JP5138243B2 - アクチュエータ及び回転装置 - Google Patents
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この回転式アクチュエータは、同期電動機と、この同期電動機のロータ軸(第1軸)に接続された内接噛合遊星歯車減速機とを一つのハウジング内に収納した構成とされ、その内接噛合遊星歯車減速機は、前記ロータ軸の途中位置に設けられた偏心軸部を介して偏心回転可能な状態で取り付けられた外歯歯車と、この外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、前記外歯歯車の自転成分のみを伝達する伝達手段を介して連結された第2軸とを備えた構成とされている。この場合、第2軸は、一部が筒状に形成され、自身はハウジングにメタルベアリングを介して回転自在に支持されるとともに、内部に軸受けを介して前記ロータ軸を回転自在に支持した二重の軸受け構造となっている。
また、その第2軸は、二重の軸受け構造となっており、その内部に電動機のロータ軸が支持されることから、このロータ軸の同軸精度が劣り、振れが生じ易い。このため、電動機のロータとステータとのエアギャップを広く確保しておく必要があり、電動機の性能、効率が低下する傾向にある。
このような構成とすることにより、カバーを外すとハウジング内が開放状態となるので、電動機のメンテナンス等を行うことが容易になる。
この回転装置の構成とすることにより、全体として出力軸が1個加わった合計3個の軸部からなり、その軸受けも出力軸用に2個付加しても合計5個で済むことになる。
図1から図10は本発明の一実施形態を示しており、この実施形態の回転装置1は、図9及び図10にその全体を示すように、エンジンの吸気量を調整するためのスロットルバルブ装置であり、回転式アクチュエータ2と、スロットルバルブの弁軸となる出力軸3(図2等参照)を有する出力機構4とから構成されている。
前記回転式アクチュエータ2は、図1及び図3に示すように、ハウジング11内に電動機12が収納されるとともに、該電動機12のロータ軸13の一端部がハウジング11の壁(後述する平板部14)を貫通してハウジング11の外表面に突出しており、その突出端部13aに外歯ギヤ15と内歯ギヤ16とからなる減速機17が設けられた構成とされている。
ハウジング本体31は、さらに、電動機12のステータコア21を射出成形によりインサート成形した合成樹脂製のモールド枠部34と、このモールド枠部34に連結される合成樹脂製のブラケット部材35とから構成されている。
この表側枠体32と前記モールド枠部34とは、これらに圧入される基準ピン55(図3参照)によって高精度に位置決めされて一体化されることにより、モールド枠部34のステータコア21と表側枠体32のボス部52内の軸受け53とが同軸上に配置されるようになっている。
一方、出力軸角度検出センサ57は、ブラケット部35を表側枠体32の窓部54からモールド枠部34に取り付けた状態のときに、表側枠体32の外表面上における後述の角度センサ用ヨーク58の上に配置されるようになっている。そして、これらセンサ56,57に接続状態のセンサ用リード59,60がブラケット部35に一部を埋設した状態に固定され、その端部が前記基板39に電気的に接続されている。
また、この内歯ギヤ16の外側には、リング状の角度センサ用ヨーク58が嵌合状態に固着されており、この角度センサ用ヨーク58の周方向の一箇所の上に前記出力軸角度検出センサ57が重なるように配置されている。
なお、前記カバー33は、ハウジング本体31の表側枠体32とは反対側に取り付けられ、基板39における端子部37a,38aと基板側端子40との接続箇所及びステータコア21等を覆うとともに、中央部に凹部69が形成され、該凹部69に、ロータ軸13の端部を回転自在に支持する軸受け70が嵌合される構成である。
一方、前記出力機構4は、図示例ではバタフライ形のスロットルバルブであり、図2及び図4に示すように、スロットルボディ81内を横断するように配置された出力軸(弁軸)3の両端部がスロットルボディ81の壁に軸受け82を介して回転自在に支持され、この出力軸3に板状の弁体83が固定されている。この場合、出力軸3には、その長さ方向に沿うスリット84が形成されており、前記弁体83は、このスリット84内に挿入された状態で、中央部がねじ85により固定されている。また、スロットルボディ81の側部には外部に開放状態のケース部86が一体に形成され、該ケース部86の外部取付面となる外側表面86aに前記回転式アクチュエータ2の表側枠体32の外側表面32aが突き合わせられ、ねじ止めにより固定されるようになっている。
そして、各保持部材92,93は、前記突出部92a,93aがストッパ94,95に当接している状態から、円弧溝97,98の角度範囲内で出力軸3と各保持部材92,93との相対回転が許容され、該円弧溝97,98の終端部をアーム部材96の突出片96a,96bが係止することにより一体回転させられる構成とされている。
なお、図2及び図4中の符号100はキー部3aを挿通して保持部材93を回転自在としているカラーを示している。
そして、この弁の開閉駆動に際して、モータ極検出センサ56の検出結果に基づき、ロータ18の位置に応じてモータ制御されるとともに、出力軸角度検出センサ57の検出結果に基づきフィードバック制御しながら、弁体83を適切に開閉するのである。
一方、出力機構4においては、軸部は出力軸(弁軸)3の1個であり、これを支持する軸受け82が2個となる。したがって、回転装置1全体としては、軸部(12,13a,3)が3個で、軸受け(53,70,67,82,82)が5個となり、従来例の構造に比べて、軸部、軸受けともそれぞれ1個ずつ削減することができる。
(B)の従来例の場合は、ハウジング121内にモータ122のロータ軸123、減速機124の外歯ギヤ125を支持する偏心軸126、内歯ギヤ127との噛み合いにより偏心軸126の公転が連結ピン128を介して伝えられる第二軸129の計3個の軸部が設けられるとともに、ロータ軸123がハウジング121に固定の軸受け130と第二軸129内の軸受け131とに支持され、外歯ギヤ125は偏心軸126に対して軸受け132によって回転自在に支持され、第二軸129はハウジング121に軸受け133を介して回転自在に支持されている。また、出力機構側は、出力軸134が一対の軸受け135によって回転自在に支持されている。つまり、この従来例の場合は、軸部がロータ軸123、偏心軸126、第二軸129、出力軸134の4個、これらを支持する軸受けが符号130,131,132,133,135,135で示す6個必要であったのに対して、(A)の本実施形態の場合は軸部が3個、軸受けが5個となっており、部品点数が削減されているのが理解できる。
すなわち、この回転装置1は、外歯ギヤ15の連結ピン68までの構成部品を回転式アクチュエータ2に組み込み、一方、この連結ピン68に係合するプレート88以降の構成部品を出力機構4に組み込んで、これら連結ピン68とプレート88との間で両者を分離可能な構造としたことにより、部品点数の削減と高性能、高効率化の両方を達成することができるものである。
また、前記実施形態の例では、本発明の回転装置をスロットルバルブ装置に適用した例を示したが、図12に示す可変吸気バルブ装置に適用することも可能である。
この回転装置141の場合、その主吸気管路142と副吸気管路143とを切り換える管路切換えバルブが出力機構144とされ、その出力軸145に複数の弁体146が固定され、この出力軸145を駆動する機構として回転式アクチュエータ2が適用される。この回転式アクチュエータ2としては前記一実施形態のものと同一構造のものが使用され、出力機構144は、その出力軸145に弁体146が複数連続して設けられている点以外は、前記一実施形態と同一構造のものが使用される。
Claims (3)
- 電動機のロータ軸がハウジング内に回転自在に支持されるとともに、
該ロータ軸の一端部がハウジングの壁を貫通して外表面に突出し、
その突出端部に偏心軸部が設けられ、
該偏心軸部に第1の軸受けを介して回転自在に外歯ギヤが支持され、
前記ハウジングの内側に筒体として一体に形成されたボス部の外表面に、前記外歯ギヤに噛み合う内歯ギヤが固定され、
前記ボス部の内側に、前記ロータ軸を回転自在に支持する第2の軸受けが固定され、
前記外歯ギヤに、外部の出力軸に回転力を伝えるための伝達部が設けられていることを特徴とする回転式アクチュエータ。 - 前記ハウジングは、前記偏心軸部が設けられる側とは反対側が着脱可能なカバーにより閉塞されているとともに、該カバーの内表面に、前記ロータ軸の他端部を回転自在に支持する第3の軸受けを着脱可能に保持する凹部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の回転式アクチュエータ。
- 請求項1又は請求項2記載の回転式アクチュエータと、該回転式アクチュエータによって駆動される前記出力軸を有する出力機構とを備え、
前記出力機構は、前記出力軸が出力側ハウジング内に回転自在に支持されるとともに、該出力軸の一端部が前記出力側ハウジングの壁を貫通して外表面に突出し、その突出端部に、前記外歯ギヤの前記伝達部に着脱可能に連結されることにより前記外歯ギヤの自転成分の伝達を受ける出力側伝達部が設けられていることを特徴とする回転装置。
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