JP2009185566A - 制振構造及び制振パネル - Google Patents

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Fumiyoshi Sugimoto
文義 杉本
Shuzo Suzuki
秀三 鈴木
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Abstract

【課題】建物の変形が小さくても粘弾性体を効果的に機能させることができ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供する。
【解決手段】下梁(土台)5に固定され、下梁から上梁8に向かって鉛直方向に突出する第1部材12と、第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体16を挟んで重合される第2部材13と、各々の一端が第2部材に回動可能に結合される2本の筋かい4とを備え、下梁が上梁に対して相対移動すると、2本の筋かいを介して第1部材と第2部材とが相対回転移動し、弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受ける制振構造1等。この制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動するため、筋かいの端部の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも粘弾性体等を効果的に機能させ、木造軸組工法等で、低コストで、効率的な制振が可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築物の制振技術に関し、特に、在来工法である木造軸組工法、及び2X4工法等の枠組壁工法による木造建築物等の制振を行う制振構造及び制振パネルに関する。
従来、強風や地震等による木造建築物等の揺れを抑えるため、種々の制振構造が提案されている。例えば、図11に示す制振構造70は、いわゆるダイヤモンド型の制振構造であって、2つのV字状に形成された制振構造体71を相対向する位置に上下逆になるように配置して形成される。下方の制振構造体71は、土台75に固定される制振ダンパー72と、制振ダンパー72に回動自在に固定された2本の筋かい73と、2本の筋かい73を回動自在に保持しながら柱76に固定される2つの固定金物74とで構成される。また、上方の制振構造体71についても、上記と同様の構成を有する。
図12(a)は、図11において土台75に固定された制振ダンパー72の一部破断正面図を示し、粘弾性体83(83A〜83D)を視認し易くするため、黒塗りで示す。また、図12(b)は、図12(a)のD−D線断面図であるが、図12(a)の破断部分も破断していないものとして描いている。
図12に示すように、制振ダンパー72は、第1板状部81a、第2板状部81b及び第3板状部81cを有し、土台75に図示しないボルトで固定される第1部材81と、第1スライド部82a及び第2スライド部82bを有する第2部材82と、第1板状部81aの下面と第1スライド部82aの上面に各々固定される第1粘弾性体83Aと、第1スライド部82aの下面と第2板状部81bの上面に各々固定される第2粘弾性体83Bと、第2板状部81bの下面と第2スライド部82bの上面に各々固定される第3粘弾性体83Cと、第2スライド部82bの下面と第3板状部81cの上面に各々固定される第4粘弾性体83Dとで構成される。
上記構成により、制振構造70を用いた建物に地震等の外力が矢印X方向に加わると、図11及び図12において、外力の入力方向に移動する土台75の移動に伴って第1部材81も同一方向に移動する。一方、第2部材82は、粘弾性体83を介して第1部材81に固定されているため、外力の入力方向には移動せず、粘弾性体83が7〜8℃の熱を放出しながら弾性変形して地震等の外力を吸収し、制振機能を発揮する。
しかし、上記従来の制振構造70は、筋かいの端部の動き以上に粘弾性体83(83A〜83D)を変形させることができないため、効率が悪く、筋かいの端部の変形、すなわち建物の変形が大きくならないと、粘弾性体83が十分に機能しないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の制振構造における問題点に鑑みてなされたものであって、建物の変形が小さくても、粘弾性体を効果的に機能させることができ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、制振構造であって、下梁に固定され、該下梁から上梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記下梁が前記上梁に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。
そして、本発明によれば、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動するため、筋かいの端部の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができる。これにより、例えば、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
また、本発明は、制振構造であって、上梁に固定され、該上梁から下梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記上梁が前記下梁に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わると、筋かいの端部の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
さらに、本発明は、制振構造であって、隣接する2本の柱のいずれか一方に固定され、該一方の柱から他方の柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記一方の柱が前記他方の柱に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振構造を有する建物等に地震等の外力が加わった場合には、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、在来工法である木造軸組工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
また、本発明は、制振パネルであって、下繋ぎ材に固定され、該下繋ぎ材から上繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記下繋ぎ材が前記上繋ぎ材に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。
本発明によれば、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わると、第1部材に対して第2部材が相対回転移動するため、筋かいの端部の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができる。これにより、例えば、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
さらに、本発明は、制振パネルであって、上繋ぎ材に固定され、該上繋ぎ材から下繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記上繋ぎ材が前記下繋ぎ材に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わると、筋かいの端部の変形を増幅させることができ、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
さらにまた、本発明は、制振パネルであって、隣接する2本の間柱のいずれか一方に固定され、該一方の間柱から他方の間柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、前記一方の間柱が前記他方の間柱に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、該制振パネルを用いた建物等に地震等の外力が加わった場合には、建物の変形が小さくとも弾性体又は粘弾性体を効果的に機能させることができ、2X4工法等の枠組壁工法等において、低コストで、効率的な制振を行うことができる。
以上のように、本発明によれば、建物の変形が小さくても、粘弾性体を効果的に機能させることができ、制振効率の高い制振構造及び制振パネルを提供することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明にかかる制振構造の第1の実施の形態を示し、この制振構造1は、2つのV字状に形成された制振構造体2を相対向する位置に上下逆になるように配置して形成される。下方の制振構造体2は、土台5に固定される制振ダンパー3と、制振ダンパー3に回動自在に固定された2本の筋かい4と、2本の筋かい4を回動自在に保持しながら柱7に固定するための2つの固定金具6と、上下の制振ダンパー3の間に介装される間柱9等で構成される。また、上方の制振構造体2についても、上記と同様の構成を有する。
制振ダンパー3は、図2に示すように、土台5に釘11によって固定され、上方に向かって突出し、上部においてボルト18及びナット(不図示)を介して互いに結合された2枚の金属製の第1部材12と、筋かい4の先端部にボルト14及びナット15を介して固定された2枚の金属製の第2部材13と、第1部材12と第2部材13との間に介装された2枚の矩形板状の高減衰ゴム16とで構成され、間柱9が釘11によって第1部材12の上端部に固定される。尚、図2において、高減衰ゴム16は断面が描かれているのではないが、他の構成要素との関係を明示するためハッチングを付して描いている。
第1部材12と第2部材13とは回転軸O(ボルト18の軸線)のまわりに互いに相対回動可能に結合され、第1部材12はボルト18を支持している。また、第1部材12は、間柱9の端部を支持する。
固定金具6は、図3に示すように、基部6aが柱7に釘11によって固定され、固定金具6の立設部6bには鞘管20が装着され、筋かい4の先端部4aがボルト21及びナット22によって固定金具6に回動可能に固定される。
上記構成を有する制振構造1において、図1及び図2(a)において土台5に地震等により矢印X方向の力が加わると、図4に示すように、土台5の水平方向への移動に伴い、回転軸Oを中心に、第2部材13及び筋かい4が第1部材12に対して矢印Y方向に相対回転移動するする。これにより、各々の高減衰ゴム16が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受け、制振効果を発揮する。
ここで、本発明によれば、図5に示すように、地震等により矢印X方向の力が加わった場合に、変形前の土台5上の点Aから回転軸Oの高さをLとし、図4に示した第2部材13の第1部材12に対する回転角をθ、点Aの変形後の位置をBとすると、AB間の距離はLθとなる。一方、変形前の筋かい4の端部Cから回転軸Oまでの距離をbとし、変形後の筋かい4の端部をDとすると、CD間の距離はbθとなる。これにより、土台5が水平移動すると、筋かい4の端部はbθ回転移動することとなり、筋かい4の端部の移動量は、水平方向への移動量にさらにbθ分増幅されることとなる。尚、上記b、Lの寸法を変化させることにより、上記筋かい4の端部の水平方向への移動量に対する増幅率を調整することができる。
次に、本発明にかかる制振構造の第2の実施の形態について、図6乃至図8を参照しながら説明する。
本実施の形態においても、全体的な基本構成は図1に示した制振構造1と同様であり、図1における制振ダンパー3、筋かい4及び固定金具6に対応する、本実施の形態における制振構造の制振ダンパー23、筋かい24及び固定金具26の構成のみが異なる。以下の説明においては、これらについて詳述し、他の構成要素については説明を割愛する。
制振ダンパー23は、図6に示すように、土台5に釘11によって固定され、上方に向かって突出する2枚の金属製の第1部材32と、筋かい24の先端部24aにボルト40及びナット41を介して固定された第2部材33と、第1部材32と第2部材33との間に介装された3枚の矩形板状の高減衰ゴム36及び鞘管38等で構成され、間柱9が釘11によって第1部材32の上端部に固定される。尚、図6(a)、(c)において、高減衰ゴム36は断面が描かれているのではないが、他の構成要素との関係を明示するためハッチングを付して描いている。
固定金具26は、図7に示すように、基部26aが柱7に釘11によって固定され、固定金具26の立設部26bに、筋かい24の先端部24aがボルト43及びナット44によって回動可能に固定される。
上記構成を有する制振構造においても、図6(a)において土台5に地震等により矢印X方向の力が加わると、図8に示すように、土台5の水平方向への移動に伴い、回転軸Oを中心に、第2部材32及び筋かい24が第1部材32に対して矢印Y方向に相対回転移動するする。これにより、図6(a)、(b)において、筋かい24を介して第1部材32と第2部材33とが紙面に直角な方向に相対移動し、外側の2枚の高減衰ゴム36の各々が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受け、制振効果を発揮する。
本実施の形態においても、地震等により矢印X方向の力が加わった場合に、第2部材32及び筋かい24が第1部材32に対して相対回転移動するため、筋かい24の端部の移動量は、水平方向への移動量にさらに増幅されることとなる。また、増幅率も上記第1の実施形態と同様の要領で調整することができる。
尚、上記実施の形態においては、高減衰ゴム16、36を用いて本発明にかかる制振構造を構成したが、高減衰ゴムに代えて、高分子フィルム等の粘弾性体、弾性体としての通常のゴムを用いることもできる。
また、上記実施の形態においては、本発明にかかる制振構造を、土台5と上梁8との間に適用した場合について説明したが、土台5と上梁8との間以外にも、建物の2階以上の上下梁の間に適用することもできる。また、間柱9は、必ずしも設ける必要はなく、間柱9の存在しない制振構造とすることもできる。
さらに、図9に示すように、V字状の制振構造体52として、土台5に固定され、図2と同様の構成を有する制振ダンパー3と、制振ダンパー3に回動自在に固定された2本の筋かい53と、2本の筋かい53を回動自在に保持しながら柱7に固定するための2つの固定金具6と、制振ダンパー3と上梁8に介装される間柱54とを備える制震構造51とすることもでき、このような構成によっても、上記実施の形態と同様に、制震構造51を備えた建物の変形が小さくても、制振ダンパー3の粘弾性体16(図2参照)を効果的に機能させることができる。
また、図10に示すように、制振構造体62として、図2と同様の構成を有する制振ダンパー3を隣接する柱の一方7Aに固定し、制振ダンパー3に回動自在に固定された2本の筋かい63と、2本の筋かい63を回動自在に保持しながら土台5及び上梁8に固定するための2つの固定金具6と、制振ダンパー3と他方の柱7Bに介装される横架材64とを備える制震構造61とすることもでき、このような構成によっても、制震構造61を備えた建物の変形が小さくても、制振ダンパー3の粘弾性体16(図2参照)を効果的に機能させることができる。
尚、上記実施の形態においては、本発明にかかる制振構造を木造軸組工法に適用した場合を例にとって説明したが、図1において、隣接する2本の柱7を間柱に、土台5及び上梁8を上下繋ぎ材に代えることにより、制振構造1を枠組壁工法に適用し、簡易な構成で、低コストで、効率的な制振を行うことが可能な制振パネルを構成することもできる。
本発明にかかる制振構造の第1の実施形態を示す全体図である。 図1の制振構造を構成する制振ダンパー及びその近傍を示す図であって、(a)は正面図(但し中心線より右半分は(b)のA−A矢視図)、(b)は一部破断側面図である。 図1の制振構造を構成する固定金具及びその近傍を示す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)は側面図である。 図2の制振ダンパーの動作説明図である。 図2の制振ダンパーに装着された筋かいの端部の変形状態の説明図である。 本発明にかかる制振構造の第2の実施形態を構成する制振ダンパー及びその近傍を示す図であって、(a)は正面図(但し中心線より右半分は(c)のB−B矢視図)、(b)は(a)のC−C矢視図、(c)は側面図である。 本発明にかかる制振構造の第2の実施形態を構成する固定金具及びその近傍を示す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)は側面図である。 図6の制振ダンパーの動作説明図である。 本発明にかかる制振構造の他の実施形態を示す全体図である。 本発明にかかる制振構造の他の実施形態を示す全体図である。 従来の制振構造の一例を示す全体図である。 図11の制振構造を構成する制振ダンパー及びその近傍を示す図であって、(a)は一部破断正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1 制振構造
2 制振構造体
3 制振ダンパー
4 筋かい
4a 先端部
5 土台
6 固定金具
6a 基部
6b 立設部
7(7A、7B) 柱
8 上梁
9 間柱
11 釘
12 第1部材
13 第2部材
14 ボルト
15 ナット
16 高減衰ゴム
18 ボルト
20 鞘管
21 ボルト
22 ナット
23 制振ダンパー
24 筋かい
24a 先端部
26 固定金具
26a 基部
26b 立設部
32 第1部材
33 第2部材
34 ボルト
35 ナット
36 高減衰ゴム
38 鞘管
40 ボルト
41 ナット
43 ボルト
44 ナット
51 制震構造
52 制振構造体
53 筋かい
54 間柱
61 制震構造
62 制振構造体
63 筋かい
64 横架材

Claims (6)

  1. 下梁に固定され、該下梁から上梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記下梁が前記上梁に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  2. 上梁に固定され、該上梁から下梁に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記上梁が前記下梁に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  3. 隣接する2本の柱のいずれか一方に固定され、該一方の柱から他方の柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記一方の柱が前記他方の柱に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振構造。
  4. 下繋ぎ材に固定され、該下繋ぎ材から上繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記下繋ぎ材が前記上繋ぎ材に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
  5. 上繋ぎ材に固定され、該上繋ぎ材から下繋ぎ材に向かって鉛直方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記上繋ぎ材が前記下繋ぎ材に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
  6. 隣接する2本の間柱のいずれか一方に固定され、該一方の間柱から他方の間柱に向かって水平方向に突出する第1部材と、
    該第1部材と1点で回動可能に結合されるとともに、弾性体又は粘弾性体を挟んで重合される第2部材と、
    各々の一端が前記第2部材に回動可能に結合される2本の筋かいとを備え、
    前記一方の間柱が前記他方の間柱に対して相対移動すると、前記2本の筋かいを介して前記第1部材と前記第2部材とが相対回転移動し、前記弾性体又は粘弾性体が2つの鉛直面を作用面とするせん断力を受けることを特徴とする制振パネル。
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