JP2018066789A - 画像形成装置、及びそのトナー量の検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来、トナーボトル内部のトナー残量は、そのトナーボトルから現像器へ供給された量からトナー残量を推定していたので、実際のトナー残量と推測した残量に乖離が出やすいという課題があった。
【解決手段】着脱可能なトナーボトルから供給されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像し、該現像された画像を記録媒体に転写して出力する画像形成装置において、次のようにトナー残量を検出する。即ち、前記トナーボトルの複数の箇所それぞれに設けられた検出手段によりトナー残量を検出する。そして、前記トナーボトルの複数の箇所それぞれに設けられた検出手段による検出の結果に基づいて前記トナーボトル内部のトナー分布を算出し、該算出されたトナー分布から前記トナーボトルのトナー残量を推定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は画像形成装置、及びそのトナー量の検出方法に関し、特に、例えば、着脱可能なトナーボトルにより供給されるトナーを用い、電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置、及びそのトナー量の検出方法に関する。
従来、電子写真方式に従う画像形成装置に装着するトナー収容容器内部のトナー残量は、そのトナー収容容器から現像器へ供給された量から推測されていた。そのため、実際のトナー残量と推測した残量に乖離が出やすいという課題があった。近年、トナー収容容器の外周もしくは内周に一対の電極を設け、電極間に交流電圧を印加した際、その電圧が変化する時間から電極間の静電容量を推測し、トナー残量を測定するという技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−286793号公報
しかしながら上記従来例では、収容容器内部の一箇所で検知を行っているため、センサ位置にだけトナーが無いようなトナー分布状態になった場合に、トナー収容容器にトナーが無いと誤って判断してしまうことがあった。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、トナー収容容器内部のトナー量をより正確に検知することが可能な画像形成装置、及びそのトナー量の検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の画像形成装置は次のような構成からなる。
即ち、着脱可能なトナー収納容器から供給されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像し、該現像された画像を記録媒体に転写して出力する画像形成装置であって、前記トナー収納容器の複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出する検出手段と、前記検出手段による前記トナー収納容器の前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量の検出の結果に基づいて前記トナー収納容器のトナー量を判定する判定手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、トナー収容容器のトナー量をより正確に検知することができる。
本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置の概要構成を示す側断面図である。 図1に示す画像形成装置におけるトナーの流れの概要を示す断面図である。 トナーボトル内部のトナー残量を検知するための残量検知部の詳細な配置を示す斜視図である。 画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。 残量検知部の詳細な構成を示すブロック図である。 画像形成装置が実行する印刷動作を示すフローチャートである。 トナーボトル内部のトナー残量を検出する残量検知シーケンスを示すフローチャートである。 トナーボトルから現像器へトナーを補給するトナー補給シーケンスを示すフローチャートである。 トナーボトルが補給動作を行なえる状態かどうかを判断するボトル確認シーケンスを示すフローチャートである。
以下添付図面を参照して本発明の好適な実施例について、さらに具体的かつ詳細に説明する。しかしながら、本発明は以下に説明する実施例により限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更や追加があっても構わない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。さらに人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かも問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体(シート)」とは、一般的な画像形成装置で用いられる記録紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、搬送の可能な媒体も含むものである。
<画像形成装置の概要(図1)>
図1は本発明の代表的な実施例である電子写真方式に従って画像を形成する画像形成装置(LBP)1の概要構成を示す側断面図である。
まず、カット記録用紙のようなシート状の記録媒体の給紙搬送系について説明する。
LBP1は、記録媒体4を収納するカセット3、カセット3から記録媒体4をピックアップするピックアップローラ5、記録媒体4をレジストローラ(後述)まで搬送する搬送ローラ6を備える。これと別に、多目的トレイ7(以下、MPT)から手差し供給された記録媒体4を搬送するためMPT搬送ローラ8を備える。カセット3からの記録媒体の搬送路とMPT7からの記録媒体の搬送路とが合流する位置と記録媒体4を同期搬送させるためのレジストローラ10との間には、レジストローラ前センサ9(以下、レジセンサ)が設けられる。レジセンサ9は、これら2つの搬送路から搬送されてきた記録媒体を検知する。なお、ピックアップローラ5の近傍とMPT搬送ローラ8の近傍には、記録媒体の供給を検出する給送センサ19、20がそれぞれ、設けられる。
次に、画像形成部と画像が形成された記録媒体の排出搬送系について説明する。
記録媒体の搬送方向に関し、レジストローラ10の下流側には、レーザスキャナ2から照射されたレーザ光により画像を形成する転写ローラ11と感光ドラム(像担持体)12と現像器30を含む画像形成部が配置される。そして、その下流にはループセンサ17が配置され更に下流に定着ユニット13が設けられ、感光ドラム12と定着ユニット13との間にループを作ることで画像形成部からの記録媒体の搬送速度を一定に保っている。なお、感光ドラム12に形成された静電潜像はトナーボトル31より供給されるトナーにより現像器30において可視化され顕像となる。そして、転写ローラ11により記録媒体へとその形成画像が転写される。なお、トナーボトルという表現によりトナーを収容する収納容器の形状が限定されるものではなく、一般的にはトナー収納容器として表現しても良い。
記録媒体の搬送方向に関しさらに下流側には、画像が定着された記録媒体4の搬送を監視する定着排出センサ14と、画像が定着された記録媒体4をさらに下流へと搬送する排出ローラ15が配置される。続いて、さらにその下流には、排出される記録媒体の搬送を監視する排出センサ16が配置される。このような経路を経た記録媒体4は排出トレイ18に排出される。
図2は画像形成装置1におけるトナーの流れの概要を示す断面図である。なお、図2において、(a)はトナーボトル31とその周辺部を示す図1の画像形成装置とは異なる方向からの側断面図であり、(b)は(a)の矢印Aの方向から見た側断面図である。
図2(b)に示すように、感光ドラム12の周囲には帯電部(不図示)、レーザスキャナ2、現像器30、転写ローラ11、分離部(不図示)が設けられている。感光ドラム12の表面は帯電部によって一様な電位に帯電され、レーザスキャナ2によってレーザビームにより露光が行われ、感光ドラム12上には静電潜像が形成される。現像器30内には、トナーTが蓄積され、トナーは撹拌スクリュー(不図示)によって撹拌され、現像スリーブ35の周面に付着し、感光ドラム12との近接位置において、静電潜像にトナーが付着して現像が行われ、トナー像が形成される。
感光ドラム12上のトナー像は、感光ドラム12の回転に同期し、上述した給紙搬送系によって搬送される記録媒体に転写ローラ11によって転写される。そして、トナー像が転写された記録媒体4は分離部によって感光ドラム12から分離され、定着ユニット13によって定着される。その後、記録媒体は機外に排出される。
現像器30内のトナーは現像によって消費され、現像器30内のトナー量は低下する。図2(a)〜(b)に示されるように、現像器30の内壁にはトナーセンサ(現像器)34Bが設けられていて、トナー量の低下を検知できる。この検知に従って、トナー補給を制御する制御部(後述)はボトルモータ32を駆動してトナーボトル31からトナーを補給する。
ボトルモータ32によって回転するトナーボトル31は、内部にトナーを貯蔵し、画像形成装置1に対し、着脱可能の構成となっていて、トナーボトル31内部には螺旋状の凹凸やスクリューなど内部でトナーを搬送する機構が設けられている。そのスクリューなどの回転に伴ってトナーボトル31内のトナーは排出口41の方向へと移動され、トナーを一時的に貯留するトナーホッパ33を通って現像器30内へと落下する。また、トナーホッパ33にも、トナーセンサ(トナーホッパ)34Aが設けられていて、このセンサからの出力に基づいて、制御部(後述)はその部分のトナー残量を検知できる。
なお、この実施例ではトナーボトル31からトナーホッパ33を介してトナー補給を行う構成となっているが、トナーボトル31から直接、現像器30内にトナー補給を行う構成であっても良い。
画像形成装置1は、トナーボトル31内のトナー残量を検知する残量検知部(後述)が設けられていて、その残量検知部によって精度のよいトナー残量検知がなされる。その検知されたトナー残量情報に基づいて、画像形成装置1はトナーボトルの交換や、トナー撹拌などを促すメッセージを操作パネル(不図示)に表示する。これにより、ユーザはそのメッセージに従って、適切な作業を行うことが可能となる。
図3はトナーボトル31内部のトナー残量を検知するための残量検知部40の詳細な配置を示す斜視図である。
図3に示されるように、残量検知部40を構成する、1つの駆動部40Aと1つの検知部40Bとからなる組を複数、トナーボトル31の長手方向(回転軸方向)に沿って配置する。駆動部40Aと検知部40Bとはそれぞれ電極であり、残量検知部40では、複数の箇所に配置された各組の駆動部40Aと検知部40Bとの間(電極間)の静電容量を検知部40Bが検出する。その静電容量は、駆動部40Aと検知部40Bの間のトナー量に応じて増減する。また、検知部40Bの検知結果と、トナーボトル31内部のトナーの影響を受けない位置に配置される基準検知部40Cの検知結果とを比較することによって、温湿度などの周囲環境の影響を抑えたトナー残量を推定することができる。
検知部40Bの検知結果に基づいて、後述するプロセッサがトナー残量を判断する。また、各組の検知部40Bの位置におけるトナー残量の判断結果より、トナーボトル31内部のトナーの分布とトナー面の傾きも判断する。
図4は画像形成装置の制御構成を示すブロック図である。
図4に示されるように、画像形成装置1の各部は、CPU51AとROM51BとRAM51Cとからなるプロセッサ51を含む制御部50により制御される。また、制御部50には、電源を切断しても情報を保持できる、例えば、EEPROMのような不揮発性メモリ(NVRAM)52を備えている。
即ち、制御部50は、ボトルモータ32を駆動してトナーボトル31を回転させ、現像器30とレーザスキャナ2を制御して、感光ドラム12に静電潜像を形成し、その潜像を現像する。また、制御部50は、図1に示した各ローラとこれを駆動するモータ(不図示)からなる搬送部70の動作を制御する。さらに、制御部50は、トナーボトル31のトナー残量を検知する残量検知部40と、ホッパ33のトナー残量を検知するトナーセンサ34Aの動作を制御する。
図5は残量検知部40の詳細な構成を示すブロック図である。
図5に示されるように、残量検知部40には、駆動部40Aと、駆動部40Aへ駆動電圧を供給する駆動電圧供給部61と、検知部40Bと、基準検知部40Cと、基準検知部40Cの検知結果を判断する検知結果判断部62が含まれる。
検知結果判断部62の結果から、制御部50内の、CPU51AとROM51BとRAM51Cとからなるプロセッサ51がトナー残量を判断する。ここで、ROM51BにはCPU51Aが実行する制御プログラムを格納し、RAM51CはCPU51Aがその制御プログラムを実行する作業領域として用いられる。
次に、以上のような構成の画像形成装置が実行する画像形成動作とそれに付随して実行されるトナー残量検知処理やトナー補給処理などにについてフローチャートを参照して説明する。
図6は画像形成装置が実行する印刷動作を示すフローチャートである。画像形成装置1はユーザからコピーやプリントなどの指示を受けて印刷動作を開始する。
印刷動作開始後、まずステップS1では、トナー残量データがNVRAM52に格納されているかどうかを調べる。ここで、トナー残量データがNVRAM52に格納されていないことが確認された場合、処理はステップS100に進み、残量検知シーケンス(後述)を実行して現在のトナー残量を取得し、その後、処理はステップS2に進む。これに対して、トナー残量データがNVRAM52に格納されていることが確認された場合、処理はそのままステップS2に進み、現在のトナー残量と印刷動作に必要とされる予測トナー量とを比較する。
ここで、その比較結果から、現在のトナー残量が印刷動作に必要な量よりも多いと判断した場合、処理はステップS3に進む。これに対して、現在のトナー残量が印刷動作に必要な量よりも少ないと判断した場合、処理はステップS6に進む。そして、ステップS6ではユーザへ印刷途中でトナーボトルの交換が必要になる可能性がある旨を通知する。この通知は操作パネルへのメッセージ表示や、画像形成装置1に接続されたホスト装置にその通知データを送信することによりなされる。さらにステップS7では、印刷動作を継続するかの選択を求める。ここで、ユーザが印刷継続を選択した場合、処理はステップS3に進み印刷動作を継続し、印刷継続が選択されなかった場合は、印刷動作を中止する。
ステップS3では、トナーセンサ34Bからの出力や残量検知部40からの検知結果に基づいて現像器30内にトナーが入っているかどうかを調べる。ここで、現像器30内にトナーが有ると判断された場合、処理はステップS4に進み、プリント(印刷)を実行する。その後、ステップS5では全ての印刷動作が終了したかどうかを調べる。ここで、必要な枚数の印刷がなされ、全ての印刷動作を終了したと判断された場合、一連の印刷動作を終了し、全ての印刷動作が終了していないと判断された場合、処理はステップS3へ戻り、印刷動作を続行する。
ステップS3において、現像器30内にトナーが無いと判断された場合、処理はステップS8に進み、NVRAM52にアクセスして現在のトナーボトル31において以前に補給不可と判断された履歴があるかどうかを確認する。この履歴の情報については後述する。ここで、補給不可の履歴がないと判断されれば、処理はステップS200に進み、トナー補給シーケンスを実行する。その後、処理はステップS3に戻る。これに対して、補給不可の履歴があると判断された場合、処理はステップS9に進み、ユーザへ現在のトナーボトル31は補給不可のボトルであり、トナーボトルの交換を促す旨の通知を行う。その通知は操作パネルへのメッセージ表示や、画像形成装置1に接続されたホスト装置にその通知データを送信することによりなされる。
その後、ステップS10では、トナーボトル交換が行われたかどうかを調べる。ここで、ボトルが交換されたと判断すれば、再度トナー補給を試みるため、処理はステップS200に進み、トナー補給シーケンスを実行する。その後、処理はステップS3に戻る。これに対して、トナーボトルが交換されなければ、印刷に必要なトナーが足りないと判断し印刷動作を終了する。
図7はトナーボトル内部のトナー残量を検出する残量検知シーケンスを示すフローチャートである。これは図6に示したステップS100の詳細な処理を示すものである。
残量検知シーケンスに移行すると、ステップS101では、残量検知部40に含まれる複数の、駆動部と検知部の組からの検知結果を用いて、現在のトナーボトル31内部のトナーの分布及びトナー面の傾きを算出する。トナーボトル31の内部のトナーの分布及びトナー面の傾きは、例えば、図2(a)に示したトナーボトル31の内部のトナーTの分布または、トナーボトル31の回転軸方向の傾きである。
次に、ステップS102では残量検知部40の検知結果に基づいて、トナーボトル31が新品であるか否かを調べる。そのトナーボトルが新品である場合、トナーが相当量、充填されているので、トナーは内部に一様に分布しており、トナー面の傾きも緩やかである。一方、トナーボトルが新品でない場合、トナー分布にばらつきがあり、トナー面の傾きも急である。従って、トナー分布やトナー面の傾きに関する予め定められた閾値とステップS101で算出されたトナー分布とトナー面の傾きと閾値とを比較する。ここで、その比較の結果から、トナーボトルが新品であると判定された場合、処理はステップS103に進む。これに対して、トナーボトルが新品でないと判定された場合、処理はステップS106に進む。
ステップS103では、各組の駆動部40Aと検知部40Bとの間の静電容量と基準検知部40Cの検知結果とに基づいて、そのトナーボトルのトナー残量を推定する。ステップS104では、推定されたトナー残量をトナーボトル内部のトナー残量100%の状態を示す残量データT100として、NVRAM52に記憶する。さらに、ステップS105では、同じ値を現在の残量データとしてNVRAM52に記憶する。そして、残量検知シーケンスを終了し、処理は図6に示した処理に戻る。
さて、処理がステップS106に進んだ場合、まず、比較対象となる前回残量検知を行った際のトナー残量のデータがNVRAM52に記憶されているかどうかを調べる。
ここで、前回残量検知の残量データが記憶されていると判定された場合、処理はステップS107に進む。ステップS107では、NVRAM52からこれを読み出し、前回残量検知で得られたトナー残量データとステップS101で取得された静電容量との比較から、現在のトナーボトル内部のトナー残量を百分率(%)で判定する。そして、ステップS108では判定されたトナー残量を現在の残量データTとしてNVRAM52に記憶する。そして、残量検知シーケンスを終了し、処理は図6に示した処理に戻る。
これに対して、前回残量検知の残量データが記憶されていないと判定された場合、処理はステップS109に進み、ステップS101で算出されたトナーの分布及びトナー面の傾きに基づいて、トナーボトル内部の現在のトナー残量を推定する。そして、ステップS110では、推定されたトナー残量を現在の残量データTとしてNVRAM52に記憶する。そして、残量検知シーケンスを終了し、図6に示した処理に戻る。
このようにして、NVRAM52を備えていない場合でも、現在のトナー残量を算出して取得することができる。
図8はトナーボトルから現像器へトナーを補給するためのトナー補給シーケンスを示すフローチャートである。これは図6に示したステップS200の詳細な処理を示すものである。
まずステップS201では、トナーボトル31からすぐにトナーを排出可能かを確認するため、残量検知部40の一部(排出口41の近傍に構成された駆動部40Aと検知部40Bの組)を用いて、排出口41付近にトナーが残存しているどうかかを調べる。ここで、排出口41付近にトナー有りと判定された場合、処理はステップS202に進み、トナーボトル31を駆動回転させ、トナー補給動作を行なう。
そして、ステップS203で、ホッパ33に設けられたトナーセンサ(トナーホッパ)34Aがトナーを検知したか否かによって補給が正常に行なわれたかを調べる。ここで、正常にトナー補給が行なわれたと判断された場合、処理はステップS204に進み、補給動作を終了し、さらに、前述した残量検知シーケンスS100を実行し、現在のトナー残量を検出した後、処理は図6に示した処理に戻る。
さて、ステップS201で排出口41付近にトナーなしと判定された場合、或いはステップS203でトナーセンサ(トナーホッパ)34Aがトナーを検出しない場合には、すぐにはトナー補給ができない状態であると判断し、処理はステップS205に進む。ステップS205において、現在のトナーボトルが過去に補給異常と判定された事象が有るかどうかをNVRAM52に格納された履歴情報から確認する。ここで、その事象の発生数を示すカウントCの値を調べ、C≠0であれば、処理はステップS206に進み、現在のトナーボトルでは補給不可と判断する。そして、この処理シーケンスを終了し、図6に示した処理へ戻る。これに対して、C=0であれば、そのような事象はないと判定し、処理は、トナーボトルの状態を確認するため、ステップS300に進み、ボトル確認シーケンスを実行する。
なお、ステップS203において実行するトナー検知のためのセンサは、図2(a)に示したようなホッパ33内部ではなく、トナーボトルの出口に設けても良い。
図9はトナーボトルが補給動作を行なえる状態かどうかを判断するボトル確認シーケンスを示すフローチャートである。
まず、ステップS301では、NVRAM52に記憶されている現在のトナーボトルの残量データTの値が“0”であるかどうかを確認する。ここで、残量データTの値が“0”であった場合、処理はステップS302に進み、現在のトナーボトルではトナー補給が不可であると判定する。そして、ステップS303では、カウントCの値を“+1”カウントアップする。その後、処理は図8に示した処理に戻る。
これに対して、残量データTの値が“0”でなかった場合、処理はステップS304に進み、ボトルモータ32を駆動してトナー補給のためのトナーボトル31を連続回転させる。そして、ステップS305では、この回転動作によって、トナーボトル内のトナー分布やトナー面の傾きに変化があったかどうかを調べる。この変化は、各組の駆動部40Aと検知部40Bとの間の静電容量の変化によって現れる。ここで、その変化があったと判断された場合は、処理はステップS306に進み、ボトルモータ32の回転数をアップすることによって、トナーボトル31からよりトナーを送り出せる状態にする。その後、処理はステップS303に進む。これに対して、トナーボトル内のトナー分布やトナー面の傾きに変化が無いと判断された場合、処理はステップS307に進み、トナーボトル自体に異常があると判定する。その後、処理はステップステップS303に進む。
従って以上説明した実施例に従えば、トナーボトル内部のトナー残量を正確に検知することが可能になる。これにより、適切なトナーボトルの交換時期や必要な情報をユーザに通知することができるようになり、画像形成装置の操作性や作業効率を向上させることに資する
なお、以上説明した実施例では、トナーホッパを介して間接的に現像器へトナーを補給する構成で説明したが、本発明はこれによって限定されるものではなく、トナーボトルから直接現像器へトナーを補給する構成でもよい。また、以上説明した実施例では、トナーボトルを回転させることによって、トナーボトル内部のトナーを搬送する構成で説明したが、本発明はこれによって限定されるものではなく、トナーボトル内部のトナーを搬送する構成は他の構成でもよい。
さらに、上述した実施例では、単機能の画像形成装置(プリンタ装置)を例として説明したが本発明はこれによって限定されるものではない。本発明は、例えば、画像読取装置(スキャナ装置)と画像形成装置とADF装置が一体化した複写機システムにも適用できるし、さらに複写機システムにファクシミリ機能を加えた複合システムとしても良い。
2 レーザスキャナ、12 感光ドラム、30 現像器、31 トナーボトル、
32 ボトルモータ、33 ホッパ、34A トナーセンサ(トナーホッパ)、
34B トナーセンサ(現像器)、35 現像スリーブ、40 残量検知部、
40A 駆動部、40B 検知部、41 排出口、50 制御部、51 プロセッサ、
61 駆動電圧供給部、62 検知結果判断部、70 搬送部、T トナー

Claims (16)

  1. 着脱可能なトナー収納容器から供給されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像し、該現像された画像を記録媒体に転写して出力する画像形成装置であって、
    前記トナー収納容器の複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記トナー収納容器の前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量の検出の結果に基づいて前記トナー収納容器のトナー量を判定する判定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量の検出の結果に基づいて前記トナー収納容器の内部のトナー分布を取得し、該トナー分布から前記トナー収納容器の内部のトナー量を判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記トナー収納容器からのトナー補給動作を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記トナー収納容器を回転させるモータを有し、
    前記検出手段は、前記モータにより回転する前記トナー収納容器の回転軸の方向における前記複数の箇所それぞれに電極の組を設け、前記複数の電極の組それぞれにおける静電容量を検出することで前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記電極の組は、駆動部と検知部とを有し、
    前記検出手段は、前記駆動部と前記検知部との間の静電容量を検出することで前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー収容容器から排出されたトナーを一時的に貯留するホッパと、
    前記ホッパから排出されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像する現像器とをさらに有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記ホッパの内部のトナーを検出する第1のセンサと、
    前記現像器の内部のトナーを検出する第2のセンサとを有し、
    前記制御手段は、前記第2のセンサにより前記現像器にトナーが検出された場合には、画像形成を行い、前記第2のセンサにより前記現像器にトナーが検出されない場合には、前記モータを駆動して前記トナー収納容器を回転させ、前記トナー収納容器により前記トナー補給を行わせることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記判定手段により判定されたトナー量と画像形成動作に必要とされる予測トナー量と比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果に従って、ユーザに印刷途中で前記トナー収納容器の交換が必要になる可能性がある旨を通知する通知手段とをさらに有することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記複数の電極の組のうちの1つの組は前記トナー収納容器のトナーの排出口におけるトナーの検出が可能に設けられ、
    前記検出手段は、前記1つの組により前記排出口の付近にトナーがあるかどうかを検出することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記トナー補給は、前記トナーの排出口の付近にトナーがあることが検出された場合に開始され、前記第1のセンサにより前記ホッパによりトナーが検出された場合に終了することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記トナーの排出口の付近にトナーが検出されない場合、或いは、前記ホッパにトナーが検出されない場合、前記モータを駆動して前記トナー収納容器を回転させ、前記トナー収納容器より前記トナー補給を行わせることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記判定手段により判定された前記トナー収納容器の内部のトナー量を格納する格納手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 着脱可能なトナー収納容器から供給されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像し、該現像された画像を記録媒体に転写して出力する画像形成装置であって、
    前記トナー収納容器の内部の複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出する検出手段と、
    前記検出手段による前記トナー収納容器の内部の前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量の検出の結果に基づいて前記トナー収納容器の内部のトナー分布を判定する判定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 前記判定手段による判定の結果に基づいて、前記トナー収納容器からのトナー補給動作を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記トナー収納容器を回転させるモータを有し、
    前記検出手段は、前記モータにより回転する前記トナー収納容器の回転軸方向における前記複数の箇所それぞれに電極の組を設け、前記複数の電極の組それぞれにおける静電容量を検出することで前記複数の箇所それぞれにおけるトナー量を検出することを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 着脱可能なトナー収納容器から供給されたトナーにより電子写真方式に従って形成された潜像を現像し、該現像された画像を記録媒体に転写して出力する画像形成装置におけるトナー残量の検出方法であって、
    前記トナー収納容器の複数の箇所それぞれに設けられた検出手段によりトナー量を検出する検出工程と、
    前記検出工程において、前記トナー収納容器の前記複数の箇所における前記検出手段によるトナー量の検出の結果に基づいて前記トナー収納容器のトナー量を判定する判定工程とを有することを特徴とするトナー量の検出方法。
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