JP6055346B2 - 建物用制振装置 - Google Patents
建物用制振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6055346B2 JP6055346B2 JP2013056714A JP2013056714A JP6055346B2 JP 6055346 B2 JP6055346 B2 JP 6055346B2 JP 2013056714 A JP2013056714 A JP 2013056714A JP 2013056714 A JP2013056714 A JP 2013056714A JP 6055346 B2 JP6055346 B2 JP 6055346B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pair
- building
- plates
- attached
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 title claims description 41
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 74
- 239000005060 rubber Substances 0.000 claims description 74
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 14
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 8
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims description 7
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 5
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 claims description 4
- 229910000077 silane Inorganic materials 0.000 claims description 4
- BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N Silane Chemical compound [SiH4] BLRPTPMANUNPDV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 38
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 14
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- -1 silane compound Chemical class 0.000 description 3
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 3
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 1
- 239000011120 plywood Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
図1は、建物用制振装置100が取り付けられた建物10の壁構造を示している。ここで、建物10は、上下に対向した一対の横軸材(例えば、土台12と、梁14)と、一対の横軸材にそれぞれ連結された一対の縦軸材(例えば、柱16、18)とで囲まれた矩形の枠組み20を備えている。建物用制振装置100は、かかる矩形の枠組み20内に配置されている。かかる建物10は、例えば、枠組壁工法(ツーバイフォー工法とも称される)のような枠組み工法によって建てられた木造住宅が例示されうる。
いわゆる枠組壁工法では、例えば、2インチ×4インチあるいはその整数倍の断面の木材で木枠を作り、その上に合板などを釘打ちで止めつけて壁として組み立てられる。枠組壁工法には、いわゆる2×6、2×10、4×4、2×8などの断面の木材が用いられる場合もあり、必ずしも2インチ×4インチあるいはその整数倍の断面の木材に限定されるものではない。ここで提案される建物用制振装置100は、かかる枠組壁工法の木枠を利用して取り付けられうる。
ここで提案される建物用制振装置100は、間柱41と、左右一対の平板42、43と、第1固定部材44、45と、第2固定部材46、47とを備えている。
間柱41は、矩形の枠組み20内の一対の柱16、18の中間位置において、一対の横軸材(ここでは、土台12と梁14)の間に立てられた状態で取り付けられている。この実施形態では、間柱41は、一対の柱16、18の真ん中に取り付けられている。間柱41の左右には、間柱41と柱16と土台12と梁14とで囲まれた縦長の矩形の空間と、間柱41と柱18と土台12と梁14とで囲まれた縦長の矩形の空間がある。
平板42、43は、間柱41の左右の空間(間柱41と柱16、18との間の空間)に配置されている。ここで、平板42、43は、例えば、所要の剛性を備えた面材で構成されている。平板42、43は、間柱41の左右両側の空間にそれぞれ収まる面材である。詳しくは、平板42、43は、間柱41の左右両側の縦長の矩形の空間に収まる縦長の矩形の面材であり、それぞれ一対の柱16、18に沿った側の上下角部が斜めに切り欠かれている。換言すれば、間柱41とは反対側において、上下の角部が斜めに切り取られた略矩形形状になっている。
第1固定部材44、45は、平板42、43を間柱41に固定する部材である。図2は、第1固定部材44、45によって平板42、43が間柱41に固定された部位を拡大した図である。図3は、第1固定部材44、45によって平板42、43が間柱41に固定された状態を示す断面図であり、図2のIII−III断面が示されている。この図示例では、第1固定部材44、45は、間柱41の側面に沿って配置されるプレート44a、45aと、当該プレート44a、45aから平板42、43を表裏で挟むように延びた一対の取付片44b、44c、45b、45cとをそれぞれ備えている。そして、一対の取付片44b、44c、45b、45cは、平板42、43の表裏を挟んでおり、締結具51、52(図示例では、ボルトナット)によって平板42、43に固定されている。また、間柱41の左右の平板42、43に取り付けられた第1固定部材44、45のプレート44a、45aは、間柱41の側面に位置を合わせて配置されている。そして、第1固定部材44、45は、プレート44a、45aおよび間柱41を貫通した締結具53、54(図示例では、ボルトナット)によって間柱41に固定されている。なお、締結具51、52、53、54はそれぞれボルトナットが例示されているが、他の締結手段でも良く、例えば、ビス止めでもよい。
第2固定部材46、47は、平板42、43を柱16、18に固定する部材である。図4は、第2固定部材46によって平板42が柱16に固定された部位を拡大した図である。この実施形態では、第2固定部材46、47は、一対の対向するプレート61、62と、当該一対のプレート61、62間に配置され、当該一対のプレート61、62にそれぞれ接着されたゴム63とを備えている。
平板42に取り付けられたプレート61は、締結具71によって、平板42に取り付けられている。ここで、締結具71は、ボルトナットであるが、ビスなど他の締結具でもよい。プレート部61aから延びた一対の取付片61b、61cは、平板42の表裏を挟んでいる。締結具71は、取付片61b、61cおよび平板42に貫通するように取り付けられている。この実施形態では、1つのプレート61に対して、複数(図4に示す例では、6つ)の締結具71が、柱16の長手方向に沿って取り付けられている。この実施形態では、かかる複数の締結具71によって、第2固定部材46の一方のプレート61が平板42に取り付けられている。第2固定部材46の他方のプレート62は、平板状のプレートであり、柱16の側面に締結具(ここでは、ビス72)で止められている。
次に、第3固定部材48、49を説明する。この実施形態では、図1に示すように、間柱41の上下両端部に第3固定部材48、49が取り付けられている。第3固定部材48は、間柱41の上端部と梁14とが連結された左右の角部81にそれぞれ取り付けられている。第3固定部材49は、間柱41の下端部と土台12とが連結された角部82にそれぞれ取り付けられている。ここで、第3固定部材48、49は、土台12と梁14とに対して間柱41がずれるのを防止している。
12 土台(横軸材)
14 梁(横軸材)
16、18 柱(縦軸材)
20 矩形の枠組み
21〜28 ホールダウン金物
30 コンクリート基礎
34 基礎パッキン
41 間柱
42、43 平板
42a 平板42の端面
43a 平板43の端面
44、45 第1固定部材
44a、45a プレート
44b、44c、45b、45c 取付片
46、47 第2固定部材
48、49 第3固定部材
48a プレート
48b、48c 取付片
51、52、53 ボルトナット(締結具)
61 プレート
61a プレート部(プレート)
61b、61c 取付片
62 プレート
63 ゴム
71 ボルトナット(締結具)
72 ビス(締結具)
81、82 角部
91 ボルトナット(締結具)
92 ビス(締結具)
93 ボルトナット(締結具)
96 ボルトナット(締結具)
97 ビス(締結具)
98 ボルトナット(締結具)
100 建物用制振装置
101 プレート部(プレート)
102、103 取付片
104、105 スペーサ
S1 平板42の端面42aと柱16との隙間
S2 平板43の端面43aと柱18との隙間
Claims (7)
- 上下に対向した一対の横軸材と、前記一対の横軸材にそれぞれ連結された一対の縦軸材とで囲まれた、建物の矩形の枠組み内に配置される、建物用制振装置であって、
前記矩形の枠組み内の前記一対の縦軸材の中間位置において、前記一対の横軸材の間に取り付けられた間柱と、
前記間柱の左右において、前記間柱と前記縦軸材との間の空間にそれぞれ配置された2つの平板と、
前記2つの平板にそれぞれ設けられ、前記平板を前記間柱に固定する第1固定部材と、
前記2つの平板にそれぞれ設けられ、前記平板を前記縦軸材に固定する第2固定部材と
を備え、
前記第1固定部材と前記第2固定部材のうち少なくとも何れか一方の固定部材は、
一対の対向するプレートと、
当該一対のプレート間に配置され、当該一対のプレートにそれぞれ接着されたゴムと
を備え、
前記平板の端面と前記間柱または前記縦軸材との隙間において、前記一対のプレートのうち一方のプレートが平板に直交するように取り付けられ、他方のプレートが前記間柱または前記縦軸材の側面に取り付けられ、前記一対のプレートが互いに対向している、
建物用制振装置。 - 前記間柱または前記縦軸材に取り付けられる前記他方のプレートは、平板状のプレートである、請求項1に記載された建物用制振装置。
- 前記一対のプレートのうち、前記平板に取り付けられる前記一方のプレートは、前記平板の縁を挟むように取り付けられる一対の取付片を備えた、請求項1または2に記載された建物用制振装置。
- 前記第1固定部材と前記第2固定部材のうち一方の固定部材が、前記一対の対向するプレートと前記ゴムとを備えている、請求項1から3までの何れか一項に記載された建物用制振装置。
- 前記ゴムは、主鎖にC−C結合を有するポリマーからなる基材ゴムに、該基材ゴム100重量部に対して10〜150質量部のシリカと、該シリカの10〜30質量%のシラン化合物とが添加されて架橋されたゴム組成物である、請求項1から4までの何れか一項に記載された建物用制振装置。
- 請求項1から5までの何れか一項に記載された建物用制振装置が取り付けられた建物。
- 枠組み工法によって建てられた、請求項6に記載された建物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013056714A JP6055346B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 建物用制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013056714A JP6055346B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 建物用制振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014181489A JP2014181489A (ja) | 2014-09-29 |
JP6055346B2 true JP6055346B2 (ja) | 2016-12-27 |
Family
ID=51700479
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013056714A Expired - Fee Related JP6055346B2 (ja) | 2013-03-19 | 2013-03-19 | 建物用制振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6055346B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007046442A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-22 | Sugimoto Kenchiku Kenkyusho:Kk | 建物の制振パネル及び制振構造 |
JP4795114B2 (ja) * | 2006-05-17 | 2011-10-19 | 大建工業株式会社 | 制震構造 |
JP4963636B2 (ja) * | 2007-06-29 | 2012-06-27 | 大建工業株式会社 | 2×4住宅の制震構造、並びに、それに用いるパネル部材及び面材 |
JP5235530B2 (ja) * | 2008-06-25 | 2013-07-10 | 城南建設 株式会社 | 制振ダンパーが取付けられた制振構造物 |
JP2010261231A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Daiken Corp | 制震構造及びそれに用いる制震パネル部品 |
-
2013
- 2013-03-19 JP JP2013056714A patent/JP6055346B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014181489A (ja) | 2014-09-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4161002B1 (ja) | 建物 | |
KR101372087B1 (ko) | 단위 모듈러 지진하중 흡수장치를 이용한 철골구조물 보강방법 | |
JP6118088B2 (ja) | 建物用制振装置 | |
JP2014237946A (ja) | 建物用制震装置 | |
JP6055346B2 (ja) | 建物用制振装置 | |
JP2011157728A (ja) | ダンパ及びダンパを用いた木構造 | |
JP6977313B2 (ja) | 構造体の制振構造 | |
JP2010024656A (ja) | 仕口ダンパおよび仕口部の構造 | |
JP2009197432A (ja) | 耐震ブレース取付具及び耐震ブレースの取付構造 | |
JP6397668B2 (ja) | 制震装置 | |
JP4274082B2 (ja) | 建物の耐震補強装置 | |
JP4657067B2 (ja) | 制振壁パネル | |
JP6196818B2 (ja) | 制震装置 | |
JP2019148125A (ja) | 制震装置および建物 | |
JP5946165B2 (ja) | 耐震補強構造 | |
JP3209800U7 (ja) | ||
JP4095607B2 (ja) | 制振装置 | |
JP6178132B2 (ja) | 制震装置 | |
JP5363183B2 (ja) | 木造建築物用制震装置 | |
JP2007077601A (ja) | 制振パネルの設置構造 | |
JP4825940B1 (ja) | 耐震パネル | |
JP4878338B2 (ja) | 建築物及び建造物の補強構造 | |
JP2007262707A (ja) | 制振構造及び制振パネル | |
JP2007138407A (ja) | 制振パネル及び制振構造 | |
JP4908910B2 (ja) | 制振建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20151211 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20161108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20161202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6055346 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |