JP2009174665A - ブレーキ装置及び減速機構付モータ - Google Patents
ブレーキ装置及び減速機構付モータ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ブレーキ部材33に対し駆動側回転体31及び従動側回転体32をそれぞれ離脱不能に係止可能とすべく、駆動側回転体31とブレーキ部材33との間に第1係止手段としての環状係止部33iを、従動側回転体32とブレーキ部材33との間に第2係止手段としての従動側係止部32j及びブレーキ側係止部33fを備える。
【選択図】図2
Description
図1は、本実施形態のモータ1を示す。本実施形態のモータ1は、自動車のウインドガラスを開閉するパワーウインド用のモータであり、モータ本体2と減速部3とからなる減速機付きモータにて構成されている。
ギヤハウジング21は樹脂製であって、該ギヤハウジング21の内部には、ウォーム軸22、ウォームホイール23及びブレーキ装置30が収容されている。ギヤハウジング21は、前記ヨークハウジング4の開口部4aと対向する開口部21aを備え、両開口部4a,21a間に前記ブラシホルダ7が介装される。
ブレーキ収容凹部21dには、ウォーム軸22と前記回転軸10との間に介装されたブレーキ装置30が収容されている。図2(a)(b)に示すように、ブレーキ装置30は、回転軸10に連結され該回転軸10と一体回転する駆動側回転体31と、ウォーム軸22に連結され該ウォーム軸22と一体回転する従動側回転体32とを備えている。また、駆動側回転体31と従動側回転体32との間において該従動側回転体32に一体回転可能に設けられるブレーキ部材33と、従動側回転体32とブレーキ部材33との間に介装される付勢部材としてのコイルスプリング34とを備えている。
上記のようなブレーキ装置30において、モータ本体2の非駆動時、即ち、駆動側回転体31に回転力が入力されてないときには、駆動側回転体31のカム溝31fとブレーキ部材33のカム溝33kとは、周方向において同位置にあり、その各カム溝31f,33k間における周方向中央に球体37は位置している。また、ブレーキ部材33はコイルスプリング34からの付勢力を受けて固定摩擦部材40の摩擦面40bに圧接され、該固定摩擦部材40に対し回転方向に係合する係合位置に位置している。この状態では、ブレーキ部材33のブレーキ面33hと固定摩擦部材40の摩擦面40bとの間に生じる摩擦力によりブレーキ部材33及び従動側回転体32の回転が規制されるようになっている。これにより、ウォーム軸22、ウォームホイール23及び出力軸24の回転が規制されるため、ウインドガラスの落下や悪意のある者のウインドガラスの開作動が防止されて車両の盗難防止が図られる。
ブレーキ装置30をモータ1に組み付ける際には、まず、ブレーキ装置30を組み付けてユニット化した後、そのユニット化したブレーキ装置30をモータ1に組み付ける。ブレーキ装置30をユニット化すべく組み付ける際には、コイルスプリング34を従動側回転体32の円筒部32aに挿入し、該従動側回転体32のスプリング支持部32fに載置する。その後、従動側回転体32の円筒部32aをブレーキ部材33の円筒部33a内に挿入し、該従動側回転体32及びブレーキ部材33の各係合突起32k,33g同士を軸方向に係止させる(図6参照)。これにより、ブレーキ部材33が従動側回転体32から離脱不能となる。尚、コイルスプリング34が従動側回転体32及びブレーキ部材33に対してそれらを離間する方向に付勢しているため、係合突起32k,33gの係止状態は維持される。
(1)本実施形態では、ブレーキ部材33に対し駆動側回転体31及び従動側回転体32をそれぞれ離脱不能に係止可能とすべく、駆動側回転体31とブレーキ部材33との間に第1係止手段としての環状係止部33iを、従動側回転体32とブレーキ部材33との間に第2係止手段としての従動側係止部32j及びブレーキ側係止部33fを備える。これにより、ブレーキ装置30をモータ1への組み付けから独立して組み付けてユニット化(一体化)することが可能となるため、モータ1への組み付けを容易にすることができる。また、ブレーキ装置30を一括で生産可能となるため、生産効率の向上に寄与できる。
・上記実施形態では、第1係止手段として環状係止部33iが設けられたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば図7に示すように、ブレーキ部材33の円筒部32aの内周面に形成された係止溝50と、駆動側回転体31の各回転伝達部31cの外周側端面に形成された係止突起51とから構成してもよい。係止溝50は周方向に連続的に形成され、係止突起51は径方向外側に突出するように形成されており、係止突起51は係止溝50内に位置している。係止溝50と係止突起51とは軸方向に係止可能であり、該係止溝50と係止突起51により駆動側回転体31がブレーキ部材33から離脱不能となっている。尚、ブレーキ装置30の組み付け状態において、係止溝50と係止突起51との間にはブレーキ部材33の軸方向の移動を許容する隙間が形成される。このような構成によれば、ブレーキ装置30が軸方向に大型化するのを防ぎつつ第1係止手段を構成できる。また、第1係止手段として別体からなる係止部材を設けてもよい。
・上記実施形態では、従動側係止部32j及びブレーキ側係止部33fは、それぞれ2つ設けられたが、特にこれに限定されるものではなく、それぞれ1つ、又は3つ以上設けてもよい。
・上記実施形態では、第2係止手段は従動側回転体32及びブレーキ部材33の各スプリング支持部32f,33cに形成された従動側係止部32j及びブレーキ側係止部33fにて構成されたが、これ以外に例えば、従動側回転体32及びブレーキ部材33の各円筒部32a,33aに形成してもよく、また、第2係止手段として別体からなる係止部材を設けてもよい。
・上記実施形態では、固定摩擦部材40はギヤハウジング21のブレーキ収容凹部21dに対し別部材としても設けられたが、ブレーキ収容凹部21dの内面に固定摩擦部を形成してもよい。
・上記実施形態では、本発明を自動車のウインドガラスを開閉するパワーウインド用のモータに具体化したが、特にこれに限定されるものではなく、パワーウインド用以外のモータに具体化してもよい。
Claims (5)
- 駆動軸に一体回転可能に連結される駆動側回転体と、
前記駆動軸と同軸配置された従動軸に一体回転可能に連結される従動側回転体と、
前記駆動側回転体と前記従動側回転体との間において該従動側回転体に一体回転可能に設けられるブレーキ部材を、固定摩擦部に対し付勢部材の付勢力を受けて当接させて回転方向に係合する係合位置、及びその固定摩擦部に対し前記付勢部材の付勢力に抗して離間させて回転方向に非係合となる非係合位置の2位置間で移動可能に設けてなるブレーキ機構と
を備え、前記駆動軸側からの回転入力時には前記駆動側回転体からの回転力により前記ブレーキ部材を前記非係合位置に切り替えて前記駆動軸の回転を前記従動軸に伝達可能とし、前記従動軸側からの回転入力時には、前記ブレーキ部材を前記係合位置に維持して前記従動軸の回転を規制するブレーキ装置であって、
前記ブレーキ部材に対し前記駆動側回転体及び前記従動側回転体をそれぞれ離脱不能に係止可能とすべく、前記駆動側回転体と前記ブレーキ部材との間に第1係止手段を、前記従動側回転体と前記ブレーキ部材との間に第2係止手段を備えたことを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項1に記載のブレーキ装置において、
前記第2係止手段は、前記従動側回転体から軸方向駆動軸側に延出形成された従動側係止部と、前記ブレーキ部材から軸方向従動軸側に延出形成されたブレーキ側係止部とからなり、前記従動側係止部と前記ブレーキ側係止部とが軸方向に係止されることを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項1又は2に記載のブレーキ装置において、
前記駆動側回転体には、該駆動側回転体の回転を前記従動側回転体に伝達するための回転伝達部が設けられ、
前記従動側回転体には、前記回転伝達部と前記回転方向に係合可能な回転係合部が設けられ、
前記回転方向における前記回転伝達部と前記回転係合部との間には、緩衝部材が設けられたことを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項3に記載のブレーキ装置において、
前記緩衝部材は、前記回転伝達部及び前記回転係合部の少なくとも一方に一体成形されることを特徴とするブレーキ装置。 - 回転軸を回転駆動するモータ本体と、前記回転軸と同軸上に配置されるウォーム軸を有する減速部とを一体に組み付けてなる減速機構付モータであって、
前記回転軸と前記ウォーム軸との間に請求項1〜4のいずれか1項に記載のブレーキ装置を組み付けてなることを特徴とする減速機構付モータ。
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2008
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