JP2009175129A - 温度センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感温素子の素子電極線とシース芯線との接合部に係る応力を緩和させ、接合部の破断や剥離を防止する。
【解決手段】 温度センサ100は、感温体(サーミスタ焼結体)103および素子電極線104を有する感温素子102と、素子電極線104に接合されるシース芯線108を外筒に内包するシース部材106と、有底筒形状を有し、その内部空間に感温素子103および接合部110を収容する包囲部材112と、内部空間に充填される保持部材(セメント)114と、を備える。そして、少なくとも、感温体103の外周と保持部材114との間には、包囲部材112の軸線方向に対して交差する方向に感温体103が変位するのを許容する空隙105が設けられている。これにより、温度センサ100に冷熱サイクルが繰り返し生じた場合にも、空隙105の存在分だけ感温体103の位置が変位可能となり、接合部110に係る応力を緩和させられる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、サーミスタ素子やPt抵抗体素子等の感温素子を備える温度センサおよびその製造方法に関するものである。
従来、自動車の排気ガスなどの温度を検出する温度センサとしては、例えば、下記の特許文献1〜5に記載のものが知られている。
図6は、従来の温度センサの構成を示す断面図であり、金属チューブ512のみを破断して示している。図6(a)に示すように、この温度センサ500は、サーミスタ焼結体503と素子電極線504とから構成されるサーミスタ素子502と、シース芯線508をシース管507内に絶縁保持して構成されるシース部材506と、を備えている。そして、サーミスタ焼結体503から延びる素子電極線504は、シース管507の先端から延びるシース芯線508に、レーザスポット溶接によって接合されている。サーミスタ素子502と、素子電極線504に接続されたシース芯線508とは、ステンレス合金製の金属チューブ512内に収容されている。また、金属チューブ512内の空間には、振動等によるサーミスタ素子502の揺動を防止するための保持部材として、耐熱性酸化物(Al[アルミナ]など)から成る絶縁性のセメント514が充填されて、耐振動性が確保されている。
排気ガスの温度は、−40℃程度の低温域から1000℃程度の高温域までの広範囲にわたって変化する可能性があるため、温度センサ500は、そのような広範囲な温度領域での温度の検知に使用される可能性がある。従って、温度センサ500は、低温/高温の冷熱サイクルの環境下に曝されることになる。
特開2005−55254号公報 特開2004−301679号公報 特開2000−266609号公報 特開2000−234962号公報 特開2007−170952号公報
ここで、サーミスタ素子502の素子電極線504には、耐熱性が高く電気抵抗が低いPtやPt/Rh合金等が用いられ、シース芯線508には、耐熱性や強度、コスト等の面からステンレスやインコネル等が用いられる。従って、レーザスポット溶接により接合された素子電極線504とシース芯線508とは材質が異なることになるので、両者の熱膨張率が異なることになる。このため、仮に、金属チューブ512内にセメント514が充填されていないとすると、図6(b)に示すように、例えば、温度変化に応じて、素子電極線504とシース芯線508との接合部510からサーミスタ焼結体503までの素子電極線504が屈曲し、サーミスタ焼結体503の位置が変位しようとする。
しかしながら、図6(a)に示したように、サーミスタ素子502が収容された金属チューブ512内には、セメント514が充填されて固定されているために、素子電極線504は屈曲することができず、サーミスタ焼結体503の位置も変位することができない。このため、図6(c)に示すように、素子電極線504とシース芯線508との接合部510に、矢印A(温度上昇時)や矢印B(温度降下時)に示すように、剪断応力が加わってしまう。
上記のように、素子電極線504とシース芯線508との接合部510に、剪断応力が繰り返し加わると、接合部510の破断や剥離が発生してしまい、サーミスタ素子502からの検出出力を外部に取り出せなくなってしまう可能性がある、という問題があった。
また、サーミスタ素子のサーミスタ焼結体には種々の組成を有するものが提案されているが、水と反応する成分を含有しているものもある。そのようなサーミスタ焼結体を有するサーミスタ素子に対しては、金属チューブ内に充填する保持部材であるセメントとしては、水系のセメントを用いることが困難であり、仮に用いたとしても、セメントの充填後、直ちにセメントを乾燥させて、サーミスタ焼結体が水と反応してしまうのを防止しなければならない、という問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、サーミスタ素子の素子電極線とシース芯線との接合部に係る応力を緩和させ、接合部の破断や剥離を防止することを目的とする。また、耐振動性を確保するための保持部材として水系セメントの使用を可能とすることを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された軸線方向に延びる有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサであって、
少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間には、前記包囲部材の軸線方向に対して交差する方向に前記感温体が変位するのを許容する空隙が設けられていることを特徴とする温度センサ。
適用例1に記載の温度センサでは、少なくとも、感温体の外周と保持部材との間に空隙が設けられているので、保持部材による感温素子の揺動防止の効果を保持部材が存在しない場合に比べて確保しながら、温度センサに冷熱サイクルが繰り返し生じた場合にも、空隙が存在している分だけ感温体の位置が包囲部材の軸線方向と交差する方向に変位(移動)可能となるため、素子電極線とシース芯線との接合部に係る応力を緩和させ、接合部の破断や剥離を防止することが可能となる。
[適用例2]
適用例1記載の温度センサにおいて、
前記感温体の外周と前記保持部材との間、および、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極線および前記シース芯線の外周と前記保持部材との間には、前記包囲部材の軸線方向に対して交差する方向に前記感温体及び前記素子電極線が変位するのを許容する空隙が設けられていることを特徴とする温度センサ。
適用例2に記載の温度センサでは、感温体の外周と保持部材との間だけでなく、感温体から接合部までの素子電極線およびシース芯線の外周と保持部材との間にも空隙が設けられているので、温度センサに冷熱サイクルが繰り返し生じた場合にも、空隙が存在している分だけ感温体及び素子電極線の位置が包囲部材の軸線方向と交差する方向に変位(移動)可能となる。そのため、適用例1の温度センサに比して、素子電極線とシース芯線との接合部に係る応力をより緩和させ、接合部の破断や剥離を防止することが可能となる。
[適用例3]
適用例1又は適用例2に記載の温度センサにおいて、
前記感温体の全外周と前記保持部材との間に包囲空隙が設けられており、この包囲空隙が前記空隙を含んでいることを特徴とする温度センサ。
温度センサに冷熱サイクルが繰り返し生じると包囲部材も伸縮することになるが、包囲部材が縮む際に包囲部材の内面が保持部材を押圧し、保持部材が感温体を押圧することになる。そこで、適用例3の温度センサでは、上述した包囲空隙を設けることで、包囲部材が縮んで保持部材を押圧したとしても、包囲空隙を設けなかった場合に比して保持部材が感温体を押圧する力を軽減することが可能となる。これにより、冷熱サイクルに起因した包囲部材の伸縮が生じた際にも、保持部材が感温体を押圧する力を軽減でき、この押圧する力に起因して素子電極線とシース芯線との接合部に応力がかかるのを軽減できる。そして、この包囲空隙は、包囲部材の軸線方向に対して交差する方向に前記感温体が変位するのを許容する空隙を含んでいることから、上述した適用例1,2の効果は維持され、接合部の破断や剥離をより確実に防止可能な温度センサとすることが可能となる。
[適用例4]
感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサの製造方法であって、
少なくとも、前記感温体の外周に可燃性物質を被覆する工程と、
前記感温体に前記可燃性質を被覆した感温素子の素子電極線と前記シース部材のシース芯線とを接合する工程と、
少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を前記包囲部材の内部空間に収容する工程と、
前記包囲部材の内部空間内に未固化の前記保持部材を充填した後、加熱により前記未固化の保持部材を固化させるとともに、前記可燃性物質を焼失させて、少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間に空隙を設ける工程と、
を備えることを特徴とする温度センサの製造方法。
[適用例5]
感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を絶縁保持した状態で金属性の外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサの製造方法であって、
前記感温素子の素子電極線と前記シース部材のシース芯線とを接合する工程と、
少なくとも、前記接合する工程後の前記感温素子の前記感温体の外周に可燃性物質を被覆する工程と、
少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を前記包囲部材の内部空間に収容する工程と、
前記包囲部材の内部空間内に未固化の前記保持部材を充填した後、加熱により前記未固化の保持部材を固化させるとともに、前記可燃性物質を焼失させて、少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間に空隙を設ける工程と、
を備えることを特徴とする温度センサの製造方法。
適用例4および適用例5に記載の温度センサの製造方法によれば、少なくとも、感温体の外面と保持部材との間に空隙を設けた温度センサを効率良く製造することができる。また、加熱により未固化の保持部材を固化させる過程において、感温体と保持部材との間に可燃性物質が介在するので、未固化の保持部材が感温体に対して影響を与えるのを可燃性物質が防ぐことができ、保持部材として水系セメントを使用することが可能である。すなわち、保持部材として使用できる材質の選択肢が増し、また、製造上の管理を容易にすることができるため、効率よく温度センサを製造することが可能となる。
[適用例6]
適用例5記載の温度センサの製造方法において、
前記可燃性物質を被覆する工程では、前記感温体の外周と、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極および前記シース芯線の外周と、に可燃性物質を被覆し、
前記空隙を設ける工程では、前記可燃性物質を焼失させて、前記感温体と前記保持部材との間、および、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極線および前記シース芯線と前記保持部材との間に空隙を設ける
ことを特徴とする温度センサの製造方法。
適用例6に記載の温度センサの製造方法によれば、感温体の外周と保持部材との間だけでなく、感温体から接合部までの素子電極線およびシース芯線の外周と保持部材との間にも空隙を設けた温度センサを効率良く製造することができる。
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.温度センサの構造:
A2.温度センサの製造工程:
B.第2実施例:
B1.温度センサの構造:
B2.温度センサの製造工程:
C.変形例:
A.第1実施例:
A1.温度センサの構造:
図1は、本発明の第1実施例としての温度センサの要部の構成を示す説明図であり、金属チューブ112のみを破断して示している。また、図2は、第1実施例としての温度センサの全体構成を示す説明図であり、一部を破断して示している。なお、図1は、図2において、2本の素子電極線104のうちの一方を含む形で、紙面に垂直な向きに温度センサ100の中心時に平行な断面をとったときの要部拡大図に相当する。
本実施例の温度センサ100は、自動車の排気ガスの温度を検出するために用いられる。従って、この温度センサ−40℃程度の低温域から1000℃程度の高温域までの広い範囲にわたって温度変化を生じ得る、冷熱サイクルの環境下に曝されることになる。
まず、図2に示すように、温度センサ100は、軸線(一点鎖線で示す)方向に延びる有底筒状の金属チューブ112の先端部内側に、サーミスタ素子102を配置させることにより構成される。金属チューブ112の後端側は開放されており、この後端部は、フランジ部材140の内側に圧入されている。フランジ部材140は、軸線(一点鎖線で示す)方向に延びる筒状の鞘部143と、この鞘部143の先端側に位置し、この鞘部よりも大きい外径を有して径方向外側に突出する鍔部142とを備えている。鍔部142の先端側には排気ガスが流れる排気管の取付部とシールを行うテーパ状の座面145を有している。なお、鞘部42は、先端側に位置する第1段部144とこれよりも径小の第2段部146とからなる二段形状をなしている。
そして、フランジ部材140に圧入された金属チューブ112は、その外周面が第2段部146と全周レーザ溶接されている。また、フランジ部材140の第1段部144には、円筒形状の金属製の継手160が圧入され、全周レーザ溶接されている。フランジ部材140及び継手160の周囲には、六角ナット部151及びネジ部152を有する取り付け部材150が回動自在に設けられている。本実施例の温度センサ100は、排気管の取付部にフランジ部材140の座面145を当接させ、取り付け部材150を取付部に螺合させることで、排気管に固定される。
金属チューブ112、フランジ部材140及び継手160の内側には、2本のシース芯線108をシース管107の内部に絶縁保持させたシース部材106が配置されている。金属チューブ112の内部においてシース部材106のシース管107の先端から延びるシース芯線108には、サーミスタ素子102の素子電極線104がレーザスポット溶接されている。一方、シース部材106から後端側に延びるシース芯線108は、加締め端子172を介して2本のリード線173に接続されている。シース芯線108同士及び加締め端子172同士は、絶縁チューブ171により互いに絶縁されている。この2本のリード線173は、継手160の後端部内側に嵌められた弾性シール部材174のリード線挿通孔を通って、継手160の外部に向けって引き出され、図示しないコネクタを介して
外部回路と接続されることになる。
次いで、第1の実施例の要部について、図1を用いて説明する。サーミスタ素子10は、サーミスタ焼結体103と素子電極線104とから構成されている。サーミスタ焼結体103は、(Sr,Y)(Al,Mn,Fe,Cr)Oをベース組成としたペロブスカイト型酸化物で形成されている。サーミスタ焼結体103は、六角柱形状を成しており、その後端面からは2本の素子電極線104が延びている。なお、この素子電極線104は、Pt/Rh合金にて構成されている。また、シース部材106は、ステンレス合金製のシース管107の内部に、2本のステンレス合金製のシース芯線108を配置し、そのシース芯線108を保持すべく、絶縁性のシース充填材(図示せず)を充填することにより、構成されている。そして、そのシース管107の先端からは、2本のシース芯線108が延びている。サーミスタ素子102の2本の素子電極線104と、シース部材106の2本のシース芯線108とは、それぞれ、断面が円形状を成しており、互いに対応する線同士の先端部がそれぞれ重ね合わされて、レーザスポット溶接によって接合されている。つまり、本実施例では、素子電極線104とシース芯線108とが異なる材質にて構成されており、熱膨張率が異なる材質からなるものを接合した形態を採っている。
金属チューブ112は、有底筒状を成し、ステンレス合金製であり、その内部に、サーミスタ素子102と、レーザスポット溶接による接合部110と、シース部材106の一部と、を収容している。さらに、セメント114は、絶縁セラミック成分、具体的にはAl(アルミナ)を主体とし、シリカを含有させた耐熱性酸化物によって構成されており、金属チューブ112によって囲まれた空間内に充填されることにより、サーミスタ素子102や接合部110などを保持するようにしている。
なお、本実施例において、サーミスタ素子102は、請求項における感温素子に相当し、サーミスタ焼結体103は請求項に感温体に相当している。また、金属チューブ112は請求項における包囲部材に相当し、セメント114は請求項における保持部材に相当している。
本実施例において、サーミスタ焼結体103の外周(外面)とセメント114との間には、図1に示すように、所定の距離(大きさ)を有する空隙105が設けられている。この空隙105により、以下に説明する効果を得ることができる。なお、本実施例では、サーミスタ焼結体103の全外周とセメント114との間に空隙105を設けており、この空隙105は、金属チューブ112の軸線方向に交差する方向にサーミスタ焼結体103が変位するのを許容する空隙を含んでいる。つまり、本実施例の空隙105は、請求項における空隙に相当し、さらに請求項における包囲空隙に相当している。
本実施例においても、温度センサ100は、冷熱サイクルの環境下に曝されるため、課題で説明したように、低温から高温へ温度上昇した場合あるいは高温から低温へ温度降下した場合に、素子電極線104とシース芯線108の熱膨張率の相違に基づいて素子電極線104を屈曲させる力およびサーミスタ焼結体103の位置を変位させる力が発生する。このとき、従来の温度センサでは、サーミスタ素子102および素子電極線104とシース芯線108の接合部110は、金属チューブ112の内部空間に充填されたセメント114によって固定されていた。このため、素子電極線104の屈曲やサーミスタ焼結体103の位置の変位ができず、接合部110に剪断応力が繰り返し加わることになり、接合部110の破断や剥離が発生してしまう。
しかしながら、上述したとおり、サーミスタ焼結体103の外周とセメント114との間には空隙105が設けられているので、温度センサ100に冷熱サイクルが繰り返された場合にもサーミスタ焼結体103の位置が金属チューブ112の軸線方向と交差する方向に変位(移動)することが可能である。これにより、接合部110に加わる剪断応力を緩和することができ、接合部110の破断や剥離を抑制することが可能となる。また、温度センサ100に冷熱サイクルが繰り返されて金属チューブ112が伸縮し、この金属チューブ112が縮んでセメント114を押圧したとしても、この空隙105は、サーミスタ焼結体103の全外周とセメント114との間に設けられているので、セメント114がサーミスタ焼結体103を押圧する力を、空隙105を設けなかった場合に比して軽減することが可能となる。この観点からも、素子電極線104とシース芯線108との接合部に係る応力を緩和することが可能となる。
A2.温度センサの製造工程:
上記空隙105は、以下で説明する製造工程を経ることにより設けることができる。
まず、サーミスタ素子102、シース部材106、金属チューブ112、フランジ部材140、取り付け部材150、継手160、リード線173、弾性シール部材174等の各部材を用意する。
そして、各部材102,106,112,140,150,160,173,174を互いに組み付けることにより、図2に示した温度センサ100の製造が完了する。
図3は、第1実施例の温度センサの製造工程における組み付けの工程の一部を示す工程図である。
まず、第1の工程では、サーミスタ素子102のサーミスタ焼結体103の外周(全外周)に可燃性物質を被覆する。
そして、第2の工程では、サーミスタ素子102の素子電極線104とシース部材106の先端から延びるシース芯線108とを、レーザスポット溶接にて接合する。
次に、第3の工程では、金属チューブ112の内部空間に未固化のセメント114を充填する。
そして、第4の工程では、サーミスタ素子102と、レーザスポット溶接による接合部110と、シース部材106の一部と、を金属チューブ112の内部空間に収容する。
さらに、第5の工程では、セメント114が固化する温度で加熱し、未固化のセメント114を乾燥、固化させるとともに、可燃性物質を焼失させる。この結果、サーミスタ焼結体103の周りに空隙105を設けることができる。
なお、可燃性物質としては、燃焼により除去(焼失)することが可能な物質であれば特に限定されないが、セメント114の固化温度以下で完全に燃焼する物質であれば、セメント114の固化と可燃性物質の焼失とを同時に行なうことができるので望ましい。具体的には、アクリルエマルジョン、ポリエチレンワックス、ワニス、ラテックスゴム等を用いることができる。また、溶剤にアクリル系ゴム、ポリエステル系樹脂を溶解させたものなどを用いることができる。一般的に分子量が大きくなく、直鎖のものを選択したほうが、グラファイトが残りにくく(残炭成分が少なく)、燃焼により完全な焼失をさせやすい。
また、可燃性物質の被覆の方法は、特に限定されないが、ディップ、吹き付け、刷毛塗り等の方法により行なうことができる。この時、可燃性物質溶液の濃度、粘度の調整や、ディップの回数、吹き付けの速度、刷毛塗りの回数等を適宜選択することにより、被覆膜の厚みを制御することができ、この結果として、被覆を焼失させた後に設けられる空隙の大きさを制御することができる。
なお、空隙の大きさは特に限定されないが、あまり大きいと、気体の熱伝導率はセメント114の熱伝導率に比べて小さいために、サーミスタ素子102による温度検知の応答性が悪くなり、また、耐振動性も悪くなる。従って、サーミスタ焼結体103とセメント114との間の空隙の大きさ(距離)は、温度変化に伴うサーミスタ焼結体103の位置の微小な変位を許容する最低限の大きさでよい。なお、この最低限の大きさは、素子電極線104の材質および長さ、シース芯線108の材質および長さ、接合部における両者の重なり部の長さ等により決まる。具体的には、0.5mm以下とすることが望ましい。
また、可燃性物質の被覆膜を緻密なものとした場合や、撥水性のものとした場合には、その防水効果によりサーミスタ焼結体103が水と反応する組成物質で形成されていた場合であっても、保持部材としてのセメント114に水系のセメントを用いることができるという利点もある。
B.第2実施例:
B1.温度センサの構造:
図4は、本発明の第2実施例としての温度センサの要部の構造を示す説明図であり、金属チューブ112のみを破断して示している。本第2実施例の温度センサ200が、第1実施例の温度センサ100と相違する点は、次の点である。すなわち、図4に示すように、サーミスタ焼結体103の周囲だけでなく、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の周囲(外周)に空隙105aが設けられている点である。なお、その他の構成は、第1実施例と同様であるので、同一の符号を付し、それらについての説明は省略する。なお、本第2実施例の温度センサでは、空隙105aは、サーミスタ焼結体103の全外周とセメント114との間に設けており、この空隙105aは、金属チューブ112の軸線方向に交差する方向にサーミスタ焼結体103および素子電極線104が変位するのを許容する空隙を含んでいる。つまり、本第2実施例の空隙105aは、請求項における空隙に相当し、さらに請求項における包囲空隙に相当している。
本第2実施例では、上述したとおり、サーミスタ焼結体103の周囲だけでなく、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の周囲を含む領域に空隙105aが設けられているので、温度センサ200に冷熱サイクルが繰り返し生じた場合にも、素子電極線104の屈曲およびサーミスタ焼結体103の位置の変位が可能である。これにより、接合部110に加わる剪断応力を第1実施例の場合よりもさらに緩和することができ、接合部110の破断や剥離を抑制することが可能となる。
B2.温度センサの製造工程:
上記空隙105aは、以下で説明する組み付けの工程を経ることにより設けることができる。
図5は、第2実施例の温度センサの製造工程における組み付けの工程の一部を示す工程図である。第2実施例の温度センサ200の組み付けの工程のうち、図3に示した第1実施例の温度センサ100の組み付けの工程と相違する点は、第1の工程および第2の工程のみであり、第3の工程〜第5の工程は、第1実施例と同様であるので、それらについての説明は省略する。
第1の工程では、サーミスタ素子102の素子電極線104とシース部材106の先端から延びるシース芯線108とを、レーザスポット溶接にて接合する。
そして、第2の工程では、サーミスタ素子102のサーミスタ焼結体103およびサーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の外周(外面)に可燃性物質を被覆する。なお、可燃性物質の種類や可燃性物質の被覆方法は、第1実施例と同じであるので、ここでは説明を省略する。
そして、第1実施例と同様に第3の工程〜第5の工程を実施することにより、サーミスタ焼結体103の周囲だけでなく、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の周囲を含む領域に空隙105aを設けることができる。
C.変形例:
なお、本発明は上記した実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様にて実施することが可能である。
上記した第2実施例における温度センサの製造工程(図5)は、サーミスタ焼結体103の周囲だけでなく、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の周囲を含む領域に空隙105aを設けた第2実施例の温度センサ200を製造するための製造工程の例として説明したが、サーミスタ焼結体103の外周(外面)のみに可燃性物質を被覆することによって、サーミスタ焼結体103の周囲だけでなく、サーミスタ焼結体103の周囲に空隙105を設けた第1実施例の温度センサ100を製造するための製造することもできる。
上記した第1実施例ではサーミスタ焼結体103の外周(外面)に可燃性物質を被覆しているが、少なくとも、サーミスタ焼結体103が変位する方向側の面にのみ可燃性物質を被覆するようにしてもよい。同様に、第2実施例ではサーミスタ焼結体103の周囲と、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の周囲と、を含む領域に可燃性物質を被覆しているが、少なくともサーミスタ焼結体103の変位する方向側の面と、サーミスタ焼結体103から接合部110までの素子電極線104およびシース芯線108の屈曲方向側の面に、可燃性物質を被覆するようにしてもよい。
上記した各実施例では、シース部材106の一部を、フランジ部材140に固定した金属チューブ112内に収容させた構成の温度センサを示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、シース部材106のシース管107をフランジ部材140の内側に固着させ、フランジ部材140の先端から突出するシース管107の外周に、サーミスタ素子102及び接合部110を収容する形態で有底筒状の金属キャップを溶接固定させた温度センサに、本発明を適用しても良い。なお、この場合、金属キャップが請求項の包囲部材に相当する。
上記した各実施例では、セメントとして、Al(アルミナ)を用いたが、MgOや、SiOなどを用いるようにしてもよい。また、上記した各実施例では、素子電極線としてPt/Rh合金を用いたが、純Pt、Pt/Ir合金、Pt/Ni合金、Pt/Pd合金、ZrOを分散強化材として含有させたPt又はPt合金等を用いるようにしてもよい。
上記した各実施例では、感温素子として、サーミスタ素子を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、Pt抵抗体素子等を用いるようにしてもよい。なお、感温素子としてサーミスタ素子を用いる場合には、その組成や結晶構造は上記の実施例のものに限定されず、適宜変更しても良いことは言うまでもない。
さらに、上記した各実施例では、空隙105,105aを、サーミスタ焼結体103の全外周とセメント114との間に設けるようにしたが、この空隙はサーミスタ焼結体103の全外周に設ける必要はなく、少なくとも金属チューブ112(包囲部材)の軸線方向に交差する方向にサーミスタ焼結体103(感温体)が変位するのを許容する空隙が、サーミスタ焼結体103(感温体)の外周とセメント114(保持部材)との間に設けられていれば、セメント114(保持部材)の一部がサーミスタ焼結体103(感温体)の外周に接していても良い。なお、このような空隙の形成部位の調整は、上記した各実施例の温度センサの製造工程において、可燃性物質の被覆位置を調整することで実現することができる。
また、本発明の温度センサは、排気温センサのみならず、被測定流体として水や油等の液体が流れる流通路に取り付けられる温度センサにも適用可能である。
本発明の第1実施例としての温度センサの要部の構成を示す説明図である。 第1実施例としての温度センサの全体構成を示す説明図である。 第1実施例の温度センサの製造工程における組み付けの工程部分を示す工程図である。 本発明の第2実施例としての温度センサの要部の構造を示す説明図である。 第2実施例の温度センサの製造工程における組み付けの工程部分を示す工程図である。 従来の温度センサの構成を示す断面図である。
符号の説明
100 温度センサ
200 温度センサ
102 サーミスタ素子(感温素子)
103 サーミスタ焼結体(感温体)
104 素子電極線
105 空隙
105a 空隙
106 シース部材
107 シース管(外筒)
108 シース芯線
110 接合部
112 金属チューブ(包囲部材)
114 セメント(保持部材)
115 被覆部
115a 被覆部
140 フランジ部材
142 鍔部
143 鞘部
144 第1段部
145 座面
146 第2段部
150 取り付け部材
151 六角ナット部
152 ネジ部
160 継手
171 絶縁チューブ
172 加締め端子
173 リード線
174 弾性シール部材

Claims (6)

  1. 感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された軸線方向に延びる有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサであって、
    少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間には、前記包囲部材の軸線方向に対して交差する方向に前記感温体が変位するのを許容する空隙が設けられていることを特徴とする温度センサ。
  2. 請求項1に記載の温度センサにおいて、
    前記感温体の外周と前記保持部材との間、および、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極線および前記シース芯線の外周と前記保持部材との間には、前記包囲部材の軸線方向に対して交差する方向に前記感温体及び前記素子電極線が変位するのを許容する空隙が設けられていることを特徴とする温度センサ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の温度センサにおいて、
    前記感温体の全外周と前記保持部材との間に包囲空隙が設けられており、この包囲空隙が前記空隙を含んでいることを特徴とする温度センサ。
  4. 感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサの製造方法であって、
    少なくとも、前記感温体の外周に可燃性物質を被覆する工程と、
    前記感温体に前記可燃性質を被覆した感温素子の素子電極線と前記シース部材のシース芯線とを接合する工程と、
    少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を前記包囲部材の内部空間に収容する工程と、
    前記包囲部材の内部空間内に未固化の前記保持部材を充填した後、加熱により前記未固化の保持部材を固化させるとともに、前記可燃性物質を焼失させて、少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間に空隙を設ける工程と、
    を備えることを特徴とする温度センサの製造方法。
  5. 感温体および素子電極線を有する感温素子と、前記素子電極線に接合されるシース芯線を絶縁保持した状態で金属性の外筒に内包するシース部材と、先端側に底部が形成された有底筒形状を有し、前記有底筒形状の内部空間に、少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を収容する包囲部材と、前記内部空間に充填される保持部材と、を備えた温度センサの製造方法であって、
    前記感温素子の素子電極線と前記シース部材のシース芯線とを接合する工程と、
    少なくとも、前記接合する工程後の前記感温素子の前記感温体の外周に可燃性物質を被覆する工程と、
    少なくとも、前記感温素子および前記素子電極線と前記シース芯線との接合部を前記包囲部材の内部空間に収容する工程と、
    前記包囲部材の内部空間内に未固化の前記保持部材を充填した後、加熱により前記未固化の保持部材を固化させるとともに、前記可燃性物質を焼失させて、少なくとも、前記感温体の外周と前記保持部材との間に空隙を設ける工程と、
    を備えることを特徴とする温度センサの製造方法。
  6. 請求項4記載の温度センサの製造方法において、
    前記可燃性物質を被覆する工程では、前記感温体の外周と、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極および前記シース芯線の外周と、に可燃性物質を被覆し、
    前記空隙を設ける工程では、前記可燃性物質を焼失させて、前記感温体の外周と前記保持部材との間、および、前記感温体から前記接合部までの前記素子電極線および前記シース芯線の外周と前記保持部材との間に空隙を設ける
    ことを特徴とする温度センサの製造方法。
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