JP2009171680A - 永久磁石形同期電動機の制御装置 - Google Patents

永久磁石形同期電動機の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】回転子が回転している場合にも磁極位置を高精度に演算すると共に、電動機や電力変換器等を破損する恐れをなくした永久磁石形同期電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】振幅とパルス幅とが等しく、極性が互いに異なる2つのパルス電圧からなる矩形波の交番高周波電圧を、角度演算器20、x軸高周波電圧演算器21、高周波電圧座標変換器22、加算器23a,23bを用いてPMSM80に対し複数のベクトル方向に印加する。電流検出器11u,11w、電流座標変換器14、バンドパスフィルタ30、高周波電流座標変換器31を用いて、前記交番高周波電圧と平行な方向の高周波電流を検出する。フーリエ級数演算器32は、検出した高周波電流から、交番高周波電圧のベクトル方向に依存して1周期で変化する成分としてのフーリエ級数1次成分を抽出し、初期磁極位置演算器33は、前記1次成分から磁極位置を演算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特に、回転子が突極性を持たない永久磁石形同期電動機において、始動時に回転子の磁極位置を正確に演算してスムースに運転できるようにした制御装置に関するものである。
永久磁石形同期電動機(以下、PMSMともいう)の制御装置をコストダウンするため、磁極位置検出器を使わないで運転する、いわゆるセンサレス制御技術が実用化されている。
この種のセンサレス制御技術の多くは、回転子の永久磁石によって電動機の端子間に誘導される誘起電圧を利用して磁極位置を演算するものであり、中高速領域の運転に適用されている。しかしながら、この方式では、電動機の停止時や低速運転時に十分な誘起電圧を得ることが困難なため、この場合には他の磁極位置演算技術が用いられている。
通常、低速運転時に適用される磁極位置演算技術は、PMSMの電気特性によって異なっている。
ここで、PMSMは、回転子の構造により、表面磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、SPMSMともいう)と埋込磁石構造永久磁石形同期電動機(以下、IPMSMともいう)との2種類に大別することができる。これらのうち、IPMSMの磁極位置演算技術としては、回転子の磁気回路のアンバランスに基づいた突極性を利用する方法が実用化されている。
一方、SPMSMや、回転子の突極性が小さいIPMSMを対象とした磁極位置演算技術としては、回転子の磁気飽和特性を利用する方法が知られている。
この磁気飽和特性を利用した従来技術として、例えば特許文献1には、停止時または極低速運転時のPMSMに対してパルス電圧を複数の方向に印加し、パルス電圧印加前後の電流の差分から磁極位置に依存したインダクタンスの変化を測定して磁極位置を推定する方法において、電流差ベクトルから求めたフーリエ係数を用いて磁極位置を演算する方法が記載されている。
また、特許文献2には、PMSMの静止状態で一定の角度刻みで電気角を変更し、各電気角にて電流のステップ応答の応答時間を測定すると共に、電気角一応答時間特性を近似するフーリエ級数の基本波余弦波項の係数と基本波正弦波項の係数とを計算し、これらの係数値から求めた電気角に180度を加算または減算して磁極位置を推定する永久磁石同期電動機の制御装置が記載されている。
更に、特許文献3には、PMSMの推定磁束軸であるdc軸及びqc軸の電圧指令値に微小変化を与え、このときのdc軸及びqc軸の電流変化率、またはその逆数であるインダクタンスの変化から磁極位置を演算する方法が記載されている。
この方法によれば、比較的簡単な処理によって磁極位置を短時間に演算できる特徴がある。更に、dc軸及びqc軸の電流変化率から求めた位置演算誤差が零になるように周波数指令値を演算し、この周波数指令値を積分して磁極位置を演算することも可能である。
特許第3687603号公報(請求項1,2、段落[0011]〜[0032],[0056]〜[0078]、図1等) 特開平11−262280号公報(請求項4、段落[0039]〜[0051]、図4等) 特開2002−78392号公報(段落[0079]〜[0082],[0100]〜[0112],[0120]〜[0121]、図16〜図19,図23〜図25,図28等)
特許文献1に記載された従来技術では、磁極位置演算のために複数のパルス電圧を印加する間、回転子が静止している必要がある。従って、回転子が回転している場合には適用することができない。
同様に、特許文献2に記載された従来技術も、もっぱら回転子が静止している状態で電流のステップ応答時間を測定する原理に基づいているので、回転子が回転している場合には適用不可能である。
一方、特許文献3に記載された従来技術によれば、回転子が回転している場合にも磁極位置の演算が可能であるが、電流変化率を用いて測定できるインダクタンスが4点に限定されるので、磁極位置に依存したインダクタンスの変化を正確に検出することができず、磁極位置の演算精度に問題がある。
また、回転子が僅かでも回転している場合には、回転子の永久磁石によって電動機の端子間に誘起電圧が誘導される。しかしながら、特許文献1や特許文献3の従来技術では、磁極位置演算に当たり、誘起電圧によって流れる電流の影響を考慮しておらず、また、この電流を制御していない。このため、回転子が回転している場合には磁気飽和特性が変化したり、電流差分や電流変化率からインダクタンス変化を正確に測定できなくなったりして、磁極位置演算に誤差が発生する。更に、回転子の高速回転時には、誘起電圧による電流が過大になって電動機や電力変換器を破損する恐れがある。
そこで、本発明の解決課題は、回転子が回転している場合でも磁極位置を高精度に演算可能であると共に、機器を破損する恐れもない制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、振幅とパルス幅とが等しく、極性が互いに異なる2つのパルス電圧からなる矩形波の交番高周波電圧を、PMSMに対し複数のベクトル方向に印加して、交番高周波電圧と平行な方向の高周波電流を検出する。そして、この高周波電流から交番高周波電圧のベクトル方向に依存して1周期で変化する成分であるフーリエ級数1次成分を抽出し、この1次成分を用いて磁極位置または磁極位置演算誤差を演算する。
本発明によれば、回転している回転子の永久磁石により電動機の端子間に誘導される誘起電圧によって電機子巻線に基本波電流が流れる場合にも、磁極位置を正確に演算することができる。また、複数のベクトル方向に交番高周波電圧を印加したときの高周波電流から、フーリエ級数を用いて磁極位置情報を抽出していることから、磁極位置や磁極位置演算誤差を高精度化に求めることができる。
請求項2に係る発明は、任意に定義した直交座標上で高周波電流を検出し、検出した高周波電流から前記交番高周波電圧のベクトル方向によって変化しない成分であるフーリエ級数零次成分を抽出し、このフーリエ級数零次成分から磁極位置または磁極位置演算誤差を演算する。
本発明によれば、請求項1と同等の磁極位置等の演算を簡単に実現することができる。
請求項3に係る発明は、前記交番高周波電圧を、推定の磁極方向と直交方向に印加して、このときに流れる推定の磁極方向と直交方向の高周波電流を検出し、この高周波電流からフーリエ級数零次成分を抽出して磁極位置または磁極位置演算誤差を演算するものである。
本発明によれば、請求項1,2よりも一層簡単に磁極位置等を演算することが可能である。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3に記載した制御装置において、磁極位置演算誤差を増幅して回転子の速度を演算し、速度演算値を増幅して磁極位置を演算するものであり、回転子が高速に回転している場合でも磁極位置を高精度に演算することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3の制御装置において、交番高周波電圧の印加を開始するサンプル点、または、印加を終了するサンプル点の電流検出値から基本波電流を検出し、電流指令値と基本波電流検出値との偏差を増幅して基本波電圧指令値を演算すると共に、基本波電圧指令値は、交番高周波電圧の1周期の間、一定に制御し、電動機の端子電圧を基本波電圧指令値と交番高周波電圧とを加算して演算した電圧指令値に制御するものである。
本発明によれば、電流指令値を零に制御することで、基本波電流を零に制御することができ、回転子の速度が高く誘起電圧が大きい場合にも正確に磁極位置等を演算することができる。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5の何れかに記載した発明を磁極位置検出器の誤差の補正に適用したものであり、トルク制御精度の向上や電動機の高効率化を実現できる。
本発明によれば、回転子に突極性がない永久磁石形同期電動機の磁極位置を電動機鉄芯の磁気飽和特性を利用して高精度に演算することができ、特に、回転子が回転している場合にも磁極位置を正確に演算することが可能である。また、磁極位置検出器を持たないPMSMの駆動システムにおいて、本発明により求めた磁極位置演算値を使って運転を開始することで、PMSMをスムースに始動することができる。
更に、磁極位置検出器を備えた駆動システムの場合には、本発明により求めた磁極位置演算値を用いて磁極位置検出値の誤差を補正することにより、一層高精度な制御が可能になる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。まず、始めに磁極位置演算の原理について説明する。
図6は、磁極位置演算に使用する座標軸の定義を示す図である。
図6において、d,q軸は、回転子と同期して回転する回転座標であり、回転子の磁極方向をd軸、d軸から90[deg]進み方向をq軸と定義する。γ,δ軸は、d,q軸の推定軸であり、PMSMの電流制御及び電圧制御は、制御装置がγ,δ軸上の諸量を用いて実施する。d,q軸の回転速度、γ,δ軸の回転速度は、それぞれω,ωとする。
ここで、γ軸(γ,δ軸)とd軸(d,q軸)との角度差θerr、すなわち位置演算誤差を、数式1により定義する。
Figure 2009171680
一方、図6におけるx,y軸については、磁極位置演算時にインダクタンスを測定するために永久磁石形同期電動機の固定子巻線に印加する交番高周波電圧のベクトル方向をx軸、x軸から90[deg]進み方向をy軸と定義する。γ軸を基準としたx軸との間の角度差(角度ともいう)をδと定義すると、x軸(x,y軸)とd軸(d,q軸)との角度差θxerrは、数式2によって表される。
Figure 2009171680
次に、図7は、d軸電流と鎖交磁束との関係、及び、d軸電流とd軸インダクタンスとの関係を示している。
d軸電流Iが零のときの鎖交磁束は、永久磁石磁束Ψに等しい。d軸電流Iをプラス側に制御すると、永久磁石磁束とd軸電流Iにより発生する磁束とが合成されて磁束が増加し、電動機の鉄芯が磁気飽和して、d軸インダクタンスが減少する。
一方、d軸電流Iをマイナス側に制御すると、永久磁石磁束とd軸電流Iにより発生する磁束とが相殺されるので、電動機の鉄芯は磁気飽和が緩和され、d軸インダクタンスが増加する。つまり、d軸電流Iの値によってインダクタンスが変化する。
以上のことから、d軸と電流ベクトルとの角度差に依存して磁気飽和特性が変化し、これによってインダクタンスが変化することになる。
図8は、x軸プラス方向に一定の電流を通流したときのx軸とd軸との角度差θxerrとx軸インダクタンスとの関係を示している。なお、図8では、原理を分かりやすく説明するため、回転子に突極性がない(d軸インダクタンスとq軸インダクタンスとが等しい)SPMSMの場合について示してある。
図8より、x軸インダクタンスは角度差θxerrに対して電気角1周期で変化する。このことを利用すると、数式1及び数式2の関係式より、γ軸の角度θを一定としてx軸インダクタンスが最小になるような角度δを求めることで、d軸の角度(磁極位置)を演算することができる。
ここで、x軸インダクタンスは、x軸方向に交番高周波電圧を印加して、このときに流れるx軸交番高周波電流から測定可能である。
図9は、上記角度δ、x軸交番高周波電圧vxh,高周波電流ixh,基本波電圧vxf,基本波電流ixf,x軸電圧v,x軸電流i,x軸高周波電流振幅Ixhの波形を示している。基本原理を理解するため、まず、誘起電圧や基本波電圧によって流れる電流が無視できる場合について説明する。
x軸に印加する交番高周波電圧vxhは、振幅とパルス幅とが等しく、極性が互いに異なる2つのパルス電圧を合成した矩形波とする。なお、交番高周波電圧vxhの1周期をTとする。
x軸プラス方向に一定の電流を通流したときのインダクタンスを測定する場合、図示するように、周期T内において、x軸高周波電圧vxhの振幅Vを最初の半周期ではプラスに制御し、次の半周期ではマイナスに制御する(以下、この高周波電圧の印加を「x軸プラス方向への高周波電圧印加」と定義する)。このとき、x軸電流iは、図示する如く最初はx軸プラス方向に変化し、続いて交番高周波電圧vxhの印加開始直前の値に復帰する。図9から明らかなように、x軸には、x軸プラス方向に直流バイアス成分を持った振幅Ixhの高周波電流ixhが流れる。
同様に、x軸マイナス方向に一定の電流を通流したときのインダクタンスは、周期T内において、x軸高周波電圧vxhの振幅Vを最初の半周期ではマイナスに制御し、次の半周期ではプラスに制御し(以下、この高周波電圧の印加を「x軸マイナス方向への高周波電圧印加」と定義する)、このときに流れる高周波電流ixhから測定することができる。
高周波電流振幅Ixhは、誘起電圧や基本波電圧(図9におけるvxf)によって流れる基本波電流(図9におけるixf)が無視できる場合は、x,y軸高周波電流ixh,iyhがx,y軸電流検出値i,iに等しいことから、数式3によって演算することができる。
Figure 2009171680
誘起電圧や基本波電圧によって流れる基本波電流が無視できない場合は、電流検出値から高周波電流を抽出する処理が必要である。誘起電圧及び基本波電圧が交番高周波電圧の1周期Tの間で一定である場合は、x軸プラス方向への高周波電圧印加時の高周波電流振幅演算値と、x軸マイナス方向への高周波電圧印加時の高周波電流振幅演算値との平均を求めることで、これらの基本波電圧成分による影響を相殺して高周波電流振幅Ixhを正しく演算することができる。具体的には、高周波電流振幅Ixhを以下の数式4によって演算する。
Figure 2009171680
次に、高周波電流と磁極位置との関係を導出する。まず、高周波成分に対するx,y軸状態方程式を下記の条件で導出する。
・角度差θerrは一定値に近似する。
・角度δは一定値に制御する。
・印加する交番高周波電圧の周波数は、電気角周波数ωよりも十分高く、高周波電圧は過渡電圧項が支配的であると仮定する。この仮定により、電機子抵抗による電圧降下や電機子反作用による電圧降下は零に近似する。
・磁気飽和によるインダクタンス変化を角度差θxerrの正弦波関数により近似する。
上記の条件のもとで、高周波成分に対するx,y軸状態方程式は次式のようになる。
Figure 2009171680
図9に示した交番高周波電圧vxhを印加することによって流れる高周波電流ixhの振幅ベクトルIxyhは、数式6によって表される。
Figure 2009171680
図10は、角度差θxerrとx軸高周波電流振幅Ixhとの関係を示しており、ここでは、原理を分かりやすくするためにSPMSMの場合について例示してある。
図10、数式6及び数式2に示した角度差θxerrと角度δとの関係より、角度δを変えてx軸交番高周波電圧vxhを印加することによりx軸高周波電流ixhを検出し、このx軸高周波電流ixhのうち、角度δの電気角1周期で変化する成分が最大になる方向から磁極位置を演算することができる。ここで、角度δの電気角1周期で変化する成分は、フーリエ級数の1次成分として、数式7により演算可能である。
Figure 2009171680
ここで、図9に示したように角度δでx軸プラス方向とx軸マイナス方向とに高周波電圧vxhを順次印加してx軸高周波電流ixhを検出する場合は、角度δを零から180[deg]まで変化させたときのx軸高周波電流ixhより、数式7の代わりに数式8によって演算する。
Figure 2009171680
数式7または数式8によって求めたフーリエ級数より、角度差(磁極位置演算誤差)θerrは、数式9により求められる。
Figure 2009171680
γ軸の角度θ=0のとき、数式1からθ=−θerrであるから、磁極位置θは数式10により演算することができる。
Figure 2009171680
以下、上記原理に基づく本発明の各実施形態を説明する。
まず、図1は請求項1に相当する本発明の第1実施形態を示すブロック図である。図1において、まず、前述の如くγ軸の角度(磁極位置演算値)θを零に制御して、電流座標変換器14及び電圧座標変換器15に入力する。
角度演算器20は、永久磁石形同期電動機80に印加する交番高周波電圧vの周期Tごとに角度δを零から180[deg]まで所定の刻みで増加させて、後述の高周波電圧座標変換器22に入力する。
x軸高周波電圧演算器21は、周期Tごとにx軸プラス方向とx軸マイナス方向に交番高周波電圧を印加する。具体的には、x軸高周波電圧指令値vxh を図9のvxhのように演算すると共に、y軸高周波電圧vyh を零に制御する。
高周波電圧座標変換器22は、数式11により、角度δごとにx,y軸高周波電圧指令値vxh ,vyh をγ,δ軸に座標変換してγ,δ軸高周波電圧指令値vγh ,vδh を出力する。
Figure 2009171680
上記高周波電圧指令値vγh ,vδh は、加算器23a,23bにより基本波電圧指令値vγf ,vδf と軸ごとにそれぞれ加算され、γ,δ軸電圧指令値vγ ,vδ が求められる。但し、本実施形態では基本波電圧指令値vγf ,vδf を何れも零に制御する。
γ,δ軸電圧指令値vγ ,vδ は、電圧座標変換器15によって磁極位置演算値θに基づき三相各相の電圧指令値v ,v ,v に変換される。
一方、整流回路60は三相交流電源50の交流電圧を整流して直流電圧に変換し、インバータ等の電力変換器70に供給する。
PWM回路13は、電圧指令値v ,v ,v 、及び、電圧検出回路12により検出した電力変換器70の入力電圧Edcから、電力変換器70の出力電圧を各相電圧指令値v ,v ,v に制御するためのゲート信号を生成する。電力変換器70は、上記ゲート信号に基づいて内部の半導体スイッチング素子を制御することにより、永久磁石形同期電動機80の各相端子電圧を電圧指令値v ,v ,v に制御する。
電流座標変換器14は、u相電流検出器11u、w相電流検出器11wによってそれぞれ検出した相電流検出値i,iを、磁極位置演算値θに基づいてγ,δ軸電流検出値iγ,iδにそれぞれ座標変換する。
バンドパスフィルタ30は、γ,δ軸電流検出値iγ,iδからγ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhを数式12により演算する。
Figure 2009171680
高周波電流座標変換器31は、角度δを用いて、γ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhを数式13により座標変換し、x,y軸高周波電流振幅を求める。
なお、数式13におけるCxyは数式11において説明したものと同様である。
Figure 2009171680
フーリエ級数演算器32は、x軸高周波電流振幅Ixhから、角度δの電気角1周期で変化する成分(フーリエ級数の1次成分)Ixha1,Ixhb1を前述した数式8により演算する。
初期磁極位置演算器33は、上記成分Ixha1,Ixhb1を用いて、数式10により磁極位置θを演算するものであり、この磁極位置θを用いて電動機80を始動すれば良い。
次に、図2は請求項1,4に相当する本発明の第2実施形態を示すブロック図である。
本実施形態は、交番高周波電圧を印加して検出した高周波電流から磁極位置演算誤差θerrを求め、この演算誤差θerrが零になるように磁極位置及び速度を演算し、回転子が高速で回転している場合にも磁極位置を正確に演算できるようにしたものである。以下では、第1実施形態と異なる点を中心に説明し、同じ箇所については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図2において、位置誤差演算器121は、フーリエ級数演算器32から出力されたフーリエ級数Ixha1,Ixhb1から、前述した数式9により磁極位置演算誤差θerrを求める。
速度演算器122は、数式14により磁極位置演算誤差θerrを比例積分演算して速度演算値ωを求める。
Figure 2009171680
磁極位置演算器123は、数式15に示すように速度演算値ωを積分し、磁極位置演算値θを求める。
Figure 2009171680
また、磁極位置演算値θの収束を速くするために、演算開始時には、磁極位置演算値θに磁極位置の初期値をプリセットする。磁極位置の初期値は、θを零に設定して演算したフーリエ級数Ixha1,Ixhb1から、前記数式10により演算すれば良い。
次いで、図3は請求項1,4,5に相当する本発明の第3実施形態を示すブロック図である。
この実施形態は、図2に示した第2実施形態に、基本波電流を零に制御する機能を追加し、誘起電圧によって流れる基本波電流による磁気飽和特性の変化を低減することにより、磁極位置演算を高精度化したものである。以下では、第2実施形態と異なる点を中心に説明し、同じ箇所については同一の参照符号を付して説明を省略する。
図3において、ノッチフィルタ131は、γ,δ軸電流検出値iγ,iδから高周波電流を除去し、γ,δ軸基本波電流iγf,iδfを検出する。図9より、x軸高周波電流ixhは、周期T内でx軸高周波電圧vxhの印加を開始するサンプル点または印加を終了するサンプル点(n−2),(n)で零になる。そこで、ノッチフィルタ131では、上記サンプル点(n−2),(n)におけるγ,δ軸電流検出値iγ,iδからγ,δ軸基本波電流iγf,iδfを検出する。
図3において、γ軸基本波電圧指令値vγf は、γ軸電流指令値iγ とγ軸基本波電流iγfとの偏差を減算器132aにて演算し、この偏差をγ軸電流調節器133aにより増幅して演算する。一方、δ軸基本波電圧指令値vδf は、δ軸電流指令値iδ とδ軸基本波電流iδとの偏差を減算器132bにて演算し、この偏差をδ軸電流調節器133bにより増幅して演算する。
ここで、γ,δ軸電流指令値iγ ,iδ は何れも零に制御する。また、γ,δ軸基本波電圧指令値vγf ,vδf は、高周波電流への干渉を防ぐため、高周波電圧1周期Tの間、一定値に制御するものとする。
なお、本実施形態における磁極位置の演算動作は、第2実施形態と同様である。
次に、図4は請求項2,4に相当する本発明の第4実施形態を示すブロック図である。
本実施形態は、図3の第3実施形態における磁極位置演算誤差θerrの演算を簡略化したものであり、第3実施形態における高周波電流座標変換器31が省略され、バンドパスフィルタ30から出力されたγ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhがフーリエ級数演算器141に直接入力されている。
まず、本実施形態の原理について説明する。
x,y軸高周波電圧とγ,δ軸高周波電流との間には、数式16の関係がある。
Figure 2009171680
数式16より、交番高周波電圧をx軸に印加する場合、γ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhは数式17のようになる。
Figure 2009171680
数式16、数式17より、γ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhには、角度δの値に依存せず、言い換えれば任意に定義される直交座標上で、磁極位置演算誤差θerrに依存する成分が含まれる。γ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhから角度δの値に依存しない零次成分Iγha0,Iδha0をフーリエ級数により求めると、数式18のようになる。
Figure 2009171680
図9に示したように、それぞれの角度δにおいて、交番高周波電圧をx軸プラス方向(角度差δ方向)とx軸マイナス方向(角度差δ+π方向)とに印加する場合、角度δを零から180[deg]まで変化させたときのγ,δ軸高周波電流振幅Iγh,Iδhより、フーリエ級数を数式19にて演算する。
Figure 2009171680
数式19に示したフーリエ級数の零次成分より、磁極位置演算誤差θerrは数式20を用いて演算することができる。
Figure 2009171680
また、γ軸の角度θ=0のとき、数式1からθ=−θerrであるから、磁極位置θは数式21によって演算することができる。
Figure 2009171680
次に、本実施形態の動作を図4に基づいて説明する。
フーリエ級数演算器141は、γ,δ軸高周波電流振幅Iδh,Iδhから、角度δに依存しない成分Iγha0,Iδha0をフーリエ級数により演算する。
位置誤差演算器142は、前述の数式20により磁極位置演算誤差θerrを演算する。
また、磁極位置演算値の収束を速くするため、演算開始時に磁極位置演算値θに磁極位置の初期値をプリセットする。磁極位置の初期値は、θを零に設定してγ,δ軸高周波電流のフーリエ級数Iγha0,Iδha0を演算し、これらのフーリエ級数Iγha0,Iδha0を用いて数式21により演算する。
次に、請求項3に相当する本発明の第5実施形態を図5に従って説明する。この実施形態は、第4実施形態において磁極位置演算を更に簡略化したものである。
まず、本実施形態の原理について説明する。
前述した数式18より、δ軸高周波電流のフーリエ級数Iδha0は、磁極位置演算誤差θerrの正弦波関数である。このため、磁極位置演算誤差θerrが零近傍の場合、フーリエ級数Iδha0と磁極位置演算誤差θerrとは比例関係にあると近似することができる。そこで、フーリエ級数Iδha0が零になるように磁極位置及び速度を演算すれば、磁極位置を正確に演算することができる。
数式18より、Iδha0を求めるためには、δ軸高周波電流振幅Iδhの情報、すなわち、推定の磁極方向(γ軸方向)に直交する方向(δ軸方向)の高周波電流振幅情報だけが必要である。従って、交番高周波電圧はδ軸プラス方向とδ軸マイナス方向とに印加するだけで良い。数式19より、このときのIδha0は、δ軸高周波電流振幅Iδhから、下記の数式22によって演算可能である。
Figure 2009171680
次に、この実施形態の動作を図5及び図11に基づいて説明する。なお、図11は、本実施形態におけるδ軸高周波電圧vδh,高周波電流iδh,基本波電圧vδf,基本波電流iδf,δ軸電圧vδ,δ軸電流iδ,δ軸高周波電流振幅Iδhの波形を示している。
図5において、第4実施形態における角度演算器20、x軸高周波電圧演算器21、高周波電圧座標変換器22の代わりに設けられたδ軸高周波電圧演算器151は、δ軸高周波電圧指令値vδh を図11に示すvδhと同じ矩形波の交番高周波電圧に制御する。ここで、γ軸高周波電圧指令値vγh は0に制御される。
フーリエ級数演算器152は、前述の数式22により、δ軸高周波電流振幅Iδhに基づいてフーリエ級数Iδha0を演算する。速度演算器153は、フーリエ級数Iδha0を増幅して速度演算値ωを数式23により演算する。
Figure 2009171680
本実施形態でも、磁極位置演算値の収束を速くするため、演算開始時に磁極位置演算値θに初期値をプリセットする。磁極位置の初期値θ10は、θを零に設定して高周波電流のフーリエ級数Iδha0を演算し、このフーリエ級数Iδha0から、初期磁極位置演算器154が数式24により演算する。
Figure 2009171680
なお、請求項6に記載するように、磁極位置検出器を持つ永久磁石形同期電動機の駆動システムに本発明を適用する場合には、磁極位置検出値の誤差を、上述した第1〜第5実施形態の何れかによって得た磁極位置演算値を用いて補正することにより、磁極位置を一層正確に求めることができる。
本発明の第1実施形態を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態を示すブロック図である。 本発明の第5実施形態を示すブロック図である。 磁極位置演算に使用する座標軸の定義を示す図である。 d軸電流と鎖交磁束との関係、及び、d軸電流とd軸インダクタンスとの関係を示す図である。 角度差θxerrとx軸インダクタンスとの関係を示す図である。 本発明の実施形態における電圧波形及び電流波形を示す図である。 角度差θxerrとx軸高周波電流振幅との関係を示す図である。 本発明の第5実施形態における電圧波形及び電流波形を示す図である。
符号の説明
50 三相交流電源
60 整流回路
70 電力変換器
80 永久磁石形同期電動機(PMSM)
11u u相電流検出回路
11w w相電流検出回路
12 電圧検出回路
13 PWM回路
14 電流座標変換器
15 電圧座標変換器
20 角度演算器
21 x軸高周波電圧演算器
22 高周波電圧座標変換器
23a 加算器
23b 加算器
30 バンドパスフィルタ
31 高周波電流座標変換器
32 フーリエ級数演算器
33 初期磁極位置演算器
121 位置誤差演算器
122 速度演算器
123 磁極位置演算器
131 ノッチフィルタ
132a 減算器
132b 減算器
133a γ軸電流調節器
133b δ軸電流調節器
141 フーリエ級数演算器
142 位置誤差演算器
151 δ軸高周波電圧演算器
152 フーリエ級数演算器
153 速度演算器
154 初期磁極位置演算器

Claims (6)

  1. 永久磁石形同期電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    振幅とパルス幅とが等しく極性が互いに異なる2つのパルス電圧からなる矩形波の交番高周波電圧を、前記電動機に対して複数のベクトル方向に印加する手段と、
    前記交番高周波電圧を印加した時に前記電動機に流れる電流であって、前記交番高周波電圧と平行な方向の高周波電流を検出する手段と、
    前記高周波電流から前記交番高周波電圧のベクトル方向に依存して1周期で変化する成分であるフーリエ級数1次成分を抽出する手段と、
    前記フーリエ級数1次成分から、前記電動機の磁極位置または磁極位置演算誤差を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  2. 永久磁石形同期電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    振幅とパルス幅とが等しく極性が互いに異なる2つのパルス電圧からなる矩形波の交番高周波電圧を、前記電動機に対して複数のベクトル方向に印加する手段と、
    前記交番高周波電圧を印加した時に前記電動機に流れる電流であって、任意に定義した直交座標上の高周波電流を検出する手段と、
    前記高周波電流から前記交番高周波電圧のベクトル方向によって変化しない成分であるフーリエ級数零次成分を抽出する手段と、
    前記フーリエ級数零次成分から、前記電動機の磁極位置または磁極位置演算誤差を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  3. 永久磁石形同期電動機の端子電圧及び電流をベクトルとしてとらえ、
    振幅とパルス幅とが等しく極性が互いに異なる2つのパルス電圧からなる矩形波の交番高周波電圧を、前記電動機に対して推定の磁極方向と直交する方向に印加する手段と、
    前記交番高周波電圧を印加した時に前記電動機に流れる電流であって、前記推定の磁極方向と直交する方向の高周波電流を検出する手段と、
    前記高周波電流から前記交番高周波電圧のベクトル方向によって変化しない成分であるフーリエ級数零次成分を抽出する手段と、
    前記フーリエ級数零次成分から、前記電動機の磁極位置または磁極位置演算誤差を演算する手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した制御装置において、
    前記磁極位置演算誤差を増幅して回転子の速度を演算する速度演算手段と、
    この演算手段により得た速度演算値を増幅して磁極位置を演算する磁極位置演算手段と、
    を備えたことを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載した制御装置において、
    前記交番高周波電圧の印加を開始するサンプル点、または、前記交番高周波電圧の印加を終了するサンプル点の電流検出値から基本波電流を検出する手段と、
    前記電動機の電流指令値と基本波電流検出値との偏差を増幅して基本波電圧指令値を演算する電流調節器と、
    前記基本波電圧指令値と前記交番高周波電圧とを加算して前記電動機の電圧指令値を演算する手段と、
    前記電動機の端子電圧を前記電圧指令値に制御する手段と、
    を備え、
    前記基本波電圧指令値を、前記交番高周波電圧の1周期の間、一定に制御することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した制御装置において、
    前記回転子の磁極位置を検出するための磁極位置検出手段を備え、
    この検出手段による磁極位置検出値の誤差を、請求項1〜5の何れかにより得た磁極位置演算値を用いて補正することを特徴とする永久磁石形同期電動機の制御装置。
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