JP2008281481A - 解像測定装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズの解像評価値を正確に算出する。
【解決手段】逆ガンマ変換処理部51は、参照用テーブルに基づいて、画像取得部42から入力されたチャート画像データに対して逆ガンマ変換処理を施す。スキャン処理部53は、マーカ検出/位置認識部52によって決定された測定位置(例えば、第1マーカ31と第2マーカ32cとの間)を多数回走査して、複数本の走査信号を取得する。CTF演算部54は、スキャン処理部53によって得られた複数の走査信号うち振幅値の大きい方から所定本数を抽出して、これらの走査信号に基づいて、黒輝度と白輝度を算出する。さらに、CTF演算部54は、これらの黒輝度及び白輝度に基づいて、解像評価値CTFを算出する。
【選択図】図4

Description

本発明は、解像測定用チャートを撮像して得られた画像データを取得し、この画像データに基づいてレンズの解像度を示す解像評価値を算出する解像測定装置及び方法に関する。
従来、レンズの解像度を示す解像評価値を測定する解像測定装置として、プロジェクタの投影レンズの解像評価値を測定する解像測定装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この解像測定装置では、投影レンズによってスクリーン上に投影された解像測定用のテストパターンをCCDイメージセンサ等の撮像手段によって撮像し、この撮像によって得られたテストパターン画像内のうちテストパターンが形成されていないバックグランド部分の輝度値と、テストパターン内の最大輝度値及び最小輝度値とを求めて、これらの輝度値に基づいて解像評価値を算出している。
特開2002−202218号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の解像測定装置によって、デジタルカメラ等の撮影装置からテストパターンを撮像した画像データを取得して解像評価値を算出する場合、画像データに対して画像処理が施されているため正確な解像評価値が算出できないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、レンズの解像評価値を正確に算出することが可能な解像測定装置及び方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の解像測定装置は、解像測定用のテストパターンが配置された解像測定用チャートを撮像してガンマ変換処理を含む画像処理が施された画像データを取得し、この画像データに基づいてレンズの解像度を示す解像評価値を算出する解像測定装置であり、前記画像データに対して、逆ガンマ変換処理を施す逆ガンマ変換処理手段と、前記逆ガンマ変換処理が施された画像データに含まれる前記テストパターンを異なる走査位置で複数回走査して、複数の輝度信号を取得する走査手段と、前記走査手段によって取得された前記複数の輝度信号に基づいて、前記解像評価値を算出する評価値算出手段とを備えていることを特徴とするものである。
また、前記逆ガンマ変換処理を行うための参照用テーブルを記憶するテーブル記憶手段を備え、前記逆ガンマ変換処理手段は、前記参照用テーブルに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行うことが好ましい。
さらに、前記解像測定用チャート内に配置された複数の異なる反射濃度を有するグラデーションパターンの反射濃度情報を記憶する反射濃度記憶手段と、前記画像データから前記グラデーションパターンを抽出して、このグラデーション部分の輝度を測定するグラデーション輝度測定手段と、前記反射濃度情報と前記グラデーション部分の測定輝度値とに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行うための参照用テーブルを作成するテーブル作成手段とを備え、前記逆ガンマ変換処理手段は、前記テーブル作成手段によって作成された前記参照用テーブルに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行っても良い。
また、露光レベルの異なる複数の前記画像データの各々から前記解像測定用チャートに含まれる輝度測定用パターンを抽出して、前記露光レベル毎に輝度を測定する輝度測定手段と、前記輝度測定用パターンの輝度測定値に基づいて算出された前記解像評価値を露光レベル毎に取得し、前記露光レベルに対する前記解像評価値の変化に基づいて、前記解像評価値の誤差を補正するための補正係数を設定する補正係数設定手段と、前記補正係数に基づいて、前記解像評価値を補正する評価値補正手段とを備えていることが好ましい。
本発明の解像測定方法は、解像測定用のテストパターンが配置された解像測定用チャートを撮像してガンマ変換処理を含む画像処理が施された画像データを取得し、この画像データに基づいてレンズの解像度を示す解像評価値を算出する解像測定方法であり、前記画像データに対して、逆ガンマ変換処理を施す逆ガンマ変換処理ステップと、前記逆ガンマ変換処理が施された画像データに含まれる前記テストパターンを異なる走査位置で複数回走査して、複数の輝度信号を取得する走査ステップと、前記走査ステップによって取得された前記複数の輝度信号に基づいて、前記解像評価値を算出する評価値算出ステップとを含むことを特徴とするものである。
本発明によれば、画像データに対してガンマ変換処理を含む画像処理が施されている場合に、画像データに対して逆ガンマ変換処理を施して輝度の入出力の関係を線形に戻した状態で、テストパターンを複数回走査して得られた複数の輝度信号に基づいて解像評価値を算出するので、広い露光レベル範囲で精度の高い正確な解像評価値を算出することができる。
また、逆ガンマ変換処理に用いる参照用テーブルを作成して、この参照用テーブルに基づいて画像データに対して逆ガンマ変換処理を施すので、ガンマ特性(ガンマカーブ)が不明な画像データの場合でも、解像評価値を正確に算出することができる。
さらに、撮影時の周辺輝度による解像評価値の誤差をエリア毎に補正するので、レンズシェーディングや照度ムラ等の撮影輝度ズレの影響を受けずに、照明の安定しない環境等でも精度の良い解像評価値を算出することが可能である。
図1に示す解像測定装置10は、デジタルカメラ11によって解像評価用のチャート12を撮像した画像データを取得して、この画像データに基づいて、デジタルカメラ11の撮影レンズ(図示せず)の解像評価値を算出する。この解像測定装置10は、ケーブル(例えば、USBケーブル)13によってデジタルカメラ11と接続され、このケーブル13を介して画像データを取得する。
図2に示す解像測定用チャート(以下、単にチャートと称する)12は、解像測定用パターン21〜26を有している。解像測定用パターン21は、撮影レンズのズームレンズをワイド端側に移動させた時の中心解像を測定するためのパターンであり、解像測定用パターン22は、ズームレンズをテレ端側に移動させた時の中心解像を測定するためのパターンである。解像測定用パターン22は、チャート12の略中央に配置され、解像測定用パターン21は、解像測定用パターン22よりも上に配置されており、解像測定用パターン22よりもサイズが大きくされている。
また、解像測定用パターン23〜26は、チャート12の四隅に配置されており、これらの解像測定用パターン23〜26は、テレ端側におけるレンズの周辺部の解像評価値を測定するためのパターンである。これらの解像測定用パターン21〜26は、大きさや向きが異なるだけで同様の形状を有している。
図3に示すように、解像測定用パターン21は、中心部に配置された第1マーカ31と、その周辺部に配置された複数の第2マーカ32a〜32fと、複数本の黒線33と、輝度測定用パターンであるグレーパッチ34とを有している。
第1及び第2マーカ31,32は、略正三角形状を有し、第1マーカ31は、第2マーカ32よりもサイズが大きくされている。第1マーカ31は、解像測定用パターンの位置を認識するために設けられている。
複数本の黒線33は、各線が略平行となるように、第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32dの各々との間に配置されており、各線間が白色にされている。第1マーカ31及び第2マーカ32a〜32dは、複数本の黒線33の位置を特定するためのものである。
また、この複数本の黒線33は、第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32dの各々とを結ぶ線の垂線に対して、所定角度傾けられている。この所定角度は、垂線に対して、各線の両端が1本分以上の線幅ずれる程度の角度にすることが好ましい。このように、1本分以上の線幅ずれる角度に傾けることにより、CCDイメージセンサ等の撮像素子の画素と、黒線33との位置が一致する箇所が必ず含まれる。
また、グレーパッチ34は、第2マーカ32e,32f間に配置されている。第2マーカ32e,32fは、グレーパッチ34の位置を特定するためのものである。グレーパッチ34は、後述するように、撮影輝度のズレによって生じる解像評価値CTFのズレを補正するための補正係数を算出する際に用いられる。
以上、解像測定用パターン21について説明を行ったが、その他の解像測定用パターン22〜26は、向きや大きさが異なるだけで同様の構成であるので、詳しい説明を省略する。
次に、図4を参照して、第1の実施形態である解像測定装置10の電気的構成について説明する。解像測定装置10は、各部を制御する制御手段である制御部41を備えている。この制御部41には、画像取得部42、ROM43、RAM44、表示部10a、及び操作部10bが接続されている。画像取得部42は、例えば、USBインターフェースや、メモリカード等の記録メディアを制御するメディアコントローラ等であり、デジタルカメラ11から画像データを取得して、この画像データを制御部41に出力する。
ROM43には、各部を制御するための制御プログラムや制御データ等が記憶されている。さらに、ROM43内には、テーブル記憶部43aが設けられている。このテーブル記憶部43aには、複数種類のデジタルカメラの各々に対応する複数の参照用テーブルが記憶されている。この参照用テーブルは、例えば、図5に示すように、入力輝度と出力輝度との対応を示すガンマテーブルである。
また、RAM44には、制御部41の作業データが一時的に記憶される。また、操作部10bは、各種入力ボタン(例えば、キーボード)で構成されており、制御部41は、この操作部10bから各種操作信号を取得して、各操作信号に対応する処理を実行する。
制御部41は、画像取得部42から入力された画像データに基づいて、撮影レンズの解像評価値CTF(Contrast Transfer Function)を算出した後、表示部10aを制御して、この解像評価値CTFを表示させる。
次に、制御部41の構成について説明する。制御部41は、逆ガンマ変換処理部51と、マーカ検出/位置認識部52と、スキャン処理部(走査手段)53と、CTF演算部(評価値算出手段)54と、結果ログ作成部55とを備えている。逆ガンマ変換処理部51には、画像取得部42から画像データが入力される。逆ガンマ変換処理部51は、前述の参照用テーブルを参照することによって、画像データに対して逆ガンマ変換処理を施して、輝度信号の入出力の関係をリニア(線形)に戻す。つまり、図6に示すように、通常のガンマ変換処理(実線矢印で示す)とは逆の変換処理(点線矢印)を行って、輝度信号をガンマ変換処理前と略同様の状態に戻す。
マーカ検出/位置認識部52は、画像データから第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32fとを検出するとともに、これらの位置情報を取得する。スキャン処理部53は、第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32dの各々との間で複数の黒線33を走査して走査信号(輝度信号)を取得する。この走査方向は、第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32dとを結ぶ直線と略平行な方向であり、図3に示すように、1画素ずつ走査する位置を平行移動しながら多数回(例えば、100回程度)の走査を繰り返し行う。
CTF演算部54は、スキャン処理部53によって取得された多数本の走査信号から、走査信号の振幅値(黒と白の輝度差)の大きな方から一定本数(例えば、10本)の走査信号を抽出し、これらの走査信号に基づいて、黒の輝度値の平均値と、白の輝度値の平均値とを算出する。なお、以下の説明において、黒の輝度値の平均値を黒輝度、白の輝度値の平均値を白輝度と称する。
さらに、このCTF演算部54は、前述の黒輝度及び白輝度に基づいて、下記数式1を用いて解像評価値CTFを算出する。
(数式1) 解像評価値CTF=(白輝度−黒輝度)/(白輝度+黒輝度)
結果ログ作成部55は、CTF演算部54によって算出された解像評価値CTFに基づいて、結果ログを作成する。この結果ログは、前述の表示部10aによって表示される。
次に、図7のフローチャートを参照して、上記構成の解像測定装置10の作用を説明する。最初に、画像取得部42は、レンズ解像の評価対象であるデジタルカメラ11からチャート12を撮像したチャート画像データを取得して、逆ガンマ変換処理部51に出力する。逆ガンマ変換処理部51は、チャート画像データに付加されたタグ情報内の機種情報に基づいて、デジタルカメラ11に対応する参照用テーブルを選択する。
逆ガンマ変換処理部51は、この参照用テーブルに基づいて、この画像データに対して逆ガンマ変換処理を施して、輝度信号の入出力を線形に戻す。なお、本実施形態において、逆ガンマ変換処理部51がタグ情報内の機種情報に基づいて、参照用テーブルを選択する場合を例に説明するが、オペレータが操作部10bを操作して、デジタルカメラの機種情報を入力しても良い。
チャート画像データに対して逆ガンマ変換処理を施した後、マーカ検出/位置認識部52は、例えば、解像測定用パターン21の第1マーカ31を検出し、さらに第2マーカ32a〜32fを検出する。その後、マーカ検出/位置認識部52は、これらの第1マーカ31及び第2マーカ32a〜32fの位置情報を取得して、この位置情報をスキャン処理部53に出力する。
スキャン処理部53は、第1マーカ31及び第2マーカ32a〜32fの位置情報に基づいて、測定位置を決定するとともに、測定位置として決定されたマーカ間(例えば、第1マーカ31と第2マーカ32cとの間)を複数回(例えば、100回)に亘って走査(スキャン)して、複数本の走査信号(輝度信号)を取得する。CTF演算部54は、スキャン処理部53によって得られた複数の走査信号うち振幅値の大きい方から所定本数(例えば、10本)を抽出する。
その後、CTF演算部54は、抽出した10本の走査信号に基づいて、黒輝度と白輝度を算出し、さらに、これらの黒輝度及び白輝度に基づいて、解像評価値CTFを算出する。さらに、結果ログ作成部55は、この解像評価値CTFに基づいて結果ログを作成する。その後、この結果ログが表示部10aによって表示される。
また、上記作用の説明において、解像測定用パターン21によって、解像評価値CTFを算出する場合を例に説明したが、その他の解像測定用パターン22〜26の場合も同様であるので、詳しい説明を省略する。
なお、上記作用の説明において、第1マーカ31と第2マーカ32cとの間を走査して、解像評価値CTFを算出する場合を例に説明したが、これに限るものではなく、第1マーカ31と、第2マーカ32a〜32dの各々との間を全て走査して、解像評価値CTFの平均値を算出しても良い。
前述の解像測定装置10では、内蔵メモリであるROM43に参照用テーブルを予め記憶させておく場合を例に説明したが、チャート画像データに基づいて、参照用テーブルを作成しても良い。この場合について、以下に説明する。
チャート画像データに基づいて参照用テーブルを作成する場合、図8に示すチャート57を使用する。このチャート57は、前述のチャート12と同様に解像測定用パターン21〜26を備え、さらに、グラデーションパターン58を備えている。このグラデーションパターン58は、複数の異なる反射濃度を有している。
図9に示すように、第2の実施形態である解像測定装置60は、各部を制御する制御手段である制御部61と、ROM64とを備えている。制御部61は、前述の制御部41とは異なり、グラデーション輝度測定部62と、テーブル作成部63とを備えている。また、ROM64は、前述のROM43と異なり、テーブル記憶部43aが設けられていない。しかし、このROM64は、反射濃度記憶手段であり、前述のグラデーションパターン61の反射濃度情報64aが記憶されている。
グラデーション輝度測定部62には、画像取得部42からチャート画像データが入力される。このグラデーション輝度測定部62は、チャート画像データからグラデーションパターン61に対応する部分の画像データを抽出して、グラデーションパターン61の輝度を測定する。グラデーション輝度測定部62は、このグラデーションパターン61の輝度測定値をテーブル作成部63に出力する。
テーブル作成部63は、グラデーション輝度測定部62から取得した輝度測定値と、ROM64のパターン濃度情報64aとに基づいて、逆ガンマ変換処理に用いる参照用テーブルを作成する。例えば、図10に示すように、テーブル作成部63は、反射濃度を横軸、実際の輝度測定値を縦軸にしてガンマカーブを求めて、このガンマカーブに対応する参照用テーブルを作成する。
以上、グラデーション輝度測定部62、テーブル作成部63、及びROM64について説明したが、解像測定装置60は、その他の構成が前述の解像測定装置40と同様であるので、同じ部品には同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
次に、図11のフローチャートを参照して、上記構成の解像測定装置60の作用を説明する。最初に、画像取得部42は、レンズ解像の評価対象であるデジタルカメラ11からチャート57を撮影したチャート画像データを取得して、グラデーション輝度測定部62に出力する。グラデーション輝度測定部62は、チャート画像データからグラデーションパターン61に対応する部分の画像データを抽出して、グラデーションパターン61の輝度を測定する。
グラデーション輝度測定部62は、このグラデーションパターン61の輝度測定値をテーブル作成部63に出力する。テーブル作成部63は、グラデーション輝度測定部62から取得した輝度測定値と、パターン濃度情報64aとに基づいて、参照用テーブルを作成する。逆ガンマ変換処理部51は、テーブル作成部63から参照用テーブルを取得し、この参照用テーブルを参照して、チャート画像データに対して逆ガンマ変換処理を施す。
チャート画像データに対して逆ガンマ変換処理を施した後、前述の解像測定装置40と同様の処理を行って、解像評価値CTFを算出して、その結果を表示部10aに表示させる。
なお、上記第2の実施形態において、ROM64内にパターン濃度情報64aを記憶させて、参照用テーブルを記憶させない場合を例に説明を行ったが、これに限るものではなく、デジタルカメラの機種毎の参照用テーブルを記憶させても良い。この場合、評価対象のデジタルカメラに対応する参照用テーブルがROM64内に記憶されていない時にのみ、参照用テーブルを作成すれば良い。
次に、図12を参照して、第3の実施形態である解像測定装置70について説明する。解像測定装置70は、各部を制御する制御手段である制御部71を備えている。この制御部71は、前述の制御部41とは異なり、多点輝度測定部(輝度測定手段)72と、多点輝度ズレ算出部73と、補正値算出部74と、補正係数設定部75と、CTF補正部(評価値補正手段)76とを備えている。
最初に、補正係数設定部75について説明する。補正係数設定部75は、グレーパッチ34の輝度に基づいて算出された解像評価値CTFを露光レベル毎に取得して、各露光レベルに対する解像評価値CTFの変化に基づいて、傾き(補正係数)を算出する。
各露光レベルの解像評価値CTFは、例えば、図13及び図14に示すグラフとなる。また、図13及び図14のグラフにおいて、横軸は、露光レベルを変化させた時のグレー輝度レベル(黒が0,白が210=1024)であり、また、縦軸は、解像評価値CTFを示している。図14に示すグラフは、グレー輝度レベル100〜340付近を拡大したものである。
露光レベルの変化に対して、解像評価値CTFは、理論上、高輝度で飽和しない限り、一定値を示す。しかし、ガンマ変換が施された画像データに対して、さらに逆ガンマ変換を施して線形に戻す工程において誤差(例えば、量子化誤差、黒基準レベルのズレ、ノイズ等)が乗ってくるため、白輝度と黒輝度とを前述の数式1に代入して、解像評価値CTFを算出すると、露光レベルの変化に対して、図13及び図14のグラフに示すように、解像評価値CTFが一定とはならない。
しかし、この場合、図14のグラフに示すように、露光レベルの120〜315付近にて略線形に近い変化を示しているので、この線形部分での傾きを算出して、この傾きを補正係数として利用することによって、露光レベルに影響されない解像評価値CTFの算出が可能である。
多点輝度測定部72は、チャート画像データに基づいて、解像測定用パターン21〜26のグレーパッチ34の輝度を測定する。多点輝度ズレ算出部73は、グレーパッチ34の最も好ましい輝度値であるTYP輝度値(基準輝度値)と、多点輝度測定部72によって測定された測定輝度値(実測輝度値)との差分を算出する。補正値算出部74は、前述の補正係数設定部75から補正係数を取得し、前述の差分に補正係数を乗算して、補正値を算出する。CTF補正部76は、CTF測定値から前述の補正値を減算することによって、解像評価値CTFを補正する。つまり、下記数式2によって各エリアの解像評価値CTFが補正される。
(数式2)補正後のCTF=CTF測定値−(TYP輝度値−測定輝度値)×補正係数
次に、図15及び図16のフローチャートを参照して、上記構成の解像測定装置70の作用を説明する。最初に、図15のフローチャートを参照して、補正係数設定処理について説明する。多点輝度測定部72は、画像取得部42から複数の異なる露光レベルで撮影された複数のチャート画像データを取得して、各チャート画像データに基づいて、解像測定用パターン22のグレーパッチ34の輝度を測定する。なお、異なる露光レベルのチャート画像を撮影する際は、デジタルカメラ11の電子シャッタ速度を変更して撮影を行えば良い。
逆ガンマ変換処理部51は、多点輝度測定部72からグレーパッチ34の測定輝度値を取得して、これらの測定輝度値に対して逆ガンマ変換処理を施して、これらの測定輝度値をCTF演算部54に出力する。CTF演算部54は、露光レベル毎の解像評価値CTFを算出して、補正係数設定部75に出力する。
さらに、補正係数設定部75は、CTF演算部54から各露光レベルの解像評価値CTFを取得し、露光レベルに対する解像評価値CTFの変化に基づいて、傾きを算出して補正係数として設定し、補正係数設定処理を終了する。
なお、この補正係数設定処理において、解像測定用パターン22のグレーパッチ34の輝度を測定して、補正係数を設定する場合を例に説明したが、その他の解像測定用パターン21,22〜26の場合も同様であるので、詳しい説明を省略する。また、補正係数設定部75は、補正係数をエリア毎、つまり、解像測定用パターン21〜26毎に設定しても良い。
次に、図16のフローチャートを参照して、解像評価値CTFの補正処理について説明する。なお、解像評価値CTFを算出するまでの処理は、図7のフローチャートと同様であるので、詳しい説明を省略する。
CTF演算部54によって、各エリアの解像評価値CTFが算出された後、多点輝度測定部72は、チャート12の中心及び周辺の解像測定用パターン22〜26のグレーパッチ34の輝度を測定する。多点輝度ズレ算出部73は、TYP輝度と測定輝度とのズレを算出する。
さらに、CTF補正部76は、多点輝度ズレ算出部73から輝度のズレ量を取得するとともに、補正係数設定部75から補正係数を取得し、この補正係数に基づいて、前述の数式2によって各エリアの解像評価値CTFを補正する。
解像評価値CTFの補正後、結果ログ作成部55は、補正後の解像評価値CTFに基づいて結果ログを作成し、この結果ログが表示部10aに表示される。
なお、上記実施形態において、チャートを撮影した画像データに対して最初に逆ガンマ変換処理を施す場合を例に説明したが、画像データ内の解像測定用パターンをスキャンして得られた輝度信号に対して逆ガンマ変換処理を施しても良い。
また、上記実施形態において、デジタルカメラと解像測定装置とをUSBケーブルによって接続して、画像データを取得する場合を例に説明を行ったが、これに限るものではなく、デジタルカメラに着脱自在に装填される記録メディア(メモリカード)を介して画像データを取得しても良い。
さらに、上記実施形態において、制御部内に、グラデーション輝度測定部、テーブル作成部、逆ガンマ変換演算部、マーカ検出/位置認識部、スキャン処理部、CTF演算部、多点輝度測定部、多点輝度ズレ算出部、補正値算出部、補正係数設定部、CTF補正部、及び結果ログ作成部を設ける場合を例に説明を行ったが、これらを設けずに、制御部が、これらの処理をプログラムで実行しても良い。この場合、プログラムをROMに記憶させておけば良い。
また、上記実施形態において、デジタルカメラの撮影レンズの解像度を評価する場合を例に説明を行ったが、これに限るものではなく、例えば、デジタルビデオカメラやカメラ付き携帯電話等の撮影レンズの解像度を評価しても良い。
解像測定装置の構成を示す外観斜視図である。 チャートの構成を示す平面図である。 解像測定用パターンの構成を示す平面図である。 第1の実施形態である解像測定装置の電気的構成を示すブロック図である。 参照用テーブルを示す説明図である。 逆ガンマ変換処理を説明するグラフである。 第1の実施形態である解像測定装置の作用を説明するフローチャートである。 グラデーションパターンを有するチャートの構成を示す平面図である。 第2の実施形態である解像測定装置の電気的構成を示すブロック図である。 グラデーションパターンの反射濃度と輝度測定値との関係を示すグラフである。 第2の実施形態である解像測定装置の作用を説明するフローチャートである。 第3の実施形態である解像測定装置の電気的構成を示すブロック図である。 グレー輝度レベルと解像評価値CTFとの関係を示すグラフである。 グレー輝度レベルと解像評価値CTFとの関係を示すグラフであり、線形となる領域を示している。 第3の実施形態である解像測定装置の補正係数設定処理を説明するフローチャートである。 第3の実施形態である解像測定装置の作用を説明するフローチャートである。
符号の説明
10,60,70 解像測定装置
11 デジタルカメラ
12,57 チャート
21〜26 解像測定用パターン
33 黒線
34 グレーパッチ
41,61,71 制御部
42 画像取得部
43 ROM
43a テーブル記憶部
46 表示部
51 逆ガンマ変換処理部
52 マーカ検出/位置認識部
53 スキャン処理部
54 CTF演算部
55 結果ログ作成部
58 グラデーションパターン
62 グラデーション輝度測定部
63 テーブル作成部
72 多点輝度測定部
73 多点輝度ズレ算出部
74 補正値算出部
75 補正係数設定部
76 CTF補正部

Claims (5)

  1. 解像測定用のテストパターンが配置された解像測定用チャートを撮像してガンマ変換処理を含む画像処理が施された画像データを取得し、この画像データに基づいてレンズの解像度を示す解像評価値を算出する解像測定装置において、
    前記画像データに対して、逆ガンマ変換処理を施す逆ガンマ変換処理手段と、
    前記逆ガンマ変換処理が施された画像データに含まれる前記テストパターンを異なる走査位置で複数回走査して、複数の輝度信号を取得する走査手段と、
    前記走査手段によって取得された前記複数の輝度信号に基づいて、前記解像評価値を算出する評価値算出手段とを備えていることを特徴とする解像測定装置。
  2. 前記逆ガンマ変換処理を行うための参照用テーブルを記憶するテーブル記憶手段を備え、前記逆ガンマ変換処理手段は、前記参照用テーブルに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の解像測定装置。
  3. 前記解像測定用チャート内に配置された複数の異なる反射濃度を有するグラデーションパターンの反射濃度情報を記憶する反射濃度記憶手段と、
    前記画像データから前記グラデーションパターンを抽出して、このグラデーション部分の輝度を測定するグラデーション輝度測定手段と、
    前記反射濃度情報と前記グラデーション部分の測定輝度値とに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行うための参照用テーブルを作成するテーブル作成手段とを備え、
    前記逆ガンマ変換処理手段は、前記テーブル作成手段によって作成された前記参照用テーブルに基づいて、前記逆ガンマ変換処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の解像測定装置。
  4. 露光レベルの異なる複数の前記画像データの各々から前記解像測定用チャートに含まれる輝度測定用パターンを抽出して、前記露光レベル毎に輝度を測定する輝度測定手段と、
    前記輝度測定用パターンの輝度測定値に基づいて算出された前記解像評価値を露光レベル毎に取得し、前記露光レベルに対する前記解像評価値の変化に基づいて、前記解像評価値の誤差を補正するための補正係数を設定する補正係数設定手段と、
    前記補正係数に基づいて、前記解像評価値を補正する評価値補正手段とを備えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の解像測定装置。
  5. 解像測定用のテストパターンが配置された解像測定用チャートを撮像してガンマ変換処理を含む画像処理が施された画像データを取得し、この画像データに基づいてレンズの解像度を示す解像評価値を算出する解像測定方法において、
    前記画像データに対して、逆ガンマ変換処理を施す逆ガンマ変換処理ステップと、
    前記逆ガンマ変換処理が施された画像データに含まれる前記テストパターンを異なる走査位置で複数回走査して、複数の輝度信号を取得する走査ステップと、
    前記走査ステップによって取得された前記複数の輝度信号に基づいて、前記解像評価値を算出する評価値算出ステップとを含むことを特徴とする解像測定方法。
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