JP2009184564A - 荷箱の天蓋開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天蓋が開放位置にあるとき、天蓋が開閉アームとの軸支部回りに跳ね上がるように回動することを確実に防止する。
【解決手段】荷箱1に回動自在に設けられた開閉アーム6の先端部に、左右の天蓋5L,5Rの内方側端縁部の前後端部が回転自在に軸支されて、天蓋開閉装置4が構成される。そして、天蓋5L,5Rの外方側端縁部には、ストッパピン95が設けられる一方、荷箱1の側壁1sには、ストッパピン95に対応して係止部材17が設けられている。これにより、開閉アーム6を回動させて、左右の天蓋5L,5Rを側壁1sに沿って垂下する開放位置に移動させた際、ストッパピン95が係止部材17に係止されることから、天蓋5L,5Rの回動が防止される。
【選択図】図9

Description

本発明は、荷箱の天蓋開閉装置に関するものである。
従来より、車輌に搭載された荷箱の天蓋開閉装置としては、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1に開示された荷箱の天蓋開閉装置は、左右の天蓋を荷箱上に並置することで荷箱の上方開口部を覆う閉鎖位置と、左右の天蓋を荷箱の左右側壁の外面に沿って垂下する開放位置との間で左右の天蓋を移動させるものである。
具体的には、荷箱の前後には、モータによって駆動されて天蓋を開閉させる左右の開閉アームが回動自在に設けられている。これにより、左右の天蓋が閉鎖位置にあるとき、開閉アームを回動させると、左右の天蓋は、それぞれ荷箱の左右側壁上に回転自在に設けられたローラに支持されて車幅方向外方へ移動しつつ前後方向から見てハの字状に起立傾動し、最終的に荷箱の左右側壁の外面に沿って垂れ下がる。一方、天蓋が開放位置にあるとき、開閉アームを逆方向に回動させると、天蓋は、前述した作動とは逆に移動して荷箱の上方開口部を閉鎖する。
特開2003−175727
ところで、前述した荷箱の天蓋開閉装置では、各天蓋の内方側端縁部の前端部および後端部がそれぞれ開閉アームの先端部に回転自在に軸支されていることから、天蓋が開放位置にあるとき、突風などによって天蓋が煽られた場合、天蓋は、開閉アームとの軸支部を中心として外方に回動し、跳ね上がることが予想される。天蓋が跳ね上げられると、天蓋の回動範囲内に配置された物体に衝突し、互いに損傷するおそれがある。また、天蓋が跳ね上げられた後、自重で開放位置に回動復帰する際、荷箱の側壁に衝突して天蓋を損傷させたり、衝撃音を発生させるものとなる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、天蓋が開放位置にあるとき、天蓋が開閉アームとの軸支部回りに跳ね上がるように回動することを確実に防止できる荷箱の天蓋開閉装置を提供するものである。
本発明の荷箱の天蓋開閉装置は、荷箱の前部および後部にそれぞれ水平軸心回りに回動自在に設けられた一対の開閉アームと、一対の開閉アームの各先端部に一方の側端縁部の前端部および後端部が回転自在に軸支された天蓋とを備え、開閉アームの回動により、天蓋が荷箱の上方開口部を覆う閉鎖位置と荷箱の側壁に沿って垂下する開放位置との間を移動し得る荷箱の天蓋開閉装置において、前記天蓋の開放位置直前から開放位置への下方移動に伴って天蓋が直接または間接的に係止可能な係止部材を荷箱に設け、天蓋の開放位置における一方の側端縁部を中心として他方の側端縁部が側壁から離れる方向に回動するのを規制することを特徴とするものである。
本発明によれば、天蓋が荷箱の上方開口部を覆う閉鎖位置にあるとき、開閉アームが回動すると、開閉アームの各先端部に一方の側端縁部の前端部および後端部がそれぞれ回転自在に軸支されている天蓋は、車幅方向外方に移動し、最終的に荷箱の側壁外面に沿って垂下する開放位置に移動する。そして、天蓋が開放位置直前から開放位置へと下方に移動する際、天蓋が垂下する側の荷箱に設けられた係止部材に、天蓋の他方の側端縁部が直接、あるいは、天蓋に設けられた部材を介して間接的に係止する。
したがって、天蓋が開放位置にあるときに、突風などによって天蓋が開閉アームの先端部に対する一方の側端縁部との軸支部回りに他方の側端縁部が上方に向けて跳ね上がるように回動しようとしても、天蓋は、荷箱の係止部材に係止されていることにより、上方に向けて回動することが確実に規制される。
この結果、天蓋が意図することなく上方に向けて回動し、回動範囲内に配置された物体に衝突して損傷することを確実に防止できる。
本発明において、前記天蓋が垂下する側の荷箱の側壁に前後方向に間隔をおいて複数個のガイドローラが設けられることが好ましい。これにより、天蓋が側壁に沿って垂下する開放位置に移動する際、天蓋の内面をガイドローラに沿って垂下させることが可能となり、天蓋を係止部材に導くことができる。
本発明によれば、天蓋が開放位置にあるとき、天蓋が開閉アームとの軸支部回りに跳ね上がるように回動することを確実に防止できる。
以下、本発明の荷箱の天蓋開閉装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1には、荷箱1が車枠2にヒンジ3を介して回動自在に連結されたダンプ車輌Vが示されており、車枠2上に搭載された走行位置(図1の実線状態参照)と、図示しない傾倒装置によって後方に傾動した傾動位置(図1の鎖線状態参照)とに傾倒可能である。そして、荷箱1には、本発明の天蓋開閉装置4が架装されている。
ここで、前後左右は、車輌の進行方向に向かって前方、後方、左方、右方と設定し、また、内外は、車幅方向に沿って内方、外方と設定するものとする。
天蓋開閉装置4は、図2乃至図4に示すように、荷箱1の上方開口部1aを開閉し得る左右一対の天蓋5L,5Rと、荷箱1の前後において、左右の天蓋5L,5Rとの間にそれぞれ架設された左右の開閉アーム6と、前後に対向する左方および右方の開閉アーム6をそれぞれ回動させる駆動手段7と、天蓋5L,5Rの下面を支持する支持手段8と、閉鎖位置にある天蓋5L,5Rにおける外方側端部の前端縁部および後端縁部を押圧し、支持手段8と協同して天蓋5L,5Rを上下から挟持して上下移動を規制するロック手段9とから主要部が構成されている。
左右の天蓋5L,5Rは、略同一の矩形状に形成されており、荷箱1の上方開口部1aを覆う閉鎖位置にあるとき、車幅方向中央側内方に向かってなだらかな上り勾配を有し、且つ、内方側端縁部同士が略当接するように配置される。
なお、天蓋5L,5Rの内方側端縁部には、両天蓋5L,5Rが閉鎖位置にあるとき、両天蓋5L,5R間の隙間から雨水などが浸入することを防止するため、パッキン(図示せず)が設けられている。
荷箱1の上方開口部1aのうち、左右の天蓋5L,5Rの後端縁から後壁1rにかけての開口部が平坦な上壁11によって閉鎖され、また、内方に向けて上り勾配に傾斜する左右の天蓋5L,5Rの後端縁に形成される略三角形状の開口が前記上壁11の前端縁に沿うとともに、荷箱1の左右の側壁1s,1s間にわたって配設された前後方向から見て山型状の支持壁12によって閉鎖されている。同様に、左右の天蓋5L,5Rの前端縁に形成される略三角形状の開口も、荷箱の前壁に連続する山型状の支持壁12によって閉鎖されている。
開閉アーム6は、基端部が荷箱1の支持壁12に固定されたブラケット13から前後方向に延びる支軸14回りに回動自在に連結される一方、その先端部が天蓋5L,5Rの内方側端縁部の前後各端部に回転自在に連結されている。すなわち、前後に対向する左方一対の開閉アーム6,6の先端部に左方の天蓋5Lの内方側端縁部からそれぞれ前後方向に延びる軸部51が回転自在に軸支され、また、前後に対向する右方一対の開閉アーム6,6の先端部に右方の天蓋5Rの内方側端縁部からそれぞれ前後方向に延びる軸部51が回転自在に軸支されている。
駆動手段7は、荷箱1の前方の支持壁12の左右に取付ブラケット15を介して設置された電動モータ71と、電動モータ71に接続されてそれぞれ荷箱1の左右の側壁1s,1sに沿って前後方向に延設された回転自在な伝動軸72と、各伝動軸72の前端部および後端部にそれぞれ固設された駆動スプロケット73と、前述した開閉アーム6の回転軸に固設された従動スプロケット74と、これらの駆動スプロケット73および従動スプロケット74間に巻回された無端チェーン75とから構成されている。そして、伝動軸72は、各側壁1sに前後方向に間隔をおいて設けられた複数個の支持ブラケット16の軸受および荷箱1の前端部と後部(すなわち、前後の支持壁12近傍に)に設けられた支持ブラケット161(図6、図7参照)の軸受にそれぞれ回転自在に支持されている。また、前部左右および後部左右の駆動スプロケット73、従動スプロケット74および無端チェーン75は、それぞれカバー76によって覆われている。
この実施形態においては、電動モータを利用して開閉アーム6を回動させる場合を例示したが、電動モータ以外に、油空圧モータや油空圧シリンダなどの他のアクチュエータを用いることもできる。
支持手段8は、図5に詳細に示すように、車幅方向外方、あるいは、車幅方向中央側内方へ移動する天蓋5L,5Rの下面を支持するものであり(図5では左天蓋5Lのみを例示している。)、荷箱1の左右の側壁1s,1sの上端部にそれぞれ複数個ずつ前後方向に適宜の間隔をおいて回転自在に設けられたローラ81で構成され、各ローラ81は、荷箱1の左右の側壁1s,1s(図5では左側壁1s側のみを例示している)の上部に設けられた前述の支持ブラケット16,161を利用して回転自在に軸支されている。
ロック手段9は、図6および図7に示すように、天蓋5L,5R(図6、図7では左天蓋5Lのみを例示している。)が荷箱1の上方開口部を覆う閉鎖位置(図6参照)にあるとき、天蓋5L,5Rの下面を支持する支持手段8のローラ81と協同して、天蓋5L,5Rにおける前端縁部の外方側端縁部および後端縁部の外方側端縁部(図6、図7において、後端縁部は図示せず。)を上下から挟持し、走行振動、走行風などによって天蓋5L,5Rが上下に揺動することを防止する。
上記ロック手段9は、伝動軸72回りに回動自在に連結された揺動アーム91と、この揺動アーム91の先端部に回転自在に軸支された挟持ローラ92と、天蓋5L,5Rの閉鎖位置への移動に伴って揺動アーム91に車幅方向外方から当接して当該揺動アーム91を車幅方向中央側内方へと回動させるように、天蓋5L,5Rにおける前端縁部および後端縁部の各外方側端縁部に一端部が固設され、その軸線方向を前後方向に向けて天蓋5L,5Rの前端縁部においては前方に、その後端縁部においては後方にそれぞれ延設された当接ロッド93とを備えている。
上記ロック手段9は、天蓋5L,5Rが閉鎖位置から開放位置(図8参照)に移動を開始するとき、すなわち、図6において、天蓋5Lが左側方向に移動するとき、天蓋5L,5Rの外方側端縁部がローラ81に案内されて持ち上げられることにより、天蓋5L,5Rの外方側端縁部と接触状態にある挾持ローラ92が押し上げられる。これにより、揺動アーム91が車幅方向外方へ押し出され、図6において反時計回り方向へ回動される。すると、天蓋5L,5Rの移動に連動する当接ロッド93による揺動アーム91に対する天蓋挾持方向への押圧力が解除され、挟持ローラ92とローラ81とによる天蓋5L,5Rの挾持が解除される。なお、天蓋5L,5Rの開放位置では、揺動アーム91は、図8に示すように、天蓋5L,5Rの閉鎖位置から約180度回動し、挾持ローラ92が天蓋5L,5Rよりも車幅方向外方に位置している。
反対に、天蓋5L,5Rが開放位置から閉鎖位置に移動するとき、すなわち、図8において、天蓋5Lが右側方向に移動するとき、天蓋5L,5Rに固設された当接ロッド93が天蓋5L,5Rとともに車幅方向中央側内方へ移動するため、当接ロッド93は、揺動アーム91を車幅方向外方から車幅方向中央側内方へ向かって(図8において時計回り方向に)押し上げて回動させる。そして、挟持ローラ92がローラ81と協同して天蓋5L,5Rにおける前端縁部および後端縁部の各外方側端縁部を上下から挟持してその上下移動を規制する。
ところで、天蓋5L,5Rには、開放位置において、開閉アーム6の先端に対して回転自在に軸支されている天蓋5L,5Rが突風などによって煽られて外方に向かって回動しないように、荷箱1の側壁に設けられた係止部材17と係止可能なストッパピン95が設けられている。このストッパピン95は、ロック手段9を構成する当接ロッド93と一体に形成されている。すなわち、図7に示すように、ロッドを順に折曲することにより、上水平部r1と、上水平部r1の先端から下方に垂下された垂直部r2と、上方より見て上水平部r1と直交するように、垂直部r2の下端から水平に延びる下水平部r3とを形成し、上水平部r1を当接ロッド93に、下水平部r2をストッパピン95として使用するものである。そして、ロッドの垂直部r2をロック手段9の揺動アーム91と干渉しないように、天蓋5L,5Rの前端縁部においては前方に、その後端縁部においては後方にそれぞれ離して、上水平部r1の先端部が当接ロッド93として天蓋5L,5Rにおける前端縁部および後端縁部の各外方側端縁部にそれぞれ溶着されている。そして、天蓋5L,5Rが荷箱1の上方開口部1aを覆う閉鎖位置から移動し、最終的に図8に示すように、側壁1sに沿って垂下する開放位置に移動した際、ストッパピン95は、天蓋5L,5Rの内面側において、下方に向けて垂下される(図9参照)。
一方、荷箱1には、前述したストッパピン95に対応して係止部材17が設けられている。この係止部材17は、ロッドの先端部を丸フック状に屈曲してリングに形成したものであり、その他端部が荷箱1における左右各側壁1s,1sの前端部下部および後部下部にそれぞれ溶着されている(図9では左側壁1sのみを例示している。)。
また、荷箱1の左右各側壁1s,1sには、前後方向に間隔をおいて複数個のガイドローラ18が設けられており(図9では左側壁1sのみを例示している。)、天蓋5L,5Rが開放位置に垂下する際に天蓋5L,5Rの下面(内面)と当接してそれ以上内方に向けて回動しないように規制するとともに、天蓋5L,5Rをガイドローラ18に沿って下方に移動するように案内する。
さらに、各側壁1sには、左右の天蓋5L,5Rの下面に接触して密封するパッキン19が配設されている。
次に、天蓋開閉装置4による左右一対の天蓋5L,5Rの開閉作動について図9を参照して説明する。
左右の天蓋5L,5Rは、閉鎖位置にあるとき、それらの内方側端縁部を突き合わせるとともに、車幅方向外方に向かってなだらかな下り勾配の傾斜面を有して荷箱1の開口部1aを覆って並置されている。このような荷箱1の上方開口部を覆う閉鎖位置において、左右一対の天蓋5L,5Rを開放すべく、電動モータ71が正回転駆動されると、その駆動力は、伝動軸72、駆動スプロケット73、無端チェーン75、従動スプロケット74の順に伝動されて、開閉アーム6の回転軸を正方向へ回転駆動する。開閉アーム6が支軸14回りに車幅方向外方に向かって回動すると、開閉アーム6の先端部に回転自在に連結された天蓋5L,5Rは、その外方側端縁部がローラ81に支持されて持ち上げられながら車幅方向外方へ移動し、図6において、ロック手段9の挾持ローラ92を押し上げ、揺動アーム91を車幅方向外方に押し出して反時計回り方向に回動させる。これにより、当接ロッド93による揺動アーム91に対する天蓋挾持方向への押圧力が解除され、挟持ローラ92とローラ81とによる天蓋5L,5Rの挟持が解除されることから、左右の天蓋5L,5Rは、ローラ81に支持されながら車幅方向外方への移動が許容され、最終的に荷箱1の側壁1sの外面に沿って垂下する開放位置に移動する。
なお、天蓋5L,5Rが車幅方向外方へ移動する際、ストッパピン95は、天蓋5L,5Rに固設された当接ロッド93と一体に形成されることにより、閉鎖位置での姿勢を維持して移動する。
天蓋5L,5Rが荷箱1の側壁1sの外面に沿って垂下する位置に移動すると、その内面が側壁1sに設けられたガイドローラ18に当接し、開閉アーム6との軸支部回りにそれ以上内方に回動することが規制されるとともに、ガイドローラ18に案内されて下方に移動する。これにより、天蓋5L,5Rの開放位置直前から開放位置にかけて、天蓋5L,5Rの外方側端縁部(下方側端縁部)に設けられたストッパピン95は、その長手方向を鉛直方向に向けて下方に移動し、係止部材17に係止する。具体的には、係止部材17のリング内にストッパピン95が嵌入する。
したがって、突風などが発生した際、天蓋5L,5Rは煽られて開閉アーム6の先端部に対する軸支部回りに跳ね上がるように回動しようとするが、荷箱1に設けた係止部材17に天蓋5L,5Rに設けたストッパピン95が係止されていることにより、回動が規制される。また、天蓋5L,5Rよりも車幅方向外方に位置する挾持ローラ92によっても、天蓋5L,5Rが軸支部回りに外方に向かって回動するのが抑制される。さらに、垂下した天蓋5L,5Rの内面は、側壁1sに設けられたガイドローラ18に支持されており、内方に向かって回動することも阻止されている。
一方、左右の天蓋5L,5Rが開放位置から閉鎖位置へ移動されるときには、前述とは逆に作動する。すなわち、電動モータ71が逆回転駆動され、その駆動力が伝動軸72、駆動スプロケット73、無端チェーン75、従動スプロケット74を介して開閉アーム6の回転軸を逆方向へ回転駆動させる。これにより、開閉アーム6が支軸14回りに車幅方向中央側内方に向かって回動し、開閉アーム6の先端部に回転自在に連結された天蓋5L,5Rを垂下する開放位置から引き上げる。したがって、左右の天蓋5L,5Rは、係止部材17からストッパピン95が離脱した後、その下面がローラ81に支持されて、徐々に上り勾配を弱めながら車幅方向中央側内方へ移動し、ついには、荷箱1の上方開口部1aを覆う閉鎖位置に移動する。
この際、天蓋5L,5Rに設けられた当接ロッド93が揺動アーム91に当接して押し上げ、車幅方向外方から車幅方向中央側内方へ向かって回動させる。
天蓋5L,5Rが閉鎖位置に配置されると、図9の実線で示したように、ロック手段9により天蓋5L,5Rの前端縁部および後端縁部の各外方側端縁部が支持手段8と協同して挟持されることから、当該部分の上下移動が規制される。
なお、前述した実施形態においては、ダンプ車輌の荷箱に天蓋開閉装置を架装した場合を説明したが、ダンプ車輌の荷箱に限らず、コンテナ脱着車輌のコンテナに天蓋開閉装置を架装するようにしてもよい。この場合、コンテナ荷役車輌から荷卸しされたコンテナには、動力源がないことから、作業者自らが駆動スプロケットを回転操作して天蓋を開閉移動させればよい。
また、前述した実施形態においては、ストッパピン95をロック手段9の当接ロッド93と一体に形成する場合を説明したが、当接ロッド93とは別部材として形成し、天蓋5L,5Rにおける前端縁部および後端縁部の各外方側端縁部とともに中間部の外方側端縁部、あるいは、前端縁部および後端縁部を除く中間部の外方側端縁部に固設してもよい。この場合、ストッパピン95がブラケット16,161や支持手段8のローラ81と干渉しないように形成する必要がある。そして、ストッパピン95の固設位置に対応して係止部材17が設けられる。
さらに、ストッパピン95を設けることなく、天蓋5L,5Rの外方側端縁部(下方側端縁部)を直接係止部材17に係止させるようにしてもよい。例えば、荷箱1の側壁1s外面前後に上方より見てL字状の係止部材を設け、あるいは、荷箱1の側壁1s外面に前後方向より見てL字状の係止部材を設け、天蓋の開放位置において、天蓋の外方側端縁部をL字状の係止部材に係止させるようにしてもよく、また、荷箱1の側壁1s外面側前後端にそれぞれ係止部材としての外方ローラと内方ローラを設け、天蓋5L,5Rの開放位置において、天蓋5,5Rの外方側端縁部を係止部材17の外方ローラと内方ローラ間に収容して天蓋が跳ね上がることを規制してもよい。
さらにまた、前述した実施形態においては、左右の天蓋5L,5Rによって荷箱1の上方開口部1aを覆うように構成したが、1枚の天蓋によって荷箱1の上方開口部1aを覆うように構成してもよい。
本発明の荷箱の天蓋開閉装置の一実施形態を架装したダンプ車輌を一部を省略して示す側面図である。 図1の荷箱の天蓋開閉装置を示す平面図である。 図1の荷箱の天蓋開閉装置を一部省略して示す側面図である。 図1の荷箱の天蓋開閉装置を一部省略して示す背面図である。 図2のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 天蓋に対する支持手段およびロック手段の関係を一部省略して示す斜視図である。 天蓋が開放位置に垂下した状態を図6に対応して示す断面図である。 天蓋の開閉作動を説明する工程図である。
符号の説明
1 荷箱
17 係止部材
4 天蓋開閉装置
5L,5R 天蓋
6 開閉アーム
7 駆動手段
72 伝動軸
8 支持手段
81 ローラ
9 ロック手段
91 揺動アーム
92 挾持ローラ
93 当接ロッド
95 ストッパピン

Claims (2)

  1. 荷箱の前部および後部にそれぞれ水平軸心回りに回動自在に設けられた一対の開閉アームと、一対の開閉アームの各先端部に一方の側端縁部の前端部および後端部が回転自在に軸支された天蓋とを備え、開閉アームの回動により、天蓋が荷箱の上方開口部を覆う閉鎖位置と荷箱の側壁に沿って垂下する開放位置との間を移動し得る荷箱の天蓋開閉装置において、前記天蓋の開放位置直前から開放位置への下方移動に伴って天蓋が直接または間接的に係止可能な係止部材を荷箱に設け、天蓋の開放位置における一方の側端縁部を中心として他方の側端縁部が側壁から離れる方向に回動するのを規制することを特徴とする荷箱の天蓋開閉装置。
  2. 請求項1に記載の荷箱の天蓋開閉装置において、前記天蓋が垂下する側の荷箱の側壁に前後方向に間隔をおいて複数個のガイドローラが設けられることを特徴とする荷箱の天蓋開閉装置。
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