JP3656435B2 - 車両用ドアポケット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアに設けられたドアポケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のドアポケットとしては図5に示すものが知られている。車両のドア1の車室内側に設けられたドアトリム2には開閉式のドアポケット本体3が設けられており、特に車室内の空間が限られる小型車に多く採用されている。図6(図5のA−A断面図)に示すように、ドアポケット(ドアポケット本体)3は、ドア1が閉じた状態でドアポケット3を開くと、ドアポケット3の底部の縁に設けられた支持部5を支点としてドアポケット3が回転し、開口部4がドアトリム2とシート6との間に移動してドアポケット3内部に物を収容できる。そして、ドアポケット3を閉じるとドアポケット3はドアトリム2内部に収納される。
【0003】
しかし、このようなドアポケット3は、ドアトリム2内部に収納されるため車室内の空間を有効に活用できるという利点はあるものの、大きい物を収納できるようにするためには、開口部4を大きくしたり、ドアポケット3の深さを深くすることが必要になる。しかし、開口部4の幅を広くすることは、ドア1の厚さや、ドアトリム2とシート6との間隔が限られるため限度がある。また、ドアポケット3の深さを深くすると開口部4の幅が狭いため内部に収納した物が取り出しにくいという欠点がある。
【0004】
そこで、ドアポケット3の深さが深く内部に収納した物が取り出し難いという問題を解決するものとしては、実開平5−24451号公報に記載のように、ドアトリムに設けられた固定式ドアポケットの底部の高さをスイッチ操作による電動ポンプの駆動で調節可能にしたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報にかかる従来技術では、底部をスイッチ操作により上下させるために、駆動装置やスイッチを設ける必要があり、構成部品が増加して構造が複雑になり、組み付け工数,コスト,ドアの重量が増加するという欠点がある。その上、この構造を開閉式のドアポケットに適用した場合には、ポケットの開操作とともに底を上げるスイッチ操作が必要になり、物の取り出しが不便であるという欠点もある。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、構造が簡単で、ドアポケット内部に収容した物を取り出しやすくした、開閉式ドアポケットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の車両用ドアポケットでは、ドアトリムに形成された凹部と、同凹部に対して格納可能に設けられたドアポケット本体と、同ドアポケット本体の底部をなし上下動可能に支持される可動底と、前記ドアポケット本体と前記ドアトリムとを前記ドアポケット本体が前記凹部に対して格納位置と解放位置とをとることができるように回動可能に連結する連結機構と、前記ドアポケット本体の位置に連動して前記ドアポケット本体が開放位置にあるときには上端位置になるとともに前記ドアポケット本体が格納位置にあるときには下端位置になるように前記可動底を上下動させる底移動機構とを備え、前記底移動機構は、前記ドアトリムに設けられた長穴であるドアトリム側ガイドと、前記ドアポケット本体に設けられた長穴であるポケット側ガイドと、前記可動底の両端から突設され前記ドアポケット側ガイド及び前記ドアトリム側ガイドの双方に移動自在に嵌入された軸とから構成され、前記ドアポケット本体の前記解放位置への回動に応じて前記ドアポケット側ガイドと前記ドアトリム側ガイドとの重なる部分が上方に移動するように構成されている。これによって、ドアポケット本体の開閉に応じてドアポケット本体の可動底を移動することができ、ドアポケット本体内に収納した物の取出しが容易になる。
前記ドアトリム側ガイドは下端から上端に向かって鉛直方向から車室内側に傾斜した弧状に形成され、前記ドアポケット側ガイドは鉛直方向に直線状に形成されていることが好ましい。
前記ドアトリム側ガイド,前記ドアポケット側ガイド及び軸は、前記可動底の両端にそれぞれ2つずつ設けられていることが好ましい。
前記可動底の前記ドアポケット本体と接触する部位に不織布が設けられていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4に基づいて、本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットについて説明する。なお、図1〜図4において、図5,図6に示す従来技術と同一の部材には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0009】
図1は本実施形態にかかるドアポケットの分解斜視図を示したものである。図1に示すように、ドアトリム2にはドアポケット本体(以下、ドアポケットという)3が収納される凹部7が形成され、凹部7の各々の側壁8,8には側壁8を貫通する略直線状のドアトリム側ガイド9,9が2本ずつ平行に形成されており、これらのドアトリム側ガイド9は下端から上端に向かって鉛直方向から車室内側に傾斜した弧状に形成されている。また、凹部7の車室側下方の端部には孔10が対をなして形成されている。
【0010】
また、ドアポケット3にはドアトリム2に設けられた孔10,10に遊嵌される突起11,11が設けられるとともに、ドアポケット3の側壁12,12には側壁12,12を貫通する直線状の長穴であるポケット側ガイド13,13が2本平行に形成されている。各ドアポケット側ガイド13はドアトリム2に収納された状態で鉛直方向に形成されている。
【0011】
そして、ドアポケット3内の下部には、ドアポケット3の底となる可動底15が装備される。この可動底15の両端には、それぞれ2本ずつの軸14が突設されており、これらの軸14は、いずれもドアポケット側ガイド13及びドアトリム側ガイド9,9に移動自在に嵌入される。
これらのドアトリム2,ドアポケット3,可動底15はそれぞれポリプロピレン(PP)等の樹脂により形成されている。そして、ドアトリム側ガイド9,ドアポケット側ガイド13,可動底15の軸14等の摺動部分には耐摩耗性のある樹脂(例えばポリアセタール)が用いられる。
【0012】
図2(a),(b)に示すように、可動底15とドアポケット3とドアトリム2とが組み付けられた状態では、ドアトリム2に形成された孔10にドアポケット3に設けられた突起11が遊嵌されてドアポケット3が回動可能に軸支され、支持部5を形成している。また、これらの孔10,突起11によって連結機構が構成される。さらに、可動底15に設けられた軸14は、ドアポケット側ガイド13とドアトリム側ガイド9とを貫通した状態となる。そして、軸14の端部には抜け止め用のストッパ16がねじ17により装着される。
【0013】
ドアポケット側ガイド13が、図2(a)に示すように、ドアポケット3の収納状態で長手方向が鉛直方向を向くように形成されているのに対して、ドアトリム側ガイド9は、下端がドアポケット側ガイド13の下端と重なるとともに、ドアポケット3の回転によりポケット側ガイド13が移動するにつれてドアトリム側ガイド9とドアポケット側ガイド13との重なる領域が上方に移動するように傾斜した弧状に形成されている。
【0014】
したがって、図2(a)に示すように、ドアポケット3がドアトリム2内に収納された状態では、ドアトリム側ガイド9とドアポケット側ガイド13とが重なって可動底15の軸14が貫通可能な位置が下端部となるので、可動底15はドアポケット3の最下部で固定される。そして、ドアポケット3が回動するにつれてドアポケット側ガイド13とドアトリム側ガイド9とが重なって可動底15の軸14が貫通可能となる位置は上方に移動し、可動底15がドアポケット3底部と平行に移動する。
【0015】
一方、図2(b)に示すように、ドアポケット3が完全に開いた状態では可動底15が上端ポケット側ガイド13とドアトリム側ガイド9とにより規制される移動範囲の上端まで移動することになる。これら、軸14,ドアポケット側ガイド13,ドアトリム側ガイド9によって底移動機構が構成される。
さらに、図3に示すように、可動底15に設けられた軸14は、略平行に設けられた2本のドアトリム側ガイド9の内側の縁部91,91と接触するとともに、略平行に設けられた2本のドアポケット側ガイド13の外側の縁部131,131に接触するように形成されている。これらの接触によって軸14がドアトリム側ガイド9及びドアポケット側ガイド13に案内され、ドアポケット3の開閉の動きに連動して可動底15がドアポケット3内で昇降するようになっている。また、可動底15の外側部には不織布18が設けられている。
【0016】
本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットは、上述のように構成されており、ドアポケット3が開くと可動底15が上方に移動するので、ドアポケット3内部に収められた物の出し入れが容易になるという利点がある。また、従来のドアポケットとほぼ同様の樹脂部品から構成され、モータ等の金属部品,電気回路,操作スイッチ等が用いられていないため、装置を簡素に構成できる。
【0017】
さらに、車両走行時の振動がドアポケット3に伝わっても、可動底15の軸14がドアトリム側ガイド9、ドアポケット側ガイド13に接触して固定されて振動発生を防止できるとともに、不織布18によりドアポケット3の内部の側壁に接触しても可動底15とドアポケット3との接触音の発生を防止することができる。
【0018】
なお、上記実施形態の変形例になるが、ドアトリム側ガイド9,ポケット側ガイド13,軸14を片側に一本ずつ設けるようにしても良く、その場合には上記と同様の効果を奏する他、構成がより単純になり組み付け工数、コストを低減することができる。
また、上記実施形態のさらに他の変形例について、図4を参照して説明すると、図4(a),(b)に示すように、この変形例では、ドアポケット3が底部の一縁を中心に回動して開くドアポケット構造ではなく、格納されたドアポケットを引き出す形式のドアポケットに同様のドアトリム側ガイド9,ドアポケット側ガイド13を設けた構造となっている。このような構成によっても、ドアポケット3を引き出すと可動底15が上方に移動するので、収納物の取り出しが容易にできるようになる。
【0019】
【発明の効果】
以上のように、本発明の車両用ドアポケットは、ドアトリムに形成された凹部と、同凹部に対して格納可能に設けられたドアポケット本体と、同ドアポケット本体の底部をなし上下動可能に支持される可動底と、前記ドアポケット本体と前記ドアトリムとを前記ドアポケット本体が前記凹部に対して格納位置と解放位置とをとることができるように回動可能に連結する連結機構と、前記ドアポケット本体の位置に連動して前記ドアポケット本体が開放位置にあるときには上端位置になるとともに前記ドアポケット本体が格納位置にあるときには下端位置になるように前記可動底を上下動させる底移動機構とを備えたので、ドアポケット本体の開閉に応じてドアポケット本体の可動底を移動させることができ、ドアポケット本体内の収納物の出し入れが容易になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットを示す分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットを示す要部断面図であり、(a)は格納時を示し、(b)は解放時を示す。
【図3】本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットのガイド部分の要部を示す拡大断面図である。
【図4】本発明の一実施形態としての車両用ドアポケットの変形例を示す要部断面図であり、(a)は格納時を示し、(b)は解放時を示す。
【図5】従来技術を示すドア内面の斜視図である。
【図6】図5のA−A矢視断面図である。
【符号の説明】
2 ドアトリム
3 ドアポケット本体(ドアポケット)
5 支持部
7 凹部
8 側壁
9 ドアトリム側ガイド(底移動機構)
10 孔(連結機構)
11 突起(連結機構)
12 側壁
13 ドアポケット側ガイド(底移動機構)
14 軸(底移動機構)
15 可動底

Claims (4)

  1. ドアトリムに形成された凹部と、
    同凹部に対して格納可能に設けられたドアポケット本体と、
    同ドアポケット本体の底部をなし上下動可能に支持される可動底と、
    前記ドアポケット本体と前記ドアトリムとを前記ドアポケット本体が前記凹部に対して格納位置と解放位置とをとることができるように回動可能に連結する連結機構と、
    前記ドアポケット本体の位置に連動して前記ドアポケット本体が開放位置にあるときには上端位置になるとともに前記ドアポケット本体が格納位置にあるときには下端位置になるように前記可動底を上下動させる底移動機構と、を備え
    前記底移動機構は、前記ドアトリムに設けられた長穴であるドアトリム側ガイドと、前記ドアポケット本体に設けられた長穴であるポケット側ガイドと、前記可動底の両端から突設され前記ドアポケット側ガイド及び前記ドアトリム側ガイドの双方に移動自在に嵌入された軸とから構成され、前記ドアポケット本体の前記解放位置への回動に応じて前記ドアポケット側ガイドと前記ドアトリム側ガイドとの重なる部分が上方に移動するように構成されている
    ことを特徴とする、車両用ドアポケット。
  2. 前記ドアトリム側ガイドは下端から上端に向かって鉛直方向から車室内側に傾斜した弧状に形成され、前記ドアポケット側ガイドは鉛直方向に直線状に形成されていることを特徴とする、請求項1記載の車両用ドアポケット。
  3. 前記ドアトリム側ガイド,前記ドアポケット側ガイド及び軸は、前記可動底の両端にそれぞれ2つずつ設けられていることを特徴とする、請求項1又は2記載の車両用ドアポケット。
  4. 前記可動底の前記ドアポケット本体と接触する部位に不織布が設けられていることを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用ドアポケット。
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