JP2009172728A - レンズ加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工対象のレンズ素材の表面を、回転しているレンズ加工具の加工面に押し付けて従属回転させながら、当該レンズ素材の表面の切削、研磨加工を行うレンズ加工装置において、微小なレンズ加工圧力を加えることができ、その微細調整も可能にすること。
【解決手段】レンズ加工装置1のレンズ支持軸3の下端部とレンズ保持具5の間にレンズ加圧機構が組み込まれている。レンズ加圧機構は加圧スプリング14と、この圧縮量を調整するプレッシャーナット13を備えている。レンズ保持具5にはレンズ支持軸3の重量が加工圧力として作用しないので、加工圧力の微小調整を精度良く行うことができる。レンズ支持軸3の慣性力がレンズ保持具5に作用しないので、加工時の振動などに追従してレンズ保持具5が上下に移動し、レンズ素材6などに過剰な力が加わることもない。
【選択図】図1

Description

本発明は、加工対象のレンズ素材の表面を、回転しているレンズ加工具の加工面に押し付けて従属回転させながら、当該レンズ素材の表面の切削、研磨加工を行うレンズ加工装置に関する。さらに詳しくは、レンズ加工時におけるレンズ素材をレンズ加工具に押し付ける加圧力の微小調整を精度良く行うことができ、レンズ加工時の振動等に追従してレンズを移動させることができ、レンズ加工中にレンズを真空吸引してレンズ保持具に吸着保持できるようにしたレンズ加工装置のレンズ保持・加圧機構に関する。
レンズ加工装置としては図2に示す構造のものが知られている。この図に示すレンズ加工装置100は、中空のレンズ支持軸102の中空部に、ベアリング103を介して、回転自在の状態で中空スピンドル104が同軸状に取り付けられている。中空スピンドル104の下端には同軸状態でレンズ保持具105が下向きに固定されている。
レンズ保持具105の下側には、上向き状態にレンズ加工具106が配置されている。レンズ加工具106は湾曲状の加工面106aを備えており、その中心軸線106bを中心として不図示の駆動源によって回転駆動される。また、レンズ加工具106は、その中心軸線106bと上側のスピンドルの中心軸線101との交点を中心として、不図示の揺動機構によって例えば左右に揺動させられ、加工中に、これら中心軸線106bと101のなす角度θを変更できるようになっている。
加工時には、回転するレンズ加工具106の加工面106aに、レンズ支持軸102によって、レンズ保持具105に保持したレンズ素材111の表面が押し付けられる。レンズ保持具105が取り付けられている中空スピンドル104は回転自在の状態にレンズ支持軸102によって支持されているので、レンズ加工具106の回転に伴って、中心軸線101回りに従属回転する。このように、中心軸線101を中心とするレンズ加工具106の回転運動と、中心軸線101を中心とするレンズ素材110の従属回転運動と、レンズ加工具106の揺動運動との組み合わせによってレンズ表面の切削、研磨加工などが行われる。
ここで、レンズ支持軸102は軸受け110によって上下方向にスライド可能に支持されている。レンズ加工時の加工圧力は、レンズ支持軸102の上部に設けられたスプリング、シリンダ等の不図示の加圧手段によって得られる。加圧手段による加工圧力は、レンズ支持軸102、ベアリング103、中空スピンドル104を介してレンズ保持具105に伝えられ、当該レンズ保持具105とレンズ加工具106の間に保持されているレンズ素材111の表面が加工面106aに押圧される。加圧手段は、例えば、特許文献1などに記載されているように公知である。
特開2007−15074号公報
従来のレンズ加工装置におけるレンズ素材の保持機構および加圧機構には次のような問題点がある。まず、加圧手段とレンズ保持具105の間には、レンズ支持軸102、ベアリング103および中空スピンドル104が配置されている。したがって、加圧方向にレンズ支持軸102の自重が加わるので、微小な加工圧力を加えることが困難である。微小な加工圧力を加えることができるようにするためには、レンズ支持軸102を含む加圧機構の軽量化を図る必要がある。例えば、レンズ支持軸102を薄肉で小径のパイプにして軽量化を図ることが考えられる。しかし、このようにすると、レンズ支持軸102の機械的強度、剛性が不足し、加工精度が低下するなどの弊害が発生してしまうので好ましくない。
また、従来ではレンズ支持軸102の自重が、レンズ加工中において常にレンズ保持具105に作用している。このため、振動等が発生して加工圧力が瞬間的に変化した場合に、レンズ支持軸102の慣性力のために、レンズ保持具105が瞬間的な加工圧力の変化に追従して上下に移動することができない。この結果、過剰な力が加工中のレンズ素材などに作用して、レンズが破損、変形するなどの弊害が起きるおそれがある。
さらに、従来では、加工対象のレンズ素材111をレンズ保持具105のレンズ保持面に吸着保持するために、真空吸引通路が、レンズ保持具105から中空スピンドル104およびレンズ支持軸102の内側に配置した真空チューブ112を経由して延びている。レンズ加工時には中空スピンドル104はレンズ支持軸102に対して回転自在に保持される。したがって、加工対象のレンズ素材111をレンズ保持面に吸引保持する際には、Oリング113を介して真空チューブ112の端を中空スピンドル104の端に押し付けて気密状態の真空吸引通路が形成される。レンズ加工時には、真空チューブ112を中空スピンドル104から離し、中空スピンドル104がレンズ加工具106に追従して滑らかに回転できるようにしている。このため、レンズ加工中においてはレンズ素材111をレンズ保持具105のレンズ保持面に吸着保持させることができない。高精度なレンズ加工を実現するためには、加工中のレンズ素材をレンズ保持面に吸着保持することが望ましい場合があるが、従来においては加工中にレンズ素材をレンズ加工面に吸着保持できないという不便さがある。
本発明の課題は、このような従来の問題点を解消可能なレンズ加工装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、回転するレンズ加工具の加工面にレンズ素材を押し付けて従属回転させながら、当該レンズ素材の切削、研磨加工などを行うレンズ加工装置において、
前記レンズ加工具に対して昇降可能なレンズ支持軸と、
前記レンズ支持軸の下端面から同軸状態で下方に延びている外筒と、
前記外筒の内側に同軸状態に配置され、前記レンズ支持軸の中心軸線の方向にスライド可能な内筒と、
前記内筒の内側に同軸状態に配置され、前記中心軸線回りに回転可能なスピンドルと、
前記スピンドルの下端に同軸状態に取り付けられ、前記中心軸線回りに回転可能なレンズ保持具と、
前記内筒の下端部に内周側部分が固定され、前記外筒の下端部に対して外周側部分が前記中心軸線に沿って上方に所定量だけ移動可能な状態で取り付けられているスプリングベースと、
前記外筒の上端側外周面部分に螺合しているプレッシャーナットと、
前記外筒を取り囲む状態で前記プレッシャーナットおよび前記スプリングベースの間に配置した加圧スプリングとを有していることを特徴としている。
本発明のレンズ加工装置では、レンズ支持軸の下端から同軸状態に延びている外筒を設け、この外筒の内側に上下方向にスライド可能にスピンドルを回転可能に配置し、外筒の外側に配置した加圧スプリングによってスピンドルに対してレンズ加工圧力を加えるようにしている。また、プレッシャーナットを回すことにより、加圧スプリングの圧縮状態を調節してレンズ加工圧力を変えることが可能である。
このように、本発明では、レンズ加工圧力がレンズ支持軸の重量に影響を受けないので、微小な加工圧力をレンズ保持具に加えることができ、微小な加工圧力の微調整も可能になる。また、レンズ支持軸による慣性力がレンズ保持具に作用しないので、レンズ保持具はレンズ加工中における振動等による加工圧力の変化に瞬時に追従して上下に移動することができる。さらに、レンズ支持軸を軽量化する必要がないので、レンズ支持軸を十分な機械的強度および剛性を備えたものとすることが可能であり、レンズ加工精度を維持することができる。
次に、本発明のレンズ加工装置において、
前記スピンドルは中空スピンドルであり、
前記レンズ保持具のレンズ保持面から、前記中空スピンドルの中空部を経由して、前記外筒の中空部に連通した真空吸引路が形成されており、
前記中空スピンドルの前記中空部と前記外筒の前記中空部の連通部分には、前記中空スピンドルを回転可能で上下方向にスライド可能な状態で支持しているシール機構が配置されていることを特徴としている。
真空吸引路を介して、レンズ保持具のレンズ保持面に加工対象のレンズを吸着保持することができる。また、シール機構によって、中空スピンドルは回転可能で上下にスライド可能である。したがって、レンズをレンズ保持面の吸着保持した状態でのレンズ加工が可能になる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したレンズ加工装置の実施の形態を説明する。
図1は本実施の形態に係るレンズ加工装置の主要部分を示す概略構成図であり、右半分を断面で示してある。レンズ加工装置1の基本構成は従来のものと同様であり、垂直軸線2に沿って昇降可能なレンズ支持軸3を有し、このレンズ支持軸3には、中空スピンドル4が、垂直軸線2の回りに回転可能および当該垂直軸線2の方向(上下方向)にスライド可能に取り付けられている。中空スピンドル4の下端には同軸状態でレンズ保持具5が下向きに固定されている。レンズ保持具5の下向きの面は湾曲したレンズ保持面5aとなっており、ここに加工対象のレンズ素材6が吸着保持可能である。レンズ保持面5aには、下側からレンズ加工具7が対峙している。レンズ素材6は、レンズ保持具5に吸着保持された状態でレンズ加工具7のレンズ加工面7aの真上の位置まで搬送され、これらレンズ保持具のレンズ保持面5aとレンズ加工具7のレンズ加工面7aの間の所定の加工圧力で挟まれ、この状態で、レンズ加工具7の加工軸7bが回転および揺動することにより、レンズ素材6のレンズ面の研磨、研削が行われる。
レンズ加工装置1にはレンズ素材6に加工圧力を加えるためのレンズ加圧機構が備わっている。レンズ加圧機構の構成を説明すると、レンズ支持軸3の下端面3aからは、同軸状態に下方に延びている支持軸円筒部3bが形成されている。この支持軸円筒部3bを同軸状態に取り囲むように、円形断面のセットチューブ11が固定されている。また、支持軸円筒部3bの内側には同軸状態に円形断面のアウターチューブ12が固定されている。アウターチューブ12の上端部12aは、レンズ支持軸3の下端開口に嵌め込み固定されている。これら支持軸円筒部3b、セットチューブ11およびアウターチューブ12によって外筒が構成されている。
セットチューブ11およびアウターチューブ12は、支持軸円筒部3bの下端よりも下方に延びており、これらの下端部分11bおよび12bは相互に連結固定されている。セットチューブ11の外周面の上端部分にはプレッシャーナット13が螺合している。また、セットチューブ11の外周面を取り囲む状態にコイルばねからなる加圧スプリング14が配置されており、当該加圧スプリング14の上端がプレッシャーナット13に下側から押し付けられている。
次に、アウターチューブ12の内側には、同軸状態で上下方向にスライド可能な状態で円形断面のインナーチューブ15(内筒)が配置されている。インナーチューブ15の内側には、垂直軸線2の方向(上下)に離れた位置に配置したボールベアリング16、17を介して、中空スピンドル4が回転自在の状態で同軸状に支持されている。また、インナーチューブ15の下端にはスプリングベース18が固定されている。
スプリングベース18は、中心穴が形成されている円盤状部分18aと、この円盤状部分18aの内周縁から上方に突出した円環状部分18bと、円盤状部分18aの外周縁から上方に突出した円環状部分18cとを備えている。内側の円環状部分18bは、インナーチューブ15の下端開口部の内周面部分に下側からねじ込み固定されており、当該円環状部分18bと中空スピンドル4の間はシールリングによって回転自在の状態で封鎖されている。外側の円環状部分18cには、半径方向に延びるストッパ取付穴18dが形成されている。このストッパ取付穴18dには外側から水平にストッパ19が差し込み固定されている。ストッパ19の内端部は、アウターチューブ12の下端部に形成した上下方向に一定の長さの係合溝12cに上下方向にスライド可能な状態で差し込まれている。また、外側の円環状部分18cの上端部分には、加圧スプリング14の下端が着座している円環状の座面18eが形成されている。
次に、レンズ加工装置1は、レンズ保持具5のレンズ保持面5aにレンズ素材6を真空吸引するための真空吸引路を備えている。この真空吸引路は、レンズ保持面5aから中空スピンドル4の中空部4aを経由してレンズ支持軸3内に挿入したエアーチューブ21を経由して、不図示の真空発生機構に繋がっている。
ここで、中空スピンドル4の上端部4bは、同軸状態でアウターチューブ12の上端部12aによって取り囲まれている。上端部4bの外周面部分と上端部12aの内周面部分の間にはOリング22が挟まれている。また、アウターチューブ12の上端部12aには、内方に突出した円環状突起12dが形成されており、その上方の側には円環状の段面12eが形成されており、これらの間を上下にOリング22が移動可能となっている。この構成のシール機構によって、中空スピンドル4は回転および上下スライド可能な状態で保持されている。
また、アウターチューブ12の上端部12aの上端からは小径の連結管部分12fが上方に突出している。エアーチューブ21は、必要に応じて、この連結管部分12fに対して上側から差し込み固定される。エアーチェーブ21を配置することにより、真空吸引路が形成される。
このように構成したレンズ加工装置1では、レンズ支持軸3の支持軸円筒部3bに、下側から、セットチューブ11、アウターチューブ12、プレッシャーナット13、加圧スプリング14からなるレンズ加圧機構が取り付けられる。次に、インナーチューブ15、スプリングベース18、中空スピンドル4、ボールベアリング16、17からなるスピンドルユニットを組み立て、このスピンドルユニットを下方からレンズ加圧機構に差し込み、ストッパ19をアウターチューブ12の係合溝12cに差し込み、スピンドルユニットが脱落、回転しないように固定する。
インナーチューブ15は、アウターチューブ12内を、抵抗無く上下にスライド可能である。また、セットチューブ11の外周に取り付けたプレッシャーナット13を回してその位置を上下に調整することにより、加圧スプリング14の縮量を調整できる。加圧スプリング14は、スプリングベース18を介してスピンドルユニットを下方に加圧している。したがって、加圧スプリング14によって、レンズ保持具5およびレンズ素材6をレンズ加工具7に押し付ける加工圧力を発生させることができ、プレッシャーナット13を回すことにより、加圧圧力を調整できる。
また、真空吸引によるレンズ保持が必要な場合には、アウターチューブ12の上端部の連結管部分12fにエアーチューブ21を差し込み、図1に示す真空吸引路を形成し、外部の不図示の真空発生機構により真空吸引すればよい。
(実施の形態の作用効果)
この構成のレンズ加工装置1によれば、加工中の加工圧力を微調整でき、小径のレンズや厚さの薄いレンズの加工圧力による変形を防止でき、レンズ素材6とレンズ加工具7の間の過剰な摩擦から発生する熱による変形も防止できる。
また、小型で軽量なスピンドルユニットを構成できるので、レンズ保持具5に作用する慣性力を低減できる。この結果、振動等による衝撃に対して、瞬間にレンズ保持具5を上下に動作させることが可能となる。よって、常にレンズ素材6とレンズ加工具7を密着した状態に保持できるので、レンズ加工具7の偏摩耗、損傷がなくなり、加工精度、加工品質が向上する。
さらに、レンズ支持軸3の自重が加工圧力として作用することが無いので、レンズ支持軸3の重量に制約が無くなる。よって、機械的強度および剛性の高いレンズ支持軸を取り付けることができ、レンズ加工の高精度化に有利である。
さらにまた、従来の構造では、レンズ支持軸が上下にスライドする構造であり、レンズ支持軸や軸受けの摩耗によりレンズ加工精度が変化した場合に、その修理は専門の技術者によらなければならず、多くの時間と費用が必要であった。本例によれば、アウターチューブ12とインナーチューブ15を交換するだけでよいので、使用者により修理が可能であり、また、修理時間、修理費用も少なくて済む。
これに加えて、レンズ加工中にレンズ素材6をレンズ保持具5に真空吸引することが可能になったので、不安定な形状のレンズを高精度に加工することができる。また、真空吸引のために、従来のような真空チューブ等の機械加工部品を用いる必要がなく、また、真空チューブを上下に移動させるための機構も不要になる。エアーチューブ21は、安価で入手可能な部品を用いることができるので、使用者による部品調達が容易になり、交換作業なども特別な技術を必要とせずに行うことができる。
本発明を適用したレンズ加工装置の概略構成図である。 従来のレンズ加工装置の概略構成図である。
符号の説明
1 レンズ加工装置
2 垂直軸線
3 レンズ支持軸
3a 下端面
3b 支持軸円筒部
4 中空スピンドル
4a 中空部
4b 上端部
5 レンズ保持具
5a レンズ保持面
6 レンズ素材
7 レンズ加工具
7a レンズ加工面
7b 加工軸
11 セットチューブ
12 アウターチューブ
12a 上端部
12b 下端部分
12c 係合溝
12d 円環状突起
12e 段面
12f 連結管部分
13 プレッシャーナット
14 加圧スプリング
15 インナーチューブ
16、17 ボールベアリング
18 スプリングベース
18a 円盤状部分
18b 円環状部分
18c 円環状部分
18d ストッパ取付穴
18e 座面
19 ストッパ
21 エアーチューブ
22 Oリング

Claims (2)

  1. 回転するレンズ加工具の加工面にレンズ素材を押し付けて従属回転させながら、当該レンズ素材の切削、研磨加工などを行うレンズ加工装置において、
    前記レンズ加工具に対して相対的に昇降可能なレンズ支持軸と、
    前記レンズ支持軸の下端面から同軸状態で下方に延びている外筒と、
    前記外筒の内側に同軸状態に配置され、前記レンズ支持軸の中心軸線の方向にスライド可能な内筒と、
    前記内筒の内側に同軸状態に配置され、前記中心軸線回りに回転可能なスピンドルと、
    前記スピンドルの下端に同軸状態に取り付けられ、前記中心軸線回りに回転可能なレンズ保持具と、
    前記内筒の下端部に内周側部分が固定され、前記外筒の下端部に対して外周側部分が前記中心軸線に沿って上方に所定量だけ移動可能な状態で取り付けられているスプリングベースと、
    前記外筒の上端側外周面部分に螺合しているプレッシャーナットと、
    前記外筒を取り囲む状態で前記プレッシャーナットおよび前記スプリングベースの間に配置した加圧スプリングとを有していることを特徴とするレンズ加工装置。
  2. 請求項1に記載のレンズ加工装置において、
    前記スピンドルは中空スピンドルであり、
    前記レンズ保持具のレンズ保持面から、前記中空スピンドルの中空部を経由して、前記外筒の中空部に連通した真空吸引路が形成されており、
    前記中空スピンドルの前記中空部と前記外筒の前記中空部の連通部分には、前記中空スピンドルを回転可能で上下方向にスライド可能な状態で支持しているシール機構が配置されていることを特徴とするレンズ加工装置。
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