JP2009186652A - 光スキャナ - Google Patents

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Abstract

【課題】ミラー部の揺動時に、このミラー部の揺動軸がどの方向にも変位しない光スキャナを提供する。
【解決手段】各基体部25A、25Bの各反射ミラー部12側の端縁部は、その両端部を各支持梁部21A、21Bによって連結され、この各基体部25A、25Bの外側端縁部は、固定枠5に固定されている。また、各基体部25A、25Bには、各上部電極28A、28Bが形成された各圧電素子26A、26Bが形成されている。更に、各基体部25A、25B、各支持梁部21A、21B及び各圧電素子26A、26Bは、揺動軸15に対して直角方向に対称になるように設けられている。また、各捻れ梁部22A、22Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の両側面部から外側方向に同一面上に延びて、各支持梁部21A、21Bに連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光スキャナに関するものである。
従来より、ミラー部を揺動軸回りに揺動駆動して所定方向に光を走査する光スキャナに関して種々提案されている。
例えば、ミラー部と、このミラー部の両側に一端側が接続された一対の捻れ梁部とを残して中抜きされた基板が、その一端側を支持部材によって片持ち状に支持されると共に、この基板上の一部に圧電素子が形成された光スキャナがある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−293116号公報(段落(0018)〜(0027)、図6〜図13)
上述した特許文献1に記載される構成の光スキャナを駆動した一例について図9に基づいて説明する。図9は従来の光スキャナを共振状態で駆動した一例を示す側面図である。
図9に示すように、特許文献1に記載される構成の光スキャナ100では、基板111上に形成された圧電素子112に駆動電圧を印加して板波を発生させることによって、共振状態でミラー部113に捻れ振幅を発生させている。
しかしながら、基板111は一端側が片持ち状に支持されているため、基板111の他端側は振幅方向に変位する。このため、捻れ梁部114に発生する振幅方向の振動によって、ミラー部112の揺動軸115が振幅方向に変位して、反射面で反射される反射光の効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、ミラー部の揺動時に、このミラー部の揺動軸がどの方向にも変位しない光スキャナを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る光スキャナは、ミラー部を揺動軸回りに揺動駆動して所定方向に光を走査する光スキャナにおいて、前記ミラー部の揺動軸に沿って前記ミラー部の揺動軸方向両端に一端が接続される一対の捻れ梁部と、前記一対の捻れ梁部のそれぞれの他端が長手方向中央部に連結されて相対向するように形成される一対の支持梁部と、前記ミラー部を挟んで前記一対の支持梁部の各長手方向端部にそれぞれ内側端縁部が連結されて、前記揺動軸に対して直角方向に対称に配置される一対の平板状の基体部と、前記一対の基体部の外側端縁部が連結される固定部材と、前記一対の基体部の少なくとも一方の基体部の表面部に形成された励振手段と、を備え、前記励振手段の前記揺動軸に対して直角方向外側の端縁部は、前記基体部の外側端縁部から前記ミラー部側方向に離れるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に係る光スキャナは、請求項1に記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通り前記揺動軸に対して直交している軸線上に形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る光スキャナは、請求項1に記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、前記一対の基体部のそれぞれの表面に形成され、前記一対の基体部の一方の基体部に形成された励振手段と他方の基体部に形成された励振手段とは、互いに逆位相で振動するように駆動されることを特徴とする。
また、請求項4に係る光スキャナは、請求項3に記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置に対して前記ミラー部を挟んで点対称になるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項5に係る光スキャナは、請求項4に記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通り前記揺動軸に対して直交している軸線上に前記ミラー部を挟んで対称になるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項6に係る光スキャナは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光スキャナにおいて、前記ミラー部は、前記揺動軸に対して対称になるように形成されていることを特徴とする。
また、請求項7に係る光スキャナは、請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、前記ミラー部が前記一対の支持梁部の揺動と同位相で揺動するように駆動されることを特徴とする。
また、請求項8に係る光スキャナは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の光スキャナにおいて、前記励振手段は、圧電素子を含むことを特徴とする。
また、請求項9に係る光スキャナは、請求項8に記載の光スキャナにおいて、前記一対の基体部は導電性材料で形成され、前記圧電素子を含む励振手段は、前記圧電素子上に積層された上部電極を有することを特徴とする。
更に、請求項10に係る光スキャナは、請求項8に記載の光スキャナにおいて、前記一対の基体部は非導電性材料で形成され、前記圧電素子を含む励振手段は、前記基体部の表面部に積層されると共にその上側に前記圧電素子が積層される下部電極と、前記圧電素子上に積層された上部電極と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る光スキャナでは、一対の基体部の各内側端縁部は、一対の支持梁部によって連結され、この一対の基体部の各外側端縁部は、固定部材に固定されているため、励振手段によって揺動軸を節とする定在的な波を各基体部及び各支持梁部に発生させることが可能となる。これにより、ミラー部は、揺動軸上に形成された一対の捻れ梁部によって支持されるため、このミラー部の揺動軸をどの方向にも変位させることなく、ミラー部を揺動させることが可能となる。
また、励振手段は、固定部材に連結された基体部の外側端縁部からミラー部側方向に離れるように形成されているため、各基体部及び各支持梁部に定在的な波を確実に発生させることが可能となる。
また、請求項2に係る光スキャナでは、励振手段は、ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通りこの揺動軸に対して直交している軸線上に形成されているため、各基体部及び各支持梁部に揺動軸を節とする定在的な波を容易に励起することが可能となる。
また、請求項3に係る光スキャナでは、励振手段は、一対の基体部のそれぞれの表面に形成されて、互いに逆位相で振動するように駆動されるため、各基体部及び各支持梁部に励起される定在的な波の振幅を大きくし、ミラー部の揺動軸回りの変位量を容易に大きくすることが可能となる。
また、請求項4に係る光スキャナでは、励振手段は、ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置に対してミラー部を挟んで点対称になるように形成されているため、各基体部及び各支持梁部に揺動軸を節とする定在的な波を容易に励起することが可能となる。
また、請求項5に係る光スキャナでは、励振手段は、ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通りこの揺動軸に対して直交している軸線上に、ミラー部を挟んで対称になるように形成されているため、各基体部及び各支持梁部に励起される揺動軸を節とする定在的な波の振幅を大きくし、ミラー部の揺動軸回りの変位量を確実に大きくすることが可能となる。
また、請求項6に係る光スキャナでは、ミラー部は、揺動軸に対して対称になるように形成されているため、ミラー部を揺動軸回りにどの方向にも変位させることなく確実に揺動させることが可能となる。
また、請求項7に係る光スキャナでは、励振手段は、ミラー部が一対の支持梁部の揺動と同位相で揺動するように駆動されるため、ミラー部が一対の支持梁部の揺動と逆位相で揺動するように駆動された場合に比較して、ミラー部の揺動軸回りの変位量を確実に大きくすることが可能となる。
また、請求項8に係る光スキャナでは、励振手段は、圧電素子を含むため、この圧電素子に駆動電圧を印加することによって、各基体部及び各支持梁部に揺動軸を節とする定在的な波を容易に励起することが可能となる。
また、請求項9に係る光スキャナでは、一対の基体部を導電性材料で形成することによって、圧電素子の下部電極を形成する必要がなくなり、構造の簡素化を図ることが可能となる。
更に、請求項10に係る光スキャナでは、一対の基体部をシリコン等の非導電性材料で形成することによって、低熱膨張係数の材料を使用することが可能となり、使用環境の温度変動に対する安定性の向上を図ることが可能となる。また、上部電極、圧電素子及び下部電極を従来のスパッター法やCVD法等の薄膜技術で形成することが可能となる。
以下、本発明に係る光スキャナについて具体化した一実施例に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
[光スキャナの概略構成]
先ず、本実施例に係る光スキャナ1の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1は光スキャナ1の概略構成を模式的に示す分解斜視図である。図2は光スキャナ1の平面図である。図3は図2のX1−X1矢視断面図である。
図1乃至図3に示すように、光スキャナ1は、本体部2がベース3に装着されて構成されている。この本体部2は、ステンレス(例えば、SUS304やSUS430等である。)、チタン、鉄等、弾性を有する導電性材料を用いて、プレス加工又はエッチングによって形成されている。本体部2の厚さは、約30μm〜100μmとされている。
この本体部2は、図1の上部、図2及び図3に示すように、概略的には薄板長方形状を成している。本体部2は、外側に固定枠5を備え、その固定枠5の内側には、長手方向両側縁部に沿ってスリット状の一対の貫通孔6が、相互に対向するように形成されて、平面視長方形状の振動体8が設けられている。
また、振動体8は、長手方向中央位置に光が通過し得る平面視長方形状の貫通孔10が形成されている。そして、この貫通孔10の中央部には、反射面11が形成された平面視略長方形状の反射ミラー部12が、揺動軸15に対して直角方向、つまり、反射ミラー部12の長手方向対称になるように設けられている。尚、反射ミラー部12は、長方形に限らず、正方形、略四角形、菱形、多角形、円形、楕円形等であってもよい。
このような本体部2の構成に対応して、ベース3は、図1の下部、図2及び図3に示すように、本体部2との装着状態において固定枠5が装着されるべき支持部18と、振動体8と対向する凹部19とを有するように構成されている。凹部19は、本体部2をベース3に装着した状態において、振動体8が振動によって変位してもベース3と干渉しない形状を有するために形成されている。
また、反射ミラー部12の反射面11は、その長手方向の対称中心線でもある揺動軸15を中心として揺動させられる。振動体8は、さらに、その反射ミラー部12の揺動軸15上の両側面部から外側方向に同一面上に延びて、その反射ミラー部12を貫通孔10の相対向する両側縁部を形成する一対の支持梁部21A、21Bに連結する一対の捻れ梁部22A、22Bを備えている。つまり、反射ミラー部12の両側面部から、揺動軸15に沿って一対の捻れ梁部22A、22Bがそれぞれ互いに逆向きに延び出して、それぞれ相対向する一対の支持梁部21A、21Bに連結されている。
ここで、反射ミラー部12は、平面視長手方向が約800μm〜1200μmで、平面視短手方向(幅方向)が約100μm〜500μmに形成されている。また、一対の捻れ梁部22A、22Bは、揺動軸15に対して直交している平面視短手方向(幅方向)が約80μm〜150μmに形成され、揺動軸15に沿った長手方向が約250μm〜1500μmに形成されている。
また、相対向する一対の支持梁部21A、21Bは、揺動軸15に対して長手方向対称に形成されている。また、この一対の支持梁部21A、21Bの長手方向両端部は、反射ミラー部12を挟んで、揺動軸15に対して直角方向に対称に配置された一対の平板状の基体部25A、25Bの反射ミラー部12側の端縁部の両端にそれぞれ連結されている。また、この一対の基体部25A、25Bの外側端縁部は、固定枠5を介してベース3に固定されている。従って、反射ミラー部12、一対の支持梁部21A、21B及び一対の基体部25A、25Bは、揺動軸15に対して直角方向に対称になるように設けられている。
また、一対の基体部25A、25Bのそれぞれの表面部には、約1μm〜10μmの厚さで平面視約500μm〜1500μm角の略正方形に積層された一対の圧電素子26A、26Bが形成されている。尚、各圧電素子26A、26Bは、平面視正方形に限らず、平面視長方形、略四角形、菱形、多角形、円形、楕円形等であってもよい。
また、一対の圧電素子26A、26Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の揺動軸方向中央位置を通り、この揺動軸15に対して直交している軸線27上に中心位置が位置し、且つ、反射ミラー部12を挟んで揺動軸15に対して対称になるように形成されている。
また、各圧電素子26A、26Bの揺動軸15に対して直角方向外側の端縁部は、各基体部25A、25Bの外側端縁部、つまり、各基体部25A、25Bの固定枠5との連結部から反射ミラー部12側方向に所定距離離れるように形成されている。従って、各圧電素子26A、26Bの揺動軸15に対して直角方向外側の端縁部は、ベース3の支持部18の内側面から所定距離離れた位置に形成されている。これにより、後述のように各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bに揺動軸15を節とする定在的な波を発生させることができる(図5参照)。
この一対の圧電素子26A、26Bの作製方法は、先ず、固定枠5と振動体8との表面部において、各圧電素子26A、26Bを除いた部分にレジスト膜、若しくは、別途用意した各圧電素子26A、26Bを形成する形状部分が切り抜かれた金属片を用いてマスキングする。その後、PZT等の圧電素子のナノサイズの微粒子を吹付けることによって成膜を行なうエアロゾルデポジション法(AD法)によって、PZT等の圧電素子を約1μm〜10μm積層して各圧電素子26A、26Bを形成後、レジスト膜、若しくは、金属片を除去する。
また、各圧電素子26A、26Bの上側には、各圧電素子26A、26Bの周縁部と所定隙間を形成するように、約0.2μm〜0.6μmの厚さで積層された一対の上部電極28A、28Bが形成されている。
この一対の上部電極28A、28Bの作製方法は、先ず、固定枠5と振動体8との表面部において、各圧電素子26A、26B上に各上部電極28A、28Bを形成するように、各上部電極28A、28Bを形成する表面部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキングする。その後、物理気相成長法(PVD:PhysicalVapor Deposition)や真空蒸着法によって、白金(Pt)や金(Au)等を約0.2μm〜0.6μm積層して各上部電極28A、28Bを形成後、レジスト膜を除去する。例えば、各上部電極28A、28Bの部分にチタン(Ti)を0.05μm積層し、続いて、その上側に白金(Pt)を0.5μm積層後、レジスト膜を除去するようにしてもよい。
従って、後述のように、各基体部25A、25Bの外側端縁部に対向する固定枠5上の部分と各上部電極28A、28Bとにワイヤボンディングして、各基体部25A、25B上に形成された各圧電素子26A、26Bに駆動電圧を印加することが可能となる(図4参照)。つまり、反射ミラー部12、各捻れ梁部22A、22B及び各支持梁部21A、21Bに負荷を与えることなく、駆動電圧を印加することが可能となる。
尚、上述した本体部2の製造方法においては、圧電素子層として各圧電素子26A、26BをAD法で、上部電極層として各上部電極28A、28Bを物理気相成長法や真空蒸着法で形成した。また、各圧電素子26A、26Bも物理気相成長法や真空蒸着法で形成してもよい。また、各上部電極28A、28BをAD法で形成してもよい。この物理気相成長法には、例えば、真空中に不活性ガスを導入しながら基板とターゲット間に直流電圧あるいは交流電圧を印加し、イオン化した不活性ガスをターゲットに衝突させて、はじき飛ばされたターゲット物質を基板に成膜させるスパッタリングがある。但し、これに限らず、化学気相成長法(CVD:ChemicalVapor Deposition)によって、圧電素子層、上部電極層のうち、少なくとも一つの層を形成してもよい。
[揺動駆動]
次に、光スキャナ1の揺動駆動について図4乃至図6に基づいて説明する。
図4は反射ミラー部12の揺動駆動の一例を示す図である。図5は各支持梁部21A、21Bと反射ミラー部12が同位相で揺動する第1共振状態を示す図である。図6は各支持梁部21A、21Bと反射ミラー部12が逆位相で揺動する第2共振状態を示す図である。
図4に示すように、本体部2の固定枠5と基体部25A上に形成された上部電極28Aとに、駆動回路31を介して所定駆動電圧(例えば、振幅約30Vの交番電圧に、約30Vのバイアス電圧を付加した電圧である。)を印加する。それにより、基体部25A上に形成された圧電素子26Aには、その印加方向と直交する向き、即ち、揺動軸15に直交している軸線27方向の変位が発生される。
また、本体部2の固定枠5と基体部25B上に形成された上部電極28Bとに駆動回路32を介して、駆動回路31の出力電圧と逆位相で同電圧の駆動電圧を印加する。それにより、基体部25B上に形成された圧電素子26Bには、その印加方向と直交する向き、即ち、揺動軸15に直交している軸線27方向の変位が、圧電素子26Aと反対方向に発生される。
そして、図5に示すように、各圧電素子26A、26Bの変位により、各基体部25A、25Bは、固定枠5側端部を固定端とし、各支持梁部21A、21B側端部を自由端として、各圧電素子26A、26Bの変位が上向きであるか下向きであるかにより、各自由端は、上向き又は下向きに各圧電素子26A、26Bと同方向に変位する。つまり、各自由端は互いに反対方向に変位する。それにより、各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bには、揺動軸15を節とする定在的な波を発生させることができる。
また、この揺動軸15を節とする定在的な波は、各捻れ梁部22A、22Bで支持された水平状態にある反射ミラー部12に回転モーメントを与える力を作用させることができ、捻れ振動を誘起する。その結果、反射ミラー部12は、各捻れ梁部22A、22Bの軸心である揺動軸15回りに揺動される。また、揺動軸15は、この定在的な波の節に位置するため、どの方向にも変位することがない。
また、図5及び図6に示すように、各基体部25A、25B上に形成された各圧電素子26A、26Bに互いに逆位相の駆動電圧を印加して定在的な波を発生させることによって、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと同位相で揺動する第1共振状態と、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと逆位相で揺動する第2共振状態とをそれぞれ設定することが可能である。
また、反射ミラー部12の揺動軸15に直交する軸線27方向両端部の揺動軸15回りの変位量は、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと同位相で揺動する第1共振状態の方が、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと逆位相で揺動する第2共振状態よりも大きくなっている。
次に、各圧電素子26A、26Bの中心位置を揺動軸15に対して対称になるように軸線27上で移動させた場合の、反射ミラー部12の軸線27方向外側両端部の変位量の変化を図7に基づいて説明する。図7は各圧電素子26A、26Bの中心位置を軸線27上で移動させた場合の、反射ミラー部12の外側両端部の変位量の変化の一例を示す説明図である。
図7の上図に示すL1は、各基体部25A、25Bの固定枠5側の外側端縁部から反射ミラー部12側の内側端縁部までの長さ、つまり、ベース3の支持部18の内側面から各基体部25A、25Bのミラー部12側の内側端縁部までの軸線27に沿った距離を示している。また、図7の上図に示すL2は、各基体部25A、25Bの固定枠5側の外側端縁部から各圧電素子26A、26Bの中心位置までの距離、つまり、ベース3の支持部18の内側面から各圧電素子26A、26Bの中心位置までの軸線27に沿った距離を示している。
また、図7の上図に示すHは、各駆動回路31、32を介して各圧電素子26A、26Bに互いに逆位相の駆動電圧を印加して反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動した場合の、反射ミラー部12の軸線27方向外側両端部の上下方向の変位量を示している。この反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hは、各圧電素子26A、26Bに印加する逆位相の駆動電圧に同期してレーザードップラー変位計で測定した。
そして、図7の下図に示す変位量変化図35は、実際に行った確認例で、各基体部25A、25Bの固定枠5側の外側端縁部から各圧電素子26A、26Bの中心位置までの距離L2を変化させた場合の、反射ミラー部12の軸線27方向外側両端部の上下方向の各変位量Hを示している。尚、変位量変化図35は、各圧電素子26A、26Bに、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと同位相で揺動する第1共振状態になるように、互いに逆位相の駆動電圧を印加して行った確認例である。
この変位量変化図35の変化曲線36は、各基体部25A、25Bの固定枠5側の外側端縁部から各圧電素子26A、26Bの中心位置までの距離L2を各基体部25A、25Bの長さL1で割り算した(L2/L1)に対する、反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hの変化を表している。尚、この確認例では、各圧電素子26A、26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した、互いに逆位相となる駆動電圧を印加した。また、各圧電素子26A、26Bは、厚さ約5μmで平面視1mm角の正方形に形成して測定した。
この変化曲線36に示すように、反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hは、(L2/L1)の値が約0.04から増加するに従って、最大変位量Hを約100とした場合に、約50の変位量Hから徐々に増加し、(L2/L1)の値が約0.34のときに、約100の最大変位量Hに達している。そして、この反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hは、(L2/L1)の値が約0.34から増加するに従って減少し、(L2/L1)の値が約0.69のときに最大変位量Hを約100とした場合に、約32.5の変位量Hまで減少している。
従って、変位量変化図35の変化曲線36に示すように、各基体部25A、25Bの固定枠5側の外側端縁部から各圧電素子26A、26Bの中心位置までの距離L2を所定距離範囲(例えば、L2/L1=0.32〜0.36の範囲である。)に設定することによって、反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hをほぼ最大変位量Hに設定することが可能である。
次に、各基体部25A、25B上における各圧電素子26A、26Bの他の配置例について図8に基づいて説明する。図8は各基体部25A、25B上における各圧電素子26A、26Bの他の配置例を示す配置例テーブル41である。
図8に示すように、配置例テーブル41は、各圧電素子26A、26Bの配置を変更した光スキャナの種類を表す「Type」と、各「Type」の圧電素子26A、26Bの配置状態を示す「圧電素子の配置例」と、反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量H(図7参照)を表す「ミラー端部変位量H」とから構成されている。
尚、「Type1」は、上記光スキャナ1である。また、「Type2」〜「Type5」の各光スキャナ51〜54の本体部2の構成は、上記光スキャナ1の本体部2の構成と同一で、各圧電素子26A、26Bの配置状態が異なっている。また、各光スキャナ51〜54の上記光スキャナ1と同一符号は、上記光スキャナ1と同一部分を示すものである。また、各光スキャナ51〜54の各圧電素子26A、26Bには、上記光スキャナ1と同様に、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bと同位相で揺動する第1共振状態になるように駆動電圧を印加した。また、各光スキャナ1、51〜54の反射ミラー部12の外側両端部の変位量Hは、各圧電素子26A、26Bに印加する駆動電圧に同期してレーザードップラー変位計で測定した。
従って、配置例テーブル41の「Type1」の光スキャナ1は、各圧電素子26A、26Bの中心位置が、軸線27上の(L2/L1)=0.34の位置(図7参照)になるように配置した状態を示している。また、各圧電素子26A、26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した、互いに逆位相となる駆動電圧を印加した際の、第1共振状態における反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量Hを、上記の通り約100とした(図7参照)。
また、配置例テーブル41の「Type2」の光スキャナ51は、基体部25B上だけに、圧電素子26Bを形成すると共に、この圧電素子26Bの中心位置が、軸線27上の(L2/L1)=0.34の位置になるように形成した構成である。また、圧電素子26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した駆動電圧を印加した際の、第1共振状態における反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量Hは、「Type1」の最大変位量Hを約100とした場合に、約49.4であった。
従って、光スキャナ51は、圧電素子26Bに上述したような駆動電圧を印加することによって、反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動することができた。また、第1共振状態で反射ミラー部12を揺動駆動できるため、この反射ミラー部12の揺動軸15は、どの方向にも変位しなかった。
また、配置例テーブル41の「Type3」の光スキャナ52は、基体部25B上だけに、圧電素子26Bを形成すると共に、この圧電素子26Bの中心位置が、軸線27の外側で、かつ、反射ミラー部12側寄りの位置になるように形成した構成である。また、圧電素子26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した駆動電圧を印加した際の、第1共振状態における反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量Hは、「Type1」の最大変位量Hを約100とした場合に、約16.5であった。
従って、光スキャナ52は、圧電素子26Bに上述したような駆動電圧を印加することによって、反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動することができた。また、第1共振状態で反射ミラー部12を揺動駆動できるため、この反射ミラー部12の揺動軸15は、どの方向にも変位しなかった。
また、配置例テーブル41の「Type4」の光スキャナ53は、基体部25上に、圧電素子26Aの中心位置が、軸線27の外側(図8中、下側である。)で、かつ、反射ミラー部12側寄りの位置になるように形成されている。また、基体部25B上に、圧電素子26Bの中心位置が、軸線27の圧電素子26Aと同方向外側(図8中、下側である。)に位置し、かつ、(L2/L1)=0.34の位置になるように形成した構成である。また、各圧電素子26A、26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した、互いに逆位相となる駆動電圧を印加した際の、第1共振状態における反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量Hは、「Type1」の最大変位量Hを約100とした場合に、約19.9であった。
従って、光スキャナ53は、各圧電素子26A、26Bに上述したような互いに逆位相の駆動電圧を印加することによって、反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動することができた。また、第1共振状態で反射ミラー部12を揺動駆動できるため、この反射ミラー部12の揺動軸15は、どの方向にも変位しなかった。
また、配置例テーブル41の「Type5」の光スキャナ54は、各圧電素子26A、26Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の揺動軸方向中央位置を通り、この揺動軸15に対して斜めに交差している直線55上で、各圧電素子26A、26Bの中心位置が(L2/L1)=0.34の位置(図7参照)になるように、各基体部25A、25B上形成されている。つまり、各圧電素子26A、26Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の揺動軸方向中央位置に対して、この反射ミラー部12を挟んで点対称になるように、各基体部25A、25B上に形成されている。また、各圧電素子26A、26Bに振幅約30Vの交番電圧に約30Vのバイアス電圧を付加した、互いに逆位相となる駆動電圧を印加した際の、第1共振状態における反射ミラー部12の外側両端部の最大変位量Hは、「Type1」の最大変位量Hを約100とした場合に、約27.4であった。
従って、光スキャナ54は、各圧電素子26A、26Bに上述したような互いに逆位相の駆動電圧を印加することによって、反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動することができた。また、第1共振状態で反射ミラー部12を揺動駆動できるため、この反射ミラー部12の揺動軸15は、どの方向にも変位しなかった。
ここで、反射ミラー部12は、ミラー部の一例として機能する。また、各圧電素子26A、26Bと各上部電極28A、28Bは、励振手段の一例を構成する。また、固定枠5は、固定部材の一例として機能する。
以上説明した通り、本実施例に係る光スキャナ1では、各基体部25A、25Bの各反射ミラー部12側の端縁部は、その両端部を各支持梁部21A、21Bによって連結され、この各基体部25A、25Bの外側端縁部は、固定枠5に固定されている。また、各基体部25A、25Bには、各上部電極28A、28Bが形成された各圧電素子26A、26Bが形成されている。更に、各基体部25A、25B、各支持梁部21A、21B及び各圧電素子26A、26Bは、揺動軸15に対して直角方向に対称になるように設けられている。また、各捻れ梁部22A、22Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の両側面部から外側方向に同一面上に延びて、各支持梁部21A、21Bに連結されている。
これにより、各圧電素子26A、26Bに互いに逆位相の駆動電圧を印加することによって、揺動軸15を節とする定在的な波を各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bに発生させることが可能となる。また、反射ミラー部12は、この定在的な波によって各捻れ梁部22A、22Bを介して回転モーメントが作用し、各捻れ梁部22A、22Bの軸心である揺動軸15回りに揺動される。従って、この定在的な波は、揺動軸15を節とするため、この反射ミラー部12の揺動軸15をどの方向にも変位させることなく、反射ミラー部12を揺動させることが可能となる。また、反射ミラー部12の揺動軸15がどの方向にも変位しないため、反射ミラー部12の反射光の実効効率の向上を図ることが可能となる。
また、各圧電素子26A、26Bは、各基体部25A、25Bの固定枠5側の端縁部から反射ミラー部12側方向に離れるように形成されているため、各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bに揺動軸15を節とする定在的な波を確実に発生させることが可能となる。
また、各圧電素子26A、26Bは、反射ミラー部12の揺動軸15上の揺動軸方向中央位置を通りこの揺動軸15に対して直交している軸線27上に、反射ミラー部12を挟んで対称になるように形成されているため、各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bに励起される揺動軸15を節とする定在的な波の振幅を大きくし、反射ミラー部12の揺動軸15回りの変位量を確実に大きくすることが可能となる。
また、各圧電素子26A、26Bに互いに逆位相の駆動電圧を印加して、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bの揺動と同位相で揺動する第1共振状態で揺動駆動することによって、反射ミラー部12が各支持梁部21A、21Bの揺動と逆位相で揺動する第2共振状態で揺動駆動する場合に比較して、この反射ミラー部12の外側両端部の揺動軸15回りの変位量Hを確実に大きくすることが可能となる。
また、本体部2をステンレス、チタン、鉄等、弾性を有する導電性材料で形成することによって、各圧電素子26A、26Bの下部電極を形成する必要がなくなり、構造の簡素化を図ることが可能となる。
尚、本発明は前記実施例に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。例えば、以下のようにしてもよい。
(A)本体部2をシリコン、石英等、弾性を有する厚さ約30μm〜100μmの非導電性材料で形成してもよい。この場合には、厚さ約30μm〜100μmの薄長四角形のシリコン基材上等に各貫通孔6及び貫通孔10の部分を除いた部分にレジスト膜を形成してマスキング後、エッチングして、各貫通孔6及び貫通孔10を形成した後、レジスト膜を除去する。これにより、固定枠5、反射ミラー部12、各捻れ梁部22A、22B、各支持梁部21A、21B及び各基体部25A、25Bが形成される。
また、この場合には、各基体部25A、25B上に各圧電素子26A、26Bを形成する部分から固定枠5に渡って、白金(Pt)や金(Au)等を約0.2μm〜0.6μm積層して一対の下部電極61A、61B(不図示)を形成する。その後、各下部電極61A、61B上に各圧電素子26A、26Bを形成後、この各圧電素子26A、26B上に各上部電極28A、28Bを形成するようにしてもよい。
これにより、固定枠5上の各下部電極61A、61Bと各上部電極28A、28Bとにワイヤボンディングして、各基体部25A、25B上に形成された各圧電素子26A、26Bに互いに逆位相の駆動電圧を印加することが可能となる。また、各上部電極28A、28B、各圧電素子26A、26B及び各下部電極61A、61Bを従来のスパッター法やCVD法等の薄膜技術で形成することが可能となる。
(B)また、例えば、各圧電素子26A、26Bに替えて、外部からの交番磁界により延び縮みする超磁歪材料等の磁歪膜や、外部からの交番磁界によって吸引・反発される永久磁石膜をAD法等で形成してもよい。そして、各基体部25A、25Bの近傍位置にコイルを設け、このコイルに交流電流を流して交番磁界を形成するようにしてもよい。これによって、揺動軸15を節とする定在的な波を各基体部25A、25B及び各支持梁部21A、21Bに発生させ、反射ミラー部12を揺動軸15回りに揺動駆動することが可能となる。尚、この場合には、本体部2は、非磁性材料で形成することが望ましい。
(C)また、例えば、固定枠5を形成することなく、各基体部25A、25Bの外側端縁部をそれぞれベース3の支持部18上まで延出して、各基体部25A、25Bを直接支持部18上に固着するようにしてもよい。これにより、本体部2を小型化することが可能となる。
本実施例に係る光スキャナの概略構成を模式的に示す分解斜視図である。 光スキャナの平面図である。 図2のX1−X1矢視断面図である。 反射ミラー部の揺動駆動の一例を示す図である。 各支持梁部と反射ミラー部が同位相で揺動する第1共振状態を示す図である。 各支持梁部と反射ミラー部が逆位相で揺動する第2共振状態を示す図である。 各圧電素子の中心位置を軸線上で移動させた場合の、反射ミラー部の外側両端部の変位量の変化の一例を示す説明図である。 各基体部上における各圧電素子の他の配置例を示す配置例テーブルである。 従来の光スキャナを共振状態で駆動した一例を示す側面図である。
符号の説明
1、51〜54、100 光スキャナ
2 本体部
3 ベース
5 固定枠
6、10 貫通孔
12 反射ミラー部
15、115 揺動軸
18 支持部
19 凹部
21A、21B 支持梁部
22A、22B、114 捻れ梁部
25A、25B 基体部
26A、26B、112 圧電素子
27 軸線
28A、28B 上部電極
31、32 駆動回路
35 変位量変化図
36 変化曲線
41 配置例テーブル
55 直線
111 基板
113 ミラー部

Claims (10)

  1. ミラー部を揺動軸回りに揺動駆動して所定方向に光を走査する光スキャナにおいて、
    前記ミラー部の揺動軸に沿って前記ミラー部の揺動軸方向両端に一端が接続される一対の捻れ梁部と、
    前記一対の捻れ梁部のそれぞれの他端が長手方向中央部に連結されて相対向するように形成される一対の支持梁部と、
    前記ミラー部を挟んで前記一対の支持梁部の各長手方向端部にそれぞれ内側端縁部が連結されて、前記揺動軸に対して直角方向に対称に配置される一対の平板状の基体部と、
    前記一対の基体部の外側端縁部が連結される固定部材と、
    前記一対の基体部の少なくとも一方の基体部の表面部に形成された励振手段と、
    を備え、
    前記励振手段の前記揺動軸に対して直角方向外側の端縁部は、前記基体部の外側端縁部から前記ミラー部側方向に離れるように形成されていることを特徴とする光スキャナ。
  2. 前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通り前記揺動軸に対して直交している軸線上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光スキャナ。
  3. 前記励振手段は、前記一対の基体部のそれぞれの表面に形成され、
    前記一対の基体部の一方の基体部に形成された励振手段と他方の基体部に形成された励振手段とは、互いに逆位相で振動するように駆動されることを特徴とする請求項1に記載の光スキャナ。
  4. 前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置に対して前記ミラー部を挟んで点対称になるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の光スキャナ。
  5. 前記励振手段は、前記ミラー部の揺動軸上の揺動軸方向中央位置を通り前記揺動軸に対して直交している軸線上に前記ミラー部を挟んで対称になるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の光スキャナ。
  6. 前記ミラー部は、前記揺動軸に対して対称になるように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の光スキャナ。
  7. 前記励振手段は、前記ミラー部が前記一対の支持梁部の揺動と同位相で揺動するように駆動されることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の光スキャナ。
  8. 前記励振手段は、圧電素子を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の光スキャナ。
  9. 前記一対の基体部は導電性材料で形成され、
    前記圧電素子を含む励振手段は、前記圧電素子上に積層された上部電極を有することを特徴とする請求項8に記載の光スキャナ。
  10. 前記一対の基体部は非導電性材料で形成され、
    前記圧電素子を含む励振手段は、
    前記基体部の表面部に積層されると共にその上側に前記圧電素子が積層される下部電極と、
    前記圧電素子上に積層された上部電極と、
    を有することを特徴とする請求項8に記載の光スキャナ。
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