるように
したものであり、開閉操作が容易に行なえるもの
である。しかも小物収納ボツクスが突出された状
態では、その上面開口部の上方を遮るものがない
ために、小物の出入れを容易に行うことができ
る。
第1図はこの考案の実施例を示す斜視図、第2
図はその閉鎖状態の部分断面側面図、第3図はそ
の開き状態の部分断面側面図、第4図は他の実施
例を示す部分断面側面図である。 1……インストルメントパネル、2……リツ
ド、3……ヒンジ、4……小物収納ボツクス、
5,15……ガイド部材、9……ギア、21……
腕。
図はその閉鎖状態の部分断面側面図、第3図はそ
の開き状態の部分断面側面図、第4図は他の実施
例を示す部分断面側面図である。 1……インストルメントパネル、2……リツ
ド、3……ヒンジ、4……小物収納ボツクス、
5,15……ガイド部材、9……ギア、21……
腕。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 インストルメントパネルの前面に形成された
開口部に、下端部に設けられたヒンジを中心に
回動して上記開口部を開閉するリツドが設けら
れ、このリツドの内面側のインストルメントパ
ネル内に上方が開放されてなる小物収納ボツク
スが配置されていて、この小物収納ボツクスは
その両側のガイド部材によつて前後動可能に保
持されており、上記リツドの開閉に連動して小
物収納ボツクスが上記インストルメントパネル
の開口部から出没するよう上記リツドの開閉に
伴う回転運動を小物収納ボツクスの出没に伴う
前後運動に変換させる連結手段を介して互いに
連結したことを特徴とする自動車の小物収納ボ
ツクス。 2 上記連結手段がギヤ部材であることを特徴と
する実用新案登録請求の範囲第1項記載の自動
車の小物収納ボツクス。 3 上記連結手段がリンク部材であることを特徴
とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の自
動車の小物収納ボツクス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12458282U JPS5927952U (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 自動車の小物収納ボツクス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12458282U JPS5927952U (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 自動車の小物収納ボツクス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927952U JPS5927952U (ja) | 1984-02-21 |
JPH0121890Y2 true JPH0121890Y2 (ja) | 1989-06-28 |
Family
ID=30283940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12458282U Granted JPS5927952U (ja) | 1982-08-17 | 1982-08-17 | 自動車の小物収納ボツクス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927952U (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60157554U (ja) * | 1984-03-30 | 1985-10-19 | 車体工業株式会社 | 自動車のグロ−ブボツクス |
JP2007290459A (ja) * | 2006-04-24 | 2007-11-08 | Shigeru Co Ltd | 車両用インストルメントパネル |
JP5407193B2 (ja) * | 2008-06-23 | 2014-02-05 | 日産自動車株式会社 | 車両用フットレスト |
JP2014180878A (ja) * | 2013-03-18 | 2014-09-29 | Kojima Press Industry Co Ltd | 車両用収納ボックス |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4834332U (ja) * | 1971-08-26 | 1973-04-25 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921972Y2 (ja) * | 1980-02-29 | 1984-06-30 | 日産車体株式会社 | 自動車用グロ−ブボツクス |
-
1982
- 1982-08-17 JP JP12458282U patent/JPS5927952U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4834332U (ja) * | 1971-08-26 | 1973-04-25 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927952U (ja) | 1984-02-21 |
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