JP2009175663A - 画像形成装置 - Google Patents

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    • G03G2215/00586Control of copy medium feeding duplex mode

Abstract

【課題】水滴に対応する別構成を新たに設けることなく、また装置の小型化を達成しつつ、片面大量印刷直後の両面印刷時においても、結露の水滴による異常画像の発生を防止することができる、より安価な構成の画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写部と、その画像が転写された転写紙Sを加熱定着し片面搬送路35の下流側に搬送する定着部14と、その定着後の転写紙Sを片面搬送路35を介して装置本体外部へ排出するシート排紙部25と、定着後の転写紙S残りの片面に画像形成すべく搬送するための両面搬送路30とを有する画像形成装置において、定着部14上方に配置され片面搬送路35および両面搬送路30を構成する複数のガイド板70,71,75と、両面搬送路30よりも定着部14寄りの定着部14上方に設けられ、定着上ガイド板70と定着出口ガイド板71とによって囲まれた空洞部67と、空洞部67に向かう気流Aを生成する気流生成手段(定着部14、ルーバ部77等)とを具備する。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関し、詳しくは、シートの両面に画像形成を行うことができる画像形成装置に関する。
未定着のトナー像が転写された転写紙を加熱することで定着する熱定着方式の定着部を有する画像形成装置において、定着部での定着時に、転写紙の内部に含まれている水分が蒸発することによる装置内部の結露対策が種々提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
図10および図11を参照して、後述する課題を明確にするため従来の画像形成装置の一例を説明する。なお、図10および図11に示す画像形成装置の細部構成は、装置の小型化とともに安価な構成を達成できる新規な画像形成装置の一部を示していることを付記しておく(後述の図1〜図4も同様)。図10は定着部、片面搬送経路および両面搬送経路周辺の断面図、図11は図1に示すフロントカバー27および図4に示す給紙部20を取り外して示す定着部、片面搬送経路および両面搬送経路周りの斜視図である。
図10において、定着ユニットとしての定着部14では、高温、高圧で転写紙等の用紙Sに定着させるため、機内温度が低い状態から起動すると、用紙S内の水分により発生する水蒸気によって同図に示す各搬送路(片面搬送路35、両面搬送路30等)を形成・構成する各ガイド板に結露を生じる。
図10に示す片面搬送路35は、片面印刷、両面印刷に関わらず常に用紙Sが通過する経路であり、定着部14で高温に加熱された用紙Sによる搬送ガイド板の昇温、また用紙Sが水分を機外に運び出すという2点の理由から水滴付着量が比較的少ない。
また、定着部のほぼ真上に位置し、定着部とともに両面搬送経路を構成する案内部材を設けた外装カバー部材を有し、該案内部材と該外装カバー部材との間に空洞部を形成した画像形成装置も提案されている(例えば、特許文献4参照)。
特許第3121133号公報 特開2006−276215号公報 特開2005−257853号公報 特開2006−322994号公報
しかしながら、特許文献1〜3の結露対策では、それらの何れもが水滴に対応する別構成を新たに設けるものであるため、装置の小型化とともに安価な構成を達成できていないという問題点がある。
一方、上述した図10の両面搬送路30には、片面印刷(片面画像形成)・通紙をすればするほど両面搬送路30を構成する各ガイド板(定着上ガイド板70等)に水滴が付着しやすくなる。片面の大量印刷後最初の両面印刷時は、特にそれまでに溜まった両面搬送路30上の水滴が転写紙に付着し、次の(両面)画像形成時に転写部(図2に示す2次転写ローラ12配置部)にて転写不良を起こしてしまい、異常画像を発生することがある。
結露は、定着直後が一番発生しやすいが、特に垂直方向の搬送経路を持つ装置においては、装置の小型化に伴い、定着後に両面印刷のための分岐部を含む両面搬送経路を設置する構成が多いことから、より結露の付着に不利な条件となっている。
これら水滴付着に対して従来では、各ガイド板搬送面に穴形状追加等にて水滴付着面を減少させる等にて対応しているが、片面印刷時における両面搬送経路のガイド板への水滴付着を完全になくすことはできない。また、同様に水滴付着への対応としてのダクト部品を設けるなどの手段においては、設置スペースの確保困難(装置小型化への制約)、部品点数増加によるコスト上昇等にて従来装置においては実施困難な状況である。
また、特許文献4記載の空洞部による結露対策では、水滴に対応する別構成を積極的に新たに設けていないので、一見すると簡単で低コストに済む構成であると思われる。しかしながら、空洞部が両面搬送経路よりも上方に形成されているため、定着部で発生した水蒸気が両面搬送経路を経由して空洞部に達して結露するものと思われる。それ故に、水蒸気が空洞部に達して結露するよりも前に、両面搬送経路を構成する搬送ガイド板等に結露してしまい、その溜まった水滴が転写紙に付着して、次の両面画像形成時に転写部にて転写不良を起こすことで、異常画像を発生する虞がある。
そこで、本発明は、上述した問題点・事情に鑑みてなされたものであり、水滴に対応する別構成を新たに設けることなく、また装置の小型化を達成しつつ、片面大量印刷直後の両面印刷時においても、結露の水滴による異常画像の発生を防止することができる、より安価な構成の画像形成装置を実現し提供することを主な目的とする。
上述した課題を解決するとともに上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・構成を採っている。
請求項1記載の発明は、搬送されてきたシートに画像を転写する転写部と、その画像が転写されたシートを加熱定着し搬送経路の下流側に搬送する定着部と、その定着後のシートを上記搬送経路を介して装置本体外部へ排出する排出部と、定着後のシートの残りの片面に画像形成すべく搬送するための両面搬送経路とを有する画像形成装置において、上記定着部上方に配置され上記搬送経路および上記両面搬送経路を構成する複数のガイド部材と、上記両面搬送経路よりも上記定着部寄りの該定着部上方に設けられ、上記複数のガイド部材によって囲まれた空洞部と、上記空洞部または上記複数のガイド部材の裏面に向かう気流を生成する気流生成手段とを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記気流生成手段は、上記空洞部の内部に、シート搬送方向に搬送されるシート搬送面とほぼ直交する方向の気流を生成することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置において、上記気流生成手段により生成された上記気流が、上記複数のガイド部材の裏面を含む上記空洞部の内面を冷却することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2または3記載の画像形成装置において、装置本体の正面から見て、該装置本体の一側部には、ハーネス等を含む電装部品が配置されており、上記気流生成手段により生成された上記気流が、上記電装部品の配置箇所と逆方向に向かうことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記空洞部は、上記定着部で発生した水蒸気の結露による水滴を貯留保持できる構成を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記空洞部は、その一部に上記水滴を貯留保持可能な個所を有し、かつ、上記水滴をその個所にガイド可能な形状を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の画像形成装置において、上記水滴を貯留保持可能な個所は、上記定着部の一部であることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置において、上記空洞部と上記定着部との間は、上記複数のガイド部材によって形成される風路形状であることを特徴とする。
本発明によれば、上記課題を解決して新規な画像形成装置を提供することができる。請求項ごとの発明の効果を挙げれば、以下のとおりである。
請求項1記載の発明によれば、上記構成により、シート搬送において必要な、例えば2種類(複数)のガイド部材に囲まれたデッドスペースである空洞部を利用すると同時に、気流生成手段によって装置内部には空洞部に向かう気流を作ることで、定着部で発生した水蒸気の結露により発生する水滴を、空洞部に集めることができ、水滴に対応する別構成を新たに設けることなく水滴による異常画像等の不具合を防止できる。
請求項2記載の発明によれば、気流生成手段は、空洞部の内部に、シート搬送方向に搬送されるシート搬送面とほぼ直交する方向の気流を生成し作ることで、定着直後の水蒸気を空洞部に集める上記請求項1での気流の量を増加させることができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項2の気流生成手段により生成された気流が、複数のガイド部材の裏面を含む空洞部の内面を冷却することにより、空洞部内に水滴を積極的に付着させることができ、水滴付着個所をシート搬送に影響のない箇所とすることができるとともに、シート搬送方向のシート搬送面とほぼ直交するガイド部材幅(ガイド部材のシート幅方向)全域に冷却部を設けることができるため、シート幅全域の水滴に対応可能となる。
請求項4記載の発明によれば、請求項2の気流生成手段により生成された気流の水蒸気の排風方向を、装置内において水滴付着により問題発生のない電装部品の配置箇所と逆方向、すなわち装置本体の他側部とすることで、水滴付着によるシートに対する不具合だけでなく、装置内への電装部品に対する不具合を防ぐことが可能となる。
請求項5記載の発明によれば、空洞部は、定着部で発生した水蒸気の結露による水滴を貯留保持できる構成を有することにより、水滴が搬送経路や両面搬送経路あるいは電装部品の配置箇所等装置内の他の箇所へ移動することを防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、空洞部は、その一部に水滴を貯留保持可能な個所を有し、かつ、水滴をその個所にガイド可能な形状を有することにより、空洞部内であって、かつ、シート搬送部外に水滴が貯留可能となることで、シートへの水滴付着等の不具合を防ぐことができる。
請求項7記載の発明によれば、水滴を貯留保持可能な個所は、定着部の一部であることにより、貯留保持可能な個所を定着発熱部近傍とすることで、装置内部の水滴をより早く消滅させることができる。
請求項8記載の発明によれば、上記構成により、空洞部と定着部との間は各ガイド部材によって形成される風路形状であるため、新たにダクト等による風路確保部品を追加することなく風路を形成することができ、部品点数低減、コストダウン、装置小型化を達成できる。
以下、図を参照して実施例を含む本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という)を説明する。実施形態および変形例等に亘り、同一の機能もしくは形状を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態を適用する画像形成装置の全体構成とともに動作を説明する。図1は、本発明の一実施形態を適用する画像形成装置の外観斜視図、図2は、その画像形成装置の内部構成の一例を示す概略的な縦断面図である。
図1および図2に示す画像形成装置は、装置本体1のほぼ中央に配置され、シートに画像を形成する後述の画像形成手段等を備えた画像形成部2と、この画像形成部2の下方に配置され、画像形成部2にシートもしくはシート状記録媒体の一例としての用紙Sを給送する給紙部20と、画像形成部2にて画像形成された用紙を装置本体1の手前(両図の右側前方であり、装置正面側である)から奥側(両図の左側後方であり、装置背面側である)に排出するシート排出部としてのシート排紙部25と、画像形成部2の上部に配置され、シート排紙部25からシート排出方向(排紙方向)Xaに排出される用紙を積載するシート積載部40とを有する。
ここで、シートとは、例えば転写紙や記録紙等の用紙(厚紙、はがき、封筒、普通紙、薄紙等を含む)、塗工紙(コート紙やアート紙等を含む)、OHPシートもしくはOHPフィルム、トレーシングペーパ等を含み、画像転写可能な被画像形成媒体を意味する。
両図に示した画像形成装置は、タンデムタイプのカラー画像形成装置である。図1等において、Yは、シート排出方向Xaと直交するシート幅方向を示しており、シート排出方向Xbは、シート排出方向Xaと反対方向を示す。
なお、画像形成部2は用紙Sに画像を記録する画像記録部2とも呼ばれ、シート積載部40は排出されたシートを載置・積載するシート載置部40とも呼ばれる。
画像形成部2には、図2に示すように、像担持体ないし潜像担持体として構成された複数のドラム状の感光体3a,3b,3c,3dを有し、その各感光体3a〜3dには、互いに異なった色のトナー像がそれぞれ形成される。図示した例では、感光体3a〜3dの表面に、イエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像およびブラックトナー像がそれぞれ形成される。各感光体3a〜3dは、所定の間隔をあけて互いに平行に配置され、これらの感光体3a〜3dの下部に対向して中間転写体として構成された中間転写ベルト4が配置されている。この像担持体・中間転写体としては、ドラムを用いることもできるが、図示した例では複数の支持ローラ5,6に巻き掛けられて矢印方向(図2中反時計方向)に駆動される無端ベルトからなる中間転写ベルト4が用いられている。
各感光体3a〜3dの周囲の構成は、同様であるため、図2において一番右側に配置されたイエロートナー像が形成される感光体3aを代表して説明する。すなわち、感光体3aには、感光体3aの表面に一様な帯電処理を行う帯電装置7と、画像情報を感光体3aの表面にレーザ光で照射する光走査装置(LSU)8の露光と、露光により感光体3aの表面に形成された静電潜像を可視像化する現像装置9と、中間転写ベルト4を介して感光体3aと対向配置された転写装置10と、中間転写ベルト4に転写後の感光体3aの表面に残留するトナー等を除去回収するクリーニング装置11とがこの順に設けられている。
かかる画像形成装置において画像形成が開始されると、感光体3aが図2における時計方向に回転駆動され、この時、帯電装置7によって感光体3の表面が所定の極性に一様に帯電される。次いで、その帯電面に、光走査装置8から画像情報に基づくレーザ光が照射され、これによって感光体3aに静電潜像が形成される。そして、感光体3aの表面に形成された静電潜像は、現像装置9によってイエロートナー像として可視像化され、そのイエロートナー像は転写装置10によって中間転写ベルト4上に転写される。
フルカラー画像形成時は上記した画像形成動作が残りの全ての感光体3b〜3dで同様に行われ、これによって各感光体3a〜3dにそれぞれ形成されたイエロートナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像およびブラックトナー像が中間転写ベルト4上に順次重ねて転写される。また、画像形成装置には、中間転写ベルト4を挟んで、支持ローラ6に対向して2次転写ローラ12が配置されている。
一方、画像形成部2の下方に配置された給紙部20には、転写紙、記録紙または樹脂フィルムなどから成るシートとしての用紙Sを積載するシート収容部としての給紙トレイ21と、該給紙トレイ21に積載された用紙Sを送り出す給紙コロ22と、重送された用紙を1枚に分離する分離手段としてのフリクションパッド23と、両面画像形成時に用いる再搬送路24等とが設けられている。
給紙部20から給送された用紙Sは、レジストローラ13に向けて送り出され、その先端が停止しているレジストローラ13に一旦突き当てられる。これによって用紙S先端の斜めずれなどが修正・整合された後、レジストローラ13は、上記中間転写ベルト4上に形成されたカラートナー像が2次転写ローラ12を設けた2次転写部で用紙Sの先端部と合致するような所定のタイミングで回転を再開し、2次転写ローラ12を備えた2次転写部に向けて用紙Sを送り出す。
2次転写部で未定着のカラートナー像が転写された用紙Sは、定着装置である定着部14に送られ、定着部14による加熱・加圧によって未定着のカラートナー像が定着された後、シート排紙部25の排紙ローラ対25a,25bにより装置本体1の上面に設けられたシート積載部40に、画像面が下向き(フェースダウン)で排出・排紙される。上記定着部(定着装置)14は、定着ローラ14a、定着ローラ14aに巻き掛けられた定着ベルト14c、定着ベルト14cを介して定着ローラ14aに圧接する加圧ローラ14bとからなる。定着部14は、上記したものに限らず、ヒータを内蔵したローラ式のもの、また加熱方式もIHを採用したものなど、適宜採用することができる。
なお、カラートナー像転写後の中間転写ベルト4の表面に付着する転写残トナー等は、ベルトクリーニング装置15によって除去され、次の作像・転写工程に備える。
図2および図10を参照して、シート排紙部25または両面搬送経路としての両面搬送路30周りの構成について述べる。排紙ローラ25aの近傍には、片面画像形成済みの用紙Sをシート排紙部25または両面搬送路30に切り換える切り換えガイド部材としての、軸を中心として揺動可能な分岐爪31が配設されている。分岐爪31は、図示の状態では定着の終了した用紙を排紙路26に案内し、排紙ローラ25a,26bにより、シート積載部40の排紙トレイ41に排紙、スタックされる。
図1の画像形成装置は、用紙の両面に自動的に画像を形成することができるよう、用紙の反転、再給送のための搬送路やローラを備えている。具体的には、スイッチバック路33をシート排紙部25の上部に設けたものである。給紙部20より送られた用紙Sは2次転写ローラ12を備えた2次転写部、定着部15を経由して、片面に作像される。この時、分岐爪31は時計方向に揺動することにより、片面に画像形成をされた用紙は同分岐爪31の上面に案内されて、反転可能、すなわち正逆転可能な排紙ローラ25aの上部へ送られる。そして、反時計方向に回転する排紙ローラ25aにより、用紙はスイッチバック路33の左側下流(排紙トレイ41側)に導かれる。
分岐爪31の自由端を用紙の後端が抜けてから、排紙ローラ25aは時計方向に回転し、用紙を、図10中二点鎖線で示す両面搬送路(再給紙反転路)30に導く。用紙は両面搬送路30中に配置された、図2に示す反転可能な搬送ローラ32aと搬送ローラ32bとが当接しており、用紙を挟持して、再搬送路24を経由して、レジストローラ13へ再給紙させる。
前述したように、反転可能な駆動ローラ32aには、ローラ32bが当接しており、このローラ32aが反時計方向に回転するとき、ローラ32bと協働して、両面搬送路30からの再給紙の用紙をレジストローラ13の方向に搬送する。
このような構成において、用紙Sの両面に画像を形成する両面画像形成時の動作について説明する。上記のとおりの動作により、先ず用紙Sの片面に画像を中間転写ベルト4から転写し、図10中一点鎖線で示す片面搬送路を介して定着部14を通過した用紙Sを、図10中時計方向に揺動した分岐爪31により、図10中二点鎖線で示すスイッチバック路33へ案内し、次いで駆動ローラである排紙ローラ25aが反時計方向に回転することで排紙トレイ41側に搬送し、用紙Sの後端が分岐爪31の自由端を抜けたところで時計方向に回転する。今まで用紙後端であった方を先端として、用紙Sは搬送ローラ対32a,32bに向け図10中二点鎖線で示す両面搬送路30に搬送させる。その後、用紙Sを上記のようにレジストローラ対13に到達させる。レジストローラ対13でタイミングをとって、片面に画像を有している用紙Sを再度、2次転写ローラ12のある2次転写部に向けて搬送させることにより、中間転写ベルト4上のトナー画像が用紙Sの他面側に転写される。
用紙Sの他面に形成すべき画像は、この用紙Sが所定のところまで搬送されたとき、開始される作像工程により順次形成される。この場合の作像工程もまた前述の片面画像形成時のフルカラートナー画像形成と同様であり、このフルカラートナー画像を中間転写ベルト4上に担持させる。ただし、用紙Sは両面搬送路(再給紙反転路)30で前後が反転されているため、最初に作像されたときに対し、シート搬送方向で逆から作像されるよう、光走査装置8から出射される画像データの作成が制御、実行される。
このようにして両面にフルカラートナー画像が転写された用紙Sは再度、図10中一点鎖線で示す片面搬送路を介して定着部14による定着処理を経て、排紙ローラ対25a,25bにより排紙トレイ41上に排紙される。両面作像の効率を上げるため、用紙の表、裏に形成すべき画像の形成タイミングは制御手段(図示せず)により実行される。
図1および図2において、符号16は、画像形成部2の操作の制御を行うコントロールパネルであってこのコントロールパネル16を配した側が本画像形成装置の装置本体1の正面側になっている。したがって、この画像形成装置ではシート排紙部25が装置本体1の前面側に配置され、シート積載部40に排出される用紙が装置本体1の手前側から後側に向かって排紙される前面排紙型の装置構成となっている。
装置本体1の上部には、画像形成部2を覆う上カバー部材としての上カバー18が設けられ、この上カバー18の上面部分をシート積載部40のシート排出台としての排紙トレイ(シート積載面)41として用いている。上カバー18の後端側の辺には支持部を設けていない。この構成によって、上カバー18の排紙トレイ41の前後方向幅より長い長尺シートであってもその一部が排紙トレイ41を越えて後側へ垂らすことで支障なくその長尺シートをストックすることができる。
また、上カバー18は、図2に示すように、その下部に画像形成部(画像形成手段)2の一部である光走査装置8を支持しており、装置の後端側に設けたヒンジ17を中心に上方へ開放可能に構成されている。この上カバー18は、後述するロック手段としてのロックレバー60によって装置本体1にロックされ、このロックを解除すると揺動・開閉可能な状態になる。そして、図示を省略しているが、上カバー18を反時計方向へ揺動・開放すると、下部の光走査装置8が一緒に揺動上昇され、画像形成ユニットにアクセスすることが可能となり、メンテナンス等を容易に行うことができる。さらに、本例では上カバー18を開放した部分から画像形成部2の感光体3a〜3d、これらの周囲にそれぞれ配置された帯電装置7、現像装置9およびクリーニング装置11が一体化された4つのプロセスカートリッジを交換等のため取り出し・装着可能である。
上記した上カバー18を揺動・開放するとき、排紙トレイ41の後端側が下となるように揺動上昇されるが、排紙トレイ41上にシートがストックされているときに誤って揺動・開放してしまうと、ストックしていたシートが装置の後側に落下するという問題が生じる。すなわち、ストックしたシートSを取り忘れて上カバー18を回動してしまうと、排紙トレイ41にストックしたシートSが装置本体1の裏側に落ちてしまうという問題が発生する。この問題は、図示しない支持部を上カバー18の後端側にも設けることによって解決できるが、長尺シートの場合その後端支持部に当たりストックに支障がでてしまう。
そこで、本例では、ロックレバー60のロックを解除して上カバー18を揺動・開放可能状態にする操作部61を排紙トレイ41上で、しかもストックされたシートSで隠れる位置に設けている。このロックレバー60には、一端側にユーザが操作する操作部61が、他端側に装置本体1に固着された突起64に係合するロック爪62がそれぞれ一体的に設けられている。ロックレバー60は、上カバー18に固着されたピン63を中心に回転可能に支持されており、またピン63の回りに装着された図示しないねじりコイルばねによって、ロック爪62が常に突起64に係合する向きの揺動付勢力が付与されている。ロックレバー60の操作部61は、排紙トレイ41と同一面上に沿うような面を備えた板材で形成されていて、排紙トレイ41にはその操作部61に手を掛けられるようにするための扇状の図1に示す凹部44が形成されている。
前記構成のとおり、上カバー18を開放するときには凹部44から手を差し込み、図示しないねじりコイルばねの前記付勢力に抗してロックレバー60の操作部61を上に持ち上げることにより、ロックレバー60がピン63を中心に時計方向に回転し、ロック爪62が突起64から外れる。そして、そのまま操作部61を持ち上げることで、上カバー18はヒンジ17を中心として揺動される。
このように、上カバー18を揺動・開閉可能にするロックレバー60の操作部61をシートSのストックされる排紙トレイ41に配置しているので、排紙トレイ41上にシートSがある状態で上カバー18を揺動・開放してしまうことが確実に防止される。
装置本体1は、図3に示すように、フロントカバー27がヒンジ28を介して開閉可能に装着され、該フロントカバー27を開くことにより、内部の中間転写ベルト4のユニットや廃トナーボトル65および定着装置14に対する交換メンテナンスや、装置本体1内のシート搬送路内でのジャム紙の処理を行うことができる(図11参照)。
また、装置本体1は、図4に示すように、フロントカバー27に給紙トレイ21を挿入するための開口29を形成し、その開口29から給紙トレイ21を図の左右方向に(本体正面から)着脱できるように構成される。図4は給紙トレイ21、フリクションパッド23および再搬送路24ごと、装置本体1からP方向に取り出し、離脱している状態を表している。これらにより、メンテナンスや消耗品交換、ジャム処理等を装置本体1前面から行えるフルフロント操作が可能となり、背面から上記した作業を行うスペースを必要とせず、設置面積の低減を図れると共に使い勝手が良く、低コストな画像形成装置の提供が行える。
図10および図11を参照して、従来の画像形成装置における定着部14、片面搬送路35、両面搬送路30および外装周りについて、後述の実施形態と関連する内容に関して補説する。
図10において、70は両面搬送路30を形成・構成するガイド部材としての定着上ガイド板を、71は定着部14の出口近傍に設けられ、片面搬送路35を形成するガイド部材としての定着出口ガイド板を、75は排紙ローラ25bの下方近傍に設けられ、片面搬送路35を形成するガイド部材としての排紙下ガイド板を、それぞれ示す。
ここで、本発明の「ガイド部材」には、用紙を案内する本来のガイド部材の他に、用紙を案内する本来のガイド部材に接続したりする部材や、適宜一体的に設けられるガイドリブ等も含む広い概念用語を意味する。
図11において、1aは左外装カバーを、1bは右外装カバーを、77は左外装カバー55および右外装カバー1bにそれぞれ形成されているルーバ部77を、78は装置本体1の正面から見て装置本体1の一側部に相当する左外装カバー1aから本体左フレーム55側に設けられた電装部品配置箇所を、Xcはシート搬送方向を、それぞれ示す。
なお、図10および図11において、定着上ガイド板70に対向して両面搬送路30を構成する図示しないガイド板を一体に形成されたフロントカバー27(図1〜図4参照)が配置されている。また、図10において、定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71は、図において左斜め上端部を揺動支点として開閉自在なガイド板ユニットを構成していて、これを開放することで定着部14のメインテナンスやジャム処理等の操作性向上を図っている(後述の図5および図6も同様)。
(第1の実施形態)
図6を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する(請求項1)。
本実施形態は、両面搬送路30よりも定着部14寄りで定着部14の上方に設けられ、複数のガイド部材としての定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71によって囲まれた空洞部67と、排紙下ガイド板75等で囲まれた空洞部69と、空洞部67,69または定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71の裏面に向かう気流を生成する定着部14の高温部および後述する風路形状等からなる気流生成手段とを有することを特徴としている。
図6に示すように、定着部14の高温部から上昇する水蒸気を含む気流Aは、定着上ガイド板70と定着出口ガイド板71とによって囲まれた空洞部67に集められる。空洞部67は、上昇する水蒸気を集める効果からも上部には水蒸気を規制できる壁形状を持っているものであって、かつ、上記したように2種類のガイド板によって形成されており、より密閉性を有する構成である。
また、同様の構成として、同図に示すように、排紙下ガイド板75によって囲まれて形成された空洞部69等に水蒸気を集めることでも同様な機能を持つことができる。
(第2の実施形態)
図5に示すように、本実施形態の気流生成手段は、空洞部67の内部に、シート搬送方向Xcに搬送されるシート搬送面としての用紙搬送面とほぼ直交する方向の気流、つまり、図5に示す空洞部67に気流Bを生成し持つものである(請求項2)。
これは、図11に示したように、例えば本体左フレーム55および本体右フレーム56の左・右外装カバー1a,1bに設けられた気流生成手段としてのルーバ部77による自然発生する気流(装置全体の温度は、装置本体1内の気流設計により装置本体1の左右に少なからず温度差が生じる、例えば左側面側が右側面側よりも高いようにする。これにより、空洞部67には、温度差による気流が発生するものである。)または、軸流等ファンにより強制的に直交方向の気流を作ることでも構成できる。
このシート搬送方向Xcと直交する気流Bにより、図5に示した空洞部67へ上昇し集められる定着部14からの空洞部67に向かう気流Aは、より空洞部67へ引き込まれる作用を受け風速アップされ、さらに、水蒸気を空洞部67へ引き込む効果を増加させることができる。
上述したように、左外装カバー1aのルーバ部77より自然発生する気流、あるいはファンにより外気を吸引、右外装カバー1bのルーバ部77より機外へ排気・排風する構成とすることで、フレッシュな外気を取り込み、このフレッシュな外気によって空洞部67を冷却し、集められた水蒸気を冷却、水滴とする作用を持たせることができる(請求項3)。
これは、フレッシュエアの影響を受けず、装置本体1内部の定着部14によって加熱される定着出口ガイド板71の搬送面側は、温度が高く水滴の付着がなく、フレッシュエアによって冷却された定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71裏面側(空洞部67側)を低温とすることによって結露、水滴付着しやすくしたものである。
定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71の搬送リブ高さを高くすることで、さらなる温度差を確保可能とすることもできる。
図5において、37は両面搬送路30の搬送ガイドとして設けられた両面ガイド部を、74は図2に示した排紙路26の搬送ガイドとして設けられた排紙ガイド部を示す。
図11に示したように、従来の装置においては、ハーネス配回し等電装部品配置効率を考慮し、本体左右フレーム55および56のどちらか一方に電装部品を集約させている。本例では、本体左フレーム55と左外装カバー1aとの間に電装部品配置箇所78を設けている。
ここでは、シート搬送方向Xcと直交する空洞部67内の気流Cまたは気流Dの方向を電装部品配置箇所78側とは逆側にすることで、電装部品に対する水滴付着による不具合発生を防止することができる(請求項4)。
上述した第1または第2の実施形態の構成に加えて、請求項5に係る以下の変形例1でもよい。すなわち、変形例1では、空洞部67を構成する定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71の裏面(空洞部67内面)に、例えば吸湿部材を貼り付けることで、集められた水滴を空洞部67内に容易に貯留することができる。
上述した第1、第2の実施形態または変形例1の構成に加えて、請求項6に係る以下の変形例2でもよい。すなわち、変形例2では、図6(a)および図7(a)〜図7(d)に示すように、空洞部67を構成する定着上ガイド板70の用紙搬送面とは逆の面(裏面)に、水滴を貯留させたい個所へガイドリブ70aを傾斜させた形状に設けることで、水滴を狙いの個所に搬送ガイド可能となる。例えばここでは、定着上ガイド板70の裏面に付着した水滴68を水滴ガイドリブ70aによって、下部に位置する定着出口ガイド板71の裏面にリブ71aに囲まれた形状にて形成された貯留部72へガイド搬送し貯留可能とすることができる。
上述した第1、第2の実施形態または変形例1の構成に加えて、請求項7に係る以下の変形例3でもよい。すなわち、変形例3では、図6(b)および図8(a)〜図8(e)に示すように、定着上ガイド板70の裏面にシート搬送方向Xcと直交する方向へ高さの異なるリブ70b1〜70b5を配置し、(ここでは、気流の方向へ漸次高くなるリブ構成)として、各リブ70b1〜70b5に付着した水滴68を下部に設けられている定着出口ガイド板71の裏面の貯留部72へガイドする構成としている。これにより、定着部14の一部と見なせる定着部14の加熱部に近接しより高温となる定着出口ガイド板71へ水滴68を移動し、より早く水滴を蒸発させることができる。
また、上述した第1、第2の実施形態、変形例1、2または3の構成に加えて、請求項8に係る以下の変形例4でもよい。すなわち、変形例4では、図9に示すように、空洞部67と定着部14との間は、定着上ガイド板70および定着出口ガイド板71によって形成される風路形状であることを特徴としている。
すなわち、同図に示すように、定着出口ガイド板71に穴形状71bを設けることで、定着部14の加熱部の略真上とした空洞部67への気流Aを容易に確保することが可能である。つまり、定着出口ガイド板71には、請求項7に係る変形例3での水滴貯留、加熱および気流ガイドの機能を同時に持たせることを可能としたものである。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、上述した構成によって上述したとおりの作用・動作を行えるものであるから、上記発明の効果の欄に記載した効果を奏することは無論である。
本発明は、上述した実施形態の胴内排紙型の画像形成装置に限らず、例えば、モノクロの複写機や、モノクロのレーザプリンタやインクジェットプリンタ、あるいは転写体でシートを搬送しながら順次転写して重ね合わせる直接転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置においても同様に適用し実施することができる。無論、無端ベルト状の感光体が単一の画像形成装置においても同様に適用し実施することができる。特に小型かつ軽量化された画像形成装置において、上述したような顕著な効果を奏するものである。
以上、本発明を特定の実施形態等について説明したが、本発明が開示する技術的範囲は、上述した実施形態や変形例等に例示されているものに限定されるものではなく、それらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や変形例あるいは実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
本発明を適用する画像形成装置を左斜め上方から見た外観斜視図である。 図1の画像形成装置の装置本体側の内部構成例を示す概略的な縦断面図である。 装置本体からフロントカバーを開閉可能に構成した例を示す簡略的な正面図である。 装置本体からフロントカバーを着脱可能に構成した例を示す簡略的な正面図である。 本発明の第2の実施形態を示す画像形成装置の要部を右斜め上方から見た外観斜視図である。 図6(a)は、本発明の第1の実施形態および変形例2等を示す画像形成装置の要部の断面図、図6(b)は、変形例3を示す定着上ガイド板の断面図である。 (a)は、変形例2を示す定着上ガイド板の断面図、(b)は、同定着出口ガイド板の断面図、(c)は、同定着上ガイド板の斜視図、(d)は、同貯留部の斜視図である。 (a)は、変形例3を示す定着上ガイド板の断面図、(b)は、同定着出口ガイド板の断面図、(c)は、同定着上ガイド板、定着出口ガイド板および貯留部の断面図、(d)は、同定着出口ガイド板の斜視図、(e)は、同定着上ガイド板の要部の拡大斜視図である。 変形例4を示す定着部および定着出口ガイド板周りの斜視図である。 従来の画像形成装置における定着部、片面搬送経路および両面搬送経路周辺の断面図である。 従来の画像形成装置の要部および本実施形態等を補足説明するための斜視図である。
符号の説明
1 装置本体
1a 左外装カバー
1b 右外装カバー
2 画像形成部
3 感光体(像担持体)
4 中間転写ベルト(中間転写体)
14 定着部(気流生成手段)
16 コントロールパネル(操作部)
18 上カバー(上カバー部材)
20 給紙部(シート給送部)
25 シート排紙部(シート排出部)
26 排紙路
25a 排紙ローラ対
30 両面搬送路(両面搬送経路)
31 分岐爪
35 片面搬送路(片面搬送経路)
40 シート積載部
41 排紙トレイ(シート排出台)
55 本体左フレーム
56 本体右フレーム
67、69 空洞部
68 水滴
70 定着上ガイド板(ガイド部材)
70a 水滴ガイドリブ
70b1〜70b5 高さの異なるリブ
71 定着出口ガイド板(ガイド部材)
71a リブ
72 貯留部
74 排紙下ガイド板(ガイド部材)
77 ルーバ部(気流生成手段)
78 電装部品配置箇所
A,B,C,D 気流
S シート(シート状記録媒体)
Xa シート排出方向(排紙方向)
Xc シート搬送方向
Y シート幅方向

Claims (8)

  1. 搬送されてきたシートに画像を転写する転写部と、その画像が転写されたシートを加熱定着し搬送経路の下流側に搬送する定着部と、その定着後のシートを上記搬送経路を介して装置本体外部へ排出する排出部と、定着後のシートの残りの片面に画像形成すべく搬送するための両面搬送経路とを有する画像形成装置において、
    上記定着部上方に配置され上記搬送経路および上記両面搬送経路を構成する複数のガイド部材と、
    上記両面搬送経路よりも上記定着部寄りの該定着部上方に設けられ、上記複数のガイド部材によって囲まれた空洞部と、
    上記空洞部または上記複数のガイド部材の裏面に向かう気流を生成する気流生成手段と、
    を具備することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記気流生成手段は、上記空洞部の内部に、シート搬送方向に搬送されるシート搬送面とほぼ直交する方向の気流を生成することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、
    上記気流生成手段により生成された上記気流が、上記複数のガイド部材の裏面を含む上記空洞部の内面を冷却することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2または3記載の画像形成装置において、
    装置本体の正面から見て、該装置本体の一側部には、ハーネス等を含む電装部品が配置されており、
    上記気流生成手段により生成された上記気流が、上記電装部品の配置箇所と逆方向に向かうことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記空洞部は、上記定着部で発生した水蒸気の結露による水滴を貯留保持できる構成を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記空洞部は、その一部に上記水滴を貯留保持可能な個所を有し、かつ、上記水滴をその個所にガイド可能な形状を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6記載の画像形成装置において、
    上記水滴を貯留保持可能な個所は、上記定着部の一部であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか一つに記載の画像形成装置において、
    上記空洞部と上記定着部との間は、上記複数のガイド部材によって形成される風路形状であることを特徴とする画像形成装置。
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