JP3589994B2 - モータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータに係り、詳しくはロータ回転速度を検出するための回転センサを備え、ロータ回転軸にウォーム軸がクラッチ等の連結部材を介して連結されたモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パワーウインド装置や電動サンルーフ装置を駆動するため等に用いられるモータには、ロータ回転速度を検出するための回転センサを備えたものがある。回転センサは、ロータの回転軸に固定されるセンサマグネットと、モータケース側(固定子側)に固定される検出素子(ホールIC)とを有する。センサマグネットは、ロータを構成するアーマチャや、コンミテータや、回転軸を軸支する軸受等が配置されていない位置(モータケース内の余剰スペース)に固定されている。検出素子は、前記センサマグネットと対向した位置でモータケース側に固定され、ロータと一体回転するセンサマグネットの回転速度に応じたパルス信号を外部の制御装置に出力する。
【0003】
このようなモータは、例えば窓体と窓枠との間に異物が挟み込まれることで変化するロータ回転速度に基づいて、制御装置から供給される駆動電流が制御され、それ以上窓体が閉移動しないように、停止若しくは反転する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなモータは、回転軸に連結されるウォーム軸と、そのウォームに噛合されるウォームホイールとからなる減速機構を備えている。そして、このようなモータとしては、回転軸とウォーム軸との間に、回転軸からウォーム軸に回転を伝達しウォーム軸から回転軸への回転伝達を阻止するクラッチ等の連結部材が設けられたものがある。
【0005】
そして、検出素子は、その取付性を考慮すると、モータケースを構成し回転軸を収容するヨーク(金属製)とモータケースを構成しウォーム軸を収容するハウジング(樹脂製)との連結箇所付近の樹脂部に設けることが好ましい。よって、検出素子に対向して配置されるセンサマグネットの取り付け位置も同様にヨークとハウジングとの連結箇所付近、即ち回転軸とウォーム軸との連結部分(クラッチ等の連結部材)付近という極限られた位置になる。
【0006】
しかし、クラッチ等の連結部材付近の回転軸上にセンサマグネットを固定しようとすると、回転軸を予め長くする必要が生じ、その分、モータ全体の回転軸線方向の長さが増し、モータが大型化してしまうことになる。
【0007】
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであって、その目的は、回転センサを備え、ロータ回転軸にウォーム軸がクラッチ等の連結部材を介して連結されたモータにおいて、小型化を図ることができるモータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、モータケースと、前記モータケースに対して支持され回転駆動される回転軸と、前記回転軸と同心軸上に前記モータケースに対して支持されるウォーム軸と、前記回転軸と前記ウォーム軸とを連結し、該回転軸から該ウォーム軸に回転を伝達するとともに、該ウォーム軸から該回転軸への回転伝達を阻止するクラッチと、前記回転軸と一体回転するように固定されるセンサマグネット、及び前記モータケースに対して固定され前記センサマグネットの回転速度を検出する検出素子を有する回転センサとを備えたモータにおいて、前記センサマグネットを、前記回転軸と一体回転するように連結された前記クラッチの駆動側回転体に固定したことを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のモータにおいて、前記駆動側回転体は、前記回転軸が嵌合される嵌合凹部が形成され前記クラッチのクラッチハウジング外部に突出する軸部を有し、前記センサマグネットを、前記駆動側回転体の軸部に固定したことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、モータケースと、前記モータケースに対して支持され回転駆動される回転軸と、前記回転軸と同心軸上に前記モータケースに対して支持されるウォーム軸と、前記回転軸と一体回転するように連結された駆動側回転体と、前記ウォーム軸と一体回転するように連結され、前記駆動側回転体に係合可能な従動側回転体とを有し、前記回転軸と前記ウォーム軸との芯ずれを許容する連結部材と、前記駆動側回転体に前記回転軸と一体回転するように固定されるセンサマグネット、及び前記モータケースに対して固定され前記センサマグネットの回転速度を検出する検出素子を有する回転センサとを備えたことを要旨とする。
【0010】
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータにおいて、前記連結部材は、前記回転軸から前記ウォーム軸に回転を伝達するとともに、該ウォーム軸から該回転軸への回転伝達を阻止するクラッチであり、前記駆動側回転体は、前記回転軸が嵌合される嵌合凹部が形成され前記クラッチのクラッチハウジング外部に突出する軸部を有し、前記センサマグネットを、前記駆動側回転体の軸部に固定したことを要旨とする。
【0011】
請求項に記載の発明は、請求項1,2,のうちいずれか1項に記載のモータにおいて、前記センサマグネットを、前記クラッチの内部につながる隙間を覆うように設けたことを要旨とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項2又は4に記載のモータにおいて、前記センサマグネットを、前記クラッチの内部につながる隙間を覆うように設け、前記隙間は、前記クラッチハウジングと前記軸部との間に生じるものであって、前記センサマグネットを、前記隙間より大きな径の円盤形状にすることで、前記隙間を覆うようにしたことを要旨とする。
【0013】
請求項に記載の発明は、請求項1乃至うちいずれか1項に記載のモータにおいて、前記モータケースは、前記回転軸を収容する略有底円筒形状のヨークと、前記ウォーム軸を収容し前記ヨークの開口側に固定されるハウジングとを有し、前記ヨークの開口部には、該ヨーク内部側に給電用ブラシを保持する樹脂製のブラシホルダが固定され、前記検出素子を、前記ブラシホルダの前記ヨーク外部側に固定したことを要旨とする。
【0014】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、クラッチにより、回転軸からウォーム軸に回転が伝達されるとともに、ウォーム軸から回転軸への回転伝達は阻止される。そして、センサマグネットは回転軸と一体回転するように連結されたクラッチの駆動側回転体に固定されるため、センサマグネットを固定するための部位を回転軸上に確保する必要がなく、回転軸を予め長くしなくてよい。よって、クラッチ及び回転センサを備えたモータの小型化を図ることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、センサマグネットは回転軸と一体回転するように連結されたクラッチの駆動側回転体の軸部に固定される。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、前記回転軸と前記ウォーム軸との芯ずれは連結部材により許容される。そして、センサマグネットは回転軸と一体回転するように連結された連結部材の駆動側回転体に固定されるため、センサマグネットを固定するための部位を回転軸上に確保する必要がなく、回転軸を予め長くしなくてよい。よって、連結部材及び回転センサを備えたモータの小型化を図ることができる。
【0016】
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の発明おいて、回転軸からウォーム軸に回転が伝達されるとともに、ウォーム軸から回転軸への回転伝達は阻止される。また、センサマグネットは回転軸と一体回転するように連結されたクラッチの駆動側回転体の軸部に固定される。
【0017】
請求項に記載の発明によれば、請求項1,2,4のうちいずれか1項に記載の発明において、センサマグネットはクラッチの内部につながる隙間を覆うように駆動側回転体に固定されるため、クラッチ内部に例えばブラシ磨耗紛等の粉体が侵入し難くなる。
【0018】
請求項に記載の発明によれば、請求項2又は4に記載の発明において、センサマグネットはクラッチの内部につながる隙間を覆うように駆動側回転体に固定されるため、クラッチ内部に例えばブラシ磨耗紛等の粉体が侵入し難くなる。また、センサマグネットは、回転軸が嵌合される嵌合凹部が形成されクラッチのクラッチハウジング外部に突出する軸部と、該クラッチハウジングとの間に生じる隙間より大きな径の円盤形状とされる。これにより、クラッチの内部につながる隙間が覆われる。
【0019】
請求項に記載の発明によれば、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の発明において、検出素子は、ブラシホルダの給電用ブラシを保持する側と反対側であるヨーク外部側に固定されるため、ブラシ磨耗紛が検出素子に付着し難くなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をパワーウインド装置用のモータに具体化した一実施形態について図1〜図8を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるモータ1の要部断面図を示す。図2は、モータ1の要部分解断面図を示す。モータ1は、モータ本体2と減速部3と回転センサS(図5参照)と連結部材としてのクラッチCとを備えている。
【0021】
図1及び図2に示すように、上記モータ本体2は、ヨークハウジング(以下、単にヨークという)4、複数のマグネット5、回転軸6、アーマチャ(電機子)7、コンミテータ(整流子)8、樹脂製のブラシホルダ9及び給電用のブラシ10を備えている。
【0022】
ヨーク4は、略有底扁平円筒状に形成されている。そして、その内周面には、2つのマグネット5が対向して固着されている。また、ヨーク4の底部には、その中心軸に沿って上記回転軸6の基端部が回転可能に支持されている。この回転軸6の先端部には、図5に示すように、円柱形状から平行に面取りした2面巾凸部6aが形成されている。
【0023】
上記マグネット5の位置に対応する上記回転軸6の中間部には、前記アーマチャ7が固定されている。また、上記回転軸6の上記アーマチャ7よりも先端側には、コンミテータ8が固定されている。
【0024】
上記ヨーク4の開口部には、径方向外側に延びるフランジ部4aが形成され、そのフランジ部4aには2つの貫通孔4b,4cが形成されている。又、ヨーク4の開口部には、ブラシホルダ9が嵌合固定されている。このブラシホルダ9は、ヨーク4の開口部と対応し、同開口部を略覆う形状のホルダ本体9aと、フランジ部4aより回転軸6の径方向外側に突出したコネクタ部9bとを備えている(図3参照)。又、ホルダ本体9aのヨーク4内部側にはコネクタ部9bと図示しない配線で接続された一対のブラシ10が配設されている。又、ホルダ本体9aの略中央には軸受11が設けられ、その軸受11によって上記回転軸6の先端側が回転可能に支持されている。
【0025】
又、ブラシホルダ9のホルダ本体9aとコネクタ部9bとを繋ぐ連結部9cには、減速部3側(図1及び図2中、下側)から凹設された凹部9dが形成されている(図3参照)。又、連結部9cには、一方の貫通孔4bと対応した位置で凹部9d底部から貫通する貫通孔9eが形成されている。
【0026】
ホルダ本体9aのヨーク4外部側(減速部3側)には、一対の第1係合凸部12,13が設けられている。第1係合凸部12,13は回転軸6と平行に延出している。又、ホルダ本体9aのヨーク4外部側(減速部3側)中央寄りには、第1係合凸部12,13と同方向に延びる延出部14が形成されている。
【0027】
さらに、ホルダ本体9aのヨーク4外部側(減速部3側)には、図3及び図5に示すように、回転センサSを構成する検出素子としてのホールIC15が固定されている。詳述すると、ブラシホルダ9には、コネクタ部9bからホルダ本体9aのヨーク4外部側まで配線16が埋設されている。そして、ホルダ本体9aのヨーク4外部側には、突出した前記配線16と接続される図示しない導体パターンを有する基板17が固定され、その基板17上にホールIC15が実装されている。尚、本実施の形態では、ホールIC15は、前記軸受11の周囲に所定角度間隔を有して2個設けられている。
【0028】
ここで、上記ブラシ10は、上記コンミテータ8に対応した位置に配置されて同コンミテータ8と接触している。従って、コネクタ部9bに接続される図示しない制御装置(外部電源)からブラシ10及びコンミテータ8を介してアーマチャ7に巻装したコイル導線に電流が供給されると、同アーマチャ7、すなわちモータ本体2の回転軸6が回転駆動される。
【0029】
減速部3は、ギヤハウジング21と、第1及び第2軸受22a,22bと、ウォーム軸23と、ウォームホイール24と、出力軸25とを備える。ギヤハウジング21は、樹脂製であって、その上端部(図1中、上側端部)が前記ヨーク4及びブラシホルダ9に対して固定される。
【0030】
ギヤハウジング21の上端部(図1中、上側端部)中央には、開口凹部21aが形成されている。ギヤハウジング21の上端部には、ブラシホルダ9の凹部9dに嵌挿可能な凸部21bが形成され、該凸部21bには、ブラシホルダ9の貫通孔9e及びヨーク4の一方の貫通孔4bに嵌挿可能な嵌挿凸部21cが形成されている。又、ギヤハウジング21の上端部には、ヨーク4の他方の貫通孔4cに嵌挿可能な嵌挿凸部21dが形成されている。そして、ギヤハウジング21は、凸部21bがブラシホルダ9の凹部9dに嵌挿され、嵌挿凸部21cがブラシホルダ9の貫通孔9e及びヨーク4の一方の貫通孔4bに嵌挿され、嵌挿凸部21dがヨーク4の他方の貫通孔4cに嵌挿されて、ブラシホルダ9及びヨーク4に対して固定されている。
【0031】
ギヤハウジング21には、開口凹部21aの底部中央から凹設したクラッチ収容凹部21e(図5参照)、該クラッチ収容凹部21eの底部中央から回転軸6の軸線方向に沿って延びるように凹設したウォーム軸収容凹部21fが形成されている。又、ギヤハウジング21には、ウォーム軸収容凹部21fの中間部の軸線直交方向(図1中、右方向)に該ウォーム軸収容凹部21fと連通するホイール収容部21gが形成されている。ウォーム軸収容凹部21fの開口部には、軸受収容凹部21h(図5参照)が形成されている。
【0032】
又、開口凹部21aの底部には、一対の第2係合凸部26,27が設けられている。両第2係合凸部26,27は回転軸6の軸方向に平行に延出している。両第2係合凸部26,27は、図3に1点鎖線で示すように、略コ字形状に形成され、前記第1係合凸部12,13をそれぞれ外側に囲って収容している。
【0033】
第1軸受22aは、略円筒形状のすべり軸受であって、軸受収容凹部21hに内嵌されている。又、第2軸受22bは、ウォーム軸収容凹部21fの底側(図1中、下側)に内嵌されている。
【0034】
ウォーム軸23は、その中間部にウォーム23aが形成され、その両端部で第1及び第2軸受22a,22bに回転可能に支持されてウォーム軸収容凹部21f内に収容されている。ウォーム軸23のモータ本体2側端部(図1中、上側端部)には、図5に示すように、内周に多数の歯溝を有する嵌合穴23bが形成されている。
【0035】
ウォームホイール24は、ウォーム23aと噛合され、ウォーム軸23と直交する方向(図1の紙面直交方向)の軸中心で回転可能にホイール収容部21g内に収容されている。そして、出力軸25は、ウォームホイール24の回転に伴って同軸で回転するように該ウォームホイール24に連結されている。この出力軸25は、正回転する時には、図示しないウインドガラス(窓体)が閉まる(上昇する)ように、逆に逆回転する時には、ウインドガラスが開く(下降する)ように、公知の図示しないレギュレータに連結される。
【0036】
前記回転軸6は、クラッチCを介してウォーム軸23に連結されている。クラッチCは、図4〜図6に示すように、クラッチハウジング31と、駆動側回転体32と、ボール33と、従動側回転体34と、複数(3つ)の転動体35と、サポート部材36と、カバープレート37とを備えている。クラッチハウジング31は、円筒形状の外輪31aと外輪31aの一端(図4中、下端)から径方向内側に延びる環状のカバー部31bとからなる。外輪31aの他端(図4中、上端)には、内周に複数の略三角形状の歯溝を有したセレーション部31cが形成されている。駆動側回転体32、ボール33、従動側回転体34、転動体35、サポート部材36、及びカバープレート37は、組み付けられてクラッチハウジング31内に略収容され、一つのユニット(クラッチC)とされる。
【0037】
クラッチハウジング31のそのセレーション部31cは、図5に示すように、クラッチ収容凹部21eの底部中央に形成された環状のセレーション穴21iに嵌合固定されている。又、クラッチハウジング31のカバー部31bは、ブラシホルダ9の延出部14に押さえられ、該ハウジング31の抜け止めがなされている。
【0038】
前記駆動側回転体32は、樹脂材にて形成され、軸部32a及び同軸部32aよりも拡径された円盤部32bを有している。軸部32aの基端部の外径は、クラッチハウジング31のカバー部31bの内径より若干小さく設定されている。そして、駆動側回転体32は、軸部32aがカバー部31bに嵌挿され、円盤部32bの基端側(図5の上側)がクラッチハウジング31のカバー部31bと摺動可能とされて、回転可能とされている。円盤部32bの中心部にはボール収容凹部32cが形成されている。又、軸部32aの中心部には、断面に平行面を有し、回転軸6の2面巾凸部6aが嵌挿可能な嵌合凹部としての2面巾凹部32dが前記ボール収容凹部32cと連通するように形成されている。
【0039】
この2面巾凹部32dは、図5に示されるようにクラッチハウジング31の外部に連通し、前記回転軸6の2面巾凸部6aが嵌挿されて同回転軸6に対して回転不能に連結される。従って、モータ本体2の回転軸6と駆動側回転体32は一体回転する。
【0040】
駆動側回転体32の円盤部32bの先端側(図5の下側)には、図4に示すように、外周面に沿って軸方向と平行に突出する略扇形状の突設部38が等角度間隔に複数(3つ)形成されている。突設部38には、図6に示すように、径方向内側から突設部38の中間まで径方向に延びる嵌合溝38aが形成されている。
【0041】
嵌合溝38aには、ゴムよりなる緩衝部材39が嵌合固定されている。詳しくは、図4に示すように、緩衝部材39は、薄肉のリング部39aと、リング部39aの外周側で等角度間隔に複数(3つ)軸線方向に立設される緩衝部39bとを備える。緩衝部39bの外周側には嵌合溝38aと対応した嵌合凸部39cが形成されている。そして、緩衝部材39は、各嵌合凸部39cが各嵌合溝38aに嵌合されるとともに、リング部39aが円盤部32b上に配置されて固定されている。
【0042】
緩衝部39bの周方向の幅は、図6に示すように、突設部38の内周面の周方向の幅より若干大きく設定されている。そして、隣り合う突設部38の側面(周方向の面)38b,38c及び隣り合う緩衝部39bの側面(周方向の面)39d,39eにより、等角度間隔に複数(3つ)の係合溝40が形成されている。これら係合溝40は中心側で互いに連通している。突設部38の側面38b,38cの外周側は、周方向に僅かに膨出し、係合溝40の開口部42を構成している。
【0043】
前記ボール33は金属製とされ、前記ボール収容凹部32cに収容される。尚、ボール33は、ボール収容凹部32cに収容された状態で、その一部が該ボール収容凹部32cから突出する。
【0044】
前記従動側回転体34は、円盤部34aと、その中心部からその先端側(図5の下側)に突出する嵌合部34bとを備える。嵌合部34bは、図5に示すように、ウォーム軸23の嵌合穴23bと対応する多数の歯を有し、該嵌合穴23bに嵌合固定される。即ち、従動側回転体34は、ウォーム軸23と一体回転するように連結される。
【0045】
前記円盤部34aは、その基端側(図5の上側)がボール33と当接され、前記突設部38(緩衝部39b)に囲まれ、回転可能に配設される。この円盤部34aはボール33と点接触となるため、その回転は円滑なものとされる。
【0046】
前記円盤部34aには、図4及び図6に示すように、径方向外側に延びる略扇形状の係合凸部43が等角度間隔に複数(3つ)形成されている。この係合凸部43は、その周方向の幅が前記係合溝40の周方向の幅より小さく設定され、係合溝40内に収容される。
【0047】
図6に示すように、係合凸部43の時計回り側の面の径方向内側には、前記緩衝部39bの一側面(反時計回り側の面)39dと対応した第1緩衝面43aが形成され、係合凸部43の時計回り側の面の径方向外側には、突設部38の一側面(反時計回り側の面)38bと対応した第1当接面43bが形成されている。第1緩衝面43aは、駆動側回転体32が従動側回転体34に対して反時計回り方向(矢印X方向)に所定位置まで回転すると、緩衝部39bの一側面39dと当接する。又、第1当接面43bは、駆動側回転体32が前記所定位置より更に反時計回り方向(矢印X方向)に回転すると、突設部38の一側面38bと当接する。尚、駆動側回転体32は、緩衝部39bが周方向に撓む(潰れる)ことにより、前記所定位置より更に反時計回り方向(矢印X方向)に回転する(図7参照)。
【0048】
又、係合凸部43の反時計回り側の面の内周側には、前記緩衝部39bの他側面(時計回り側の面)39eと対応した第2緩衝面43cが形成され、係合凸部43の反時計回り側の面の外周側には、突設部38の他側面(時計回り側の面)38cと対応した第2当接面43dが形成されている。第2緩衝面43cは、駆動側回転体32が従動側回転体34に対して時計回り方向(矢印Y方向)に所定位置まで回転すると、緩衝部39bの他側面39eと当接する。又、第2当接面43dは、駆動側回転体32が前記所定位置より更に時計回り方向(矢印Y方向)に回転すると、突設部38の他側面38cと当接する。尚、駆動側回転体32は、緩衝部39bが周方向に撓む(潰れる)ことにより、前記所定位置より更に時計回り方向(矢印Y方向)に回転する。
【0049】
係合凸部43の外周面には、制御面44が形成されている。本実施の形態の制御面44は、図6に示すように、その全体が、軸線方向から見て、その周方向の中央部44aの回転軌跡(従動側回転体34の軸中心に回転したときの軌跡)の径より大きな径の円弧状に膨らむように形成されている。よって、制御面44は、図7に示すように、中央部44aが、その周方向の両側部44b,44cを結ぶ直線より径方向外側に配置される。又、制御面44は、中央部44aと側部44b,44cとの間の中間部44dが、中央部44aと側部44b,44cとを結ぶ直線より径方向外側に膨れる弧状に形成される。
【0050】
転動体35は、金属材料にて略円柱形状に形成され、開口部42の第1及び第2面42a,42b間において、係合凸部43の制御面44とクラッチハウジング31の外輪31aの内周面31dとの間に配置される。
【0051】
転動体35の直径は、制御面44の中央部44aと外輪31aの内周面31dの間隔の長さより小さく、制御面44の側部44b,44cと外輪31aの内周面31dの間隔の長さより大きく設定されている。そして、転動体35の直径は、中央部44aと側部44b,44cとの間の中間部44dと、外輪31aの内周面31dの間隔の長さと等しく設定されている。
【0052】
サポート部材36は、樹脂材よりなり、リングプレート45と、図4に示すように、各転動体35を回転可能にかつ略平行に保持すべく、リングプレート45から軸線方向に延びる3つのローラサポート46とを備える。ローラサポート46は、リングプレート45に等角度間隔で配設される。
【0053】
各ローラサポート46は、リングプレート45から軸線方向に延びる一対の保持板46aと、両保持板46aの先端同士を連結する連結体46bとを備える。両保持板46aの配置間隔は転動体35の直径より若干大きく設定され、リングプレート45と連結体46bの間隔は転動体35の軸線方向長さより若干大きく設定されている。そして、転動体35は、両保持板46a間で且つリングプレート45と連結体46bとの間で回転可能に、リングプレート45の周方向に対して移動不能に、リングプレート45の径方向に移動可能に保持される。
【0054】
ここで、各部材35,38,43,46の形状は、図7に示すように、突設部38の一側面38bが係合凸部43の第1当接面43bと当接し、開口部42の第1面42aがローラサポート46と当接した状態で、転動体35が制御面44の中央部44aと対応した位置に配置されるように設定されている。
【0055】
又、各部材35,38,43,46の形状は、突設部38の他側面38cが係合凸部43の第2当接面43dと当接し、開口部42の第2面42bがローラサポート46と当接した状態で、転動体35が制御面44の中央部44aと対応した位置に配置されるように設定されている。
【0056】
カバープレート37は、樹脂製の環状のプレートであって、リングプレート45と摺接可能にクラッチハウジング31の外輪31aに内嵌されている。
ここで、上記のように構成されたクラッチCでは、駆動側回転体32(突設部38)の外周面とクラッチハウジング31の外輪31aの内周面31dとの間に若干の隙間があることや、駆動側回転体32の軸部32aとカバー部31bとの間に隙間52があることや、駆動側回転体32が自身から突出したボール33を介して従動側回転体34に当接されることなどの理由から、回転軸6とウォーム軸23との芯(軸)ずれ(径方向の移動と傾き)を所定範囲で許容している。
【0057】
図5に示すように、前記ホールIC15と共に回転センサSを構成するセンサマグネット51は、前記駆動側回転体32の軸部32aに固定されている。詳述すると、本実施の形態のセンサマグネット51は、円環状に形成され、軸部32aの外周に熱かしめにより固定されている。センサマグネット51の外径は、前記クラッチハウジング31のカバー部31bの内径より大きく設定されている。即ち、センサマグネット51は、カバー部31bと軸部32aとの間に生じる円形の隙間52より大きな径の円盤形状に形成され、該隙間52を覆うように軸部32aに固定されている。
【0058】
そして、前記ホールIC15は、このセンサマグネット51の外縁一部と軸線方向に対向した位置に配置され、センサマグネット51の回転速度、即ち回転軸6の回転速度に応じたパルス信号を発生し、前記制御装置に出力する。制御装置は、回転軸6の正回転時(ウインドガラスの閉動作時)に発生するパルス信号のパルス幅が所定の割合で変化すると、ブラシ10に供給する電流を停止、若しくは電流の向きを逆にして、ウインドガラスを停止若しくは開動作させる挟み込み防止制御を行う。
【0059】
上記のように構成されたパワーウインド装置(モータ1)は、以下のように動作する。
モータ本体2が駆動され回転軸6が図6の反時計回り方向(矢印X方向)に回転されると、回転軸6と共に駆動側回転体32が同方向(矢印X方向)に一体回転する。そして、図7に示すように、突設部38の一側面38bが係合凸部43の第1当接面43bと当接し、開口部42の第1面42aがローラサポート46と当接すると、転動体35が制御面44の中央部44aと対応した位置(以下、中立位置という)に配置される。
【0060】
尚、突設部38の一側面38bが第1当接面43bに当接する前に、緩衝部39bの一側面39dが係合凸部43の第1緩衝面43aに先に接触するため、該当接時の衝撃は小さくなる。
【0061】
この中立状態では、転動体35は係合凸部43の制御面44と外輪31aの内周面31dにて挟持されないため、従動側回転体34はクラッチハウジング31に対して回転可能となる。従って、駆動側回転体32が更に反時計回り方向に回転すると、その回転力が突設部38から従動側回転体34に伝達され、従動側回転体34が連れ回りする。尚、このとき転動体35には開口部42の第1面42aから同方向(矢印X方向)の回転力が伝達され、転動体35は同方向に移動する。
【0062】
逆に、回転軸6が図6の時計回り方向(矢印Y方向)に回転されると、上記と同様に、突設部38により転動体35が中立位置に配置される。この状態では、転動体35は係合凸部43の制御面44と外輪31aの内周面31dにて挟持されないため、従動側回転体34はクラッチハウジング31に対して回転可能となる。従って、駆動側回転体32の回転力が突設部38から従動側回転体34に伝達され、従動側回転体34が連れ回りする。
【0063】
すると、従動側回転体34と共にウォーム軸23が回転し、その回転に応じてウォームホイール24及び出力軸25が回転する。従って、出力軸25に連結されるウインドガラスが開閉される。
【0064】
一方、モータ1が停止している状態で、出力軸25側に負荷がかかると、その負荷は従動側回転体34を回動させようとする。そして、従動側回転体34が図6の時計回り方向(矢印Y方向)に回転されると、転動体35は係合凸部43の制御面44の側部44b側(中間部44d側)に相対移動する。やがて、図8に示すように、転動体35が中間部44dまで相対移動すると、転動体35は、制御面44と外輪31aの内周面31dで挟持される(ロック状態となる)。そして、外輪31aが固定されているため、従動側回転体34のそれ以上の回転は阻止され、駆動側回転体32を連れ回りさせることはない。
【0065】
逆に、従動側回転体34が図6の反時計回り方向(矢印X方向)に回転されると、駆動側回転体32が停止しているため、転動体35は係合凸部43の制御面44の側部44c側(中間部44d側)に相対移動する。やがて、転動体35が中間部44dまで相対移動すると、転動体35は、制御面44と外輪31aの内周面31dで挟持される(ロック状態となる)。そして、外輪31aが固定されているため、従動側回転体34のそれ以上の回転は阻止され、駆動側回転体32も回転しない。
【0066】
このように、出力軸25側に大きな負荷をかけても、従動側回転体34の回転は阻止される。従って、出力軸25に連結されるウインドガラスが自重や、外力により開閉されることは防止される。
【0067】
ここで、回転軸6の回転速度は回転センサS(ホールIC15)により検出され、その検出信号(パルス信号)は制御装置に出力される。
そして、ウインドガラスの閉動作時に、例えばウインドガラスと窓枠との間に異物が挟み込まれることで回転軸6の回転速度が所定の割合で変化すると、制御装置にて駆動電流が制御され、それ以上ウインドガラスが閉移動しないように、停止若しくは反転される。従って、挟み込まれた異物にかかる挟み込み荷重がそれ以上大きくならない。
【0068】
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)センサマグネット51は、回転軸6と一体回転するように連結された駆動側回転体32の軸部32aに固定されるため、センサマグネット51を固定するための部位を回転軸6上に確保する必要がなく、回転軸6を予め長くしなくてよい。即ち、回転軸6と駆動側回転体32が連結される軸線方向の範囲と、センサマグネット51が配設される軸線方向の範囲とが重なるため、モータ1の軸線方向に必要となる長さが短くなる。よって、クラッチC及び回転センサSを備えたモータ1の小型化を図ることができる。
【0069】
(2)センサマグネット51は、カバー部31bと軸部32a間に生じる円形の隙間52より大きな径の円盤形状に形成され、該隙間52を覆うように軸部32aに固定されるため、クラッチC内部に例えばブラシ磨耗紛等の粉体が侵入し難くなる。よって、クラッチCの正常な動作を長期的に維持することができる。
【0070】
(3)ホールIC15は、ホルダ本体9aのブラシ10を保持する側と反対側であるヨーク4外部側に固定された基板17上に実装されるため、ブラシ磨耗紛が付着し難くなる。よって、ホールIC15にブラシ磨耗紛が付着することで発生するホールIC15の誤検出といった不具合は低減される。又、基板17上にブラシ磨耗紛が付着し難くなり、基板17上のはんだ付け部の短絡といった不具合は低減される。
【0071】
(4)クラッチCにより、回転軸6とウォーム軸23との芯(軸)ずれが許容される。よって、モータ1の組み付け時等に回転軸6とウォーム軸23との芯(軸)ずれが発生しても、異音や振動の発生が抑制されるとともに、駆動力のロスが抑制される。
【0072】
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、センサマグネット51をクラッチC内部につながる隙間52を覆うように設けたが、隙間52を覆わないように設けてもよい。このようにしても上記実施の形態の効果(1),(3)と同様の効果を得ることができる。
【0073】
・上記実施の形態では、ホールIC15をブラシホルダ9に固定された基板17上に固定したが、センサマグネット51と対向した位置であれば、他の箇所に固定してもよい。例えば、ギヤハウジング21に固定してもよい。このようにしても上記実施の形態の効果(1),(2)と同様の効果を得ることができる。
【0074】
・上記実施の形態では、ホールIC15を2個設けたが、1個又は3個以上設けて実施してもよい。
・上記実施の形態のホールIC15は、センサマグネット51の磁束を検出可能なものであれば、他の検出素子に変更してもよい。
【0075】
・上記実施の形態のクラッチCは、回転軸6とウォーム軸23とを連結し、回転軸6からウォーム軸23に回転を伝達するとともに、ウォーム軸23から回転軸6への回転伝達を阻止するものであれば、他のものに変更してもよい。例えば、回転軸6とウォーム軸23との芯(軸)ずれを許容しない他のクラッチに変更してもよい。このようにしても、上記実施の形態の効果(1)〜(3)と同様の効果を得ることができる。
【0076】
・上記実施の形態では、回転軸6とウォーム軸23を連結する連結部材をクラッチCとしたが、回転軸6と一体回転するように連結された駆動側回転体と、ウォーム軸23と一体回転するように連結され、前記駆動側回転体に係合可能な従動側回転体とを有し、回転軸6とウォーム軸23との芯ずれを許容する他の連結部材に変更してもよい。言い換えると、ウォーム軸23から回転軸6への回転伝達を阻止せず、回転軸6とウォーム軸23との芯ずれを許容する他の連結部材に変更してもよい。このようにしても、回転軸6とウォーム軸23との芯ずれを許容する連結部材及び回転センサSを備えたモータ1の小型化を図ることができる。又、他の連結部材として、駆動側回転体と従動側回転体との間にゴム等の弾性体を介在して互いに連結したものとしてもよい。このようにすると、モータがロックした場合、両軸間の衝撃を緩和することができるとともに、回転時における軸間の騒音を抑えることができる。
【0077】
・上記実施の形態では、パワーウインド装置用のモータ1に具体化したが、他の装置に使用されるモータに具体化してもよい。
上記実施の形態から把握できる請求項記載以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
【0078】
(イ)前記検出素子は、前記ブラシホルダの前記ヨーク外部側に固定された基板に固定されることを特徴とするモータ。このようにすると、基板上にブラシ磨耗紛が付着し難くなる。
【0079】
(ロ)前記検出素子は、ホールICであることを特徴とするモータ。このようにすると、センサマグネットの回転速度に応じたパルス信号が生成される。
【0080】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、回転センサを備え、ロータ回転軸にウォーム軸がクラッチ等の連結部材を介して連結されたモータにおいて、小型化を図ることができるモータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のモータの要部断面図。
【図2】本実施の形態のモータの要部分解断面図。
【図3】本実施の形態のモータ本体を軸線方向から見た説明図。
【図4】本実施の形態のクラッチの分解斜視図。
【図5】本実施の形態のクラッチ及び回転センサを説明するための断面図。
【図6】本実施の形態のクラッチを説明するための説明図。
【図7】本実施の形態のクラッチの動作を説明するための説明図。
【図8】本実施の形態のクラッチの動作を説明するための説明図。
【符号の説明】
4…ヨークハウジング(ヨーク)、6…回転軸、9…ブラシホルダ、10…ブラシ(給電用ブラシ)15…ホールIC、21…ギヤハウジング(ハウジング)、23…ウォーム軸、32…駆動側回転体、51…センサマグネット、52…隙間、32a…軸部、32d…嵌合凹部、C…クラッチ、S…回転センサ。

Claims (7)

  1. モータケース(4,21)と、
    前記モータケース(4,21)に対して支持され回転駆動される回転軸(6)と、
    前記回転軸(6)と同心軸上に前記モータケース(4,21)に対して支持されるウォーム軸(23)と、
    前記回転軸(6)と前記ウォーム軸(23)とを連結し、該回転軸(6)から該ウォーム軸(23)に回転を伝達するとともに、該ウォーム軸(23)から該回転軸(6)への回転伝達を阻止するクラッチ(C)と、
    前記回転軸(6)と一体回転するように固定されるセンサマグネット(51)、及び前記モータケース(4,21)に対して固定され前記センサマグネット(51)の回転速度を検出する検出素子(15)を有する回転センサ(S)と
    を備えたモータにおいて、
    前記センサマグネット(51)を、前記回転軸(6)と一体回転するように連結された前記クラッチ(C)の駆動側回転体(32)に固定したことを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータにおいて、
    前記駆動側回転体(32)は、前記回転軸(6)が嵌合される嵌合凹部(32d)が形成され前記クラッチ(C)のクラッチハウジング(31)外部に突出する軸部(32a)を有し、
    前記センサマグネット(51)を、前記駆動側回転体(32)の軸部(32a)に固定したことを特徴とするモータ。
  3. モータケース(4,21)と、
    前記モータケース(4,21)に対して支持され回転駆動される回転軸(6)と、
    前記回転軸(6)と同心軸上に前記モータケース(4,21)に対して支持されるウォーム軸(23)と、
    前記回転軸(6)と一体回転するように連結された駆動側回転体(32)と、前記ウォーム軸(23)と一体回転するように連結され、前記駆動側回転体(32)に係合可能な従動側回転体(34)とを有し、前記回転軸(6)と前記ウォーム軸(23)との芯ずれを許容する連結部材(C)と、
    前記駆動側回転体(32)に前記回転軸(6)と一体回転するように固定されるセンサマグネット(51)、及び前記モータケース(4,21)に対して固定され前記センサマグネット(51)の回転速度を検出する検出素子(15)を有する回転センサ(S)と
    を備えたことを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータにおいて、
    前記連結部材(C)は、前記回転軸(6)から前記ウォーム軸(23)に回転を伝達するとともに、該ウォーム軸(23)から該回転軸(6)への回転伝達を阻止するクラッチであり、
    前記駆動側回転体(32)は、前記回転軸(6)が嵌合される嵌合凹部(32d)が形成され前記クラッチ(C)のクラッチハウジング(31)外部に突出する軸部(32a)を有し、
    前記センサマグネット(51)を、前記駆動側回転体(32)の軸部(32a)に固定したことを特徴とするモータ。
  5. 請求項1,2,のうちいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記センサマグネット(51)を、前記クラッチ(C)の内部につながる隙間(52)を覆うように設けたことを特徴とするモータ。
  6. 請求項2又は4に記載のモータにおいて、
    前記センサマグネット(51)を、前記クラッチ(C)の内部につながる隙間(52)を覆うように設け、
    前記隙間(52)は、前記クラッチハウジング(31)と前記軸部(32a)との間に生じるものであって、
    前記センサマグネット(51)を、前記隙間(52)より大きな径の円盤形状にするこ とで、前記隙間(52)を覆うようにしたことを特徴とするモータ。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のモータにおいて、
    前記モータケース(4,21)は、前記回転軸(6)を収容する略有底円筒形状のヨーク(4)と、前記ウォーム軸(23)を収容し前記ヨーク(4)の開口側に固定されるハウジング(21)とを有し、
    前記ヨーク(4)の開口部には、該ヨーク(4)内部側に給電用ブラシ(10)を保持する樹脂製のブラシホルダ(9)が固定され、
    前記検出素子(15)を、前記ブラシホルダ(9)の前記ヨーク(4)外部側に固定したことを特徴とするモータ。
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