JP2001264676A - 光スキャナ - Google Patents
光スキャナInfo
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、低消費電力で、且つ光学的な振れ角
が大きな光スキャナを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、基体上に固定さ
れた複数の加振部と、薄板状の反射板と、前記複数の加
振部に支持され、該複数の加振部の振動により往復運動
する複数の第1の弾性部材と、この複数の第1の弾性部
材に一方の端部が接続され、もう一方の端部が前記反射
板に接続されたねじり振動する複数の第2の弾性部材と
を有し、前記複数の第2の弾性部材は前記反射板を挟ん
で一直線上に配置されていることを特徴とする光スキャ
ナが提供される。
が大きな光スキャナを提供する。 【解決手段】本発明の一態様によると、基体上に固定さ
れた複数の加振部と、薄板状の反射板と、前記複数の加
振部に支持され、該複数の加振部の振動により往復運動
する複数の第1の弾性部材と、この複数の第1の弾性部
材に一方の端部が接続され、もう一方の端部が前記反射
板に接続されたねじり振動する複数の第2の弾性部材と
を有し、前記複数の第2の弾性部材は前記反射板を挟ん
で一直線上に配置されていることを特徴とする光スキャ
ナが提供される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光スキャナに係
り、特に、光を偏向して光走査する光偏向装置や光走査
装置としての光スキャナに関する。
り、特に、光を偏向して光走査する光偏向装置や光走査
装置としての光スキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の光偏向(走査)装置
として、例えば、特許番号第1331715号(特公昭
60−57051号公報参照)に示されている技術が知
られている。
として、例えば、特許番号第1331715号(特公昭
60−57051号公報参照)に示されている技術が知
られている。
【0003】図7は、この従来の技術による光偏向(走
査)装置の要部を示している。
査)装置の要部を示している。
【0004】ここで、図7の(a)は、この従来の技術
による光偏向装置の概略構成を説明するための斜視図で
ある。
による光偏向装置の概略構成を説明するための斜視図で
ある。
【0005】また、図7の(b)は、この従来の技術に
よる光偏向装置の概略構成を説明するための分解斜視図
である。
よる光偏向装置の概略構成を説明するための分解斜視図
である。
【0006】すなわち、この光偏向(走査)装置の要部
において、上下一対の部材の一方は、半導体プレート部
材11とねじれバー部12,13及び光学的反射表面を
画成する回転子部14を有し、もう一方の部材には一対
の平坦な電極部材15,16が配置されている。
において、上下一対の部材の一方は、半導体プレート部
材11とねじれバー部12,13及び光学的反射表面を
画成する回転子部14を有し、もう一方の部材には一対
の平坦な電極部材15,16が配置されている。
【0007】それらの電極部材15,16の一方と回転
子14部の間に静電力を加え、ねじれバー部12,13
の長手軸まわりの角度変位を生ぜしめ、回転子14部の
光学的反射表面部が移動するにつれて、その表面へ入射
される光線を偏向させることができる。
子14部の間に静電力を加え、ねじれバー部12,13
の長手軸まわりの角度変位を生ぜしめ、回転子14部の
光学的反射表面部が移動するにつれて、その表面へ入射
される光線を偏向させることができる。
【0008】また、二次元光走査装置としては、例え
ば、特開昭60−107017号公報に示されている技
術が知られている。
ば、特開昭60−107017号公報に示されている技
術が知られている。
【0009】図8は、この従来の技術による二次元光走
査装置としての光偏向素子の要部を示している。
査装置としての光偏向素子の要部を示している。
【0010】ここで、図8の(a)は、この従来の技術
による二次元光走査装置としての光偏向素子の概略構成
を説明するための分解斜視図である。
による二次元光走査装置としての光偏向素子の概略構成
を説明するための分解斜視図である。
【0011】また、図8の(b)は、図8の(a)のB
B′断面図である。
B′断面図である。
【0012】また、図8の(c)は、この従来の技術に
よる二次元光走査装置としての光偏向素子の原理を説明
するための斜視図である。
よる二次元光走査装置としての光偏向素子の原理を説明
するための斜視図である。
【0013】すなわち、この従来の技術による二次元光
走査装置としての光偏向素子において、一対の基板の一
方21をジンバルバネ状に加工し、ジンバルバネ22は
X軸方向25及びY軸方向26を中心軸として、それぞ
れの方向に独立して振動する構造とする。
走査装置としての光偏向素子において、一対の基板の一
方21をジンバルバネ状に加工し、ジンバルバネ22は
X軸方向25及びY軸方向26を中心軸として、それぞ
れの方向に独立して振動する構造とする。
【0014】また、もう一方の基板20には、中央部に
設けた凹部の各辺に沿って少なくとも4箇所に電極2
7,28,29,30が形成されている。
設けた凹部の各辺に沿って少なくとも4箇所に電極2
7,28,29,30が形成されている。
【0015】ここで、可動部21′と電極27,29と
の間に静電力による回転振動、及び可動部21′と電極
28,30との間の静電力による回転振動をそれぞれ突
起23を中心として独立に発生させ、この二次元回転振
動を行う可動部21′上にミラー24を形成することに
より、二次元の光偏向走査が可能となる。
の間に静電力による回転振動、及び可動部21′と電極
28,30との間の静電力による回転振動をそれぞれ突
起23を中心として独立に発生させ、この二次元回転振
動を行う可動部21′上にミラー24を形成することに
より、二次元の光偏向走査が可能となる。
【0016】また、ジンバルバネ22で支持された基板
21の中央部面上にミラー24と共に薄膜コイル31を
形成し、この薄膜コイル31に一定電流を与え、X方向
の磁界32及びY方向の磁界33をそれぞれ独立に変化
させれば、可動部21′は電磁力によってX軸25及び
Y軸26を中心軸としてそれぞれの方向に独立して回転
振動し、二次元の光偏向走査が可能となる。
21の中央部面上にミラー24と共に薄膜コイル31を
形成し、この薄膜コイル31に一定電流を与え、X方向
の磁界32及びY方向の磁界33をそれぞれ独立に変化
させれば、可動部21′は電磁力によってX軸25及び
Y軸26を中心軸としてそれぞれの方向に独立して回転
振動し、二次元の光偏向走査が可能となる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の静電力を用いた光スキャナ技術では、光
学的振れ角度を大きくしようとすると、ミラーを形成し
ている反射板部の回転角度を大きくしなければならな
い。
たような従来の静電力を用いた光スキャナ技術では、光
学的振れ角度を大きくしようとすると、ミラーを形成し
ている反射板部の回転角度を大きくしなければならな
い。
【0018】このことは、反射板部とそれに対向して設
けられた電極間の衝突を回避するために、反射板部とそ
れと対向した電極間の距離を遠ざける必要性が生じる。
けられた電極間の衝突を回避するために、反射板部とそ
れと対向した電極間の距離を遠ざける必要性が生じる。
【0019】また、静電力は距離の2乗に反比例するこ
とから、反射板部とそれと対向した電極間の距離が離れ
るほど高電圧の印加が必要となる。
とから、反射板部とそれと対向した電極間の距離が離れ
るほど高電圧の印加が必要となる。
【0020】また、反射板の回転角度を大きくすること
は、ねじりバネに与える回転トルクを大きくする必要が
あり、このためには静電力増加としてより高電圧の印加
が必要となる。
は、ねじりバネに与える回転トルクを大きくする必要が
あり、このためには静電力増加としてより高電圧の印加
が必要となる。
【0021】以上に述べた理由により、静電力を用いた
光スキャナでは、大きい光学的振れ角度を得ようとする
と、高電圧の印加が必要となるため、得ようとする光学
的振れ角に限度があった。
光スキャナでは、大きい光学的振れ角度を得ようとする
と、高電圧の印加が必要となるため、得ようとする光学
的振れ角に限度があった。
【0022】また、従来の電磁力を用いた光スキャナ技
術では、光学的振れ角度を大きくしようとすると、反射
板に作用するローレンツ力を大きくする必要があり、そ
のためには反射板部に形成したコイル部に大きな電流を
流すか、もしくは周辺の磁力を大きくする対策が考えら
れる。
術では、光学的振れ角度を大きくしようとすると、反射
板に作用するローレンツ力を大きくする必要があり、そ
のためには反射板部に形成したコイル部に大きな電流を
流すか、もしくは周辺の磁力を大きくする対策が考えら
れる。
【0023】しかしながら、後者では、磁力の発生源で
ある磁石の磁力に限度があることから、前者のコイル部
に大きな電流を流すことが唯一の方法と考えられ、この
ことは駆動電力の増加という結果になっていた。
ある磁石の磁力に限度があることから、前者のコイル部
に大きな電流を流すことが唯一の方法と考えられ、この
ことは駆動電力の増加という結果になっていた。
【0024】本発明は、この点に着目し、低消費電力
で、且つ光学的な振れ角が大きな光スキャナを提供する
ことを課題とする。
で、且つ光学的な振れ角が大きな光スキャナを提供する
ことを課題とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題を解決するために、(1) 基体上に固定された複数
の加振部と、薄板状の反射板と、前記複数の加振部に支
持され、該複数の加振部の振動により往復運動する複数
の第1の弾性部材と、この複数の第1の弾性部材に一方
の端部が接続され、もう一方の端部が前記反射板に接続
されたねじり振動する複数の第2の弾性部材とを有し、
前記複数の第2の弾性部材は前記反射板を挟んで一直線
上に配置されていることを特徴とする光スキャナが提供
される。
題を解決するために、(1) 基体上に固定された複数
の加振部と、薄板状の反射板と、前記複数の加振部に支
持され、該複数の加振部の振動により往復運動する複数
の第1の弾性部材と、この複数の第1の弾性部材に一方
の端部が接続され、もう一方の端部が前記反射板に接続
されたねじり振動する複数の第2の弾性部材とを有し、
前記複数の第2の弾性部材は前記反射板を挟んで一直線
上に配置されていることを特徴とする光スキャナが提供
される。
【0026】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(2) 基体上に固定された複数の加振部
と、薄板状の反射板と、前記複数の加振部に支持され、
該複数の加振部の振動により往復運動する複数の第1の
弾性部材と、この複数の第1の弾性部材に、一方の端部
が接続された複数の第2の弾性部材と、この複数の第2
の弾性部材のもう一方の端部に接続され、枠を形成する
第3の弾性部材と、この第3の弾性部材に一端が接続さ
れ、もう一方の端部が前記反射板に接続された複数の第
4の弾性部材とを有し、前記複数の第4の弾性部材は前
記反射板を挟み一直線上に配置され、前記反射板の重心
は前記複数の第4の弾性部材を結ぶ直線上以外の位置に
配置されていることを特徴とする光スキャナが提供され
る。
るために、(2) 基体上に固定された複数の加振部
と、薄板状の反射板と、前記複数の加振部に支持され、
該複数の加振部の振動により往復運動する複数の第1の
弾性部材と、この複数の第1の弾性部材に、一方の端部
が接続された複数の第2の弾性部材と、この複数の第2
の弾性部材のもう一方の端部に接続され、枠を形成する
第3の弾性部材と、この第3の弾性部材に一端が接続さ
れ、もう一方の端部が前記反射板に接続された複数の第
4の弾性部材とを有し、前記複数の第4の弾性部材は前
記反射板を挟み一直線上に配置され、前記反射板の重心
は前記複数の第4の弾性部材を結ぶ直線上以外の位置に
配置されていることを特徴とする光スキャナが提供され
る。
【0027】また、本発明によると、上記課題を解決す
るために、(3) 前記複数の加振部は前記複数の第2
の弾性部材の軸と平行に2個配置されていることを特徴
とする(1)または(2)に記載の光スキャナが提供さ
れる。
るために、(3) 前記複数の加振部は前記複数の第2
の弾性部材の軸と平行に2個配置されていることを特徴
とする(1)または(2)に記載の光スキャナが提供さ
れる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。
の形態について説明する。
【0029】(第1の実施の形態)図1は、本発明の第
1の実施の形態による光スキャナの構成を示す斜視図で
ある。
1の実施の形態による光スキャナの構成を示す斜視図で
ある。
【0030】この第1の実施の形態による光スキャナ
は、次のように構成されている。
は、次のように構成されている。
【0031】すなわち、加振部としての2個の加振装置
1.a,1.bは、それぞれ、図中Z軸方向に振動する
同じ積層型の圧電振動子であり、セラミックス、樹脂、
金属などで構成される支持体5上に配置されている。
1.a,1.bは、それぞれ、図中Z軸方向に振動する
同じ積層型の圧電振動子であり、セラミックス、樹脂、
金属などで構成される支持体5上に配置されている。
【0032】そして、それぞれの加振装置1.a,1.
bには、2個の第1の弾性部材2.a,2.bが支持体
5と並行して接合されている。
bには、2個の第1の弾性部材2.a,2.bが支持体
5と並行して接合されている。
【0033】また、2個の第2の弾性部材3.a,3.
bが、反射板4の両側にY軸方向一直線上に配置され、
図中YY′線を中心としてX軸対称形状となるように、
それぞれの第2の弾性部材3.a,3.bが前記第1の
弾性部材2.a,2.bのそれぞれに接合されている。
bが、反射板4の両側にY軸方向一直線上に配置され、
図中YY′線を中心としてX軸対称形状となるように、
それぞれの第2の弾性部材3.a,3.bが前記第1の
弾性部材2.a,2.bのそれぞれに接合されている。
【0034】ここで、第1の弾性部材2.a,2.b及
び第2の弾性部材3.a,3.bは、金属、樹脂、半導
体などの弾性特性を有する部材であり、光スキャナの走
査周波数、振れ角度、反射板のサイズなどを考慮して、
材料、断面形状、サイズを決定することが望ましい。
び第2の弾性部材3.a,3.bは、金属、樹脂、半導
体などの弾性特性を有する部材であり、光スキャナの走
査周波数、振れ角度、反射板のサイズなどを考慮して、
材料、断面形状、サイズを決定することが望ましい。
【0035】また、反射板4は、入射光、反射光特性を
考慮して好ましい反射膜をコーティングすることが望ま
しい。
考慮して好ましい反射膜をコーティングすることが望ま
しい。
【0036】さらに、加振装置1.a,1.bは、厚み
縦振動モードを有する圧電振動子の積層型とすることに
より、大きな発生力を得ることができる。
縦振動モードを有する圧電振動子の積層型とすることに
より、大きな発生力を得ることができる。
【0037】次に、以上のように構成される第1の実施
の形態による光スキャナの動作を説明する。
の形態による光スキャナの動作を説明する。
【0038】まず、厚み縦振動モードを有する積層型の
圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに光スキ
ャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加することに
より、加振装置1.a及び1.bはZ軸方向に往復振動
を始める。
圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに光スキ
ャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加することに
より、加振装置1.a及び1.bはZ軸方向に往復振動
を始める。
【0039】この場合、第1の弾性部材2.a,2.b
の材料、形状などに依存するが、加振装置1.a及び
1.bの変位量に対して第2の弾性部材3.a,3.b
との接合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
の材料、形状などに依存するが、加振装置1.a及び
1.bの変位量に対して第2の弾性部材3.a,3.b
との接合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
【0040】従って、約10Vの電圧印加で、サブミク
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても、第2
の弾性部材3.a,3.bとの接合部では、数ミクロン
の変位となる。
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても、第2
の弾性部材3.a,3.bとの接合部では、数ミクロン
の変位となる。
【0041】ここで、加振装置1.aと1.bに、それ
ぞれ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
ぞれ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
【0042】従って、第2の弾性部材3.a,3.bと
第1の弾性部材2.a,2.bとの接合部には、第2の
弾性部材3.a,3.bを回転させようとする回転トル
クが加わることにより、第2の弾性部材3.a,3.b
はねじり振動を始めることになり、反射板4も回転往復
振動を始める。
第1の弾性部材2.a,2.bとの接合部には、第2の
弾性部材3.a,3.bを回転させようとする回転トル
クが加わることにより、第2の弾性部材3.a,3.b
はねじり振動を始めることになり、反射板4も回転往復
振動を始める。
【0043】ここで、第2の弾性部材3.a,3.bと
反射板4の材料、形状を光スキャナの走査周波数で共振
振動するように設計することにより、反射板4の回転変
位量をより大きくすることができ、入射光と反射光間の
光学的振れ角度を大きくすることが可能となる。
反射板4の材料、形状を光スキャナの走査周波数で共振
振動するように設計することにより、反射板4の回転変
位量をより大きくすることができ、入射光と反射光間の
光学的振れ角度を大きくすることが可能となる。
【0044】従って、本第1の実施の形態の構造によれ
ば、低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャナ
を実現することが可能となる。
ば、低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャナ
を実現することが可能となる。
【0045】なお、この発明の第1の実施の形態の各構
成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
【0046】例えば、加振部としての加振装置は2個と
限らず複数個配置し、それぞれを独立した複数個の第1
の弾性部材と接合するようにした構造としてもよい。
限らず複数個配置し、それぞれを独立した複数個の第1
の弾性部材と接合するようにした構造としてもよい。
【0047】また、2個の加振装置への交流電圧印加法
として、位相ずれを180度とせずに任意のずれ角とし
てもよい。
として、位相ずれを180度とせずに任意のずれ角とし
てもよい。
【0048】さらには、図2及び図3にそれぞれ本第1
の実施の形態の変形例として示したように、第1の弾性
部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.bの
接合部位置及び接合形状においても、光スキャナの走査
周波数、振れ角度、反射板4のサイズ及び耐久性などを
考慮した構造としてもよい。
の実施の形態の変形例として示したように、第1の弾性
部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.bの
接合部位置及び接合形状においても、光スキャナの走査
周波数、振れ角度、反射板4のサイズ及び耐久性などを
考慮した構造としてもよい。
【0049】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態による光スキャナの構成を図4を用いて説
明する。
の実施の形態による光スキャナの構成を図4を用いて説
明する。
【0050】この第2の実施の形態による光スキャナ
は、次のように構成されている。
は、次のように構成されている。
【0051】すなわち、加振部としての2個の加振装置
1.a,1.bは、それぞれ、図中Z軸方向に振動する
同じ積層型の圧電振動子であり、セラミックス、樹脂、
金属などで構成される支持体5上に配置されている。
1.a,1.bは、それぞれ、図中Z軸方向に振動する
同じ積層型の圧電振動子であり、セラミックス、樹脂、
金属などで構成される支持体5上に配置されている。
【0052】そして、それぞれの加振装置1.a,1.
bには、2個の第1の弾性部材2.a,2.bが支持体
5と並行して接合されている。
bには、2個の第1の弾性部材2.a,2.bが支持体
5と並行して接合されている。
【0053】また、2個の第2の弾性部材3.a,3.
bが第3の弾性部材6の両側にY軸方向一直線上に配置
され、図中YY′線を中心としてX軸対称形状となるよ
うに、それぞれの第2の弾性部材3.a,3.bが第1
の弾性部材2.a、2.bのそれぞれに接合されてい
る。
bが第3の弾性部材6の両側にY軸方向一直線上に配置
され、図中YY′線を中心としてX軸対称形状となるよ
うに、それぞれの第2の弾性部材3.a,3.bが第1
の弾性部材2.a、2.bのそれぞれに接合されてい
る。
【0054】さらに、第3の弾性部材6を外枠として、
その内部に反射板4の両側に2個の第4の弾性部材7.
a,7,bがX軸方向一直線上に配置され、且つ反射板
4の重心が図中XX′線以外に位置するように、それぞ
れの第4の弾性部材7.a,7,bが第3の弾性部材6
に接合されている。
その内部に反射板4の両側に2個の第4の弾性部材7.
a,7,bがX軸方向一直線上に配置され、且つ反射板
4の重心が図中XX′線以外に位置するように、それぞ
れの第4の弾性部材7.a,7,bが第3の弾性部材6
に接合されている。
【0055】ここで、第1の弾性部材2.a,2.b、
第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材6、第
4の弾性部材7.a,7,bは、金属、樹脂、半導体な
どの弾性特性を有する部材であり、光スキャナの走査周
波数、振れ角度、反射板4のサイズなどを考慮して、材
料、断面形状、サイズを決定することが望ましい。
第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材6、第
4の弾性部材7.a,7,bは、金属、樹脂、半導体な
どの弾性特性を有する部材であり、光スキャナの走査周
波数、振れ角度、反射板4のサイズなどを考慮して、材
料、断面形状、サイズを決定することが望ましい。
【0056】また、反射板4は、入射光、反射光特性を
考慮して好ましい反射膜をコーティングすることが望ま
しい。
考慮して好ましい反射膜をコーティングすることが望ま
しい。
【0057】さらに、加振装置1.a,1.bは、厚み
縦振動モードを有する圧電振動子の積層型とすることに
より、大きな発生力を得ることができる。
縦振動モードを有する圧電振動子の積層型とすることに
より、大きな発生力を得ることができる。
【0058】次に、以上のように構成された第2の実施
の形態による光スキャナの動作を説明する。
の形態による光スキャナの動作を説明する。
【0059】まず、厚み縦振動モードを有する積層型圧
電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに光スキャ
ナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加することによ
り、加振装置1.a、1.bはZ軸方向に往復振動を始
める。
電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに光スキャ
ナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加することによ
り、加振装置1.a、1.bはZ軸方向に往復振動を始
める。
【0060】この場合、第1の弾性部材2.a,2.b
の材料、形状などに依存するが、加振装置1.a,1.
bの変位量に対して第2の弾性部材3.a,3.bとの
接合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
の材料、形状などに依存するが、加振装置1.a,1.
bの変位量に対して第2の弾性部材3.a,3.bとの
接合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
【0061】従って、約10Vの電圧印加で、サブミク
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材3.a,3.bとの接合部では、数ミクロンの
変位となる。
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材3.a,3.bとの接合部では、数ミクロンの
変位となる。
【0062】ここで、加振装置1.aと1.bにそれぞ
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1弾性部材2.aと2.bの変位はそれぞれZ軸
方向に対して反対方向となる。
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1弾性部材2.aと2.bの変位はそれぞれZ軸
方向に対して反対方向となる。
【0063】従って、第2の弾性部材3.a,3.bと
第1の弾性部材2.aと2.bとの接合部には第2の弾
性部材3.a,3.bを回転させようとする回転トルク
が加わることにより、第2の弾性部材3.a,3.bは
ねじり振動を始めることになり、第3の弾性部材6も回
転往復振動を始める。
第1の弾性部材2.aと2.bとの接合部には第2の弾
性部材3.a,3.bを回転させようとする回転トルク
が加わることにより、第2の弾性部材3.a,3.bは
ねじり振動を始めることになり、第3の弾性部材6も回
転往復振動を始める。
【0064】ここで、第2の弾性部材3.a,3.bと
第3の弾性部材6の材料、形状をX側走査周波数で共振
振動するように設計することにより、第3の弾性部材6
の回転変位量をより大きくすることができ、入射光と反
射光間のX軸方向の光学的振れ角度を大きくすることが
できる。
第3の弾性部材6の材料、形状をX側走査周波数で共振
振動するように設計することにより、第3の弾性部材6
の回転変位量をより大きくすることができ、入射光と反
射光間のX軸方向の光学的振れ角度を大きくすることが
できる。
【0065】また、反射板4は回転往復振動している第
3の弾性部材6の対して相対運動を起こし、Z軸方向の
振動成分が反射板に伝えられると、反射板4はXX′軸
に対して左右非対称の質量を持つので第4の弾性部材
7.a,7.bのXX′軸を中心として反射板4に回転
モーメントが生じる。
3の弾性部材6の対して相対運動を起こし、Z軸方向の
振動成分が反射板に伝えられると、反射板4はXX′軸
に対して左右非対称の質量を持つので第4の弾性部材
7.a,7.bのXX′軸を中心として反射板4に回転
モーメントが生じる。
【0066】従って、第4の弾性部材7.a、7.bに
回転トルクが加わることにより、第4の弾性部材7.
a,7.bがねじり振動を始めることになり、反射板4
も回転往復振動を始める。
回転トルクが加わることにより、第4の弾性部材7.
a,7.bがねじり振動を始めることになり、反射板4
も回転往復振動を始める。
【0067】ここで、第4の弾性部材7.a,7.bと
反射板4の材料、形状をY側走査周波数で共振振動する
ように設計することにより、反射板4の回転変位量をよ
り大きくすることができ、入射光と反射光間のY軸方向
の光学的振れ角度を大きくすることができる。
反射板4の材料、形状をY側走査周波数で共振振動する
ように設計することにより、反射板4の回転変位量をよ
り大きくすることができ、入射光と反射光間のY軸方向
の光学的振れ角度を大きくすることができる。
【0068】従って、第2の実施の形態の構造によれ
ば、低消費電力で、X軸方向及びY軸方向に対して光学
的振れ角度の大きい2次元光スキャナを実現することが
可能となる。
ば、低消費電力で、X軸方向及びY軸方向に対して光学
的振れ角度の大きい2次元光スキャナを実現することが
可能となる。
【0069】なお、この発明の第2の実施の形態の各構
成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
成は、当然、各種の変形、変更が可能である。
【0070】例えば、加振部としての加振装置は2個と
限らず複数個配置し、それそれを独立した複数個の第1
の弾性部材と接合するようにした構造としてもよい。
限らず複数個配置し、それそれを独立した複数個の第1
の弾性部材と接合するようにした構造としてもよい。
【0071】また、2個の加振装置への交流電圧印加法
として、位相ずれを180度とせずに任意のずれ角とし
てもよい。
として、位相ずれを180度とせずに任意のずれ角とし
てもよい。
【0072】さらには、第1の弾性部材、第2の弾性部
材の接合部位置及び接合形状においても、光スキャナの
走査周波数、振れ角度、反射板のサイズ及び耐久性など
を考慮した構造とすることが好ましい。
材の接合部位置及び接合形状においても、光スキャナの
走査周波数、振れ角度、反射板のサイズ及び耐久性など
を考慮した構造とすることが好ましい。
【0073】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態による光スキャナの構成を図5を用いて説
明する。
の実施の形態による光スキャナの構成を図5を用いて説
明する。
【0074】ここで、図5の(a),(b),(c)
は、それぞれ、図1に示した第1の弾性部材2.a,
2.b、第2の弾性部材3.a,3.b及び反射板4部
のX1X1′,X2X2′,X3X3′断面構造を示し
ている。
は、それぞれ、図1に示した第1の弾性部材2.a,
2.b、第2の弾性部材3.a,3.b及び反射板4部
のX1X1′,X2X2′,X3X3′断面構造を示し
ている。
【0075】この第3の実施の形態による光スキャナ
は、次のように構成されている。
は、次のように構成されている。
【0076】すなわち、第1の弾性部材2.a,2.
b、第2の弾性部材3.a,3.b及び反射板4は、例
えば、シリコン材からなる一体の半導体基板によって構
成されている。
b、第2の弾性部材3.a,3.b及び反射板4は、例
えば、シリコン材からなる一体の半導体基板によって構
成されている。
【0077】この場合、第1の弾性部材2.a,2.b
より概ね厚みが薄くなる反射板4及び第2の弾性部材
3.a,3.b、及び空隙8は水酸化カリウムなどを用
いたウェットエッチング法もしくはリアクティブイオン
エッチング装置、イオンミリング装置などを用いたドラ
イエッチング法などで精度よく形成することが可能であ
る。
より概ね厚みが薄くなる反射板4及び第2の弾性部材
3.a,3.b、及び空隙8は水酸化カリウムなどを用
いたウェットエッチング法もしくはリアクティブイオン
エッチング装置、イオンミリング装置などを用いたドラ
イエッチング法などで精度よく形成することが可能であ
る。
【0078】ここで、反射板4には、入射光、反射光特
性を考慮して好ましい反射膜をスパッタリング、蒸着、
CVD法などで形成することが望ましい。
性を考慮して好ましい反射膜をスパッタリング、蒸着、
CVD法などで形成することが望ましい。
【0079】また、第1の弾性部材2.a,2.b及び
第2の弾性部材3.a,3.bには、所望のスキャン特
性及び耐久性を得るために、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜などの絶縁膜を設けたり、ポリイミドなどの樹脂
を設けてもよい。
第2の弾性部材3.a,3.bには、所望のスキャン特
性及び耐久性を得るために、シリコン酸化膜、シリコン
窒化膜などの絶縁膜を設けたり、ポリイミドなどの樹脂
を設けてもよい。
【0080】さらに、この場合、第1の弾性部材2.
a,2.b及び第2の弾性部材3.a,3.bには、絶
縁膜だけもしくは樹脂だけの部位を形成してもよい。
a,2.b及び第2の弾性部材3.a,3.bには、絶
縁膜だけもしくは樹脂だけの部位を形成してもよい。
【0081】この第3の実施の形態による光スキャナの
他の構成は、前述した第1の実施の形態と同じなので説
明を省略するものとする。
他の構成は、前述した第1の実施の形態と同じなので説
明を省略するものとする。
【0082】また、この第3の実施の形態による光スキ
ャナの動作も、前述した第1の実施の形態と同様なので
説明を省略するものとする。
ャナの動作も、前述した第1の実施の形態と同様なので
説明を省略するものとする。
【0083】以上のような構成の第3の実施の形態によ
れば、低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャ
ナを実現することが可能となると共に、半導体加工プロ
セスを用いる作製なので小型の光スキャナを容易に得る
ことができる。
れば、低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャ
ナを実現することが可能となると共に、半導体加工プロ
セスを用いる作製なので小型の光スキャナを容易に得る
ことができる。
【0084】なお、この発明の第3の実施の形態の各構
成は、前述した第1の実施の形態と同様な各種の変形、
変更が可能である。
成は、前述した第1の実施の形態と同様な各種の変形、
変更が可能である。
【0085】(第4の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態による光スキャナの構成を図6を用いて説
明する。
の実施の形態による光スキャナの構成を図6を用いて説
明する。
【0086】ここで、図6の(a),(b),(c),
(d)は、それぞれ、図4に示した第1の弾性部材2.
a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾
性部材6、及び反射板4部のX1X1′,X2X2′,
X3X3′,X4X4′断面構造を示している。
(d)は、それぞれ、図4に示した第1の弾性部材2.
a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾
性部材6、及び反射板4部のX1X1′,X2X2′,
X3X3′,X4X4′断面構造を示している。
【0087】この第4の実施の形態による光スキャナ
は、次のように構成されている。
は、次のように構成されている。
【0088】すなわち、第1の弾性部材2.a,2.
b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材
6、第4の弾性部材7.a,7.b及び反射板4は、例
えば、シリコン材からなる一体の半導体基板によって構
成されている。
b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材
6、第4の弾性部材7.a,7.b及び反射板4は、例
えば、シリコン材からなる一体の半導体基板によって構
成されている。
【0089】この場合、第1の弾性部材2.a,2.b
より概ね厚みが薄くなる反射板4及び第2の弾性部材
3.a,3.b、第3の弾性部材6、第4の弾性部材
7.a,7.b及び空隙8は、水酸化カリウムなどを用
いたウェットエッチング法もしくはリアクティブイオン
エッチング装置、イオンミリング装置などを用いたドラ
イエッチング法などで精度よく形成することが可能であ
る。
より概ね厚みが薄くなる反射板4及び第2の弾性部材
3.a,3.b、第3の弾性部材6、第4の弾性部材
7.a,7.b及び空隙8は、水酸化カリウムなどを用
いたウェットエッチング法もしくはリアクティブイオン
エッチング装置、イオンミリング装置などを用いたドラ
イエッチング法などで精度よく形成することが可能であ
る。
【0090】ここで、反射板4には、入射光、反射光特
性を考慮して好ましい反射膜をスパッタリング、蒸着、
CVD法などで形成することが望ましい。
性を考慮して好ましい反射膜をスパッタリング、蒸着、
CVD法などで形成することが望ましい。
【0091】また、第1の弾性部材2.a,2.b、第
2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材6及び第
4の弾性部材7.a,7.bには、所望のスキャン特性
及び耐久性を得るために、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜などの絶縁膜を設けたり、ポリイミドなどの樹脂を
設けてもよい。
2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾性部材6及び第
4の弾性部材7.a,7.bには、所望のスキャン特性
及び耐久性を得るために、シリコン酸化膜、シリコン窒
化膜などの絶縁膜を設けたり、ポリイミドなどの樹脂を
設けてもよい。
【0092】さらに、この場合、第1の弾性部材2.
a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾
性部材6及び第4の弾性部材7.a,7.bには、絶縁
膜だけもしくは樹脂だけの部位を形成してもよい。
a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b、第3の弾
性部材6及び第4の弾性部材7.a,7.bには、絶縁
膜だけもしくは樹脂だけの部位を形成してもよい。
【0093】この第4の実施の形態による光スキャナの
他の構成は、前述した第2の実施の形態と同じなので説
明を省略するものとする。
他の構成は、前述した第2の実施の形態と同じなので説
明を省略するものとする。
【0094】また、この第4の実施の形態による光スキ
ャナの動作も、前述した第2の実施の形態と同様なので
説明を省略するものとする。
ャナの動作も、前述した第2の実施の形態と同様なので
説明を省略するものとする。
【0095】以上のような第4の実施の形態によれば、
低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャナを実
現することが可能となると共に、半導体加工プロセスを
用いる作製なので小型の光スキャナを容易に得ることが
できる。
低消費電力で、光学的振れ角度の大きい光スキャナを実
現することが可能となると共に、半導体加工プロセスを
用いる作製なので小型の光スキャナを容易に得ることが
できる。
【0096】なお、この発明の実施の形態の各構成は、
前述した第2の実施の形態と同様な各種の変形、変更が
可能である。
前述した第2の実施の形態と同様な各種の変形、変更が
可能である。
【0097】そして、上述したような実施の形態で示し
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記7として示すような
発明が含まれている。
た本明細書には、特許請求の範囲に示した請求項1乃至
3以外にも、以下に付記1乃至付記7として示すような
発明が含まれている。
【0098】(付記1) 支持体5に固定された複数個
の加振装置1.a,1.bと、前記複数個の加振装置と
接続され、該複数個の加振装置の振動によって直線往復
振動する複数個の第1の弾性部材2.a,2.bと、前
記複数個の第1弾性部材と一方の端部が接続され、ねじ
り振動する複数個の第2の弾性部材3.a,3.bと、
前記複数個の第2の弾性部材のもう一方の端部と接続さ
れ、光を反射するための薄板状の反射板4を備えた光ス
キャナであって、前記複数個の第2の弾性部材を前記反
射板の両側に一直線上に配置すると共に、それぞれの第
2の弾性部材は前記複数個の加振装置と接続される前記
複数個の第1の弾性部材と接続されることを特徴とする
光スキャナ。
の加振装置1.a,1.bと、前記複数個の加振装置と
接続され、該複数個の加振装置の振動によって直線往復
振動する複数個の第1の弾性部材2.a,2.bと、前
記複数個の第1弾性部材と一方の端部が接続され、ねじ
り振動する複数個の第2の弾性部材3.a,3.bと、
前記複数個の第2の弾性部材のもう一方の端部と接続さ
れ、光を反射するための薄板状の反射板4を備えた光ス
キャナであって、前記複数個の第2の弾性部材を前記反
射板の両側に一直線上に配置すると共に、それぞれの第
2の弾性部材は前記複数個の加振装置と接続される前記
複数個の第1の弾性部材と接続されることを特徴とする
光スキャナ。
【0099】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第1の実施の形態が対応する。
関する実施の形態は、第1の実施の形態が対応する。
【0100】上記構成中の加振装置1.a、1.bは、
この実施の形態では厚み縦振動モードを有する積層型の
圧電振動子が該当する。
この実施の形態では厚み縦振動モードを有する積層型の
圧電振動子が該当する。
【0101】(作用効果)厚み縦振動モードを有する積
層型の圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに
光スキャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加する
ことにより、加振装置はZ軸方向に往復振動を始める。
層型の圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに
光スキャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加する
ことにより、加振装置はZ軸方向に往復振動を始める。
【0102】第1の弾性部材の材料、形状などに依存す
るが、加振装置の変位量に対して第2の弾性部材との接
合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
るが、加振装置の変位量に対して第2の弾性部材との接
合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
【0103】従って、約10Vの電圧印加で、サブミク
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材との接合部では、数ミクロンの変位となる。
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材との接合部では、数ミクロンの変位となる。
【0104】ここで、加振装置1.aと1.bにそれぞ
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
【0105】従って、第2の弾性部材と第1の弾性部材
との接合部には、第2の弾性部材を回転させようとする
回転トルクが加わることにより、第2の弾性部材はねじ
り振動を始めることになり、反射板も回転往復振動を始
める。
との接合部には、第2の弾性部材を回転させようとする
回転トルクが加わることにより、第2の弾性部材はねじ
り振動を始めることになり、反射板も回転往復振動を始
める。
【0106】ここで、第2の弾性部材と反射板の材料、
形状を光スキャナの走査周波数で共振振動するように設
定することにより、反射板の回転変位量をより大きくす
ることができ、入射光と反射光間の光学的振れ角度を大
きくすることができる。
形状を光スキャナの走査周波数で共振振動するように設
定することにより、反射板の回転変位量をより大きくす
ることができ、入射光と反射光間の光学的振れ角度を大
きくすることができる。
【0107】従って、本構造によれば低消費電力で、光
学的振れ角度の大きい光スキャナを実現することが可能
となる。
学的振れ角度の大きい光スキャナを実現することが可能
となる。
【0108】(付記2) 支持体5に固定された複数個
の加振装置1.a,1.bと、前記複数個の加振装置と
接続され、該複数個の加振装置の振動によって直線往復
振動する複数個の第1の弾性部材2.a,2.bと、前
記複数個の第1の弾性部材と一方の端部が接続され、ね
じり振動する複数個の第2の弾性部材3.a,3.b
と、前記複数個の第2の弾性部材のもう一方の端部と接
続され、回転往復振動する第3の弾性部材6と、前記第
3の弾性部材を外枠とし、その内部に一方の端部が接続
され、ねじり振動する複数個の第4の弾性部材7.a,
7.bと、前記複数個の第4の弾性部材のもう一方の端
部と接続され、光を反射するための薄板状の反射板4を
備えた光スキャナであって、前記複数個の第2の弾性部
材を前記第3の弾性部材の両側に一直線上に配置し、そ
れぞれの第2の弾性部材は前記複数個の加振装置と接続
された前記複数個の第1の弾性部材と接続されると共
に、前記複数個の第4の弾性部材を前記反射板の両側に
一直線上に配置し、且つ前記反射板の重心が該一直線上
以外に位置していることを特徴とする光スキャナ。
の加振装置1.a,1.bと、前記複数個の加振装置と
接続され、該複数個の加振装置の振動によって直線往復
振動する複数個の第1の弾性部材2.a,2.bと、前
記複数個の第1の弾性部材と一方の端部が接続され、ね
じり振動する複数個の第2の弾性部材3.a,3.b
と、前記複数個の第2の弾性部材のもう一方の端部と接
続され、回転往復振動する第3の弾性部材6と、前記第
3の弾性部材を外枠とし、その内部に一方の端部が接続
され、ねじり振動する複数個の第4の弾性部材7.a,
7.bと、前記複数個の第4の弾性部材のもう一方の端
部と接続され、光を反射するための薄板状の反射板4を
備えた光スキャナであって、前記複数個の第2の弾性部
材を前記第3の弾性部材の両側に一直線上に配置し、そ
れぞれの第2の弾性部材は前記複数個の加振装置と接続
された前記複数個の第1の弾性部材と接続されると共
に、前記複数個の第4の弾性部材を前記反射板の両側に
一直線上に配置し、且つ前記反射板の重心が該一直線上
以外に位置していることを特徴とする光スキャナ。
【0109】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第2の実施の形態が対応する。
関する実施の形態は、第2の実施の形態が対応する。
【0110】上記構成中の加振装置1.a、1.bは、
この実施の形態では厚み縦振動モードを有する積層型の
圧電振動子が該当する。
この実施の形態では厚み縦振動モードを有する積層型の
圧電振動子が該当する。
【0111】(作用効果)厚み縦振動モードを有する積
層型の圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに
光スキャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加する
ことにより、加振装置はZ軸方向に往復振動を始める。
層型の圧電振動子からなる加振装置1.a及び1.bに
光スキャナの走査周波数に合わせた交流電圧を印加する
ことにより、加振装置はZ軸方向に往復振動を始める。
【0112】第1の弾性部材の材料、形状などに依存す
るが、加振装置の変位量に対して第2の弾性部材との接
合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
るが、加振装置の変位量に対して第2の弾性部材との接
合部では、数倍〜数10倍の変位量となる。
【0113】従って、約10Vの電圧印加で、サブミク
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材との接合部では、数ミクロンの変位となる。
ロンの変位量を示す圧電振動子を用いたとしても第2の
弾性部材との接合部では、数ミクロンの変位となる。
【0114】ここで、加振装置1.aと1.bにそれぞ
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
れ位相が180度ずれた交流電圧を印加することによ
り、第1の弾性部材1.aと1.bの変位はそれぞれZ
軸方向に対して反対方向となる。
【0115】従って、第2の弾性部材と第1の弾性部材
との接合部には、第2の弾性部材を回転させようとする
回転トルクが加わることにより、第2の弾性部材はねじ
り振動を始めることになり、第3の弾性部材も回転往復
振動を始める。
との接合部には、第2の弾性部材を回転させようとする
回転トルクが加わることにより、第2の弾性部材はねじ
り振動を始めることになり、第3の弾性部材も回転往復
振動を始める。
【0116】ここで、第2の弾性部材と第3の弾性部材
の材料、形状を光スキャナのX側走査周波数で共振振動
するように設計することにより、第3の弾性部材の回転
変位量をより大きくすることができ、入射光と反射光間
のX軸方向の光学的振れ角度を大きくすることができ
る。
の材料、形状を光スキャナのX側走査周波数で共振振動
するように設計することにより、第3の弾性部材の回転
変位量をより大きくすることができ、入射光と反射光間
のX軸方向の光学的振れ角度を大きくすることができ
る。
【0117】また、反射板は回転往復振動している第3
の弾性部材に対して相対運動を起こし、Z軸方向の振動
成分が反射板に伝えられると、反射板はXX′軸に対し
て左右非対称の質量を持つので第4の弾性部材のXX′
軸を中心として反射板に回転モーメントが生じる。
の弾性部材に対して相対運動を起こし、Z軸方向の振動
成分が反射板に伝えられると、反射板はXX′軸に対し
て左右非対称の質量を持つので第4の弾性部材のXX′
軸を中心として反射板に回転モーメントが生じる。
【0118】従って、第4の弾性部材に回転トルクが加
わることにより、第4の弾性部材がねじり振動を始める
ことになり、反射板も回転往復振動を始める。
わることにより、第4の弾性部材がねじり振動を始める
ことになり、反射板も回転往復振動を始める。
【0119】ここで、第4の弾性部材と反射板の材料、
形状をY側走査周波数で共振振動するように設計するこ
とで、反射板の回転変位量をより大きくすることがで
き、入射光と反射光間のY軸方向光学的振れ角度を大き
くすることができる。
形状をY側走査周波数で共振振動するように設計するこ
とで、反射板の回転変位量をより大きくすることがで
き、入射光と反射光間のY軸方向光学的振れ角度を大き
くすることができる。
【0120】従って、本構造によれば低消費電力で、光
学的振れ角度の大きい光スキャナを実現することが可能
となる。
学的振れ角度の大きい光スキャナを実現することが可能
となる。
【0121】(付記3) 前記複数個の第2の弾性部材
と並行に前記複数個の加振装置として2個の加振装置を
配置し、それぞれの加振装置の振動が前記第1の弾性部
材の直線往復振動を介して前記複数個の第2の弾性部材
に加わることを特徴とする付記1または2記載の光スキ
ャナ。
と並行に前記複数個の加振装置として2個の加振装置を
配置し、それぞれの加振装置の振動が前記第1の弾性部
材の直線往復振動を介して前記複数個の第2の弾性部材
に加わることを特徴とする付記1または2記載の光スキ
ャナ。
【0122】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
【0123】(作用効果)付記1,2と同様である。
【0124】(付記4) 前記2個の加振装置の振動位
相を180度ずらしたことを特徴とする付記3記載の光
スキャナ。
相を180度ずらしたことを特徴とする付記3記載の光
スキャナ。
【0125】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
【0126】(作用効果)付記1,2と同様である。
【0127】(付記5) 前記複数個の加振装置は厚み
縦振動モードを有する圧電振動子であることを特徴とす
る付記1乃至4のいずれかに記載の光スキャナ。
縦振動モードを有する圧電振動子であることを特徴とす
る付記1乃至4のいずれかに記載の光スキャナ。
【0128】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
関する実施の形態は、第1、第2の実施の形態が対応す
る。
【0129】(作用効果)付記1,2と同様である。
【0130】(付記6) 前記複数個の第1の弾性部
材、前記複数個の第2弾性部材、前記反射板を半導体基
板で一体的に形成したことを特徴とする付記1及び付記
3乃至5のいずれかに記載の光スキャナ。
材、前記複数個の第2弾性部材、前記反射板を半導体基
板で一体的に形成したことを特徴とする付記1及び付記
3乃至5のいずれかに記載の光スキャナ。
【0131】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第3の実施の形態が対応する。
関する実施の形態は、第3の実施の形態が対応する。
【0132】(作用効果)付記1と同様な作用効果が得
られると共に、半導体加工プロセスを用いる作製なの
で、小型の光スキャナを容易に得ることができる。
られると共に、半導体加工プロセスを用いる作製なの
で、小型の光スキャナを容易に得ることができる。
【0133】(付記7) 前記複数個の第1の弾性部
材、前記複数個の第2の弾性部材、前記第3の弾性部
材、前記複数個の第4の弾性部材及び、前記反射板を半
導体基板で一体的に形成したことを特徴とする付記2乃
至5のいずれかに記載の光スキャナ。
材、前記複数個の第2の弾性部材、前記第3の弾性部
材、前記複数個の第4の弾性部材及び、前記反射板を半
導体基板で一体的に形成したことを特徴とする付記2乃
至5のいずれかに記載の光スキャナ。
【0134】(対応する発明の実施の形態)この発明に
関する実施の形態は、第4の実施の形態が対応する。
関する実施の形態は、第4の実施の形態が対応する。
【0135】(作用効果)付記2と同様な作用効果が得
られると共に、半導体加工プロセスを用いる作製なの
で、小型の光スキャナを容易に得ることができる。
られると共に、半導体加工プロセスを用いる作製なの
で、小型の光スキャナを容易に得ることができる。
【0136】
【発明の効果】従って、以上説明したように、本発明に
よれば、低消費電力で、且つ光学的な振れ角が大きな光
スキャナを提供することができる。
よれば、低消費電力で、且つ光学的な振れ角が大きな光
スキャナを提供することができる。
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態による光ス
キャナの構成を示す斜視図である。
キャナの構成を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態の変形例に
よる光スキャナの構成を示す斜視図である。
よる光スキャナの構成を示す斜視図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態の変形例に
よる光スキャナの構成を示す斜視図である。
よる光スキャナの構成を示す斜視図である。
【図4】図4は、本発明の第2の実施の形態による光ス
キャナの構成を示す斜視図である。
キャナの構成を示す斜視図である。
【図5】図5は、本発明の第3の実施の形態による光ス
キャナの要部の構成を示す図であって、図5の(a),
(b),(c)は、それぞれ、図1に示した第1の弾性
部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b及
び反射板4部のX1X1′,X2X2′,X3X3′断
面構造を示している。
キャナの要部の構成を示す図であって、図5の(a),
(b),(c)は、それぞれ、図1に示した第1の弾性
部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,3.b及
び反射板4部のX1X1′,X2X2′,X3X3′断
面構造を示している。
【図6】図6は、本発明の第4の実施の形態による光ス
キャナの要部の構成を示す図であって、図6の(a),
(b),(c),(d)は、それぞれ、図4に示した第
1の弾性部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,
3.b、第3の弾性部材6、及び反射板4部のX1X
1′,X2X2′,X3X3′,X4X4′断面構造を
示している。
キャナの要部の構成を示す図であって、図6の(a),
(b),(c),(d)は、それぞれ、図4に示した第
1の弾性部材2.a,2.b、第2の弾性部材3.a,
3.b、第3の弾性部材6、及び反射板4部のX1X
1′,X2X2′,X3X3′,X4X4′断面構造を
示している。
【図7】図7は、従来の技術による光偏向(走査)装置
の要部を示す図である。
の要部を示す図である。
【図8】図8は、従来の技術による二次元光走査装置の
要部を示す図である。
要部を示す図である。
1.a,1.b…加振装置(加振部)、 2.a,2.b…第1の弾性部材、 3.a,3.b…第2の弾性部材、 4…反射板、 5…支持体(基体)、 6…第3の弾性部材、 7a,7.b…第4の弾性部材、 8…空隙。
Claims (3)
- 【請求項1】 基体上に固定された複数の加振部と、 薄板状の反射板と、 前記複数の加振部に支持され、該複数の加振部の振動に
より往復運動する複数の第1の弾性部材と、 この複数の第1の弾性部材に一方の端部が接続され、も
う一方の端部が前記反射板に接続されたねじり振動する
複数の第2の弾性部材とを有し、 前記複数の第2の弾性部材は前記反射板を挟んで一直線
上に配置されていることを特徴とする光スキャナ。 - 【請求項2】 基体上に固定された複数の加振部と、 薄板状の反射板と、 前記複数の加振部に支持され、該複数の加振部の振動に
より往復運動する複数の第1の弾性部材と、 この複数の第1の弾性部材に、一方の端部が接続された
複数の第2の弾性部材と、 この複数の第2の弾性部材のもう一方の端部に接続さ
れ、枠を形成する第3の弾性部材と、 この第3の弾性部材に一端が接続され、もう一方の端部
が前記反射板に接続された複数の第4の弾性部材とを有
し、 前記複数の第4の弾性部材は前記反射板を挟み一直線上
に配置され、 前記反射板の重心は前記複数の第4の弾性部材を結ぶ直
線上以外の位置に配置されていることを特徴とする光ス
キャナ。 - 【請求項3】 前記複数の加振部は前記複数の第2の弾
性部材の軸と平行に2個配置されていることを特徴とす
る請求項1または2に記載の光スキャナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000070859A JP2001264676A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 光スキャナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000070859A JP2001264676A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 光スキャナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001264676A true JP2001264676A (ja) | 2001-09-26 |
Family
ID=18589528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000070859A Withdrawn JP2001264676A (ja) | 2000-03-14 | 2000-03-14 | 光スキャナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001264676A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004033363A1 (ja) * | 2002-10-11 | 2004-04-22 | Nikon Corporation | マイクロアクチュエータ装置及びこれを用いた光スイッチシステム |
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JP2006313216A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Canon Inc | 揺動体装置、およびそれを用いた光偏向器 |
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-
2000
- 2000-03-14 JP JP2000070859A patent/JP2001264676A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |