JP3206313U - 縦搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】土砂等の搬送物の載せ換えが必要でなく、搬送物を鋼車に収容したまま鋼車ごと縦搬送装置にドッキングして、搬送物の縦搬送を可能にする縦搬送装置を提供する。【解決手段】地下の下端位置6と地上の上端位置7との間には、縦枠4が垂直に設けられており、縦枠4に対して移動枠5がウィンチ29にワイヤWiによって吊り下げられた状態で昇降される。搬送物を収容可能な鋼車3は、下端位置6において、縦搬送装置1の移動枠5に対して横向き状態で正面からドッキングされる。移動枠5に対してドッキングされた鋼車3は、移動枠5が垂直に延びる状態に配設されている左右のガイドレールから成る縦枠4によって案内されつつ昇降することで、下端位置6と上端位置7との間で昇降される。土砂等の搬送物は鋼車3に収容された状態で鋼車3ごと地上まで縦搬送される。【選択図】図1

Description

この考案は、道路や鉄道、貯水用の暗渠、或いは多種多様な施設を建設する際に、建設現場から発生する土砂(廃材や瓦礫等を含む)や建設に必要な資材のような搬送物を縦方向に搬送するための縦搬送装置に関し、特に当該施設を特に地下に建設する場合に発生する土砂等の搬送物を地上側に上昇搬送する縦搬送装置に関する。
従来、地下等の建設現場から発生する土砂や廃材、瓦礫等の搬送物を地上に運び上げる搬送装置として、上下のスプロケット間に張設したチェーンに複数のバケットを取り付けておき、チェーンを走行させることでバケットを順次上昇させ、地下の現場にて発生した搬送物をバケットに投入して地上に搬送し、収容した土砂等を排出することで搬送の役割を終えたバケットを下降させて順次循環搬送するものがある(一例として、特許文献1)。バケットは一端部がチェーンに固定されており、下方位置において土砂投入口により投入された土砂等を受け、上方に搬送し、上部スプロケットにおいて反転することにより排出口に土砂を排出する。バケットは反転した状態のまま下降し、下部スプロケットにおいて再度反転して土砂投入口に至り、該投入口において土砂等を受ける。こうした一連の動作を繰り返すことにより、一連のバケットで土砂等を地下から地上に搬出している。
従来の搬送装置においては、バケット反転後もバケット内に土砂が付着して残り効率的に土砂を排出できない場合や、バケットの反転時に飛散した土砂等がチェーン等に容易に付着して動作不良等の故障の原因となる場合があることから、バケットの底部に開閉自在の回動底部を設けることで、粘性の高い土砂等であっても確実に排出することを可能にし、土砂等の漏れ、飛散等を防止し、バケット、チェーン等への負荷を低減し得て、搬送装置の耐用年数を向上させることを図ったものもある(例えば、特許文献2)。
このように、従来の土砂の上昇搬送装置は、少なくとも下方の搬入位置と上方の搬出位置に関連して配置された複数のスプロケットと、当該複数のスプロケットにループ状に巻き掛けられたチェーンと、当該チェーンに所定間隔を置いて取り付けられた複数のバケットとを備えており、チェーンの走行とともに当該ループに沿ってバケットが循環する型式の搬送装置であるので、当該下搬入・搬出位置においてバケットに土砂等の搬送物を投入・排出する装置(コンベヤ等の移載装置)が必要である。こうした別の装置は構造を複雑にし、設置や運転に要するコストが高くなるとともに、搬送物の載せ換えに時間と手間を要する。土砂等の搬送物の載せ換えをすると、その際に、土埃や泥の周囲への飛散が避けられず、作業空間の環境悪化の懸念もある。
ところで、掘削土砂搬出技術の一つとして、掘削土砂を坑道に敷設されたレールを走行する鉄道車両タイプの台車に積載し、当該台車を縦坑まで運搬し、運搬された掘削土砂を縦坑に設置されたスキップ装置で地上まで運搬するものがある。本出願人は、この種の掘削土砂搬出技術に関して、掘削土砂を積んだバケットを台車に積載して縦坑まで運搬し、縦坑でバケットを台車からスキップ装置に載り換えてそのままスキップ装置で地上まで運搬する掘削土砂搬出設備を提案している。台車のバケット搭載部分を底抜き構造に形成し、載換装置を台車の走行面下に埋込設置し、該載換装置に台車の底抜き構造を通過してバケットの底面を支え昇降・旋回する機構を設けることで、バケットを台車から分離可能とし、分離されたバケットをスキップ装置に送り込んでいる(特許文献3)。台車は、上部開放箱形からなるバケットを着脱可能に搭載するように構成されており、スキップ装置は、縦坑に沿って配設されたレール枠と、レール枠に沿って昇降する昇降台とから構成されている。載換装置においては、レールに交差する補助レールとコンベアが設けられており、補助レールにはサポート台車とそのサポート台車を走行させる機構が設けられており、サポート台車によってコンベアに押し出されたバケットがスキップ装置の昇降台に移動しロックされる。
この掘削土砂搬出設備によれば、例えば、掘削土砂を収容したバケットを搭載してレールを走行してきた台車が載換装置のところで停車すると、昇降機構が台車の底抜き構造を通過してバケットの底面を支えつつ上昇し、更に旋回して台車の向きをレールに交差する向きとする。レールと交差する方向に延びる補助レール上をサポート台車が走行・接近してきて、上昇されているバケットを、レールと交差するコンベアに押し出し、スキップ装置に押し込むように移動する。したがって、掘削土砂搬出の中途である縦坑に作業員を待機させておいて、台車に積載されている掘削土砂を人力によりスキップ装置の昇降台に移し換える作業を行わせる必要がなくなり、装置構成を大型化せずに安価に設置することができる。また、載換装置が台車の走行面下に位置するデッドスペースを利用して設置されており、バケットを下方から昇降し旋回させているため、周囲の他の設備等の邪魔にならないようにするという効果も期待できる。
しかしながら、この掘削土砂搬出設備においては、バケットは台車に搭載される構造ではあるが、載換装置においてバケットをスキップ装置に送り込むために台車から分離される構造であり、載換装置には、台車の底抜き構造を通過してバケットの底面を支え昇降・旋回する機構や、サポート台車を走行させる機構を設ける必要があり、台車の車輪走行高さとバケットの移動高さには段差もある。また、台車は、一般に走行方向に沿う方向に長手となる構造を有しており、バケットの平面形状も台車の枠体と同様にレールによる搬送方向を長手方向とした矩形である。バケットは載換装置のコンベヤでスキップ装置に送り込まれる際にも、コンベヤによる送込み方向が長手方向に整列している。
バケットはスキップ装置に対して横方向から進入することにならざるを得ず、立坑のケージ用スペースを含む作業エリアのレイアウトがこの進入方向に長くなり、当該作業エリアにおける台車の動線も簡素に引くことが難しくなる。図10は、地下の下端位置における作業エリアのレイアウトを説明する図であり、図10(b)は従来の作業エリアのレイアウトの一例を示す模式図である。従来の作業エリア90は、エレベータ2のケージ領域91と、当該ケージ領域91に対して側方からバケット93が進入するための進入準備領域92とを含んでいる。実際には、バケット93が進入準備領域92に入るための台車との分離・連結機構を備えた予備領域94が必要である。したがって、作業エリア90は横長なスペースとなり、バケット93の動線95も周囲の各方向からこれら領域94,92を経てケージ領域91に長く延びることになる。また、スキップ装置においては、昇降台はその長手方向に離間した少なくとも二カ所でワイヤーロープにて吊り下げて昇降されるが、バケットの進入姿勢とスキップ装置の構造との間には制約があり、特に地下においては設備の構築や運転にも制約がある。
特許第5597414号公報 特許第5597415号公報 特許第3292696号公報
そこで、レールを走行してきた鋼車が収容している掘削土砂等の搬送物を縦方向に搬送する縦搬送装置においては、搬送物の投入・排出について、土砂等の搬送物が収容されている鋼車を縦搬送装置に対して正面からドッキング可能とすることで、従来必要であった搬送物を収容しているバケットを台車から分離して縦搬送装置に載せ換える載換作業・装置を無くして、鋼車ごと直接に昇降搬送することを可能にする点で解決すべき課題がある。特に、地下の建設現場等の工事現場においては、地下の設備を簡素にして、効率の良い搬送物の縦搬送をすることが望まれている。
この考案の目的は、上記課題を解決することであり、土砂等の搬送物を収容したバケットを台車から分離して移し換えを行う必要がなく、搬送物を収容した鋼車ごと縦搬送装置にドッキングして搬送物の縦搬送を可能にし、併せて縦枠のケージ用スペースを含む作業エリアのレイアウトを簡素にし、且つ当該エリアでの鋼車の動線を効率的に配置することを可能にする縦搬送装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この考案による縦搬送装置は、下端位置から上端位置まで垂直に延びる状態に配設されている縦枠と、当該縦枠によって案内されつつ昇降可能な移動枠とを備えており、レールを走行してきた鋼車が収容している掘削土砂等の搬送物を前記下端位置と前記上端位置との間で縦方向に搬送する縦搬送装置であって、前記移動枠は、横向き状態で正面から押し込められる前記鋼車に対して係脱可能なドッキング構造を備えており、前記下端位置及び前記上端位置の少なくともいずれか一方の位置において前記ドッキング構造によって前記鋼車と係合し、前記鋼車とドッキング係合した状態で昇降することを特徴としている。
この縦搬送装置によれば、搬送物を収容可能な鋼車は、下端位置及び上端位置の少なくともいずれか一方の位置において移動枠に向って横向き状態で正面から押し込められ、ドッキング構造によって移動枠に対してドッキングされる。移動枠に対してドッキングされた鋼車は、移動枠が垂直に延びる状態に配設されている縦枠によって案内されつつ昇降することで、下端位置と上端位置との間で昇降され、搬送物は、鋼車に収容された状態で当該鋼車ごと縦搬送される。したがって、鋼車から搬送物を収容する部分だけを分離或いは再連結する必要がない。また、鋼車の横向き状態という姿勢と、移動枠に対する鋼車の正面からの押し込み方向とによって、縦枠のケージ用スペースを含む作業エリアのレイアウトは徒に細長になることなく簡素に構成される。
この縦搬送装置において、前記縦枠は左右のガイドレールを備えており、前記移動枠は、前記左右のガイドレールによって案内されるものとすることができる。
縦枠は左右のガイドレールから成っており、横向き状態にある鋼車の前後方向と幅方向がそれぞれ縦枠での左右方向と前後方向になるので、縦枠の左右幅方向に比べて前後の幅寸法は小さくなる。横向き状態にある鋼車は、前後端が左右のガイドレールで案内されることになり、揺れを抑えた安定した状態で昇降可能となる。
この縦搬送装置において、前記鋼車は、前後端壁と左右側壁とを有する箱構造を備えており、前記前後端壁は、上部から外側に突出する結合ピンと、下部から外側に突出する補助ピンを備えており、前記移動枠は、前記前後端壁の前記上部に沿って前記結合ピンの位置まで延びる上側アーム部と前記前後端壁の前記下部に沿って補助ピンの位置まで延びる下側アーム部を備えており、そして前記ドッキング構造は、前記鋼車と前記移動枠が互いに接近する際に、前記結合ピンと前記補助ピンがそれぞれ前記移動枠の上側アーム部の上面と下側アーム部の下面に係合する構造であるとすることができる。
鋼車の前後端壁と左右側壁とを備えた箱構造の当該前後端壁が、上部から外側に突出する結合ピンと、下部から外側に突出する補助ピンを備えており、ドッキング相手の移動枠は、前後端壁の上部と下部に沿ってそれぞれ上側アーム部と下側アーム部を備えている。鋼車が移動枠に対して横向き状態で正面から押し込められるときには、結合ピンと補助ピンが上側アーム部の上面と下側アーム部の下面に係合することで、ドッキング構造が得られる。
このピンとアーム部を有するドッキング構造を備える縦搬送装置において、前記結合ピンは前記鋼車の前記前後端壁の幅方向中央に配置されており、前記補助ピンは前記鋼車の前記前後端壁の幅方向中央から幅方向にオフセットされた位置に配置することができる。 結合ピンが鋼車の前後端壁に対して幅方向中央に配置されているのに対して補助ピンが幅方向にオフセットして配置されていることで、結合ピンを中心として鋼車を揺動させたときに、揺動方向によって補助ピンは下側アーム部の下面から離れることが可能となり、結合ピンと補助ピンとが上側アーム部と下側アーム部に対してこじりを生じて固まってしまうことがない。したがって、鋼車の移動枠に対するドッキングとドッキング解除とをスムーズに行うことができる。
このピンとアーム部とを備えるドッキング構造を備える縦搬送装置において、前記移動枠は、前記上側アーム部と前記下側アーム部において、前記鋼車とのドッキング状態において、それぞれ前記結合ピンと前記補助ピンをロックするロック手段を備えることができる。また、ロック手段には、手動で操作可能な補助ロック手段として、閂を設けることができる。
移動枠に対してドッキング状態にある鋼車が不意に移動枠からドッキング離脱すると、鋼車が落下する虞があり危険である。そこで、移動枠が結合ピンと補助ピンをロックするロック手段を備えることで、移動枠に対してドッキング状態にある鋼車が、移動枠から意図しないドッキング離脱をすることを確実に防止することができ、鋼車落下というような危険を未然に防ぐことができ、装置の安全性を高めることができる。作業員の確認の下で操作される閂から成る補助ロックを設けている場合には、鋼車が移動枠から外れるのを防止する上で、二重の安全が確保される。
このドッキング構造を備える縦搬送装置において、前記移動枠は、前記左右のガイドレール間に配置されており且つ前記上側アーム部と前記下側アーム部を有していて前記鋼車の周囲半周を囲み可能な主移動枠部と、前記左右のガイドレール間に配置されており且つ前記主移動枠部に対して前記ガイドレールが延びる方向に離間している副移動枠部と、前記主移動枠部と前記副移動枠部を連結し且つ前記ガイドレールに沿って案内される連結案内構造を備えることができる。
移動枠は、互いにガイドレールが延びる方向に離間している主移動枠部と副移動枠部とを連結案内構造によって連結状態としたままで、連結案内構造がガイドレールに沿って案内されることによって、ガイドレールに沿って移動することができる。副移動枠部には、移動枠を昇降させるためのウィンチのワイヤが巻き掛けられる動滑車を回転自在に支持することができる。
この主及び副移動枠部と連結案内構造を備える縦搬送装置において、前記左右のガイドレールは、それぞれ、互いに隣接する2本のガイド溝を備えており、前記連結案内構造は、前記副移動枠部に先端部が枢着され且つ前記主移動枠部に基端部が枢着されている回転アームと、前記主移動枠部に基端部が固定されている固定アームと、前記回転アームの前記先端部と前記基端部にそれぞれ回転自在に取り付けられていて且つ前記一方の前記ガイド溝に嵌合案内される第1ガイドローラと、前記固定アームの先端部に回転自在に取り付けられていて且つ前記他方の前記ガイド溝に嵌合案内される第2ガイドローラを備えているとすることができる。
主移動枠部と副移動枠部に枢着されている回転アームは、二つの第1ガイドローラが一方のガイド溝に案内されることでガイドレールに沿って移動し、主移動枠部に固定されている固定アームは第2ガイドローラが他方のガイド溝に案内されることでガイドレールに沿って移動可能であり、移動枠は、ガイドレールが直線状に延びている場合は勿論のこと、曲線状に延びている場合であっても、左右各側においてそれぞれ3点支持の状態で姿勢が安定して昇降することができる。
この縦搬送装置において、前記下端位置及び前記上端位置のいずれか一方の位置においてのみ前記鋼車が前記移動枠にドッキング係脱可能であり、前記左右の縦枠は、ドッキング機能を備えていない前記下端位置及び前記上端位置の他方の位置において、前記鋼車を反転させる反転機構を備えているとすることができる。
鋼車は、下端位置及び上端位置のいずれか一方の位置においてのみ移動枠に対してドッキング係脱可能である。下端位置及び上端位置のうち他方の位置では、ドッキング機能を備えておらず、鋼車は反転機構によって反転される。反転機構は、例えば、左右のガイドレールを隣り合った状態から互いに分離するように配置して第1ガイドローラと第2ガイドローラが辿る経路が離れていくようにすることで、主移動枠部の姿勢を変更して鋼車を反転させることができる。
この縦搬送装置において、前記鋼車は、前記箱構造を載置し且つ車輪を有する台車を備えており、前記移動枠とのドッキング状態の際には、前記鋼車は前記左右側壁の一方を正面に向けた横向き状態で前記移動枠に対して当該正面から後方に向って相対的に接近移動するものとすることができる。
鋼車は、移動枠に対してドッキングされるときには左右側壁の一方を正面に向けた横向きの姿勢とされる。走行方向に長い鋼車が横向きの姿勢でそのまま後方に向けて縦枠に対して押し込まれることで、鋼車は箱構造を載置した台車ごと移動枠に対してスムーズにドッキングされる。また、鋼車は長手方向の前後端壁でドッキングされるので、ドッキング状態では移動枠に対する揺れが少なくなる。
鋼車が横向き姿勢で移動枠とドッキングされる縦搬送装置において、ドッキング係脱可能である前記下端位置又は前記上端位置に対応して、前記鋼車の向きを変更するターンテーブルが配設されており、前記ターンテーブルは、前記鋼車の前記台車を載せるレールを備えた上部旋回体と、前記上部旋回体を旋回可能に支持するベース台車を有しており、前記ターンテーブルと前記移動枠のドッキング位置との間には、前記ターンテーブルの前記上部旋回体の旋回によって向きが横向き姿勢に変更された前記鋼車を当該姿勢のまま前記ターンテーブルごと搬送するため、前記ベース台車が走行するドッキング用レールを敷設することができる。
ターンテーブルに向って走行してきた鋼車は、ターンテーブルによって、移動枠に対して横向きの姿勢に変更され、ベース台車がドッキング用レール上を走行することで、その横向き姿勢のまま移動枠とのドッキング位置に向って搬送される。
この縦搬送装置によれば、左右のガイドレールから成る縦枠と、当該縦枠によって案内されつつ昇降可能な移動枠と、下端位置及び上端位置の少なくともいずれか一方の位置において、土砂等の搬送物が投入・収容可能な鋼車を移動枠に対して係脱可能とするドッキング構造を備えているので、横向き状態の鋼車を移動枠に向って正面から押し込むことで縦搬送装置の移動枠にドッキング可能となり、移動枠に対してドッキングされた鋼車は、移動枠が縦枠によって案内されることで下端位置と上端位置との間で昇降され、搬送物は、鋼車に収容された状態で当該鋼車ごと縦搬送される。したがって、従来必要であった搬送物収容部分としてのバケットを台車から分離又は再連結する構造や、搬送物を鋼車から縦搬送装置に載せ換える作業・装置を無くすことができ、載せ換えに付随して生じる可能性のある諸々の不都合な点が生じない。また、鋼車の横向き状態という姿勢と、移動枠に対する鋼車の正面からの押し込み方向とによって、縦枠のケージ用スペースを含む作業エリアのレイアウトは徒に細長になることなく簡素に構成され、当該エリアでの鋼車の動線も効率的に配置することが可能になる。特に、地下の建設現場等の工事現場であっては、地下の作業エリアのレイアウトや設備を簡素にして、効率の良い搬送物の縦搬送をすることが可能となる。
図1は、本考案による縦搬送装置の一実施例を示す図である。 図2は、本考案による縦搬送装置に搬送用として用いられる鋼車の一例を示す図である。 図3は、本考案による縦搬送装置に用いられるエレベータの縦枠の概略を示す図である。 図4は、本考案による縦搬送装置に適用可能なターンテーブルの詳細を示す図である。 図5は、本考案による縦搬送装置のドッキングステーションにおいて、鋼車のエレベータに対するドッキングの様子を示す図である。 図6は、図5に示すドッキングの様子を示す斜視図である。 図7は、図5に示す鋼車のエレベータに対するドッキングの際のロックを説明する図である。 図8は、本考案による縦搬送装置に用いられるガイドレールの上部構造を拡大して示す側面図である。 図9は、図8に示すガイドレールの上部構造において、鋼車の反転の様子を示す側面図である。 図10は、本考案の作業エリアと従来の作業エリアのレイアウトの一例を示す模式図である。
以下、添付した図面に基づいて、この考案による縦搬送装置の実施例を説明する。本考案による縦搬送装置の一実施例が図1に示されている。図1(a)は、本考案による縦搬送装置の一実施例を示す正面図であり、図1(b)は図1(a)に示す縦搬送装置の側面図である。また、図1(c)は図1(a)及び図1(b)に示す縦搬送装置の上面図である。この縦搬送装置が用いられる現場は、建物の地下階層部分、地下鉄、雨水の貯蔵施設等の地下構造物の建設現場であり、例えば地下数十メートルから地上まで土砂や建設資材或いは発生した廃材・瓦礫等の搬送物を縦搬送するのに用いられる。
図1に示す縦搬送装置1は、主要な構造として、立坑Sの壁面Wに沿って立設されているエレベータ2と、エレベータ2における昇降操作により昇降される鋼車3とを備えている。エレベータ2は、通常は、エレベータ縦ポストに案内されて作業員や資材を乗せて昇降するケージを備えるものであるが、ここでは、地下底面Bと地上面Gとの間に渡って縦(通常、垂直)に立設された縦枠4と、縦枠4に沿って昇降可能な移動枠5とを備えている。鋼車3は、エレベータ2の移動枠5に対してドッキングとその解除が可能である。鋼車3は、縦枠4の地下底面Bに関して設けられたドッキングステーションとなっている下端位置6と、地上面Gに関して設けられていて搬出位置となっている上端位置7との間を、移動枠5に対してドッキングされた状態で移動枠5と共に昇降可能である。
エレベータ2の前方には鋼車3の昇降に要するスペースを空けて保安柵2aが設けられており、下端位置6に関して縦搬送装置1を操作するための地下操作盤2bが設けられている。地下底面Bで例えば土砂を収容した鋼車3はエレベータ2によって上昇され、上端位置7において姿勢が反転されて、土砂は地上面Gに設けられている土砂ピット8内に投下される。地上面G側の設備の一つとして、移動枠5を昇降させるためのウィンチ29が設けられており、ウィンチ29には、移動枠5の動滑車に巻き掛けられているワイヤWiの巻取り・巻戻しを行うドラムとその回転駆動を行う駆動モータ等が含まれる。
地下底面Bには、図1(c)に示すように、エレベータ2に隣接する旋回ステーション9が設けられており、旋回ステーション9の中央には、鋼車3の走行線路を変更し、またエレベータ2に対する鋼車3の向きを調整するためのターンテーブル(転車台)10が配置されている。この実施例では、鋼車3は、四輪の車輪を備え且つ地下底面Bに敷設された鉄道線路(軌道レール)11を走行するトロッコの形態を備えている。鋼車3の向きは鉄道線路11の延びる方向で規制されるので、ターンテーブル10を旋回させることによって地下空間内で鋼車3の走行線路を変更し選択するとともに、鋼車3のエレベータ2に対する向きが所望の向きの姿勢(横向き姿勢)に変更・調整される。鉄道線路11は図では1本が描かれているが、通常は、複数本の鉄道線路がターンテーブル10に集まってくる態様で敷設されている。
ターンテーブル10は、中心を旋回軸として旋回可能な円板状のテーブルであり、ターンテーブル10上には、周囲の鉄道線路11と同じ高さで且つ鉄道線路11と規格(例えば左右のレール幅である軌間)が一致する鉄道線路(図4の鉄道線路12を参照)が直径方向に設けられている。鉄道線路11はターンテーブル10の旋回中心から見ると放射状に敷設されていているので、ターンテーブル10をその中心回りに旋回させることで、ターンテーブル10上の鉄道線路12を周囲のいずれかの鉄道線路11に接続させることができる。鉄道線路11を走行してきた鋼車3は、ターンテーブル10上の鉄道線路に乗り移ることができ、その状態でターンテーブル10を旋回させることで鋼車3の向きを変更・調整することができる。或いは逆に、ターンテーブル10上の鉄道線路に載せた鋼車3を、鉄道線路12に接続された鉄道線路11に送り出すことができる。
図1及び図4に示すように、旋回ステーション9には、旋回ステーション9の中央位置とエレベータ2の下端位置(ドッキングステーション)6との間で、鋼車3を載せたままの状態のターンテーブル10を移動させるためにベース台車14が用いられている。これら両位置の間には、ベース台車14を走行させるために、鉄道線路11,12よりも低い位置にドッキング用線路13が敷設されている。ドッキング用線路13は、エレベータ2に正対(エレベータ2に対して直交)する方向に延びている直線状の線路である。
ターンテーブル10を旋回させて鋼車3の向きをエレベータ2とのドッキング用の姿勢に合わせると、そのままベース台車14がドッキング用線路13を走行することでエレベータ2に接近し、鋼車3を下端位置6で待機しているエレベータ2の移動枠5とドッキングさせることができる。逆に、移動枠5とのドッキングを解除された鋼車3をベース台車14のターンテーブル10上の鉄道線路に移し、ベース台車14がドッキング用線路13を走行することで、鋼車3を旋回ステーション9の中央位置に戻すこともできる。ターンテーブル10の詳細、及び鋼車3と移動枠5とのドッキング及びその解除の詳細については後述する。
鋼車3の詳細が図2に示されている。図2(a)は、本考案による縦搬送装置に用いられる鋼車の一例を示す正面図であり、図2(b)は図2(a)に示す鋼車の側面図である。また、図2(c)は図2(a)及び図2(b)に示す鋼車の底面図である。鋼車3は、トロッコの形態を有する車両であり、周囲を定める四面となる端壁や側壁を有しており底面が鋼板製の箱構造と、レール上を走行する車輪を有する台車とを備えている。箱構造の上方は開放されていて、土砂等の搬送物の投入・排出が可能である。
鋼車3の台車20は、台車枠20aと、台車枠20aを支えながら走行するための車輪部20bを有しており、台車枠20aは、長手方向に延びる平行な二本の縦梁21,21と、縦梁21,21を互いに連結する横梁22,22を備えている。鋼車3をレールに走行させるため、車輪部20bは、両縦梁21,21と交差する横方向に延びていて両縦梁21,21に回転自在に支持されている二本の車軸23,23と、各車軸23の両端に取り付けられた車輪24,24(都合四輪の車輪)を備えている。台車枠20aの長手方向両端の中央には、連結器25,25が設けられており、図示の例では、連結板25aに連結ピン25b,25bを差し込むことで、複数台の鋼車3を順次連結することが可能となっている。
鋼車3の台車枠20a上には、土砂等の搬送物を収容可能な鋼板製の箱構造26が、ボルトや溶接等の適宜の固着手段によって強固な状態に取り付けられている。箱構造26は、長手方向(走行方向)前後側に配置された前後端壁26a,26aと、長手方向両サイド側に配置された左右側壁26b,26bと、前後端壁26a,26a及び左右側壁26b,26bの下辺と連なる底板26cから構成されており、土砂の収容と投入・排出とが可能になるように、周囲を鋼板で囲まれて上側のみが開放された構造となっている。
鋼車3の各前後端壁26aには、その上部であり且つ横方向中央に、前後端壁26aに対して垂直に突出する態様で結合ピン27が取り付けられている。また、各前後端壁26aには、その下部であり且つ横方向中央から若干の距離Lだけ一方の左右側壁26b側にオフセットした位置において、結合ピン27と同様に前後端壁26aに対して垂直に突出する態様で補助ピン28が取り付けられている。結合ピン27,27及び補助ピン28,28は、エレベータ2の移動枠5へのドッキングに際して機能するものであり、詳細については後述する。
エレベータ2の縦枠4の概略が図3に示されている。図3(a)は縦枠4の正面図であり、図3(b)は縦枠4の側面図である。エレベータ2の縦枠4は、一対のガイドレール30,30と、ガイドレール30,30を立抗Sに対して固定・支持する複数のガイドレール固定材31,31…から構成されている。両ガイドレール30は、所定長さのレール部材32,32…を連結ボルト等の固着手段33によって順次長さ方向に継ぎ足して構成されている。ガイドレール固定材31、レール部材32及び固着手段33については、一部にのみ符号を付す。固着手段33は、工事終了によって撤去する際に分解可能なものであることが好ましい。ガイドレール30,30は断面テャンネル状の溝となっており、溝同士を互いに対向させて移動枠5をガイドする通路を形成しているが、これについては詳細を後述する。
各ガイドレール固定材31は、立抗Sの壁面Wから所定の距離Rだけ離れてガイドレール30,30をその外側から抱く態様で固定・支持する構造となっており、立抗Sの壁面Wとガイドレール30,30で囲まれるスペース、即ち、縦に延びていて移動枠5とそれにドッキングされた鋼車3の昇降移動を妨げない通過スペースを形成している。ガイドレール30,30の確りとした固定・支持を確保するため、一つのレール部材32に対して、少なくとも二つのガイドレール固定材31,31が用いられている。
ターンテーブル10の詳細が図4に示されている。図4(a)はターンテーブルの正面図、図4(b)はその側面図、図4(c)はその底面図である。図4に示すように、ターンテーブル10は、ドッキング用線路13を走行可能なベース台車14とその上部に旋回可能に設けられている上部旋回体15から構成されており、ベース台車14がドッキング用線路13を走行することでターンテーブル10の全体が移動する。ターンテーブル10の鉄道線路12上に載せられた鋼車3は、破線で描かれている。
ターンテーブル10のベース台車14は、台車本体41と、台車本体41上でターンテーブル10を旋回させるために台車本体41の中心位置に配置された旋回台42を備えている。台車本体41には、左右に二つずつで合計四つの車輪44がドッキング用レール13のレール上を転動可能に設けられており、また左右各側の二つの車輪44,44のうち一方の車輪44を駆動するため、左右にそれぞれ駆動モータ45が設けられている。各駆動モータ45の回転出力は歯車を介して対応する車輪44に伝達される。
ターンテーブル10の上部旋回体15は、台車本体41に対して、旋回台42に軸線が縦に置かれた旋回軸43の回りに旋回自在に支持されている。上部旋回体15は、旋回軸43の回りに旋回自在に設けられている回転円盤46を備えており、鋼車3が載る鉄道線路12は回転円盤46の上面に設けられている。回転円盤46の下面外周縁に、周方向に隔置して小車輪としての複数のころ47が回転自在に支持されている。一方、ベース台車14 は、台車本体41の上面に平行に支持円盤48を備えている。各ころ47の回転軸はターンテーブル10の中心から放射方向に延びる軸であるので、各ころ47はベース台車14の支持円盤48 上を周方向に転動可能である。ターンテーブル10とそれに載せられる鋼車3の重量(搬送物の重さも含む)は、旋回台42及び複数のころ47を介して台車本体41に支持される。なお、ターンテーブル10の旋回軸43回りの旋回は、手動で行われるが、適宜の駆動源があればモータで行ってもよい。
エレベータ2の下端位置(ドッキングステーション)6において、鋼車3の移動枠5に対するドッキングの様子が図5、図6及び図7に示されている。図5は、本考案による縦搬送装置のドッキングステーションにおいて、鋼車のエレベータに対するドッキングの様子を示す図であり、図5(a)はその正面図、図5(b)はその側面図である。図6は図5に示すドッキングの様子を示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、縦枠4は左右一対のガイドレール30,30から構成されている。各ガイドレール30は、ドッキングステーション6から地上側の搬出位置7の直前まで垂直に直線状に延びている。この直線状の領域において、各ガイドレール30は、2本の断面コ字状の溝形鋼50,50をその隣り合うフランジ部同士を背面で繋ぎ合わせた構造を有している。したがって、溝形鋼50,50によって、溝51と溝52とが隣り合って平行に延びる態様で形成されている。
移動枠5は、鋼車3を直接に支持する主移動枠部53と、主移動枠部53からガイドレールル30,30の延びる方向に離間して置かれている副移動枠部54と、主移動枠部53と副移動枠部54を連結するとともにガイドレール30,30に案内される連結案内構造55を備えている。主移動枠部53は、左右のガイドレール30,30間に配置されており、且つ鋼車3をその正面後側に置かれる左右側壁26b,26bの一方と、正面両サイド側に置かれる前後端壁26a,26aの半分強においてコ字状に抱え込むと共に鋼車3と結合されて鋼車3の重量を支持する。副移動枠部54は、左右のガイドレール30,30間に配置されており且つ左右のガイドレール30,30が延びる方向(この例では上方)に離間して置かれている。連結案内構造55は、溝51と溝52内に嵌まることで左右のガイドレール30,30に案内される構造を備えている。
移動枠5の副移動枠部54は左右のガイドレール30,30間に延びる横梁の構造を有しており、長手(水平)方向の中間領域には、左右対称位置に並んで設けられている動滑車56,56を回転自在に支持している。動滑車56,56には移動枠5を昇降させるためのウィンチ29のワイヤWi(図1参照)が巻き掛けてあり、ワイヤWiに掛かる荷重を減少させている。ウィンチ29は、地上側で当該ワイヤをモータ駆動のドラムに巻き取る又は巻き戻すことによって、動滑車56,56を介して移動枠5を縦枠4に沿ってバランス良く昇降させることができる。
移動枠5の主移動枠部53は、L形鋼やH形鋼等の鋼材を適宜組み合わせて強固な枠構造の組立体に構成されている。主移動枠部53は、鋼車3とドッキングしたときに鋼車3の裏側の左右側壁26bに沿う背面フレーム部57と、当該背面フレーム部57の左右両端から鋼車3の前後端部26a,26aに沿って前方に延びる左右の上側アーム部58,58及び下側アーム部59,59を備えている。上側アーム部57は、鋼車3の前後端壁26aの中間位置を僅かに越えた位置まで延びる長さを有していて、ドッキング状態で鋼車3の上部中央に設けられている結合ピン27と係合可能である。また、下側アーム部58も、鋼車3の前後端壁26aの中間位置を僅かに越えた位置(補助ピン28の横方向中央から距離Lだけオフセットした位置)まで延びる長さを有していて、ドッキング状態で補助ピン28と係合可能である。
図6においては、鋼車3の前後端壁のうち一方の見える前後端壁26a側だけにおいて、移動枠5の上側アーム部57と下側アーム部58を示しているが、図5に示すように、反対側の端部に関しても対称構造となる上側アーム部と下側アーム部が設けられている。ドッキング状態では、両方の前後端壁26a,26aに関して、鋼車3側の結合ピン27,27と補助ピン28,28がそれぞれ移動枠5側の上側アーム部57,57と下側アーム部58,58に係合する。
図7は、図5に示す鋼車のエレベータに対するドッキングの際のロックを説明する図であり、図7(a)は鋼車側の結合ピンがロックされていない解除状態を示す図であり、図7(b)はロックがされている状態を示す図である。図7(a)(b)は、図5(b)のAで示す結合ピン27のロックについての説明図である。また、図7(c)は鋼車側の補助ピンがロックされていない解除状態を示す図であり、図7(d)はロックがされている状態を示す図である。図7(c)(d)は、図5(b)のBで示す補助ピン28のロックについての説明図である。鋼車3が移動枠5に向って押し込められて移動枠5とドッキングをする際、各前後端壁26a側において、結合ピン27は、上側アーム部58の上面60に対して滑りながら沿って移動枠5の奥方向に移動し、上面60に設けられた当衝部61に突き当たって停止する。当衝部61には、内面を結合ピン27の周面に対応して円弧状に切り欠いたロック片62が回動自在に設けられている。ロック片62は、結合ピン27の斜め上方の位置に設けられている軸63によって回動自在となっている。
図7(a)に示すように、当衝部61に突き当たっているがロック片62が持ち上げられている体勢では、結合ピン27は上側アーム部58にロックされていない。結合ピン27のロック前の状態であるか、結合ピン27が上面60をロック解除方向に移動される前の状態が示されている。図7(b)に示すように、ロック片62が下げられた体勢では、円弧状の切り欠きが結合ピン27の周面に嵌まり合って、結合ピン27は上面60上で当衝部61に突き当たった状態でどの方向にも移動不能にロックされ、しかもロック片62の自重によって当該ロック状態を維持する傾向に保たれる。更にロック片62に手動の閂64aを上側アーム部58側に形成されている閂孔64bに差し込んで施すことにより、作業員の確認下で解錠するとき以外、ロック片62が軸63の回りに勝手に回ることによる意図しないロック解除を確実に防止することができる。
鋼車3が移動枠5とドッキングをする際、各前後端壁26a側において、補助ピン28は、下側アーム部59の下面65に対して滑りながら沿って移動枠5の奥方向に移動し、下面65に設けられた当衝部66に突き当たって停止する。上側アーム部58の上面60と下側アーム部59の下面65との間の高さは、設計上、結合ピン27と補助ピン28との間の高さ間隔に一致するように設定されている。下側アーム部59の先端部分67には、ブロック状のロック片68が上下方向にスライド可能に設けられている。ロック片68には手動操作の際に用いられ、且つロック時に下側アーム部59に係合可能なハンドルを設けると好ましい。ロック片68のスライドを可能にする構造は、例えば、溝構造にするなど適宜に構成することができる。
図7(c)に示すように、当衝部66に突き当たっているがロック片68が上方に持ち上げられている体勢では、補助ピン28は下側アーム部59にロックされていない。補助ピン28のロック前の状態であるか、補助ピン28が下面65をロック解除方向に移動される前の状態が示されている。補助ピン28は下面65をロック解除方向に移動可能である。図7(d)に示すように、ロック片68が下げられた体勢では、下面65に当接し且つ当衝部66に突き当たっている補助ピン28は、更にロック片68に押し当てられ、当衝部66とロック片68との間に挟み込まれた状態でロック解除方向に移動できないようにロックされ、しかもロック片68の自重によって当該ロック状態を維持する傾向に保たれる。更にロック片68に手動の閂69aを下側アーム部58側に形成されている閂孔69bに差し込んで施すことにより、作業員の確認下で解錠するとき以外、ロック片68が上方にスライドすることによる意図しないロック解除を確実に防止することができる。
結合ピン27と補助ピン28が鋼車3の前後端部26a,26aに置いて、オフセットなしに共に横方向中央に設けられている構造であると、鋼車3を移動枠5に対してドッキングさせる際、或いは移動枠5からドッキング解除させる際に、例えば鋼車3が結合ピン27の回りにどちらの方向に揺動するときも、補助ピン28は下側アーム部59により接近することになる。したがって、両ピン27,28は上側アーム部58及び下側アーム部59とこじりを生じて固着状態になりやすく、スムーズなドッキング及びドッキング解除が難しい。本縦搬送装置1では、補助ピン28が結合ピン27に対して横方向中央から若干の距離Lだけオフセットした位置に設けられている構造であるので、鋼車3を移動枠5に対してドッキングさせる際、或いは移動枠5からドッキング解除させる際に、例えば鋼車3がドッキング位置から僅かであっても後退した場合には、結合ピン27の回りに揺動するときに、補助ピン28は下側アーム部59から離れる方向が確保される。したがって、両ピン27,28は上側アーム部58及び下側アーム部59とこじりを生じて固着する可能性が少なくなり、スムーズなドッキング及びドッキング解除が可能となる。
連結案内構造55は、図5及び図6に示すように、回動アーム70、固定アーム75及びガイドローラ72,73,76を備えている。移動枠5の主移動枠部53において、各下側アーム部59の奥側端には回動アーム70の下端部が軸71によって回転自在に取り付けられており、回動アーム70は概略、溝形鋼50に沿って上方、即ち、副移動枠部54側に延びている。回動アーム70の下端部を下側アーム部59の奥側端に回動可能に取り付ける軸71には、溝形鋼50側の突出端部においてガイドローラ72が設けられている。また、各回動アーム70の上端部にはガイドローラ73が回転自在に取り付けられている。ガイドローラ72,73は第1ガイドローラを構成していて、それぞれ各ガイドレール30の手前側の溝51内に嵌まり込んでいる。
移動枠5の主移動枠部53の左右両側には、固定アーム75,75が移動枠5に固定される態様で設けられている。各固定アーム75は、上側アーム部58の奥側端から上方、即ち、副移動枠部54側に延びている。各固定アーム75の上端部にはガイドローラ76が回転自在に取り付けられており、ガイドローラ76は第2ガイドローラを構成していて、各ガイドレール30の奥側の溝52内に嵌まり込んでいる。
鋼車3が移動枠5にドッキングされると、鋼車3の荷重は、結合ピン27,27とこれらに接する上側アーム部58,58を介して移動枠5の主移動枠部53に伝わり、主移動枠部53から更に連結案内構造55を介して副移動枠部54に伝わり、最終的に副移動枠部54の動滑車56,56からワイヤWiに支持される。鋼車3の重心と動滑車56,56の中心との間には前後方向(鋼車3の車幅方向)に距離があるので、移動枠5には鋼車3の重量によって動滑車56,56を支点として図6で反時計回りに回転させようとするモーメントを生じる。このモーメントは、各前後端壁26a側で溝51に嵌まり込んでいるガイドローラ72,73と溝52に嵌まり込んでいるガイドローラ76が溝形鋼50,50のフランジ部に当接しているときの反力によって対抗される。
図8は、ガイドレール30,30の上部構造を拡大して示す図であり、図8(a)はその正面図、図8(b)は側面図である。ガイドレール30は地上位置まで垂直上方に延びてくると、溝51を形成している手前側の溝形鋼50については後方へ屈曲した後、そのまま斜め上方へ真っ直ぐに延びて傾斜レールガイド部35となっている。また、溝52を形成している後方側の溝形鋼50については後方へ屈曲した後、更に屈曲して斜め下方に延びる反転レールガイド部36となっている。傾斜レールガイド部35及び反転レールガイド部36は、縦搬送装置1の地上側設備を備えた櫓37に係留されており、上昇搬送されてきた鋼車3を反転させる反転機構34を構成している。櫓37は、種々の型材を組み合わせて構築されているが、櫓37の内部は鋼車3が搬送物を排出するために反転可能となるために、遮るものがない反転スペース38となっている。
図9は、ガイドレール30,30の反転機構34において鋼車3の反転の様子を更に拡大して示す側面図である。鋼車3とドッキングした移動枠5がウィンチのワイヤの巻き取りによってガイドレール30,30に案内されつつ引き上げられていくと、回動アーム70の下端部と上端部にそれぞれ回転自在に取り付けられている第1ガイドローラ(ガイドローラ72,73)は、傾斜レールガイド部35の溝51内に嵌まり込んで規制状態にあるため、そのまま傾斜レールガイド部35によって案内されて上昇する。一方、固定アーム75の上端部に回転自在に取り付けられている第2ガイドローラ(ガイドローラ76)は、反転レールガイド部36の溝52内に嵌まり込んで規制状態にあるため、そのまま反転レールガイド部36によって案内されて最大高さ位置を通過した後、下降に転じる。
移動枠5は固定アーム75と固定状態にあるが回動アーム70に対しては軸71によって回動可能であるので、鋼車3と移動枠5とがドッキングした状態のまま第1ガイドローラ(ガイドローラ72,73)と第2ガイドローラ(ガイドローラ76)がそれぞれ傾斜レールガイド部35と反転レールガイド部36とを移動すると、傾斜レールガイド部35と反転レールガイド部36とは互いに離れていくのに合わせて、ガイドローラ76がガイドローラ73から離れていく。移動枠5は、回動アーム70に対しては軸71の回りに相対的に回動するが、固定アーム75に対しては一体的であるので、主移動枠部53が固定アーム75の動きに合わせて姿勢が略反転する。主移動枠部53の反転によって、移動枠5とドッキング状態にある鋼車3も反転し、鋼車3内に収容されている搬送物は箱構造26の上部開口を通して投げ出され、櫓37に設けられているシュート39から土砂ピット8に排出される。反転時にあっても結合ピン27,27及び補助ピン28,28が移動枠5に対してロック状態であるので、鋼車3は移動枠5から脱落することはない。
搬送物を排出して空になった鋼車3は、上昇・反転の経路を逆に辿って、正転・下降して、エレベータ2の下端位置(ドッキングステーション)6に戻される。下端位置6で鋼車3の移動枠5に対するドッキングが解除され、別の鋼車3がドッキングされて、上記手順が繰り返される。
上記の実施例の使用の態様としては、縦搬送装置1の下端位置6において、地下で生じた土砂等の搬送物を収容した鋼車3を移動枠5にドッキングさせて、鋼車3と移動枠5を縦枠4に沿って地上側に上昇搬送し、地上に搬出する例を説明した。しかしながら、地上側で資材等を投入した鋼車3を地下側に下降搬送することもできる。即ち、縦搬送装置1の上端位置7において、地上側で用意した資材を鋼車3に収容し(ただし、鋼車3を反転させる必要はない)、地下の下端位置6まで縦搬送し、鋼車3を移動枠5からドッキング離脱して、資材等を鋼車3に載せたまま鋼車3を地下の必要な箇所まで運び、鋼車3を鉄道線路11に載せて走行移動させることができる。また、地上側に土砂等の搬送物を上昇搬送した鋼車3を地下側に戻すときに、鋼車3に収容した資材等の搬送物を下降搬送することで、鋼車3の上昇と下降のいずれでも搬送物の搬送を行うこともできる。
また、上記の実施例では、下端位置6を地下の底面位置であって鋼車3が移動枠5にドッキング係脱可能な位置とし、上端位置7を地表面の位置であって鋼車3が反転して収容していた搬送物を排出させる形態としていたが、本考案を実施する形態は、この形態に限ることなく、その他の種々の形態でも実施可能である。例えば、鋼車3が移動枠5にドッキング係脱可能な位置としては、下端位置6に代えて上端位置7としてもよいし、下端位置6のみならず上端位置7においてもドッキング係脱可能としてもよい。上端位置7をドッキング係脱可能な位置とする場合には、地下の下端位置6において鋼車3を反転させて搬送物を排出する位置とすることもできる。また、下端位置6を地表面の位置とし、上端位置6を建物などの高所の建設現場としてもよい。
更に、上記の実施例では、回動アーム70の枢軸と第1ガイドローラ(ガイドローラ72,73)の回転軸が共通の軸71とされていて部品の共有化を図っていたが、枢軸と回転軸とは別々であってもよい。また、旋回ステーション9はオプションであり、用意しなくてもよい。
図10(a)は本考案の場合に採りうる作業エリアのレイアウトの一例を示す模式図である。本考案の作業エリア80は、エレベータ2のケージ領域81と、当該ケージ領域81に対して正面から鋼車3が進入するための進入準備領域82が備わっていればよい。鋼車3が移動する動線85も短く簡素に引くことができる。この例では、旋回ステーション9のための領域が設けられていないので、作業エリア80は従来のものと比べて一層コンパクトに構成することができる。
1 縦搬送装置 2 エレベータ 2a 保安柵 2b 地下操作盤
3 鋼車 4 縦枠 5 移動枠
6 下端位置(ドッキングステーション) 7 上端位置(搬出位置)
8 土砂ピット
9 旋回ステーション 10 ターンテーブル
11 鉄道線路 12 鉄道線路
13ドッキング用線路 14 ベース台車 15 上部旋回体
20 台車 20a 台車枠 20b 車輪部
21,21 縦梁 22,22 横梁
23,23 車軸 24,24 車輪
25,25 連結器 25a 連結板 25b,25b 連結ピン
26 箱構造 26a,26a 前後端壁
26b,26b 左右側壁 26c 底板
27,27 結合ピン 28,28 補助ピン 29 ウィンチ
30,30 ガイドレール 31 ガイドレール固定材 32 レール部材
33 固着手段 34 反転機構 35 傾斜レールガイド部
36 反転レールガイド部 37 櫓 38 反転スペース
39 シュート
41 台車本体 42 旋回台 43 旋回軸
44 車輪 45 駆動モータ 46 回転円盤
47 ころ 48 支持円盤
50,50 溝形鋼 51 溝 52 溝
53 主移動枠部 54 副移動枠部 55 連結案内構造
56,56 動滑車 57 背面フレーム部
58,58 上側アーム部 59,59 下側アーム部
60 上面 61 当衝部 62 ロック片 63 軸
64a 閂 64b 閂孔
65 下面 66 当衝部 67 先端部分 68 ロック片
69a 閂 69b 閂孔
70 回動アーム 71 軸 72,73 ガイドローラ
75 固定アーム 76 ガイドローラ
80 作業エリア 81 ケージ領域 82 進入準備領域
85 動線
90 作業エリア 91 ケージ領域 92 進入準備領域
93 バケット 94 予備領域 95 動線
W 壁面 B 地下底面 G 地上面 L 距離(オフセット)
S 立抗 R 距離 Wi ワイヤ

Claims (11)

  1. 下端位置から上端位置まで垂直に延びる状態に配設されている縦枠と、当該縦枠によって案内されつつ昇降可能な移動枠とを備えており、レールを走行してきた鋼車が収容している掘削土砂等の搬送物を前記下端位置と前記上端位置との間で縦方向に搬送する縦搬送装置において、
    前記移動枠は、横向き状態で正面から押し込められる前記鋼車に対して係脱可能なドッキング構造を備えており、前記下端位置及び前記上端位置の少なくともいずれか一方の位置において前記ドッキング構造によって前記鋼車と係合し、前記鋼車とドッキング係合した状態で昇降する
    ことを特徴とする縦搬送装置。
  2. 前記縦枠は左右のガイドレールを備えており、前記移動枠は、前記左右のガイドレールによって案内される
    ことを特徴とする請求項1に記載の縦搬送装置。
  3. 前記鋼車は、前後端壁と左右側壁とを有する箱構造を備えており、
    前記前後端壁は、上部から外側に突出する結合ピンと、下部から外側に突出する補助ピンを備えており、
    前記移動枠は、前記前後端壁の前記上部に沿って前記結合ピンの位置まで延びる上側アーム部と前記前後端壁の前記下部に沿って補助ピンの位置まで延びる下側アーム部を備えており、
    前記ドッキング構造は、前記鋼車と前記移動枠が互いに接近する際に、前記結合ピンと前記補助ピンがそれぞれ前記移動枠の上側アーム部の上面と下側アーム部の下面に係合する構造である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の縦搬送装置。
  4. 前記結合ピンは前記鋼車の前記前後端壁の幅方向中央に配置されており、前記補助ピンは前記鋼車の前記前後端壁の幅方向中央から幅方向にオフセットされた位置に配置されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の縦搬送装置。
  5. 前記移動枠は、前記上側アーム部と前記下側アーム部において、前記鋼車とのドッキング状態において、それぞれ前記結合ピンと前記補助ピンをロックするロック手段を備えている
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の縦搬送装置。
  6. 前記ロック手段には、補助ロック手段として、手動で操作可能な閂が設けられている
    ことを特徴とする請求項5に記載の縦搬送装置。
  7. 前記移動枠は、前記左右のガイドレール間に配置されており且つ前記上側アーム部と前記下側アーム部を有していて前記鋼車の周囲半周を囲み可能な主移動枠部と、前記左右のガイドレール間に配置されており且つ前記主移動枠部に対して前記ガイドレールが延びる方向に離間している副移動枠部と、前記主移動枠部と前記副移動枠部を連結し且つ前記ガイドレールに沿って案内される連結案内構造を備えている
    ことを特徴とする請求項2〜6のいずれか一項に記載の縦搬送装置。
  8. 前記左右のガイドレールは、それぞれ、互いに隣接する2本のガイド溝を備えており、 前記連結案内構造は、前記副移動枠部に先端部が枢着され且つ前記主移動枠部に基端部が枢着されている回転アームと、前記主移動枠部に基端部が固定されている固定アームと、前記回転アームの前記先端部と前記基端部にそれぞれ回転自在に取り付けられていて且つ前記一方の前記ガイド溝に嵌合案内される第1ガイドローラと、前記固定アームの先端部に回転自在に取り付けられていて且つ前記他方の前記ガイド溝に嵌合案内される第2ガイドローラを備えている
    ことを特徴とする請求項7に記載の縦搬送装置。
  9. 前記下端位置及び前記上端位置のいずれか一方の位置においてのみ前記鋼車が前記移動枠にドッキング係脱可能であり、
    前記左右の縦枠は、ドッキング機能を備えていない前記下端位置及び前記上端位置の他方の位置において、前記鋼車を反転させる反転機構を備えている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に7に記載の縦搬送装置。
  10. 前記鋼車は、前記箱構造を載置し且つ車輪を有する台車を備えており、前記移動枠とのドッキング状態の際には、前記鋼車は前記左右側壁の一方を正面に向けた横向き状態で前記移動枠に対して当該正面から後方に向って相対的に接近移動する
    ことを特徴とする請求項3〜8いずれか一項に記載の縦搬送装置。
  11. ドッキング係脱可能である前記下端位置又は前記上端位置に対応して、前記鋼車の向きを変更するターンテーブルが配設されており、
    前記ターンテーブルは、前記鋼車の前記台車を載せるレールを備えた上部旋回体と、前記上部旋回体を旋回可能に支持するベース台車を有しており、
    前記ターンテーブルと前記移動枠のドッキング位置との間には、前記ターンテーブルの前記上部旋回体の旋回によって向きが横向き姿勢に変更された前記鋼車を当該姿勢のまま前記ターンテーブルごと搬送するため、前記ベース台車が走行するドッキング用レールが敷設されている
    ことを特徴とする請求項10に記載の縦搬送装置。
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