JP2009175265A - 画像形成装置及び現像剤残量認識プログラム - Google Patents

画像形成装置及び現像剤残量認識プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識する。
【解決手段】像密度が低いときに発生する、「かぶり」に起因するトナー消費分を加味した補正係数の設定している(表1に記載した「調整なし」参照)。これは、画像密度が0.7%又はこれに近似する画像密度という条件の下で、意図的に、トナー不足という結果とは逆の結果である「トナー過多」傾向となるように補正精度をおとすものである。実際はカウント比Pに基づく補正係数Cを「1」とすることで、補正トナー送り動作カウント数CBHを調整しない。
【選択図】図10

Description

本発明は、画像形成装置及び現像剤残量認識プログラムに関する。
感光体に潜像を形成し、これをトナーで現像してトナー画像を形成する画像形成装置においては、透過式または磁気式のトナー残量検出センサーをトナー容器に設け、前記トナー残量検センサーでトナー残量を検出すると共に、検出したトナー残量を、トナー消費量に対応した別の指標によって補正することが行われている。
このような画像形成装置としては、トナーを貯留するトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジから供給されるトナーによりトナー像を形成する像形成手段と、トナーカートリッジのトナー消費量をカウントするカウント手段と、像形成手段により形成された第1のトナー像の濃度が当該トナー画像に対応して求められた第1の所定濃度よりも低いとき、前記カウント手段のカウント値から求められる前記トナーカートリッジ内のトナー量と、装置の状態を示す指数情報とに基づいて前記カウント数の補正の要否を判断し、必要と判断したときには前記カウント手段のカウント値を補正する補正手段とを備える画像形成装置がある(特許文献1)。
また、記録材を収納し、更に不揮発性記憶部を備えたカートリッジと、前記カートリッジ内の記録材の残量を検知する検知手段と、累積消費記録材量を前記カートリッジの不揮発性記憶部に記憶し、残存記録材量を把握する制御手段とを有し、前記制御手段が、累積使用ドット数により前記消費量を得る画像記録装置がある(特許文献2)。
特開2006−284669公報 特開平9−120238号公報
本発明は上記事実を考慮し、トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識することができる画像形成装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する画像形成手段と、前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算する現像剤実送出量演算手段と、前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算する現像剤目標送出量演算手段と、前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分が減少する傾向に、前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正する補正手段と、前記補正手段で補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算する現像剤残量演算手段と、前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分が予め設定した数値を超えた場合に、前記補正手段による補正の実行を禁止する禁止手段と、を有することを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する画像形成手段と、前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算する現像剤実送出量演算手段と、前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算する現像剤目標送出量演算手段と、前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分を求め、この差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値未満の場合には当該差分が減少する傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正すると共に、前記差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値以上の場合には前記実送出量が多くなる傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正する補正手段と、前記補正手段で補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算する現像剤残量演算手段と、を有することを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記像密度に基づいて設定される数値に相当する差分が、前記現像部の帯電量の変化に伴う像保持体上の非現像領域への転写に起因する現像剤消費量の存在の有無を判定するしきい値であることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1〜請求項3の何れか1項記載の発明において、前記補正手段の1回の補正量が制限されることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記補正手段による補正の機会が、予め設定した画像形成処理量毎であることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する場合に、前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算し、前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算し、前記実送出量と前記目標送出量との差分が減少する傾向に、前記実送出量を補正し、正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算すると共に、前記実送出量と前記目標送出量との差分が予め設定した数値を超えた場合に、前記補正の実行を禁止させることを、コンピュータに実行させることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する場合に、前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算し、前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算し、前記実送出量と前記目標送出量との差分を求め、この差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値未満の場合には当該差分が減少する傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正すると共に、前記差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値以上の場合には前記実送出量が多くなる傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正し、前記補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算することを、コンピュータに実行させることを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識することができる。
請求項2記載の発明によれば、トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識することができる。
請求項3に記載の発明によれば、画像データに基づく目標送出量は非現像領域への転写が加味されないので、加味されないで補正されることを防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、補正が円滑となる。
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、補正機会が安定する。
請求項6記載の発明によれば、トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識することができる。
請求項7記載の発明によれば、トナー残量検出センサーを用いることなくトナー残量を認識することができる。
(画像形成装置10の全体構成)
図1に示される如く、本実施の形態に係る画像形成装置10は、紙面天地方向に沿って配設された4個のプロセスカートリッジ14Y、14M、14C、14K(以下総称する場合、「プロセスカートリッジ14」と言う。)が設けられている。
プロセスカートリッジ14においては、夫々イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および黒(K)のトナー画像が形成される。
プロセスカートリッジ14は、それぞれの感光体ドラム16(図1では、プロセスカートリッジ14Yに該当する感光体ドラムにのみ符号を付与)を備えている。
また、画像形成装置10は、露光する露光ユニット34と、前記それぞれの感光体ドラム16に接線方向で接触するように設けられ用紙Pの搬送経路32の一部を形成する搬送ベルトユニット44と、搬送ベルトユニット44の図1の下方に設けられ搬送経路32の他の一部を形成する搬送ローラ28及びレジストレーションローラ30と、底部に配設された給紙トレイ24から用紙Pを取り出して搬送経路32に誘導するピックアップローラ26と、プロセスカートリッジ14において用紙Pに転写された画像を定着させる定着部に配置された定着ローラ56と、定着ローラ56で画像が定着された用紙を、画像形成装置10の頂部に設けられた排紙トレイ60に排出する排出ローラ58と、外部から入力された画像信号に基づいて画像形成装置10全体を制御する制御コントローラ66と、前記給紙トレイ24の情報に配置された電源部68を有している。
図1に示される如く、露光装置34は、筐体36内に半導体レーザ等で構成される光源(図示省略)、ポリゴンミラー38、結像レンズ40及びミラー42が配設されており、半導体レーザから照射された露光光は、ポリゴンミラー38で偏向走査され、結像レンズ40とミラー42を介して、事前に周面が一様に帯電された各感光体ドラム16に照射される。これにより、感光体ドラム16に、画像情報に応じた静電潜像が形成される。
また、搬送ベルトユニット44は、画像形成装置10の側壁10Aに沿って設けられた一対の張架ローラ46、48と、この張架ローラ46、48に巻き掛けられた搬送ベルト50と、搬送ベルト50を感光体ドラム16に押圧する押圧ローラ52とで構成されている。張架ローラ48はモータ(図示省略)によって回転し、これによって搬送ベルト50が駆動される。
図2に示される如く、プロセスカートリッジ14は、前記感光体ドラム16を含む感光体カートリッジ62と、各色のトナーが収容されるとともに、感光体ドラム16に作像される静電潜像に対して、各色のトナーの現像を行う現像装置64とが組み合わされた構造となっている。
感光体カートリッジ62は、2室構造の筐体で被覆されており、一方の空間には前記感光体ドラム16の他、感光体ドラム16の周囲に配設された帯電ローラ18、清掃ブレード20、除電ランプ22が配設され、他方の空間は、サブトナー補給部70とされている。
サブトナー補給部70には、トナーの攪拌及び搬送を行う攪拌搬送部材72が設けられている。
現像装置64は、キャリアとトナーを主要成分とする二成分現像方式を採用したものであり、感光体ドラム16の周面と対峙し、且つ感光体ドラム16に形成された静電潜像をトナー及びキャリアを含む二成分現像剤(以下、「現像剤」ということがある)で現像する現像ユニット74と、現像ユニット74に対してトナーを供給するメイントナー補給ユニット80とを一体化した構成とされている。
現像ユニット74は、感光体ドラム16の下方に設けられ、ハウジング124には、前記感光体ドラム16側に向かって開口部128が形成されている。開口部128には、一部が露出するように現像ローラ126が配置されている。ハウジング124内には現像剤を収容する現像剤収容室112が形成されている。
現像ローラ126とメイントナー補給ユニット80との間には、第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116が配列されている。
(現像ユニット74の詳細構造)
図4に示すように、第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116は、それぞれ回転軸120A、116Aを備えており、ハウジング124の周壁にそれぞれ回転可能に支持されている。第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116の回転軸120A、116Aには、所定のピッチで楕円状の螺旋羽根120B、116Bが固定されている。
第1攪拌搬送オーガ120と第2攪拌搬送オーガ116との間には、第1仕切壁122が形成されており、この第1仕切壁122によって現像剤収容室112内は、第1攪拌搬送オーガ120が配設された第1循環路118と、第2攪拌搬送オーガ116が配設された第2循環路114とに二分されている(図2参照)。
また、第1仕切壁122の長手方向の両端部には、連通口136、138が形成されている。この連通口136、138によって第1循環路118と第2循環路114とが互いに通じており、現像剤収容室112内のトナーは、第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116の回転によって、それぞれ第1循環路118及び第2循環路114内を攪拌されながら搬送されて、第1循環路118と第2循環路114との間を矢印の方向に沿ってトナーが循環され、攪拌される。
メイントナー補給ユニット80は、図2に示すように現像ユニット74に隣接して設けられ、補給用トナーが収容されるトナー収容室82と、トナー収容室82と現像剤収容室112とを仕切る第2仕切壁98、湾曲壁100、第3仕切壁110と、トナー収容室82に収容された第1アジテータ84および第2アジテータ92とを有する。メイントナー補給ユニット80には、また、記憶素子チップ81が設けられている。
第2仕切壁98の下部からは、湾曲壁100がトナー収容室82側へ延び、また、第3仕切壁110が現像剤収容室112側へ延びることで、ハウジング124の底部に、トンネル状のディスペンス室102を形成している。ディスペンス室102内には、長手方向に沿ってトナーの攪拌搬送を行うディスペンスオーガ104が設けられている。
ここで、図2及び図4に示すように、湾曲壁100の長手方向の一方の端部には、トナー収容室82とディスペンス室102とが互いに通じるようにトナー供給口106が形成されている。これにより、トナー収容室82内に収容されたトナーは、第1アジテータ84によって攪拌されながらトナー収容室82内を軸方向に搬送され、トナー供給口106からディスペンス室102へ送り込まれるようになっている。
一方、第3仕切壁110の長手方向の他方の端部には、ディスペンス室102と現像剤収容室112とが互いに通じるようにして開口部108が形成されており、これにより、ディスペンス室102内のトナーは、ディスペンスオーガ104によって攪拌されながらディスペンス室102内を搬送され、開口部108から現像剤収容室84へ送り込まれるようになっている。
また、図2に示すように、開口部108は、下端部が現像剤収容室112に収容されているトナーの表面位置よりも下方に位置するようにして形成されている。
ディスペンスオーガ104は、第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116と同一の構成とされており、図4に示すように、回転軸104Aを備え、メイントナー補給ユニット80の周壁に回転可能に支持されている。回転軸104Aには、所定のピッチで羽根104Bが螺旋状に巻き付けられている。また、回転軸104Aの末端にはパルスジェネレータ105が設けられている。ディスペンスオーガ104が回転することにより、羽根104Bによってディスペンス室102内のトナーが攪拌されながら、図4の矢印方向に沿って搬送される。また、ディスペンスオーガ104の回転数に応じた数のパルスがパルスジェネレータ105から出力されて制御コンピュータ66に入力される。
また、ディスペンスオーガ104の回転軸104Aには、開口部108と対向する位置に、板片130が形成されている。板片130は、回転軸104Aの径方向に突出し、長手方向がディスペンスオーガ104の回転軸104Aの軸に沿って設けられている。
これにより、ディスペンスオーガ104の回転によってディスペンス室102内を搬送されてきたトナーが、開口部108と対向する位置に到達すると、羽根104Bに攪拌されると同時に、板片130でも攪拌されるようになっている。そして、トナーは、羽根104Bおよび板片130によって攪拌されながら、開口部108から現像剤収容室112へ供給される。
図4に示すように、第1アジテータ84は、第1回転軸86A、第1支持部86B、第1攪拌搬送フィルム88、及び補助フィルム90を備え、メイントナー補給ユニット80の周壁に回転可能に支持されている。
第2アジテータ92は、第2回転軸94A、第2支持部94B、及び第2攪拌搬送フィルム96を備え、メイントナー補給ユニット80の周壁に回転可能に回転可能に支持されている。
図3に示すように、第1アジテータ84の第1支持部86Bには、第1攪拌搬送フィルム88が、第1支持部86Bの軸方向に亘って接着により貼付けられ固定されている。
第1攪拌搬送フィルム88は、PET等の可撓性の樹脂フィルムからなり、一方の端部には、第1切込88A、第2切込88B、第3切込88Cが形成されている。
第1切込88A及び第2切込88Bは、第1支持部86Bの軸方向と約45°の角度をなし、且つ両方の端部からトナー供給口106に向かう方向に複数設けられている。第1切込88Aの長さは、第2切込88Bの長さよりも長くなっている。また、本実施形態においては、一対の第1切込88Aの間に、3つの第2切込88Bが設けられている。
第3切込88Cは、幅方向長さW3を有するトナー供給口106と対向する位置に、幅方向長さW1の間隔をおいて、後述する補助フィルム90の幅方向の両側に一対設けられており、第3切込88Cの切り込み方向は、第1支持部86Bの回転半径方向とされている。
一方、第1攪拌搬送フィルム88の、一対の第3切込88Cで挟まれる領域に、幅方向長さW2を有する補助フィルム90が設けられている。
補助フィルム90は、PET等の可撓性の樹脂フィルムからなり、第1攪拌搬送フィルム88に重ねられ、一端が第1攪拌搬送フィルム88に貼付けられて第1支持部86Bに保持されている。また、補助フィルム90の他端は、自由端90Aとなっている。
図4に示すように、第1攪拌搬送フィルム88及び第2攪拌搬送フィルム96が回転すると、トナー収容室82内のトナーが攪拌されながら矢印方向へ搬送される。
(制御コンピュータのハード構成)
図5に示される如く、制御コントローラ66は、マイクロコンピュータ200を含んで構成されている。マイクロコンピュータ200は、CPU(セントラル・プロセシング・ユニット)202、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)204、ROM(リード・オンリー・メモリ)206、I/O(入出力ポート)208、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス210を備える。
I/O208には、画像形成装置10における搬送系を制御する搬送制御部212、露光処理系を制御する露光処理制御部214、現像処理系を制御する現像処理制御部216、定着処理系を制御する定着処理制御部218が接続されている。
また、I/O208には、GUI(グラフィック・ユーザー・インターフェイス)220が接続されており、ユーザーからの操作指示を受けると共に、ユーザーへ様々な情報(例えば、トナー無し警告表示等)を報知(表示)する。
また、現像処理制御部216には、記憶素子チップ81が接続されており、二成分現像剤(トナー)に関する情報(トナー供給のために行った動作のカウント数CTZ)が逐次更新記憶されるようになっている(詳細後述)。さらに、現像処理制御部216は、パルスジェネレータ105を備えており、トナーを供給するための駆動源駆動用のパルスを発生する(詳細後述)。
(トナー残量認識制御)
ここで、本実施の形態では、パルスジェネレータ105の実トナー供給動作パルス数に基づくトナー消費量の誤差を、当該実トナー供給動作パルス数と、画像データに基づく画素数から得られる目標トナー供給パルス数との比に基づいて補正するようにした。
この補正は、画像密度が平均的(例えば、画像密度50%程度)であれば、前記比に対して線形的(ほぼ正比例)な補正を行えばよい。しかし、画像密度分布は入力される画像データによって様々であるため(図6(A)〜(H)参照)、本実施の形態では、当該画像密度分布情報を考慮して補正値の調整も併せて実行している。なお、図6(A)〜(H)の横軸は、実トナー供給動作パルス数と目標トナー供給動作パルス数のカウント比Pであり、縦軸は各カウント比Pの分布割合を示す。
以下に、図6に基づき、画像密度分布とトナー消費量の変動について詳細に説明する。
前述したように画像密度が50%の場合(図6(H)参照)は、実トナー供給動作パルス数CBと目標トナー供給動作パルス数CBMのカウント比P(=CB/CBM)が、1.0を中心に集中しており、誤差が少ないことがわかる。
一方、画像密度1.3%(図6(B)参照)〜20%(図6(G)参照)の場合、カウント比Pが分散しており、このカウント比Pに応じた補正係数Cを線形的に定めておけば(表1参照)、実トナー供給パルス数と目標トナー供給パルス数とが一致(前記カウント比Pが1.0に近似)する理想的な特性となる(図6(B)参照)。
ここで、画像密度0.7%になると、トナーがほとんど使われないはずであるのに、カウント比Pの数値3〜7が存在している。これが、「かぶり」によるトナー消費であり、前述したように、パルスジェネレータ105の実トナー供給動作パルス数に基づくトナー消費量の誤差を、当該実トナー供給動作パルス数と、画像データに基づく画素数から得られる目標トナー供給パルス数との比のみに基づいて補正すると、この「かぶり」によるトナー消費を見逃すことになる。言い換えれば、線形的な補正係数の設定のままだと、トナーが消費されていない傾向の補正係数が設定されることになる。この結果、トナー不足という画像形成処理ができない状況に陥る。
そこで、本実施の形態では、特に、像密度が低いときに発生する、「かぶり」に起因するトナー消費分を加味した補正係数の設定している(表1に記載した「調整なし」参照)。これは、画像密度が0.7%又はこれに近似する画像密度という条件の下で、意図的に、トナー不足という結果とは逆の結果である「トナー過多」傾向となるように補正精度をおとすものである(図6(A)参照)。実際はカウント比Pに基づく補正係数Cを「1」とすることで、補正トナー送り動作カウント数CBHを調整しない。
Figure 2009175265
但し、
CB:実トナー送り動作カウント数
CBM:目標トナー送り動作カウント数
P:カウント比
各比較値di、si(iは正の整数)の実数値は、0<d1<d2<dn−1<dn<1(nはiの最大値)であり、かつ1<s1<s2<sn−1<sn(nはiの最大値)である。
図7は、制御コントローラ66における前記トナー消費量認識のための機能ブロック図である。なお、この図7は、あくまでも機能的にブロック化したものであり、ハード構成を限定するものではない。
制御コントローラ66には、前回トータルカウント数CTZ読出部250及び今回トータルカウント数CTK認識部252が設けられている。
前回トータルカウント数CTZ読出部250は、記憶素子チップ81にアクセス可能とされ、この記憶素子チップ81に記憶されている前回トータルカウント数CTZを読み出す。
また、今回トータルカウント数認識部CTKは、パルスジェネレータ105に接続されており、カウント数を累積することで、今回トータルカウント数CTKを認識する。
前回トータルカウント数CTZ読出部250及び今回トータルカウント数CTK認識部252は、それぞれ実トナー送り動作カウント数CB演算部254に接続されている。実トナー送り動作カウント数CB演算部254では、前記前回トータルカウント数CTZ読出部250及び今回トータルカウント数CTK認識部252から得た情報から、実トナー送り動作カウント数CBを以下の(1)式に基づき演算する。
CB=CTK−CTZ・・・(1)
また、制御コントローラ66には、前回トータル画素数PTZ読出部256及び今回トータル画素数PTZ読出部258が設けられている。
この前回トータル画素数PTZ読出部256及び今回トータル画素数PTZ読出部258は、それぞれ画像形成処理稼働履歴データ記憶部260に接続され、前回トータル画素数PTZ読出部256では前回トータル画素数PTZを読出し、今回トータル画素数PTZ読出部258では今回トータル画素数PTZを読み出す。
読み出したデータは、それぞれ画素数PB演算部262に送出されるようになっている。
画素数PB演算部262では、以下の(2)式に基づき、画素数PBを演算する。
PB=PTK−PTZ・・・(2)
画素数PB演算部262は、目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部264に接続され、前記(2)式で演算した結果を、この目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部264へ送出する。
目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部264は、画素数−トナー消費量正比例係数k読出部266に接続されている。画素数−トナー消費量正比例係数k読出部266は、前記画像形成処理稼働履歴データ記憶部260に接続されており、正比例係数kを読出し前記目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部266に送出する。
この結果、目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部264では、前記(2)式で得た画素数PBと正比例係数kに基づき、目標トナー送り動作カウント数CBMを求める((3)式参照)。
CBM=k×PB・・・(3)
前記(3)式で得られたCBM値は、CBM値判定部268へ送出されるようになっている。このCBM値判定部では、CBM値が「0」か又「0以外」かに基づいて、後述する補正を行う必要があるかないかの判定を行う。
CBM値判定部268は、カウント比P演算部270及び補正実行可否判定部272に接続されている。
CBM値判定部268において、CBM値が「0」の場合、画像形成が実行されていないと考えられるため、前回と同様の補正をすればよい旨の通知を出力する。
一方、CBM値判定部268において、CBM値が「0以外」の場合、画像形成が実行されていると考えられ、カウント比P演算部270に対してCBM値を出力する。このCBM値出力がカウント比P演算の実行指示を兼ねる。
カウント比P演算部270では、実行指示があると、前記実トナー送り動作カウント数CB値を取り込んで、CBM値に対するCB値の割合であるカウント比Pを演算する((4)参照)。
P=CB/CBM・・・(4)
このカウント比P演算部270は、前記補正実行可否判定部272に接続されている。補正実行可否判定部272では、前記CBM値による補正の実行可否判定の他、このカウント比P演算部270に取り込まれるCB値が「0」か「0以外」かに基づき、補正の実行の可否を判定する。
補正実行可否判定部272において、CBM値、CB値が共に「0以外」であった場合は、補正を実行するべく、補正係数C抽出部274に対して実行指示を出力する。
補正係数C抽出部274では、実行指示を受けると、カウント比P−補正係数C相関テーブルデータ記憶部276に記憶されているカウント比P−補正係数C相関テーブルデータ(表1参照)からカウント比Pに対する補正係数Cを読み出す。
読み出した補正係数Cは、補正トナー送り動作カウント数CBH演算部278に送出されるようになっている。
この補正トナー送り動作カウント数CBH演算部278では、前記CB値と補正係数Cとに基づいて、補正トナー送り動作カウント数CBHを演算する((5)式参照)。
CBH=CB×C・・・(5)
補正トナー送り動作カウント数CBH演算部278は、前回トータルカウント数CTZ累積演算部280に接続され、(5)式に基づいて演算したCBH値を前回トータルカウント数CTZ累積演算部280を送出する。これにより、前回トータルカウント数CTZ累積演算部280では、(6)式に基づいて、前回トータルカウント数CTZを更新する。
CTZ←CTZ+CBH・・・(6)
前回トータルカウント数CTZ累積演算部280は、前回トータルカウント数CTZ更新記憶実行部282に接続され、前記(6)式で演算した結果(更新情報)を、記憶素子チップ81へ更新記憶する。
また、前回トータルカウント数CTZ累積演算部280には、報知部284が接続され、前記(6)式で演算した結果を当該報知部284へ送出する。報知部284では、この結果に基づいて、トナー残量に関する情報を報知する。
以下、本実施の形態の作用を説明する。
まず、画像形成装置10の動作について説明する。
画像データが入力されると、感光体ドラム16の周面が帯電ローラ18によって一様に帯電される。その後、当該画像データに応じて光源である半導体レーザの点灯状態が制御され、半導体レーザから照射された光が、ポリゴンミラー38等で偏向走査され、感光体ドラム16の周面に静電潜像が形成される。
上記工程を各プロセスカートリッジ14Y、14M、14C、14Kにおいて実行することで、各感光体ドラム16の表面にY、M、C、K用の静電潜像が形成される。
その後、現像装置64から各色のトナーが供給され、感光体ドラム16の静電潜像が現像され、搬送ベルト44によって搬送されてくる用紙Pへ各色が重ねられて転写され、フルカラー画像となる。
フルカラー画像が形成された用紙Pは、定着ローラ56で加熱、加圧処理されながら搬送されることで定着され、排紙トレイ60へ排出される。
次に、現像装置64におけるトナー供給について詳細に説明する。
メイントナー補給ユニット80において、第1アジテータ84及び第2アジテータ92が回転すると、トナー収容室82内のトナーが攪拌され、これによって軸線方向へのトナー搬送力が生じる。
これによってトナーは、トナー供給口106を経由してディスペンス室102へ送り込まれる。トナーは、ディスペンス室102内のディスペンスオーガ104によって、ディスペンス室102内を攪拌されながら開口部108へ搬送される。
開口部108へ搬送されたトナーは、開口部108から現像剤収容室112へ供給される。開口部108では、板片130によってトナーが細かく粉砕され、ほぐされている。
現像剤収容室112に供給されたトナーは、第1循環路114および第2循環路118で第1攪拌搬送オーガ120及び第2攪拌搬送オーガ116によって第1循環路118及び第2循環路114内を攪拌されながら搬送されることにより、現像剤と混合される。そしてトナーが混合された現像剤は、第1循環路118と第2循環路114との間を矢印の方向に沿って循環し、現像ローラ126に供給され、感光体ドラム16に形成された静電潜像が現像される。
一方、規定枚数たとえば数十枚の用紙Pへの印刷が終了する毎に、制御コンピュータ66においては、メイントナー補給ユニット80から現像ユニット74への総トナー供給量を求め、記録素子チップ81に格納するとともに、前記総トナー供給量に基づいてトナー残量を求める。
次に、図8及び図9のフローチャートに従い、制御コンピュータ66における、トナー残量認識制御ルーチンを説明する。
図8はトナー残量認識制御のためのメインルーチンであり、ステップ300では、1ブロック分の実トナー送り動作カウント数CBを今回トータルカウント数CTKから前回トータルカウント数CTZを差し引くことで求める((1)式参照)。なお、「1ブロック」とは、予め設定した処理枚数であり、この処理枚数に制限はない。1ブロックの処理枚数が少なければ緻密なトナー残量認識が可能であるが、演算毎の変化率が少ないため無意味な制御が増えて制御負担となる。一方、1ブロックの処理枚数が多ければトナー残量認識が雑になるが、演算処理回数が少ない分制御負担が軽減される。従って、装置仕様、性能、ユーザーの使用頻度、使用状況(文字/画像)等各種パラメータに基づいて1ブロック(処理枚数)を決定すればよい。
ステップ300で、実トナー送り動作カウント数CBを得ると、ステップ302へ移行して、1ブロック分の画素数PBを、今回トータル画素数PTKから前回トータル画素数PTZを差し引くことで求める((2)式参照)。
次いで、ステップ304では、前記ステップ302で得た画素数PBと、予め定めた比例係数kとに基づいて、目標トナー送り動作カウント数CBMを演算する((3)式参照)。
この時点で、必要なパラメータ(実トナー送り動作カウント数CB、目標トナー送り動作カウント数CBM)が揃うことになる。
次のステップ306では、目標トナー送り動作カウント数CBMが「0以外」か「0」かを判断する。このステップ306で目標トナー送り動作カウント数CBMが「0」と判定(CBM≠0?の否定判定)されると、画素数に変化がない(例えば、空データ等)と判断し、トナー残量の調整等が不要、かつ前回のトナー残量の補正を継続するべく、ステップ318へ移行する。
また、ステップ306で目標トナー送り動作カウント数CBMが「0以外」と判定(CBM≠0?の肯定判定)されると、ステップ308へ移行して、目標トナー送り動作カウント数CBMと、実トナー送り動作カウント数CBとに基づいて、トナー残量補正指針となるカウント比Pを演算する((4)式参照)。
次のステップ310では、実トナー送り動作カウント数CBが「0以外」か「0」かを判断する。このステップ310で実トナー送り動作カウント数CBが「0」と判定(CB≠0?の否定判定)されると、ステップ312へ移行して、前回のトナー残量の補正送り動作カウント数CBHをクリア(CBH←0)し、ステップ318へ移行する。
また、ステップ310で実トナー送り動作カウント数CBが「0以外」と判定(CB≠0?の肯定判定)されると、ステップ314へ移行して、補正係数Cを決定する処理を実行する(詳細は、図9のフローチャートで説明)。
このステップで補正係数Cが決定すると、ステップ316では、この補正係数を実トナー送り動作カウント数CBに乗算して、補正送り動作カウント数CBHを得て((5)式参照)、ステップ318へ移行する。
ステップ318では、得られた補正送り動作カウント数CBHを、現時点で記憶素子チップ81に記憶されている前回トータルカウント数CTZに加算することで、記憶素子チップ81に新たな前回トータルカウント数CTZとして更新記憶する。
ここで、新たに更新される前回トータルカウント数CTZは、現時点までのトナー総消費量に相当するため、この新たに更新される前回トータルカウント数CTZに基づき、トナーの補給の要否を判定することができる。
そこで、本実施の形態では、このトナーの補給の要否の内、「トナー補給要」のときに、報知部284(図7参照)を制御して、GUI220にトナーを補給する旨のメッセージを表示する。
なお、このメッセージ表示においては、トナー補給必要度合いを段階的に設定し、例えば、「まもなくトナーが無くなります補給の準備をして下さい」→「トナーが残り僅かです交換して下さい」→「トナーが不足しています。印刷ができない場合があります」→「トナーがありません。印刷を中止します」といったようにメッセージを段階的に表示するようにしてもよい。
図9は、前記図8のステップ314における補正係数C決定処理サブルーチンである。
ステップ320では、まず、カウント比Pとして予め設定した比較値diとsiを読み出す(iは正の整数)。なお、比較値diは0<di<1(すなわち、小数)であり、比較値siは1<si(すなわち、1を超える正の数)である。
また、読み出される比較値diの大小関係は、0<d1<d2<・・・<dn−<dn<1であり、1<s1<s2<・・・<sn−<snである(表1参照)。
次のステップ322では、カウント比Pが0<P≦d1の範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ324へ移行して表1に基づき、補正係数CにCd1を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ322で否定判定されるとステップ326へ移行する。
次のステップ326では、カウント比Pがd1<P≦d2の範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ328へ移行して表1に基づき、補正係数CにCd2を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ326で否定判定されると、読み出した前記比較値diの回数に応じた回数(i=3,4,5・・・n−2)分カウント比Pの範囲に基づく補正係数Cの決定処理を繰り返し、ステップ330へ移行する。
次のステップ330では、カウント比Pがdn−1<P≦dnの範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ332へ移行して表1に基づき、補正係数CにCdn−1を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ330で否定判定されるとステップ334へ移行する。
次のステップ334では、カウント比Pがdn<P<1の範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ336へ移行して表1に基づき、補正係数CにCdnを代入しこのルーチンは終了する。
ステップ334で否定判定されるとステップ338へ移行する。
次のステップ338では、カウント比PがP=1か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ340へ移行して表1に基づき、補正係数Cに「1」を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ338で否定判定されるとステップ342へ移行する。
次のステップ342では、カウント比Pが1<P≦s1の範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ344へ移行して表1に基づき、補正係数CにCs1を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ342で否定判定されるとステップ346へ移行する。
次のステップ346では、カウント比Pがs1<P≦s2の範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ348へ移行して表1に基づき、補正係数CにCs2を代入しこのルーチンは終了する。
ステップ346で否定判定されると、読み出した前記比較値siの回数に応じた回数(i=3,4,5・・・n−2)分カウント比Pの範囲に基づく補正係数Cの決定処理を繰り返し、ステップ350へ移行する。
次のステップ350では、カウント比Pがsn−1<P≦nの範囲か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ352へ移行して表1に基づき、補正係数CにCsn−1を代入しこのルーチンは終了する。また、否定判定されると、ステップ354へ移行して表意1に基づき、補正係数CにCsnを代入してこのルーチンは終了する。
上記制御において、像密度が定常状態(例えば、文字画像の場合の一例として、図10(B)に示す像密度8.8%)では、プリント比Pに基づいて線形的な関係である補正係数Cを得て、補正することで、動作目標量と実動作量とがほぼ一致するが、像密度が極端に低い状態(例えば、図10(A)に示す像密度0.7%)では、プリント比Pに基づく補正係数Cをプリント比Pと同じく補正しない数値(C=1)とすることで、動作目標量と実動作量との間に誤差(実動作量の数値の方がトナー消費が多い傾向)が生じる。
しかし、このときの動作目標量は、所謂「かぶり」分が考慮されていないので、この動作目標量に合わせる補正を実行すると(図10(A)の鎖線参照)、トナーがない状態でトナーが残っているという最悪の判断をしかねない。
そこで、本実施の形態では、像密度が極端に低いときに限り、意図的に動作目標量に対して、トナー消費が多い傾向の結果を出すことで、前記最悪の事態を回避する。
なお、本実施の形態に係る画像形成装置10は一例であり用紙Pに順次各色の画像を重ね合わせる構成ではなく、一旦中間転写体(中間転写ベルト、中間転写ドラム)に各色の画像を重ねて転写した後(一次転写)、二次転写で用紙Pに転写する構成であってもよい。
また、現像装置がロータリー式で、単一の感光体ドラムに時系列で各色の静電潜像を形成し、現像し、用紙Pへ転写する構成であってもよい。
本実施の形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 図1に示す画像形成装置のプロセスカートリッジの概略構成図である。 (A)は図2に示すプロセスカートリッジのアジテータの構成を示す概略図、(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線断面図である。 図2に示すプロセスカートリッジの現像ユニットの構成を示す概略図である。 制御コンピュータのハード構成を示すブロック図である。 像密度の異なる画像における、実トナー供給動作パルス数と目標トナー供給動作パルス数のカウント比Pの分布割合特性図である。 制御コンピュータで実行されるトナー残量認識制御のための機能ブロック図である。 制御コンピュータにおけるトナー残量認識制御のメインルーチンを示すフローチャートである。 補正係数C決定処理サブルーチンを示す制御フローチャートである。 横軸を総画素カウント数、縦軸を補正済み動作量としたときの動作目標(実線)に対する特性図であり、(A)は図6(A)に示した像密度7%時、(B)は図6(F)に示した像密度8.8%時である。
符号の説明
10 画像形成装置
14(14Y、14M、14C、14K) プロセスカートリッジ(画像形成手段)
16 感光体ドラム
34 露光ユニット(画像形成手段)
44 搬送ベルトユニット
56 定着ローラ
60 排紙トレイ
62 感光体カートリッジ
64 現像装置
66 制御コントローラ
68 電源部
81 記憶素子チップ
250 前回トータルカウント数CTZ読出部
252 今回トータルカウント数CTK認識部
105 パルスジェネレータ
254 実トナー送り動作カウント数CB演算部(現像剤実送出量演算手段)
256 前回トータル画素数PTZ読出部
258 今回トータル画素数PTZ読出部
260 画像形成処理稼働履歴データ記憶部
262 画素数PB演算部
264 目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部(現像剤目標送出量演算手段)
266 目標トナー送り動作カウンタ数CBM演算部
268 CBM値判定部
270 カウント比P演算部
272 補正実行可否判定部(禁止手段)
274 補正係数C抽出部(補正手段)
276 カウント比P−補正係数C相関テーブルデータ記憶部
278 補正トナー送り動作カウント数CBH演算部(補正手段)
280 前回トータルカウント数CTZ累積演算部(現像剤残量演算手段)
282 前回トータルカウント数CTZ更新記憶実行部
284 報知部

Claims (7)

  1. 画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する画像形成手段と、
    前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算する現像剤実送出量演算手段と、
    前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算する現像剤目標送出量演算手段と、
    前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分が減少する傾向に、前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算する現像剤残量演算手段と、
    前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分が予め設定した数値を超えた場合に、前記補正手段による補正の実行を禁止する禁止手段と、
    を有する画像形成装置。
  2. 画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する画像形成手段と、
    前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算する現像剤実送出量演算手段と、
    前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算する現像剤目標送出量演算手段と、
    前記現像剤実送出量演算手段の演算による実送出量と、前記現像剤目標送出量演算手段の演算による目標送出量との差分を求め、この差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値未満の場合には当該差分が減少する傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正すると共に、前記差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値以上の場合には前記実送出量が多くなる傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正する補正手段と、
    前記補正手段で補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算する現像剤残量演算手段と、
    を有する画像形成装置。
  3. 前記像密度に基づいて設定される数値に相当する差分が、前記現像部の帯電量の変化に伴う像保持体上の非現像領域への転写に起因する現像剤消費量の存在の有無を判定するしきい値であることを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段の1回の補正量が制限されることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段による補正の機会が、予め設定した画像形成処理量毎であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
  6. 画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する場合に、
    前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算し、
    前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算し、
    前記実送出量と前記目標送出量との差分が減少する傾向に、前記実送出量を補正し、
    補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算すると共に、
    前記実送出量と前記目標送出量との差分が予め設定した数値を超えた場合に、前記補正の実行を禁止させることを、
    コンピュータに実行させることを特徴とする現像剤残量認識プログラム。
  7. 画像データに基づいて、搬送機構を駆動することによって現像剤を現像剤貯留部から現像部へ送り込み、当該現像剤が像保持体上に転写されることで像を形成する場合に、
    前記搬送機構の駆動状態に基づいて現像剤の現像部への実送出量を演算し、
    前記画像データに基づいて現像剤の目標送出量を演算し、
    前記実送出量と前記目標送出量との差分を求め、この差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値未満の場合には当該差分が減少する傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正すると共に、前記差分が予め画像形成される像密度に基づいて設定される数値以上の場合には前記実送出量が多くなる傾向に前記現像剤実送出量演算手段の演算結果を補正し、
    前記補正した結果に基づいて、現像剤貯留部の残量を演算することを、
    コンピュータに実行させることを特徴とする現像剤残量認識プログラム。
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