WO2016080227A1 - ギア装置 - Google Patents

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辻本勝弘
山口真矢
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    • F16H1/04Toothed gearings for conveying rotary motion without gears having orbital motion involving only two intermeshing members
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    • F16HGEARING
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    • F16H55/02Toothed members; Worms
    • F16H55/17Toothed wheels
    • F16H55/18Special devices for taking up backlash

Abstract

 ギア装置は、駆動部に接続される第1端部と、第1端部とは異なる第2端部とを有し、第1回転軸芯の周りで駆動回転するピニオンと、第1回転軸芯と異なる第2回転軸芯の周りで回転しピニオンに噛み合うフェースギアと、ピニオンおよびフェースギアを収容するケースと、を有する。該ギア装置には、ピニオンの第2端部をフェースギアに対向する部位で保持し、且つ、ピニオンが駆動される際にピニオンがフェースギアから遠ざかるのを防止する保持部がケースの内側に設けられている。

Description

ギア装置
 本発明は、ピニオンとフェースギアとが噛み合うギア装置に関する。

 特許文献1には、第1回転軸芯の周りで駆動回転するピニオンと、第1回転軸芯と異なる方向の第2回転軸芯の周りで回転し、ピニオンに噛み合うフェースギアとを有するギア装置が記載されている。
 このギア装置では、ピニオンの駆動に際し、ピニオンがフェースギアから離れるのを防止するために、フェースギアの軸周りにボス部が備えられており、ボス部の外周面に設けられた周溝にピニオンの一端部が支持されている。ピニオンの一端部は、この周溝に相対摺動自在に入り込んで支持され、フェースギアから離間する方向への移動が規制される。
特開2009-287581号公報
 上記従来のギア装置では、第1回転軸芯と第2回転軸芯との軸間距離が大きいほどフェースギアにおいて周溝を設けるボス部を大径にする必要がある。このため、フェースギアの占有領域が大きくなり、ギア装置が大型になり易い。
 上記実情に鑑み、ピニオンとフェースギアとを収容するケースの内部に、ピニオンを合理的に支持することができるギア装置が望まれている。
 本発明によるギア装置の特徴構成は、駆動部に接続される第1端部と、前記第1端部とは異なる第2端部とを有し、第1回転軸芯の周りで駆動回転するピニオンと、前記第1回転軸芯と異なる第2回転軸芯の周りで回転し、前記ピニオンに噛み合うフェースギアと、前記ピニオンおよび前記フェースギアを収容するケースと、を有し、前記ピニオンの前記第2端部を前記フェースギアに対向する部位で保持し、前記ピニオンが駆動される際に、前記ピニオンが前記フェースギアから遠ざかるのを防止する保持部を前記ケースの内側に設けてある点にある。
 本構成のギア装置は、ピニオンの駆動部に接続されていない第2端部を、ケースの内側に設けた保持部においてフェースギアに対向する部位で保持する。よって、第2端部を周方向の全周に亘って包み込むように保持する保持部を設けてある場合に比べて、保持部の構造を簡略化することができ、ピニオンの組み付けも容易になる。
 ピニオンを挟んでフェースギアに対向するケースにピニオンの第2端部の保持部を設けたので、保持部を構成するためにフェースギアやピニオンに特別な加工を施す必要がない。また、保持部は、ピニオンの第2端部の領域だけに配置することができるため、保持部の占有領域を小さくすることができ、ギア装置をコンパクトに構成することができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記保持部が、前記ピニオンが前記フェースギアの平面方向に沿って揺動するのを防止する揺動規制部を備えている点にある。
 ピニオンの駆動時には、駆動トルク等に基づいてピニオンがフェースギアの平面方向に沿って揺動する場合がある。
 本構成のように揺動規制を行うことで、フェースギアに対するピニオンの噛み合い状態を最適に維持することができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記保持部が、前記ピニオンの前記第2端部を前記フェースギアに向ける付勢力を発揮する付勢機構を備えている点にある。
 保持部を一体に設けてあるケースを組み付けるだけでは、ケースの寸法誤差などによってピニオンをフェースギアに対して適切に押圧できない場合がある。
 そこで、本構成のように、ケースの組み付け後にピニオンの第2端部をフェースギアに向ける付勢力を発揮する付勢機構を備えることで、ピニオンの第2端部を保持部によって押圧し、ピニオンとフェースギアとの当接状態を最適に設定することができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記付勢機構として、前記保持部により前記ピニオンが前記フェースギアに押し付けられるよう、前記保持部に隣接した樹脂充填部を前記ケースに備えている点にある。
 本構成であれば、樹脂充填部を形成する空間を保持部に隣接して設ける簡易な構造で、その空間への樹脂の充填量によってピニオンの第2端部への付勢力を変化させることができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記ピニオンの前記第2端部に軸受けが装着されている点にある。
 本構成のように、ピニオンの第2端部に軸受けを装着することで、ピニオンの回転抵抗を軽減し、ギア装置の動作を滑らかにすることができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記保持部が、前記軸受けが前記ピニオンから前記第1回転軸芯に沿う方向に抜け出るのを阻止する規制部を備えている点にある。
 ピニオンの駆動に際して軸受けが回転すると、軸受けが、第1回転軸芯の延出方向に沿ってピニオン上を移動し、ピニオンから脱落する可能性がある。
 そこで、本構成のように、保持部が規制部を備えることで、保持部に対して軸受けを確実に組み付けた状態とし、ギア装置の信頼性を向上させることができる。
 本発明の他の特徴構成は、前記ピニオンの前記第2端部が磁性材料で構成され、前記保持部のうち、少なくとも前記第2端部に対向する部位がマグネットによって構成されている点にある。
 本構成のように、ピニオンにおいて磁性材料で構成された第2端部に対して保持部のマグネットを対向させることで、ピニオンの第2端部をマグネットに吸着させることができる。これにより、仮にピニオンとフェースギアとの当接状態にがたつきがあり、回転時にピニオンとフェースギアとが当接離間を繰り返して異音や振動が生じる場合でも、保持部に対してピニオンは、第2端部ではがたつきが起きず、回転時の振れが生じ難い。その結果、ピニオンは安定した姿勢でフェースギアに回転力を伝達することができる。
 一方、ピニオンの第2端部が保持部のマグネットと同極に磁化された場合には、第2端部は保持部に対して反発するため、ピニオンをフェースギアの方に常に付勢することができる。この場合にも、ピニオンのがたつきや回転時の振れを低減することができる。
は、ギア装置の内部を示す斜視図である。 は、ギア噛み合い構造を示す平面図である。 は、ギア噛み合い構造を示す側面図である。 は、ギア噛み合い構造を示す断面図である。 は、ピニオンの支持構造を示す要部の正面図である。 は、第2実施形態におけるギア噛み合い構造を示す断面図である。 は、第3実施形態におけるピニオンの支持構造を示す要部の正面図である。 は、第4実施形態におけるギア装置の要部を示す斜視図である。 は、第4実施形態におけるピニオンの支持構造を示す要部の断面図である。 は、第4実施形態の変形例の断面図である。
 以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
 図1~図5は、第1実施形態のギア装置を示す。
 本実施形態のギア装置は、例えば自動車用AMT(オートマチック・マニュアル・トランスミッション)(図示せず)に装備され、フェースギア1の回転にクラッチ操作部材Aを連係させてAMTを作動させる。
 ギア装置は、図1~図3に示すように、第1回転軸芯Xの周りで駆動回転するピニオン2と、第1回転軸芯Xと異なる方向の第2回転軸芯Yの周りで回転するフェースギア1と、ピニオン2およびフェースギア1を収容するケース3とを有する。
 第2回転軸芯Yは、第1回転軸芯Xに対してオフセットdを有し、第1回転軸芯Xに対して直角に交差する方向に平行な軸芯である。
 ピニオン2は、第1回転軸芯Xの周りで回転自在に支持される小歯数ヘリカルギアであり、第1回転軸芯Xの周りで螺旋状に形成された二条の歯部2aを有している。
 ピニオン2は、歯部2aを軸芯方向から挟む基部側軸部2bと先端側軸部2cとを同軸芯に備えている。
 ピニオン2は、基部側軸部2bが駆動部である電動モータMの出力軸に連結され、電動モータMの駆動により第1回転軸芯Xの周りで駆動回転する。
 したがって、基部側軸部2bが駆動部に接続される第1端部に相当し、先端側軸部2cが第1端部とは異なる第2端部に相当する。
 図4に示すように、電動モータMのケース3に対する固定用座板3aに第1軸受け(転がり軸受け)4aを組み付けてある。基部側軸部2bが第1軸受け4aに回転自在に支持されている。
 先端側軸部2cには軸受けに相当する第2軸受け(転がり軸受け)4bを装着してあり、歯部2aと先端側軸部2cとの間に第2軸受け4bの位置決め用の大径部2dを設けてある。
 図2に示すように、フェースギア1は、第2回転軸芯Yを中心とする扇形に形成されたセクタフェースギアであり、ピニオン2に噛み合うギア形成部1aを第2回転軸芯Yを中心とする円弧帯状に設けてある。
 フェースギア1は、ピニオン2を電動モータMで正転方向及び逆転方向に駆動回転させることにより、第2回転軸芯Yの周りの一定角度範囲内で往復回転自在に支持されている。
 フェースギア1は、平板状の扇形基板1cにボス部1bを有し、扇形基板1cの一側面側にギア形成部1aを一体に突設してある。
 図1、図3に示すように、ケース3の内側上部には下向きに突出する片持ち姿勢で支軸3bを固定してある。
 フェースギア1は、この支軸3bをボス部1bに挿通して第2回転軸芯Yの周りで回転自在に支持してある。
 図4に示すように、ケース3の内側には、ピニオン2の端部のうち駆動部に接続されていない側の他端部、つまり、電動モータMの出力軸に連結されていない先端側軸部2cを、フェースギア1に対向する部位で保持する保持部5を設けてある。この保持部5は、第2軸受け4bを介してピニオン2をフェースギア1の側に押圧する。これにより、ピニオン2とフェースギア1との当接状態が維持される。保持部5は、ピニオン2の先端側軸部2cをフェースギア1に対向する部位で保持し、ピニオン2が駆動する際に、ピニオン2がフェースギア1から遠ざかるのを防止する。
 ケース3の内面側には、フェースギア1の側に向けて開口する嵌合凹部6を形成してある。保持部5は、この嵌合凹部6に例えば第2回転軸芯Yと平行な方向から嵌合することによりケース3と一体に組み付けられる嵌合部材5aを有する。
 嵌合部材5aは、第2軸受け4bの円筒状外周面を保持する。
 このため、嵌合部材5aは、図4及び図5に示すように第1回転軸芯Xに沿う方向視で半円弧状の保持面5bと、第2軸受け4bがピニオン2から第1回転軸芯Xに沿う方向(図4の左方向)に抜け出るのを阻止する抜け出し規制部5c(規制部の一例)とを備えている。
 半円弧状の保持面5bが、ピニオン2がフェースギア1の平面方向に沿って揺動するのを防止する揺動規制部を構成している。
 なお、フェースギア1の平面方向とは、第2回転軸芯Yに直交する平面に沿う方向を意味する。
 保持部5は、嵌合凹部6に嵌合してある嵌合部材5aの保持面5bをフェースギア1の側に向けて第2軸受け4bの円筒状外周面に密着させると共に、抜け出し規制部5cを第2軸受け4bの軸芯方向端面に当接させる。
 これにより、保持部5は、ピニオン2がフェースギア1に当接するように第2軸受け4bをフェースギア1に向けて押圧すると共に、第2軸受け4bの先端側軸部2cからの抜け出しを抜け出し規制部5cにより阻止する。
 本実施形態では、図2に示すように、第2軸受け4bがギア形成部1aとボス部1bとの間に位置するように、ピニオン2をフェースギア1のギア形成部1aを跨いで配置してある。
 これにより、第2軸受け4bがギア形成部1aに干渉しないように短いピニオン2を設けてケース3を小型化できると共に、保持部5の配置上の自由度を高めることができる。
 図4に示すように、保持部5は、先端側軸部2cをフェースギア1に向ける付勢力を発揮する付勢機構7を備えている。
 付勢機構7は、嵌合部材5aによりピニオン2がフェースギア1に押し付けられるよう(図4中の白い矢印)、樹脂が嵌合部材5aに当接した状態で充填されて保持部5に隣接した樹脂充填部7aをケース3の側に備えている。
 樹脂充填部7aは、嵌合凹部6に連通する充填空間7bと、この充填空間7bをケース外側に連通する連通路7cとをケース3に設け、連通路7cを通した充填空間7bへの注入により充填した未硬化樹脂を硬化させて形成してある。
 図4は、未硬化樹脂を充填空間7bに注入した後、連通路7cをプラグ7dで塞いだ状態でその未硬化樹脂を硬化させた樹脂充填部7aを示している。
 なお、付勢機構7は、ピニオン2がフェースギア1に押し付けられるよう、ピニオン2に必要な弾性曲り変形が生じるものであればよい。充填する未硬化樹脂は、硬化しても弾性力を発揮し続けるものが好ましいが、硬化後に弾性力を発揮しなくなるものでもよい。
〔第2実施形態〕
 図6は、第2実施形態のギア装置を示す。
 本実施形態のギア装置は、付勢機構7を、嵌合部材5aをフェースギア1の側に向かって押し出すビス8をケース3に螺合して構成してある点で第1実施形態と異なっている。
 本実施形態であれば、ビス8の螺合深さを適宜調節することにより、フェースギア1に対するピニオン2の押し付け力を容易に調節することができる。
 その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第3実施形態〕
 図7は、第3実施形態のギア装置を示す。
本実施形態のギア装置は、嵌合部材5aが第2軸受け4bの円筒状外周面を保持するV字状の保持面5bを備え、V字状の保持面5bが、ピニオン2がフェースギア1の平面方向に沿って揺動するのを防止する揺動規制部を構成している点で第1実施形態と異なっている。
 本構成であれば、保持面5bの二箇所が第2軸受け4bの外周面に必ず当接するので、ピニオン2の先端側軸部2cをがたつきなく保持することが可能となる。
 その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態〕
 図8及び図9は、第4実施形態のギア装置を示す。
 嵌合部材5aは、図8及び図9に示すように第1回転軸芯Xに沿う方向視で半円弧状の保持面5bがマグネット10によって構成されている。一方、第2軸受け4bの少なくとも外周面は磁性材料で構成されている。こうして、保持部5のうち、少なくとも先端側軸部2cに対向する部位にマグネット10が配置されている。
 マグネット10は、周方向における両端部10a,10cが負極に着磁され、中央部10bが正極に着磁されている。マグネット10は、周方向において中央部10bの領域が両端部10a,10cの領域よりも大きく設定されている。このため、第2軸受け4bの外周面はマグネット10の中央部10bの磁力に影響されて負極に磁化される。
 こうして、マグネット10の中央部10bと第2軸受け4bとが吸着し、ピニオン2の先端側軸部2cが保持部5に保持される。これにより、ピニオン2の回転時の振れを低減することができ、ピニオン2は安定した姿勢でフェースギア1に回転力を伝達することができる。
 一方、第2軸受け4bの外周面と、マグネット10の両端部10a,10cとは同極どうしになる。このため、仮に両端部10a,10cと第2軸受け4bの外周面との間に隙間が存在する場合には、第2軸受け4bは、両端部10a,10cから反発力を受けて両端部10a,10cから離間した位置で保持される。これにより、ピニオン2の先端側軸部2cの横方向の軸振れを抑制することができる。
 なお、マグネット10の極性の設定は任意であり、マグネット10と第2軸受け4bとの吸引、反発状態は適宜設定可能である。
 その他の構成は第1実施形態と同様である。
〔第4実施形態の変形例〕
 図10は、第4実施形態のギア装置の変形例を示す。
 本実施形態では、ピニオン2の先端側軸部2cが磁性材料で構成されており、マグネット10の内周面にすべり部材11が配置されている。このため、マグネット10の中央部10bに引き付けられるピニオン2の先端側軸部2cは、すべり部材11に対して摺動しつつ回転することができる。これにより、ピニオン2の回転抵抗は低減される。
 なお、すべり部材11はマグネット10と一体的に構成されるか、マグネット10の内周面に対して接着等により固着されている。
 その他の構成は第4実施形態と同様である。
〔その他の実施形態〕
1.第2回転軸芯Yが第1回転軸芯Xに対してオフセットdを有しないギア装置であってもよい。
2.円盤状のフェースギア1を有するギア装置であってもよい。
3.上記の実施形態において、ピニオン2が第2軸受け4bを備えない構成であってもよい。
 本発明は、自動車用AMTに装備されるギア装置に限定されず、ピニオンとフェースギアとが噛み合う各種用途のギア装置に利用することができる。
1   フェースギア
2   ピニオン
2b  基部側軸部(第1端部)
2c  先端側軸部(第2端部)
3   ケース
4b  第2軸受け(軸受け)
5   保持部
5b  保持面(揺動規制部)
5c  抜け出し規制部(規制部)
7   付勢機構
7a  樹脂充填部
10  マグネット
M   電動モータ(駆動部)
X   第1回転軸芯
Y   第2回転軸芯

Claims (7)

  1.  駆動部に接続される第1端部と、前記第1端部とは異なる第2端部とを有し、第1回転軸芯の周りで駆動回転するピニオンと、
     前記第1回転軸芯と異なる第2回転軸芯の周りで回転し、前記ピニオンに噛み合うフェースギアと、前記ピニオンおよび前記フェースギアを収容するケースと、を有し、
     前記ピニオンの前記第2端部を前記フェースギアに対向する部位で保持し、前記ピニオンが駆動される際に、前記ピニオンが前記フェースギアから遠ざかるのを防止する保持部を前記ケースの内側に設けてあるギア装置。
  2.  前記保持部が、前記ピニオンが前記フェースギアの平面方向に沿って揺動するのを防止する揺動規制部を備えている請求項1記載のギア装置。
  3.  前記保持部が、前記ピニオンの前記第2端部を前記フェースギアに向ける付勢力を発揮する付勢機構を備えている請求項1又は2記載のギア装置。
  4.  前記付勢機構として、前記保持部により前記ピニオンが前記フェースギアに押し付けられるよう、前記保持部に隣接した樹脂充填部を前記ケースに備えている請求項3記載のギア装置。
  5.  前記ピニオンの前記第2端部に軸受けが装着されている請求項1~4のいずれか一項に記載のギア装置。
  6.  前記保持部が、前記軸受けが前記ピニオンから前記第1回転軸芯に沿う方向に抜け出るのを阻止する規制部を備えている請求項5記載のギア装置。
  7.  前記ピニオンの前記第2端部が磁性材料で構成され、
     前記保持部のうち、少なくとも前記第2端部に対向する部位がマグネットによって構成されている請求項1~6のいずれか一項に記載のギア装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008037288A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Toyota Motor Corp 電動パワーステアリング装置
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