JP2002034207A - モータ - Google Patents

モータ

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JP2002034207A
JP2002034207A JP2001073578A JP2001073578A JP2002034207A JP 2002034207 A JP2002034207 A JP 2002034207A JP 2001073578 A JP2001073578 A JP 2001073578A JP 2001073578 A JP2001073578 A JP 2001073578A JP 2002034207 A JP2002034207 A JP 2002034207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転センサを備え、ロータ回転軸にウォーム軸
がクラッチ等の連結部材を介して連結されたモータにお
いて、小型化を図ることができるモータを提供する。 【解決手段】モータは、ヨーク4に対して支持され回転
駆動される回転軸6と、回転軸6と同心軸上にギヤハウ
ジング21に対して支持されるウォーム軸23と、回転
軸6とウォーム軸23とを連結し、回転軸6からウォー
ム軸23に回転を伝達するとともに、ウォーム軸23か
ら回転軸6への回転伝達を阻止するクラッチCと、回転
軸6と一体回転するように固定されるセンサマグネット
51、及びヨーク4及びギヤハウジング21に対して固
定されセンサマグネット51の回転速度を検出するホー
ルIC15を有する回転センサSとを備える。センサマ
グネット51は、回転軸6と一体回転するように連結さ
れたクラッチCの駆動側回転体32の軸部32aに固定
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータに係り、詳
しくはロータ回転速度を検出するための回転センサを備
え、ロータ回転軸にウォーム軸がクラッチ等の連結部材
を介して連結されたモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パワーウインド装置や電動サンル
ーフ装置を駆動するため等に用いられるモータには、ロ
ータ回転速度を検出するための回転センサを備えたもの
がある。回転センサは、ロータの回転軸に固定されるセ
ンサマグネットと、モータケース側(固定子側)に固定
される検出素子(ホールIC)とを有する。センサマグ
ネットは、ロータを構成するアーマチャや、コンミテー
タや、回転軸を軸支する軸受等が配置されていない位置
(モータケース内の余剰スペース)に固定されている。
検出素子は、前記センサマグネットと対向した位置でモ
ータケース側に固定され、ロータと一体回転するセンサ
マグネットの回転速度に応じたパルス信号を外部の制御
装置に出力する。
【0003】このようなモータは、例えば窓体と窓枠と
の間に異物が挟み込まれることで変化するロータ回転速
度に基づいて、制御装置から供給される駆動電流が制御
され、それ以上窓体が閉移動しないように、停止若しく
は反転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なモータは、回転軸に連結されるウォーム軸と、そのウ
ォームに噛合されるウォームホイールとからなる減速機
構を備えている。そして、このようなモータとしては、
回転軸とウォーム軸との間に、回転軸からウォーム軸に
回転を伝達しウォーム軸から回転軸への回転伝達を阻止
するクラッチ等の連結部材が設けられたものがある。
【0005】そして、検出素子は、その取付性を考慮す
ると、モータケースを構成し回転軸を収容するヨーク
(金属製)とモータケースを構成しウォーム軸を収容す
るハウジング(樹脂製)との連結箇所付近の樹脂部に設
けることが好ましい。よって、検出素子に対向して配置
されるセンサマグネットの取り付け位置も同様にヨーク
とハウジングとの連結箇所付近、即ち回転軸とウォーム
軸との連結部分(クラッチ等の連結部材)付近という極
限られた位置になる。
【0006】しかし、クラッチ等の連結部材付近の回転
軸上にセンサマグネットを固定しようとすると、回転軸
を予め長くする必要が生じ、その分、モータ全体の回転
軸線方向の長さが増し、モータが大型化してしまうこと
になる。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、回転センサを備え、ロ
ータ回転軸にウォーム軸がクラッチ等の連結部材を介し
て連結されたモータにおいて、小型化を図ることができ
るモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、モータケースと、前記モ
ータケースに対して支持され回転駆動される回転軸と、
前記回転軸と同心軸上に前記モータケースに対して支持
されるウォーム軸と、前記回転軸と前記ウォーム軸とを
連結し、該回転軸から該ウォーム軸に回転を伝達すると
ともに、該ウォーム軸から該回転軸への回転伝達を阻止
するクラッチと、前記回転軸と一体回転するように固定
されるセンサマグネット、及び前記モータケースに対し
て固定され前記センサマグネットの回転速度を検出する
検出素子を有する回転センサとを備えたモータにおい
て、前記センサマグネットを、前記回転軸と一体回転す
るように連結された前記クラッチの駆動側回転体に固定
したことを要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、モータケース
と、前記モータケースに対して支持され回転駆動される
回転軸と、前記回転軸と同心軸上に前記モータケースに
対して支持されるウォーム軸と、前記回転軸と一体回転
するように連結された駆動側回転体と、前記ウォーム軸
と一体回転するように連結され、前記駆動側回転体に係
合可能な従動側回転体とを有し、前記回転軸と前記ウォ
ーム軸との芯ずれを許容する連結部材と、前記駆動側回
転体に前記回転軸と一体回転するように固定されるセン
サマグネット、及び前記モータケースに対して固定され
前記センサマグネットの回転速度を検出する検出素子を
有する回転センサとを備えたことを要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のモータにおいて、前記連結部材は、前記回転軸から前
記ウォーム軸に回転を伝達するとともに、該ウォーム軸
から該回転軸への回転伝達を阻止するクラッチであるこ
とを要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1又は3
に記載のモータにおいて、前記センサマグネットを、前
記クラッチの内部につながる隙間を覆うように設けたこ
とを要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のモータにおいて、前記駆動側回転体は、前記回転軸が
嵌合される嵌合凹部が形成され前記クラッチのクラッチ
ハウジング外部に突出する軸部を有し、前記隙間は、前
記クラッチハウジングと前記軸部との間に生じるもので
あって、前記センサマグネットを、前記隙間より大きな
径の円盤形状にすることで、前記隙間を覆うようにした
ことを要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか1項に記載のモータにおいて、前記モータケ
ースは、前記回転軸を収容する略有底円筒形状のヨーク
と、前記ウォーム軸を収容し前記ヨークの開口側に固定
されるハウジングとを有し、前記ヨークの開口部には、
該ヨーク内部側に給電用ブラシを保持する樹脂製のブラ
シホルダが固定され、前記検出素子を、前記ブラシホル
ダの前記ヨーク外部側に固定したことを要旨とする。
【0014】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
クラッチにより、回転軸からウォーム軸に回転が伝達さ
れるとともに、ウォーム軸から回転軸への回転伝達は阻
止される。そして、センサマグネットは回転軸と一体回
転するように連結されたクラッチの駆動側回転体に固定
されるため、センサマグネットを固定するための部位を
回転軸上に確保する必要がなく、回転軸を予め長くしな
くてよい。よって、クラッチ及び回転センサを備えたモ
ータの小型化を図ることができる。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、前記回転
軸と前記ウォーム軸との芯ずれは連結部材により許容さ
れる。そして、センサマグネットは回転軸と一体回転す
るように連結された連結部材の駆動側回転体に固定され
るため、センサマグネットを固定するための部位を回転
軸上に確保する必要がなく、回転軸を予め長くしなくて
よい。よって、連結部材及び回転センサを備えたモータ
の小型化を図ることができる。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、回転軸からウォーム軸に
回転が伝達されるとともに、ウォーム軸から回転軸への
回転伝達は阻止される。
【0017】請求項4に記載の発明によれば、センサマ
グネットはクラッチの内部につながる隙間を覆うように
駆動側回転体に固定されるため、クラッチ内部に例えば
ブラシ磨耗紛等の粉体が侵入し難くなる。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、センサマ
グネットは、回転軸が嵌合される嵌合凹部が形成されク
ラッチのクラッチハウジング外部に突出する軸部と、該
クラッチハウジングとの間に生じる隙間より大きな径の
円盤形状とされる。これにより、クラッチの内部につな
がる隙間が覆われる。
【0019】請求項6に記載の発明によれば、検出素子
は、ブラシホルダの給電用ブラシを保持する側と反対側
であるヨーク外部側に固定されるため、ブラシ磨耗紛が
検出素子に付着し難くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をパワーウインド装
置用のモータに具体化した一実施形態について図1〜図
8を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるモ
ータ1の要部断面図を示す。図2は、モータ1の要部分
解断面図を示す。モータ1は、モータ本体2と減速部3
と回転センサS(図5参照)と連結部材としてのクラッ
チCとを備えている。
【0021】図1及び図2に示すように、上記モータ本
体2は、ヨークハウジング(以下、単にヨークという)
4、複数のマグネット5、回転軸6、アーマチャ(電機
子)7、コンミテータ(整流子)8、樹脂製のブラシホ
ルダ9及び給電用のブラシ10を備えている。
【0022】ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成され
ている。そして、その内周面には、2つのマグネット5
が対向して固着されている。また、ヨーク4の底部に
は、その中心軸に沿って上記回転軸6の基端部が回転可
能に支持されている。この回転軸6の先端部には、図5
に示すように、円柱形状から平行に面取りした2面巾凸
部6aが形成されている。
【0023】上記マグネット5の位置に対応する上記回
転軸6の中間部には、前記アーマチャ7が固定されてい
る。また、上記回転軸6の上記アーマチャ7よりも先端
側には、コンミテータ8が固定されている。
【0024】上記ヨーク4の開口部には、径方向外側に
延びるフランジ部4aが形成され、そのフランジ部4a
には2つの貫通孔4b,4cが形成されている。又、ヨ
ーク4の開口部には、ブラシホルダ9が嵌合固定されて
いる。このブラシホルダ9は、ヨーク4の開口部と対応
し、同開口部を略覆う形状のホルダ本体9aと、フラン
ジ部4aより回転軸6の径方向外側に突出したコネクタ
部9bとを備えている(図3参照)。又、ホルダ本体9
aのヨーク4内部側にはコネクタ部9bと図示しない配
線で接続された一対のブラシ10が配設されている。
又、ホルダ本体9aの略中央には軸受11が設けられ、
その軸受11によって上記回転軸6の先端側が回転可能
に支持されている。
【0025】又、ブラシホルダ9のホルダ本体9aとコ
ネクタ部9bとを繋ぐ連結部9cには、減速部3側(図
1及び図2中、下側)から凹設された凹部9dが形成さ
れている(図3参照)。又、連結部9cには、一方の貫
通孔4bと対応した位置で凹部9d底部から貫通する貫
通孔9eが形成されている。
【0026】ホルダ本体9aのヨーク4外部側(減速部
3側)には、一対の第1係合凸部12,13が設けられ
ている。第1係合凸部12,13は回転軸6と平行に延
出している。又、ホルダ本体9aのヨーク4外部側(減
速部3側)中央寄りには、第1係合凸部12,13と同
方向に延びる延出部14が形成されている。
【0027】さらに、ホルダ本体9aのヨーク4外部側
(減速部3側)には、図3及び図5に示すように、回転
センサSを構成する検出素子としてのホールIC15が
固定されている。詳述すると、ブラシホルダ9には、コ
ネクタ部9bからホルダ本体9aのヨーク4外部側まで
配線16が埋設されている。そして、ホルダ本体9aの
ヨーク4外部側には、突出した前記配線16と接続され
る図示しない導体パターンを有する基板17が固定さ
れ、その基板17上にホールIC15が実装されてい
る。尚、本実施の形態では、ホールIC15は、前記軸
受11の周囲に所定角度間隔を有して2個設けられてい
る。
【0028】ここで、上記ブラシ10は、上記コンミテ
ータ8に対応した位置に配置されて同コンミテータ8と
接触している。従って、コネクタ部9bに接続される図
示しない制御装置(外部電源)からブラシ10及びコン
ミテータ8を介してアーマチャ7に巻装したコイル導線
に電流が供給されると、同アーマチャ7、すなわちモー
タ本体2の回転軸6が回転駆動される。
【0029】減速部3は、ギヤハウジング21と、第1
及び第2軸受22a,22bと、ウォーム軸23と、ウ
ォームホイール24と、出力軸25とを備える。ギヤハ
ウジング21は、樹脂製であって、その上端部(図1
中、上側端部)が前記ヨーク4及びブラシホルダ9に対
して固定される。
【0030】ギヤハウジング21の上端部(図1中、上
側端部)中央には、開口凹部21aが形成されている。
ギヤハウジング21の上端部には、ブラシホルダ9の凹
部9dに嵌挿可能な凸部21bが形成され、該凸部21
bには、ブラシホルダ9の貫通孔9e及びヨーク4の一
方の貫通孔4bに嵌挿可能な嵌挿凸部21cが形成され
ている。又、ギヤハウジング21の上端部には、ヨーク
4の他方の貫通孔4cに嵌挿可能な嵌挿凸部21dが形
成されている。そして、ギヤハウジング21は、凸部2
1bがブラシホルダ9の凹部9dに嵌挿され、嵌挿凸部
21cがブラシホルダ9の貫通孔9e及びヨーク4の一
方の貫通孔4bに嵌挿され、嵌挿凸部21dがヨーク4
の他方の貫通孔4cに嵌挿されて、ブラシホルダ9及び
ヨーク4に対して固定されている。
【0031】ギヤハウジング21には、開口凹部21a
の底部中央から凹設したクラッチ収容凹部21e(図5
参照)、該クラッチ収容凹部21eの底部中央から回転
軸6の軸線方向に沿って延びるように凹設したウォーム
軸収容凹部21fが形成されている。又、ギヤハウジン
グ21には、ウォーム軸収容凹部21fの中間部の軸線
直交方向(図1中、右方向)に該ウォーム軸収容凹部2
1fと連通するホイール収容部21gが形成されてい
る。ウォーム軸収容凹部21fの開口部には、軸受収容
凹部21h(図5参照)が形成されている。
【0032】又、開口凹部21aの底部には、一対の第
2係合凸部26,27が設けられている。両第2係合凸
部26,27は回転軸6の軸方向に平行に延出してい
る。両第2係合凸部26,27は、図3に1点鎖線で示
すように、略コ字形状に形成され、前記第1係合凸部1
2,13をそれぞれ外側に囲って収容している。
【0033】第1軸受22aは、略円筒形状のすべり軸
受であって、軸受収容凹部21hに内嵌されている。
又、第2軸受22bは、ウォーム軸収容凹部21fの底
側(図1中、下側)に内嵌されている。
【0034】ウォーム軸23は、その中間部にウォーム
23aが形成され、その両端部で第1及び第2軸受22
a,22bに回転可能に支持されてウォーム軸収容凹部
21f内に収容されている。ウォーム軸23のモータ本
体2側端部(図1中、上側端部)には、図5に示すよう
に、内周に多数の歯溝を有する嵌合穴23bが形成され
ている。
【0035】ウォームホイール24は、ウォーム23a
と噛合され、ウォーム軸23と直交する方向(図1の紙
面直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部21
g内に収容されている。そして、出力軸25は、ウォー
ムホイール24の回転に伴って同軸で回転するように該
ウォームホイール24に連結されている。この出力軸2
5は、正回転する時には、図示しないウインドガラス
(窓体)が閉まる(上昇する)ように、逆に逆回転する
時には、ウインドガラスが開く(下降する)ように、公
知の図示しないレギュレータに連結される。
【0036】前記回転軸6は、クラッチCを介してウォ
ーム軸23に連結されている。クラッチCは、図4〜図
6に示すように、クラッチハウジング31と、駆動側回
転体32と、ボール33と、従動側回転体34と、複数
(3つ)の転動体35と、サポート部材36と、カバー
プレート37とを備えている。クラッチハウジング31
は、円筒形状の外輪31aと外輪31aの一端(図4
中、下端)から径方向内側に延びる環状のカバー部31
bとからなる。外輪31aの他端(図4中、上端)に
は、内周に複数の略三角形状の歯溝を有したセレーショ
ン部31cが形成されている。駆動側回転体32、ボー
ル33、従動側回転体34、転動体35、サポート部材
36、及びカバープレート37は、組み付けられてクラ
ッチハウジング31内に略収容され、一つのユニット
(クラッチC)とされる。
【0037】クラッチハウジング31のそのセレーショ
ン部31cは、図5に示すように、クラッチ収容凹部2
1eの底部中央に形成された環状のセレーション穴21
iに嵌合固定されている。又、クラッチハウジング31
のカバー部31bは、ブラシホルダ9の延出部14に押
さえられ、該ハウジング31の抜け止めがなされてい
る。
【0038】前記駆動側回転体32は、樹脂材にて形成
され、軸部32a及び同軸部32aよりも拡径された円
盤部32bを有している。軸部32aの基端部の外径
は、クラッチハウジング31のカバー部31bの内径よ
り若干小さく設定されている。そして、駆動側回転体3
2は、軸部32aがカバー部31bに嵌挿され、円盤部
32bの基端側(図5の上側)がクラッチハウジング3
1のカバー部31bと摺動可能とされて、回転可能とさ
れている。円盤部32bの中心部にはボール収容凹部3
2cが形成されている。又、軸部32aの中心部には、
断面に平行面を有し、回転軸6の2面巾凸部6aが嵌挿
可能な嵌合凹部としての2面巾凹部32dが前記ボール
収容凹部32cと連通するように形成されている。
【0039】この2面巾凹部32dは、図5に示される
ようにクラッチハウジング31の外部に連通し、前記回
転軸6の2面巾凸部6aが嵌挿されて同回転軸6に対し
て回転不能に連結される。従って、モータ本体2の回転
軸6と駆動側回転体32は一体回転する。
【0040】駆動側回転体32の円盤部32bの先端側
(図5の下側)には、図4に示すように、外周面に沿っ
て軸方向と平行に突出する略扇形状の突設部38が等角
度間隔に複数(3つ)形成されている。突設部38に
は、図6に示すように、径方向内側から突設部38の中
間まで径方向に延びる嵌合溝38aが形成されている。
【0041】嵌合溝38aには、ゴムよりなる緩衝部材
39が嵌合固定されている。詳しくは、図4に示すよう
に、緩衝部材39は、薄肉のリング部39aと、リング
部39aの外周側で等角度間隔に複数(3つ)軸線方向
に立設される緩衝部39bとを備える。緩衝部39bの
外周側には嵌合溝38aと対応した嵌合凸部39cが形
成されている。そして、緩衝部材39は、各嵌合凸部3
9cが各嵌合溝38aに嵌合されるとともに、リング部
39aが円盤部32b上に配置されて固定されている。
【0042】緩衝部39bの周方向の幅は、図6に示す
ように、突設部38の内周面の周方向の幅より若干大き
く設定されている。そして、隣り合う突設部38の側面
(周方向の面)38b,38c及び隣り合う緩衝部39
bの側面(周方向の面)39d,39eにより、等角度
間隔に複数(3つ)の係合溝40が形成されている。こ
れら係合溝40は中心側で互いに連通している。突設部
38の側面38b,38cの外周側は、周方向に僅かに
膨出し、係合溝40の開口部42を構成している。
【0043】前記ボール33は金属製とされ、前記ボー
ル収容凹部32cに収容される。尚、ボール33は、ボ
ール収容凹部32cに収容された状態で、その一部が該
ボール収容凹部32cから突出する。
【0044】前記従動側回転体34は、円盤部34a
と、その中心部からその先端側(図5の下側)に突出す
る嵌合部34bとを備える。嵌合部34bは、図5に示
すように、ウォーム軸23の嵌合穴23bと対応する多
数の歯を有し、該嵌合穴23bに嵌合固定される。即
ち、従動側回転体34は、ウォーム軸23と一体回転す
るように連結される。
【0045】前記円盤部34aは、その基端側(図5の
上側)がボール33と当接され、前記突設部38(緩衝
部39b)に囲まれ、回転可能に配設される。この円盤
部34aはボール33と点接触となるため、その回転は
円滑なものとされる。
【0046】前記円盤部34aには、図4及び図6に示
すように、径方向外側に延びる略扇形状の係合凸部43
が等角度間隔に複数(3つ)形成されている。この係合
凸部43は、その周方向の幅が前記係合溝40の周方向
の幅より小さく設定され、係合溝40内に収容される。
【0047】図6に示すように、係合凸部43の時計回
り側の面の径方向内側には、前記緩衝部39bの一側面
(反時計回り側の面)39dと対応した第1緩衝面43
aが形成され、係合凸部43の時計回り側の面の径方向
外側には、突設部38の一側面(反時計回り側の面)3
8bと対応した第1当接面43bが形成されている。第
1緩衝面43aは、駆動側回転体32が従動側回転体3
4に対して反時計回り方向(矢印X方向)に所定位置ま
で回転すると、緩衝部39bの一側面39dと当接す
る。又、第1当接面43bは、駆動側回転体32が前記
所定位置より更に反時計回り方向(矢印X方向)に回転
すると、突設部38の一側面38bと当接する。尚、駆
動側回転体32は、緩衝部39bが周方向に撓む(潰れ
る)ことにより、前記所定位置より更に反時計回り方向
(矢印X方向)に回転する(図7参照)。
【0048】又、係合凸部43の反時計回り側の面の内
周側には、前記緩衝部39bの他側面(時計回り側の
面)39eと対応した第2緩衝面43cが形成され、係
合凸部43の反時計回り側の面の外周側には、突設部3
8の他側面(時計回り側の面)38cと対応した第2当
接面43dが形成されている。第2緩衝面43cは、駆
動側回転体32が従動側回転体34に対して時計回り方
向(矢印Y方向)に所定位置まで回転すると、緩衝部3
9bの他側面39eと当接する。又、第2当接面43d
は、駆動側回転体32が前記所定位置より更に時計回り
方向(矢印Y方向)に回転すると、突設部38の他側面
38cと当接する。尚、駆動側回転体32は、緩衝部3
9bが周方向に撓む(潰れる)ことにより、前記所定位
置より更に時計回り方向(矢印Y方向)に回転する。
【0049】係合凸部43の外周面には、制御面44が
形成されている。本実施の形態の制御面44は、図6に
示すように、その全体が、軸線方向から見て、その周方
向の中央部44aの回転軌跡(従動側回転体34の軸中
心に回転したときの軌跡)の径より大きな径の円弧状に
膨らむように形成されている。よって、制御面44は、
図7に示すように、中央部44aが、その周方向の両側
部44b,44cを結ぶ直線より径方向外側に配置され
る。又、制御面44は、中央部44aと側部44b,4
4cとの間の中間部44dが、中央部44aと側部44
b,44cとを結ぶ直線より径方向外側に膨れる弧状に
形成される。
【0050】転動体35は、金属材料にて略円柱形状に
形成され、開口部42の第1及び第2面42a,42b
間において、係合凸部43の制御面44とクラッチハウ
ジング31の外輪31aの内周面31dとの間に配置さ
れる。
【0051】転動体35の直径は、制御面44の中央部
44aと外輪31aの内周面31dの間隔の長さより小
さく、制御面44の側部44b,44cと外輪31aの
内周面31dの間隔の長さより大きく設定されている。
そして、転動体35の直径は、中央部44aと側部44
b,44cとの間の中間部44dと、外輪31aの内周
面31dの間隔の長さと等しく設定されている。
【0052】サポート部材36は、樹脂材よりなり、リ
ングプレート45と、図4に示すように、各転動体35
を回転可能にかつ略平行に保持すべく、リングプレート
45から軸線方向に延びる3つのローラサポート46と
を備える。ローラサポート46は、リングプレート45
に等角度間隔で配設される。
【0053】各ローラサポート46は、リングプレート
45から軸線方向に延びる一対の保持板46aと、両保
持板46aの先端同士を連結する連結体46bとを備え
る。両保持板46aの配置間隔は転動体35の直径より
若干大きく設定され、リングプレート45と連結体46
bの間隔は転動体35の軸線方向長さより若干大きく設
定されている。そして、転動体35は、両保持板46a
間で且つリングプレート45と連結体46bとの間で回
転可能に、リングプレート45の周方向に対して移動不
能に、リングプレート45の径方向に移動可能に保持さ
れる。
【0054】ここで、各部材35,38,43,46の
形状は、図7に示すように、突設部38の一側面38b
が係合凸部43の第1当接面43bと当接し、開口部4
2の第1面42aがローラサポート46と当接した状態
で、転動体35が制御面44の中央部44aと対応した
位置に配置されるように設定されている。
【0055】又、各部材35,38,43,46の形状
は、突設部38の他側面38cが係合凸部43の第2当
接面43dと当接し、開口部42の第2面42bがロー
ラサポート46と当接した状態で、転動体35が制御面
44の中央部44aと対応した位置に配置されるように
設定されている。
【0056】カバープレート37は、樹脂製の環状のプ
レートであって、リングプレート45と摺接可能にクラ
ッチハウジング31の外輪31aに内嵌されている。こ
こで、上記のように構成されたクラッチCでは、駆動側
回転体32(突設部38)の外周面とクラッチハウジン
グ31の外輪31aの内周面31dとの間に若干の隙間
があることや、駆動側回転体32の軸部32aとカバー
部31bとの間に隙間52があることや、駆動側回転体
32が自身から突出したボール33を介して従動側回転
体34に当接されることなどの理由から、回転軸6とウ
ォーム軸23との芯(軸)ずれ(径方向の移動と傾き)
を所定範囲で許容している。
【0057】図5に示すように、前記ホールIC15と
共に回転センサSを構成するセンサマグネット51は、
前記駆動側回転体32の軸部32aに固定されている。
詳述すると、本実施の形態のセンサマグネット51は、
円環状に形成され、軸部32aの外周に熱かしめにより
固定されている。センサマグネット51の外径は、前記
クラッチハウジング31のカバー部31bの内径より大
きく設定されている。即ち、センサマグネット51は、
カバー部31bと軸部32aとの間に生じる円形の隙間
52より大きな径の円盤形状に形成され、該隙間52を
覆うように軸部32aに固定されている。
【0058】そして、前記ホールIC15は、このセン
サマグネット51の外縁一部と軸線方向に対向した位置
に配置され、センサマグネット51の回転速度、即ち回
転軸6の回転速度に応じたパルス信号を発生し、前記制
御装置に出力する。制御装置は、回転軸6の正回転時
(ウインドガラスの閉動作時)に発生するパルス信号の
パルス幅が所定の割合で変化すると、ブラシ10に供給
する電流を停止、若しくは電流の向きを逆にして、ウイ
ンドガラスを停止若しくは開動作させる挟み込み防止制
御を行う。
【0059】上記のように構成されたパワーウインド装
置(モータ1)は、以下のように動作する。モータ本体
2が駆動され回転軸6が図6の反時計回り方向(矢印X
方向)に回転されると、回転軸6と共に駆動側回転体3
2が同方向(矢印X方向)に一体回転する。そして、図
7に示すように、突設部38の一側面38bが係合凸部
43の第1当接面43bと当接し、開口部42の第1面
42aがローラサポート46と当接すると、転動体35
が制御面44の中央部44aと対応した位置(以下、中
立位置という)に配置される。
【0060】尚、突設部38の一側面38bが第1当接
面43bに当接する前に、緩衝部39bの一側面39d
が係合凸部43の第1緩衝面43aに先に接触するた
め、該当接時の衝撃は小さくなる。
【0061】この中立状態では、転動体35は係合凸部
43の制御面44と外輪31aの内周面31dにて挟持
されないため、従動側回転体34はクラッチハウジング
31に対して回転可能となる。従って、駆動側回転体3
2が更に反時計回り方向に回転すると、その回転力が突
設部38から従動側回転体34に伝達され、従動側回転
体34が連れ回りする。尚、このとき転動体35には開
口部42の第1面42aから同方向(矢印X方向)の回
転力が伝達され、転動体35は同方向に移動する。
【0062】逆に、回転軸6が図6の時計回り方向(矢
印Y方向)に回転されると、上記と同様に、突設部38
により転動体35が中立位置に配置される。この状態で
は、転動体35は係合凸部43の制御面44と外輪31
aの内周面31dにて挟持されないため、従動側回転体
34はクラッチハウジング31に対して回転可能とな
る。従って、駆動側回転体32の回転力が突設部38か
ら従動側回転体34に伝達され、従動側回転体34が連
れ回りする。
【0063】すると、従動側回転体34と共にウォーム
軸23が回転し、その回転に応じてウォームホイール2
4及び出力軸25が回転する。従って、出力軸25に連
結されるウインドガラスが開閉される。
【0064】一方、モータ1が停止している状態で、出
力軸25側に負荷がかかると、その負荷は従動側回転体
34を回動させようとする。そして、従動側回転体34
が図6の時計回り方向(矢印Y方向)に回転されると、
転動体35は係合凸部43の制御面44の側部44b側
(中間部44d側)に相対移動する。やがて、図8に示
すように、転動体35が中間部44dまで相対移動する
と、転動体35は、制御面44と外輪31aの内周面3
1dで挟持される(ロック状態となる)。そして、外輪
31aが固定されているため、従動側回転体34のそれ
以上の回転は阻止され、駆動側回転体32を連れ回りさ
せることはない。
【0065】逆に、従動側回転体34が図6の反時計回
り方向(矢印X方向)に回転されると、駆動側回転体3
2が停止しているため、転動体35は係合凸部43の制
御面44の側部44c側(中間部44d側)に相対移動
する。やがて、転動体35が中間部44dまで相対移動
すると、転動体35は、制御面44と外輪31aの内周
面31dで挟持される(ロック状態となる)。そして、
外輪31aが固定されているため、従動側回転体34の
それ以上の回転は阻止され、駆動側回転体32も回転し
ない。
【0066】このように、出力軸25側に大きな負荷を
かけても、従動側回転体34の回転は阻止される。従っ
て、出力軸25に連結されるウインドガラスが自重や、
外力により開閉されることは防止される。
【0067】ここで、回転軸6の回転速度は回転センサ
S(ホールIC15)により検出され、その検出信号
(パルス信号)は制御装置に出力される。そして、ウイ
ンドガラスの閉動作時に、例えばウインドガラスと窓枠
との間に異物が挟み込まれることで回転軸6の回転速度
が所定の割合で変化すると、制御装置にて駆動電流が制
御され、それ以上ウインドガラスが閉移動しないよう
に、停止若しくは反転される。従って、挟み込まれた異
物にかかる挟み込み荷重がそれ以上大きくならない。
【0068】次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以
下に記載する。 (1)センサマグネット51は、回転軸6と一体回転す
るように連結された駆動側回転体32の軸部32aに固
定されるため、センサマグネット51を固定するための
部位を回転軸6上に確保する必要がなく、回転軸6を予
め長くしなくてよい。即ち、回転軸6と駆動側回転体3
2が連結される軸線方向の範囲と、センサマグネット5
1が配設される軸線方向の範囲とが重なるため、モータ
1の軸線方向に必要となる長さが短くなる。よって、ク
ラッチC及び回転センサSを備えたモータ1の小型化を
図ることができる。
【0069】(2)センサマグネット51は、カバー部
31bと軸部32a間に生じる円形の隙間52より大き
な径の円盤形状に形成され、該隙間52を覆うように軸
部32aに固定されるため、クラッチC内部に例えばブ
ラシ磨耗紛等の粉体が侵入し難くなる。よって、クラッ
チCの正常な動作を長期的に維持することができる。
【0070】(3)ホールIC15は、ホルダ本体9a
のブラシ10を保持する側と反対側であるヨーク4外部
側に固定された基板17上に実装されるため、ブラシ磨
耗紛が付着し難くなる。よって、ホールIC15にブラ
シ磨耗紛が付着することで発生するホールIC15の誤
検出といった不具合は低減される。又、基板17上にブ
ラシ磨耗紛が付着し難くなり、基板17上のはんだ付け
部の短絡といった不具合は低減される。
【0071】(4)クラッチCにより、回転軸6とウォ
ーム軸23との芯(軸)ずれが許容される。よって、モ
ータ1の組み付け時等に回転軸6とウォーム軸23との
芯(軸)ずれが発生しても、異音や振動の発生が抑制さ
れるとともに、駆動力のロスが抑制される。
【0072】上記実施の形態は、以下のように変更して
もよい。 ・上記実施の形態では、センサマグネット51をクラッ
チC内部につながる隙間52を覆うように設けたが、隙
間52を覆わないように設けてもよい。このようにして
も上記実施の形態の効果(1),(3)と同様の効果を
得ることができる。
【0073】・上記実施の形態では、ホールIC15を
ブラシホルダ9に固定された基板17上に固定したが、
センサマグネット51と対向した位置であれば、他の箇
所に固定してもよい。例えば、ギヤハウジング21に固
定してもよい。このようにしても上記実施の形態の効果
(1),(2)と同様の効果を得ることができる。
【0074】・上記実施の形態では、ホールIC15を
2個設けたが、1個又は3個以上設けて実施してもよ
い。 ・上記実施の形態のホールIC15は、センサマグネッ
ト51の磁束を検出可能なものであれば、他の検出素子
に変更してもよい。
【0075】・上記実施の形態のクラッチCは、回転軸
6とウォーム軸23とを連結し、回転軸6からウォーム
軸23に回転を伝達するとともに、ウォーム軸23から
回転軸6への回転伝達を阻止するものであれば、他のも
のに変更してもよい。例えば、回転軸6とウォーム軸2
3との芯(軸)ずれを許容しない他のクラッチに変更し
てもよい。このようにしても、上記実施の形態の効果
(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
【0076】・上記実施の形態では、回転軸6とウォー
ム軸23を連結する連結部材をクラッチCとしたが、回
転軸6と一体回転するように連結された駆動側回転体
と、ウォーム軸23と一体回転するように連結され、前
記駆動側回転体に係合可能な従動側回転体とを有し、回
転軸6とウォーム軸23との芯ずれを許容する他の連結
部材に変更してもよい。言い換えると、ウォーム軸23
から回転軸6への回転伝達を阻止せず、回転軸6とウォ
ーム軸23との芯ずれを許容する他の連結部材に変更し
てもよい。このようにしても、回転軸6とウォーム軸2
3との芯ずれを許容する連結部材及び回転センサSを備
えたモータ1の小型化を図ることができる。又、他の連
結部材として、駆動側回転体と従動側回転体との間にゴ
ム等の弾性体を介在して互いに連結したものとしてもよ
い。このようにすると、モータがロックした場合、両軸
間の衝撃を緩和することができるとともに、回転時にお
ける軸間の騒音を抑えることができる。
【0077】・上記実施の形態では、パワーウインド装
置用のモータ1に具体化したが、他の装置に使用される
モータに具体化してもよい。上記実施の形態から把握で
きる請求項記載以外の技術的思想について、以下にその
効果とともに記載する。
【0078】(イ)請求項6に記載のモータにおいて、
前記検出素子は、前記ブラシホルダの前記ヨーク外部側
に固定された基板に固定されることを特徴とするモー
タ。このようにすると、基板上にブラシ磨耗紛が付着し
難くなる。
【0079】(ロ)請求項1乃至6及び上記(イ)のい
ずれかに記載のモータにおいて、前記検出素子は、ホー
ルICであることを特徴とするモータ。このようにする
と、センサマグネットの回転速度に応じたパルス信号が
生成される。
【0080】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
回転センサを備え、ロータ回転軸にウォーム軸がクラッ
チ等の連結部材を介して連結されたモータにおいて、小
型化を図ることができるモータを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】本実施の形態のモータの要部分解断面図。
【図3】本実施の形態のモータ本体を軸線方向から見た
説明図。
【図4】本実施の形態のクラッチの分解斜視図。
【図5】本実施の形態のクラッチ及び回転センサを説明
するための断面図。
【図6】本実施の形態のクラッチを説明するための説明
図。
【図7】本実施の形態のクラッチの動作を説明するため
の説明図。
【図8】本実施の形態のクラッチの動作を説明するため
の説明図。
【符号の説明】
4…ヨークハウジング(ヨーク)、6…回転軸、9…ブ
ラシホルダ、10…ブラシ(給電用ブラシ)15…ホー
ルIC、21…ギヤハウジング(ハウジング)、23…
ウォーム軸、32…駆動側回転体、51…センサマグネ
ット、52…隙間、32a…軸部、32d…嵌合凹部、
C…クラッチ、S…回転センサ。
フロントページの続き (72)発明者 鳥居 勝彦 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 (72)発明者 今村 直樹 静岡県湖西市梅田390番地 アスモ 株式 会社内 Fターム(参考) 3J009 DA17 EA06 EA19 EA23 EA32 EB30 EC02 ED06 FA04 FA14 5H605 BB05 BB09 CC07 EA27 FF06 5H607 AA00 BB01 BB04 BB14 CC03 CC07 EE02 EE32 HH03 HH09 KK07 5H611 AA01 BB03 PP07 QQ01 RR02 UA01 UA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータケース(4,21)と、 前記モータケース(4,21)に対して支持され回転駆
    動される回転軸(6)と、 前記回転軸(6)と同心軸上に前記モータケース(4,
    21)に対して支持されるウォーム軸(23)と、 前記回転軸(6)と前記ウォーム軸(23)とを連結
    し、該回転軸(6)から該ウォーム軸(23)に回転を
    伝達するとともに、該ウォーム軸(23)から該回転軸
    (6)への回転伝達を阻止するクラッチ(C)と、 前記回転軸(6)と一体回転するように固定されるセン
    サマグネット(51)、及び前記モータケース(4,2
    1)に対して固定され前記センサマグネット(51)の
    回転速度を検出する検出素子(15)を有する回転セン
    サ(S)とを備えたモータにおいて、 前記センサマグネット(51)を、前記回転軸(6)と
    一体回転するように連結された前記クラッチ(C)の駆
    動側回転体(32)に固定したことを特徴とするモー
    タ。
  2. 【請求項2】 モータケース(4,21)と、 前記モータケース(4,21)に対して支持され回転駆
    動される回転軸(6)と、 前記回転軸(6)と同心軸上に前記モータケース(4,
    21)に対して支持されるウォーム軸(23)と、 前記回転軸(6)と一体回転するように連結された駆動
    側回転体(32)と、前記ウォーム軸(23)と一体回
    転するように連結され、前記駆動側回転体(32)に係
    合可能な従動側回転体(34)とを有し、前記回転軸
    (6)と前記ウォーム軸(23)との芯ずれを許容する
    連結部材(C)と、 前記駆動側回転体(32)に前記回転軸(6)と一体回
    転するように固定されるセンサマグネット(51)、及
    び前記モータケース(4,21)に対して固定され前記
    センサマグネット(51)の回転速度を検出する検出素
    子(15)を有する回転センサ(S)とを備えたことを
    特徴とするモータ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のモータにおいて、 前記連結部材(C)は、前記回転軸(6)から前記ウォ
    ーム軸(23)に回転を伝達するとともに、該ウォーム
    軸(23)から該回転軸(6)への回転伝達を阻止する
    クラッチであることを特徴とするモータ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は3に記載のモータにおい
    て、 前記センサマグネット(51)を、前記クラッチ(C)
    の内部につながる隙間(52)を覆うように設けたこと
    を特徴とするモータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のモータにおいて、 前記駆動側回転体(32)は、前記回転軸(6)が嵌合
    される嵌合凹部(32d)が形成され前記クラッチ
    (C)のクラッチハウジング(31)外部に突出する軸
    部(32a)を有し、 前記隙間(52)は、前記クラッチハウジング(31)
    と前記軸部(32a)との間に生じるものであって、 前記センサマグネット(51)を、前記隙間(52)よ
    り大きな径の円盤形状にすることで、前記隙間(52)
    を覆うようにしたことを特徴とするモータ。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    モータにおいて、 前記モータケース(4,21)は、前記回転軸(6)を
    収容する略有底円筒形状のヨーク(4)と、前記ウォー
    ム軸(23)を収容し前記ヨーク(4)の開口側に固定
    されるハウジング(21)とを有し、 前記ヨーク(4)の開口部には、該ヨーク(4)内部側
    に給電用ブラシ(10)を保持する樹脂製のブラシホル
    ダ(9)が固定され、 前記検出素子(15)を、前記ブラシホルダ(9)の前
    記ヨーク(4)外部側に固定したことを特徴とするモー
    タ。
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