JP2009184241A - プラスチック光学素子、プラスチック光学素子の製造方法、プラスチック光学素子用金型及び光走査装置 - Google Patents

プラスチック光学素子、プラスチック光学素子の製造方法、プラスチック光学素子用金型及び光走査装置 Download PDF

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Abstract

【課題】溶融樹脂の流速調整や金型温度の調整をすることなく、また、成形品形状への制約を受けることなく、ウェルドラインの発生することのない高精度なプラスチック光学素子を提供すること。
【解決手段】レンズ部と、そのレンズ部の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部が連なったフランジ部とを備えて、外観視略角棒状に射出成形されるプラスチック光学素子において、ゲート部とフランジ部は、ゲートカットの処理前に、その境界における光軸方向の厚さが、等しくまたは略等しく成形され、加えて、ゲート部は、フランジ部との境界からランナー部の方向に向かって徐々に細く成形されていると共に、ランナー部との境界における厚さは、ランナー部と等しくまたは略等しく成形させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、レーザ光を感光体上に集光させて光走査を行う光走査装置に用いられるプラスチック光学素子、その製造方法、その製造に用いる金型、プラスチック光学素子を組み込んだ光走査装置に関する。
従来から、レーザ光を感光体上に集光させて光走査を行う光走査装置に組み込まれるプラスチック光学素子として、結像レンズと同期検知用レンズを一体化して外観視略角棒状に成形したものがある。このプラスチック光学素子は、同期検知用レンズ面の位置調整の必要が無いため、高精度で且つ安価な書込みユニットを製造することが出来る。
このようなプラスチック光学素子は、射出成形で製造しているが、同期検知用レンズ面が成形された同期検知用レンズ部が厚肉の為、従来の金型のゲート形状では、図9に示すように同期検知用レンズ面a1、a2と隣接したフランジa3の厚みに比べてゲートa4形状が薄く、溶融樹脂Wの流動方向とフランジa3の形状の関係からキャビティa6内のエアーの巻き込みが生じウェルドラインWLと呼ばれる外観不良が生じる恐れがあった。
ここで、ウェルドラインWLの発生プロセスを、図9〜図11を参照しながら説明する。図9〜図11は、ゲートa4とゲートa4付近のキャビティa6の断面を模式的に表しており、溶融樹脂Wがゲートa4を通過してキャビティa6内に流入している状態を表している。
図9に示すように、溶融樹脂Wの流動方向に対して、フランジa3の形状は図中上側が略垂直に立ち上がっており、キャビティ内に溶融樹脂Wが進入すると、周囲に比べてフランジa3のコーナー部a5への溶融樹脂Wの流入が遅れる。
図10に示すように、溶融樹脂Wの流入がさらに進むと、フランジa3のコーナー部a5に溶融樹脂Wが進行し、図9で生じた溶融樹脂Wの流入が遅れた部分のエアーは、その排出する逃げ場を失い、エアーの巻き込みが生じる。
さらに流入が進むと、図11に示すように、エアーの巻き込み部分は射出圧や保圧でつぶされるが、周りに溶融樹脂Wがあるためエアーは完全に抜けきらない。またエアーを巻き込んだ部分は、樹脂温度が低下することなどから、エアー痕が残り、ウェルドラインWLとして成形品の表面に現れる。このウェルドラインWLが生じると、その部分で光の屈折が変化するため、光学上の機能不具合が生じてしまう。
このようなウェルドラインを防止する技術として、従来、例えば、以下のようなものがある。
従来のウェルドラインを防止する技術として、例えば、溶融樹脂先端がゲート部に達するタイミングで流速を遅くする、金型温度を高く設定し流動時の樹脂が冷えないようにする、また、射出圧、保圧等を変化させることでウェルドラインの発生位置を有効範囲外にする、等を行なっていた。
他の例としては、光学的機能を成すプラスチック成形品として、曲面形状の成形面と成形面とゲート部との間にフランジ部を形成した光学部品において、フランジ部を構成する面の少なくとも一部を、成形面の、フランジ部近傍の曲面の曲率の接線角度に略等しい角度となるように成形したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
さらに他の例として、光学素子には光学面を有するfθレンズ部が形成されており、一方の端部には光線有効部を有する第2の光学部が形成され、他方の端部にはゲートが設けられている。第2の光学部はその光軸に対して上下に非対称に成形されており、ウェルドラインWLは左側に寄って発生するために、第2の光学部の光線有効部の上下幅3.2mm内でのウェルドラインWLの発生確率は0%であり、光学性能に影響を与えることはない、とした光学素子がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−856号公報(第1頁、図1) 特開2001−219447号公報(第1頁、図1)
しかしながら、溶融樹脂先端がゲート部に達するタイミングで流速を遅くすることは溶融樹脂先端の温度低下が起こり、転写性を損なう原因となっていた。
また、金型温度を高く設定するとヒケ、反り等の成形品の品質不良やサイクルタイムが長くなり製造コストがかかる等の不具合が生じてしまう。
さらに射出圧、保圧等を変化させることは、材料ロット等で樹脂の流動性が変化した場合などは、その都度成形条件を再設定する必要があり、手間がかかる上に、条件を変えることで光学面の品質が変化する恐れがあった。
また、特許文献1の光学部品は、フランジ部やランナー、及びゲート部が光学面に延在するように設計することでウェルドラインの発生を抑えるため、ランナーの形状が肉厚になり、たとえば、同期検知用レンズ面と結像レンズ面が一体化してなるようなレンズにおいては同期検知用レンズ面にヒケが生じる恐れがある。また、ランナー部が肉厚になり、成形品のコストアップにつながってしまう恐れがあった。
また、特許文献2の光学素子は、第2の光学部と第1の光学部の形状に制約があるため、設計の自由度が損なわれ、また、ウェルドライン近傍の転写性が低下する恐れがあった。
そこで本発明は、溶融樹脂の流速調整や金型温度の調整といった従来技術によらず、また先行技術文献のような成形品形状への制約を受けることなく、ウェルドラインの発生することのない高精度なプラスチック光学素子、その製造方法、その製造に用いる金型、プラスチック光学素子を組み込んだ光走査装置を提供することを目的とする。
上記技術課題を達成するために、本発明にかかるプラスチック光学素子、プラスチック光学素子の製造方法、プラスチック光学素子用金型、光走査装置は、下記の技術的手段を講じた。
すなわち、請求項1にかかるプラスチック光学素子の発明は、レンズ部と、該レンズ部の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部が連なったフランジ部とを備えて、外観視略角棒状に射出成形されると共に、前記ゲート部と前記フランジ部は、前記ゲートカットの処理前に、その境界における光軸方向の厚さが、等しくまたは略等しく成形されていることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1記載のプラスチック光学素子において、前記レンズ部は、湾曲成形された結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形された平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形された同期検知用レンズ部とを備え、前記ゲート部は、前記フランジ部との境界からランナー部の方向に向かって徐々に細く成形されていると共に、前記ランナー部との境界における光軸方向の厚さは、前記ランナー部と等しくまたは略等しく成形されていることを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項2記載のプラスチック光学素子において、光線を通過させる領域となる有効範囲が、前記結像レンズ面と前記同期検知用レンズ面との双方に夫々重ならないように設定され、夫々の前記有効範囲の外となる前記同期検知用レンズ面と前記結像レンズ面との間の光軸方向の厚さが徐変するように成形されていることを特徴とする。
請求項4にかかるプラスチック光学素子の製造方法の発明は、レンズ部と、該レンズ部の縁から延出したフランジ部とを備えて、外観視略角棒状のプラスチック光学素子を、金型を用いて射出成形するプラスチック光学素子の製造方法であって、前記金型の、光軸方向と直交する長手方向のプラスチック光学素子側面を成形する構成面と、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記プラスチック光学素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成する空隙形成工程を備えたことを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項4記載のプラスチック光学素子の製造方法において、前記レンズ部は、湾曲成形される結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形される平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形される同期検知用レンズ部とを備え、前記空隙形成工程は、前記結像レンズ部及び前記同期検知用レンズ部にかかる前記プラスチック光学素子側面にヒケが生成可能な前記空隙を形成することを特徴とする。
請求項6にかかる発明は、請求項4または5記載のプラスチック光学素子の製造方法において、前記空隙は、前記構成面を後退動して形成することを特徴とする。
請求項7にかかる発明は、請求項4または5記載のプラスチック光学素子の製造方法において、前記空隙は、前記構成面から気体を噴射して形成することを特徴とする。
請求項8にかかるプラスチック光学素子用金型の発明は、レンズ部と、該レンズ部の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部が連なったフランジ部とを備えて、外観視略角棒状のプラスチック光学素子を射出成形させるプラスチック光学素子用金型であって、前記ゲート部と前記フランジ部との境界における光軸方向の厚さが、等しくまたは略等しく成形されるように形成されたことを特徴とする。
請求項9にかかる発明は、請求項8記載のプラスチック光学素子用金型において、湾曲成形された結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形された平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形された同期検知用レンズ部と、を備えてなる前記レンズ部を成形可能に構成され、前記ゲート部と前記フランジ部との境界からランナー部の方向に向かって徐々に細く成形可能に構成され、そのランナー部と前記ゲート部との境界における光軸方向の間隙が、等しくまたは略等しく成形可能に構成されていることを特徴とする。
請求項10にかかる発明は、請求項9記載のプラスチック光学素子用金型において、光線を通過させる領域となる有効範囲が、前記結像レンズ面と前記同期検知用レンズ面との双方に夫々重ならないように設定され、夫々の前記有効範囲の外となる前記同期検知用レンズ面と前記結像レンズ面との境界が徐変するように成形可能に構成されていることを特徴とする。
請求項11にかかる発明は、請求項8〜10のいずれかに記載のプラスチック光学素子用金型において、光軸方向と直交する長手方向のプラスチック光学素子側面を成形する構成面が形成された進退動可能な入れ駒を備え、該入れ駒を後退動させて、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記プラスチック光学素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成可能に構成されたことを特徴とする。
請求項12にかかる発明は、請求項8〜11のいずれかに記載のプラスチック光学素子用金型において、光軸方向と直交する長手方向の素子側面を成形する構成面に気体を噴射させる噴射孔が設けられ、該噴射孔から前記気体を噴射させて、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成可能に構成されたことを特徴とする。
請求項13にかかる光走査装置の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック光学素子を組み込んだことを特徴とする。
請求項14にかかるプラスチック光学素子の発明は、請求項8〜12のいずれかに記載のプラスチック光学素子用金型で射出成形されたことを特徴とする。
本発明によれば、ゲート部とフランジ部の境界における光軸方向の厚さを略等しくすることで、例えば、同期検知レンズ面が一体化されたことで成形品が肉厚になった場合でも、射出成形時、樹脂の流動がスムーズになることから、ゲート部と同期検知レンズ面との境界で樹脂の流動で生じるウェルドラインの発生を確実に抑えることができ、外観不良のない高精度なレンズを提供することができる。
次に、本発明にかかるプラスチック光学素子1、プラスチック光学素子用金型6の実施の形態を説明する。
まず、プラスチック光学素子1の構成を説明する。
本実施の形態にかかるプラスチック光学素子1は、レンズ部2と、フランジ部3とを備えて、その外観形状が、略角棒状に射出成形されている。さらに、この実施の形態1にかかるプラスチック光学素子1は、図1に示すように、射出成形直後のゲートカットの処理前に、フランジ部3にゲート部4が連なった状態になっている。
レンズ部2は、その中央部の図中上面が大きく凸湾曲状に成形された前面側結像レンズ面21aと中央部の図中下面が凸湾曲状に成形された背面側結像レンズ面21bとを備えた結像レンズ部21と、その前面側結像レンズ面21aと境界が徐変するように湾曲状に連続成形された平坦状の前面側同期検知用レンズ面22aと背面側結像レンズ面21bから徐変するように滑らかに連続成形された平坦状の背面側同期検知用レンズ面22bとを備え結像レンズ部21の両側に設けられた同期検知用レンズ部22とで構成されている。
このレンズ部2は、光線を通過させる領域となる有効範囲が、図2に示すように、結像レンズ部21の有効範囲F1と同期検知用レンズ部22の有効範囲F2とが重ならないように設定され、夫々の有効範囲の外となる前面側結像レンズ面21aと前面側同期検知用レンズ面22aとの境界Rが、上述したように、徐変するように湾曲状に成形されている。なお、背面側結像レンズ面21bと背面側同期検知用レンズ面22bとの境界も、上述したように、徐変するように滑らかに成形されている。
フランジ部3は、双方の同期検知用レンズ部22の外側から張り出すように連続成形されており、前面側同期検知用レンズ面22aから徐変するように滑らかに連続成形された平坦状の前面側フランジ面3aと、フランジ部3の光軸方向の厚さが外方に向かって漸次薄肉となるように成形された傾斜状の背面側フランジ面3bとを備えて構成されている。
そして、このフランジ部3の一方側には、上述したように、射出成形直後のゲートカットの処理前にゲート部4が連なっている。
このゲート部4は、図2に示すように、フランジ部3との境界における光軸方向(図2中、矢印方向)の厚さt1が、等しくまたは略等しく成形されていると共に、ゲート部4とフランジ部3との境界からランナー部5の方向に向かって徐々に細く成形されている。また、このゲート部4は、ランナー部5との境界における光軸方向の厚さt2が、ランナー部5のそれと等しくまたは略等しく成形されている。ランナー部5とゲート部4の境界は、樹脂流動性の向上やウェルドラインWL発生防止のために滑らかな湾曲状になっている。
このように、本実施の形態にかかるプラスチック光学素子1は、レンズ部2と、そのレンズ部2の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部4が連なったフランジ部3とを備えて、外観視、略角棒状に射出成形されている。
ゲートカットの処理前に、このような外観形状をなしたプラスチック光学素子1は、問題となるゲート部4と前面側同期検知用レンズ面22aとの境界で、溶融樹脂Wの流動で生じるウェルドラインWLの発生が確実に抑制されており、外観不良のない高精度なレンズになっている。また、全体的にゲート部4を太くしないことで、余分な成形材料(溶融樹脂W)が節約されている。
また、前面側結像レンズ面21aと前面側同期検知用レンズ面22aとの境界が、各々の有効範囲F1、F2外の領域に形成されており、その領域の範囲内で境界Rが湾曲状に徐変させたことで、同期検知用レンズ部22と結像レンズ部21の境界で生じるウェルドラインWLの発生が抑えられている。また射出成形品であるプラスチック光学素子1の食いつきによる離型抵抗が低減し、離型時の変形が防止されている。
このように構成されたプラスチック光学素子1は、ゲートカットの処理がされ、レーザ光を感光体上に集光させて光走査を行う光走査装置(図示せず)に組み込まれて用いられる。さらに、この本実施の形態にかかるプラスチック光学素子1が組み込まれた光走査装置は、デジタル複写機、レーザプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に用いられる。
次に、上述したプラスチック光学素子1を射出成形するためのプラスチック光学素子用金型6について説明する。なお、この金型の基本的な構成は、射出成形機(図示せず)に取り付けられる可動型及び固定型とからなる一対で構成され、エジェクタピン(図示せず)や、射出成形機から溶融樹脂Wを流入するためのスプルー(図示せず)、ランナー6c等を備えた一般的な構成部を備えており、かかる構成部の説明は省略し、本発明の要部のみを説明する。
本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型6は、図3に示すように、上述したプラスチック光学素子1を成形させるためのキャビティ6aが形成され、上述したゲート部4が成形されキャビティ6a内に溶融樹脂Wを射出させるゲート6bが形成され、そのゲート6bと連通されスプルーを介して射出成形機から射出された溶融樹脂Wをゲート6bへ送り込むランナー6cが形成されている。
さらに、この本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型6は、図1に示したプラスチック光学素子の光軸方向と直交する長手方向の側面で、結像レンズ部21の側面及び同期検知用レンズ部22の側面とを縁取るように、かかる側面の内側の領域Aを成形する構成面が形成された進退動可能な入れ駒61が設けられおり、その入れ駒61を後退動させることで、溶融樹脂Wを射出して完全固化する前の領域Aと入れ駒61との間に空隙Cを形成させて、領域Aと他の面との間に熱伝導の差を生じさせて、領域Aの部分にのみヒケが生成されるようになっている。なお、この入れ駒61は、一方の側面側にのみ設けたものを図示しているが、両側に設けても良い。
この空隙Cを形成する他の手段としては、図4に示すように、その構成面に空気などの気体を噴射させる噴射孔62を設け、その噴射孔62から気体を噴射させることで空隙Cが形成されるようにしても良い。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型6を用いた射出成形工程を説明する。
まず、一対の金型を成形材料(樹脂)の軟化温度未満に加熱保持し(金型加熱保持工程)、型締めし、軟化温度以上に加熱された成形材料(溶融樹脂W)を、スプルー、ランナー6c、ゲート6b等を介してキャビティ6a内に射出して充填し(溶融樹脂充填工程)、溶融樹脂Wが固化する際(成形材料が軟化温度以下に冷却する際)に、入れ駒61を完全固化する前の素子側面から離間するように後退動して(図3(1)の状態から(2)の状態)、プラスチック光学素子側面と入れ駒61との間に空隙Cを形成してプラスチック光学素子側面にのみヒケを生成可能にし(空隙形成工程)、型締めから所定時間経過して溶融樹脂Wが完全固化してプラスチック光学素子1を成形したら型開きし、エジェクタピンによる突き出し等で、そのプラスチック光学素子1を金型から脱型して、一連の射出成形工程が終了する。
この一連の射出成形工程のうち、上述した溶融樹脂充填工程における溶融樹脂Wのキャビティ6a内への流動状態を説明すると、まず、ランナー6cからゲート6bを通過する溶融樹脂Wは、ゲート6bの形状に倣って徐々に厚みを増していき、キャビティ6aのフランジ成形部に達する。フランジ部3とゲート部4の厚みは同一または略同一となるようにキャビティ6aが形成されている為、エアーの巻き込みが生じることなく、キャビティ6a内を充填する(図5〜図7を参照)。
なお、上述した空隙形成工程は、進退動可能な入れ駒タイプを例にしているが、気体噴射タイプの場合は、噴射孔62から気体を噴射させて空隙Cを形成する。
このように本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型6によれば、プラスチック光学素子1の射出成形中に、結像レンズ部21の側面及び同期検知用レンズ部22の側面の一部を成形する構成面を形成した入れ駒61を後退動したり、空気等の気体を構成面から射出することで、これらの側面と他の面との間に熱伝導の差が生じて、側面の一部にのみ意図的にヒケを生じるようにしたから、ゲート部4が厚くなったことによる同期検知用レンズ面22a、22bの面精度の低下の恐れを払拭できる。
本実施の形態の効果を検証する為に、本実施の形態で例示したゲート6b形状の金型と、従来のゲート形状の金型(図9〜図11参照)とを用い、それぞれ連続100ショットの成形を行って、ウェルドラインWLの発生状況を検証した。その際の成形条件を図8に示す。検証の結果、従来のゲート形状の金型を用いた成形品すべてにウェルドラインWLがみられたが、本実施の形態で例示したゲート形状の金型は、ウェルドラインWLの発生は見られず、顕著な効果を確認することができた。
以上、本実施の形態にかかるプラスチック光学素子1、プラスチック光学素子の製造方法、プラスチック光学素子用金型6、光走査装置を説明したが、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
本実施の形態にかかるプラスチック光学素子の斜視図である。 図1に示したプラスチック光学素子の正面図である。 本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型の模式図である。 本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型の他の模式図である。 本実施の形態にかかるプラスチック光学素子用金型における溶融樹脂の流動状態を示した模式図である。 図5の流動状態に続く溶融樹脂の流動状態を示した模式図である。 図6の流動状態に続く溶融樹脂の流動状態を示した模式図である。 プラスチック光学素子の成形条件を示した表である。 従来のゲート形状の金型の溶融樹脂の流動状態を示した模式図である。 図9の流動状態に続く溶融樹脂の流動状態を示した模式図である 図10の流動状態に続く溶融樹脂の流動状態を示した模式図である。
符号の説明
1 プラスチック光学素子
2 レンズ部
21 結像レンズ部
21a 前面側結像レンズ面
21b 背面側結像レンズ面
22 同期検知用レンズ部
22a 前面側同期検知用レンズ面
22b 背面側同期検知用レンズ面
3 フランジ部
3a 前面側フランジ面
3b 背面側フランジ面
4 ゲート部
5 ランナー部
6 プラスチック光学素子用金型
61 入れ駒
62 噴射孔
6a キャビティ
6b ゲート
6c ランナー
W 溶融樹脂
WL ウェルドライン
A 領域
R 境界

Claims (14)

  1. レンズ部と、該レンズ部の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部が連なったフランジ部とを備えて、外観視略角棒状に射出成形されると共に、前記ゲート部と前記フランジ部は、前記ゲートカットの処理前に、その境界における光軸方向の厚さが、等しくまたは略等しく成形されていることを特徴とするプラスチック光学素子。
  2. 前記レンズ部は、湾曲成形された結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形された平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形された同期検知用レンズ部とを備え、
    前記ゲート部は、前記フランジ部との境界からランナー部の方向に向かって徐々に細く成形されていると共に、前記ランナー部との境界における光軸方向の厚さは、前記ランナー部と等しくまたは略等しく成形されていることを特徴とする請求項1に記載のプラスチック光学素子。
  3. 光線を通過させる領域となる有効範囲が、前記結像レンズ部と同期検知用レンズ部との双方で夫々重ならないように設定され、夫々の前記有効範囲の外となる前記同期検知用レンズ面と前記結像レンズ面との間の光軸方向の厚さが徐変するように成形されていることを特徴とする請求項2記載のプラスチック光学素子。
  4. レンズ部と、該レンズ部の縁から延出したフランジ部とを備えて、外観視略角棒状のプラスチック光学素子を、金型を用いて射出成形するプラスチック光学素子の製造方法であって、
    前記金型の、光軸方向と直交する長手方向のプラスチック光学素子側面を成形する構成面と、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記プラスチック光学素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成する空隙形成工程を備えたことを特徴とするプラスチック光学素子の製造方法。
  5. 前記レンズ部は、湾曲成形される結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形される平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形される同期検知用レンズ部とを備え、
    前記空隙形成工程は、前記結像レンズ部及び前記同期検知用レンズ部にかかる前記プラスチック光学素子側面にヒケが生成可能な前記空隙を形成することを特徴とする請求項4記載のプラスチック光学素子の製造方法。
  6. 前記空隙は、前記構成面を後退動して形成することを特徴とする請求項4または5記載のプラスチック光学素子の製造方法。
  7. 前記空隙は、前記構成面から気体を噴射して形成することを特徴とする請求項4または5記載のプラスチック光学素子の製造方法。
  8. レンズ部と、該レンズ部の縁から延出され、ゲートカットの処理前にゲート部が連なったフランジ部とを備えて、外観視略角棒状のプラスチック光学素子を射出成形させるプラスチック光学素子用金型であって、
    前記ゲート部と前記フランジ部との境界における光軸方向の厚さが、等しくまたは略等しく成形されるように形成されたことを特徴とするプラスチック光学素子用金型。
  9. 湾曲成形された結像レンズ面を備えた結像レンズ部と、該結像レンズ面と連続成形された平坦状の同期検知用レンズ面を備えると共に前記フランジ部と連続成形された同期検知用レンズ部と、を備えてなる前記レンズ部を成形可能に構成され、前記ゲート部と前記フランジ部との境界からランナー部の方向に向かって徐々に細く成形可能に構成され、そのランナー部と前記ゲート部との境界における光軸方向の間隙が、等しくまたは略等しく成形可能に構成されていることを特徴とする請求項8記載のプラスチック光学素子用金型。
  10. 光線を通過させる領域となる有効範囲が、前記結像レンズ部と同期検知用レンズ部との双方で夫々重ならないように設定され、夫々の前記有効範囲の外となる前記同期検知用レンズ面と前記結像レンズ面との境界が徐変するように成形可能に構成されていることを特徴とする請求項9記載のプラスチック光学素子用金型。
  11. 光軸方向と直交する長手方向のプラスチック光学素子側面を成形する構成面が形成された進退動可能な入れ駒を備え、該入れ駒を後退動させて、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記プラスチック光学素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成可能に構成されたことを特徴とする請求項8〜10のいずれかに記載のプラスチック光学素子用金型。
  12. 光軸方向と直交する長手方向のプラスチック光学素子側面を成形する構成面に気体を噴射させる噴射孔が設けられ、該噴射孔から前記気体を噴射させて、溶融樹脂を射出して完全固化する前の前記プラスチック光学素子側面との間に、ヒケが生成可能な空隙を形成可能に構成されたことを特徴とする請求項8乃至11の何れか1項に記載のプラスチック光学素子用金型。
  13. 請求項1〜3のいずれかに記載のプラスチック光学素子を組み込んだことを特徴とする光走査装置。
  14. 請求項8〜12のいずれかに記載のプラスチック光学素子用金型で射出成形されたことを特徴とするプラスチック光学素子。
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