JP5359345B2 - クレーンバケット - Google Patents
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Description
(1) クレーンで吊り上げられることにより傾動して内容物を排出するクレーンバケットであって、前記内容物を収容するバケット本体と、前記クレーンにより吊支され、前記クレーンの上昇に伴って前記バケット本体の吊り上げ動作及び/又は傾動動作を行う吊支アームと、前記バケット本体の開口部を開閉する蓋体と、一端が第1の回転軸で前記蓋体に回動可能に連結され、他端がリンク機構を介して前記吊支アームに連結される連結部材と、前記連結部材に当接可能な当接面を有し、前記第1の回転軸で前記連結部材及び前記蓋体に回動可能に連結されるとともに、第2の回動軸で前記バケット本体に回動可能に連結されるカムと、を備え、前記吊支アームの前記クレーンによる吊り上げ動作に伴い、前記リンク機構が前記連結部材を前記第1の回転軸を中心に一の方向に回動させることにより前記当接面に当接させ、前記当接面に当接した前記連結部材がさらに前記一の方向に回動する動作に連動して、前記カムが前記第2の回転軸を中心に前記一の方向に回動し、前記カムが前記一の方向に回動する動作に連動して、前記蓋体により前記開口部の開放動作が行われることを特徴とする、クレーンバケット。
(2) 前記吊支アームと前記リンク機構、及び、前記リンク機構と前記連結部材は、それぞれ、回動可能に連結されていることを特徴とする、(1)に記載のクレーンバケット。
(3) 前記バケット本体には、第1のピンが設けられており、前記吊支アームには、前記第1のピンと掛合して前記バケット本体を掛止する掛止部を有する掛止突起が設けられていることを特徴とする、(1)または(2)に記載のクレーンバケット。
(4) 前記蓋体の開放動作を行う場合には、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合していない状態で前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げることを特徴とする、(3)に記載のクレーンバケット。
(5) 前記吊支アームの下端部には、前記バケット本体に設けられた第2のピンと滑合する案内孔が前記吊支アームの長手方向に沿って延設されており、前記第2のピンを前記案内孔の上端に当接させた状態で、前記吊支アームを傾動させた後に前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げることにより、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合していない状態とすることを特徴とする、(4)に記載のクレーンバケット。
(6) 前記バケット本体が前記内容物を収容している場合に、前記クレーンバケットの重心は、前記第2のピンの中心を通る垂線よりも、前記蓋体により開閉される前記開口部側に位置していることを特徴とする、(5)に記載のクレーンバケット。
(7) 前記バケット本体には、前記吊支アームの傾動を制止する第1の制止部材が設けられていることを特徴とする、(5)または(6)に記載のクレーンバケット。
(8) 前記バケット本体の吊り上げ動作のみを行う場合には、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合した状態で前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げることを特徴とする、(3)に記載のクレーンバケット。
(9) 前記バケット本体には、前記蓋体の開閉動作を補助する開閉補助部材が設けられていることを特徴とする、(1)〜(8)のいずれかに記載のクレーンバケット。
(10) 前記バケット本体には、当該バケット本体の傾動を制止する第2の制止部材が設けられていることを特徴とする、(1)〜(9)のいずれかに記載のクレーンバケット。
(11) 前記カムは、三角形状であり、前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸は、前記三角形状のカムの3つの頂点のうち2つの頂点の位置で前記カムを軸支しており、前記当接面は、前記第1の回転軸が位置する頂点といずれの前記回転軸も位置していない頂点とを結ぶ辺に位置することを特徴とする、(1)〜(10)のいずれかに記載のクレーンバケット。
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態に係るクレーンバケットを使用して、バケット内に回収された内容物を払い出すための設備の一例について説明する。図1は、本実施形態に係るクレーンバケット内に回収された内容物を払い出すための設備の全体構成の一例を示す説明図である。なお、図1では、クレーンバケット内の内容物の一例としてスクラップを回収して払い出す場合を示している。
まず、本実施形態に係るクレーンバケット1の概略構成について説明する。図1に示すように、本実施形態に係るクレーンバケット1は、クレーン50で吊り上げられた状態で、内容物であるスクラップ1aを払い出し先である排出容器70の上方まで搬送するとともに、クレーン50の吊り上げ動作により傾動してスクラップ1aを排出容器70に排出する。このクレーンバケット1は、バケット本体2と、吊支アーム3と、を主に備える。
次に、本実施形態に係るクレーンバケット1の吊り上げ動作及び傾動動作を行うためのクレーン50の構成について説明する。図1に示すように、クレーン50は、いわゆる天井クレーンと呼ばれるもののうちクラブトロリ式という方式を採用したものである。具体的には、クレーン50は、クレーンガーダ51と、クラブトロリ52と、クレーンフック60と、を主に備える。
次に、上述した構成を有するクレーン50の操作により、クレーンバケット1のバケット本体2の吊り上げ動作のみを行う方法について説明する。バケット本体2の吊り上げ動作のみを行う場合には、まず、上部ピン9と掛止突起32の掛止部(図2等に示されている掛止部32a)を掛合させることにより、バケット本体2の上部を掛止した状態で、吊支アーム3の吊り環部33をクレーンフック60で引っ掛ける。また、下部ピン8については、下部ピン8が案内孔31内で案内孔31の下端と当接している状態とする。
次に、クレーン50の操作により、クレーンバケット1のバケット本体2を傾動させる方法について説明する。バケット本体2を傾動させる場合には、吊り上げ動作のみを行う場合と異なり、上部ピン9と吊支アーム3の掛止部とを掛合させない状態で、吊支アーム3の吊り環部33をクレーンフック60で引っ掛ける。また、下部ピン8については、吊り上げ動作のみを行う場合と同様に、下部ピン8が案内孔31内で案内孔31の上端と当接している状態とする。
続いて、図2を参照しながら、本実施形態に係るクレーンバケット1の構成について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係るクレーンバケット1の詳細な構成を示す説明図である。
続いて、図3〜図12を参照しながら、以上説明した構成を有する本実施形態に係るクレーンバケットの動作について説明する。図3〜図12は、本実施形態に係るクレーンバケットの動作状態を示す説明図である。
初めに、図3に示すように、クレーン50により吊支アーム3を下降させ、下部ピン8が案内溝31に当接する状態とする。このとき、上部ピン9は掛止部32aとは離隔しており掛合していない。この状態で、クレーン50のクレーンフック60を下降させながらクラブトロリ52を水平方向(図3の例では水平方向左向き)に移動させることにより、図3の矢印Aに示すように、下部ピン8を中心として吊支アーム3を傾動させる。
次に、蓋体4によりバケット本体部2の開口部2aの閉止動作を行う場合には、以上図3〜図12を用いて説明した開放動作の逆の動作を行うことにより、蓋体4がバケット本体2に設けられた蓋ロック部材4aと嵌合して、バケット本体部2の開口部2aを閉止することができる。
以上説明したように、本実施形態に係るクレーンバケット1の構成によれば、バケット本体2の開口部2aに取り付けた蓋体4をクレーン50の操作のみで開閉することができ、バケット本体2の上部の開口部(図示せず)を必要最小限の大きさにすることが可能となる。これにより、バケット本体2内に排出された物の飛び出しや飛散を防止するとともに、スクラップ等のバケット本体2内への排出時の騒音を低減することができる。
2 バケット本体
2a 開口部
3 吊支アーム
4 蓋体
4a 蓋ロック部材
5 三角カム
5b 当接面
6 連結部材
6a ヒンジ部
6b 押圧部
7 リンク
7a ヒンジ部
8 下部ピン
9 上部ピン
10 ビーム受け
11 コロ
12 傾動制止ピン
30 アーム本体
30a アーム側部
31 案内孔
32 掛止突起
32a 掛止部
32b 外縁部
33 吊り環部
34 ビーム部材
50 クレーン
51 クレーンガーダ
52 クラブトロリ
53 走行車輪
54 走行レール
55 横行車輪
56 巻き取りドラム
57 モータ
58 ワイヤ
60 クレーンフック
61 フックブロック
P ヒンジ部
Q ヒンジ部
Claims (9)
- クレーンで吊り上げられることにより傾動して内容物を排出するクレーンバケットであって、
前記内容物を収容するバケット本体と、
前記クレーンにより吊支され、前記クレーンの上昇に伴って前記バケット本体の吊り上げ動作及び/又は傾動動作を行う吊支アームと、
前記バケット本体の開口部を開閉する蓋体と、
一端が第1の回転軸で前記蓋体に回動可能に連結され、他端がリンク機構を介して前記吊支アームに連結される連結部材と、
前記連結部材に当接可能な当接面を有し、前記第1の回転軸で前記連結部材及び前記蓋体に回動可能に連結されるとともに、第2の回転軸で前記バケット本体に回動可能に連結されるカムと、
前記バケット本体に設けられた第1のピンと、
前記吊支アームに設けられた前記第1のピンと掛合して前記バケット本体を掛止する掛止部を有する掛止突起と、
を備え、
前記蓋体の開放動作を行う場合には、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合していない状態で前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げ、
前記吊支アームの前記クレーンによる吊り上げ動作に伴い、前記リンク機構が前記連結部材を前記第1の回転軸を中心に一の方向に回動させることにより前記当接面に当接させ、前記当接面に当接した前記連結部材がさらに前記一の方向に回動する動作に連動して、前記カムが前記第2の回転軸を中心に前記一の方向に回動し、前記カムが前記一の方向に回動する動作に連動して、前記蓋体により前記開口部の開放動作が行われることを特徴とする、クレーンバケット。 - 前記吊支アームと前記リンク機構、及び、前記リンク機構と前記連結部材は、それぞれ、回動可能に連結されていることを特徴とする、請求項1に記載のクレーンバケット。
- 前記吊支アームの下端部には、前記バケット本体に設けられた第2のピンと滑合する案内孔が前記吊支アームの長手方向に沿って延設されており、
前記第2のピンを前記案内孔の上端に当接させた状態で、前記吊支アームを傾動させた後に前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げることにより、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合していない状態とすることを特徴とする、請求項1または2に記載のクレーンバケット。 - 前記バケット本体が前記内容物を収容している場合に、前記クレーンバケットの重心は、前記第2のピンの中心を通る垂線よりも、前記蓋体により開閉される前記開口部側に位置していることを特徴とする、請求項3に記載のクレーンバケット。
- 前記バケット本体には、前記吊支アームの傾動を制止する第1の制止部材が設けられていることを特徴とする、請求項3または4に記載のクレーンバケット。
- 前記バケット本体の吊り上げ動作のみを行う場合には、前記第1のピンと前記掛止部とが掛合した状態で前記吊支アームを前記クレーンで吊り上げることを特徴とする、請求項1または2に記載のクレーンバケット。
- 前記バケット本体には、前記蓋体の開閉動作を補助する開閉補助部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のクレーンバケット。
- 前記バケット本体には、当該バケット本体の傾動を制止する第2の制止部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のクレーンバケット。
- 前記カムは、三角形状であり、
前記第1の回転軸及び前記第2の回転軸は、前記三角形状のカムの3つの頂点のうち2つの頂点の位置で前記カムを軸支しており、
前記当接面は、前記第1の回転軸が位置する頂点といずれの回転軸も位置していない頂点とを結ぶ辺に位置することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載のクレーンバケット。
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