JP2004156788A - 歯車伝達装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 モータ回転を歯車減速装置によって減速して吸気絞り弁に伝達する構成の吸気絞り弁駆動装置において、前記歯車減速装置におけるバックラッシを防止し、吸気絞り弁の開度制御の精度を向上させる。
【解決手段】 歯車減速装置を、モータ回転軸の駆動歯車6と、吸気絞り弁回転軸の絞り弁歯車7と、該駆動歯車6と絞り弁歯車7との間に介在する中間歯車10(歯車8,9)とから構成する。そして、中間歯車10,駆動歯車6,絞り弁歯車7の材質をそれぞれ永久磁石とし、かつ、駆動歯車6と中間歯車10との間、及び、中間歯車10と絞り弁歯車7との間で、磁気反発力が発生するように磁極を設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 歯車減速装置を、モータ回転軸の駆動歯車6と、吸気絞り弁回転軸の絞り弁歯車7と、該駆動歯車6と絞り弁歯車7との間に介在する中間歯車10(歯車8,9)とから構成する。そして、中間歯車10,駆動歯車6,絞り弁歯車7の材質をそれぞれ永久磁石とし、かつ、駆動歯車6と中間歯車10との間、及び、中間歯車10と絞り弁歯車7との間で、磁気反発力が発生するように磁極を設定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は歯車伝達装置に関し、詳しくは、内燃機関の吸気絞り弁駆動装置などに用いられる歯車伝達装置におけるバックラッシを低減する技術に関する。
従来から、内燃機関の吸気絞り弁をモータを用いて開閉する構成の吸気絞り弁駆動装置が知られており、該吸気絞り弁駆動装置においては歯車伝達装置(歯車減速装置)によってモータの回転駆動力を減速して吸気絞り弁の回転軸に伝達する構成のものがあった(特許文献1参照)。
ところで、上記のような吸気絞り弁駆動装置においては、歯車伝達装置にバックラッシがあると吸気絞り弁の開度の制御精度が悪化することになってしまうので、バックラッシを防止することが必要となる。
ところで、上記のような吸気絞り弁駆動装置においては、歯車伝達装置にバックラッシがあると吸気絞り弁の開度の制御精度が悪化することになってしまうので、バックラッシを防止することが必要となる。
バックラッシを防止する方法としては、例えば特許文献2に開示されるように、吸気絞り弁を全閉方向に付勢するリターンスプリングによって駆動歯車が受けるトルクとは逆向きに駆動歯車を付勢するスプリングを設ける方法があった。
特開平6−264777号公報
実開平4−046257号公報
しかし、機関の停止時(モータへの非通電時)やモータの故障時に、吸気絞り弁をバネ力によって所定の中間開度に復帰保持させる構成のものにおいて、前記従来の方法を用いても、前記中間開度を基準とする一方の回転方向でしかバックラッシを防止できず、前記中間開度付近で制御振動を生じ、これによって、歯車の摩耗が進んで寿命が低下してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、たとえ上記のように吸気絞り弁が中間開度に復帰するように付勢されるような場合であっても、両回転方向でのバックラッシを防止できる簡便な構成の歯車伝達装置を提供することを目的とする。
そのため請求項1記載の発明では、歯車伝達装置の各歯車を永久磁石で構成し、かつ、噛み合う歯車が相互に磁力によって反発するよう構成した。
かかる構成によると、歯車間に常時反発し合う負荷が加わることになるため、回転駆動トルクが加わらない状態において、歯車の噛み合いを中立的な位置として両回転方向におけるバックラッシ(被制御量差)を減少し得る。
かかる構成によると、歯車間に常時反発し合う負荷が加わることになるため、回転駆動トルクが加わらない状態において、歯車の噛み合いを中立的な位置として両回転方向におけるバックラッシ(被制御量差)を減少し得る。
従って、歯車伝達装置における各歯車間に磁気反発力を発生させるよう構成することで、簡便にバックラッシの減少を図ることができる。
また、請求項2記載の発明では、前記歯車伝達装置が、モータの回転駆動力を内燃機関の吸気絞り弁の回転軸に伝達する構成であり、モータ回転軸の駆動歯車と、吸気絞り弁回転軸の絞り弁歯車と、前記駆動歯車と絞り弁歯車との間に介在する中間歯車とから構成されるものとした。
また、請求項2記載の発明では、前記歯車伝達装置が、モータの回転駆動力を内燃機関の吸気絞り弁の回転軸に伝達する構成であり、モータ回転軸の駆動歯車と、吸気絞り弁回転軸の絞り弁歯車と、前記駆動歯車と絞り弁歯車との間に介在する中間歯車とから構成されるものとした。
かかる構成によると、例えばモータによる回転駆動トルクが加わらない状態において、吸気絞り弁をバネ力によって中間開度に復帰させる構成において、前記中間開度を基準とする両回転方向におけるバックラッシ(被制御量差)を減少し得る。
従って、モータの回転を歯車伝達装置(歯車減速装置)によって減速して吸気絞り弁に伝達する構成において、吸気絞り弁のバネ力による復帰開度が中間開度であっても、簡便な構成でバックラッシを減少させることができる。
従って、モータの回転を歯車伝達装置(歯車減速装置)によって減速して吸気絞り弁に伝達する構成において、吸気絞り弁のバネ力による復帰開度が中間開度であっても、簡便な構成でバックラッシを減少させることができる。
以下に本発明の実施の形態を説明する。
図1は内燃機関のスロットルチャバーの横断面図である。
この図1において、図示しない内燃機関の吸気通路1に介装される吸気絞り弁2は、円板状の弁体3aと、スロットルチャンバーに対して軸受を介して回転可能に支持され前記弁体3aが取り付けられる回転軸3bとから構成され、前記回転軸3bの回転に応じて弁体3aの開度が変化することで、吸気通路1の開口面積を変化させて機関の吸入空気量を調整するものである。
図1は内燃機関のスロットルチャバーの横断面図である。
この図1において、図示しない内燃機関の吸気通路1に介装される吸気絞り弁2は、円板状の弁体3aと、スロットルチャンバーに対して軸受を介して回転可能に支持され前記弁体3aが取り付けられる回転軸3bとから構成され、前記回転軸3bの回転に応じて弁体3aの開度が変化することで、吸気通路1の開口面積を変化させて機関の吸入空気量を調整するものである。
前記吸気絞り弁2において、例えば、吸気絞り弁2を閉方向に付勢する戻しばねと、該戻しばねに抗して開方向に吸気絞り弁2を付勢する対抗ばねとを用いて、所定の中間開度に対する復帰保持力を発生させるようにしてある。
ここで、前記吸気絞り弁2は、モータ4によって開閉駆動されるようになっており、具体的には、モータ4の回転が歯車減速装置(歯車伝達装置)5によって減速されて前記回転軸3bに伝達される構成となっている。
ここで、前記吸気絞り弁2は、モータ4によって開閉駆動されるようになっており、具体的には、モータ4の回転が歯車減速装置(歯車伝達装置)5によって減速されて前記回転軸3bに伝達される構成となっている。
前記歯車減速装置5は、各歯車が平歯車である平行軸歯車で構成され、モータ4の回転軸に軸支された駆動歯車6と、吸気絞り弁回転軸3bに軸支された絞り弁歯車7と、2つの歯車8,9を同軸に軸方向に並べて連結してなる中間歯車10とからなり、駆動歯車6の回転が、中間歯車10(歯車8,9)を介して絞り弁歯車7に伝達される(図2参照)。
ここで、各歯車が固定された回転軸周りに回転する構成であって、中間歯車10,駆動歯車6,絞り弁歯車7の材質をそれぞれ永久磁石とし、かつ、駆動歯車6と中間歯車10との間、及び、中間歯車10と絞り弁歯車7との間で、磁気反発力が発生するように磁極を設定してある。
ここで、各歯車が固定された回転軸周りに回転する構成であって、中間歯車10,駆動歯車6,絞り弁歯車7の材質をそれぞれ永久磁石とし、かつ、駆動歯車6と中間歯車10との間、及び、中間歯車10と絞り弁歯車7との間で、磁気反発力が発生するように磁極を設定してある。
かかる構成によると、モータの回転駆動トルクが加わらず、吸気絞り弁2が中間開度に復帰しているときに、歯車の噛み合いを中立的な位置、即ち、両回転方向の歯面隙間が略同じ状態とすることができ、以って、前記中間開度を基準とする両回転方向におけるバックラッシ(被制御量差)を減少させることができる。
尚、上記では、中間歯車10が、2つの歯車を同軸上に軸方向に並べて構成されるものとしたが、吸気絞り弁の開閉角は最大でも90°程度であり、中間歯車10の回転角を180°以内として吸気絞り弁の開閉を図ることが可能であるので、軸を挟んで相対する同一平面上の独立した角度領域それぞれに径の異なる歯を備えなる中間歯車、換言すれば、径の異なる2つの歯車を半分ずつ組み合わせたような歯車を中間歯車として用いる構成も可能である。
尚、上記では、中間歯車10が、2つの歯車を同軸上に軸方向に並べて構成されるものとしたが、吸気絞り弁の開閉角は最大でも90°程度であり、中間歯車10の回転角を180°以内として吸気絞り弁の開閉を図ることが可能であるので、軸を挟んで相対する同一平面上の独立した角度領域それぞれに径の異なる歯を備えなる中間歯車、換言すれば、径の異なる2つの歯車を半分ずつ組み合わせたような歯車を中間歯車として用いる構成も可能である。
1…吸気通路,2…スロットル弁、4…モータ,6…駆動歯車,7…絞り弁歯車、8,9…歯車、10…中間歯車
Claims (2)
- 歯車伝達装置の各歯車を永久磁石で構成し、かつ、噛み合う歯車が相互に磁力によって反発するよう構成したことを特徴とする歯車伝達装置。
- 前記歯車伝達装置が、モータの回転駆動力を内燃機関の吸気絞り弁の回転軸に伝達する構成であり、モータ回転軸の駆動歯車と、吸気絞り弁回転軸の絞り弁歯車と、前記駆動歯車と絞り弁歯車との間に介在する中間歯車とから構成されることを特徴とする請求項1記載の歯車伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004042978A JP2004156788A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 歯車伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004042978A JP2004156788A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 歯車伝達装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP6660997A Division JPH10259858A (ja) | 1997-03-19 | 1997-03-19 | 歯車伝達装置 |
Publications (1)
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JP2004156788A true JP2004156788A (ja) | 2004-06-03 |
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ID=32822127
Family Applications (1)
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JP2004042978A Abandoned JP2004156788A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | 歯車伝達装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2586051A (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-03 | Airbus Operations Ltd | A landing gear drive system |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004042978A patent/JP2004156788A/ja not_active Abandoned
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GB2586051A (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-03 | Airbus Operations Ltd | A landing gear drive system |
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