JP2009185599A - 屋根上設置物用取り付け金具及び屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造 - Google Patents

屋根上設置物用取り付け金具及び屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】組み合わせが容易で、強度が得られ、施工性もよい取り付け金具及びその取り付け構造を提供する。
【解決手段】上面11・21と、その一側端縁を折り下げた折り下げ面14・24と、他側端縁を略直角に折り下げた側面12・22と、その下側端縁を上面11・21方向に折り曲げた挟持片13・23とを有する左右ピース1・2から成っていて、開口部同士を対向させて組み合わせられ、挟持片13・23が折板屋根板の馳部に締め付け具を用いて取り付けられたときに、折り下げ面14・24同士が圧接することができる形状に形成されており、右ピース2の折り下げ面24には、その下側端縁を上面21とは反対方向に折り曲げた係合面25が形成されており、係合面25は、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁よりも下位に位置している屋根上設置物用取り付け金具を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイトフレームに固定された、山部と谷部を交互に形成し、それぞれの山部の端縁を立ち上げて形成された馳部同士を接合して葺かれた折板屋根板の上に、太陽電池モジュールや緑化パネル等の屋根上設置物を取り付けるための取り付け金具及びその取り付け構造に関する。
既設または新設の折板屋根板の上に、太陽電池モジュール等の屋根上設置物を取り付ける場合、馳部を取り付け金具で挟み込むようにして取り付けることがある。
その従来の技術について、まず、図22に基づいて説明する(特許文献1参照)。
特開2000−336857号公報の記載によれば、「連結片相互を緊締ボルトにて緊締するから、馳部の挟着部分は、挟着片の端部が広く圧着することになり、従来の取付装置のような締付ボルトの先端部一点で圧着するといった脆弱な緊締力は解消された。」と、なっている。また、「重ね合わせた重合片の上に部材を支持するので、高い支持強度が得られ」る、と、記載されている。
図22に示された取り付け金具Aの左ピース1と右ピース2とが連結片に相当し、挟持片13・23が挟着片に相当する。そして、上面11・21が重合片に相当する。
図23に示した取り付け金具Aには、左ピース1と右ピース2とがズレないように、しっかり組み合わせられるような工夫が開示されている(特許文献2参照)。右ピース2には、折り下げ面24の一部を切り欠いた切り欠き部24aが形成されており、左ピース1には、そこに挿入することができる上面延出部11aが、上面11をやや延出することで形成されている。
そして、左ピース1の上面延出部11aを右ピース2の切り欠き部24aに挿入し、それぞれの側面12・22に通されたボルト3をナット5で締め付ける。ボルト3にナット5を強く締め付けるのは、挟持片13・23を折板屋根板の馳部に挟み付ける際でよいが、各挟持片13・23の間隔をあけて左ピース1と右ピース2とを組み合わせて工場より出荷する場合でも、現場で左右から組み合わせる場合でも、切り欠き部24aに上面延出部11aを挿入することで、左ピース1と右ピース2とを確実に組み合わせることができる。
特開2000−336857号公報 意匠登録第999660号公報
図22の取り付け金具Aは、上向きの固定具3Bに固定された屋根上設置物が持ち上がるような力が加わったときに、上面11・21は固定具3Bを支点に略ヘ字状に曲がりやすかった。側面12・22において、ボルト3よりも上位の面は上方に向かって外側方向へ開くように曲がり、ボルト3よりも下位の面は下方に向かって外側方向に開くように曲がって、その面から挟持片13・23にかけての面が略く字状になって挟持片13・23が馳部93・93から外れる恐れがあった。
逆に、屋根上設置物が押しつけられるような力がかかった場合には、側面12・22において、ボルト3よりも下位の面が座屈するようになって挟持片13・23が馳部93・93から外れる恐れがあった。
さらに、左右ピース1・2を組み合わせて工場から出荷する場合には、上面の長穴に固定具3Bを通し、側面12・22にボルト3を通すが、固定具3Bを通す上下の動作とボルト3を通す動作の両方が必要であった。
現場で、左右ピース1・2を馳部93・93に取り付ける際には、左右ピース1・2の上面11・22が左右方向に動くのを、長穴に挿入されている固定具3Bで止める作業が必要であった。
図23に示した取り付け金具Aは、持ち上げられたときに、ボルトを支点として各上面が左右に開いて、簡単に上面延出部11aが外れてしまう恐れがあった。
図23の上面延出部11aと切り欠き部24aとで、左右方向の動きだけで左右ピース1・2を組み合わせることができるが、切り欠き部24aは、折り下げ面24の一部を窓のように切り欠いて形成している。量産するために、金型を使用してこの切り欠き部24aを形成する場合、切り欠き部24aよりも下方に、ある程度の長さを必要とし、折り下げ面24の材料寸法を大きくする必要があった。引いては、切り欠き部24aよりも下方に面を残した折り下げ面24であることで、ボルト3を挿入する穴が折り下げ面24の下側端縁よりも下位に来るように、側面12・22の高さを高くする必要もあった。
これまで述べた通り、図22の取り付け金具Aは、強度が不足している可能性があった。また、長穴を利用して固定具3Bを取り付けたり左右ピースを組み合わせたりすることにより、作業性が低下していた。
図23の取り付け金具Aは、図22同様に左右ピース1・2が簡単に外れる恐れがあった。また、左右ピース1・2を組み合わせやすくするために上面延出部11aと切り欠き部24aとを形成しているが、材料寸法を多く必要とした。
本願は、比較的強度があり、左ピース1と右ピース2とを簡単に確実に組み合わせることができ、施工性も向上させた取り付け金具A及びその取り付け構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、屋根上設置物用の取り付け金具として、次のような取り付け金具を用いる。
請求項1に記載した屋根上設置物用取り付け金具は、本願発明の上位概念であって、全体を包括する基本形状を示している。
左ピースと右ピースと締め付け具とから成っており、左ピースには、上面と、上面の一側である右側端縁を折り下げた折り下げ面と、他側である左側端縁を略直角に折り下げた側面と、側面の下側端縁を折り下げ面方向に折り曲げた挟持片とが形成されている。
右ピースには、上面と、上面の一側である左側端縁を折り下げた折り下げ面と、他側である右側端縁を略直角に折り下げた側面と、側面の下側端縁を折り下げ面方向に折り曲げた挟持片とが形成されている。
「側面の下側端縁を折り下げ面方向に折り曲げた」というのは、馳部に取り付けたときに、挟持片の先端縁が馳部を挟持することができる方向に折り曲げたということである。側面の下側端縁を略V字状に折り曲げることもあれば、上面とほぼ平行に折り曲げることもある。また、側面の下側端縁を折り曲げてから立ち上げることもある。
左ピースまたは右ピースの折り下げ面には、該折り下げ面の下側端縁を上面とは反対方向に略Z字状になるように折り曲げた係合面が形成されている。
このように、それぞれ断面略コ字状の左ピースと右ピースとを、馳部を有する折板屋根板の馳部に、締め付け具を用いて取り付ける。左ピースと右ピースが開口部同士を対向させて組み合わせられ、挟持片が馳部に締め付け具で取り付けられたとき、前記折り下げ面同士は、圧接することができる形状に形成されている。そして、係合面は、折り下げ面の下側端縁よりも下位に位置している。
左ピースの折り下げ面の下側端縁を折り曲げて係合面を形成していない場合には、右ピースの折り下げ面の下側端縁を上面とは反対方向に、たとえば略Z字状に折り曲げた係合面が形成されている。この場合には、左ピースと右ピースが組み合わせられて、締め付け具で馳部に固定されたとき、左ピースの折り下げ面の下側端縁よりも下位に、右ピースに形成された係合面が位置している。下位といっても、折り下げ面の下側端縁近傍が望ましく、左右ピースを組み合わせる際に、案内面にすることができる位置である。
そして、折り下げ面同士が圧接している。折り下げ面同士のほぼ全面が面接触する場合もあるし、線接触する場合もあり、折り下げ面同士のどこかがぶつかり合うようにきつく接している。
右ピースの折り下げ面の下側端縁を折り曲げて係合面を形成していない場合には、左ピースの折り下げ面の下側端縁を上面とは反対方向に折り曲げた係合面が形成されている。このように、左右ピースは、どちらか一方に係合面を形成する構成となっている。
請求項2に記載した屋根上設置物用取り付け金具は、請求項1に加えて、係合面を係止することができる係止部を形成したものである。係合面と組み合わせて係止させることで、課題を解決するために工夫を加えたものである。
それは、係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面に、係止部を形成した取り付け金具である。係止部は、係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面に、係合面を係止することができる形状に、軒棟方向に間隔をあけて形成されている。
そして、係合面の先端縁を、係合面が形成されていない方の折り下げ面の下側端縁より内側方向に挿入した屋根上設置物用取り付け金具である。
左ピースまたは右ピースの折り下げ面には、係合面を係止することができる係止部が形成されている。右ピースに係合面が形成されている場合には、左ピースに係止部が形成されている。左ピースに係合面が形成されている場合には、右ピースに係止部が形成されている。係止部は、たとえば、折り下げ面から延出された面を折り曲げて形成することもあるし、折り下げ面を所定の寸法で切り欠いて形成することもある。
係止部が形成されているのに加え、係合面の先端縁は、係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面の下側端縁よりも下より内側方向に挿入されている。
左ピースと右ピースが組み合わせられて締め付け具で取り付けられたとき、請求項1の構成に加えて、係止部と係合面とが互いに係止し合っていることを特徴としている。
左右ピースが組み合わせられたとき、係合面と係止部とは、次のように互いを係止している。左ピースに係止部が形成され、右ピースに係合面が形成されている場合で説明すると、左ピースの折り下げ面の下側端縁よりも内側方向であって、左ピースの側面方向に向かって、右ピースの係合面の先端縁が挿入されている。このとき、左ピースの係止部と右ピースの係合面とは、軒棟方向及び上下方向にズレるのを防いで互いに係止し合っている。
請求項3は、請求項1または請求項2に記載した取り付け金具の取り付け構造である。
それは、請求項1または請求項2に記載した屋根上設置物用取り付け金具が折板屋根板の山部に載置されており、締め付け具によって、前記屋根上設置物用取り付け金具の各挟持片が折板屋根板の馳部に締め付けられて固定されており、左右ピースの折り下げ面が圧接されており、上面に屋根上設置物が固定される、屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造である。
左ピースと右ピースが開口部同士を対向させて組み合わせられて締め付け具で取り付けられたとき、折り下げ面同士は圧接している。折り下げ面同士のほぼ全面が面接触する場合もあるし、線接触する場合もあり、折り下げ面同士のいずれかの箇所が圧接している。
請求項4は、請求項1または請求項2記載の取り付け金具に、軒側補強片と棟側補強片を形成した取り付け金具の取り付け構造である。
取り付け金具は、左ピース及び右ピースの軒側と棟側となる側に、折板屋根板の馳部と直交する角度で形成された軒側補強片と棟側補強片とを形成する。つまり、左ピースの軒側と棟側、右ピースの軒側と棟側に、それぞれの補強片を形成する。
それぞれの軒側補強片と棟側補強片とは、左ピースまたは右ピースのうち少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片が、屋根上設置物用取り付け金具が馳部に取り付けられたときに、馳部に係止することができる形状に形成されている。
たとえば、施工された折板屋根板の馳部において、正面から向かって左側の外側馳に凹部が形成されていて、左ピースの挟持片の先端縁が凹部にはまるように、やや上向きになっている場合には、左ピースの各補強片も、馳部の凹部に係止する形状に形成する。
左右の馳部が、山部から略直角に立ち上げられて形成されている場合には、その略直角の形状に合わせて係止する形状にする。また、左右の馳部に凹部がある場合には、それぞれの凹部にはまって係止する形状にするとよい。
いずれにせよ、締め付け具で馳部に取り付けたときに、左ピースまたは右ピースのうち少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片が、馳部に係止できる形状にすればよい。左右ピースの両側の補強片が係止してもよいし、一方のピースの補強片でもよいし、係止の状態も、いずれかの箇所が馳部に係止していればよい。しかし、各補強片が、馳部にしっかり引っかかったり、馳部をしっかり挟み込んだりする状態で係止しているのが望ましい。
このような取り付け金具の左ピースと右ピースとが、開口部同士を対向させて組み合わせられて折板屋根板の山部に載置されており、屋根上設置物用取り付け金具の各挟持片が折板屋根板の馳部に締め付け具で締め付けられて固定されたときに、請求項3同様に、左右ピースそれぞれの折り下げ面同士が圧接されており、上面に屋根上設置物が固定される屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造である。また、左右ピースのうち少なくとも一方のピースの各補強片が馳部に係止している、屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造である。
以下の3つのパターンによって、本願の効果を説明する。
1つ目は、各従来技術の課題ごとに対比させた説明である。2つ目は、各請求項が持つ効果についての説明である。3つ目は、特徴ごとの説明である。
図22の取り付け金具Aは、挟持片13・23が馳部93・93から外れる恐れのあるものであった。
それに比べて本願の屋根上設置物用取り付け金具は、左ピースには、上面と、上面の一側である右側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面と、他側である左側端縁を略直角に折り下げた側面と、側面の下側端縁を前記上面方向に折り曲げた挟持片とが形成されている。
右ピースには、上面と、上面の一側である左側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面と、他側である右側端縁を略直角に折り下げた側面と、側面の下側端縁を内側方向に折り曲げた挟持片とが形成されている。さらに、上面には長穴はあけられていない。しかも、折り下げ面同士が圧接する。従って、ボルトを締め付けると、挟持片はいっそう馳部を強く締め付けることができる。
図22の取り付け金具には、本願の折り下げ面に相当する構成は無く、ボルトが強く締め付けられたときにボルトの取り付け箇所の側面がそれぞれ内側方向に曲がる可能性もあった。しかし、本願の場合には、上面から折り下げられた折り下げ面は、馳部に取り付け金具が締め付けられたときに支点となり、馳部を強く締め付ける。これらにより、十分な強度が得られる。
本願は、左ピースまたは右ピースの少なくとも一方の折り下げ面には、該折り下げ面の下側端縁を上面とは反対方向に折り曲げた係合面が形成されている。このような取り付け金具となっているため、左右ピースを組み合わせるときに、係合面に添って折り下げ面を組み合わせればいいので、案内面となって組み合わせやすい。
図22の場合には、工場での作業の際に必ず、固定具3Bを長穴に通す動作とボルト3を通す動作の両方が必要であった。しかし、本願の場合には、固定面に対して折り下げ面を左右方向に摺動させるだけでも組み合わせることができる。また、係合面に折り下げ面を載せるような動きだけでも組み合わせることができる。従って、工場での製品製作の際に、作業性がよい。
さらに、現場での取り付けの際には、側面12・22からボルト3とナット5で締め付ければよく、折り下げ面同士が圧接するので、左右ピース1・2の上面11・21が左右方向に動くのを止めるという作業は必要ない。
図23に示した取り付け金具Aは、持ち上げられたときに、ボルトを支点として各上面が左右に開いて、簡単に上面延出部11aが外れてしまう恐れがあった。
それに比べて本願は、折り下げ面同士が圧接して支点となるため、左右ピースがしっかり馳部に締め付けられる。
また、図23の切り欠き部24aは、折り下げ面24の一部を窓のように切り欠いて形成している。量産するために、金型を使用してこの切り欠き部24aを形成する場合、切り欠き部24aよりも下方に、ある程度の長さを必要とし、折り下げ面24の材料寸法を大きくする必要があった。引いては、切り欠き部24aよりも下方に面を残した折り下げ面24であることで、ボルト3を挿入する穴が折り下げ面24の下側端縁よりも下位に来るように、側面12・22の高さを高くする必要もあった。
しかし、本願の取り付け金具は、左右ピースをいっそう組み合わせやすくするために、係合面と、係止部とを形成している。係止部は、係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面に、係合面を係止することができる形状に、軒棟方向に間隔をあけて形成されている。そして、係合面の先端縁を、係合面が形成されていない方の折り下げ面の下側端縁より内側方向に挿入する。
このため、折り下げ面を形成する金属板の高さを高くすることなく取り付け金具を製作することができる。従って、取り付け金具全体の板取りを大きくしなくて済み、高さも低くできる。
本願の各請求項と、図22と図23に示した従来技術とを対比した場合、本願は、次のような効果を有する。
請求項1に基づいて説明すると、そこに示した屋根上設置物用取り付け金具は、本願発明の上位概念であり、次のような効果を有する。
まず、各折り下げ面は、上面から、たとえば略直角に折り曲げられており、折り下げ面同士が圧接できる形状になっているので、取り付け金具自体の剛性を保つことができる。
左右ピースを組み合わせる際には、一方のピースの折り下げ面の下側端縁を係合面の上面に載せるようにし、係合面を案内面にしながら作業できる。逆に言えば、係合面の上面に、他方のピースの折り下げ面の下側端縁を載せるようにして案内面とすることができる。
しかも、係合面があるため、折り下げ面の下側端縁はそこより下がることがないので、左右ピースの上下のズレを防ぐことができる。折り下げ面の下側端縁が係合面に当たって止まり、ズレが無くなるので、締め付け具を取り付けやすい。
請求項1において、取り付け金具の強度向上に加え、左右ピースを組み合わせる際の作業性の良さも特徴となっている。
請求項2に記載した屋根上設置物用取り付け金具は、請求項1記載の取り付け金具に、次の構成を加えたものである。係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面には、係合面を係止することができる形状の係止部が軒棟方向に間隔をあけて形成されており、係合面の先端縁は、係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面の下側端縁より内側方向に挿入されている。
係合面を係止することができる形状の係止部は、軒棟方向に間隔をあけて折り下げ面から形成されているため、取り付け金具の製作に必要な板取りが少なくて済み、高さも低く出来るので強度の低下も防げる。
このような係止部が形成されているのに加え、係合面の先端縁は、係合面が形成されていないピース、つまり係止部が形成されている方のピースの折り下げ面の下側端縁よりも下から、内側方向に挿入されている。このため、左ピースと右ピースが組み合わせられるとき、係止部と係合面とが互いに係止し合って、上下及び軒棟方向のズレを無くすことができる。従って、左右ピースがバラバラになりにくく、締め付け具が挿入しやすい。
係合面と係止部とが互いに係止し合っているため、従来に比べて、左右ピースの一体感が保てる。左右ピースが一体化していることにより荷重が分散し、変形をいっそう防いで外れにくい取り付け金具を提供できる。
請求項3は、請求項1または請求項2の取り付け金具の取り付け構造である。請求項1または2の取り付け金具を用いて、馳部を有する折板屋根板に取り付けた場合には、次のような効果を有する。
請求項1の屋根上設置物用取り付け金具による取り付け構造の場合には、取り付け金具が剛性を保つことができ、取り付けに際して、締め付け具を一旦緩めてから左右ピースを組み合わせる際には、一方のピースの係合面を案内面にして、他方のピースの折り下げ面の下側端縁を組み合わせて作業できるので、現場での施工性がよい。しかも、係合面があるため折り下げ面の下側端縁は係合面に当たって止まり、係合面より下がることがないので、左右ピースの上下のズレを防ぐことができ、締め付け具を締め付けやすい。
請求項2の屋根上設置物用取り付け金具による取り付け構造の場合には、締め付け具を一旦緩めてから左右ピースを組み合わせる際、いっそう作業性がよい。係止部が形成されているのに加え、係合面の先端縁は、係合面が形成されていないピースの折り下げ面の下側端縁よりも下から、内側方向に挿入されているため、左ピースと右ピースが組み合わせられるとき、係止部と係合面とが互いに係止し合って、上下及び軒棟方向のズレを無くすことができる。従って、左右ピースがバラバラになりにくく、締め付け具が取り付けやすい。
係合面と係止部とが互いに係止し合っているため、従来に比べて、左右ピースの一体感が保てる。そして、左右ピースが一体化していることにより荷重が分散し、変形をいっそう防いで外れにくい取り付け構造を提供できる。左ピースに係止部があり、屋根上設置物用取り付け金具を取り付けた例で説明すると、その取り付け金具に伝わった屋根上設置物の荷重は、係合面が形成されている右ピースにも伝わる。従って、左ピースだけが持ち上がって変形するのを防ぐことができる。下方へ押しつけようとする力が働いたときには、右ピースでも荷重を分担して受けることができる。
また、一方のピースが軒側方向へズレようとするときには、他方のピースがズレ止めになる。
しかも、請求項1または請求項2の取り付け金具は、折板屋根板の馳部に締め付け具で締め付けられて固定されたときに、それぞれの折り下げ面が圧接されているため、強固な取り付け構造となる。締め付け具で取り付けたとき、折り下げ面同士がぶつかるように圧接し、挟持片で馳部をいっそう強く締め付ける。
請求項4は、請求項1または請求項2の屋根上設置物用取り付け金具に、馳部と直交する角度で軒側補強片と棟側補強片を形成しており、馳部に取り付けられたときには、少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片が馳部に係止する。
このため、側面の下側端縁を折り曲げて形成した挟持片、つまり側面と同じ長さの挟持片が馳部を締め付けるのに加えて、少なくとも一側の軒側補強片と棟側補強片とが、馳部に係止する。このため、荷重に対して、いっそう強度のある取り付け構造とすることができる。左右両側のピースの軒側補強片と棟側補強片とが係止する場合には、さらに取り付け強度を増すことができる。馳部に食い込むようにして係止しているときには、いっそう強固に締め付ける。
本請求項の場合にも、折板屋根板の馳部に締め付け具で締め付けられて固定されたときに、それぞれの折り下げ面同士がぶつかるように圧接し、強固な取り付け構造となっている。
最後に、本願の特徴ごとに、金具を組み合わせる際の作業性、現場での施工性、強度の順で説明する。
本願の屋根上設置物用取り付け金具を工場より出荷する際、左右ピースを組み合わせ、締め付け具を用いてバラバラにならないようにする。この際、係合面が折り下げ面の下側端縁よりも下位に位置しているため、係合面を案内面として左右ピースを容易に組み合わせることができ、しかも、折り下げ面が係合面に当たって止まる。そして、必ずしも上下左右の動きを必要としない。つまり、左右方向から組み合わせるだけでもボルトを側面穴に通しやすい。
係合面に加えて係止部を形成した場合には、軒棟方向と上下方向のズレを防ぐことができる。このため、左右ピースの動きを止めやすく、締め付け具を取り付けやすい。
このように、左ピースと右ピースとを組み合わせ、締め付け具で締め付けて取り付け金具を成す際に、簡単で確実な作業ができる。
また、このようにして組み合わせられた取り付け金具の締め付け具を、現場で一旦緩めてから馳部に取り付ける際にも、係合面を案内面として組み合わせることができ、係合面に当たって止まり下方に下がることもないので、施工性がよい。係合面に加えて係止部を形成した取り付け金具の場合には、上下方向のズレに加え、軒棟方向のズレも防げるので、いっそう施工性が向上する。
強度について説明すると、まず、上面から折り曲げられた折り下げ面同士を圧接させることで強固な固定ができる。次に、係合面と係止部とで一体化された取り付け金具の場合には、荷重が分散するので、一方のピースに荷重がかかりやすくなるのを防げる。続いて、軒側補強片と棟側補強片とを形成した場合には、軒側補強片と棟側補強片とが馳部に係止する箇所でも荷重を受けることができ、いっそう強度を増すことができる。
このように、折板屋根板の馳部に、本願の屋根上設置物用取り付け金具を用い、上面に太陽電池モジュール等の屋根上設置物を取り付けることで、従来よりも簡単で強固な固定ができる。本願は、課題欄で挙げた従来技術及び従来技術の組み合わせによる欠点を解消することを目的としているものである。
本願において、上位概念となる基本形状の実施例について、図1から図4をもとに説明する。図1は、本願の取り付け金具Aの実施例の説明図であり、図2から図4は図1の取り付け金具Aを折板屋根板9の馳部93に取り付けた状態を示す説明図である。
本実施例の取り付け金具Aは、金属板を折り曲げ加工したものであり、左ピース1と右ピース2とから成っている。左ピース1と右ピース2は、全体形状が断面略コ字状をしており、それぞれの開口部同士が向かい合うようにして組み合わせる。
本実施例の左ピース1には、上面11と、上面11の一側である右側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面14と、他側である左側端縁を略直角に折り下げた側面12と、側面12を折り下げ面14方向に折り曲げた挟持片13とが形成されている。折り下げ面14方向というのは、単に外側方向ではないという意味であり、挟持片13は、本実施例の場合には、側面12の下側端縁を内側方向に略直角に折り曲げてからやや上向きに立ち上げて形成している。
また、左ピースの側面12には、側面穴12aがあけられている。本実施例の場合には、締め付け具が角根ボルト3とナット5とワッシャー4の組み合わせであるため、角根ボルト3に対応する四角い穴となっている。
さらに、上面11には、上面穴11aが形成されており、本実施例の場合には、ねじ切りが成されており、その上面穴11aには、屋根上設置物を取り付けるための固定具3Bがワッシャー4を介して、あらかじめ上向きに取り付けられている。
本実施例の場合には、上向きの固定具3Bは、施工してある折板屋根板9の馳部93・93のほぼ真上に位置するように設定されている。それは、折板屋根板9に対して、偏荷重がかからないようにするためである。
本実施例の右ピース2には、上面21と、上面21の一側である左側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面24と、他側である右側端縁を略直角に折り下げた側面22と、側面22を折り下げ面14方向である内側方向に略直角に折り曲げてから略直角に立ち上げた挟持片23とが形成されている。
また、右ピースの側面22には、側面穴22aがあけられている。
さらに折り下げ面24を上面21と反対方向に略直角に折り曲げて係合面25が形成されている。係合面25は、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁よりも下位に位置することが出来る形状に形成されている。この係合面25は、係合面25の上面に、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁が当接するような寸法に設定しておけば、当接させながらスライドさせて簡単に左右ピース1・2を組み合わせられる。
係合面25は、左右ピース1・2を組み合わせたときに、折り下げ面14よりも内側に挿入することができるようになっており、上面21と同じくらいの十分な幅を有している。
左右ピース1・2の挟持片13・23は、側面12・22の下側端縁から略レ字状に折り曲げて形成してもよいし、上面11・21と略平行な面を形成してから上方に折り曲げて形成してもよい。上方に折り曲げる際には、端縁をまっすぐに立ち上げてもよいし斜めにしてもよい。各挟持片13・23が、側面12・22から折り下げ面14・24方向に向かって折り曲げられ、馳部93に挟み込むことができる形状をしていればよい。
これまで説明した左ピース1と右ピース2とは、軒棟方向に同じ長さをしている。左右ピース1・2の開口部同士を向かい合わせにして、次のように組み合わせられる。
本実施例の場合には、それぞれの側面穴12a・22aは、二箇所ずつあけられていて、ボルト3とワッシャー4とナット5とを2組ずつ用いて、側面穴12a・22aを貫通させて組み合わせる。
各側面穴12a・22aを通して用いるボルト3は、本実施例の場合には、角根ボルトを用いている。
しかし、側面穴12aを丸い穴にし、角根でないボルト3を用いて、左右どちらか一方から挿入して組み合わせることもある。両方を四角い側面穴12a・22aにすることも考えられる。
左ピース1と右ピース2とが、ワッシャー4とナット5を介してボルト3を締め付けることで組み合わせられたとき、折板屋根板9の馳部93・93に挿入しやすいように、左ピース1の挟持片13と右ピース2の挟持片23との間に、間隔をあけておくとよい。つまり、工場から出荷する際には、左ピース1と右ピース2とがバラバラにならず、しかも現場で左右にスライドさせやすいように、緩めにボルト3を締めておくとよい。
本願の取り付け金具Aは、各側面12・22を貫通しているボルト3を介して、左ピース1と右ピース2とを組み合わせて成っている。このとき、右ピース2の係合面25を案内面として、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁を当接させるようにして組み合わせる。
係合面25は、案内面の役目を果たすものであるので、図25のように、折り下げ面24から厳密に略直角に折り曲げられていなくてもよい。係合面25を目安として、係合面25に添って折り下げ面14を動かせばよいので、斜め下向きでもよい。
このように、右ピース2の係合面25に添って左ピース1を動かしてボルト3の先を右ピース2の側面22の穴22aから出すことができる。従って、左ピース1と右ピース2とを組み合わせる作業が簡単にできる。
しかも、右ピース2に係合面25が形成されていて、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁よりも下位に位置することができるようになっているので、左右ピース1・2を組み合わせる際に案内面とすることができる。挟持片方向へのズレ防止にもなり、従って、ボルトも挿入しやすい。
係合面25の幅を、折り下げ面14の下側端縁よりも奥へ挿入できる幅にしておくことで、上下方向のズレを防ぐことができる。また、係合面25と折り下げ面14との組み合わせは、必ずしも上下左右の両方の動きを必要としない。折り下げ面14の下側端縁に係合面25を当てて側面12の方向へ右ピース2を摺動させるだけでもよい。
続いて、本実施例の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態について説明する。まず、折板屋根板9について説明する。本実施例に示した折板屋根板9は、山部91と谷部を交互に形成し、それぞれの山部91・91の端縁を立ち上げて形成された馳部93・93同士を接合して葺く。この折板屋根板9は、山部91と谷部との間の斜面にくぼみがあり、そこをタイトフレーム6に嵌め、馳部93・93同士を接合するものである。
このようにして施工された折板屋根板9の山部91上に取り付け金具Aの挟持片13・23を載せる。このとき、左ピース1の挟持片13の端縁と右ピース2の挟持片23の端縁との間に間隔をあけ、馳部93・93同士の接合箇所にはめる。そして、ボルト3とナット5を用い、ワッシャー4を介して、強く締め付ける。
もし、係合面25が無ければ、一旦ボルト3を緩めながら、それぞれのピース1・2を外側方向にずらしたとき、1箇所のボルト3で回動して交差するようにして左右ピース1・2が動きやすい。係合面25を有していることで、上下方向のズレを防げるので、取り付け時の施工性が向上した。係合面25が折り下げ面14の案内面となり、ボルト3を他方のピースの側面穴に挿入しやすいからである。
このようにして取り付けられた取り付け金具Aの上面11・21に、本実施例の場合には、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7が安定して載るようにし、押さえ金具8で固定する。押さえ金具8は、底面83と、底面83の向かい合う二辺の端縁を立ち上げた側面82・82と、側面82・82を外側方向に折り曲げた上面81・81とから成っている。その押さえ金具8の底面83を、取り付け金具Aの上面11より上向きに突出している固定具3Bにはめ、側面82・82が太陽電池モジュール7・7の側面に、上面81・81が太陽電池モジュール7・7の上面に当接するようにし、ワッシャー4を介してナット5で締め付ける。
本実施例のように、上向きに突出している固定具3Bに押さえ金具8をはめ、ナット5で締め付けるのは容易である。従って、あらかじめ上向きの固定具3Bを上面穴11aに固定しておいた方がよい。
本実施例の場合には、挟持片13・23の端縁を馳部93・93に締め付けたとき、取り付け金具Aの折り下げ面14・24同士が、軒棟方向の長さ全体で面接触している。
また、右ピース2の挟持片23は、側面22から略直角に内側方向に折り曲げられてから略直角に立ち上げられている。このため、挟持片23は、一方の山部91から略直角に立ち上がっている馳部93に、折り下げ面14・24同様、軒棟方向の長さ全体で面接触している。そして、左ピース1の挟持片13は、側面12から略直角に折り曲げられてからやや上向きに折り曲げられている。このため、挟持片13の端縁が馳部93のくぼみにはまっているが、金属板の厚みである端縁が軒棟方向の長さ全体で、馳部93のくぼみにはまっている。
右ピース2の挟持片23が馳部93に面接触していることで、取り付け金具Aが持ち上げられたとしても、馳部93の面に添って持ち上げられるので、傷がつきにくい。
このように、馳部93・93に対して、軒棟方向の長さ全体で接触している箇所が多いため、取り付け金具Aは馳部93・93から外れにくい。
図2に示した通り、本実施例では、挟持片13・23の端縁を馳部93・93に締め付けたとき、取り付け金具Aの折り下げ面14・24同士が、軒棟方向の長さ全体でほぼ平行に面接触している。
しかし、ボルト3の締め具合や、折板屋根板9の馳部93・93の形状や馳締め機による馳部93・93の締め具合によって、折り下げ面14・24同士の圧接の状態が変わる。
折り下げ面14・24同士の圧接の状態が図2とは異なる場合について、図13(ア)(イ)に基づいて説明する。
図13(ア)の場合には、馳部93・93同士の間隔が開いているため、ボルト3で締め付けたときに、折り下げ面14・24同士は、下方がやや開き気味になって圧接している。図13(イ)の場合には、馳部93・93同士の間隔が狭いため、ボルト3で締め付けたときに、折り下げ面14・24同士は、上方がやや開き気味になって線接触するように圧接している。
(ア)のような場合でも、(イ)のような場合でも、折り下げ面14・24同士が、必ず圧接するようになっている。このため、ボルト3で締め付けたときに、折り下げ面14・24同士がぶつかり合うようにして支点となるため、挟持片13・23で馳部93・93を強固に締め付けることができる。
折り下げ面14・24同士が圧接することにより、折り下げ面14・24は、それ以上動かず、ボルト3を締め付ける際の力が挟持片13・23の方へ伝えられる。そうして、挟持片13・23が馳部93・93を強く締め付けるのである。
このように、本願に係る取り付け金具Aは、馳部93・93を強く締め付けることができるため、図2に示したような折板屋根板9において、タイトフレーム6の無い所に取り付けたとしても、強度を保つことができるものである。
図1から図4によって説明した通り、右ピース2の係合面25は、上面21から略直角に折り下げられた折り下げ面24の下側端縁を、上面21とは反対方向に略直角に折り曲げて形成している。左ピース1の折り下げ面14は、上面11から略直角に折り下げられて形成されている。
係合面25は略直角の繰り返しの折り曲げであり、折り下げ面14も上面11から略直角に折り下げられて形成されているので、剛性がある。
本実施例の係合面25は、折り下げ面24から略直角に折り曲げて形成されているので、左ピース1が折板屋根板9側へ押しつけられるような力がかかった場合には、折り下げ面14の下側端縁を係合面25が支持することもできる。
さらに係合面25の左右方向の幅を、左ピース1と右ピース2を強く締め付けたときに、左ピース1の側面12に達しない幅までの範囲で延ばした場合、馳部93の形状やサイズに対応しやすくなる。たとえば、左ピース1と右ピース2との間が図2よりも離れてしまう場合、係合面25の幅が比較的広ければ、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁は、常に係合面25の上に位置することになる。
本実施例の取り付け金具Aの上面11・21の軒棟方向の長さは、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7において、下段側の太陽電池モジュール7の棟側下面と、上段側の太陽電池モジュール7の軒側下面とを安定して載せることができる長さである。さらには、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7を押さえ金具8を介して固定するのに十分な長さを有している。
次に、図5により、他の実施例について説明する。図1から図4に示した取り付け金具Aと違う点だけを説明する。
図5の取り付け金具Aは、左ピース1の上面11には穴があけられておらず、そこから上向きに固定具3Bを突出させていない。逆に、右ピース2の上面21から上向きの固定具3Bを突出させている。
このように、押さえ金具8をはめて太陽電池モジュール7を固定するための上向きの固定具3Bは、左ピース1の上面11に取り付けられていてもよいし、図5のように右ピース2の上面21に取り付けられていてもよい。
図6は、図1から図4に示した取り付け金具Aに、補強片を形成した実施例を示している。それは、左ピース1と右ピース2の側面12・22の軒棟側の端縁をそれぞれ延出させてから、内側方向(つまり、取り付けたときに馳部側となる方向へ)に略直角に折り曲げた四角い面である。
左ピース1と右ピース2に、軒側補強片1a・2aと棟側補強片とが形成されている(それぞれの棟側補強片は、図示せず)。このような四角い面である軒側補強片1a・2aと棟側補強片とは、左ピース1と右ピース2を折り曲げる前の金属板の展開形状において、各角部を切り落とすことで形成できるので、簡易な設備で製作することができる。
軒側補強片1a・2aと棟側補強片とを形成したことで剛性を出すことができ、取り付け金具Aが、いっそう変形しにくくなった。
図7は、左ピース1の折り下げ面14の下側端縁を外側方向に略直角に折り曲げて係合面15を形成し、右ピース2は、上面21から折り下げた折り下げ面24を形成しただけのものである。つまり、係合面を右ピース2ではなく左ピース1の方に形成し、係合面15と折り下げ面24との関係も、図1の実施例とは左ピース1と右ピース2とで反対になっている。
図8は、取り付け金具Aの軒棟方向の長さを長くした実施例である。このようにすることで、馳部93・93を軒棟方向にわたって掴み込む挟持片13・23の長さが長くなり、いっそう長い長さの馳部93・93を掴むことができるので強度が増す。しかも、このような長いものにし、軒側補強片1a・2aと棟側補強片とを形成すれば、いっそう強度が増す。
長くすることで折板屋根板9への荷重を等分布荷重にできる。折板屋根板9に荷重が集中し、折板屋根板9への負担が大きくなるのを防ぐことができるのである。
続いて、図9から図12により、さらに工夫が成された取り付け金具A及びその取り付け構造の実施例について説明する。
図9は、その取り付け金具Aの分解斜視図であり、図10から図12は図9の取り付け金具Aを折板屋根板9の馳部93・93に取り付けた状態を示す説明図である。
本実施例の取り付け金具Aは、金属板を折り曲げ加工したものであり、左ピース1と右ピース2とから成っている。左ピース1と右ピース2は、全体形状が断面略コ字状をしており、それぞれの開口部同士を向かい合うようにして組み合わせる。
本実施例の左ピース1には、上面11と、上面11の一側である右側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面14と、他側である左側端縁を略直角に折り下げた側面12と、側面12を折り下げ面14方向に折り曲げた挟持片13とが形成されている。その挟持片13は、本実施例の場合には、側面12の下側端縁を内側方向に略直角に折り曲げてからやや上向きに立ち上げて形成している。
本実施例の左ピース1の折り下げ面14は、折り下げ面14の中央部分を軒棟方向に幅広く切り欠くことで、軒棟側に係止部14a・14aを形成してある。これは、後述する係合面25の先端縁を左ピース1の折り下げ面14の下側端縁より内側方向に挿入して組み合わせるためのものである。
係止部14a・14aは係合面25を係止することができる形状であり、本実施例の場合には、折り下げ面14の軒棟方向に間隔をあけて両端に一対形成している。
左ピース1の挟持片13は、中央部分を端縁から切り欠いてもよい。これは、左ピース1の上面に上向きに突出される固定具3Bを取り付ける際、下側方向から通しやすくするためである。
また、左ピースの側面12には、側面穴12aがあけられている。本実施例の場合にも、そこに挿入するボルト3が角根であるため、それに対応する四角い穴となっている。
側面穴12aの周囲には、側面12を外側方向に突出させたリブを形成して側面12の強度を増してもよい。
そして、側面12の軒棟側の端縁をそれぞれ延出させてから、内側方向(図6の各補強片と同じ方向)に略直角に折り曲げた軒側補強片1aと棟側補強片1bとを形成している。
しかも、本実施例の軒側補強片1aと棟側補強片1bとは、図10に示した通り、折板屋根板9の馳部93において、外側となる馳部93のくぼみに合わせた形状をしている。
軒側補強片1aと棟側補強片1bとを、このような形状に形成したことで、取り付け金具Aは、単に側面12・22の強度を補強している図6よりもいっそう変形しにくくなって強度が上がった。
左ピース1が馳部93を締め付けている箇所は、挟持片13の端縁だけでなく、内側である馳部93に馳締め機で締め付けられた、外側となる馳部93のくぼみの形状に合わせてはまり込むようになっている箇所があるからである。
さらに、上面11には、上面穴11aが形成されており、本実施例の場合にも、ねじ切りが成されており、その上面穴11aには、屋根上設置物を取り付けるための固定具3Bが、あらかじめ上向きに突出されて、ワッシャー4を介して取り付けられている。
本実施例の右ピース2には、上面21と、上面21の一側である左側端縁を略直角に折り下げた折り下げ面24と、他側である右側端縁を略直角に折り下げた側面22と、側面22を内側方向に略直角に折り曲げてから略直角に立ち上げた挟持片23とが形成されている。
また、右ピースの側面22には、側面穴22aがあけられている。側面穴22aの周囲には、側面22を外側方向に突出させたリブを形成して側面22の強度を増してもよい。
そして、側面22の軒棟側の端縁をそれぞれ延出させてから、内側方向(上面21方向)に略直角に折り曲げた軒側補強片2aと棟側補強片2bとを形成している。
しかも、軒側補強片2aと棟側補強片2bとは、図10に示した通り、折板屋根板9の山部91から馳部93にかけての形状に合わせてある。図10に示した折板屋根板9は、山部91の一側から略直角に立ち上げられた面を有している。
軒側補強片2aと棟側補強片2bとを、このような形状に合わせて形成したことで、取り付け金具Aは、図6よりもいっそう変形しにくくなったのは、前述の通りである。
そして、右ピース2が馳部93を締め付けている箇所は、挟持片23の端縁だけでなく、軒側補強片2aと棟側補強片2bとの端縁もそうである。これらの軒側補強片2aと棟側補強片2bとは、外側となる馳部93において、山部91からの立ち上がり箇所の形状に添って形成されており、その箇所に係止されるからである。
このように、本実施例の場合には、馳部93・93を挟持し、馳部93・93を締め付ける箇所及び形状に工夫が成されたので、いっそう強度を増した。
各補強片1a・1b・2a・2bが馳部93・93と直交する角度で形成されているのに加え、下縁が挟持片13・23の形状に合わせた形状になっているからである。
さらに、折り下げ面24を上面21と反対方向に略直角に折り曲げて係合面25が形成されている。本実施例の係合面25の長さは、左ピース1の係止部14a・14aの間にはめることができる長さとなっている。
つまり、折り下げ面14において、係止部14a・14aを形成するために切り欠かれた箇所に係止させることができる長さになっている。
尚、馳部93・93と直交する角度で折り曲げた軒側補強片1a・2aと棟側補強片1b・2bとは、上面11・21から折り下げて形成してもよい。それぞれの側面12・22から略直角に折り曲げて形成する面と、上面11・21から折り曲げて形成する面とからなっていてもよい。
いずれにせよ、図9及び図10に示した通り、軒側補強片1a・2aと棟側補強片1b・2bの下縁が、挟持片13・23の形状に合わせた形状になっている。つまり、左ピース1の挟持片13の底面の形状に合わせて、下縁が挟持片13の底面とほぼ平行で略同一の形状になっている。
右ピース2も、軒側補強片2aと棟側補強片2bとは、それぞれの底面の下縁が右ピース2の挟持片23の底面の形状に合わせた形状になっている。
各補強片をこのような形状にするのが望ましいが、左ピース1または右ピース2のうち少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片が、本実施例の取り付け金具Aが馳部93・93に取り付けられたときに、そこに係止することができる形状に形成されていればよい。
本実施例の左ピース1と右ピース2は、次のように組み合わせられる。
本実施例の場合には、それぞれの側面穴12a・22aは、二箇所ずつあけられていて、ボルト3とワッシャー4とナット5とを2組ずつ用いて、側面穴12a・22aを貫通させて組み合わせる。
このとき、左ピース1の軒側の係止部14aと棟側の係止部14aとの間に、右ピース2の係合面25を挿入する。図1に示した取り付け金具Aの場合には、左ピース1と右ピース2とを組み合わせる際、2本のボルト3のうち、1本を緩めに締め、もう1本を締めようとするとき、締めてあるボルト3を中心に、左ピース1と右ピース2が回動するように上下にずれてしまい、ボルト3を挿入しにくい。馳部93に取り付け金具Aをかぶせようとするとき、図1の係合面25では、その先端縁が折り下げ面14よりも外側方向に離れてしまうからである。
しかし、本実施例の場合には、係止部14aと係止部14aとの間の切り欠き空間に係合面25がはまる。そして、左右ピース1・2を外側方向に離しても、係合面25の先端縁は左ピース1の折り下げ面14よりも左ピース1の内側方向に挿入されている。このため、左右ピース1・2を外側方向に離してから挟持片13・23を寄せる作業がスムーズに行える。
各側面穴12a・22aを通して用いるボルト3は、本実施例の場合には、角根を用いている。これは、ねじ頭とねじ切り部との間に角形部を形成したものであり、四角い側面穴12aにすっぽりはまり、ボルト3の回転を阻止することができる。
本願の係合面25は、図23と異なり、必ずしも略水平でなくてもよい。左ピース1と右ピース2とを組み合わせる際、軒棟方向及び上下方向にずれないようになっていればよい。また、案内面としての機能を果たすことができればよい。従って、図23のように、作り込みに精度が要求され、挿入しにくい仕組みにしなくてもよい。たとえば、係合面25は略水平でなく外側方向に向かって折り下げられていてもよい。外側端縁に向かってやや折り下げてもよいし、やや立ち上げるようにしてもよい。
係合面25と係止部14aについて、再度説明すると、図23とは異なり、右ピース2に形成されている係合面25は、その先端縁が、左ピース1の係止部14aの折り下げ面14の下側端縁より内側方向に挿入されている。係止部14aは、軒棟方向に間隔をあけて、係合面25を係止することができる形状に形成されている。つまり、係止部14aは、軒棟方向に間隔をあけて複数形成され、係合面25が上下方向及び軒棟方向にズレるのを防ぐ形状になっている。
図9の場合には、折り下げ面14の下側端縁を係止部14a・14a間とし、略L字状になった係止部14a・14aよりも内側方向に挿入され、上下及び軒棟方向に外れないようになっている。
次に、図14と図15について説明する。
前述の通り、係止部14a・14aと係合面25とによって、左ピース1と右ピース2とを軒棟方向及び上下方向にズレのないように、しかも簡単に組み合わせることができる。
図14や図15のような実施例によっても、軒棟方向と上下方向のズレを防ぐことができる。
図14の取り付け金具Aの左ピース1は、折り下げ面14の軒棟側を、さらに軒棟方向に延出させてから、側面12とは反対方向に折り曲げて係止部14a・14aを形成している。一方の右ピース2は、折り下げ面24の下側端縁を側面22とは反対方向に折り曲げた係合面25を形成している。その係合面25は、係止部14a・14aの間にはまる長さである。そして、係合面25の先端縁は、折り下げ面14の下側端縁より下から挿入される。つまり、折り下げ面14よりも係合面25の上面側の方が下に位置するように形成されている。
このため、左右ピース1・2を組み合わせてからボルト3・ワッシャー4・ナット5を用いて取り付け金具Aを成す際、容易に係合面25を係止部14a・14aに係止することもできる。そして、ボルト3を側面穴12a・22aに挿入しやすい。このため、工場で生産して出荷する際に、係止部14a・14a間に係合面25を入れるが、折り下げ面14の下側端縁よりも下位から挿入すれば一体化するので、簡単で確実な作業ができる。
図15の取り付け金具Aの左ピース1は、折り下げ面14の軒棟側を、さらに下方に延出させてから、側面12とは反対方向に折り曲げて係止部14a・14aを形成している。右ピース2は、図14同様に、下側端縁を側面22とは反対方向に折り曲げた係合面25を形成している。その係合面25は、係止部14a・14aの間にはまる長さである。そして、係合面25の先端縁は、折り下げ面14の下側端縁より下から挿入される。つまり、折り下げ面14よりも係合面25の上面側の方が下に位置している。
このため、図15も、図14同様に、左右ピース1・2を組み合わせてからボルト3・ワッシャー4・ナット5を用いて取り付け金具Aを成す際、容易に係合面25を係止部14a・14aに係止することができる。そして、ボルト3を側面穴12a・22aに挿入しやすい。このため、工場で生産して出荷する際に、図14と同じく簡単で動作で確実な組み合わせができる。
このように、左ピース1と右ピース2とを組み合わせる際、軒棟方向と上下方向のズレを無くす手段は、限定されるものではない。左ピース1または右ピース2のどちらかの折り下げ面14・24から折り曲げられた係合面を、係合面が形成されていない方のピースの係止部で係止することによって、その機能を果たすことができればよい。
そして、合わせて、作業性を向上させることができればよい。尚、作業性は、工場で取り付け金具Aを成す際と、現場で施工する際の両方を指す。
図23のように、折り下げ面24の中央部分であって、下側端縁から所定の間隔をあけた箇所を一部切り欠いて切り欠き部24aに相当する係止部14aを形成し、上面を延出させて上面延出部11aに相当する係合部25を形成するのではない。また、係合面25は、折り下げ面14の窓のような切り欠き部からではなく、下側端縁より挿入されている。従って、作業性を向上させることができる。
図23と比べて、係合面25と係止部14aの組み合わせが簡単で確実に行えるのに加
え、板取りも無駄になりにくい。このように折り下げ面14の下側端縁が開口状態であることが図23と異なる効果を生みだしている。また、軒棟方向に間隔をあけて係止部14a・14aを形成している点も図23とは異なっている。
図10から図12により、係合面25と係止部14a・14aが形成された実施例の取り付け金具Aの、折板屋根板9への取り付け状態について説明する。まず、折板屋根板9について説明する。本実施例に示した折板屋根板9も、山部91と谷部を交互に形成し、それぞれの山部91・91の端縁を立ち上げて形成された馳部93・93同士を接合して葺く。この折板屋根板9は、山部91と谷部との間の斜面にくぼみがあり、そこをタイトフレーム6に嵌め、さらに馳部93・93同士を接合するものである。
このようにして施工された折板屋根板9の山部91上に取り付け金具Aの挟持片13・23を載せる。このとき、左ピースの挟持片13の端縁と右ピースの挟持片23の端縁との間に間隔をあけ、馳部93・93同士の接合箇所にはめる。そして、ボルト3とナット5を用い、ワッシャー4を介して、強く締め付ける。
このようにして取り付けられた取り付け金具Aの上面11・21に、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7が安定して載るようにし、押さえ金具8で固定する。押さえ金具8は、底面83と、底面83の向かい合う二辺の端縁を立ち上げた側面82・82と、側面82・82を外側方向に折り曲げた上面81・81とから成っている。その押さえ金具8の底面83を、上面11より上向きに突出しているボルト3にはめ、側面82・82が太陽電池モジュール7・7の側面に、上面81・81が太陽電池モジュール7・7の上面にするようにし、ナット5で締め付ける。
このとき、図10に示した通り、本実施例の場合には、折り下げ面14・24同士が面接触している。また、右ピース2の挟持片23は、側面22から略直角に内側方向に折り曲げられてから略直角に立ち上げられている。このため、挟持片23は、山部91から略直角に立ち上がっている馳部93に面接触している。そして、左ピース1の挟持片13は、側面12から略直角に折り曲げられてからやや上向きに折り曲げられている。このため、挟持片13の端縁が馳部93のくぼみにはまっている。
右ピース2の挟持片23が馳部93に面接触していることで、取り付け金具Aがボルト3とナット5で締め付けられたとき、馳部93の面に添って締め付けられたあとで、万一持ち上げられたとき、傷がつきにくい。左ピース1は、挟持片13の端縁が馳部93のくぼみに添ってはまっているので、そこから外れにくい。
さらに、図9に示した実施例の取り付け金具Aの場合、左ピース1には、馳部93のくぼみに合わせた形状の軒側補強片1aと棟側補強片1bとが形成されているので、馳部93にはまるのは挟持片13だけでない。軒側補強片1aと棟側補強片1bも、くぼみにすっぽりはまる形状をしているので、その箇所でも馳部93・93にしっかり取り付けることができる。
一方の右ピース2にも、山部91から馳部93にかけて立ち上げられ、角部がやや丸みを帯びた略直角の形状に合わせた挟持片23だけでなく、軒側補強片2aと棟側補強片2bとの厚み分の端縁が、左ピース1の軒側補強片1aと棟側補強片1bと同様の形状になって添っている。このため、いっそう強固に馳部93・93を挟み込むことができる。
つまり、馳部93・93をしっかり挟み込んで締め付けるのは、取り付け金具Aの軒棟長さと略等しい挟持片13・23であるのに加え、馳部93・93の長さ方向と直交する軒側補強片1a・2aと棟側補強片1b・2bも締め付けるので、いっそう強度が増す。
取り付け時における、右ピース2の係合面25と左ピース1の折り下げ面14との関係は、本実施例の場合には、次のようになっている。
折り下げ面14の係止部14a・14aが、折り下げ面14の下側端縁を所定の形状に切り欠くことで形成されており、右ピース2の係合面25を、その切り欠き箇所に挿入し、係止部14a・14aに係合面25が引っかかって軒棟方向に外れないようになっている。また、上下方向にも外れないようになっている。
このため、取り付け金具Aが持ち上げられたときには、右ピース2の係合面25の上面は、左ピース1の係止部14aと係止部14aとの間の折り下げ面14の下側端縁に当接する。逆に、取り付け金具Aが折板屋根板9側に押しつけられたときには、係合面25の上面に折り下げ面14の下側端縁が押しつけられる。
上向きの固定具3Bは、左ピース1の上面11に取り付けられているが、その固定具3Bに力が加わったときには、係止部14a・14aに右ピース2の係合面25が組み合わせられているため、左ピース1の力が右ピース2にも伝わり、荷重を分散させることができる。
これまで述べた通り、右ピース2の係合面25は、上面21から略直角に折り下げられた折り下げ面24の下側端縁を、上面21とは反対方向に略直角に折り曲げて形成している。左ピース1の折り下げ面14は、上面11から略直角に折り下げられて形成されている。
さらに係合面25の左右方向の幅を、左ピース1と右ピース2を強く締め付けたときに、左ピース1の側面12に達しない範囲で延ばした場合、馳部93の形状やサイズに対応しやすくなる。たとえば、左ピース1と右ピース2との間が図2よりも離れてしまう場合、係合面25の幅が比較的広ければ、左ピース1の折り下げ面14の下端縁は、常に係合面25の上に位置することになる。
左ピース1の折り下げ面14の高さは、取り付け金具Aが持ち上げられたり、折板屋根板9側へ押しつけられたりしたときに、係止部14aと係止部14aとの間の切り欠き空間に挿入された係合面25の上面側と折り下げ面14の下端縁とが当接することができ、かつ、係止部14a・14aを形成することができる高さである。
右ピース2の係合面25と左ピース1の折り下げ面14との関係は、本実施例の場合には、図1の取り付け金具Aとは異なり、係合面25が折り下げ面14の下側端縁に当接するとはいえ、係止部14a・14aの内側であって、係止部14a・14aにはまって引っかかる箇所である。
係止部14a・14aが形成されていることで、折板屋根板9の山部91上に取り付け金具Aが載せられ、馳部93に締め付けて挟み込むようにして取り付けられたときに、係合面25と組み合わされて、図1よりも機能を向上させることができた。
つまり、左ピース1と右ピース2とがバラバラにならないように、工場よりの出荷時点または現場での取り付け前に、あらかじめ組み合わせておくときに、簡単で確実に組み合わせることができる。そして、施工の際に、一旦左右ピース1・2をそれぞれ外側方向に離して馳部93・93に取り付ける際もズレをいっそう防げるので施工性がよい。これら作業性の良さに加え、側面12・22に挿入されたボルト3を締め付けて馳部93・93に取り付けたときにも、左ピース1と右ピース2の両方で荷重を受けるので、強固な固定ができる。
上向きの固定具3Bにかかる荷重によって、左ピース1を介して太陽電池モジュール7が持ち上がろうとするような場合には、係合面25に当接することによって押さえられる。また、軒側方向に下がろうとするような場合にも、係合面25によって下がりにくくなる。
本実施例の取り付け金具Aの上面11・21の軒棟方向の長さも、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7において、下段側の太陽電池モジュール7の棟側下面と、上段側の太陽電池モジュール7の軒側下面とを安定して載せることができる長さである。さらには、軒棟方向に隣り合う太陽電池モジュール7・7を押さえ金具8を介して固定することができる長さを有している。
これまで説明してきた実施例では、折板屋根板9は、タイトフレーム6に、山部91と谷部との間にある斜面のくびれを嵌合させ、馳部93・93同士を接続して施工するものであった。
続いて説明する実施例は、図17に示した通り、折板屋根板9が斜面のくびれの無いものであり、谷部の両側を立ち上げた山部91・91と、その端縁をさらに立ち上げてから馳部93・93を形成している。吊子61を用いてタイトフレーム6に取り付けるものである。
これに用いる取り付け金具Aの実施例について図16から図19に基づいて説明する。図16は、その分解斜視図であり、図17から図19は、その施工状態の説明図である。
図17に示した折板屋根板9は、タイトフレーム6・6間に谷部を落とし込み、隣り合う折板屋根板9の馳部93・93同士を馳組みしたときに内側となる側の馳部93に吊子61を引っ掛けてタイトフレーム6に固定する。そして、そこに、隣りに施工する折板屋根板9の馳部93をかぶせ、馳締め機で内側の馳部93に締め付けて施工する。
ここに取り付ける取り付け金具Aは、図1から図4に示した取り付け金具Aとほぼ同様の構成である。以下に、異なる点のみを説明する。
図17に示した折板屋根板9の馳部93は、山部91・91から立ち上げられて形成されているが、山部91・91の端縁を立ち上げ、一旦外側方向に膨出させてから形成されている。このため、本実施例の左ピース1の挟持片13は、その端縁が、馳部93の立ち上がり箇所から外側方向に膨出される箇所にはまるように、角度と長さを設定している。
本実施例の取り付け金具Aの右ピース2は、図1に示した取り付け金具Aの右ピース2と兼用となっている。
このほか、右ピース2の挟持片23を左ピース1の挟持片13と同じように斜め上方向に立ち上げ、外側となる馳部93の立ち上がり箇所から外側方向に膨出される箇所の角部に端縁がはまるようにしてもよい。
本実施例の右ピース2は、図1の取り付け金具Aの右ピース2と兼用させた部材となっているため、金型製造コストの削減ができる。折板屋根板9の馳部93・93の形状によっては、左ピース1を兼用させたり、左右ピース1・2を兼用させることもできる。
このように、馳部93・93の形状が異なっていても、同様の構成の取り付け金具Aを設計変更して用いることによって、屋根上設置物を簡単に確実に取り付けることができる。施工状態も、図2から図4の実施例について説明したものと同様である。
図20と図21とは、図17の折板屋根板9に用いられる取り付け金具Aの他の実施例である。
図20は、図1・図2に示した取り付け金具Aに四角い面の補強片を形成した図6にならって、四角い面の補強片を形成したものである。
左ピース1と右ピース2の側面12・22の軒棟側の端縁をそれぞれ延出させてから、内側方向(上面11・21方向)に略直角に折り曲げてある。左ピース1と右ピース2に、軒側補強片1a・2aと棟側補強片とが形成されている(それぞれの棟側補強片は、図示せず)。軒側補強片1a・2aと棟側補強片とを形成したことで、取り付け金具Aの強度を増している。図17に示した右ピース2は、図6に示した右ピース2と同じものである。
図21は、図9・図10に示した取り付け金具Aにならった軒側補強片1a・2aと棟側補強片(それぞれの棟側補強片は、図示せず)とを形成したものである。本実施例の右ピース2は、図10に示した右ピース2と同じものである。
このように、軒側補強片1a・2aと棟側補強片を形成した場合でも、右ピース2を共通させることができる。図21に示した右ピース2は、図10の右ピース2と兼用させている。図21の場合には、外側の馳部93の形状が、山部91から立ち上げられてから外側方向に一旦膨出されており、くびれを形成したものとなっている。このため、本実施例の場合には、挟持片23だけでなく軒側補強片2aと棟側補強片も、そのくびれ箇所に食い込んで、締め付けることができる。
しかし、折板屋根板9ごとに、馳部93・93の形状に合わせた軒側補強片1a・2aと棟側補強片とを製作してもよい。
左ピース1と右ピース2の組み合わせは、左が馳部93・93に食い込むような形状の補強片のもの、右が四角い補強片のものでもよい。
本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 図1の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す正面図である。 図1の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す側面図である。 図1の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す斜視図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図であり、折板屋根板9に取り付けた状態を示す正面図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図であり、折板屋根板9に取り付けた状態を示す正面図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図であり、折板屋根板9に取り付けた状態を示す正面図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 図9の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す正面図である。 図9の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す側面図である。 図9の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す斜視図である。 (ア)(イ)は、本願に係る取り付け金具Aの折り下げ面に関する説明図である。 本願に係る取り付け金具Aの係合面と係止部の実施例を表す説明図である。 本願に係る取り付け金具Aの係合面と係止部の実施例を表す説明図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 図16の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す正面図である。 図16の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す側面図である。 図16の取り付け金具Aの折板屋根板9への取り付け状態を示す斜視図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 本願に係る取り付け金具Aの一実施例を示す説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
符号の説明
A 取り付け金具
1 左ピース
1a 軒側補強片
1b 棟側補強片
11 上面
11a 上面穴
12 側面
12a 側面穴
13 挟持片
14 折り下げ面
14a 係止部
15 係合面
2 右ピース
2a 軒側補強片
2b 棟側補強片
21 上面
22 側面
22a 側面穴
23 挟持片
24 折り下げ面
24a 切り欠き部
25 係合面
3 ボルト
3B 固定具
4 ナット
5 ワッシャー
6 タイトフレーム
61 吊子
7 太陽電池モジュール
8 押さえ金具
9 折板屋根板
91 山部
93 馳部

Claims (4)

  1. 馳部を有する折板屋根板の馳部に取り付けられる屋根上設置物用取り付け金具であって、
    左ピースと右ピースと締め付け具とから成っており、
    左ピース及び右ピースには、
    上面と、
    上面の一側端縁を折り下げた折り下げ面と、
    上面の他側端縁を略直角に折り下げた側面と、
    側面の下側端縁を折り下げ面方向に折り曲げた挟持片とが形成されており、
    左ピースと右ピースとが開口部同士を対向させて組み合わせられ、
    挟持片が折板屋根板の馳部に締め付け具を用いて取り付けられたときに、
    前記折り下げ面同士が圧接することができる形状に形成されており、
    左ピースまたは右ピースの折り下げ面には、
    該折り下げ面の下側端縁を上面とは反対方向に折り曲げた係合面が形成されており、
    該係合面は、
    係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面の下側端縁よりも下位に位置している屋根上設置物用取り付け金具。
  2. 係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面には、
    係合面を係止することができる形状の係止部が軒棟方向に間隔をあけて形成されており、
    係合面の先端縁は、
    係合面が形成されていない方のピースの折り下げ面の下側端縁より内側方向に挿入されている請求項1記載の屋根上設置物用取り付け金具。
  3. 請求項1または請求項2記載の屋根上設置物用取り付け金具の左ピースと右ピースとが、
    開口部同士を対向させて組み合わせられて折板屋根板の山部に載置されており、
    前記屋根上設置物用取り付け金具の各挟持片が折板屋根板の馳部に締め付け具で締め付けられて固定されたときに、
    それぞれの折り下げ面が圧接されており、
    上面に屋根上設置物が固定される屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造。
  4. 請求項1または請求項2記載の屋根上設置物用取り付け金具において、
    左ピース及び右ピースには、
    折板屋根板の馳部と直交する角度で形成された軒側補強片と棟側補強片とが形成されており、
    左ピースまたは右ピースのうち少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片は、
    屋根上設置物用取り付け金具が馳部に取り付けられたときに、
    馳部に係止することができる形状に形成されており、
    左ピースと右ピースとが、開口部同士を対向させて組み合わせられて折板屋根板の山部に載置されており、
    屋根上設置物用取り付け金具の各挟持片が折板屋根板の馳部に締め付け具で締め付けられて固定されたときに、
    それぞれの折り下げ面が圧接されており、
    少なくとも一方のピースの軒側補強片及び棟側補強片が馳部に係止されており、
    上面に屋根上設置物が固定される屋根上設置物用取り付け金具の取り付け構造。
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