JP2009186388A - Mtf測定方法及びmtf測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 MTFを測定する撮像素子に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズのMTF特性を測定できるMTF測定方法及びMTF測定装置を提供する。
【解決手段】 所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出ステップ(S300)と、撮像素子に結像されたエッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出ステップ(S500)と、エッジに沿って、欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正ステップ(S800)と、を備え、欠陥画素補正ステップで補正された画素値を用い、MTFを測定する(S900)。
【選択図】図5

Description

本発明は、カメラなどの撮像装置において、レンズ及び撮像系の品質評価を行うためのパラメータとしてのMTF(Modulaion Transfer Function)を求めるMTF測定方法及びMTF測定装置に関する。
従来、カメラなどの撮像装置に用いられる撮像レンズ(所謂、本発明における披検レンズである)の品質を評価する方法として、投影解像力による品質評価方法やMTFによる品質評価方法が知られている。
投影解像力による品質評価方法は、撮像レンズを介して間隔が疎から密へと除々に変化する縞模様を投影し、その投影された縞模様をどの程度の間隔まで1本1本の縞模様として捉えることができるか否かを目視検査によって評価するものであって、検査員による評価バラツキが発生し易く、精度の高い評価データを得ることが困難であった。
一方、MTFによる品質評価方法は、MTFが撮像レンズをシステムとしてみた場合の幾何学的な伝達係数であって周波数領域でみたコントラストの変調度を表し(所謂、撮像レンズの空間周波数特性を表す)、撮像レンズを介して出力した像質を表すためのパラメータとしてMTFを用いることができ、この際、検査員の目視検査による評価バラツキを低減できる。
MTFの測定の際には、披検対象である撮像レンズと、エッジ画像を有するチャート、複数の光電変換素子が並設されて前記エッジ画像を画素毎の電気信号に変換して出力する撮像素子(例えば、CCD:Charge Coupled Devices、CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor等)とが用いられ、撮像素子から出力されたエッジ画像の画像信号を用いてMTFが算出される。
MTFは、撮像装置が取り込んだ画像のエッジ部分をステップ応答として捉え、そのステップ応答した画像データを微分して像の強度分布を表すLSF(Line Speed Function)波形とし、そのLSF波形をフーリエ変換することによって、レンズ評価のための変調伝達関数として得られる(例えば、特許文献1、2、3参照)。
一方、近年、撮像素子の高画素化に伴って、その製造工程に起因して、入射光に反応しない画素(黒キズ)や、入射光がなくても異常に強い暗電流を発生する画素(黒キズ)等の欠陥画素が増加傾向にある。
特開2002-350285号公報 特開平6-18448号公報 特開平4-62448号公報
しかしながら、従来のMTF測定方法及びMTF測定装置によれば、MTFの測定に対応付けて欠陥画素を補正する補正する補正手段を備えていないので、その測定範囲に欠陥画素が混在すると、エッジのステップ応答が異常に変化して測定精度を損なう虞があった。
そこで、本発明は、撮像素子に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズのMTF特性を測定できるMTF測定方法及びMTF測定装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、光学像を撮像素子に導くための被検レンズと、エッジ模様が形成されたチャートと、複数の光電変換素子が並設されて、前記被検レンズを介して導かれた前記チャート像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を用い、前記撮像素子から出力する前記画像信号に基づいて、前記エッジ模様を含む所定の画素範囲を走査し、前記披検レンズの性能を評価するための指標となるMTF(Modulation Transfer Function)を測定するMTF測定方法であって、前記所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出ステップと、前記撮像素子に結像された前記エッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出ステップと、前記エッジに沿って、前記欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、前記欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正ステップと、を備え、前記欠陥画素補正ステップで補正された画素値を用い、MTFを測定することを特徴とする。
請求項1に記載のMTF測定方法によれば、所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出ステップと、撮像素子に結像されたエッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出ステップと、エッジに沿って、欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正ステップと、を備え、欠陥画素補正ステップで補正された画素値を用い、MTFを測定するように構成されているので、撮像素子に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズのMTF特性を測定できる。
また、請求項1に記載のMTF測定方法は、請求項2に記載の発明のように、前記エッジの傾斜線が、同一方向の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されていることにより、これらの画素の一つに欠陥画素を含む際に、残りの正常画素を用いて欠陥画素の補正を行うことができる。
また、請求項1又は請求項2に記載のMTF測定方法は、請求項3に記載の発明のように、前記欠陥画素補正ステップにおいて、前記エッジに沿って前記欠陥画素の両側に隣接する欠陥画素を用い、この両側の正常画素の画素値の平均値を前記欠陥画素の画素値にして補正するとよい。これにより、正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素を補正できる。
また、請求項1乃至請求項3の何れか記載のMTF測定方法は、請求項4に記載の発明のように、前記エッジに沿って連続する欠陥画素の補正を不可とする補正可否判定ステップを備えていることにより、無理な補正を行うことがなく、欠陥画素補正の信頼性を高めることができる。
また、請求項1乃至請求項4の何れか記載のMTF測定方法は、請求項5に記載の発明のように、前記補正可否判定ステップの判定結果を報知する報知ステップを備えていることにより、オペレータがその判定結果を得ることができて利便性を向上できる。
次に、請求項6に記載の発明は、光学像を撮像素子に導くための被検レンズと、エッジ模様が形成されたチャートと、複数の光電変換素子が並設されて、前記被検レンズを介して導かれた前記チャート像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を備え、前記撮像素子から出力する前記画像信号に基づいて、前記エッジ模様を含む所定の画素範囲を走査し、前記披検レンズの性能を評価するための指標となるMTF(Modulation Transfer Function)を測定するMTF測定装置であって、前記所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出手段と、前記撮像素子に結像された前記エッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出手段と、前記エッジに沿って、前記欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、前記欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正手段と、を備え、前記欠陥画素補正手段で補正された画素値を用い、MTFを測定することを特徴とする。
請求項6に記載のMTF測定装置によれば、所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出手段と、撮像素子に結像されたエッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出手段と、エッジに沿って、欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正手段と、を備え、前記欠陥画素補正手段で補正された画素値を用い、MTFを測定するように構成されているので、請求項1に記載の発明と同様に、撮像素子に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズのMTF特性を測定できる。
また、請求項6に記載のMTF測定装置は、請求項7に記載の発明のように、前記エッジの傾斜線が、同一方向の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されていることにより、請求項2に記載の発明と同様に、これらの画素の一つに欠陥画素を含む際に、残りの正常画素を用いて欠陥画素の補正を行うことができる。
また、請求項6又は請求項7に記載のMTF測定装置は、請求項8に記載の発明のように、前記欠陥画素補正手段が、前記エッジに沿って前記欠陥画素の両側に隣接する欠陥画素を用い、この両側の正常画素の画素値の平均値を前記欠陥画素の画素値にして補正するように構成されていることにより、請求項3に記載の発明と同様に、正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素を補正できる。
また、請求項6乃至請求項8の何れか記載のMTF測定装置は、請求項9に記載の発明のように、前記エッジに沿って連続する欠陥画素の補正を不可とする補正可否判定手段を備えていることにより、請求項4に記載の発明と同様に、無理な補正を行うことがなく、欠陥画素補正の信頼性を高めることができる。
また、請求項6乃至請求項9の何れか記載のMTF測定装置は、請求項10に記載の発明のように、前記補正可否判定手段の判定結果を報知する報知手段を備えていることにより、請求項5に記載の発明と同様に、オペレータがその判定結果を得ることができて利便性を向上できる。
本発明のMTF測定方法及びMTF測定装置は、所定の画素範囲における欠陥画素を検出すると共に、撮像素子に結像されたエッジ模様のエッジの画素配置方向に対する傾斜角を検出し、エッジに沿って、欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素の画素値を補正し、欠陥画素が補正された画素値を用い、MTFを測定するように構成されているので、撮像素子に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズのMTF特性を測定できる
また、本発明のMTF測定方法及びMTF測定装置は、エッジの傾斜線が同一方向の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されていることにより、これらの画素の一つに欠陥画素を含む際に、残りの正常画素を用いて欠陥画素の補正を行うことができ、延いては、エッジ方向に対応付けて欠陥画素の補正ができ、欠陥画素が有っても精度良くMTF特性を測定できる。
また、本発明のMTF測定方法及びMTF測定装置は、エッジに沿って欠陥画素の両側に隣接する欠陥画素を用い、この両側の正常画素の画素値の平均値を欠陥画素の画素値にして補正することにより、正常画素との差分が少なくなるように、欠陥画素を補正できる。
また、本発明のMTF測定方法及びMTF測定装置は、エッジに沿って連続する欠陥画素が検出された際には、この欠陥画素の補正を不可として判定し、この判定結果を報知することにより、無理な補正を行うことがなく、欠陥画素補正の信頼性を高めることができ、且つ、オペレータがその判定結果を得ることができて利便性を向上できる。
次に、本発明の撮像系におけるMTF測定方法及びMTF測定装置の一実施例を図面にもとづいて説明する。
図1が本実施例のMTF測定装置の構成を表すブロック図、図2が同実施例における欠陥画素補正の説明図であって、(a)がエッジ方向検出方法の説明図、(b)がエッジ方向における欠陥画素補正の説明図である。
また、図3が同実施例におけるMTFの測定動作を表す図、図4が同実施例で測定されたMTF曲線図、図5が同実施例におけるMTF測定方法の手順を表したフローチャート、図6が図5のフローチャートにおけるMTF演算の手順を表したフローチャートである。
図1に表したように、MTF測定装置1は、披検レンズ3のMTF特性を測定するものであって、チャートCH像を光電変換して出力する撮像系100と、撮像系100から出力された画像信号に基づいて、披検レンズ3のMTFを測定するMTF測定系200によって構成されている。この際、チャートCHには、格子状に白色と黒色に画成された撮像模様が複数形成され、その画成境界によるエッジが形成されている。
また、MTF測定系200は、撮像系100から出力された画像信号に基づいて撮像素子5における欠陥画素を検出して補正し、欠陥画素が補正された画像信号を用いてMTFを測定するように構成されている。
撮像系100は、入射光の光量を可変するIris(絞り)2、披検レンズ3、有害な赤外線や反射光を除去するフィルタ4、披検レンズ3を介して導かれたチャートCH像を光電変換して複数の画素信号を出力する撮像素子(Charge Coupled Devicesである)5、撮像素子5から出力されるアナログ画像信号をデジタル画像信号Cに変換して出力するAFE(Analog Front End)6、撮像素子5及びAFE6を所定の周期で制御するTG(Timing Generator)13、披検レンズ3の光軸方向のスライド駆動を行うレンズ駆動部12、センサ11を介して披検レンズ3のスライド量及び位置を検出する検出部10、Iris(絞り)2の開閉駆動を行うIris駆動部15、センサ17を介してIris(絞り)2の開閉量を検出する検出部16等を備えている。
AFE6は、撮像素子5を介して出力されたアナログ画像信号に対してノイズを除去する相関二重サンプリング回路(CDS:Corelated Double Sampling)7、相関二重サンプリング回路7で相関二重サンプリングされた画像信号を増幅する可変利得増幅器(AGC:Automatic Gain Control)8、可変利得増幅器8を介して入力された撮像素子5からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換するA/D変換器9、等によって構成され、撮像素子5から出力された画像信号を、所定のサンプリング周波数でデジタル画像信号に変換し、MTF測定系200に出力する。
なお、本発明のMTF測定装置1は、撮像素子5及びAFE6に代えて、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサであってもよい。
次に、MTF測定系200は、A/D変換器9から出力されたデジタル画像信号を画素のアドレスに対応付けて記憶するフィールドメモリ21、フィールドメモリ21から出力された画像信号に基づき撮像素子5の欠陥画素を検出する欠陥画素検出手段22、欠陥画素検出手段22によって検出された欠陥画素を補正する欠陥画素補正手段30、フィールドメモリ21に記憶された正常な画素信号と欠陥画素補正手段30で補正された画素信号とを用いて披検レンズ3のMTFを測定するMTF測定手段35、CPU(Central Processing Unit)40、ROM(Read Only Memory)41、測定されたMTFや検出された欠陥画素を一時的に記憶するバッファ42等を備え、CPU40が、ROM41に格納された制御用プログラムに従って、当該MTF測定装置1の各処理を制御する。
次に、欠陥画素検出手段22は、チャートCHに形成されたエッジ模様に対応付けて、欠陥画素を検出する際の走査領域を設定する走査領域設定部23、走査領域における画素値毎の画素数を表すヒストグラムを画素分布として生成する画素分布生成部24、画素分布生成部24で生成された画素分布に基づいて正常画素の基準値を設定する基準値設定部25、欠陥画素を検出するための閾値を取得する閾値取得部26、閾値及び基準値を用い注目画素の欠陥有無を判定して欠陥画素を検出する欠陥画素検出部27、欠陥画素検出部27の検出結果にもとづいて欠陥画素の座標を表すマップを形成する欠陥画素マップ生成部28、等によって構成されている。
また、欠陥画素検出手段22では、欠陥画素の検出が、入射光に反応しない黒キズと、入射光がなくても異常に強い暗電流を発生する白キズの両者に対して行われる。
詳しくは、白キズ検出の際には、シャッター(図示せず)を閉じて撮像素子5を遮光した状態で、1画面分撮像して得られた画像データを用いて各画素値を取得し、この取得した画素値に基づいて欠陥画素を検出する。そして、基準値に対して画素値が大きくなるように閾値の分だけ加算して判定値を算出し、画素値が判定値よりも大きい画素を欠陥画素とする。
一方、黒キズ検出の際には、Iris(絞り)2及びシャッター(図示せず)を所定量開放して所定の露出状態で、黒キズ検出専用の被写体を1画面分撮像し、この撮像して得られた画像データを用いて各画素値を取得し、この取得した画素値に基づいて欠陥画素を検出する。そして、基準値に対して画素値が小さくなるように閾値の分だけ減算して判定値を算出し、画素値が判定値よりも小さい画素を欠陥画素とする。
次に、欠陥画素補正手段30は、チャートCHに形成されたエッジ模様の傾斜角α(図2(a)に記載のαである)を検出するエッジ方向検出部31、エッジ方向検出部31で検出された傾斜角αの線上において連続して現れる欠陥画素を補正不可として判定する補正可否判定部32、補正対象の欠陥画素を選択する欠陥画素選択部33、欠陥画素選択部33で選択された欠陥画素の画素値を正常画素の画素値から補間して生成する補間生成部34等によって構成されている。
エッジ方向検出部31は、図2(a)に表したように、画素配置方向に対応つけてxy方向を表した際に、取り込んだチャートCHのエッジ画像に対して、x方向にスキャンして画素値を微分してピークを求める。次いで、スキャン位置をy方向にずらして前述の工程を繰り返し、ピーク点の、yの値に対応するx方向の座標を求める。次いで、この複数のピ−ク点のxy座標に対して、最小二乗法などの直線方程式を用い、フィッテイングする直線の角度αを求める。
ここで、x及びyは、撮像素子5から出力する画素配列に対応し、互いに直交している。また、エッジの傾斜角αは、図2(b)及び図2(c)に表したように、予め、エッジに沿った傾斜線が、同一の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されている。
補正可否判定部32は、図2(b)(c)に表した様に、MTFの測定範囲に対応する所定の画素範囲において、エッジ方向検出部31で検出された傾斜角αに沿って、欠陥画素を求め、その欠陥画素が連続して現れない(b)の際には、補正可能な欠陥画素として判定し、一方、欠陥画素が連続して現れる(c)の際には、補正が不可能な欠陥画素として判定する。そして、その判定結果を表す信号が判定結果報知部(図1中の符号38である)に入力されてオペレータに報知される。
欠陥画素選択部33は、補正可否判定部32において補正可能と判定された欠陥画素を選択する。
補間生成部34は、図2(b)に表したように、エッジに平行する傾斜線に沿って、欠陥画素(図中における×で表した画素)の両側に位置する正常な画素(図中における○で表した画素)の画素値を用いて、欠陥画素(図中における×で表した画素)の画素値を補間生成する。この際、例えば、エッジ方向に沿って欠陥画素の両側に隣あう1対の正常画素の平均値を欠陥画素の画素値とするように補間生成してもよい。
次に、MTF測定手段35は、欠陥画素補正手段30を介して補間生成された画素値及び正常画素からなる画像値に基づいて、披検レンズ3の性能を評価するための指標となる、MTFを演算するMTF演算部36と、空間周波数に対応付けたMTF曲線を生成するMTF曲線生成部37とによって構成されている。
MTF演算部36は、図3(a)に表したように、チャートCHの撮像模様のエッジの傾斜角度に基づいてサンプリング数を算出し、次いで、算出されたサンプリング数を用いて、画像データを走査して画素値を取得することによりエッジのステップ応答を求め、次いで、ステップ応答を微分することによってエッジのインパルス応答を求め、次いで、インパルス応答をフーリエ変換してMTFを求める。
詳しくは、サンプリング数算出部36aでは、チャートCHにおけるエッジの傾斜角度を算出し画像の一方向の走査の基本単位となるサンプリング数P(図3(b)に表したP)を算出する。
図3(b)において、画像データのエッジを介して左側の輝度が暗く、右側の輝度が明るく発現している。また、図3(b)は、撮像して得られた画像データを表しており、四角い枠の1つ1つが画素を表し、画素内の●、■、○、□等が画素値を表している。
図3(b)に表したように、チャートCHの撮像模様のエッジが垂直方向に対してわずかに傾斜している場合、主走査方向を垂直方向とし、エッジラインが垂直方向に1画素分だけ変位するようにサンプリング数Pを設定する。
そして、傾斜角度を求める際には、図3(e)に表したように、チャートCHのエッジに対して、y方向(垂直方向)にS個のウィンドウwを配置する。この際、1つのウィンドウは、x方向(水平方向)に複数の単位要素を有し、各単位要素のサイズは画素1個分とする。
次に、(式1)を用いて、各ウィンドウw内で2次微分を行う。
(x)=2*P(x)−P(x−1)−P(x+1)・・・(式1)
(式1)において、P(x)がウィンドウw内の点(x,Ey)における画素値であり、L(x)がその点における2次微分値である。また、点(x,Ey)は、1つの単位要素をx座標およびy座標の一目盛とした場合の位置であって、Eyが図3(e)中の1,2,3,・・・,Sに相当する。
次に、各ウィンドウw内において、2次微分値L(x)の最大値Lmaxと最小値Lminを求め、それらの点のx座標Xmax、Xminを求め、(式2)を用いて、ウィンドウw内でのエッジ点のx座標Exを求める。
Ex=(Xmin*|Lmax|+Xmax*|Lmin|)/(|Lmax|+|Lmin|)・・・(式2)
そして、(式2)より得られたエッジ点群からエッジラインの傾斜角度θを求め、この際のcotθを四捨五入して得られた整数値をサンプリング数Pとする。
次に、ステップ応答算出部36bは、図3(c)に表したように、まず、1列目の画素を垂直方向に沿ってサンプリング数Pの分だけスキャンし、1列目のスキャンが終了したら、水平方向にスキャン位置を移し、再び垂直方向に沿ってサンプリング数Pの分だけスキャンし、順次、画像データを垂直方向に沿ってサンプリング数Pずつスキャンする。
そして、図3(d)に表したように、各スキャン位置の画素値を取得することにより、エッジのステップ応答を求める。
次に、図2(d)に表したように、各スキャン位置の画素値を一元的に並べ、エッジのステップ応答を得る。図3(d)は、ステップ応答を一元的に展開し、縦軸に輝度値、横軸にスキャン位置を表している。すなわち、ステップ応答算出部36bにおいて、エッジ付近の画素値を垂直方向にサンプリング数Pずつスキャンして、スキャンした順番に画素値を並べることにより、エッジのステップ応答を得ることができる。また、図2(d)において、エッジがより明確に捉えられているほど立ち上り又は立下りの勾配が急になって現れる。
次に、インパルス応答算出部36cは、ステップ応答算出部36bで得られたステップ応答を微分することによって像の強度分布を表すインパルス応答に変換する。ここで行う微分は、例えば、ステップ応答の隣接する画素間の差分をとることによって行うことができる。
次に、MTF算出部36dは、インパルス応答算出部36cにより求められたインパルス応答をフーリエ変換することにより変調伝達関数であるMTFを求める。この際、フーリエ変換することより、周波数毎に実数部分と虚数部分が得られ、この実数部分と虚数部分をベクトル的に加算することによってMTFを取得する。また、MTFの算出方法については、これに限らず、例えば、ISO12233に記載の解像度測定方法を用いてもよい。
次に、図4に表したように、MTF曲線生成部37は、MTF演算部36を介して算出されたMTFデータに基づいて、横軸に空間周波数、縦軸にコントラストの変調度を表した複数のMTF曲線37a、37b、37c、37d、37eを生成する。また、このMTF曲線中、実線で示すvLが縦方向に延出するエッジのMTFを表し、破線で示すhLが横方向に延出するエッジのMTFを表している。
MTF曲線37a〜37eは、複数のエッジ模様の夫々に対応付けられて生成され、画面中央に配置されたエッジ模様を読み取ったMTFがMTF曲線37aで表され、画面左上に配置されたエッジ模様を読み取ったMTFがMTF曲線37bで表され、画面右上に配置されたエッジ模様を読み取ったMTFがMTF曲線37cで表され、画面左下に配置されたエッジ模様を読み取ったMTFがMTF曲線37dで表され、画面右下に配置されたエッジ模様を読み取ったMTFがMTF曲線37eで表されている。
そして、本実施例のMTF測定装置1には、MTF演算部36におけるMTF算出結果やMTF曲線生成部37で生成されたMTF曲線を表示する表示装置(図示せず)が備えられている。
次に、図5、図6を用いて、MTF測定方法の手順を説明する。この、この手順は、CPU40がROM41に格納されたプログラムにもとづいて、各機能部に指令信号を与えて実行する。また、図5、図6におけるSはステップを表している。
まず、この手順は、オペレータによってMTF測定装置1に起動信号が入力された際にスタートする。
次いで、S100において、フィールドメモリ21やバッファに42に記憶されている以前の測定データを取得して初期化し、その後、S200に移る。
次いで、S200において、撮像系100を用いて白キズ又は黒キズ検出用に撮像されたテスト画像を、フィールドメモリ21から取得し、その後、S300に移る。
次いで、S300において、図6(a)に表した手順に基づいて、欠陥画素検出手段22を用い、フィールドメモリ21から取得したテスト画像の画素データに基づいて、欠陥画素を検出する。
まず、図6(a)におけるS310において、走査領域設定部23を用い、チャートCHにおけるエッジ模様に対応付けられたブロック(所定の画素範囲)内の画素データを取得し、その後、S320に移る。
次いで、S320において、画素分布生成部24及び基準値設定部25を用い、ブロック内の画素で最も多く現れる画素値を正常画素の基準値として検出し、その後、S330に移る。
次いで、S330において、閾値取得部26を用い、白キズ又は黒キズ検出用に予め定められた閾値を取得し、その後、S340に移る。閾値は、予め、白キズ及び黒キズの夫々に対応つけられて設定され、ROM41に記憶されている。
次いで、S340において、欠陥画素検出部27を用い、基準値から閾値の分だけ隔てた判定値に対してブロック内に位置する各画素の画素値を比較して欠陥画素を検出し、その後、S350に移る。
次いで、S350において、欠陥画素マップ生成部28を用い、欠陥画素の座標を表す欠陥画素マップを生成し、その後、図5のS400に移る。
次いで、S400において、チャートCHのエッジ画像を読み取って、その後、S500に移る。この際、チャートCHにおいて読み取るエッジ画像領域の選択順が、予め設定されてROM41に記憶されている。また、本実施例では、初めに中央に配置されたエッジ画像領域が選択され、その後、その周囲に配置された他のエッジ画像領域が順次選択されるようにプログラムされている。
次いで、S500において、エッジ方向検出部31を用い、エッジの傾斜角αを算出し、その後、S600に移る。
次いで、S600において、S350で生成された欠陥画素マップを参照し、エッジの傾斜角αに沿って、エッジ模様に対応する所定の画素範囲における欠陥画素を抽出し、その後、S700に移る。また、この際、欠陥画素が抽出されなかった場合には、S900に移る。
次いで、S700において、エッジに沿って欠陥画素が連続して抽出された際には、この欠陥画素の補正を不可(No)として判定して、S1300に移り、S1300において、判定結果報知部38を用い、「欠陥画素の補正が不可である」と報知して本MTF測定の処理を終了する。一方、S700において、エッジに沿って欠陥画素が連続しないで抽出された際には、この欠陥画素を補正可能(Yes)として判定し、その後、S800に移る。
次いで、S800において、欠陥画素選択部33及び補間生成部34を用い、欠陥画素の画素値を、エッジ方向に並ぶ正常画素の画素値から補間生成して補正し、その後、S900に移る。
次いで、S900において、図6(b)に表した手順に基づいて、MTF演算部36を用い、MTFの演算を行う。この際、S800で欠陥画素の補正があった際には、補正後の画素値を用い、一方、S600で欠陥画素の抽出が無かった際には、フィールドメモリ21から出力される画素値をそのまま用いる。
まず、サンプリング数算出部36aを用い、図6(b)におけるS910において、チャートCHにおけるエッジの傾斜角θを算出して、その後、S920に移り、画像の一方向の走査の基本単位となるサンプリング数Pを算出する(図3(b)参照)。
次いで、ステップ応答算出部36bを用い、S930において、主走査方向にサンプリング数Pを1ライン分の走査とするようにスキャン(図3(c)参照)してスキャン位置の画素値を取得し、その後、S940において、S930で得られた各スキャン位置の画素値を一元的に並べることにより、エッジのステップ応答(図3(d)参照)を得て、その後、S950に移る。
次いで、S950において、インパルス応答算出部36cを用い、S940で得られたステップ応答を微分することによって像の強度分布を表すインパルス応答に変換し、その後、S960に移る。
次いで、S960において、MTF算出部36を用い、S940で得られたインパルス応答を離散フーリエ変換してMTFを算出し、その後、図5のS1000に移る。
次いで、1000において、MTF曲線生成部37を用い、横軸に空間周波数、縦軸にコントラストの変調度を表したMTF曲線の画像データを生成し(図4参照)、その後、S1100に移る。
次いで、S1100において、MTFを測定する次のエッジ画像領域が有るか否かを判定し、次のエッジ画像領域が無い(No)と判定された際にはS1200に移り、一方、次のエッジ画像が有る(Yea)と判定された際には、S400に移って、次のエッジ画像が無い(No)と判定されるまでS400〜S1100を繰り返す。
次いで、S1200において、S900及びS1000において求められたエッジ模様毎のMTF及びMTF演算結果及びMTF曲線生成結果等をバッファ42に記憶し、その後、S1300に移る。
次いで、S1300において、判定結果報知部38を用い、S700における欠陥画素補正可否の判定結果を報知すると共に、その結果をバッファ42に記憶し、MTF測定方法の本手順を終了する。
以上のように、本実施例のMTF測定方法及びMTF測定装置1は、欠陥画素検出手段22において所定の画素範囲における欠陥画素を検出すると共に、エッジ方向検出部31をおいて撮像素子5に結像されたエッジ模様のエッジの画素配置方向に対する傾斜角αを検出し、エッジに沿って、欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、補間生成部34において欠陥画素の画素値を補正し、MTF測定手段35において、欠陥画素が補正された画素値を用いてMTFを測定するように構成されているので、撮像素子5に欠陥画素が含まれていても、精度良く披検レンズ3のMTF特性を測定できる。
また、本実施例のMTF測定方法及びMTF測定装置1は、図2に表したように、エッジの傾斜線(傾斜角α)が同一の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されていることにより、これらの画素の一つに欠陥画素を含む際に、残りの正常画素を用いて欠陥画素の補正を行うことができ、延いては、エッジ方向に対応付けて欠陥画素の補正ができ、欠陥画素が有っても精度良くMTF特性を測定できる。
また、本実施例のMTF測定方法及びMTF測定装置1は、補正可否判定部32においてエッジに沿って連続する欠陥画素が検出された際には、この欠陥画素の補正を不可として判定し、判定結果報知部38においてこの判定結果を報知することにより、無理な補正を行うことがなく、欠陥画素補正の信頼性を高めることができ、且つ、オペレータがその判定結果を得ることができて利便性を向上できる。
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、種各の態様を取ることができる。
例えば、本実施例のMTF測定装置1において、S300で求められた欠陥画素検出結果、S600で求められたエッジ方向の欠陥画素抽出結果、S900で求められたMTF演算結果、S1000で求められたMTF曲線生成結果等を外部機器に送信するためのインタフェースを備えてもよい。
また、披検レンズ3がズーミング可能な撮像系に使用される場合には、ズーミングに合わせて披検レンズ3を光軸方向に移動させ、ズーミングに対応してMTFの測定を行うように構成しても良い。また、この際、例えばテレ側(ズームレンズの望遠側)とワイド側(ズームレンズの広角側)の夫々毎に、撮像素子5を好ましい配置に切り替えてもよい。
また、本実施例の補正可否判定部32において、図2(c)に表したようにエッジに沿って欠陥画素が2つ連続する際に補正不可としたが、2つに限定されることなく、エッジ方向に沿って正常画素との整合性を有するように補正できれば良いので、例えば欠陥画素が2つの際には、夫々に隣接するエッジ方向の正常画素を用いて補正するものとして、欠陥画素が3つ以上連続する際に補正不可としてもよい。
本発明の一実施例の、MTF測定装置の構成を表すブロック図である。 同実施例における、欠陥画素補正の説明図であって、(a)がエッジ方向検出方法の説明図、(b)がエッジ方向における欠陥画素補正の説明図である。 同実施例における、MTFの測定動作を表す図である。 同実施例における、MTF測定装置で測定されたMTF曲線図である。 同実施例における、MTF測定方法の手順を表したフローチャートである。 図5のフローチャートにおけるMTF演算の手順を表したフローチャートである。
符号の説明
1…MTF測定装置、2…Iris(絞り)、3…披検レンズ、4…フィルタ、5…撮像素子(例えば、Charge Coupled Devices)、6…AFE(Analog Front End)、7…相関二重サンプリング回路、8…可変利得増幅器(AGC:Automatic Gain Control)、9…A/D変換器、10…検出部、11…センサ、12…レンズ駆動部、13…TG(Timing Generator)、15…Iris駆動部、16…検出部、17…センサ、21…フィールドメモリ、22…欠陥画素検出手段、23…走査領域設定部、24…画素分布生成部、25…基準値設定部、26…閾値取得部、27…欠陥画素検出部、28…欠陥画素マップ生成部、30…欠陥画素補正手段、30…欠陥画素補正手段、31…エッジ方向検出部、32…補正可否判定部、33…欠陥画素選択部、34…補間生成部、35…MTF測定手段、36…MTF演算部、37…MTF曲線生成部、36a…サンプリング数算出部、36b…ステップ応答算出部、36c…インパルス応答算出部、36d…MTF算出部、37…MTF曲線生成部、38…判定結果報知部、40…CPU(Central Processing Unit)、41…ROM(Read Only Memory)、42…バッファ、100…撮像系、200…MTF測定系、CH…チャート。

Claims (10)

  1. 光学像を撮像素子に導くための被検レンズと、
    エッジ模様が形成されたチャートと、
    複数の光電変換素子が並設されて、前記被検レンズを介して導かれた前記チャート像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を用い、
    前記撮像素子から出力する前記画像信号に基づいて、前記エッジ模様を含む所定の画素範囲を走査し、前記披検レンズの性能を評価するための指標となるMTF(Modulation Transfer Function)を測定するMTF測定方法であって、
    前記所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出ステップと、
    前記撮像素子に結像された前記エッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出ステップと、
    前記エッジに沿って、前記欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、前記欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正ステップと、
    を備え、
    前記欠陥画素補正ステップで補正された画素値を用い、前記MTFを測定することを特徴とするMTF測定方法。
  2. 前記エッジの傾斜線が、同一方向の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のMTF測定方法。
  3. 前記欠陥画素補正ステップにおいて、前記エッジに沿って前記欠陥画素の両側に隣接する欠陥画素を用い、この両側の正常画素の画素値の平均値を前記欠陥画素の画素値にして補正する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のMTF測定方法。
  4. 前記エッジに沿って連続する欠陥画素の補正を不可とする補正可否判定ステップを備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載のMTF測定方法。
  5. 前記補正可否判定ステップの判定結果を報知する報知ステップを備えている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか記載のMTF測定方法。
  6. 光学像を撮像素子に導くための被検レンズと、
    エッジ模様が形成されたチャートと、
    複数の光電変換素子が並設されて、前記被検レンズを介して導かれた前記チャート像を光電変換して画像信号を出力する前記撮像素子と、を備え、
    前記撮像素子から出力する前記画像信号に基づいて、前記エッジ模様を含む所定の画素範囲を走査し、前記披検レンズの性能を評価するための指標となるMTF(Modulation Transfer Function)を測定するMTF測定装置であって、
    前記所定の画素範囲における欠陥画素を検出する画素欠陥検出手段と、
    前記撮像素子に結像された前記エッジ模様のエッジの、撮像素子の画素配置方向に対する傾斜角を検出するエッジ傾斜角検出手段と、
    前記エッジに沿って、前記欠陥画素に隣接する正常画素との差分が少なくなるように、前記欠陥画素の画素値を補正する欠陥画素補正手段と、
    を備え、
    前記欠陥画素補正手段で補正された画素値を用い、前記MTFを測定することを特徴とするMTF測定装置。
  7. 前記エッジの傾斜線が、同一方向の画素配列における少なくとも3つ以上の画素を横断するように形成されている、
    ことを特徴とする請求項6に記載のMTF測定装置。
  8. 前記欠陥画素補正手段が、前記エッジに沿って前記欠陥画素の両側に隣接する欠陥画素を用い、この両側の正常画素の画素値の平均値を前記欠陥画素の画素値にして補正するように構成されている、
    ことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のMTF測定装置。
  9. 前記エッジに沿って連続する欠陥画素の補正を不可とする補正可否判定手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか記載のMTF測定装置。
  10. 前記補正可否判定手段の判定結果を報知する報知手段を備えている、
    ことを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れか記載のMTF測定装置。
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