JP2006125189A - 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 - Google Patents
構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006125189A JP2006125189A JP2005330518A JP2005330518A JP2006125189A JP 2006125189 A JP2006125189 A JP 2006125189A JP 2005330518 A JP2005330518 A JP 2005330518A JP 2005330518 A JP2005330518 A JP 2005330518A JP 2006125189 A JP2006125189 A JP 2006125189A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damping device
- members
- friction
- vibration damping
- structural
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
- E04H9/00—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
- E04H9/02—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
- E04H9/021—Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
- E04H9/023—Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings and comprising rolling elements, e.g. balls, pins
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F7/00—Vibration-dampers; Shock-absorbers
- F16F7/02—Vibration-dampers; Shock-absorbers with relatively-rotatable friction surfaces that are pressed together
- F16F7/04—Vibration-dampers; Shock-absorbers with relatively-rotatable friction surfaces that are pressed together in the direction of the axis of rotation
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B1/00—Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
- E04B1/62—Insulation or other protection; Elements or use of specified material therefor
- E04B1/92—Protection against other undesired influences or dangers
- E04B1/98—Protection against other undesired influences or dangers against vibrations or shocks; against mechanical destruction, e.g. by air-raids
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
- E04H9/00—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
- E04H9/02—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
- E04H9/021—Bearing, supporting or connecting constructions specially adapted for such buildings
- E04H9/0237—Structural braces with damping devices
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
- E04H9/00—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate
- E04H9/02—Buildings, groups of buildings or shelters adapted to withstand or provide protection against abnormal external influences, e.g. war-like action, earthquake or extreme climate withstanding earthquake or sinking of ground
- E04H9/027—Preventive constructional measures against earthquake damage in existing buildings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/02—Suppression of vibrations of non-rotating, e.g. reciprocating systems; Suppression of vibrations of rotating systems by use of members not moving with the rotating systems
- F16F15/021—Decoupling of vibrations by means of point-of-contact supports, e.g. ball bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F2230/00—Purpose; Design features
- F16F2230/0023—Purpose; Design features protective
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Emergency Management (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Business, Economics & Management (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Rod-Shaped Construction Members (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
- Wind Motors (AREA)
Abstract
【解決手段】構造物に制振装置を配置することにより、構造物に発生する変位は、お互いに対して回転される部材に伝達される。二つの部材(1,4,10,11)間における摩擦抵抗は、回転運動従って建物の変位を減衰する。本発明はさらに、摩擦抵抗が、建物に発生する変位にもとずいて動的に変更されてもよいところの、制振装置である。
【選択図】図1
Description
一般的なダンパは製作するのに費用がかかり、さらに建物の構造体フレームに組み込むのにさらに費用がかかる。現在のダンパは大きいため、又はダンパ構造特性対建物特性の間の関係とのために、通常建物には特殊なダンパをデザインしなければならない。
本発明のさらなる利点は、一定な減衰特性で、安価で、信頼性のある装置であることである。
少なくとも二つの部材であって、該少なくとも二つの部材間における相対的な回転運動を減衰するための回転式摩擦継手において相互接続している少なくとも二つの部材と、
該回転式摩擦継手における該少なくとも二つの部材間における、締付力及び摩擦を保持するために、該少なくとも二つの部材を一体に締付けるための締付手段と、
該少なくとも二つの部材各々を該構造部材のそれぞれ一つに接続するための手段と、
を具備している。
−制振装置は、例えば数階建の建物において、二つ以上の方向に取りつけてもよい。
−制振装置は、レンガ積層壁面を有するコンクリート補強のフレーム構造体に取りつけてもよい。
−制振装置は、すべりによる損傷を低減するために大型パネル壁面に取りつけてもよい。パネルは通常コンクリートで作られているが、木材、又は鋼、又は複合材料で作られていてもよい。
−制振装置は、振動応答を低減するために高位置の水タンクに取りつけてもよい。
−制振装置は、橋及び高架ハイウェイに取りつけてもよい。それは応答を低減するために二方向に取りつけてもよい。例えば、多数の制振装置が第一方向に配置されてもよくて、かつ多数の制振装置が第二方向に配置されてもよい。第一方向における制振装置は、第二方向における制振装置と異なる減衰構造体を備えていてもよい。
−制振装置は、フレーム構造体に取りつけた高位置の機械により発生される振動を低減するために使用されてもよい。
−制振装置は、例えば水あるいは風による波力にもとづく振動応答を低減するために、海洋構造物に取りつけてもよい。
−制振装置は、既製のガレージに取りつけてもよい。
−制振装置は、テントの支柱やビームの運動を減衰するためにポータブルな金属製テントに取りつけてもよい。
−制振装置は、フレーム構造体における継手の回転を低減するために取りつけてもよい。
−制振装置は、数階建の産業用建物に取りつけてもよい。
−制振装置は、木材のフレーム構造体に取りつけてもよい。
−制振装置は、金属性タワーに取りつけてもよい。
−ボルトヘッド付きボルト部材と、
−ナットヘッド付きナットと
を有していて、締付力はボルトのプリテンションにより決定されている。このことが、本発明による単純で信頼のおける実施の形態であり、装置の組立用及び締付力の調整用の簡単な工具が必要なだけである。
少なくとも二つの部材であって、該少なくとも二つの部材間における相対的な回転運動を減衰するための回転式摩擦継手において相互接続している少なくとも二つの部材と、
該回転式摩擦継手における該少なくとも二つの部材間における、締付力及び摩擦を保持するために、該少なくとも二つの部材を一体に締付けるための締付手段と、
該少なくとも二つの部材各々を該構造部材のそれぞれ一つに接続するための手段と、
を具備している。
第一回転継手において、少なくとも一つのパネルに相互接続された少なくとも一つの部材を具備していて;
該少なくとも一つの部材が、第二回転継手において、別のパネル又は建物構造の同様な部分にさらに接続されていることと、
該第一又は該第二回転継手における、一方又は両方が、該少なくとも一つの部材と、該パネル又は建物構造体の同様な部分との間における相対運動への摩擦減衰を提供することと、
該第一又は該第二回転継手における、一方又は両方が、その少なくとも一つの部材が取りつけられる、該パネル又は建物構造の同様な部分に対する、該少なくとも一つの部材の摺動運動をさらに提供していて、該摺動運動は二つの直交する方向における運動を可能にしているトレランスにより可能となっていることと、
を特徴としており、
さらに、該回転継手において、該少なくとも一つの部材と、該パネル又は建物構造体の同様な部分との間で、締付力及び摩擦を維持するように、該少なくとも一つの部材を該パネル又は建物構造体の同様な部分へ一体に締付けるための締付け手段を具備している。
図1において摩擦ダンパは、お互いに対して回転する幾つかの鋼製プレート1〜4から構成されている。ダンパは、さらに鋼製プレート間に配置された複数の摩擦パッド材料の円板シム−図1において符号3で付番されている−から構成され、ユニット内において乾燥摩擦潤滑を有している。摩擦パッドは鋼製プレートに作用する安定した摩擦力を保証していて、同時にプレート間摺動運動により発生する騒音を低減している。
要求された摩擦ダンパ装置における摩擦要素を実証するために、本ダンパの理論的研究を評価するべく多くの確認試験が実施された。
実験プログラムは次の二段階があって:
1.三つの異なる摩擦材料を用いたダンパ装置の試験
2.摩擦ダンパ装置を取りつけた鋼製フレームの縮尺模型の試験
異なる摩擦材料を用いたダンパの試験は、ダンパの性能に影きょうするパラメータを実証するために、インストロン型試験機を用いて行なった。これらの試験はダンパのくり返し試験も含んでいる。適切だと判明した材料が摩擦制振装置を取りつけたフレームの縮尺モデルの試験に使用され、試験は振動機を用いて行なわれた。これらの実験的研究はDTUのBKM部門の研究機関で行なわれた。
前述のダンパ試験体は、インストロン型油圧式試験機型式8502に取りつけられた。本試験機のアクチュエータは250kNの動的荷重を作用することができる。変位制御と、荷重繰返し速度又は作用荷重制御との両方は、制御ユニットを介して可能であった。試験の制御はインストロンのソフトウェア:“Max 5.2 ”によるPCで行なわれた。すべての試験は変位制御と荷重繰り返し速度制御との下で行なわれ、すべての試験結果は、装置のコントローラと一体化されPCに接続しているデータ収集ボードシステム(Data Acquisition Board System)に送られた。
結果をすぐ見るために、荷重−変位曲線はPCモニタ上に表示された。
ボルトにおける締付力は、ボルト内部に埋め込まれた二つの歪ゲージを使用して計測された。所定の締付力は、スパナでボルトヘッドを締付け、かつ電気抵抗ミリアンペア計を直接読み取ることにより作用することができる。
中央プレートが試験中に回転すると、中央プレートの端部に立っているポテンションメータのヘッドが回転における水平突出により、わずかに曲がる。この問題を解決するために、特別なローラがポテンショメータのヘッドに取りつけられた。この解決方法はいくつかの条件で数回試験され、うまくいった。
ダンパ性能を評価するために、一連の動的くり返し試験が、三つの異なる種類の材料;銅と高摩擦材料と摩擦パッド材料とを用いて行なわれた。
摩擦ダンパの性能は、一般にある種のパラメータにより影きょうがある。これらのパラメータが試験で研究され、そのパラメータは:
1.変位振幅。
2.締付力。
3.長時間運転試験。
銅は安価で商業的に広く入手出来る材料である。銅はその既知である挙動のために長い間にわたって使用されてきた。1993年Popoveは、銅の優れたかつ安定した性能のために、鋼のかわりに銅をダンパに使用することを示唆した。この試験において銅が選択された。というのは鋼及び銅は、摩擦の面で優れた組合わせであることが知られており、かつ経済的な理由からである。
前述のパラメータを研究する前に、もう一つの試験が行われる。それは鋼製プレートの片側あるいは両側においてディスク形ばね座金を配分したものである。
ダンパは、荷重繰返し速度0.3Hz、振幅5,10,15及び20mmで試験された。図7に作用した変位及び得られたヒステリシスループを示めす。以下のことが明瞭に示めされていて、面積の広さが変位の増加とともに増大し、さらに摩擦力は変動又は乱れもなくほぼ一定である。
各々のサイクルの終りに見られる摩擦力の上昇は、プレートの相対速度が最小値に到達するからである。
ボルトは種々の力で締付けられ、図7に示めすようにダンパへのその影響を調べた。この試験において、締付力は13.36kNから27.32kNまで増加され、それにより摩擦力が0.65kNから1.5kNに増加した。試験結果を図8に示めす。
締付力の低下を知るために、60サイクルの試験が、荷重繰返し速度0.3Hz、変位振幅5.0mmで行なわれた。ノイズが大きく熱の発生も顕著であった。試験結果を図9に示めす。
試験結果は以下のことを示めしていて、60サイクル試験の終了時点における、摩擦抵抗の変化量は大きくなくて、ボルトの初期引張りが効果的であった。最初の10〜20の荷重サイクルにおいて、ボルト継手がフェイング表面からうなりノイズを発し、あるいはびびり振動を起こした。荷重レベルは、これらの振動ノイズにより多大な影響を受けることなく、かつ約20サイクル以降においてフェイング表面におけるノイズは金属のフライス研削加時と同様な安定した研磨音を発した。摩擦力が0.76kNから0.98kNに増加した。この増加はおそらく以下の多くの事象の複合によるものであろう:
1.摩擦の発生熱によるプレート厚さの増加。
2.温度上昇による金属の軟化。
3.ボルト締付力の変化。
4.摩耗。
5.表面損傷の進行に伴なう、摺動荷重に対する粗さ及びプラウィングタームの影きょう 増大。
銅ディスクが摩耗がほとんどないことを考りょすると、銅を使用した摩擦ダンパは実際的な条件下で十分な耐久性を有していると判断することができる。
高摩擦係数を有する材料が試験された。この材料は研磨材を塗膜されていて、その研磨材はFelxovit(商標名)であって、鋼の研磨に使用される。本材料は0.3mm厚さのファイバーディスクである。その材料は、ダンパにおける所定厚さとするために、ディスクに塗布される。
その材料が大きな摩擦力を提供する。
ダンパは、変位振幅2及び5mmで試験した。図10に示めすように、摩擦力は摺動時において一定でなく、ヒステリシスは安定していないことを明瞭に示めしている。
接続されたプレートの厚さが荷重繰返し速度により変化している。その厚さは、摩擦で発生した熱による温度上昇のために増加している。一方接触面における摩耗が厚さを減少させている。
熱によりプレート厚さが増加すると、摩耗効果に比較して、その厚さの増加は、ボルト締付力を増大し、そのボルト締付力の増大は摺動力を増加する。60サイクルの銅の試験結果を図10に示めす。もし摩耗の影響が熱の影響より大きいと、ボルトはその締付力を失ない、より低い設計レベルにおいて摺動を起こし、装置におけるエネルギ散逸量が減少される。図10はその例である。
摩擦パッド材料
もし、可能な限り摩耗に対し耐性があって、同時に多量の熱を発生せずに、安定したヒステリシスである材料があるなら、ダンパの性能は非常に改善することができる。そのような改善はより適切な材料の組合せを提供することによって達成された。
特別な要求を満たす材料を研究した後に、アスベストなしの摩擦材料(摩擦パッド材料)が発見された。この材料は摩擦係数0.35〜0.45である。最大圧縮強度は1100kg/cm2 で使用温度は165℃である。それは複合材料である。
この材料が前と同一パラメータで試験された。鋼あるいは本材料に、摩耗又は摩擦損耗は見られなくて、わずかな粉が鋼製プレートをおおっていた。
ダンパは、変位2,4,6,8,10及び12mmで試験した。
図11に示めすように、エネルギ散逸面積は振幅に比例して増加していて、摩擦力は一定である。図12に以下のことが明瞭に示めされていて、1サイクルの面積であるダンパのエネルギ散逸は、本パラメータに線形依存性があり、もしセミ−アクティブ装置に修正すれば、その線形依存性は、ダンパを種々の変位振幅で作動可能にする。
図13に示めすように、ダンパへのボルト締付力の影響を調べるために、ボルトを種々の力(Ft);3.3,2.75,2.2,1.65,1.1及び0.55kNで締付けた。変位振幅は5mmに制御された。締付力に対して、1サイクル当りのエネルギ散逸をプロットすることにより以下のことが結論された。その関係には線形性があって、その線形性は、クーロンの法則を用いて垂直荷重との関係において完全に作ることのできるものである。
試験は以下のことを示めしている。摩擦パッド材料は、優れたかつ安定した性能を示めしていて、図15に示めされるように、荷重繰返し速度0.5Hzで、締付力3.3kNの30サイクル試験における変位の時間履歴において性能劣化、減退は見られない。これらの優れた結果は、性能チェックのための長時間運転試験を勇気づけるものであった。
摩擦パッド材料を有するダンパ性能を調べるために、ダンパは、荷重繰返し速度0.5Hz、締付力4kNで400サイクルまで試験された。結果は勇気を与えるものであって、劣化は見られず、ほんのわずかな量の熱が発生し、その熱はボルト締付力をわずかに増加させ、ノイズは他の材料に比較して非常に小さいものであった。
FPM試験は摩擦面への損傷は無視できるものであることを示めしている。
安定した“長方形”ヒステリシスループを提供するFDD性能の好結果は、FPMの使用によるものである。結果を図16に示めす。
図17〜20において以下のことが明らかであって、鋼製フレームが弾性領域内においてさえも、試験フレームの復元力特性は、双一次線(計算したもの)である。ダンパの摩擦力が摺動開始時期においてわずかに増加することが示めされている。摺動は、摺動開始以降安定した摩擦力において、摺動期間全体にわたって継続している。図は試験結果の例として、ダンパ摩擦力−摺動変位の関係を示めしている。ダンパにおける摩擦力の変動はない。エネルギを吸収したダンパは摩擦力が上昇に陥る傾向がある。埋め込んだ、摩擦パッド材料又は銅を使用することは、非常に安定した摩擦力を示めし、摩擦運動において異常なノイズ発生を防止している。
摩擦ダンパは広い範囲の変位振幅下において一定で安定した摩擦力のもとに作動することができる。
試験を通してダンパを保持するために作られた“フレームホルダ”は、大きな荷重が使用された場合、繰返し運動により引き起こされる、頂部におけるわずかな水平移動を防止するのに十分に剛なものではない。
摩擦ダンパ概念の有効性を実験的に検証するために、一階建で一ベイの鋼製フレームが建てられ、静的及び動的試験が行なわれた。鋼製フレームに取りつけたダンパ装置のこれらの試験は、ダンパを建物に使用するのに先立って、実際的な条件下でダンパ性能を確認すべく計画された。
フレームモデルの全体寸法は、1.125mの高さで1.10mのスパンである。フレームを図21に示めす。
フレーム構造体コラムは50×15mmの鋼製帯板である。ビームは、90×50×5mmの中空の長方形鋼製セクションで、全周突合せ溶接によりコラムに接続されている。構造体は実験工場の重い床に固定的に取りつけられた。非常に剛なビームを保証するために、コラムの慣性モーメント(Icol )に対するビーム慣性モーメント(Ib )の比は91.73である。
フレームモデルの動的特性、ばね定数と質量、をチェックするために;高周波荷重(harmonic loading)が加振機により作用された。応答はSDOF装置による解析結果と比較された。結果は図22に示めすように満足のゆくものであった。
フレームのけたは、フレームのけたと加振機ヘッドとの間に取りつけた剛性バーにより実験的に作用される荷重で水平方向に加振される。加振機ヘッドの振動は加振機コントローラにより発生され、電力増幅器により増幅される。構造体と取りつけた剛なバーとの間に伝達される荷重は、荷重トランスドューサを圧することにより測定される。この測定した荷重は連続的にDAPプログラムに保存される。フレームの加速度は、フレームの頂部に取りつけた加速度計により測定し、測定値は連続的にDAPに保存される。フレーム位置は、外部フレームホルダに固定的に取りつけた、ローラヘッド付きポテンショメータを用いて測定された。実験装置が図23に概略的に示めされている。
鋼製プレート間の相対的な回転は、サイドプレートに取りつけたローラベルト付きポテンショメータにより測定された。これらの測定値はポテンショメータヘッドとサイドプレートと中心線との間における距離で割り算された。中央プレートの回転は他のポテンショメータで測定され、測定値はヘッドと、ダンパをフレームに接続しているヒンジの中心との間における距離で割り算された。
パラメータスタデー
いくつかのパラメータが、ダンパ性能を検証し、かつパラメータへの依存性を調べるために実験的に研究された。これらのパラメータは以下のとうりである:
−荷重繰返し速度。
−変位振幅。
−ダンパにおける締付力。
−荷重振幅。
−ブレースバーにおけるプレストレス荷重。
摩擦ダンパ装置の検証において最も重要なパラメータの一つは速度依存性である。フレームは、2.0,3.0,4.0,5.0,6.0及び7.0Hzの荷重繰返し速度で試験され、他のすべてのパラメータに対してもこの荷重繰返し速度を用いた。結果はプレート間における、モーメントと相対的回転を示めしている。図20に示めすようにテータは、ほとんど速度依存性のないことを示めしている。
示めすように、荷重繰返し速度変更の影響はモーメントに対しては大きな影響はなく、テータの関係図は、摩擦荷重モデル化用のクーロンの法則における速度依存性の項を含める必要性をキャンセルしている。他の関係である水平力(Fh)とフレーム変位との関係が研究された。図25は、応答への大きな影響がないことを示めしている。
ダンパ挙動に対する影響を検証するために、フレームは種々の変位振幅で試験された。本試験において、図27に示めすようにフレームの変位振幅は、1.75,2.25,3,3.5,4及び4.5mmに制御された。荷重−変位曲線の囲む面積である、各々の振幅におけるエネルギ散逸は、図27においてフレーム変位に対してプロットされている。
変位振幅を変更すると散逸エネルギは線形的に変化することが明瞭に示めされていて、このことはインストロン型試験機を用いたダンパの試験で以前に判明したことと合致している。
締付力への依存性を検証するために、種々の値3.77,4.55,5.55,5.86,6.63及び6.89kNが選択された。図28に示めすように、本試験において、変位振幅は同一振幅に制御されたけれど、一定の変位を提供するために必要とされる荷重振幅は、ダンパの締付力により異なるものであった。
図28において以下のことが明瞭に示めされていて、ダンパにおける締付力を増加すると、エネルギ散逸はほぼ線形的に増加している。この結論は第一段階のダンパ試験の結論と合致するものである。この線形関係は摩擦力をモデル化するためにクーロンの法則を使用することに帰着する。
種々の荷重振幅がフレームの加振に使用された。図29に示めすように、締付力とブレースにおけるプレストレス荷重と荷重繰返し速度とは制御され、種々荷重振幅0.40,0.50,0.60,0.70,0.75,0.80,0.85及び0.90kNが使用された。
本試験の設定において、ダンパは0.4,0.5及び0.6kNで作動せずに、かつ摺動も起きなかったけれど、荷重が0.7kNに増加されると、摺動が始まり、荷重を増加する場合はいつでも変位が増加した。図11Bにおいて、特に0.8kNの荷重を使用しさらに0.85及び0.9kNへと増加してゆく場合、フレームはわずかに非線形的に応答している。
このパラメータを評価するために二種類の試験が行なわれた。
1.1.A−大締付力、固着のみ。
1.1.B−小締付力、固着及び摺動。
両ケースにおいてフレームは、荷重繰返し速度3.0Hz、荷重振幅0.8kN、摺動の発生を阻止する大締付力で加振された。
本試験においてブレースバーは、それぞれ1.02,2.2,4.4,6.9,8.8及び1.01kNでプレストレスされた。図(11)は以下のことを示めしていて、プレストレス荷重を増加しても特に荷重1.02〜6.9kNにおいて、フレーム変位の低下をもたらしていない。しかしながら、荷重が8.8及び10.1kNに増加されると、摺動が始まる。なぜならブレース装置のばね定数が非常に大きくなり、サイドプレートの水平移動を妨げるけれど、作用する力がプレートの摺動を引き起す摩擦力に打ち勝つからである。
本試験には四種類のプレストレス荷重2.0,4.0,6.0及び7.7kNが使用された。図(11)に以下のことが明瞭に示めされていて、プレストレス荷重を増加してもその最小値を除いてはフレームの水平変位に大きな影響を与えない。
プレストレスパラメータの影響を検証する本試験から、以下のことが結論されていて、そのパラメータはダンパ性能において大きな役割を果すものではなく、荷重の増加は性能の改善をもたらすものではなく、最適なプレストレス荷重を用いることにより同一の所定の応答を得ることができる。
ダンパを取りつけた鋼製フレームモデルが、種々の繰返し速度と加振力での長時間運転試験が行なわれた。図16は、荷重繰返し速度3.0Hz、加振力0.8kNでの試験結果における時間履歴を示めしている。フレーム応答は非常に安定し一定したものであり(図20B)、さらにプレートの相対的回転も安定したものであった(図16D)。100サイクル以上の試験後に、ダンパ性能は非常に満足のゆくものであることが結論された。
フレームの数百サイクル試験も計画されたが、実験装置の制限で中止された。結果を図32に示めす。
3,12 摩擦パッド
4,11 サイドプレート
2,5 締付手段
Claims (33)
- 土木工事構造物における、構造部材及び非構造部材の運動を減衰するための制振装置であって;
少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)であって、該少なくとも二つの細長い部材間における相対的な回転運動を減衰するための回転式摩擦継手において相互接続していて、対向方向に回転的に運動可能な少なくとも二つの細長い部材と、
該回転式摩擦継手における該少なくとも二つの細長い部材間における、締付力及び摩擦を保持するために、該少なくとも二つの細長い部材を一体に締付けるための締付手段(2,5)と、
該少なくとも二つの細長い部材各々を該構造部材のそれぞれ一つに接続するための手段(13)と、を具備している制振装置において;
該少なくとも二つの細長い部材の少なくとも一つは一方の端部において、該構造部材に接続されていて、該少なくとも二つの細長い部材の少なくとも一つが両端部において、該構造部材に接続されていることを特徴とする;
制振装置。 - 摩擦パッド(3,12)であって、該少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)と該摩擦パッドとの間で接触するように該少なくとも二つの細長い部材間に配置され、該少なくとも二つの部材の該相対的な回転運動が摩擦により減衰されている摩擦パッドをさらに具備している、請求項1に記載の制振装置。
- 該締付手段(2,5)が締付力を変化するために使用されているところの、請求項1又は2に記載の制振装置。
- 該回転式摩擦継手が該少なくとも二つの細長い部材各々を貫通して延在しているピン(2)を備えているところの、請求項1〜3のいずれか一項に記載の制振装置。
- −ボルトヘッドを有するボルト部材(2)と、
−ナットヘッドを有するナット(5)と、
を有している、少なくとも一部が該ピンを構成しているボルト(2,5)を具備していて、
該締付力が該ボルトのプレテンションにより決定されていることを特徴としている、請求項4に記載の制振装置。 - 時間に対して実質的に一定な締付力を維持するための手段をさらに具備している、請求項5に記載の制振装置。
- 実質的に一定な締付力を維持するための該手段が、該ボルトヘッドと該少なくとも二つの細長い部材の一方の表面との間及び/又は該ナットヘッドと該少なくとも二つの細長い部材の一方の表面との間に配置された、少なくとも一つのばね(6,9)を具備しているところの、請求項6に記載の制振装置。
- 該ばね(6,9)が皿ばねを構成しているところの、請求項7に記載の制振装置。
- 少なくとも二つの皿ばね(6,9)を具備している、請求項8に記載の制振装置。
- 少なくとも一つの皿ばね(6,9)が、該ボルトヘッドと、該少なくとも二つの細長い部材の一方の表面との間に配置されているところの、かつ少なくとも一つの皿ばねが、該ナットヘッドと、該少なくとも二つの細長い部材のもう一方の表面との間に配置されているところの、請求項9に記載の制振装置。
- 実質的に一定な締付力を維持するための該手段が、該締付力を維持するための、油圧式手段、空気式手段及び/又は電気的手段を具備しているところの、請求項6〜10のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該少なくとも二つの細長い部材が:実質的に平行平面内に延在している、サイドプレート(4,11)及び中央プレート(1,10)を構成しているところの、請求項1〜11のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該摩擦パッド(3,12)が該サイドプレート(4,11)と該中央プレート(1,10)との間に配置されているところの、請求項12に記載の制振装置。
- 該中央プレート(1,10)周囲に対称に配置された二つのサイドプレート(4,11)を具備している、請求項12に記載の制振装置。
- 二枚の摩擦パッドであって(3,12)、二枚の摩擦パッド各々が該二つのサイドプレート(4,11)の一方それぞれと該中央プレート(1,10)との間に配置されている、二枚の摩擦パッドを具備している請求項14に記載の制振装置。
- 該中央プレート(1,10)が、該構造部材の一つに回動可能に接続されるべく使用されていて、該中央プレートと該構造部材との間における相対的な回転運動を可能にしているところの、請求項12〜15のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該中央プレート(1,10)が、該構造部材の一つに固定的に接続されるべく使用されていて、該中央プレートと該構造部材との間における相対的な運動を防止しているところの、請求項12〜15のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該二つのサイドプレート(4,11)が、該構造部材の一つに回動可能に接続されるべく使用されていて、該二つのサイドプレートと該構造部材との間における相対的な回転運動を可能にしているところの、請求項12〜17のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該二つのサイドプレート(4,11)が、該構造部材の一つに固定的に接続されるべく使用されていて、該二つのサイドプレートと該構造部材との間における相対的な運動を防止しているところの、請求項12〜17のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該摩擦パッド(3,12)が、Eurodeal A/Sによる摩擦のないMK101アスベスト材料を具備している、請求項1〜19のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)が、鋼、又は耐蝕性鋼、又は銅、又はアルミニウム、又はアルミニウム若しくは他のどんな鋼製材料から構成されているどんな合金も、又は鋼とプラスチックとの複合物、又はプラスチックと、ガラス繊維、炭素繊維、ケブラー繊維若しくは同様な繊維との複合物、又はどんなセラミックと、ガラス繊維、炭素繊維、ケブラー繊維若しくは同様な繊維との複合物から作られているところの、請求項1〜20のいずれか一項に記載の制振装置。
- 作用加振荷重±2.5kN及び初期締付力4kN±0.5kNにおける、加振荷重繰返し速度0.5Hz±0.1Hz及び該少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)の一方における変位振幅10mmまでにおいての400サイクル試験で、該締付力が5%以下の変動を示めすところの、請求項1〜20のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該制振装置の該回転式摩擦継手における摩擦モーメントが、公称摩擦モーメント200Nm±20Nmにおいての荷重繰返し速度2〜7Hzの範囲における、各々の荷重繰返し速度での30サイクル試験において、5%以下の変動の荷重繰返し速度依存性を示めすところの、請求項1〜22のいずれか一項に記載の制振装置。
- 該少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)の一方の変位振幅と、該回転式摩擦継手におけるエネルギ散逸との間に実質的に線形関係があるところの請求項1〜23のいずれか一項に記載の制振装置。
- 少なくとも二つの構造部材と、該構造部材間における相対運動の制振装置とを備えている建物構造体用ブレース装置であって:
該制振装置が、
少なくとも二つの細長い部材(1,4,10,11)であって、該少なくとも二つの細長い部材間における相対的な回転運動を減衰するための回転式摩擦継手において相互接続している少なくとも二つの細長い部材と、
該回転式摩擦継手における該少なくとも二つの細長い部材間における、締付力及び摩擦を保持するために、該少なくとも二つの細長い部材を一体に締付けるための締付手段(2,5)と、
該少なくとも二つの細長い部材各々を該構造部材のそれぞれ一つに接続するための手段(13)と、を具備していて、
該少なくとも二つの細長い部材の少なくとも一つは一方の端部において、該構造部材に接続されていて、該少なくとも二つの細長い部材の少なくとも一つが両端部において、該構造部材に接続されていることを特徴とする;
ブレース装置。 - 該制振装置が、請求項2〜24の一項以上に記載された制振装置の一つ以上の特徴を具備しているところの、請求項25に記載のブレース装置。
- 該制振装置が、相互接続要素により二つのサイドプレート(4,11)の少なくとも一方の端部に相互接続された、少なくとも二つのサイドプレート(4,11)を具備しているところの、かつブレース(13)が該相互接続要素に取りつけられているところの、請求項26に記載のブレース装置。
- 該サイドプレート(4,11)の少なくとも一つが、ブレース(13)により該構造部材の一つに接続されているところの、かつ該中央プレート(1,10)が該構造部材の他の一つに、接続又は取りつけられているところの、請求項26又は27に記載のブレース装置。
- 該サイドプレート(4,11)の少なくとも一つが、二つのブレース(13)により該構造部材の一つに接続されていて、該二つのブレースが該サイドプレート(一つ以上)の対向端部に接続されているところの、かつ該中央プレート(1,10)が該構造部材の他の一つに接続又は取りつけられているところの、請求項26〜28のいずれか一項に記載のブレース装置。
- 該サイドプレート(4,11)の少なくとも一つが、二つのブレース(13)により該構造部材の一つに接続され、さらに該制振装置がV字形ブレースに配置されているところの、請求項26〜28のいずれか一項に記載のブレース装置。
- 該サイドプレート(4,11)の少なくとも一つが、二つのブレース(13)により該構造部材の一つに接続され、さらに該制振装置がD字形ブレースに配置されているところの、請求項26〜28のいずれか一項に記載のブレース装置。
- 該サイドプレート(4,11)の少なくとも一つが、二つのブレース(13)により該構造部材の一つに接続され、さらに該制振装置がK字形ブレースに配置されているところの、請求項26〜28のいずれか一項に記載のブレース装置。
- 建物構造体における、パネル壁面の運動を制振するための装置において、該制振装置が:
第一回転継手(22)において、少なくとも一つのパネル(20)に相互接続された、少なくとも一つの部材(1,4)を具備していて;
該少なくとも一つの部材(1,4)が、第二回転継手(23)において、別のパネル(21)又は建物構造の同様な部分にさらに接続されていることと、
該第一又は該第二回転継手(22,23)における、一方又は両方が、該少なくとも一つの部材と、該パネル又は建物構造体の同様な部分との間における相対運動への摩擦減衰を提供することと、
該第一又は該第二回転継手(22,23)における、一方又は両方が、その少なくとも一つの部材が取りつけられる、該パネル又は建物構造の同様な部分に対する、該少なくとも一つの部材の摺動運動をさらに提供することと、
を特徴としており;
さらに、該回転継手(22,23)において、該少なくとも一つの部材と、該パネル又は建物構造体の同様な部分との間で、締付力及び摩擦を維持するように、該少なくとも一つの部材(1,4)を該パネル又は建物構造体(20,21)の同様な部分へ一体に締付けるための締付け手段(2,5)を具備している制振装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DKPA199901087 | 1999-08-03 | ||
US14738099P | 1999-08-06 | 1999-08-06 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001513714A Division JP2003506597A (ja) | 1999-08-03 | 2000-08-03 | 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006125189A true JP2006125189A (ja) | 2006-05-18 |
JP3898732B2 JP3898732B2 (ja) | 2007-03-28 |
Family
ID=26065205
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001513714A Withdrawn JP2003506597A (ja) | 1999-08-03 | 2000-08-03 | 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 |
JP2005330518A Expired - Lifetime JP3898732B2 (ja) | 1999-08-03 | 2005-11-15 | 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001513714A Withdrawn JP2003506597A (ja) | 1999-08-03 | 2000-08-03 | 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1206615B1 (ja) |
JP (2) | JP2003506597A (ja) |
KR (1) | KR100853564B1 (ja) |
CN (1) | CN100379934C (ja) |
AT (1) | ATE293733T1 (ja) |
AU (1) | AU6426300A (ja) |
CA (1) | CA2380887C (ja) |
DE (1) | DE60019615D1 (ja) |
ES (1) | ES2241634T3 (ja) |
HK (1) | HK1046943A1 (ja) |
MX (1) | MXPA02001184A (ja) |
NZ (1) | NZ517405A (ja) |
TR (1) | TR200200866T2 (ja) |
WO (1) | WO2001009466A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185566A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Sugimoto Kenchiku Kenkyusho:Kk | 制振構造及び制振パネル |
JP2009210048A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦ダンパー |
US11447949B2 (en) * | 2020-02-16 | 2022-09-20 | Behsazan Sazeh Sarzamin | Friction damper for a building structure |
Families Citing this family (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20090019917A (ko) * | 2001-05-09 | 2009-02-25 | 댐프테크 에이피에스 | 구조물의 움직임 감쇠용 마찰 댐퍼 |
US6681538B1 (en) * | 2002-07-22 | 2004-01-27 | Skidmore, Owings & Merrill Llp | Seismic structural device |
JP5616799B2 (ja) | 2008-03-14 | 2014-10-29 | ダンプテック アー/エスDamptech A/S | 構造体用支持体 |
KR100952086B1 (ko) * | 2009-07-06 | 2010-04-13 | 주식회사 에이브이티 | 지진진동 저감장치 |
JP5579415B2 (ja) * | 2009-10-02 | 2014-08-27 | ダンプテック アー/エス | 制振構造 |
KR101775498B1 (ko) | 2009-10-02 | 2017-09-19 | 담프테크 에이/에스 | 댐핑 시스템 |
KR101024538B1 (ko) | 2010-12-14 | 2011-03-23 | 디에이치엔지니어링 주식회사 | 직선 및 회전형 마찰댐퍼, 이를 이용한 내진보강장치 |
JP5659090B2 (ja) * | 2011-06-15 | 2015-01-28 | 国立大学法人埼玉大学 | 変位抑制装置 |
US9260860B2 (en) * | 2011-07-15 | 2016-02-16 | Damptech A/S | Passive damper |
TR201607751A2 (tr) * | 2016-06-08 | 2017-12-21 | Ali Salem Milani | Burulmali hi̇stereti̇k damper |
CN107023207B (zh) * | 2017-05-17 | 2019-03-01 | 大连大学 | 自复位防屈曲支撑 |
CN108643667B (zh) * | 2018-03-24 | 2020-10-13 | 北京工业大学 | 可多级减振及位移二次放大的装配式复合耗能钢梁柱结构 |
CN108824922A (zh) * | 2018-08-09 | 2018-11-16 | 江苏蓝科减震科技有限公司 | 一种摩擦型阻尼器 |
CN109537971A (zh) * | 2018-12-28 | 2019-03-29 | 北京筑信润捷科技发展有限公司 | 一种摩擦耗能阻尼器 |
CN109914635A (zh) * | 2019-04-10 | 2019-06-21 | 重庆大学 | 一种转动型摩擦耗能墙 |
US11396746B2 (en) | 2019-06-14 | 2022-07-26 | Quaketek Inc. | Beam coupler operating as a seismic brake, seismic energy dissipation device and seismic damage control device |
KR102340824B1 (ko) * | 2020-02-06 | 2021-12-17 | 경북대학교 산학협력단 | 장력보완부재를 포함하는 마찰댐퍼 및 이의 관리시스템 |
CN112459258A (zh) * | 2020-11-05 | 2021-03-09 | 四川省振控科技有限公司 | 一种组合式三维隔震支座 |
CN112482600B (zh) * | 2020-11-19 | 2023-07-04 | 东北林业大学 | 一种用于加固建筑框架的复合阻尼器 |
CN112879476B (zh) * | 2021-01-04 | 2023-03-17 | 山东电力工程咨询院有限公司 | 一种烟囱悬挂内筒被动调频阻尼减振止晃装置及烟囱 |
CN112729752B (zh) * | 2021-01-26 | 2022-08-02 | 中国空气动力研究与发展中心超高速空气动力研究所 | 一种基于k形管压差测量的航天摩阻传感器 |
CN114400597B (zh) * | 2022-01-21 | 2024-04-05 | 福建成田科技有限公司 | 一种高强度模压桥架 |
CN114737811A (zh) * | 2022-04-21 | 2022-07-12 | 西安建筑科技大学 | 一种带转动摩擦耗能型斜撑的连续板吊顶结构及安装方法 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3418768A (en) * | 1966-07-21 | 1968-12-31 | Cardan Bernhard | Building construction |
US4409765A (en) * | 1980-06-24 | 1983-10-18 | Pall Avtar S | Earth-quake proof building construction |
US4910929A (en) | 1986-08-20 | 1990-03-27 | Scholl Roger E | Added damping and stiffness elements |
JP2602440B2 (ja) * | 1988-01-06 | 1997-04-23 | 株式会社竹中工務店 | 上下方向免震装置 |
JP2717143B2 (ja) * | 1988-06-20 | 1998-02-18 | 清水建設株式会社 | 摩擦による建築物の振動抑制方法 |
CN1017737B (zh) * | 1990-08-02 | 1992-08-05 | 魏庆礼 | 摩擦耗能抗震结构 |
US5502932A (en) * | 1992-02-05 | 1996-04-02 | Chinese Building Technology Services Corporation Limited | Method and device of earthquake resistant & energy reduction for high-rise structures |
JP3530301B2 (ja) * | 1996-03-22 | 2004-05-24 | 三菱重工業株式会社 | てこ式摩擦抵抗力可変装置 |
JPH10280660A (ja) * | 1997-04-08 | 1998-10-20 | Fujita Corp | 免震装置及び免震装置用フリクションダンパ |
US6233884B1 (en) * | 1997-10-20 | 2001-05-22 | Steven B. Tipping | Method and apparatus to control seismic forces, accelerations, and displacements of structures |
-
2000
- 2000-08-03 AT AT00951267T patent/ATE293733T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-08-03 KR KR1020027001505A patent/KR100853564B1/ko active IP Right Grant
- 2000-08-03 ES ES00951267T patent/ES2241634T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-03 DE DE60019615T patent/DE60019615D1/de not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-03 JP JP2001513714A patent/JP2003506597A/ja not_active Withdrawn
- 2000-08-03 AU AU64263/00A patent/AU6426300A/en not_active Abandoned
- 2000-08-03 EP EP00951267A patent/EP1206615B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-03 CN CNB008125643A patent/CN100379934C/zh not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-03 CA CA002380887A patent/CA2380887C/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-03 TR TR2002/00866T patent/TR200200866T2/xx unknown
- 2000-08-03 WO PCT/DK2000/000433 patent/WO2001009466A1/en active IP Right Grant
- 2000-08-03 NZ NZ517405A patent/NZ517405A/xx not_active IP Right Cessation
- 2000-08-03 MX MXPA02001184A patent/MXPA02001184A/es active IP Right Grant
-
2002
- 2002-11-14 HK HK02108245.4A patent/HK1046943A1/zh unknown
-
2005
- 2005-11-15 JP JP2005330518A patent/JP3898732B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185566A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Sugimoto Kenchiku Kenkyusho:Kk | 制振構造及び制振パネル |
JP2009210048A (ja) * | 2008-03-05 | 2009-09-17 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦ダンパー |
US11447949B2 (en) * | 2020-02-16 | 2022-09-20 | Behsazan Sazeh Sarzamin | Friction damper for a building structure |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CA2380887A1 (en) | 2001-02-08 |
KR20020033753A (ko) | 2002-05-07 |
AU6426300A (en) | 2001-02-19 |
JP2003506597A (ja) | 2003-02-18 |
ES2241634T3 (es) | 2005-11-01 |
MXPA02001184A (es) | 2004-05-21 |
JP3898732B2 (ja) | 2007-03-28 |
CN1373827A (zh) | 2002-10-09 |
TR200200866T2 (tr) | 2002-10-21 |
EP1206615A1 (en) | 2002-05-22 |
KR100853564B1 (ko) | 2008-08-22 |
CA2380887C (en) | 2009-07-07 |
HK1046943A1 (zh) | 2003-01-30 |
WO2001009466A1 (en) | 2001-02-08 |
NZ517405A (en) | 2003-01-31 |
EP1206615B1 (en) | 2005-04-20 |
DE60019615D1 (de) | 2005-05-25 |
CN100379934C (zh) | 2008-04-09 |
ATE293733T1 (de) | 2005-05-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3898732B2 (ja) | 構造部材及びブレース装置における運動の制振装置 | |
US6840016B1 (en) | Device for damping movements of structural elements and a bracing system | |
US20050115170A1 (en) | Device for damping movements of structural elements and a bracing system | |
Jangid et al. | SEISMIC BEHAVIOUR OF BASE-ISOLATED BUILDINGS: A STATE-OF-THE ART REVIEW. | |
JP4842503B2 (ja) | 構造の運動を減衰させるための摩擦ダンパー | |
US9206616B2 (en) | Negative stiffness device and method | |
US8857110B2 (en) | Negative stiffness device and method | |
Latour et al. | Experimental analysis of innovative dissipative bolted double split tee beam‐to‐column connections | |
Lu et al. | Investigation of the seismic response of high‐rise buildings supported on tension‐resistant elastomeric isolation bearings | |
Hamilton III et al. | Increased damping in cantilevered traffic signal structures | |
Mualla | Experimental evaluation of new friction damper device | |
US6256943B1 (en) | Antiseismic device for buildings and works of art | |
CN115917181A (zh) | 用于对张紧的线缆与支撑结构之间的相对侧向运动产生阻尼作用的阻尼器和阻尼器系统 | |
Rao et al. | Experimental study of base-isolated structures | |
JP4232454B2 (ja) | 橋梁の制振構造 | |
Taylor | Toggle brace dampers: A new concept for structural control | |
EP1589166A1 (en) | A device for damping movements of structural elements and a bracing system | |
Mualla et al. | Numerical predictions of shaking table tests on a full scale friction-damped structure | |
JPH1082203A (ja) | 建物の制振装置 | |
JPH0310817B2 (ja) | ||
JP2017160652A (ja) | 橋梁用座屈拘束型ダンパ | |
JP2015090182A (ja) | 制震装置 | |
JP3916213B2 (ja) | ロッキング方式のカーテンウオール利用の制震方法および制震装置 | |
Luo et al. | Seismic mitigation performance of multiple nonlinear energy sinks attached to a large-scale nine-story test structure | |
Ko et al. | Experimental study on vibration mitigation of a stay cable using nonlinear hysteretic dampers |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20060524 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20060619 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060927 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061221 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3898732 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |