JP2009170655A - 窒化物半導体発光素子および窒化物半導体発光素子の製造方法 - Google Patents

窒化物半導体発光素子および窒化物半導体発光素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発光層から発せられる光に対して不透明なパッド電極を用いた窒化物半導体発光素子において、従来よりも光取り出し効率を向上させることができる窒化物半導体発光素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層をこの順に含む窒化物半導体発光素子であって、少なくとも第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することにより形成された電流阻止領域を有する窒化物半導体発光素子とその製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体発光素子および窒化物半導体発光素子の製造方法に関し、特に、発光層から発せられる光に対して不透明なパッド電極を用いた窒化物半導体発光素子において、従来よりも光取り出し効率を向上させることができる窒化物半導体発光素子およびその製造方法に関する。
窒化ガリウム(GaN)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化インジウム(InN)およびそれらの少なくとも2種の混晶等からなる窒化物半導体を用いた窒化物半導体発光ダイオード素子や窒化物半導体レーザ素子等の窒化物半導体発光素子は、主に青色または青緑色等の短波長の光を発光する発光素子として利用されている。
一般に、窒化物半導体発光ダイオード素子は、サファイア等の基板上に、n型窒化物半導体層、発光層およびp型窒化物半導体層がこの順序に積層されており、n型窒化物半導体層およびp型窒化物半導体層のそれぞれの露出表面上にワイヤボンディング用のパッド電極が形成された構成となっている。
しかしながら、窒化物半導体発光ダイオード素子においては、一般に、p型GaNまたはp型AlGaN等からなるp型窒化物半導体層は電気抵抗が高くなり、パッド電極から注入された電流がp型窒化物半導体層中で十分に広がらず、発光層中への広い領域に電流が注入されないために光取り出し効率が低くなるという問題があった。
そこで、たとえば特許文献1〜4においては、p型窒化物半導体層の表面上にn型窒化物半導体層を形成し、そのn型窒化物半導体層の露出表面上にワイヤボンディング用のパッド電極を形成した窒化物半導体発光素子が開示されている。
特許文献1〜4に開示された窒化物半導体発光素子においては、n型窒化物半導体層はp型窒化物半導体層と比べて電気抵抗が低いために、p型窒化物半導体層上のn型窒化物半導体層でパッド電極から注入された電流をn型窒化物半導体層中で広げることができるため、発光層の広い領域に電流が注入されることになる。
特開2002−319703号公報 特開2005−229085号公報 特開2006−108600号公報 特開2006−135311号公報
上記の特許文献1〜4に開示されている窒化物半導体発光素子のp型窒化物半導体層上のn型窒化物半導体層の露出表面上に、発光層から発せられる光に対して不透明なパッド電極が用いられた場合には、パッド電極の下方に位置する発光層部分から発せられる光はパッド電極で吸収されてしまい、窒化物半導体発光素子の光取り出し効率(電流の注入量に対して素子外部に取り出すことができる光子の割合)が低くなるという問題があった。
したがって、不透明なパッド電極を用いた構成の窒化物半導体発光素子においては、光取り出し効率を向上することが求められていた。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、発光層から発せられる光に対して不透明なパッド電極を用いた窒化物半導体発光素子において、従来よりも光取り出し効率を向上させることができる窒化物半導体発光素子およびその製造方法を提供することにある。
本発明は、第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層をこの順に含む窒化物半導体発光素子であって、少なくとも第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することにより形成された電流阻止領域を有する窒化物半導体発光素子である。
ここで、本発明の窒化物半導体発光素子においては、少なくとも第2のn型窒化物半導体層およびp型窒化物半導体層のそれぞれの一部を除去することにより形成された電流阻止領域を有していてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、少なくとも第2のn型窒化物半導体層、p型窒化物半導体層および発光層のそれぞれの一部を除去することにより露出した第2のn型窒化物半導体層の断面、p型窒化物半導体層の断面、発光層の断面および発光層の表面を絶縁膜で覆うことにより形成された電流阻止領域を有していてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、少なくとも第2のn型窒化物半導体層、p型窒化物半導体層、発光層および第1のn型窒化物半導体層のそれぞれの一部を除去することにより露出した第2のn型窒化物半導体層の断面、p型窒化物半導体層の断面、発光層の断面、第1のn型窒化物半導体層の断面および第1のn型窒化物半導体層の表面を絶縁膜で覆うことにより形成された電流阻止領域を有していてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、絶縁膜は、第2のn型窒化物半導体層の表面の少なくとも一部を覆っていることが好ましい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、第2のn型窒化物半導体層は、電流阻止領域とするべき領域の外周を囲むように除去されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、第2のn型窒化物半導体層が主たる光取り出し面となり、電流阻止領域の上方にパッド電極が形成されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、パッド電極と第2のn型窒化物半導体層に接するように透明導電膜が形成されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、第2のn型窒化物半導体層の表面に凹凸が形成されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、第1のn型窒化物半導体層が主たる光取り出し面となり、パッド電極が第1のn型窒化物半導体層上に形成されており、パッド電極は、電流阻止領域の上方に形成されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、第2のn型窒化物半導体層と基板との間に高反射電極が位置していてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子においては、第1のn型窒化物半導体層の表面に凹凸が形成されていてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子において、絶縁膜は、窒化物半導体発光素子の製造工程においてドライエッチング用のマスクとして利用されたものであってもよい。
さらに、本発明は、上記の窒化物半導体発光素子を製造するための方法であって、基板上に、第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層を含むウエハを形成する工程と、少なくとも第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって電流阻止領域を形成する工程と、電流阻止領域の上方にパッド電極を形成する工程とを含む窒化物半導体発光素子の製造方法である。
ここで、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、第2のn型窒化物半導体層はドライエッチングにより除去されてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、少なくとも第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって電流阻止領域を形成すると同時に第1のn型窒化物半導体層の表面の一部を露出させてもよい。
また、本発明の窒化物半導体発光素子の製造方法においては、ウエハを分割して窒化物半導体素子を取り出すための分割溝をウエハに設ける工程を含み、少なくとも第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって電流阻止領域を形成すると同時に分割溝を形成してもよい。
本発明によれば、発光層から発せられる光に対して不透明なパッド電極を用いた窒化物半導体発光素子において、従来よりも光取り出し効率を向上させることができる窒化物半導体発光素子およびその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
(実施の形態1)
図1に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、サファイア基板101上に、たとえば厚さ50nmのAlrGa1-rN(0≦r≦1)からなるバッファ層114、たとえば厚さ5μmの第1のn型GaN層102、たとえば厚さ30nmのn型AlGaN層103、GaNからなるバリア層とInqGa1-qN(0<q<1)からなるウエル層を含むたとえば厚さ100nmの発光層104、たとえば厚さ30nmのp型AlGaN層105、たとえば厚さ200nmのp型GaN層106、たとえば厚さ10nmのInGaNコンタクト層115およびたとえば厚さ500nmの第2のn型GaN層107が順次積層された構成を有している。
そして、第2のn型GaN層107の表面および第2のn型GaN層107から露出しているp型GaN層106の表面に接するようにしてITO(Indium Tin Oxide)からなる透明導電膜108が形成されており、透明導電膜108の表面上に透明導電膜108側からTi層、Al層、Ti層およびAu層が順次積層されたp側パッド電極109が形成されている。また、第1のn型GaN層102の表面上には、第1のn型GaN層102側からTi層、Al層、Ti層およびAu層が順次積層されたn側パッド電極110が形成されている。
なお、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107によってトンネルダイオードが構成されており、p型GaN層106のキャリア濃度はたとえば1×1019/cm3程度とすることができ、第2のn型GaN層107のキャリア濃度はたとえば2×1018/cm3程度とすることができる。
以上のような構成の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、透明導電膜108とp型GaN層106とのコンタクト抵抗は、透明導電膜108と第2のn型GaN層107とのコンタクト抵抗よりも高くなるため、p側パッド電極109から注入された電流は透明導電膜108を通ってp型GaN層106には流れず、第2のn型GaN層107に流れることになる。したがって、透明導電膜108とp型GaN層106との界面が電流阻止領域100となる。電流阻止領域100が形成されることにより、電流阻止領域100の下方への電流の注入が抑止されることになる。
以下に、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を図面を参照して説明する。
まず、図2の模式的断面図に示すように、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法等によって、サファイア基板101上に、バッファ層114、第1のn型GaN層102、n型AlGaN層103、発光層104、p型AlGaN層105、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107を順次成長させてウエハ120を形成する。
次に、ウエハ120の表面(第2のn型GaN層107の表面)上にレジストマスク(図示せず)を形成し、図3の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の第2のn型GaN層107およびInGaNコンタクト層115を除去することによって、p型GaN層106の表面を露出させる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
ここで、第2のn型GaN層107等の除去は、たとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができるが、なかでもドライエッチングにより除去することが好ましい。ドライエッチングにより第2のn型GaN層107等を除去した場合には、第2のn型GaN層107等の除去により露出したp型GaN層106の表面がドライエッチングガスに曝されることにより欠陥が多数発生して、図1に示す透明導電膜108とp型GaN層106とのコンタクト抵抗をさらに高くすることができるため、電流阻止領域100による電流の抑止効果がさらに増大する傾向にある。なお、ドライエッチングに用いられるドライエッチングガスとしては、たとえば、塩素やアルゴン等を含むガスを用いることができる。
また、第2のn型GaN層107等の除去は、上記のようにp型GaN層106の表面が丁度露出する程度まで行なってもよく、p型GaN層106の一部が除去されるまで行なってp型GaN層106の表面を露出させてもよい。また、第2のn型GaN層107等の除去は、p型AlGaN層105の表面が丁度露出する程度まで行なってもよく、p型AlGaN層105の一部が除去されるまで行なってp型AlGaN層105の表面を露出させてもよい。
続いて、n側パッド電極110を形成する第1のn型GaN層102の表面を露出させるために、ウエハ120の表面上にレジストマスク(図示せず)を形成し、図4の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型AlGaN層103および第1のn型GaN層102の一部を除去することによって、第1のn型GaN層102の表面を露出させる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
次に、第2のn型GaN層107およびp型GaN層106の露出表面上にITOからなる透明導電膜108をたとえば厚さ200nmで形成した後に、透明導電膜108の表面上に透明導電膜108を残す位置にレジストマスクが形成されるようにレジストマスクをパターンニングし、レジストマスクが形成されていない箇所の透明導電膜108を除去することによって、図5の模式的断面図に示すように、透明導電膜108をパターンニングする。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
次に、p側パッド電極109およびn側パッド電極110を形成するために、ウエハ120の表面上にレジストマスクを形成した後に、Ti層、Al層、Ti層およびAu層をこの順序で蒸着等することによって積層する。その後、リフトオフによりTi層、Al層、Ti層およびAu層の積層体の一部を除去することによって、p側パッド電極109およびn側パッド電極110を形成する。
ここで、p側パッド電極109は、透明導電膜108との接触面が電流阻止領域100の上方に対応する領域内に含まれるような大きさに形成されることが好ましい。この場合には、フォトリソグラフィ工程においてアライメントずれが生じた場合でもp側パッド電極109が発光層104の発光領域の上方の領域に重ならないようにすることができるため、安定して高い光取り出し効率を得ることができる傾向にある。
その後、ウエハ120を分割することによって、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子が得られる。図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層104から発せられた光は主に第2のn型GaN層107の表面から外部に取り出されるため、第2のn型GaN層107の表面が主たる光取り出し面となる。
以上のようにして得られた図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、上述したように、透明導電膜108とp型GaN層106との界面が電流阻止領域100となっており、電流阻止領域100の下方への電流の注入が抑止されることになる。
したがって、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層104からの光に対して不透明なp側パッド電極109が電流阻止領域100の上方に形成された場合でも、電流阻止領域100の下方の発光層104の部分では電流が注入されず発光しないため、従来と比べてp側パッド電極109の下方で発光した光がp側パッド電極109に吸収される量を低減することができる。
それゆえ、図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、電流の注入量に対して外部に取り出すことができる光子の割合が向上するため、従来と比べて光取り出し効率を向上させることができる。
図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p側パッド電極109の下方に電流阻止領域100を設けていない従来の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、光取り出し効率を約20%向上させることができる。
また、本実施の形態において、上記のn型窒化物半導体層、発光層およびp型窒化物半導体層等の厚さおよび材質は上記のものに限定されないことは言うまでもない。
(実施の形態2)
図6に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、サファイア基板101上に、たとえば厚さ50nmのAlrGa1-rN(0≦r≦1)からなるバッファ層114、たとえば厚さ5μmの第1のn型GaN層102、たとえば厚さ30nmのn型AlGaN層103、GaNからなるバリア層とInqGa1-qN(0<q<1)からなるウエル層とを含むたとえば厚さ100nmの発光層104、たとえば厚さ30nmのp型AlGaN層105、たとえば厚さ200nmのp型GaN層106、たとえば厚さ10nmのInGaNコンタクト層115およびたとえば厚さ500nmの第2のn型GaN層107が順次積層された構成を有している。
そして、第2のn型GaN層107の上方および第1のn型GaN層102の表面上にはそれぞれTi層、Al層、Ti層およびAu層がこの順序で積層されることによってp側パッド電極109およびn側パッド電極110がそれぞれ形成されている。
また、p側パッド電極109の下方においては、第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型AlGaN層103および第1のn型GaN層102の一部を切り欠いて形成された溝部116が形成されており、その溝部116がSiO2からなる絶縁膜111によって埋められている。
ここで、絶縁膜111は、第2のn型GaN層107の表面から断面、InGaNコンタクト層115の断面、p型GaN層106の断面、p型AlGaN層105の断面、発光層104の断面、n型AlGaN層103の断面および第1のn型GaN層102の断面から表面を覆うようにして溝部116を埋めている。ここで、断面とは、溝部116の側面を構成する表面のことを意味しており、溝部116の底面は第1のn型GaN層102の表面により構成されている。
また、絶縁膜111を覆うようにしてITOからなる透明導電膜108が形成されており、透明導電膜108の表面上にp側パッド電極109が形成されている。
なお、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107によってトンネルダイオードが構成されており、p型GaN層106のキャリア濃度はたとえば1×1019/cm3程度とすることができ、第2のn型GaN層107のキャリア濃度はたとえば2×1018/cm3程度とすることができる。
以上のような構成の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、溝部116を埋めるSiO2からなる絶縁膜111は、第2のn型GaN層107よりも電気抵抗が高いため、p側パッド電極109から注入された電流は透明導電膜108を通って絶縁膜111には流れず、第2のn型GaN層107に流れることになる。したがって、本実施の形態においては、絶縁膜111によって埋められている溝部116が電流阻止領域となる。
以下に、図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を図面を参照して説明する。
まず、図2を参照して、実施の形態1と同様に、MOCVD法等によって、サファイア基板101上に、バッファ層114、第1のn型GaN層102、n型AlGaN層103、発光層104、p型AlGaN層105、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107を順次成長させてウエハ120を形成する。
次に、ウエハ120の表面(第2のn型GaN層107の表面)上にレジストマスク(図示せず)を形成し、図7の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型AlGaN層103および第1のn型GaN層102の一部を除去することによって、第1のn型GaN層102の表面を露出させる。これにより、電流阻止領域となる溝部116の形成と、図6に示すn側パッド電極110を形成するための第1のn型GaN層102の表面の露出部の形成とが同時に行なわれる。ここで、第2のn型GaN層107等の除去は、たとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
次に、たとえば厚さ1μmのSiO2からなる絶縁膜111をウエハ120の表面上に形成し、その上にレジストマスクを形成して、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の絶縁膜111を除去することによって、図8の模式的断面図に示すように、絶縁膜111をパターンニングする。これにより、電流阻止領域となる溝部116を絶縁膜111が埋める構成が形成される。ここで、絶縁膜111の除去もたとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
続いて、ウエハ120の表面上にたとえば厚さ200nmのITOからなる透明導電膜108を形成し、その上にレジストマスクを形成して、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の透明導電膜108を除去することによって、図9の模式的断面図に示すように、透明導電膜108をパターンニングする。ここで、透明導電膜108の除去もたとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
次に、図6に示すp側パッド電極109およびn側パッド電極110を形成するために、図9に示すウエハ120の表面上にレジストマスクを形成した後に、Ti層、Al層、Ti層およびAu層をこの順序で蒸着等することによって積層する。その後、リフトオフによりTi層、Al層、Ti層およびAu層の積層体の一部を除去することによって、p側パッド電極109およびn側パッド電極110を形成する。
ここで、p側パッド電極109は、透明導電膜108との接触面が溝部116の上方に対応する領域内に含まれるような大きさに形成されることが好ましい。この場合には、フォトリソグラフィ工程においてアライメントずれが生じた場合でもp側パッド電極109が発光層104の発光領域の上方の領域に重ならないようにすることができるため、安定して高い光取り出し効率を得ることができる傾向にある。
その後、ウエハ120を分割することによって、図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子が得られる。図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層104から発せられた光は主に第2のn型GaN層107の表面から外部に取り出されるため、第2のn型GaN層107の表面が主たる光取り出し面となる。特に、本実施の形態においては、主たる光取り出し面となる第2のn型GaN層107の表面に凹凸が形成されていることから、凹凸を形成しない場合と比べてより多くの光を外部に取り出すことができる。
以上のようにして得られた図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、上述したように、絶縁膜111により埋められた溝部116が電流阻止領域となる。ここで、発光層104からの光に対して不透明なp側パッド電極109が電流阻止領域となる溝部116の上方に形成された場合でも、p側パッド電極109の下方の発光層104の部分は除去されており、p側パッド電極109の下方では発光しないことから、従来のようにp側パッド電極109の下方で発光した光がp側パッド電極109で吸収される量を低減することができる。
それゆえ、図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、電流の注入量に対して外部に取り出すことができる光子の割合が向上するため、従来と比べて光取り出し効率を向上させることができる。
図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、p側パッド電極109の下方に電流阻止領域を設けていない従来の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、光取り出し効率を約20%向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、第1のn型GaN層102の表面を露出させてその露出表面を絶縁膜111で覆ったが、発光層104の表面を露出させてその露出表面を絶縁膜111で覆ってもよい。
また、本実施の形態においては、絶縁膜111としてSiO2を用いたが、本発明においてはSiO2に限定されないことは言うまでもない。たとえば、絶縁膜111としてAlN等の窒化物を用いた場合には、熱伝導率が良くなるため、大電流密度駆動時の窒化物半導体発光ダイオード素子の特性を上げることができ、また、ドライエッチング時に、n型窒化物半導体層、発光層およびp型窒化物半導体層等の断面に発生する欠陥を修復する効果があるため、特に大電流密度駆動時や高温環境での駆動時に窒化物半導体発光ダイオード素子の特性が低下しない等の効果がある。
また、本実施の形態において、上記のn型窒化物半導体層、発光層およびp型窒化物半導体層等の厚さおよび材質も上記のものに限定されないことは言うまでもない。
(実施の形態3)
図10に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子のさらに他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、導電性のSi基板121上に、金属層113(第1の貼り付け用金属層113aおよび第2の貼り付け用金属層113bの積層体からなる)、SiO2からなる絶縁膜117、APC(AgとPdとCuとの合金)からなる反射膜112、たとえば厚さ500nmの第2のn型GaN層107、たとえば厚さ10nmのInGaNコンタクト層115、たとえば厚さ200nmのp型GaN層106、たとえば厚さ30nmのp型AlGaN層105、GaNからなるバリア層とInqGa1-qN(0<q<1)からなるウエル層とを含むたとえば厚さ100nmの発光層104、たとえばn型InGaNとn型GaNとからなるn型SL層202およびたとえば厚さ5μmの第1のn型GaN層102が順次積層された構成を有している。
そして、第1のn型GaN層102の表面上にはTi層、Al層、Ti層およびAu層がこの順序で積層されることによってn側パッド電極110が形成されている。また、導電性のSi基板121の裏面にはp側パッド電極109が形成されている。
また、n側パッド電極110の下方においては、第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102の一部を切り欠いた溝部116が形成されており、その溝部116がSiO2からなる絶縁膜111によって埋められている。
ここで、絶縁膜111は、第2のn型GaN層107の表面から断面、InGaNコンタクト層115の断面、p型GaN層106の断面、p型AlGaN層105の断面、発光層104の断面、n型SL層202の断面および第1のn型GaN層102の断面から表面を覆うようにして溝部116を埋めている。ここで、断面とは、溝部116の側面を構成する表面のことを意味しており、溝部116の底面は第1のn型GaN層102の表面により構成されている。
また、絶縁膜111を覆うようにして反射膜112が形成されており、その反射膜112の周縁を覆うようにして絶縁膜117が形成されている。そして、絶縁膜117が形成されていない反射膜112の表面と第1の貼り付け用金属層113aの表面とが接触している。
なお、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107によってトンネルダイオードが構成されており、p型GaN層106のキャリア濃度はたとえば1×1019/cm3程度とすることができ、第2のn型GaN層107のキャリア濃度はたとえば2×1018/cm3程度とすることができる。
以上のような構成の窒化物半導体発光ダイオード素子においては、n側パッド電極110から注入された電流は絶縁膜111には流れず、第1のn型GaN層102を通ってn型SL層202に流れることになる。したがって、本実施の形態においては、絶縁膜111によって埋められている溝部116が電流阻止領域となる。
以下に、図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を図面を参照して説明する。
まず、実施の形態1および2と同様に、MOCVD法等によって、サファイア基板上に、たとえば厚さ50nmのAlrGa1-rN(0≦r≦1)からなるバッファ層、第1のn型GaN層102、n型SL層202、発光層104、p型AlGaN層105、p型GaN層106、InGaNコンタクト層115および第2のn型GaN層107を順次成長させてウエハを形成する。
次に、ウエハの表面(第2のn型GaN層107の表面)上にレジストマスク(図示せず)を形成し、図11の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102の一部を除去することによって、第1のn型GaN層102の表面を露出させる。これにより、電流阻止領域となる溝部116が形成される。ここで、第2のn型GaN層107等の除去は、たとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
次に、たとえば厚さ1μmのSiO2からなる絶縁膜111をウエハの表面上に形成し、その上にレジストマスクを形成して、図12の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の絶縁膜111を除去することによって、絶縁膜111をパターンニングする。ここで、絶縁膜111の除去もたとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。これにより、電流阻止領域となる溝部116を絶縁膜111が埋める構成が形成される。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。
続いて、ウエハの表面上にたとえば厚さ300nmのAPCからなる反射膜112をスパッタ等により形成し、その上にレジストマスクを形成して、図13の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の反射膜112を除去することによって、反射膜112をパターンニングする。ここで、反射膜112の除去もたとえばドライエッチングやウエットエッチング等により行なうことができる。その後、レジストマスク(図示せず)を除去する。なお、APCからなる反射膜112は、発光層104からの光を反射する役割と、第2のn型GaN層107へのコンタクト電極としての役割とを有している。
続いて、反射膜112の表面および反射膜112から露出している第2のn型GaN層107の一部の表面上にレジストマスクを形成して、図14の模式的断面図に示すように、レジストマスク(図示せず)が形成されていない部分の第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102の一部を除去することによって第1のn型GaN層102の表面を露出させてp層側分離溝122を形成する。
次に、ウエハの表面上にたとえば厚さ1μmのSiO2からなる絶縁膜117を形成し、その後、図15の模式的断面図に示すように、溝部116の底面の上方に対応する箇所の絶縁膜117を除去して、反射膜112の表面を露出させる。
続いて、図16の模式的断面図に示すように、ウエハの表面上に第1の貼り付け用金属層113aを蒸着等により形成する。
また、図17の模式的断面図に示すように、上記のようにして作製したウエハとは別途に、Si基板121の表面上に第2の貼り付け用金属層113bを蒸着等により形成したウエハを形成する。
次に、図18の模式的断面図に示すように、図17に示すウエハの第2の貼り付け用金属層113b上に図16に示すウエハの第1の貼り付け用金属層113a側を設置し、第1の貼り付け用金属層113aと第2の貼り付け用金属層113bとを加熱して貼り合わせる。なお、第1の貼り付け用金属層113aと第2の貼り付け用金属層113bとを貼り合わせることにより金属層113が形成される。
続いて、サファイア基板101およびバッファ層114を除去することにより、図19の模式的断面図に示すように、第1のn型GaN層102の表面を露出させる。ここで、サファイア基板101は裏面(第1のn型GaN層102が位置する側の表面とは反対側の表面)側から研磨後に、サファイア基板101の裏面側からレーザ光を照射することによってバッファ層114を溶融させて、サファイア基板101を剥離する。
次に、図20の模式的断面図に示すように、第1のn型GaN層102をエッチングすることによって、第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102の積層体の外周を取り囲むようにn層側分離溝123を形成する。
ここで、n層側分離溝123は、ウエハを分割して取り出される窒化物半導体発光ダイオード素子の形状が残るように形成される。また、n層側分離溝123は、上記の積層体を上記の積層体をドライエッチングやウエットエッチング等の手法で除去することにより形成することができるが、これらのエッチングに際しては、絶縁膜117をエッチングストップ層として機能させることが好ましい。
次に、露出した第1のn型GaN層102の表面をエッチングすることによって、図21の模式的断面図に示すように、第1のn型GaN層102の表面に凹凸を形成する。
次に、第1のn型GaN層102の表面上にレジストマスクを形成した後に、Ti層、Al層、Ti層およびAu層をこの順序で蒸着等することによって積層する。その後、リフトオフによりTi層、Al層、Ti層およびAu層の積層体の一部を除去することによって、図22の模式的断面図に示すように、n側パッド電極110を形成する。また、Si基板121の裏面にp側パッド電極109を形成する。
ここで、n側パッド電極110は、第1のn型GaN層102との接触面が溝部116の上方に対応する領域内に含まれるような大きさに形成されることが好ましい。この場合には、フォトリソグラフィ工程においてアライメントずれが生じた場合でもn側パッド電極110が発光層104の発光領域の上方の領域に重ならないようにすることができるため、安定して高い光取り出し効率を得ることができる傾向にある。
その後、たとえば図22に示す破線に沿ってウエハを分割することにより、図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子が得られる。図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、発光層104から発せられた光は主に第1のn型GaN層102の表面から外部に取り出されるため、第1のn型GaN層102の表面が主たる光取り出し面となる。特に、本実施の形態においては、主たる光取り出し面となる第1のn型GaN層102の表面に凹凸が形成されていることから、凹凸を形成しない場合と比べてより多くの光を外部に取り出すことができる。
以上のようにして得られた図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、上述したように、絶縁膜111により埋められた溝部116が電流阻止領域となる。ここで、発光層104からの光に対して不透明なn側パッド電極110が電流阻止領域となる溝部116の上方に形成された場合でも、n側パッド電極110の下方の発光層104の部分は除去されており、n側パッド電極110の下方では発光しないことから、従来のようにn側パッド電極110の下方で発光した光がn側パッド電極110で吸収される量を低減することができる。
それゆえ、図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子においては、電流の注入量に対して外部に取り出すことができる光子の割合が向上するため、従来と比べて光取り出し効率を向上させることができる。
図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、n側パッド電極110の下方に電流阻止領域を設けていない従来の窒化物半導体発光ダイオード素子と比べて、光取り出し効率を約30%向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、第1のn型GaN層102の表面を露出させてその露出表面を絶縁膜111で覆ったが、発光層104の表面を露出させてその露出表面を絶縁膜111で覆ってもよく、p型GaN層106またはp型AlGaN層105の表面を露出させるだけでもよい。
また、本実施の形態においては、絶縁膜111としてSiO2を用いたが、本発明においてはSiO2に限定されないことは言うまでもない。たとえば、絶縁膜111としてAlN等の窒化物を用いた場合には、熱伝導率が良くなるため、大電流密度駆動時の窒化物半導体発光ダイオード素子の特性を上げることができ、また、ドライエッチング時に、n型窒化物半導体層、発光層およびp型窒化物半導体層等の断面に発生する欠陥を修復する効果があるため、特に大電流密度駆動時や高温環境での駆動時に窒化物半導体発光ダイオード素子の特性が低下しない等の効果がある。
(実施の形態4)
図23に、本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子のさらに他の一例の模式的な断面図を示す。ここで、図23に示す窒化物半導体発光ダイオード素子は、電流阻止領域の形成のために、第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102の一部をリング状に除去する点で実施の形態3と異なっている。
このような形状でも、電流阻止領域の内側に残っている第2のn型GaN層107は外側の第2のn型GaN層107と分離されているため、電流が注入されず、その上方の発光層104にも電流が注入されないため発光しない。
このように、電流阻止領域の内側に第2のn型GaN層107、InGaNコンタクト層115、p型GaN層106、p型AlGaN層105、発光層104、n型SL層202および第1のn型GaN層102を残すことにより、n側パッド電極110にワイヤボンディングする時の衝撃が加わった場合でも、結晶の機械強度が十分であるためにクラックなどが発生しにくく、歩留まり良く製造できる。
(その他)
本発明において、基板の材質は上記の実施の形態1〜4で用いたものに限定されないことは言うまでもない。
また、本発明において、第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層についても、上記の実施の形態1〜4で用いたものに限定されないことは言うまでもない。
本発明において、第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層としては、それぞれ独立に、たとえば、AlxGayInzN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z≠0)の組成式で表わされる窒化物半導体結晶を用いることができ、n型窒化物半導体層には上記の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にシリコン等のn型不純物がドープされていてもよく、p型窒化物半導体層には上記の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にボロン等のp型不純物がドープされていてもよい。また、発光層にも上記の組成式で表わされる窒化物半導体結晶にn型不純物またはp型不純物がドープされていてもよく、発光層としては単一量子井戸構造を有するものを用いてもよく、多重量子井戸構造を有するものを用いてもよい。
なお、上記の組成式において、Alはアルミニウムを示し、Gaはガリウムを示し、Inはインジウムを示し、Nは窒素を示し、xはAlの組成比を示し、yはGaの組成比を示し、zはInの組成比を示す。また、第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層においては、上記の組成式のx、yおよびzの値がそれぞれ異なる窒化物半導体結晶を用いてもよいことは言うまでもない。
また、上記の実施の形態1〜4においては、n側パッド電極およびp側パッド電極としてTi層、Al層、Ti層およびAu層をこの順序で蒸着等することによって積層したものを用いているが、これに限定されないことは言うまでもない。
また、上記の実施の形態2および3においては、第1のn型窒化物半導体層または第2のn型窒化物半導体層よりも高抵抗の高抵抗材料としてSiO2を用いたが、本発明においてはSiO2に限定されないことは言うまでもない。また、高抵抗材料は、本発明の窒化物半導体発光素子の製造工程の少なくとも1つの工程において、ドライエッチング用のマスクとして利用されたものであってもよい。
また、上記の実施の形態1および2においてはそれぞれ第2のn型窒化物半導体層に接するコンタクト電極としてITOからなる透明導電膜108が用いられており、上記の実施の形態3および4においてはコンタクト電極として反射膜112が用いられているが、本発明において、コンタクト電極はこれらに限定されないことは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の窒化物半導体発光素子は、窒化物半導体発光ダイオード素子だけでなく、窒化物半導体レーザダイオード素子等の窒化物半導体発光ダイオード素子以外の発光素子にも利用することができる可能性がある。
本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の一例の模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図1に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子の他の一例の模式的な断面図である。 図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図6に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子のさらに他の一例の模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 図10に示す窒化物半導体発光ダイオード素子の製造方法の一例を説明するための模式的な断面図である。 本発明に係る窒化物半導体発光ダイオード素子のさらに他の一例の模式的な断面図である。
符号の説明
100 電流阻止領域、101 サファイア基板、102 第1のn型GaN層、103 n型AlGaN層、104 発光層、105 p型AlGaN層、106 p型GaN層、107 第2のn型GaN層、108 透明導電膜、109 p側パッド電極、110 n側パッド電極、111,117 絶縁膜、112 反射膜、113 金属層、113a 第1の貼り付け用金属層、113b 第2の貼り付け用金属層、114 バッファ層、115 InGaNコンタクト層、116 溝部、120 ウエハ、121 Si基板、122 p層側分離溝、123 n層側分離溝、202 n型SL層。

Claims (17)

  1. 第1のn型窒化物半導体層、発光層、p型窒化物半導体層および第2のn型窒化物半導体層をこの順に含む窒化物半導体発光素子であって、
    少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することにより形成された電流阻止領域を有することを特徴とする、窒化物半導体発光素子。
  2. 少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層および前記p型窒化物半導体層のそれぞれの一部を除去することにより形成された電流阻止領域を有することを特徴とする、請求項1に記載の窒化物半導体発光素子。
  3. 少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層、前記p型窒化物半導体層および前記発光層のそれぞれの一部を除去することにより露出した前記第2のn型窒化物半導体層の断面、前記p型窒化物半導体層の断面、前記発光層の断面および前記発光層の表面を絶縁膜で覆うことにより形成された電流阻止領域を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の窒化物半導体発光素子。
  4. 少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層、前記p型窒化物半導体層、前記発光層および前記第1のn型窒化物半導体層のそれぞれの一部を除去することにより露出した前記第2のn型窒化物半導体層の断面、前記p型窒化物半導体層の断面、前記発光層の断面、前記第1のn型窒化物半導体層の断面および前記第1のn型窒化物半導体層の表面を絶縁膜で覆うことにより形成された電流阻止領域を有することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  5. 前記絶縁膜は、前記第2のn型窒化物半導体層の表面の少なくとも一部を覆っていることを特徴とする、請求項3または4に記載の窒化物半導体発光素子。
  6. 前記第2のn型窒化物半導体層は、前記電流阻止領域とするべき領域の外周を囲むように除去されることを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  7. 前記第2のn型窒化物半導体層が主たる光取り出し面となり、前記電流阻止領域の上方にパッド電極が形成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  8. 前記パッド電極と前記第2のn型窒化物半導体層に接するように透明導電膜が形成されていることを特徴とする、請求項7に記載の窒化物半導体発光素子。
  9. 前記第2のn型窒化物半導体層の表面に凹凸が形成されていることを特徴とする、請求項7または8に記載の窒化物半導体発光素子。
  10. 前記第1のn型窒化物半導体層が主たる光取り出し面となり、パッド電極が前記第1のn型窒化物半導体層上に形成されており、前記パッド電極は、前記電流阻止領域の上方にに形成されていることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  11. 前記第2のn型窒化物半導体層と前記基板との間に高反射電極が位置していることを特徴とする、請求項10に記載の窒化物半導体発光素子。
  12. 前記第1のn型窒化物半導体層の表面に凹凸が形成されていることを特徴とする、請求項10または11に記載の窒化物半導体発光素子。
  13. 前記絶縁膜は、前記窒化物半導体発光素子の製造工程においてドライエッチング用のマスクとして利用されたものであることを特徴とする、請求項3から12のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子。
  14. 請求項1から13のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子を製造するための方法であって、
    基板上に、前記第1のn型窒化物半導体層、前記発光層、前記p型窒化物半導体層および前記第2のn型窒化物半導体層を含むウエハを形成する工程と、
    少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって前記電流阻止領域を形成する工程と、
    前記電流阻止領域の上方に前記パッド電極を形成する工程と、を含む、窒化物半導体発光素子の製造方法。
  15. 前記第2のn型窒化物半導体層はドライエッチングにより除去されることを特徴とする、請求項14に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  16. 少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって前記電流阻止領域を形成すると同時に前記第1のn型窒化物半導体層の表面の一部を露出させることを特徴とする、請求項14または15に記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
  17. 前記ウエハを分割して前記窒化物半導体素子を取り出すための分割溝を前記ウエハに設ける工程を含み、少なくとも前記第2のn型窒化物半導体層の一部を除去することによって前記電流阻止領域を形成すると同時に前記分割溝が形成されることを特徴とする、請求項14から16のいずれかに記載の窒化物半導体発光素子の製造方法。
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