JPH07269919A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH07269919A
JPH07269919A JP6064250A JP6425094A JPH07269919A JP H07269919 A JPH07269919 A JP H07269919A JP 6064250 A JP6064250 A JP 6064250A JP 6425094 A JP6425094 A JP 6425094A JP H07269919 A JPH07269919 A JP H07269919A
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Noboru Nonomura
昇 野々村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、外箱内に、複数の内側ケーシング
を隣接する関係に挿入配設するものにおいて、これら複
数の内側ケーシングをがたつきなく且つ隙間なく組み立
て得るようにする。 【構成】 隣接する関係にある支持体34,35、吸気
用ケーシング37を可撓性部材から構成し、それらの各
接合面である端面34e,34f,35d,一面37a
を傾斜状に形成し、支持体34を、外箱21の開口に取
付けられる保持板36によりその取付方向に押圧してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外箱の内部に、複数の
内側ケーシングを隣接する状態で備えた空気調和装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置、例えば空調用換気扇にお
いては、図27ないし図29に示すように構成されたも
のがあり、外箱1は、天井板2の裏側に配設され、これ
の下面開口は室内側に臨んでおり、通気孔3aを有する
化粧板3により覆われている。この外箱1の内面には、
内側ケーシングとしての支持体4,5、吸気用ケーシン
グ6および排気用ケーシング7が配設されている。この
場合、支持体4と、支持体5と、吸気用ケーシング6と
は隣接する関係にあり、また、支持体5と、排気用ケー
シング7とも隣接する関係にある。
【0003】これら支持体4,5、吸気用ケーシング6
および排気用ケーシング7はいずれも発泡スチロール製
である。上記支持体4,5により熱交換器8が挟持状態
に支持され、吸気用ケーシング6内には吸気用羽根9が
予め収容配設されていると共に、排気用ケーシング7内
には排気用羽根10が予め収容配設されている。そし
て、これら支持体4,5、吸気用ケーシング6および排
気用ケーシング7は、前記外箱1の下面開口に取付けら
れる保持板11により落ち止め状態に支持されている。
なお、上記吸気用羽根9および排気用羽根10は図示し
ないモータにより回転駆動されるようになっている。ま
た、前記外箱1の側板には吸気口体12を介して吸気ダ
クト13が接続されていると共に、排気口体14を介し
て排気ダクト15が接続されている。
【0004】上記構成において、吸気用羽根9および排
気用羽根10が回転駆動されると、まず、吸気用羽根9
の回転により、室外空気が、矢印Aで示すように、吸気
用ダクト13を通って吸気用ケーシング6内に吸入さ
れ、この吸気用ケーシング6の吐出口6aから吐出さ
れ、支持体4,5内部を通ると共に熱交換器8の一方の
通気路を通り、化粧板3の通気孔3aから室内に供給さ
れる。一方、排気用羽根10の回転により、室内空気
が、矢印Bで示すように、化粧板3の別の通気孔3aを
経て排気用ケーシング7内に吸入され、その吐出口7a
から吐出され、熱交換器8の他方の通気路を通り、そし
て排気用ダクト15を経て室外に排出される。この熱交
換器8にて吸入空気および排出空気が熱交換される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、隣接する関係にある支持体4、支持体5、
吸気用ケーシング6あるいは排気用ケーシング7に製作
寸法のばらつきが発生した場合に、それらの接合部でが
たつきや隙間が発生し、総じて、組立て精度が低下する
ことがあった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、外箱内に、複数の内側ケーシングを
隣接する関係に挿入配設するものにおいて、これら複数
の内側ケーシングをがたつきなく且つ隙間なく組立てる
ことができる空気調和装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の手段は、一面が開
口する外箱の内部に、少なくとも一つが可撓性部材から
構成された複数の内側ケーシングを隣接する状態で備
え、隣接する関係にある内側ケーシングの接合面を傾斜
状に形成し、少なくとも一つの内側ケーシングを、外箱
の前記開口部に取付けられる保持板によりその取付方向
に押圧する構成としたところに特徴を有する(請求項1
の発明)。
【0008】第2の手段は、第1の手段において、可撓
性部材から構成された内側ケーシングと、これと隣り合
う非可撓性部材とのいずれか一方に、保持板による押圧
力が加えられる突部を形成したところに特徴を有する
(請求項2の発明)。
【0009】第3の手段は、第1の手段において、可撓
性部材を、発泡倍率が50〜70の発泡スチロールから
構成したところに特徴を有する(請求項3の発明)。
【0010】
【作用】第1の手段においては、複数の内側ケーシング
の少なくとも一つを可撓性部材から構成し、隣接する関
係にある内側ケーシングの接合面を傾斜状に形成し、少
なくとも一つの内側ケーシングを、外箱の開口に取付け
られる保持板によりその取付方向に押圧するから、若干
の可撓変形により複数の内側ケーシングが隣接する方向
において相互に圧接されるようになり、もって、これら
複数の内側ケーシングが、がたつきなく組立てられる。
【0011】第2の手段においては、可撓性部材から構
成された内側ケーシングと、これと隣り合う非可撓性部
材とのいずれか一方に、保持板による押圧力が加えられ
る突部が形成されているから、この突部の接触による押
圧力が期待できて適度な可撓変形が期待できて、押圧力
が適度なものとなる。
【0012】第3の手段においては、可撓性部材を、発
泡倍率が50〜70の発泡スチロールから構成している
から、適度な可撓性が期待できる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図9を参照しながら説明する。まず、図5および図6
において、鋼板(非可撓性部材)から構成された外箱2
1は一面例えば下面を開口した矩形箱状をなし、これ
は、天井板22に取付けられるようになっている。そし
て、上記外箱21の下面開口は、細長い通気孔23aが
周囲に形成された化粧板23により覆われるようになっ
ている。なお、この化粧板23の取付け構造は、次のよ
うになっている。すなわち、図6ないし図9に示すよう
に、化粧板23に、掛合部24a,24aを有する化粧
板支え24,24を対向して取着し、外箱21の開口フ
ランジ部21aにばね受け25,25を取着し、線ばね
26,26の先端部をこのばね受け25,25に挿通す
ると共に、基端部を上記化粧板支え24,24の掛合部
24a,24aに引っ掛け、そして化粧板23を押上げ
ることにより、該線ばね26,26の拡開力により化粧
板23を天井板22に取付けている。
【0014】また前記外箱21の一側板には図示しない
が吸気口および排気口が形成され、吸気口には図5に示
すように吸気口体27を介して吸気用ダクト28が接続
され、排気口には排気口体29を介して吸気用ダクト3
0が接続されている。
【0015】前記外箱21の内部には、図1、図2およ
び図6に示すように、吸気用ファン装置31および排気
用ファン装置32が設けられていると共に、直交流形の
熱交換器33が内側ケーシングとしての支持体34,3
5を介して支持され、そして、これらは例えば鋼板(非
可撓性部材)から形成された保持板36により保持され
ている。すなわち、詳述すると、吸気用ファン装置31
は、可撓性部材で且つ断熱性部材でもある例えば発泡倍
率50〜70の発泡スチロールから形成された内側ケー
シングとしての吸気用ケーシング37と、遠心羽根から
構成された吸気用羽根38とを有してなり、吸気用ケー
シング37の接合面である一面37aがやや下向き傾斜
状に形成されている。また、この吸気用ケーシング37
には、吸入口37bが形成されていると共に吐出口37
cが形成されている。さらに、この吸気用ケーシング3
7の高さ寸法は、外箱21の内部高さ寸法と同一となる
ように設定されている。
【0016】また、排気用ファン装置32は可撓性部材
で且つ断熱性部材でもある例えば発泡倍率50〜70の
発泡スチロールから形成された内側ケーシングとしての
排気用ケーシング39と、遠心羽根から構成された排気
用羽根40とを有してなり、排気用ケーシング39の接
合面である一面39aがやや下向き傾斜状(吸気用ケー
シング37の一面37aと同一角度)に形成されてい
る。また、この排気用ケーシング39には、吸入口39
bが形成されていると共に吐出口39cが形成されてい
る。さらに、この排気用ケーシング39の高さ寸法も、
外箱21の内部高さ寸法と同一となるように設定されて
いる。
【0017】図7に示すように、この吸気用羽根38と
排気用羽根40とは、仕切板兼用のモータ取付板41に
取付けられた両軸形のモータ42の回転軸に連結されて
おり、吸気用羽根38が吸気用ケーシング37に収めら
れ且つ排気用羽根40が排気用ケーシング39に収めら
れた状態で外箱21の内部に挿入配設されている。
【0018】前記支持体34は、可撓性部材で且つ断熱
性部材でもある例えば発泡倍率50〜70の発泡スチロ
ール製であり、図6に示すように、主板部34aと、そ
の上端から張り出す上板部34bと、これらの両側に連
なる側板部34c,34dとを一体に有して構成されて
いる。図1に示すように、主板部34aの接合面である
外面34eは、やや上向き傾斜状をなし且つ前記吸気用
ケーシング37の一面37aおよび排気用ケーシング3
9の一面39aに対しては平行となるように形成されて
いる。さらに、この支持体34における主板部34aと
反対側の接合面である端面34f(上板部34bおよび
側板部34c,34dの各端面)はやや上向き傾斜状を
なすように形成されている。そして、上記主板部34a
には吸気用開口43および排気用開口44が形成されて
いる。さらにこの主板部34aおよび側板部34c,3
4d内面には、熱交換器33を保持するための板状の受
部45および位置決め凹状部46,46が形成されてお
り(図3および図6参照)、この受部45の先端には例
えばスポンジからなるシール部材47が取着されてい
る。
【0019】前記支持体35は、これも可撓性部材で且
つ断熱性部材でもある発泡倍率50〜70の発泡スチロ
ール製であり、図1および図6に示すように、上板部3
5aと、これの両端から垂下する側板部35b,35c
とを一体に有して構成されている。この支持体35の一
方側(図1右側)の接合面である端面35d(上板部3
5aおよび側板部35b,35cの右側端面)は、やや
下向き傾斜状で且つ前記支持体34の端面34fと平行
となるように形成されている。また、支持体35の他方
側の端面35e(上板部35aおよび側板部35b,3
5cの左側端面)は、垂直状に形成されている。この支
持体35の側板部35bには排気用開口としての切欠部
48(図6参照)が形成されている。さらに、この支持
体35には熱交換器33を保持するための板状の受部4
9および位置決め凹状部50,50が形成されている。
上記受部49の先端には例えばスポンジからなるシール
部材49aが取着されている。一方、保持板36は、外
箱21の下面開口部にねじ止めにより取付けられるもの
であり、一側縁に枠部36aが形成されている。
【0020】ここで、前記支持体34は、図3に示すよ
うに、吸気用ケーシング37および排気用ケーシング3
9並びに支持体35を外箱21内に挿入した上で、この
吸気用ケーシング37および排気用ケーシング39と支
持体35との間に挿入されて配置されるものである。な
お、外箱21への各部品の組み込みは、外箱21を予め
上下逆様にした状態で行われるのであるが、以下、便宜
上各図の状態において説明する。
【0021】この場合、支持体34の上部の幅寸法Wa
は、支持体35と吸気用ケーシング37および排気用ケ
ーシング39との上部での離間寸法Wbより若干大きく
設定され、また、支持体34の下部の幅寸法Wcは、支
持体35と吸気用ケーシング37および排気用ケーシン
グ39との下部での離間寸法Wdより若干大きく設定さ
れている。また既述したように、吸気用ケーシング37
の一面37aおよび排気用ケーシング39の一面39a
と、支持体34の外面34eとは平行であると共に、支
持体34の端面34fと支持体35の端面35dとも平
行であるので、図3の状態から支持体34を通常の操作
力で挿入したときには、支持体34の下部がこれら支持
体35、吸気用ケーシング37および排気用ケーシング
39の下端から僅かに出る。
【0022】この状態で、熱交換器33を支持体34,
35の位置決め凹状部46,46,50,50内に挿入
して受部45,49に押し当て、前記保持板36を外箱
21の下面開口にねじ止めにより取付ける。これにて、
熱交換器33が支持体34,35および保持板36によ
り保持され(図4参照)、且つ、支持体34、支持体3
5、吸気用ケーシング37および排気用ケーシング39
が隣接状態に外箱21内に配設される。なお、このとき
保持板36の枠部36aの先端部が外箱21の内面に当
接している。
【0023】しかして、この保持板36の取付けによ
り、その取付け方向へ支持体34が押圧される。この場
合、支持体34がいわゆるくさび形状をなしているか
ら、これら支持体34、支持体35、吸気用ケーシング
37および排気用ケーシング39がその隣接する方向に
おいて相互に圧接される。
【0024】さて、上記構成において、モータ42が駆
動されて吸気用羽根38および排気用羽根40が回転さ
れると、まず吸気用羽根38の回転により、図1および
図5に矢印Aで示すように、室外空気が、ダクト28,
吸気口体27、吸気用ケーシング37の吸入口37bを
通って該吸気用ケーシング37内に吸入され、そして、
この吸気用ケーシング37の吐出口37cから吐出さ
れ、支持体34の吸気用開口43、熱交換器33の一方
の通気路、化粧板23の通気孔23aを通って、室内に
供給される。
【0025】これに対し、排気用羽根40の回転により
図2に矢印Bで示すように室内空気が、化粧板23の通
気孔23a、外箱21における排気用ファン装置31側
の下面開口21a、排気用ファンケーシング39の吸入
口39bを経て、この排気用ファンケーシング39に吸
入され、そして、この排気用ファンケーシング39の吐
出口39cから吐出され、これに連通する排気用開口4
4、熱交換器33の他方の通気路、支持体35の切欠部
48、排気口体29、ダクト30を通って室外に排出さ
れる。そして、排気と吸気とは熱交換器33により熱交
換される。
【0026】このような本実施例によれば、隣接する関
係にある支持体34,35、吸気用ケーシング37およ
び排気用ケーシング39を可撓性部材から構成し、それ
らの各接合面である端面34e,34f,35d,一面
37aおよび一面39aを傾斜状に形成し、支持体34
を、外箱21の開口に取付けられる保持板36によりそ
の取付方向に押圧するようにしたから、これら支持体3
4,35、吸気用ケーシング37および排気用ケーシン
グ39が若干可撓変形して隣接する方向において相互に
圧接されるようになり、もって、これらを、がたつきな
く且つ隙間なく組立てることができる。
【0027】さらに本実施例では、支持体34,35、
吸気用ケーシング37および排気用ケーシング39を可
撓性部材とするについて、発泡倍率が50〜70の発泡
スチロールから構成しているから、適度な可撓性が期待
でき、各部品が初期の定形を保持しながら相互に圧接さ
せることができる。
【0028】特にこれら支持体34,35、吸気用ケー
シング37および排気用ケーシング39を可撓性の他に
断熱性を有する構成としたことにより、外箱21の断熱
性向上を図り得、しかも、これら支持体34,35、吸
気用ケーシング37および排気用ケーシング39の接合
部分での隙間をなくし得たことにより、吸入空気および
排出空気が外箱21内面に触れることがなく、結露の発
生もなくすことができる。
【0029】次に、図10ないし図12は、本発明の第
2の実施例を示し、この第2の実施例においては次の点
が第1の実施例と異なる。すなわち、支持体51はその
下部幅寸法Wcは、支持体52と吸気用ケーシング37
および図示しない排気用ケーシングとの下部での離間寸
法Wdと同等に設定されている。なお、支持体51の上
部の幅寸法Waは、第1の実施例同様、支持体52と吸
気用ケーシング37および排気用ケーシングとの上部で
の離間寸法Wbより若干大きく設定されている。また、
支持体51の下端面には複数の突部53が形成されてい
る。さらに支持体52は、図12に示すように、上板部
52a、側板部52b,52cの他に、主板部52dを
も一体に有する構成であり、また側板部52bには排気
口54が形成されている。また保持板55には第1の実
施例における保持板36の枠部36aに相当する部分は
ない。
【0030】しかして、図10の状態から支持体51を
通常の操作力で挿入したときには、突部53が支持体5
2、吸気用ケーシング37および排気用ケーシングの下
端から出る。この状態から、熱交換器33を支持体5
1,52内に挿入して保持板55を外箱21の下面開口
にねじ止めにより取付ける(図11参照)。このとき、
保持板55の取付けにより、支持体51が突部53を介
して押圧力を受け、もって、支持体51、支持体52、
吸気用ケーシング37および排気用ケーシングがその隣
接する方向において相互に圧接されるようになる。この
場合、突部53部分でいわゆる点接触となり、適度な可
撓変形(潰れ)が期待でき、適度な押圧力で支持体51
を適正に挿入できる。
【0031】図13および図14は本発明の第3の実施
例を示し、次の点が第2の実施例と異なる。支持体61
の下部幅寸法Wcと、支持体62と吸気用ケーシング3
7および排気用ケーシング39との下部での離間寸法W
dとの関係は、Wc>Wd(WaとWbとの関係は第2
の実施例と同様にWa>Wb)であり、支持体62の主
板部62dの外面には複数の突部63が形成されてい
る。
【0032】図13の状態から支持体61を通常の操作
力で挿入したときには、支持体61が支持体62、吸気
用ケーシング37および排気用ケーシングの下端から出
る。この状態から、熱交換器33を支持体61,62内
に挿入して保持板55を外箱21の下面開口にねじ止め
により取付ける(図14参照)。このとき、保持板55
の取付けにより、支持体61が押圧力を受け、これによ
り支持体62が横方向に押圧され、突部63が適度に可
撓変形(潰れ)し、もって、支持体61、支持体62、
吸気用ケーシング37および排気用ケーシング39が隣
接する方向において相互に圧接されるようになる。この
場合も、適度な押圧力で支持体61を適正に挿入でき
る。
【0033】図15および図16は、本発明の第4の実
施例を示し、次の点が第2の実施例と異なる。支持体7
1は、その図示右面部71aが下向きに傾斜し、吸気用
ケーシング72はその一面72aが上向きに且つ上記右
面部71aと平行に傾斜している。なお、図示しないが
排気用ケーシングもこれと同様の傾斜状態に形成されて
いる。そして、この実施例では、吸気用ケーシング72
の上部幅寸法Waは、支持体71と外箱21の側板内面
との上部離間寸法Wbに対して、Wa>wbの関係に設
定され、また、吸気用ケーシング72の下部幅寸法Wc
は、支持体71と外箱21の側板内面との下部離間寸法
Wdに対して、Wc>wdの関係に設定されている。
【0034】しかして、図15の状態から吸気用ケーシ
ング72および図示しない排気用ケーシングを通常の操
作力で挿入したときには、吸気用ケーシング72および
排気用ケーシングの下部が、支持体71の下端から出
る。この状態から、熱交換器33を支持体71,52内
に挿入して保持板55を外箱21の下面開口にねじ止め
により取付ける(図16参照)。このとき、保持板55
の取付けにより、吸気用ケーシング72および排気用ケ
ーシングが押圧力を受け、もって、支持体52、支持体
71、吸気用ケーシング72および排気用ケーシングが
その隣接する方向において相互に圧接される。この実施
例においては、第1の実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0035】図17および図18は本発明の第5の実施
例を示し、次の点が上記第4の実施例と異なる。すなわ
ち、この実施例においては、支持体81は、第4の実施
例における支持体71,52が一体化された構成であ
る。この第5の実施例においては、第4の実施例と同様
の効果を奏するのに加え、部品数を削減できると共に、
組立性も容易ならしめ得る。
【0036】図19および図20は本発明の第6の実施
例を示しており、次の点が上記第5の実施例と異なる。
すなわち、吸気用ケーシング91は、その一面91aが
下向き傾斜状に形成されており、また支持体92は、そ
の図示右面部92aが上向きで且つ上記一面91aと平
行となるように傾斜している。なお、図示しないが排気
用ケーシングも吸気用ケーシング91と同様に形成され
ている。そして、この実施例では、支持体92の上部幅
寸法Waは、吸気用ケーシング91と外箱21の側板内
面との上部離間寸法Wbに対して、Wa>wbの関係に
設定され、また、支持体92の下部幅寸法Wcは、吸気
用ケーシング91と外箱21の側板内面との下部離間寸
法Wdに対して、Wc>wdの関係に設定されている。
【0037】しかして、図19の状態から支持体92を
通常の操作力で挿入したときには、該支持体92の下部
が、吸気用ケーシング91の下端から出る。この状態か
ら、熱交換器33を支持体92内に挿入して保持板55
を外箱21の下面開口にねじ止めにより取付ける(図2
0参照)。このとき、保持板55の取付けにより、支持
体92が押圧力を受け、もって、支持体92、吸気用ケ
ーシング91および排気用ケーシングが隣接する方向に
おいて相互に圧接される。この実施例においては、第5
の実施例と同様の効果を得ることができる。
【0038】図21ないし図23は、本発明の第7の実
施例を示し、次の点が図13および図14に示した第3
の実施例と異なる。すなわち、支持体101は、第3の
実施例における支持体62の突部63がない構成とされ
ており、これに代えて、外箱21において支持体101
の主板部101aと対向する側板部21cに該支持体1
01側に突出する突部たる突片102を切り起こしによ
り形成している。この突片102は弾性変形可能に形成
されている。この第7の実施例においても第3の実施例
と同様の効果を得ることができる。なお、この場合、突
片102は弾性変形可能でなくても良く、このときには
相手側である支持体101の可撓変形が期待できる。
【0039】図24ないし図26は本発明の第8の実施
例を示し、次の点が、図10ないし図12に示した第2
の実施例と異なる。すなわち、支持体111は、第2の
実施例における支持体51の突部43がない構成とされ
ており、これに代えて、保持板55において支持体11
1の下端と対向する部位に該支持体111側に突出する
突部たる突片112を切り起こしにより形成している。
この場合、突片112は弾性変形可能ではあるが、保持
板55を取付けたときには、突片112の相手側である
支持体111の一部がこの突片112により可撓変形す
る。この第8の実施例においても第2の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0040】本発明は、上記各実施例に限定されるもの
でなく、例えば、突部は、図3の吸気用ケーシング37
および図4の排気用ケーシング39の各右側面に形成し
ても良く、あるいは、外箱21側に形成しても良く、要
するに、突部は、可撓性部材から構成された内側ケーシ
ングと、これと隣り合う非可撓性部材とのいずれか一方
に設ければ良い。また、複数の内側ケーシングのうち少
なくとも一つが可撓性部材から構成されていれば良い。
その他、本発明は上記し且つ図面に示す実施例に限られ
ず、例えば、空気調和装置全般に広く適用できる等、要
旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
【0041】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、複数の内側ケーシングの少なくとも一つを可撓性
部材から構成し、隣接する関係にある内側ケーシングの
接合面を傾斜状に形成し、少なくとも一つの内側ケーシ
ングを、外箱の開口に取付けられる保持板によりその取
付方向に押圧するから、複数の内側ケーシングを隣接す
る方向において相互に圧接させた状態に組立てることが
でき、もって、これら複数の内側ケーシング相互間のが
たつきおよび隙間発生をなくし得る。
【0042】請求項2の発明によれば、可撓性部材から
構成された内側ケーシングと、これと隣り合う非可撓性
部材とのいずれか一方に、保持板による押圧力が加えら
れる突部が形成されているから、この突部部分でいわゆ
る点接触となり、適度な可撓変形が期待できて、押圧力
を適度なものとなし得る。
【0043】請求項3の発明によれば、可撓性部材を、
発泡倍率が50〜70の発泡スチロールから構成してい
るから、適度な可撓性が期待でき、押圧力をさらに適度
なものとなし得、また断熱性も期待できるから、外箱の
断熱性を十分に図り得ると共に、外箱での結露も防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す吸気用ファン装置
部分での縦断側面図
【図2】排気用ファン装置部分での縦断側面図
【図3】支持体組込み途中段階を示す縦断側面図
【図4】熱交換器組込み状態を示す縦断側面図
【図5】一部破断の斜視図
【図6】分解斜視図
【図7】熱交換器組込み状態を示す下面図
【図8】化粧板の斜視図
【図9】化粧板支え部分の斜視図
【図10】本発明の第2の実施例を示す図3相当図
【図11】図4相当図
【図12】支持体の斜視図
【図13】本発明の第3の実施例を示す図3相当図
【図14】図4相当図
【図15】本発明の第4の実施例を示す図3相当図
【図16】図4相当図
【図17】本発明の第5の実施例を示す図3相当図
【図18】図4相当図
【図19】本発明の第6の実施例を示す図3相当図
【図20】図4相当図
【図21】本発明の第7の実施例を示す図3相当図
【図22】図4相当図
【図23】突片部分の斜視図
【図24】本発明の第8の実施例を示す図3相当図
【図25】図4相当図
【図26】突片部分の斜視図
【図27】従来例を示す図5相当図
【図28】図1相当図
【図29】図2相当図
【符号の説明】
21は外箱、31は吸気用ファン装置、32は排気用フ
ァン装置、33は熱交換器、34は支持体(内側ケーシ
ング)、34e,34fは端面(接合面)、35dは端
面(接合面)、35は支持体(内側ケーシング)、36
は保持板、37は吸気用ケーシング(内側ケーシン
グ)、37aは一面(接合面)、39は排気用ケーシン
グ(内側ケーシング)、39aは一面(接合面)、51
は支持体、52は支持体、55は保持板、61は支持
体、62は支持体、63は突部、71は支持体、72は
吸気用ケーシング、81は支持体、91は吸気用ケーシ
ング、92は支持体、101は支持体、102は突片
(突部)、111は支持体、112は突片(突部)であ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面が開口する外箱の内部に、少なくと
    も一つが可撓性部材から構成された複数の内側ケーシン
    グを隣接する状態で備え、隣接する関係にある内側ケー
    シングの接合面を傾斜状に形成し、少なくとも一つの内
    側ケーシングを、外箱の前記開口部に取付けられる保持
    板によりその取付方向に押圧する構成としたことを特徴
    とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 可撓性部材から構成された内側ケーシン
    グと、これと隣り合う非可撓性部材とのいずれか一方
    に、保持板による押圧力が加えられる突部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 【請求項3】 可撓性部材は、発泡倍率が50〜70の
    発泡スチロールであることを特徴とする請求項1に記載
    の空気調和装置。
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