JP2009180472A - 送風装置 - Google Patents

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【課題】異音の発生を防ぐことができる送風装置を提供する。
【解決手段】熱交換型換気装置1Aは、重ねて配置される給気ファン部3及び排気ファン部4と、熱交換素子2を備える。給気ファン部3は、ファン30の軸方向にファン吸込口32aが形成されると共に、ファン30の径方向にファン吹出口32bが形成される風路形成部材31を備え、風路形成部材31は、ファン吹出口32bの下流に平坦部34aが形成されると共に、熱交換素子2に向けて給気風路22SAを広げる斜面部34bと平坦部34aとの間に段差部34cが形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気を吸い込んで吹き出す送風装置に関する。
空気を吸い込んで吹き出す送風装置として、建物の換気を行う換気装置が存在し、このような換気装置として、外気を吸い込んで室内に給気すると共に、室内の空気を吸い込んで屋外に排気し、かつ、外気と室内の空気との間で熱交換を行う熱交換素子を備えた熱交換型換気装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
熱交換素子は、室内へ給気される空気が通る風路が形成された素材と、屋外へ排気される空気が通る風路が形成された素材が、風路を直交する向きとして積層される構成である。熱交換素子は、十分な風量を確保するため、積層される素材の枚数が多く、素材の積層方向に長い直方体形状である。
一方、熱交換型換気装置に用いられるファンは、シロッコファンと称される多翼ファンが用いられる。多翼ファンは、ファンの軸方向から空気を吸い込んで径方向に吹き出すファンケースを備え、ファン吹出口の面積は、熱交換素子における空気の吸込口より小さい。このため、ファン吹出口より熱交換素子側で風路が広げられている。
特開2007−24415号公報
熱交換型換気装置では、熱交換素子とファンとの間の長さを短くすると、小型化が可能である。しかし、熱交換素子とファンとの間の長さを短くするため、ファン吹出口と熱交換素子の間の風路を急激に広くすると、ケースに沿って流れる空気が剥離する際に渦等が発生して、バサバサという異音(バサバサ音)を発生させるおそれがあるという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、異音の発生を防ぐことができる送風装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の送風装置は、駆動手段に回転駆動されるファンと、ファンの軸方向にファン吸込口が形成されると共に、ファンの径方向にファン吹出口が形成され、ファンが回転駆動されることで、ファン吸込口から吸い込まれた空気がファン吹出口から吹き出される風路を形成する風路形成部材と、ファン吹出口から吹き出される空気が通る機能素子とを備え、風路形成部材は、ファン吹出口の下流に平坦部が形成されると共に、機能素子に向けて風路を広げる斜面部と平坦部との間に段差部が形成されたことを特徴とする。
本発明の送風装置では、ファンが回転駆動されると、風路形成部材のファン吸込口から空気が吸い込まれ、ファン吸込口から吸い込まれた空気は、風路形成部材によって形成される風路により、ファン吹出口から吹き出される。
風路形成部材は、ファン吹出口から延びる平坦部と風路を広げる斜面部の間に段差部が形成されることで、傾斜面で空気の流れが広がる際の異音の発生が抑えられる。
本発明の送風装置では、ファン吹出口の下流で風路を広くしても、異音の発生を抑えることができる。これにより、ファン吹出口と機能素子の間隔を短くでき、装置の小型化を図ることができる。
以下、図面を参照して、本発明の送風装置の実施の形態について説明する。
<熱交換型換気装置の構成例>
図1は、送風装置の実施の形態としての熱交換型換気装置の一例を示す側断面図、図2は、熱交換型換気装置の内部構成を示す下面図である。
本実施の形態の熱交換型換気装置1Aは、屋外から吸い込んだ外気OAと室内から吸い込んだ空気である還気RAとの間で熱交換を行う熱交換素子2と、外気OAを吸い込んで給気SAを吹き出す給気ファン部3と、還気RAを吸い込んで排気EAを吹き出す排気ファン部4を備える。
熱交換素子2は機能素子の一例で、給気側熱交換風路20SAを構成する素材と排気側熱交換風路20EAを形成する素材が、給気側熱交換風路20SAと排気側熱交換風路20EAを直交する向きとして積層された直方体形状である。
熱交換素子2は、給気側熱交換風路20SAの外気吸込口21OAと給気吹出口21SAが、直方体形状の一方の対向する面に形成され、排気側熱交換風路20EAの還気吸込口21RAと排気吹出口21EAが、直方体形状の他方の対向する面に形成される。
熱交換素子2は、給気側熱交換風路20SAと排気側熱交換風路20EAが、熱伝導性を有すると共に空気を通さない隔壁で仕切られ、給気側熱交換風路20SAを通る空気と排気側熱交換風路20EAを通る空気との間で熱交換される。
給気ファン部3は、駆動手段としてのファンモータ5に回転駆動される多翼のファン30と、熱交換素子2の給気側熱交換風路20SAを通る給気風路22SAを形成する風路形成部材31を備える。
また、排気ファン部4は、ファンモータ5に回転駆動される多翼のファン40と、熱交換素子2の排気側熱交換風路20EAを通る排気風路22EAを形成する風路形成部材41を備える。
給気ファン部3の風路形成部材31は、ファン30の上方を覆う上面部31aと、ファン30の円周方向に沿った側方を覆う側壁部31bが、例えば発泡スチロール等の発泡樹脂材で一体に形成され、下面が開口して下面開口部31cが形成される。
また、風路形成部材31は、上面部31aを開口させて、ファン30の軸方向にファン吸込口32aが形成される。
更に、風路形成部材31は、ファン30の円周方句に沿って一方の側壁部31bを突出させて舌片部33が形成され、舌片部33と、舌片部33と対向する他方の側壁部31bとの間を開口させて、ファン30の径方向にファン吹出口32bが形成される。
図3は、給気ファン部3のファン吹出口32bの要部構成を示す斜視図、図4は、給気ファン部3のファン吹出口32bの要部構成を示す平面図、図5は、給気ファン部3のファン吹出口32bの要部構成を示す正面図である。
給気ファン部3の風路形成部材31は、空気の流れる方向に対してファン吹出口32bの下流側に平坦部34aを備える。平坦部34aは、風路形成部材31の上面部31aが延ばされて、ファン吹出口32bから所定の長さを有して形成される。
また、風路形成部材31は、熱交換素子2の形状に合わせて給気風路22SAを広げる斜面部34bを備える。斜面部34bは、熱交換素子2の外気吸込口21OAの上端とつながって上方に傾斜する。
更に、風路形成部材31は、平坦部34aと斜面部34bとの間に段差部34cを備える。段差部34cは、平坦部34aの先端が略垂直な面で上方に落とし込まれ、斜面部34bとつながっている。
ここで、ファン吹出口32bの幅L1より、平坦部34aの幅L2を広くすることで、平坦部34aの先端部と側部に段差部34cが形成される。
給気ファン部3の風路形成部材31は、舌片部33と対向する側壁部31bに突起部35を備える。突起部35は、断面が例えば半円形状で、側壁部31bから舌片部33方向に突出して形成される。
また、突起部35は、風路形成部材31の上面部31a側の上部35aの突出量を大きくし、下面開口部31c側の下部35bの突出量を少なくして、舌片部33と対向する面を傾斜させた傾斜部35cが形成される。
風路形成部材31の舌片部33は、風路形成部材31の上面部31a側の上部33aの突出量を大きくし、下面開口部31c側の下部33bの突出量を少なくして、突起部35と対向する面を傾斜させた傾斜部33cが形成される。舌片部33の傾斜部33cは、突出量の多き上部33aが、下部33bに対して空気の流れる方向に対して上流側に向かって斜めに延びている。
給気ファン部3において、風路形成部材31の舌片部33と突起部35の位置関係は、突起部35が舌片部33より空気の流れる方向に対して上流側に形成され、かつ、舌片部33の突出している上部33aと突起部35が略対向する位置である。
図1等に戻り、排気ファン部4の風路形成部材41は、ファン40の上方を覆う上面部41aと、ファン40の円周方向に沿った側方を覆う側壁部41bが、例えば発泡スチロール等の発泡樹脂材で一体に形成される。
また、風路形成部材41は、上面部41aを開口させて、ファン40の軸方向にファン吸込口42aが形成されると共に、ファン40の径方向に図示しないファン吹出口が形成される。
熱交換型換気装置1Aは、給気ファン部3と排気ファン部4がキャビネット6に取り付けられる。キャビネット6は、下面が開口した直方体形状を有し、樹脂材料で例えば一体に形成される。
キャビネット6に取り付けられた給気ファン部3と排気ファン部4は、ファンモータ5が取り付けられた仕切り部材50が間に挟まれ、風路形成部材31のファン吹出口32bと風路形成部材41の図示しないファン吹出口を逆向きとして、風路形成部材31と風路形成部材41が積層される。
これにより、熱交換型換気装置1Aは、単一のファンモータ5で給気ファン部3と排気ファン部4が駆動され、給気ファン部3は、ファン30が回転駆動されると、空気がファン吸込口32aから吸い込まれてファン吹出口32bから吹き出される。また、排気ファン部4は、ファン40が回転駆動されると、空気がファン吸込口42aから吸い込まれて図示しないファン吹出口から吹き出される。
キャビネット6は、熱交換素子2を支持する素子支持部60が上面部に一体に形成される。素子支持部60は、排気ファン部4に吸い込まれる空気の流れに沿って傾斜して、排気風路22EAの一部を構成する。
また、キャビネット6は、風路形成部材31の下面開口部31cを塞ぐ押さえ部材62を風路形成部材31との間に挟み、下面の開口部に押さえ板金63が取り付けられる。
押さえ部材62は、熱交換素子2を支持する素子支持部62aが一体に形成される。素子支持部62aは、風路形成部材31の斜面部34bと対向して傾斜して、給気風路22SAの一部を構成する。
これにより、風路形成部材31と風路形成部材41が積層されたキャビネット6内に熱交換素子2が挿入され、押さえ部材62が風路形成部材31との間に挟まれて、キャビネット6の下面の開口部に押さえ板金63が取り付けられると、熱交換素子2は、長手方向の両側が、風路形成部材31と風路形成部材41に支持される。
また、熱交換素子2は、外気吸込口21OAと排気吹出口21EAの間の角部が、風路形成部材31と風路形成部材41に支持され、外気吸込口21OAと還気吸込口21RAの間の角部が、押さえ部材62の素子支持部62aに支持される。
更に、熱交換素子2は、給気吹出口21SAと排気吹出口21EAの間の角部が、キャビネット6の素子支持部62aに支持され、給気吹出口21SAと還気吸込口21RAの間の角部が、キャビネット6の一の側面に支持される。
キャビネット6は、下面の開口部に押さえ板金63が取り付けられると、熱交換素子2の還気吸込口21RAとつながる還気吸込開口部63aが、キャビネット6の一の側面と押さえ板金63との間の隙間によって形成される。
熱交換型換気装置1Aは、キャビネット6の下面の開口部が、強度がある金属の板材で形成される押さえ板金63で覆われることで、ビビリ音等と称される騒音の発生が抑制される。
熱交換型換気装置1Aは、キャビネット6の一の側面に、熱交換素子2の給気吹出口21SAとつながるSAダクトジョイント64SAが取り付けられる。本例では、図2に示すように、4個のSAダクトジョイント64SAが取り付けられる。
また、熱交換型換気装置1Aは、キャビネット6の他の側面に、給気ファン部3のファン吸込口32aとつながるOAダクトジョイント64OAと、排気ファン部4の図示しないファン吹出口とつながるEAダクトジョイント64EAが取り付けられる。なお、熱交換素子2を通さずに排気を行う副吸込口ダクトジョイント65を備えても良い。
熱交換型換気装置1Aは、給気ファン部3のファン吸込口32aより上流の給気風路22SAに空気清浄フィルタ66を備える。空気清浄フィルタ66は、風路形成部材31,41に形成された図示しないガイド部に支持されて、キャビネット6の下面から引き出して着脱できるように取り付けられる。
熱交換型換気装置1Aは、キャビネット6の下面にフロントパネル7が取り付けられる。フロントパネル7は、還気吸込開口部63aとつながる吸込グリル70が形成される。吸込グリル70は、還気吸込開口部63aと重ならない位置に形成されることで、還気吸込開口部63aからの音漏れが抑えられる。
また、フロントパネル7は、空気清浄フィルタ66にあわせて取出口カバー71が取り付けられる。取出口カバー71は、フロントパネル7に対して開閉可能に構成され、取出口カバー71を開けることで、空気清浄フィルタ66の着脱作業が行われる。なお、吸込グリル70の内側には、図示しない空気清浄フィルタが着脱できるように取り付けられる。
<熱交換型換気装置の設置例>
図6は、本実施の形態の熱交換型換気装置1Aの設置例を示す建物の構成図である。なお、図6では、建物200は一戸建ての住宅を例にしている。
建物200は、壁等によって仕切られた複数の部屋R1,R2,R3及び廊下R4等を備える。部屋R1,R2,R3及び廊下R4を仕切る壁及び扉には、図示しないガラリを備える。また、扉の下部にアンダーカットを備える。
建物200は、例えば廊下R4の天井裏に、図1に示すフロントパネル7を室内に露出させる形態で、熱交換型換気装置1Aが設置される。また、部屋R1,R2,R3の天井に給気グリル201が取り付けられる。
熱交換型換気装置1Aは、図2に示す4個のSAダクトジョイント64SAに、それぞれ給気ダクト202が接続され、4本の給気ダクト202のそれぞれは、部屋R1,R2,R3の天井に設置された給気グリル201まで延在して、給気グリル201に接続される。
ここで、部屋R1は、例えばリビングルームであって、リビングルーム等のように面積が広い部屋は、給気グリル201を2箇所に設置しても良い。
熱交換型換気装置1Aは、図2に示すOAダクトジョイント64OAに吸込ダクト203が接続され、吸込ダクト203は、建物200の屋外に面した壁に設置された図示しない屋外グリルと接続される。
また、熱交換型換気装置1Aは、図2に示すEAダクトジョイント64EAに排気ダクト204が接続され、排気ダクト204は、建物200の屋外に面した壁に設置された図示しない屋外グリルと接続される。
熱交換型換気装置1Aのフロントパネル7に形成された吸込グリル70は、廊下R4に位置している。そして、建物200は、扉に設けたアンダーカットやガラリ等の開口部を通して各部屋R1,R2,R3と廊下R4との間等で空気が流れる構成である。
これにより、各部屋R1,R2,R3の給気グリル201から給気SAが吹き出されると共に、各部屋R1,R2,R3の空気が、アンダーカットやガラリ等の開口部を通り廊下R4の熱交換型換気装置1Aから吸い込まれる空気の流れが形成される。
なお、図2に示す副吸込口ダクトジョイント65が備えられている構成では、副吸込口ダクトジョイント65が、寝室等の部屋R3の天井に設置された吸込グリル205と排気ダクト206で接続される。
<熱交換型換気装置の動作例>
次に、各図を参照して、本実施の形態の熱交換型換気装置1Aの動作について説明する。
熱交換型換気装置1Aは、給排気が機械換気で行われる第1種換気システムを構成し、所定時間で建物200の空気が入れ替えられる換気風量で、24時間連続運転される。すなわち、熱交換型換気装置1Aでは、給気ファン部3と排気ファン部4が、所定の換気風量が得られる回転数で駆動される。
熱交換型換気装置1Aは、ファンモータ5で給気ファン部3のファン30が駆動されると、給気風路22SAにおいてファン吸込口32aから空気が吸い込まれ、ファン吸込口32aから吸い込まれた空気がファン吹出口32bから吹き出される。
また、熱交換型換気装置1Aは、ファンモータ5で排気ファン部4のファン40が駆動されると、排気風路22EAにおいてファン吸込口42aから空気が吸い込まれ、ファン吸込口42aから吸い込まれた空気が図示しないファン吹出口から吹き出される。
これにより、熱交換型換気装置1Aでは、建物外壁の屋外グリルから吸込ダクト203を通り給気風路22SAへ外気OAが吸い込まれ、熱交換素子2を通って給気SAが吹き出される。
また、アンダーカットやガラリ等の図示しない開口部を通して、廊下R4に面したフロントパネル7の吸込グリル70から排気風路22EAへ各部屋R1〜R3からの還気RAが吸い込まれ、熱交換素子2を通った排気EAが、排気ダクト204を通り建物外壁の屋外グリルから屋外へ排出される。
そして、給気風路22SAを通る外気OAと排気風路22EAを通る還気RAが、熱交換素子2を通ることで熱交換されて、室温に近づけられた給気SAが、給気グリル201から室内に吹き出されることで、温度が調整された新鮮な空気(外気)が、各部屋R1〜R3に供給される。また、室内の汚れた空気が屋外に排気される。
熱交換型換気装置1Aは、給気風路22SAにおいて、給気ファン部3のファン吹出口32bの側に熱交換素子2が取り付けられている。熱交換素子2の外気吸込口21OAは、給気ファン部3のファン吹出口32bよりも面積が大きいため、ファン吹出口32bと熱交換素子2の外気吸込口21OAの間は、斜面部34bを形成して給気風路22SAを広くしている。
ここで、給気ファン部3のファン吹出口32bから平坦部34aが所定の長さで延ばされ、平坦部34aと斜面部34bの間に段差部34cが形成される。これにより、ファン吹出口32bを通り斜面部34bで広がる空気の流れが、平坦部34aと段差部34cできれいに剥離されて、バサバサ音と称される異音の発生が抑えられる。
また、給気ファン部3のファン吹出口32bを形成する舌片部33と対向する側壁部31bに、舌片部33より空気の流れる方向に対して上流側に突起部35が形成される。これにより、ファン吹出口32bを通り熱交換素子2の長手方向に広がる空気の流れが、突起部35できれいに剥離されて、バサバサ音等の異音の発生が抑えられる。
更に、突起部35は、舌片部33と対向する面を傾斜させた傾斜部35cが形成され、舌片部33は、突起部35と対向する面を傾斜させた傾斜部33cが形成される。これにより、突起部35及び舌片部33に空気が当たる際の異音の発生が抑えられる。
本実施の形態の熱交換型換気装置1Aは、給気ファン部3に段差部34cと突起部35を備えたことで、特定の周波数では約5dB程度、全体で約1dB程度低音化が測られることが確認できた。
このように、給気ファン部3のファン吹出口32bより熱交換素子2側の給気風路22SAを幅広に設計した場合でも、異音の発生が抑えられるため、ファン吹出口32bと熱交換素子2の間隔を狭く設計することができ、熱交換型換気装置1Aの小型化を図ることができる。
<熱交換型換気装置の変形例>
図7は、本実施の形態の熱交換型換気装置の変形例を示す給気ファン部3の要部断面図である。
給気ファン部3の段差部34cは、図7(a)に示すように、平坦部34aに対して約90度の角度が好ましい。なお、風路形成部材31を金型を使用して成形する際の抜きテーパ等を考慮して、段差部34cは、斜面部34b側より平坦部34a側が内側に入り込む方向に、90度に対して1〜2°程度の傾斜が付けられていても良い。
その他、図7(b)に示すように、段差部34cを平坦部34aに対して鋭角にしても良いし、図7(c)に示すように、平坦部34aが突出した形状でも良い。
本発明は、一般住宅に設置され、24時間換気機能を有した空調装置に適用される。
送風装置の実施の形態としての熱交換型換気装置の一例を示す側断面図である 熱交換型換気装置の内部構成を示す下面図である。 給気ファン部のファン吹出口の要部構成を示す斜視図である。 給気ファン部のファン吹出口の要部構成を示す平面図である。 給気ファン部のファン吹出口の要部構成を示す正面図である。 本実施の形態の熱交換型換気装置の設置例を示す建物の構成図である。 熱交換型換気装置の変形例を示す給気ファン部の要部断面図である。
符号の説明
1A・・・熱交換型換気装置、2・・・熱交換素子、22SA・・・給気風路、22EA・・・排気風路、3・・・給気ファン部、31・・・風路形成部材、32a・・・ファン吸込口、32b・・・ファン吹出口、33・・・舌片部、33c・・・傾斜部、34a・・・平坦部、34b・・・斜面部、34c・・・段差部、35・・・突起部、35c・・・傾斜部

Claims (3)

  1. 駆動手段に回転駆動されるファンと、
    前記ファンの軸方向にファン吸込口が形成されると共に、前記ファンの径方向にファン吹出口が形成され、前記ファンが回転駆動されることで、前記ファン吸込口から吸い込まれた空気が前記ファン吹出口から吹き出される風路を形成する風路形成部材と、
    前記ファン吹出口から吹き出される空気が通る機能素子とを備え、
    前記風路形成部材は、前記ファン吹出口の下流に平坦部が形成されると共に、前記機能素子に向けて風路を広げる斜面部と前記平坦部との間に段差部が形成された
    ことを特徴とする送風装置。
  2. 前記風路形成部材は、前記ファンの円周方向に沿って突出する舌片部と、前記舌片部と対向する側壁部との間に前記ファン吹出口が形成され、前記舌片部と対向する前記側壁部に、前記舌片部方向に突出した突起部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記突起部は、前記舌片部と対向する面を傾斜させた傾斜部が形成され、前記舌片部は、前記突起部と対向する面を傾斜させた傾斜部が形成された
    ことを特徴とする請求項2記載の送風装置。
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