JP2011113488A - 経路作成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】演算時間と精度の双方を考慮して適切な走行経路を作成すること。
【解決手段】経路作成装置1は、ノードを繋ぐ線分を順次接続することにより開始点から目標点までの車両の走行経路を作成する装置である。この経路作成装置1は、少なくとも開始点を含むノードの群のうちの一点からステップサイズで示される距離内に存在する新たなノードを設定する処理を、目標点から所定の範囲内にノードが設定されるまで繰り返し実行し、設定されたノードを繋ぐ線分を順次接続することにより走行経路を作成する作成部17bと、車両の状況又は該車両の周辺の状況を検出する手段(障害物検出装置11や白線検出装置12など)と、検出された状況に基づいてステップサイズを決定するステップサイズ決定部17aと、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行経路を作成する経路作成装置に関する。
従来から、ロボットの移動経路をRRT(Rapidly-exploring Random Tree)という手法を用いて作成(計画)する技術が知られている(下記非特許文献1参照)。このような経路作成技術を車両制御に適用すれば、例えば衝突を回避するための最適な走行経路を作成することができる。
小倉,岡田,稲葉,井上、「HRP−2における統合型システムソフトウェア環境による統合行動計画システム」、第21回ロボット学会学術講演会予稿集、2003年、pp.2A13
しかしながら、一般的なRRTではノードの位置を決めるためのステップサイズというパラメータを一定にしているので、車両の走行経路作成にRRTをそのまま導入すると、場合によっては演算負荷が増大したり所望の精度の結果を得られなかったりする可能性がある。
そこで本発明は、演算時間と精度の双方を考慮して適切な走行経路を作成することが可能な経路作成装置を提供することを目的とする。
本発明の経路作成装置は、ノードを繋ぐ線分を順次接続することにより開始点から目標点までの車両の走行経路を作成する経路作成装置であって、少なくとも開始点を含むノードの群のうちの一点からステップサイズで示される距離内に存在する新たなノードを設定する処理を、目標点から所定の範囲内にノードが設定されるまで繰り返し実行し、設定されたノードを繋ぐ線分を順次接続することにより走行経路を作成する作成手段と、車両の状況又は該車両の周辺の状況を検出する検出手段と、検出手段により検出された状況に基づいてステップサイズを決定する決定手段と、を備えることを特徴とする。
このような発明によれば、走行経路を構成するノード同士の間隔に当たるステップサイズが車両又はその周辺の状況に基づいて定められるので、当該状況に応じて走行経路の精度及び演算時間を適切に調整することができる。その結果、演算時間と精度の双方を考慮して適切な走行経路を作成できる。
本発明の経路作成装置では、検出手段が車両の周辺環境を検出し、決定手段が、検出手段により検出された周辺環境に基づいて該車両が走行可能な領域を算出し、算出された領域の面積が小さいほどステップサイズを小さくしてもよい。
この場合、検出された車両の周辺環境に基づいて走行可能領域が算出され、その領域が狭いほどステップサイズが小さく設定される。したがって、より正確な運転が要求される場面においてよりきめ細かな走行経路を作成することができる。
本発明の経路作成装置では、検出手段が車両の運転状況を検出し、決定手段が、検出手段により検出された運転状況に基づいて、作成しようとする走行経路の精度を決定し、決定された精度が高いほどステップサイズを小さくしてもよい。
この場合、検出された車両の運転状況に基づいて走行経路の精度が決定され、その精度が高いほどステップサイズが小さく生成される。したがって、求められる精度に応じて走行経路を作成することができる。
本発明の経路作成装置では、検出手段が車両周辺の障害物の位置を検出し、決定手段が、検出手段により検出された障害物の位置に基づいてノードと該障害物との近接度を算出し、算出された近接度が高いほどステップサイズを小さくしてもよい。
この場合、検出された障害物の位置に基づいてノードと障害物との近接度、すなわち障害物への接近の度合いが算出され、障害物に近いほどステップサイズが小さく生成される。したがって、より正確な運転が要求される障害物付近においてよりきめ細かな走行経路を作成することができる。
本発明の経路作成装置では、検出手段が車両の現在位置を検出し、決定手段が、検出手段により検出された現在位置に基づいて車両とノードとの距離を算出し、算出された距離が短いほどステップサイズを小さくしてもよい。
この場合、車両の近傍ほどステップサイズが小さく設定されるので、比較的すぐに運転することになる、現地点から所定の地点までの間の走行経路をよりきめ細かく作成することができる。
このような経路作成装置によれば、走行経路を構成するノード同士の間隔に当たるステップサイズが車両又はその周辺の状況に基づいて定められるので、演算時間と精度の双方を考慮して適切な走行経路を作成できる。
各実施形態に係る経路作成装置の構成を示す図である。 (a),(b)はRRTを用いた経路作成の手順を示す図である。 (a)〜(c)はRRTを用いた経路作成の手順を示す図である。 RRTを用いた経路作成の手順を示す図である。 衝突予測時間(TTC)とステップサイズとの関係の例を示すグラフである。 ノード−車両間の距離とステップサイズとの関係の例を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、図1〜4を用いて、第1実施形態に係る経路作成装置1の機能及び構成を説明する。経路作成装置1は車両の走行経路を作成する装置であり、図1に示すように障害物検出装置11、白線検出装置12、道路検出装置13、走行状況検出装置14、周辺環境データベース15、制御切替スイッチ16、及び経路作成ECU17を備えている。経路作成装置1は、表示装置3、警報装置4、及び運転支援装置5を制御する運転支援ECU2と接続されている。
障害物検出装置11はミリ波レーダやレーザレーダ等を含んで構成され、車両周辺に存在する障害物(建物やガードレール等のような、車両の走行を妨げる物)の位置を検出する装置である。障害物検出装置11は所定の間隔で検出処理を実行し、検出結果を随時、障害物情報として経路作成ECU17に出力する。
白線検出装置12はカメラや画像処理装置等を含んで構成され、道路上に付された白線(車線)の位置を検出する装置である。白線検出装置12は所定の間隔で検出処理を実行し、検出結果を随時、白線情報として経路作成ECU17に出力する。
道路検出装置13はレーザレーダ等を含んで構成され、道路の形状を検出する装置である。道路検出装置13は所定の間隔で検出処理を実行し、検出結果を随時、道路形状情報として経路作成ECU17に出力する。
走行状況検出装置14は車輪速センサやヨーレートセンサ、操舵角センサ等を含んで構成され、速度や操舵角といった車両の運転状況を検出する装置である。走行状況検出装置14は所定の間隔で検出処理を実行し、検出結果を随時、運転情報として経路作成ECU17に出力する。
周辺環境データベース15はカーナビゲーションシステムの一部を構成し、車両周辺の地図情報を記憶する装置である。周辺環境データベース15は経路作成ECU17からのアクセスを受け付け、要求された地図情報を経路作成ECU17に出力する。
制御切替スイッチ16は、運転支援の方法を切り替えるための入力装置である。運転者はこのスイッチ16を操作して、運転者に対して警報を発することだけを行う警報のみモードと、警報に代えて又はそれとともにブレーキやステアリングを制御する介入モードのどちらかを選択できる。制御切替スイッチ16は、切替操作が行われると選択されたモードを制御モード情報として経路作成ECU17及び運転支援ECU2に出力する。
以上説明した各検出装置、データベース及びスイッチは、後述するステップサイズを決定するための情報である、車両あるいはその周辺の状況を検出する手段であるといえる。
経路作成ECU17は、RRTという手法を用いて開始点から目標点までの車両の走行経路(目標経路)を作成する電子制御ユニット(ECU)である。この経路作成ECU17は機能的構成要素としてステップサイズ決定部(決定手段)17a及び作成部(作成手段)17bを備えている。ステップサイズ決定部17aはRRTで用いられるパラメータであるステップサイズε(m)を決定する手段である。作成部17bはそのステップサイズεに基づいて開始点から目標点までの間にノード(中継点)を設定し、最後にノードを繋ぐ線分を順次接続することで走行経路を作成する手段である。これらの構成要素は、RRTアルゴリズムを含む所定のプログラムがECUに読み込まれて実行されることで実現される。
説明の都合上、まず図2〜4を用いて作成部17bの経路作成処理(RRTアルゴリズム)を説明し、続いてステップサイズ決定部17aの機能を説明する。
車両が走行できる自由空間Fと車両が走行できない衝突空間(障害物)Bとから構成される状態空間Cにおいて、開始点(ツリーのルートノード)q_init及び目標点q_goalが図2(a)に示すように設定されたとする。作成部17bはまず、状態空間Cからランダムに点q_randを抽出する(図2(b)参照)。このとき、作成部17bが一定の確率で目標点q_goalをq_randとするように、当該確率が設定されている。続いて作成部17bは、ツリー上のノードの中から、点q_randに最も近いノードq_nearを探す。作成処理開始直後はツリーを構成するノードが図2(b)のように開始点q_initしか存在しないので、q_near=q_initとなる。
続いて作成部17bは、点q_nearから点q_randに向かって一定の距離ε進んだ地点に新たなノードq_newを設定する(図3(a)参照)。この距離εがステップサイズであり、ステップサイズ決定部17aから入力される。このとき、点q_randとq_nearとの距離がステップサイズεよりも小さければ、作成部17bは点q_randをそのまま新たなノードq_newとして設定する(図3(b)参照)。また、図3(c)に示すようにノードq_newの位置が衝突空間B内に位置した場合は、作成部17bはこのノードq_new及び対応する点q_randを破棄し、新たに点q_randを抽出するところから処理をやり直す。
作成部17bは点q_randの抽出からノードq_newの設定までの処理を、目標点q_goalから所定の距離λ内にノードq_newが設定されるまで繰り返す(図4参照)。なお、値λはステップサイズεと同じでもよいし異なってもよい。続いて作成部17bは、図4に示すように二つのノードを繋ぐ線分を順次接続することで、開始点q_initから0個以上のノードq_newを経て目標点q_goalに至る走行経路Rを作成する。そして作成部17bは、生成した走行経路Rを示す経路情報を運転支援ECU2に出力する。
次にステップサイズ決定部17aについて説明する。本実施形態において、ステップサイズ決定部17aは車両の走行状況に基づいてステップサイズを決定する。ここでは、リスクマップ生成領域の広さに基づく手法、及び算出する走行経路の精度に基づく手法の二つを説明する。
まず、リスクマップ生成領域の広さに基づいてステップサイズを決定する手法について説明する。リスクマップ生成領域とは車両が走行可能な領域のことをいう。したがって、例えば、車両が単路を走行中であるときなどは、車両が交差点や駐車場に位置しているときなどよりも一般にリスクマップ生成領域が小さいといえる。ステップサイズ決定部17aは、例えば入力された障害物情報、白線情報、道路形状情報、及び周辺環境データベース15から読み出した地図情報のうちの少なくとも一つに基づいて、車両が現在走行している道路を含むリスクマップ生成領域を算出する。続いてステップサイズ決定部17aはリスクマップ生成領域の面積を算出し、その面積と予め記憶している所定の閾値とを比較する。そして、領域の面積がその閾値よりも小さければステップサイズをεとし、そうでなければステップサイズをε(ただしε>ε)とする。そして、ステップサイズ決定部17aは決定したステップサイズを作成部17bに出力する。
なお、面積の閾値の設定方法は任意であるが、例えば単路の場合は値εが選択され、交差点や駐車場の場合には値εが選択されるように閾値を設定することが考えられる。
次に、算出する走行経路の精度に基づいてステップサイズを決定する手法について説明する。走行経路の精度の決定方法は任意であるが、例えばステップサイズ決定部17aは走行場面に応じて精度を決めてもよい。この場合ステップサイズ決定部17aは、入力された障害物情報、白線情報、道路形状情報、運転情報、及び周辺環境データベース15から読み出した地図情報のうちの少なくとも一つに基づいて走行場面を推定する。走行場面としては、例えばレーン維持、路外逸脱回避、障害物回避、駐車などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。そしてステップサイズ決定部17aは推定した走行場面に基づいて算出する走行経路の精度を決定する。例えば、ステップサイズ決定部17aは障害物回避や駐車の場面では精度を高くすると決定し、レーン維持や路外逸脱回避の場面では精度を低くすると決定するが、精度の決定方法は任意である。
また、ステップサイズ決定部17aは運転者が設定した制御モードに応じて精度を決めても良い。すなわちステップサイズ決定部17aは、入力された制御モード情報が介入モードを示す場合には精度を高くすると決定し、当該情報が警報のみモードを示す場合には精度を低くすると決定する。
このように走行経路に求める精度を決めた後に、ステップサイズ決定部17aはその精度に応じてステップサイズを設定する。具体的にはステップサイズ決定部17aは、精度を高く設定した場合にはステップサイズをεとし、そうでなければステップサイズをε(ただしε>ε)とする。そして、ステップサイズ決定部17aは決定したステップサイズを作成部17bに出力する。
上記の例では、ステップサイズ決定部17aはステップサイズをε,εのいずれかに設定したが、より細かくステップサイズを設定してもよい。例えば、ステップサイズ決定部17aは面積又は危険度に応じてより他段階にステップサイズを設定してもよい。具体的には、面積又は危険度とステップサイズとの関係が線形になるようにステップサイズを設定することなどが考えられる。
ステップサイズ決定部17aは、上記のいずれかの方法で決定したステップサイズを作成部17bに出力する。これを受けて作成部17bは上記のような経路作成処理を実行する。本実施形態では、ステップサイズ決定処理は走行経路を作成する処理の冒頭で一回だけ実行される。なお、走行経路作成処理自体は繰り返し(例えば周期的に)実行され得る。
図1に戻って、運転支援ECU2は、経路情報に基づいて運転者又は運転を支援する制御を実行するECUである。運転支援ECUは入力された経路情報に基づいて表示装置3や警報装置4、運転支援装置5を制御する。
ここで、表示装置3はメータやヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)等を含んで構成され、テキストや画像で構成される情報を提供する装置である。また、警報装置4はスピーカを含んで構成され、音声案内や警報音を発する装置である。運転支援装置5はブレーキ・アクチュエータや電動パワーステアリング(EPS)アクチュエータを含んで構成され、減速や操舵を自動的に行うことで運転を補助する装置である。
運転支援ECU2は入力された制御モード信号が警報のみモードを示す場合には運転支援装置5を作動させず、介入モードを示す信号が入力された場合にのみ運転支援装置5を制御する。運転支援ECU2における経路情報の利用方法は任意である。例えば運転支援ECU2は、経路情報で示される走行経路を表示装置3に表示してもよい。また運転支援ECU2は、経路情報で示される走行経路と実際の走行経路とのずれが所定値以上になった場合に警報装置4から警報を発したり運転支援装置5を作動させたりしてもよい。
以上説明したように本実施形態によれば、走行経路を構成するノード同士の間隔に当たるステップサイズが車両又はその周辺の状況に基づいて定められるので、当該状況に応じて走行経路の精度及び演算時間を適切に調整することができる。すなわち、演算時間と精度の双方を考慮して適切な走行経路を作成できる。具体的には、精度が求められる場合にはノード間の距離が短く設定されてよりきめ細かい(滑らかな)走行経路が作成される。一方、精度がある程度低くてもよい場合には、ノード間の距離が長くなるので目標点に至るまでのノード設定処理の繰り返し回数が少なくて済み、その分演算時間を短縮することができる。
例えば一手法によれば、検出された車両の周辺環境に基づいて走行可能領域(リスクマップ生成領域)が算出され、その領域が狭いほどステップサイズが小さく設定される。したがって、より正確な運転が要求される場面においてよりきめ細かな走行経路を作成することができる。
また別の手法によれば、検出された車両の運転状況に基づいて走行経路の精度が決定され、その精度が高いほどステップサイズが小さく生成される。したがって、求められる精度に応じて走行経路を作成することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る経路作成装置1の機能及び構成を説明する。第1実施形態と異なる点はステップサイズの決定方法なのでこの点について特に説明し、他の部分については説明を省略する。また、装置のハードウェア構成や機能ブロックは第1実施形態と同様なので、当該実施形態と同一の符号を用いて説明する。
作成部17bは基本的に第1実施形態と同様に走行経路を作成するが、ノードq_nearを探索した時点でステップサイズεの計算(再計算)をステップサイズ決定部17aに要求する点で第1実施形態と異なる。作成部17bはノードq_nearの位置情報を含む要求信号をステップサイズ決定部17aに出力し、それに応じてステップサイズ決定部17aから入力されるステップサイズを用いて新たなノードq_newを設定する。したがって本実施形態では、下記のステップサイズ決定処理はノードq_newを設定しようとする度に実行される。
ステップサイズ決定部17aはノードq_nearの周辺にある障害物の位置に基づいてステップサイズを決定する。ステップサイズ決定部17aは、例えば入力された障害物情報、道路形状情報、及び周辺環境データベース15から読み出した地図情報のうちの少なくとも一つに基づいて障害物の位置を算出する。続いてステップサイズ決定部17aはノードq_nearと障害物との近接度、すなわち当該ノードから障害物までの距離又は衝突予測時間(Time to Collision:TTC)を算出する。
続いてステップサイズ決定部17aは、予め記憶している近接度(距離又は衝突予測時間)とステップサイズとの対応関係にその算出結果を当てはめることでステップサイズを決定し、その値を作成部17bに出力する。例えばステップサイズ決定部17aは、図5のグラフで示される衝突予測時間とステップサイズとの対応関係に基づいて、算出した衝突予測時間(秒)に対応するステップサイズ(m)を読み出し、作成部17bに出力する。近接度とステップサイズとの対応関係は、近接度が高いほど、すなわち障害物までの距離又は衝突予測時間が小さいほどステップサイズが大きくなるように設定される。
本実施形態において、ステップサイズ決定部17aは障害物の位置に基づいて生成した障害物エリアに基づいてステップサイズを決定してもよい。ここで、障害物エリアとは、車両が何らかの障害物に衝突する可能性がある領域、又はその可能性が一定値以上である領域のことをいう。
ステップサイズ決定部17aは、例えば入力された障害物情報、道路形状情報、及び周辺環境データベース15から読み出した地図情報のうちの少なくとも一つに基づいて障害物の位置を算出し、その算出結果に基づいて障害物エリアの範囲を決定する。続いて、ステップサイズ決定部17aは入力された要求信号で示されるノードq_nearが障害物エリアの中に位置するか否かを判定し、障害物エリア内であればステップサイズをεに設定し、そうでなければε(ただしε>ε)に設定する。そしてステップサイズ決定部17aは設定したステップサイズを作成部17bに出力する。
以上説明したように本実施形態によれば、検出された障害物の位置に基づいてノードと障害物との近接度、すなわち障害物への接近の度合いが算出され、障害物に近いほどステップサイズが小さく生成される。したがって、より正確な運転が要求される障害物付近においてよりきめ細かな走行経路を作成することができる。また、ノードと障害物との近接度に応じてステップサイズが演算中に動的に変わるので、精度及び演算時間の双方を考慮して走行経路が作成されることになる。例えば、それほど高い精度が求められない部分で不必要にきめ細かな経路が作成されて演算時間が増大することを防止できる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る経路作成装置1の機能及び構成を説明する。第1実施形態と異なる点はステップサイズの決定方法なのでこの点について特に説明し、他の部分については説明を省略する。また、装置のハードウェア構成や機能ブロックは第1実施形態と同様なので、当該実施形態と同一の符号を用いて説明する。
作成部17bは、第2実施形態と同様に、ノードq_nearを探索した時点でステップサイズεの計算(再計算)をステップサイズ決定部17aに要求する。作成部17bはノードq_nearの位置情報を含む要求信号をステップサイズ決定部17aに出力し、それに応じてステップサイズ決定部17aから入力されるステップサイズを用いて新たなノードq_newを設定する。したがって本実施形態でも、下記のステップサイズ決定処理はノードq_newを設定しようとする度に実行される。
ステップサイズ決定部17aは車両の現在位置とノードq_nearとの距離に基づいてステップサイズを決定する。ステップサイズ決定部17aは、例えば周辺環境データベース15から読み出した地図情報に基づいて車両の現在位置を算出し、続いてノードq_nearと車両の現在位置との距離を算出する。続いてステップサイズ決定部17aは、算出した距離に応じてステップサイズを決定する。
一つの方法として、ステップサイズ決定部17aは算出された距離が所定の閾値以下か否かでステップサイズを設定してもよい。すなわちステップサイズ決定部17aは、算出された距離が閾値X以下であればステップサイズをεに設定し、そうでなければε(ただしε>ε)に設定する。そしてステップサイズ決定部17aは設定したステップサイズを作成部17bに出力する。ここで、上記閾値Xは固定でもよいし、車速が高いほどXを大きくするなどのように、車両の走行状況に応じて変えてもよい。
別の方法として、ステップサイズ決定部17aは予め記憶している距離(m)とステップサイズとの対応関係に算出された距離を当てはめることでステップサイズを決定し、その値を作成部17bに出力してもよい。ステップサイズ決定部17aは、例えば図6のグラフで示される車両−ノードq_near間の距離(m)とステップサイズ(m)との対応関係に基づいて、算出した距離に対応するステップサイズを読み出し、作成部17bに出力する。距離とステップサイズとの対応関係は、ノードq_nearが車両に近いほどステップサイズが大きくなるように設定される。
以上説明したように本実施形態によれば、車両の近傍ほどステップサイズが小さく設定されるので、比較的すぐに運転することになる、現地点から所定の地点までの間の走行経路をよりきめ細かく作成することができる。また、ノードと車両との距離に応じてステップサイズが演算中に動的に変わるので、精度及び演算時間の双方を考慮して走行経路が作成されることになる。例えば、それほど高い精度が求められない部分で不必要にきめ細かな経路が作成されて演算時間が増大することを防止できる。
以上、本発明をその実施形態に基づいて詳細に説明した。しかし、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。
上記各実施形態の経路作成装置1の車両への搭載方法は任意である。例えば、経路作成装置1全体を車両に搭載して当該車両、すなわち自車両の移動経路を作成してもよい。また、経路作成ECU17以外の部分を車両に搭載し、経路作成ECU17に相当する機能を車外のシステムに埋め込み、当該システムと車両とを通信ネットワークで結ぶことで当該車両の移動経路を作成してもよい。
1…経路作成装置、11…障害物検出装置(検出手段)、12…白線検出装置(検出手段)、13…道路検出装置(検出手段)、14…走行状況検出装置(検出手段)、15…周辺環境データベース(検出手段)、16…制御切替スイッチ(検出手段)、17…経路作成ECU、17a…ステップサイズ決定部(決定手段)、17b…作成部(作成手段)。

Claims (5)

  1. ノードを繋ぐ線分を順次接続することにより開始点から目標点までの車両の走行経路を作成する経路作成装置であって、
    少なくとも前記開始点を含む前記ノードの群のうちの一点からステップサイズで示される距離内に存在する新たなノードを設定する処理を、前記目標点から所定の範囲内にノードが設定されるまで繰り返し実行し、設定されたノードを繋ぐ線分を順次接続することにより前記走行経路を作成する作成手段と、
    前記車両の状況又は該車両の周辺の状況を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された状況に基づいて前記ステップサイズを決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする経路作成装置。
  2. 前記検出手段が前記車両の周辺環境を検出し、
    前記決定手段が、前記検出手段により検出された周辺環境に基づいて該車両が走行可能な領域を算出し、算出された領域の面積が小さいほど前記ステップサイズを小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路作成装置。
  3. 前記検出手段が前記車両の運転状況を検出し、
    前記決定手段が、前記検出手段により検出された運転状況に基づいて、作成しようとする前記走行経路の精度を決定し、決定された精度が高いほど前記ステップサイズを小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路作成装置。
  4. 前記検出手段が前記車両周辺の障害物の位置を検出し、
    前記決定手段が、前記検出手段により検出された障害物の位置に基づいて前記ノードと該障害物との近接度を算出し、算出された近接度が高いほど前記ステップサイズを小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路作成装置。
  5. 前記検出手段が前記車両の現在位置を検出し、
    前記決定手段が、前記検出手段により検出された現在位置に基づいて前記車両と前記ノードとの距離を算出し、算出された距離が短いほど前記ステップサイズを小さくする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の経路作成装置。
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