JP2009169535A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】実際の車外環境やドライバのフィーリングに合った運転支援制御を実現することができる車両用運転支援装置を提供する。
【解決手段】制御ユニット5は、自車1の前方で認識した対象物に基づいてリスクポテンシャルの分布を生成するとともに、自車前方に自車1との相対位置に応じて異なる複数組の座標点群を設定し、自車1の直前に設定した走行確率n(0,G0)をリスクポテンシャルの分布状態に応じた分配比に従って自車近傍の座標点群の座標点から遠方に隣接する座標点群の複数の座標点へと順次シフトさせる。そして、このように走行確率を設定した各座標点に基づいて、走行確率が閾値以上で自車前方に座標点が連続する領域を自車1が走行可能な走行領域として設定することにより、実際の車外環境やドライバのフィーリングに合った走行領域を設定して好適な運転支援制御を実現できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車外環境を認識し、認識した車外環境情報に基づいて自車の運転支援制御を行う車両用運転支援装置に関する。
近年、車載したミリ波レーダや赤外線レーザレーダ等のレーダ手段、ステレオカメラや単眼カメラ等の撮像手段、或いは、これらレーダ手段と撮像手段との併用によって車両前方の車外情報を認識し、認識した車外情報に基づいて車両の各種制御等を行う運転支援装置については様々な提案がなされている。
この種の運転支援装置では、一般に、自車に作用するヨーレートや舵角、白線やガードレール等に基づいて自車走行路が推定される。例えば、特許文献1には、自車走行路前方での先行車の捕捉(検出)状態に応じて、追従走行制御と定速走行制御とを選択的に行う車間距離制御付クルーズコントロール(ACC;Adaptive Cruise Control)機能を備えた車両の制御装置において、操舵角センサおよびヨーレートセンサからの信号に基づいて進行路(自車走行路)を予測する技術が開示されている。
特開2006−347507号公報
しかしながら、上述の特許文献1に開示された技術のようにヨーレートや舵角等に基づいて自車走行路を推定する場合、実際の道路形状とは異なる領域を自車走行路として推定する等の虞がある。
一方、白線やガードレール等に基づいて自車走行路を推定する場合、白線等の認識が困難な状況では自車走行路を推定できなくなる等の虞がある。
さらに、上述のように推定された自車走行路に基づいてACC制御等の運転支援制御を行う場合において、自車走行路上に障害物等が検出された際に、実際には障害物等を迂回可能な領域が自車進行路に隣接して存在するにも拘わらず過剰な減速制御が行われる等、ドライバのフィーリングとはかけ離れた運転支援制御が行われてしまう虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、実際の車外環境やドライバのフィーリングに合った運転支援制御を実現することができる車両用運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明は、自車前方の対象物の情報を認識する車外情報認識手段と、自車に対して前記各対象物が及ぼすリスクポテンシャルの分布を演算するリスク分布演算手段と、自車の前方に当該自車との相対位置に応じて異なる複数組の座標点群を設定する座標点設定手段と、自車の直前に所定の走行確率を設定し当該走行確率を前記リスクポテンシャルの分布状態に応じた分配比に従って自車近傍の前記座標点群の座標点から遠方に隣接する前記座標点群の複数の座標点へと順次シフトさせて前記各座標点に自車の走行確率を設定する走行確率設定手段と、前記座標点の走行確率が閾値以上で自車前方に連続する領域を自車が走行することが可能な走行領域として設定する走行領域設定手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の車両用運転支援装置によれば、実際の車外環境やドライバのフィーリングに合った運転支援制御を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係わり、図1は運転支援装置を搭載した車両の概略構成図、図2は走行領域設定ルーチンを示すフローチャート、図3はリスクポテンシャル分布演算サブルーチンを示すフローチャート、図4は各座標点に対する走行確率演算サブルーチンを示すフローチャート、図5は自車前方のリスクマップの一例を示す説明図、図6は自車前方のリスクマップ上に設定した座標点の一例を示す説明図、図7は走行確率の演算方法の一例を示す説明図、図8は各座標点の走行確率に基づいて設定された走行領域の一例を示す説明図である。
図1において、符号1は自動車等の車両(自車両)を示し、この車両1には、運転支援装置2が搭載されている。この運転支援装置2は、例えば、ステレオカメラ3、ステレオ画像認識装置4、制御ユニット5等を主要部として構成されている。
また、自車両1には、自車速Vを検出する車速センサ11、運転支援制御のON−OFF信号が入力されるメインスイッチ13等が設けられており、自車速Vはステレオ画像認識装置4と制御ユニット5に入力され、運転支援制御のON−OFF信号等は制御ユニットに入力される。
ステレオカメラ3は、ステレオ光学系として例えば電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を用いた1組の(左右の)CCDカメラで構成されている。これら左右のCCDカメラは、それぞれ車室内の天井前方に一定の間隔を持って取り付けられ、車外の対象を異なる視点からステレオ撮像し、画像データをステレオ画像認識装置4に入力する。
ステレオ画像認識装置4は、先ず、ステレオカメラ3で撮像した自車両1の進行方向の1組のステレオ画像対に対し、対応する位置のずれ量から距離情報を求め、距離画像を生成する。そして、このデータを基に、周知のグルーピング処理を行い、予め記憶しておいた3次元的な道路形状データ、側壁データ、立体物データ等の枠(ウインドウ)と比較し、白線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データを抽出するとともに、立体物を、2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の各種立体物に分類して抽出する。
上述の認識した各データは、自車両1を原点とし、自車両1の前後方向をX軸、幅方向をY軸とする座標系において、それぞれの位置が演算され、特に、2輪車、普通車両、大型車両の車両データにおいては、その前後方向長さが、例えば、3m、4.5m、10m等と予め推定されて、また、幅方向は検出した幅の中心位置を用いて、その車両の現在存在する中心位置が(xobs,yobs)の座標で演算される。なお、車車間通信等により、車両の前後方向長さが精度良く得られる場合には、その長さデータを用いて、上述の中心位置を演算するようにしてもよい。
さらに、立体物データにおいては、自車両1からの距離のX軸方向変化及びY軸方向変化から自車両1に対する相対速度が演算され、この相対速度と自車両1の速度Vとに基づいて、それぞれの立体物のX軸方向速度、Y軸方向速度(vxobs,vyobs)が演算される。
こうして得られた各情報、すなわち、白線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データ、及び、立体物データ(種別、自車両1からの距離、中心位置(xobs,yobs)、速度(vxobs,vyobs)等)の各データは制御ユニット5に入力される。このように、本実施形態において、ステレオカメラ3及びステレオ画像認識装置4は、車外情報認識手段としての機能を有する。
制御ユニット5には、車速センサ11から自車速V、ステレオ画像認識装置4から白線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データ、及び、立体物データ(種別、自車両1からの距離、中心位置(xobs,yobs)、速度(vxobs,vyobs)等の各データが入力される。そして、制御ユニット5は、ステレオ画像認識装置4から入力される各対象物が自車1に対して及ぼすリスクポテンシャルの分布を演算する。また、制御ユニット5は、自車前方に、自車1との相対位置(例えば、X軸方向の相対位置)に応じて異なる複数組の座標点群を設定する。さらに、制御ユニット5は、自車1の直前に所定の走行確率(例えば、走行確率100%)を設定し、当該走行確率を自車前方のリスクポテンシャルの分布状態に応じた分配比に従って自車近傍の座標点群の座標点から遠方に隣接する座標点群の複数の座標点へと順次シフトさせて各座標点に自車の走行確率を設定する。そして、制御ユニット5は、座標点に設定された走行確率が閾値以上で自車前方に連続する領域を自車1が走行することが可能な走行領域として設定する。このように、本実施形態において、制御ユニット5は、リスク分布演算手段、座標点設定手段、走行確率設定手段、及び、走行領域設定手段としての各機能を有する。
このようにして自車両1の前方に走行領域を設定すると、制御ユニット5は、設定した走行領域に基づく車両1の運転支援制御を行う。この運転支援制御として、本実施形態では、例えば、ACC制御が行われる。すなわち、メインスイッチ13がONされると、制御ユニット5は、ステレオ画像認識装置4で認識した立体物データに基づいて走行領域上の先行車検出を行い、先行車が検出されていない定速走行制御時には、ドライバがセットした設定車速Vsetを目標車速Vtrgtとして設定し、電子制御スロットル弁15の開閉制御(エンジンの出力制御)を行うことで、自車速Vを目標車速Vtrgtに収束させる。さらに、制御ユニット5は、エンジンの出力制御のみでは十分な減速度が得られないと判断した場合に、アクティブブースタ16からの出力液圧の制御(ブレーキの自動介入制御)を併用し、自車速Vを目標車速Vtrgtに収束させる。また、制御ユニット5は、定速走行制御を行っている際に、先行車を検出した場合には、追従走行制御へと移行する。そして、追従走行制御へと移行すると、制御ユニット5は、追従目標車間距離Dtuijuに基づいて目標車速Vtrgtを設定し、電子制御スロットル弁15の開閉制御(エンジンの出力制御)を行うことで、車間距離Dnowを追従目標車間距離Dtuijuに収束させる。さらに、制御ユニット5は、エンジンの出力制御のみでは十分な減速度が得られないと判断した場合に、アクティブブースタ16からの出力液圧の制御(ブレーキの自動介入制御)を併用し、車間距離Dnowを追従目標車間距離Dtuijuに収束させる。ここで、追従目標車間距離Dtuijuは、例えば、自車速Vに応じて可変設定される。すなわち、制御ユニット5には、例えば、追従目標車間距離設定用のマップが予め設定され格納されており、制御ユニット5は、このマップを参照して、自車速Vが大きくなるほど追従目標車間距離Dtuijuを長く設定する。
次に、制御ユニット5で行われる走行領域設定について、図2に示す走行領域設定ルーチンに従って説明する。このルーチンは、設定時間毎に繰り返し実行されるもので、ルーチンがスタートすると、制御ユニット5は、先ず、ステップS101において、ステレオ画像認識装置4で認識された車外情報の取得を行う。すなわち、制御ユニット5は、白線データ、道路に沿って存在するガードレール、縁石等の側壁データ、及び、立体物データ(種別、自車両1からの距離、中心位置(xobs,yobs)、速度(vxobs,vyobs)等)の各データをステレオ画像認識装置4から読み込む。
続くステップS102において、制御ユニット5は、取得した車外情報に基づいて自車前方のリスクポテンシャルの分布(リスクマップ)を演算する。このリスクポテンシャル分布の演算は、例えば、図3に示すリスクポテンシャル演算サブルーチンに従って行われ、サブルーチンがスタートすると、制御ユニット5は、先ず、ステップS201において、白線(ガードレール、側壁も白線と同等に扱うものとする)を対象とする現在のリスク関数Rlineを、以下の(1)式により、演算する。
Rline=Kline・y …(1)
ここで、Klineは、予め設定したゲインである。すなわち、白線を対象とする現在のリスク関数Rlineは、左右の白線(ガードレール、側壁も白線と同等に扱う)で認識される走行路の中央を中心軸とする2次関数で与えられる。なお、本実施形態では、リスク関数Rlineを2次関数としているが、リスク関数Rlineは、走行路の中央から白線に近いほど、より大きなリスク値を導く関数であれば良く、例えば、4次或いは6次の関数とすることもできる。また、本実施形態では、ガードレール、側壁も白線と同等に扱って2次のリスク関数Rlineを与えるようにしているが、ガードレール、側壁の場合は、白線に対するリスク関数Rlineとは異なる関数に変更し、白線の場合よりも大きなリスク値を導くようにしてもよい。例えば、左右の白線に対するリスク関数Rlineを2次関数で与えた場合、ガードレール、側壁に対しては4次或いは6次の関数に変更する。また、同じ2次関数であってもゲインKlineの値を大きな値に変更するようにしてもよい。さらに、白線に対するリスク関数Rlineは、走行路の中央を中心軸とする例に限らず、中心軸をオフセットさせて、左側と右側の白線とでリスク値を互いに異ならせるようにしてもよい。
次いで、ステップS202に進むと、制御ユニット5は、立体物(2輪車、普通車両、大型車両、歩行者、電柱等その他の各種立体物)を対象とする現在のリスク関数Robsを、以下の(2)式により、演算する。
Robs=Kobs・exp(−((xobs−x)/(2・σxobs))
−((yobs−y)/(2・σyobs))) …(2)
ここで、Kobsは、予め設定したゲインである。また、σxobsは予め設定しておいた対象のX軸方向の分散を示し、σyobsは、予め設定しておいた対象のY軸方向の分散を示し、これら分散σxobs、σyobsは、例えば、ステレオカメラ3による認識精度が低いほど大きく設定するようにしてもよい。また、分散σxobs、σyobsは、対象の種別が、普通車両及び大型車両の場合を基準として、歩行者、2輪車である場合は大きく設定し、それ以外の立体物の場合は小さくするようにしてもよい。さらに、自車両1と対象となる立体物の幅方向のラップ率に応じて設定するようにしても良い。
さらに、実際の走行においては、立体物が自車両1に対する順方向の速度成分を有する移動物(順方向移動物)である場合にはリスクが小さく、立体物が自車両1に対する逆方向の速度成分を有する移動物(逆方向移動物)である場合にはリスクが大きくなることが考えられるため、上述の(2)式において、自車両1との相対速度に応じてリスク値を増減させる補正項を加えることが望ましい。
次いで、ステップS203に進むと、制御ユニット5は、現在のトータルリスク関数Rを、以下の(3)式により、演算する。
R=Rline+Robs …(3)
次いで、ステップS204に進み、t秒後の立体物位置(xobs(t),yobs(t))を、以下の(4)式により推定する。
(xobs(t),yobs(t))=(xobs+vxobs・t,yobs+vyobs・t) …(4)
次に、ステップS205に進み、上述のステップS204で推定したt秒後の立体物位置(xobs(t),yobs(t))を、上述のステップS203で演算したトータルリスク関数Rのx及びyにそれぞれ代入し、t秒後のトータルリスク関数R(xobs(t),yobs(t))を設定した後、サブルーチンを抜ける。これにより、例えば、図5に示すように、自車両1の前方の領域にリスクマップが設定される。
メインルーチンにおいて、ステップS102からステップS103に進むと、制御ユニット5は、リスクマップが設定された自車前方の領域に、複数の座標点を設定する。本実施形態において、各座標点は、例えば、自車両1を基準として設定間隔毎(例えば、5m毎)に設定されるメッシュ上の格子点で構成され、各座標点(格子点)は、自車両1に対してX軸方向の距離が互いに等しいもの同士が、格子点群G0,G1,…,Gmaxとしてそれぞれグループ分けされている(例えば、図6参照)。
次いで、ステップS104に進むと、制御ユニット5は、各座標点上を自車両1が走行する確率を演算する。この走行確率の演算は、例えば、図4に示す走行確率演算サブルーチンに従って行われ、サブルーチンがスタートすると、制御ユニット5は、先ず、ステップS301において、自車直前の座標点(0,G0)を選択し、当該座標点に所定の走行確率n(0,G0)(例えば、走行確率n(0,G0)=100)を設定する。
次いで、ステップS302に進むと、現在選択中の座標点に対応する次グループの座標点を抽出する。本実施形態において、現在選択中の座標点に対応する座標点としては、当該選択中の座標点に対し、次グループ(次の座標点群G)中で最も近い3つの座標点が抽出される。すなわち、図7において、例えば、現在選択中の座標点が(0,G0)である場合、対応する座標点として、座標点群G1の中から、(-1,G1)、(0,G1)、(1,G1)が抽出される。
そして、ステップS303に進むと、制御ユニット5は、抽出した各座標点でのリスクポテンシャルrをそれぞれ読み込み、続くステップS304において、現在選択中の座標点における走行確率を、次座標点群Gから抽出した各座標点に対し、各リスクポテンシャルrに応じた配分比で分配する。
例えば、現在選択中の座標点の走行確率をN、選択中の座標点に対応して次座標点群Gから抽出された各座標点の走行確率をn1,n2,n3、抽出された各座標点上のリスクポテンシャルをr1,r2,r3とし、リスクマップ上でとり得るリスクポテンシャルの最大値を100とすると、各走行確率n1〜n3は、以下の(5)〜(7)式により、演算される。
n1=N・(100−r1)/(300−(r1+r2+r3)) …(5)
n2=N・(100−r2)/(300−(r1+r2+r3)) …(6)
n3=N・(100−r3)/(300−(r1+r2+r3)) …(7)
但し、本実施形態において、抽出された座標点でのリスクポテンシャルが予め設定された閾値以上である場合には、当該座標点への走行確率の分配はキャンセルされる。なお、走行確率の分配の際には、リスクポテンシャルのみならず、例えば、操舵角やヨーレート等を参照して自車1の旋回方向を判定し、判定した旋回方向の配分率を高くする補正を行っても良い。
そして、ステップS305に進むと、制御ユニット5は、同一座標点群Gの全ての座標点を選択したか否かを調べ、未だ全ての座標点を選択していないと判定した場合には、ステップS306に進み、同一座標点群Gの中から新たな座標点を選択した後、ステップS302に戻る。
一方、ステップS305において、同一座標点群Gの全ての座標点を選択したと判定すると、制御ユニット5は、ステップS307に進み、現在の座標点群がG(max-1)の座標点群であるか否かを調べる。
そして、ステップS307において、現在の座標点群がG(max-1)の座標点群ではないと判定すると、制御ユニット5は、ステップS308に進み、自車1の遠方で現在の座標点群Gに隣接する座標点群を新たに選択した後、ステップS306に進む。
一方、ステップS307において、現在の座標点群がG(max-1)であると判定すると、制御ユニット5は、そのままサブルーチンを抜ける。
これにより、自車前方に設定された全ての座標点上に自車1の走行確率が設定される。なお、図7からも明らかなように、例えば、座標点(0,G2)における走行確率n(0,G2)は、座標点(-1,G1),(0,G1),(1,G1)からそれぞれ分配された走行確率の和で構成される。このように、本実施形態において、各座標点における走行確率は、自車1の直前の座標点(0,G0)に設定された走行確率n(0,G0)が各座標点で離合集散しながら遠方の座標点群Gへとシフトすることにより設定される。
メインルーチンにおいて、ステップS104からステップS105に進むと、制御ユニット5は、ステップS104で各座標点に設定した走行確率nに基づいて自車が走行することが可能な走行領域を設定した後、ルーチンを抜ける。すなわち、例えば、図8に示すように、制御ユニット5は、走行確率が予め設定した閾値以上である座標点を抽出し、抽出した座標点(例えば、図中で○印を付した座標点)で囲まれた領域を自車1の走行領域として設定する。
このような実施形態によれば、自車1の前方で認識した対象物に基づいてリスクポテンシャルの分布を生成するとともに、自車前方に自車1との相対位置に応じて異なる複数組の座標点群を設定し、自車1の直前に設定した走行確率n(0,G0)をリスクポテンシャルの分布状態に応じた分配比に従って自車近傍の座標点群の座標点から遠方に隣接する座標点群の複数の座標点へと順次シフトさせることにより、簡単な演算により各座標点に自車1の走行確率を設定することができる。そして、このように走行確率を設定した各座標点に基づいて、走行確率が閾値以上で自車前方に座標点が連続する領域を自車1が走行可能な走行領域として設定(推定)することにより、実際の車外環境やドライバのフィーリングに合った走行領域を設定して好適な運転支援制御を実現することができる。
この場合、特に、ヨーレート等や白線等のみに依存することなく走行領域を設定することができるので、様々な走行状態や車外環境においても好適な走行領域の設定を実現することができる。また、走行領域は障害物等に起因したリスクの高い領域を回避することを前提として推定されるので、ドライバのフィーリングに合った運転支援制御を実現することができる。
運転支援装置を搭載した車両の概略構成図 走行領域設定ルーチンを示すフローチャート リスクポテンシャル分布演算サブルーチンを示すフローチャート 各座標点に対する走行確率演算サブルーチンを示すフローチャート 自車前方のリスクマップの一例を示す説明図 自車前方のリスクマップ上に設定した座標点の一例を示す説明図 走行確率の演算方法の一例を示す説明図 各座標点の走行確率に基づいて設定された走行領域の一例を示す説明図
符号の説明
1 … 車両(自車両)
2 … 運転支援装置
3 … ステレオカメラ(車外情報認識手段)
4 … ステレオ画像認識装置(車外情報認識手段)
5 … 制御ユニット(リスク分布演算手段、座標点設定手段、走行確率設定手段、走行領域設定手段)
11 … 車速センサ
13 … メインスイッチ
15 … 電子制御スロットル弁
16 … アクティブブースタ

Claims (1)

  1. 自車前方の対象物の情報を認識する車外情報認識手段と、
    自車に対して前記各対象物が及ぼすリスクポテンシャルの分布を演算するリスク分布演算手段と、
    自車の前方に当該自車との相対位置に応じて異なる複数組の座標点群を設定する座標点設定手段と、
    自車の直前に所定の走行確率を設定し当該走行確率を前記リスクポテンシャルの分布状態に応じた分配比に従って自車近傍の前記座標点群の座標点から遠方に隣接する前記座標点群の複数の座標点へと順次シフトさせて前記各座標点に自車の走行確率を設定する走行確率設定手段と、
    前記座標点の走行確率が閾値以上で自車前方に連続する領域を自車が走行することが可能な走行領域として設定する走行領域設定手段とを備えたことを特徴とする車両用運転支援装置。
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