JP2009168239A - 自己倍力可変式ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 いかなる状況下でも、小容量のアクチュエータにて適正な自己倍力機能を発揮でき、後進時でも自己倍力性能を確保できる自己倍力可変式ブレーキ装置を提供する。
【解決手段】 アクチュエータ6、7によるインナパッド3のディスクロータ2回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッド3がディスクロータ2に押圧され、それにより発生したインナパッド3とディスクロータ2との摩擦力により連れ回るインナパッド3によってディスクロータ2への押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置において、前記自己倍力機構に自己倍力比を任意で調整可能な自己倍力可変機構21を付設したことにより、インナパッド3およびアウタパッド4とディスクロータ2との間の摩擦係数が変化しても、低コストにて適正で安定した制御力が得られる自己倍力可変機能を発揮させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディを介してインナパッドとアウタパッドによりディスクロータを挟圧してブレーキ動作を行うブレーキ装置であって、アクチュエータによるインナパッドのディスクロータ回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッドがディスクロータに押圧され、それにより発生したインナパッドとディスクロータとの摩擦力により連れ回るインナパッドによってディスクロータへの押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置に関する。
車両において使用されるディスクブレーキ装置にあって、インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディを介してインナパッドとアウタパッドによりディスクロータを挟圧してブレーキ動作を行うキャリパディスクブレーキ装置が知られている。そして、そのようなキャリパディスクブレーキ装置にあって、従来油圧で押圧されるピストンに代わり、電動モータによりブレーキパッドを押圧する簡素な構造で信頼性の高い電動機械式のディスクブレーキ装置が多用されるようになってきている。しかしながら、大きな制動力を必要とするディスクブレーキでは、大きな押圧力を必要とするところから、大出力の電動モータが必要で装置が大がかりになった。そのようなことから、サーボ機構(自己倍力)を備えたものが提案されている(例えば下記特許文献1参照)。
特公表2004−525325号公報(公報要約書参照)
特許文献1に開示された従来の電気機械式ブレーキを図7を用いて簡単に説明すると、電気アクチュエータは、楔118に互いに向き合って作用して作動力を生成する2つの駆動機構134、134’を有し、低作動力の範囲、すなわちtanα≒μ(但しμは摩擦部材116とブレーキ操作されるブレーキディスク114との間の摩擦係数)の範囲内で、前記2つの駆動装置134、134’は互いに向き合って作用してブレーキ力を生成するように構成されている。楔118はその背面側(図面左側)にブレーキディスク114の各回転方向に対応する楔面を有し、それらの楔面はいずれもブレーキディスク114に対して傾斜角αで配置され、ブロック状対向軸受122の相補的楔面121、121’に支持されている。楔118および対向軸受122は、駆動機構134、134’が生じる作動力を高める自己倍力装置の部分を構成している。
つまり、電気アクチュエータの駆動により2つの駆動機構134、134’のいずれかが作動すると、対向軸受122がブレーキディスク114の回転方向のいずれかに移動する。これによって、楔118は摩擦部材116をブレーキディスク114の側面に押圧する。摩擦部材116とブレーキディスク114との摩擦力によりブレーキディスク114と連れ回る楔118は相補的楔面121、121’のいずれかによって、さらにブレーキディスク114側面への押圧力を増大させる自己倍力機能を発揮する。なお、摩擦部材116が摩耗すると、調整装置142における図示省略の電動モータ等を用いて、対向軸受122に離脱不能に接合されたネジ付きボルト124の一組ずつをそれぞれ回動させて、対向軸受122とブレーキキャリパ126との間の隙間を調整するように構成されている。
このような構成を備えた電気機械式ブレーキによって、前進時および後進時のいずれの場合でも、配管等を要することなく簡素なアクチュエータのみにて自己倍力機能を備えたブレーキ装置が実現できることとなった。しかしながら、この従来例にあって、自己倍力機能を発揮する楔面121、121’の傾斜角度が一定であるため、発生する自己倍力比(通常、μ/(tanα−μ)で表される)は一定であった。そのため、摩擦材の摩擦係数(μ)は、熱等の履歴により変化するため、摩擦係数の変化によっては、必ずしも高い倍力比が得られず、フェード等で摩擦係数が低下した状況では、自己倍力比が大きく低下し、大きな制御エネルギーを必要とする結果、電動モータの小型化を阻害していた。
そこで本発明は、前記従来の自己倍力式ブレーキ装置の課題を解決して、いかなる状況下でも、小型小容量のアクチュエータにて適正な自己倍力機能を発揮させることができ、前進時は言うに及ばず後進時でも充分な自己倍力性能を確保できる自己倍力可変式ブレーキ装置を提供することを目的とする。
このため本発明は、インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディを介してインナパッドとアウタパッドによりディスクロータを挟圧してブレーキ動作を行うブレーキ装置であって、アクチュエータによるインナパッドのディスクロータ回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッドがディスクロータに押圧され、それにより発生したインナパッドとディスクロータとの摩擦力により連れ回るインナパッドによってディスクロータへの押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置において、前記自己倍力機構に自己倍力比を任意で調整可能な自己倍力可変機構を付設したことを特徴とする。また本発明は、前記自己倍力可変機構における自己倍力比可変制御が、アクチュエータの操作制御力と発生する制動力とを比較して推定されたパッドとディスクロータとの間の摩擦係数に基づいてなされるように構成したことを特徴とする。また本発明は、前記自己倍力機構が、キャリパボディにおけるアンカプレート上に載置されインナパッドの移動に伴い該インナパッドをディスクロータに押圧すべく揺動する、頂部がインナパッドの支持部に軸支されるとともに、その両底辺部のそれぞれを支点としてアンカプレート上にて揺動可能に構成されたトグル部材から構成されたことを特徴とする。また本発明は、前記自己倍力可変機構が、アンカプレートとキャリパボディとの間に介設されたアジャスタ部を螺合調整することにより、前記トグル部材を載置したアンカプレートのディスクロータに対する位置を調整するアジャスタモータを備えることを特徴とする。また本発明は、前記自己倍力機構が、ローラを介設して対向面を扇形に切り欠いた対向する少なくとも一対のカムホイールのそれぞれを前記インナパッド側とキャリパボディ側とに対向して配設して構成したことを特徴とする。また本発明は、前記自己倍力可変機構が、前記カムホイールを回転させて扇形に切り欠いた前記ローラに対するカム面の角度を変更する可変モータを備えることを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディを介してインナパッドとアウタパッドによりディスクロータを挟圧してブレーキ動作を行うブレーキ装置であって、アクチュエータによるインナパッドのディスクロータ回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッドがディスクロータに押圧され、それにより発生したインナパッドとディスクロータとの摩擦力により連れ回るインナパッドによってディスクロータへの押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置において、前記自己倍力機構に自己倍力比を任意で調整可能な自己倍力可変機構を付設したことにより、インナパッドとディスクロータとの間の摩擦係数が変化するようないかなる状況下でも、インナパッドをディスクロータの回転接線方向に駆動するだけの小型小容量なアクチュエータを用いて、低コストにて適正で安定した制御力が得られる自己倍力可変機能を発揮させることができる。
また、前記自己倍力可変機構における自己倍力比可変制御が、アクチュエータの操作制御力と発生する制動力とを比較して推定されたパッドとディスクロータとの間の摩擦係数に基づいてなされるように構成した場合は、フェード等によりパッドとディスクロータとの間の摩擦係数が低下して、高い自己倍力比が得られないような場合でも、パッドとディスクロータとの間に適正な自己倍力比を得て所定の制動力を確保できる。
さらに、前記自己倍力機構が、キャリパボディにおけるアンカプレート上に載置されインナパッドの移動に伴い該インナパッドをディスクロータに押圧すべく揺動する、頂部がインナパッドの支持部に軸支されるとともに、その両底辺部のそれぞれを支点としてアンカプレート上にて揺動可能に構成されたトグル部材から構成された場合は、トグル部材がその両底辺部のいずれかを揺動支点に選択して、前進時は言うに及ばず後進時にも、頂部に位置するインナパッドを確実にディスクロータ側に円弧運動により揺動・移動させて、ブレーキ動作におけるパッドクリアランスを埋める初期の挙動において迅速な応答性を得て自己倍力機能を発揮させることができ、しかも、アンカプレートをキャリパボディと別部材にて強度等の特性、製作性等を自在に選定して設計の自由度を向上できる。さらにまた、前記自己倍力可変機構が、アンカプレートとキャリパボディとの間に介設されたアジャスタ部を螺合調整することにより、前記トグル部材を載置したアンカプレートのディスクロータに対する位置を調整するアジャスタモータを備える場合は、自己倍力機構を構成するトグル部材を載置するアンカプレートの位置を調整するだけで、トグル部材の揺動角を変更して自己倍力比を変更調整することができる。また、前記アジャスタモータはパッド摩耗追従のためのアジャスタも兼用することができる。
また、前記自己倍力機構が、ローラを介設して対向面を扇形に切り欠いた対向する少なくとも一対のカムホイールのそれぞれを前記インナパッド側とキャリパボディ側とに対向して配設して構成した場合は、対向面が扇形に切り欠かれたカムホイールとローラとの間の簡素なカム機構のカム作用により、前進時はもとより後進時にも確実にブレーキ動作と自己倍力機能を発揮させることができる。さらに、前記自己倍力可変機構が、前記カムホイールを回転させて扇形に切り欠いた前記ローラに対するカム面の角度を変更する可変モータを備える場合は、可変モータによるカムホイールの回転で直接カム面の角度を変更できるので自己倍力可変精度がより高くなる。
以下本発明に係る自己倍力可変式ブレーキ装置を実施するための好適な形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第1実施例を示す初期状態の平断面図、図2は同、制動時の平断面図、図3は同、α可変の制御ブロック図、図4は同、α可変の制御フロー図、図5は従来のものと本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置によるものとのブレーキ制御力と摩擦との関係比較図、図6は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第2実施例を示す要部平断面図である。本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の基本的な構成は、図1に示すように、インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディ1を介してインナパッド3とアウタパッド4によりディスクロータ2を挟圧してブレーキ動作を行うブレーキ装置であって、アクチュエータ6、7によるインナパッド3のディスクロータ2回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッド3がディスクロータ2に押圧され、それにより発生したインナパッド3とディスクロータ2との摩擦力により連れ回るインナパッド3によってディスクロータ2への押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置において、前記自己倍力機構に自己倍力比を任意で調整可能な自己倍力可変機構21を付設したことを特徴とする。
図1は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第1実施例を示すもので、初期状態の平断面図である。車体の静止部等に固定されるサポート22に対してキャリパボディ1が摺動ピン5によって内外(図1の図面上では上下)にスライド自在に構成されている。つまり、サポート22に対してキャリパボディ1がフローティング形態にて設置されている。ディスクロータ2の内外に位置して、それぞれインナパッド3とアウタパッド4が配置される。インナパッド3の背面側(図1の図面上では下側)である内側のキャリパボディ1内には、インナパッド押圧機構を兼ねて自己倍力機構を構成するトグル部材11およびアクチュエータを構成する第1および第2電動モータ6および7等が配設される。
電動モータ6、7は好適には、前記ディスクロータ2の円周上にてトグル部材11の両側に振り分けて配設する。これにより、トグル部材11の両側にてバランス良く円滑にインナパッド3をディスクロータ2の回転接線方向に駆動することができ、しかも1つずつのアクチュエータとしての電動モータ6、7の容量をより小さくできる。トグル部材11の両側に振り分けて配設された各電動モータ6、7は、ディスクロータ2の回転軸と平行な回転軸を有している。各電動モータ6、7の出力ギヤ6A、7Aはそれぞれ第1および第2偏心カムギヤ8、9の外周の歯部と噛合する。これら偏心カムギヤ8、9の回転軸も各電動モータ6、7の回転軸と平行に配置される。
前記各偏心カムギヤ8、9の外周部には、インナパッド3側に突出させて第1および第2偏心カムピン8A、9Aが設置され、前記インナパッド3の基板であるプレッシャプレート10に対応して刻設されたピンガイド溝10A、10A(図1の下部の図)内に挿入される。これらの電動モータの出力ギヤ6A、7A、偏心カムギヤ8、9、偏心カムピン8A、9A、プレッシャプレート10におけるピンガイド溝10A、10Aの噛合および挿入掛止関連構成が図2の下部に明瞭に描かれている。電動モータ6側にて説明(電動モータ7側も同様)すると、電動モータ6の出力ギヤ6Aが偏心カムギヤ8を回転駆動させると、偏心カムギヤ8の外周部に設置された偏心カムピン8Aを半径の腕の長さにて回転させ、偏心カムピン8Aがピンガイド溝10Aに挿入掛止されたプレッシャプレート10を梃子作用による大きな力でディスクロータ2の回転接線方向に移動させることを可能にする。
前記インナパッド3の基板であるプレッシャプレート10の中央内側に形成された支持部10Bに、略正三角形状のトグル部材11の頂部が支軸11Aにて軸支されるとともに、その両底辺部が前記ディスクロータ2に対する位置調整可能に配設されたアンカプレート12上にフリーの状態で、転動または摺動自在に載置される。したがって、トグル部材11はその両底辺部における両側の第1および第2支軸11B、11C近傍のそれぞれのいずれかを揺動支点として選択して揺動可能に構成されている。つまり、後述するように、前進時あるいは後進時に、ディスクロータ2の正転時あるいは逆転時の回転接線方向に駆動されるプレッシャプレート10の移動に応じて、トグル部材11の両底辺部における支軸11Cあるいは支軸11B近傍を揺動支点として揺動することで、ディスクロータ2の正転時あるいは逆転時のいずれの場合も、プレッシャプレート10を介してインナパッド3をディスクロータ2の側面に押し付けることができる。前記アンカプレート12は、キャリパボディ1の底部1A上に載置されたアンカ部14の軸に螺合された筒状のアジャスタ部13を介してキャリパボディ1に設置される。
前記筒状のアジャスタ部13の外周部にはアジャスタギヤ13Aが形成され、該アジャスタギヤ13Aには本発明の自己倍力可変機構として機能するアジャスタモータ15の出力ギヤ15Aが噛合される。アジャスタモータ15の正転または逆転によりアジャスタギヤ13Aがいずれかの方向に回転してアンカ部14の軸に螺合するアジャスタ部13を進退させる。それにより、前記アンカプレート12をディスクロータ2に対して進退させるので、後述する制動開始時のトグル部材11の揺動角αを変更することで、自己倍力比を任意で調整できることになる。
このように構成された本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置のブレーキ動作を図2を用いて説明する。図2にはアジャスタギヤ13Aに噛合するアジャスタモータ15は図示省略されている。図2の矢印にて示す方向を正転の車両前進方向とする。一対の電動モータ6、7の正転により、その出力ギヤ6A、7Aが正転してそれらに噛合する各偏心カムギヤ8、9が矢印の時計方向(図2の下部の図面上)に回転する。これに伴い、各偏心カムギヤ8、9の外周部に設置された偏心カムピン8A、9Aも時計方向に回転移動し、これらの偏心カムピン8A、9Aをピンガイド溝10Aに挿入掛止したプレッシャプレート10が梃子作用による大きな力でディスクロータ2の回転接線方向(矢印)に移動する。これに伴い、トグル部材11は、アンカプレート12上にて両底辺部における一方の支軸11C近傍を揺動支点として時計方向(図面上)に揺動角度αだけ揺動するので、トグル部材11における頂部の支軸11Aを円弧運動にてディスクロータ2側に移動させる。これにより、インナパッド3をディスクロータ2の側面に押し付けてブレーキ動作を開始する。前記トグル部材11における頂部の支軸11Aが円弧運動を描くことにより、ブレーキ動作におけるパッドクリアランスを埋める初期の挙動において迅速な応答性が得られる。
インナパッド3およびアウタパッド4がディスクロータ2の側面に押し付けられると、それらの間の摩擦係数μに応じてインナパッド3およびアウタパッド4に回転接線方向のブレーキトルクが発生する。それに伴い、前記トグル部材11に揺動運動を生じて、さらにインナパッド3およびアウタパッド4にディスクロータ2の側面への押圧力が発生する。これが自己倍力機能である。自己倍力は、トグル部材11の揺動角αと摩擦係数μとの関係で、プレッシャプレート10に作用する電動モータ6、7の回転接線方向の作用力(制御力)Fmと、制動力Fbとは、Fm=Fb・(tanα−μ)/μの関係になる。tanα=μでは、結果として作用力Fmは非常に小さな力で、大きな制動力Fbが得られることになる。一方、車両の後進時には、ディスクロータ2は図1の矢印方向と反対方向に回転する。電動モータ6、7も変速機の後進位置に連動させる等して逆回転させることで、インナパッド3のプレッシャプレート10を図面左方向に移動させ、トグル部材11を、アンカプレート12上にて両底辺部における他方の支軸11B近傍を揺動支点として反時計方向(図面上)に揺動運動させる。以下の動作は前記前進時と同様なので、説明を省略する。
しかしながら、従来のものの制御力Fmと摩擦係数μとの関係図である図5(A)に示すように、摩擦係数μは、制動動作を短時間で繰り返すフェード等の条件下で低下する状況が生じて摩擦係数μがtanαから大きくずれてしまい、そのような場合、制御力Fmは大きな力が必要になるので電動モータが大型化し、装置の小型化を阻害する。ここで、本実施例は、インナパッド3およびアウタパッド4とディスクロータ2との間のギャップを調整するものとしてアジャスタモータ15(図1)を有しており、制動時の揺動角αを摩擦係数μの変化に対応させて、前記アンカプレート12の位置を調整して制御力Fmが小さくて済むように調整して、操作エネルギーが最も効率的に制御されるように揺動角αを可変とした。なお、前記アジャスタモータ15は、適宜の制御回路等を用いて、パッド摩耗時に発生した過揺動ストークに応じてその摩耗に追従してアンカプレート12の位置ひいてはインナパッド3の位置を適正位置に調整するアジャスタも兼用することができる。
図3は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置における、α可変の制御ブロック図である。前述の作動を実施するものとして、該制御ブロック図に示すように、フェード等の条件下で低下する状況が生じて摩擦係数μがtanαから大きくずれた場合でも、制御力検出手段と制動力検出手段(または制動力推定手段)の計算値から、摩擦係数μを推定するμ推定手段を設置し、操作エネルギーが最も効率的になるように、揺動角αを選定して変更する可変手段(アジャスタモータ)を設置したものである。
図4は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置における、α可変の制御フロー図であり、前記図3の制御ブロック図の構成のものの制御フローを示す。ステップS1にて制動が開始されると、プレッシャプレート10が電動モータ6、7により移動し、それに伴いトグル部材11が揺動傾斜する。このとき、インナパッド3およびアウタパッド4とディスクロータ2との摩擦係数μが低下してtanαと大きく乖離すると、トグル部材11の揺動角α0 の時点で( ステップS2)、制動力Fbが要求された制動力に達せず、電動モータ6、7の与える制御力Fmが予め設定された所定の値(x)を超えると(ステップS3)、ステップS4のμ判定手段にて摩擦係数μが低下していると判断して、アジャスタモータ15(図1)を作動させ、アンカプレート12を下方(図1の)へ移動させる。これにより、ステップS5にて、ブレーキ操作を最も効率的に行えるトグル部材の揺動角α1 まで調整される。
その結果、摩擦係数μが低下しても、制御力Fmは小さい力の範囲で要求された制動力Fbが得られる操作を行うことができるため、制御力Fmと摩擦係数μとの関係図である図5(B)に示すように、電動モータ6、7の出力を小さくすることができる。実施例では、ステップでαを可変としているが、連続的に変化させてもよい。また、揺動角αの制御は、直接的にαを検出する手段や、アンカプレート12とプレッシャプレート10との間の距離を検出してαを推定する手段を付加して、αの値をより最適値に操作することも含まれる。
図6は本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第2実施例を示す要部平断面図である。図6(A)(B)に示すように、本実施例の自己倍力機構は、ローラ24Aを介設して対向面を扇形に切り欠いたカム面22C、23Cを有する対向する少なくとも一対のカムホイール22A、23Aのそれぞれを前記インナパッド3側とキャリパボディ1側とに対向して配設して構成したものである。電動モータ6による偏心カムギヤ8を介したプレッシャプレート10の駆動形態等は前記第1実施例のものと同様なので詳述は省略する。本実施例では可変モータ25、26を配設するために、電動モータ6は対向する一対のカムホイール22A、23Aの片側にのみ配設される。
図示の例では、ローラ24Aを介設して対向面を扇形に切り欠いた対向する少なくとも一対のカムホイール22A、23Aには、減速ギヤ27、28を介して併設された同様のローラ24Bを介設して対向面を扇形に切り欠いたカム面22C、23Cを有する対向する一対のカムホイール22B、23Bが配設される。図6(A)(B)では、カムホイール22、23のカム面の傾斜角がディスクロータ2の側面に対して所定の角度αに調整されている。この状態にてブレーキ動作を開始すると、電動モータ6、偏心カムギヤ等の回転により、図6(B)に示すように、インナパッド3がキャリパボディ1側に対してディスクロータ2の回転接線方向に移動する。それに伴い、カムホイール22、23のカム面22C、23Cとローラ24との間のカム作用により、プレッシャプレート10をキャリパボディ1側から遠避ける。すなわちインナパッド3およびアウタパッド4がディスクロータ2の側面に押圧される。
このブレーキ力によって、インナパッド3およびアウタパッド4とディスクロータ2との間の摩擦力によってインナパッド3がディスクロータ2と連れ回り、カムホイール22、23のカム面22C、23Cとローラ24との間のカム作用により、インナパッド3およびアウタパッド4がさらにディスクロータ2側に押し付けられて自己倍力作用がなされる。ディスクロータ2の円周方向に併設された一対のカムホイール22、23により、バランスよく確実かつ強固にブレーキ動作と自己倍力機能が発揮される。そして、対向面が扇形に切り欠かれたカムホイール22、23とローラ24との間の簡素なカム機構のカム作用により、前進時はもとより後進時にも確実にブレーキ動作と自己倍力機能を発揮させることができる。前記扇形に切り欠かれたカムホイール22のカム面22C、23Cについては、前進側と後進側とで傾斜角度を異ならせて標準の自己倍力比の特性を前進側と後進側とで異ならせることもできる。
図6(C)は自己倍力可変機構の動作を説明する図である。プレッシャプレート10側に併設して設けたカムホイール22A、22B間に噛合する減速ギヤ27を出力軸25Aで駆動する第1可変モータ25をプレッシャプレート10に設置し、キャリパボディ1側に併設して設けたカムホイール23A、23B間に噛合する減速ギヤ28を出力軸26Aで駆動する第2可変モータ26をキャリパボディ1に設置する。このように構成したので、前述したように、制御力検出手段と制動力検出手段の計算値から、推定された摩擦係数μを用いて操作エネルギーが最も効率的になるように選定されたカムホイール22、23の揺動角α(α0 からα1 に変更)にすべく、前記第1可変モータ25および第2可変モータ26を駆動回転させて減速ギヤ27、28を介してカムホイール22A、22B、23A、23Bを回転させる。好適には、第1および第2可変モータ25および26を同期させて同じ揺動角α1 を得るように構成されるが、場合によっては異なった揺動角を得るように第1可変モータ25と第2可変モータ26との回転数を僅かに異ならせることもできる。かくして、インナパッドおよびアウタパッドとディスクロータとの間の摩擦係数が変化するようないかなる状況下でも、インナパッドおよびアウタパッドをディスクロータの回転接線方向に駆動するだけの小型小容量なアクチュエータを用いて、低コストにて適正で安定した制御力が得られる自己倍力可変機能を発揮させることができる。しかも、可変モータ25、26によるカムホイール22、23の回転で直接カム面の角度を変更できるので自己倍力可変精度がより高くなる。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、キャリパボディの形状(インナパッド側からアウタパッドの外側に延設される形状等)、形式およびそのサポートへの取付け摺動形態(摺動ピンの他、適宜の摺動部材が採用できる)、アクチュエータの形状、形式(好適には電動モータが採用されるが、流体モータを排除するものではない)および数(トグルタイプの場合、好適には小型小容量の2つの電動モータを、ディスクロータの円周上にてトグル部材の両側に振り分けて配設される)、偏心カムピンの設置形態を含む偏心カムギヤの形状、形式、インナパッドのディスクロータの回転接線方向への駆動形態(プレッシャプレートにおけるピンガイド溝の形状、前進時と後進時とで偏心カムピンとの間に発生する操作力を異ならせるようにピンガイド溝を傾斜させてもよい。該溝への偏心カムピンの挿入掛止形態等)、トグル部材の形状(実施例のような中実の略正三角形状の他、頂部支軸を頂点とする山形形状、中空の略正三角形状等)、形式およびそのインナパッド(プレッシャプレート)への支持形態ならびにキャリパボディ(アンカプレート)への載置形態(フリーの状態で、転動または摺動自在)、キャリパボディにおけるアンカプレートのディスクロータに対するアジャストモータによる位置調整形態(アジャスタ部とアンカ部との螺合部の進退によるものを好適とするが、アジャスタモータが直接にアンカプレートの位置を調整することもできる)、扇形の角度を含むカムホイールの形状、形式およびそれらの配設形態(併設された一対のカムホイール間に噛合する減速ギヤをアジャスタモータが駆動するのを好適とするが、1個のカムホイールのみが配設されるタイプの場合には、該カムホイールの外周にウォーム噛合するアスタモータの出力軸により回転させるようにしてもよい)ならびにプレッシャプレートおよびキャリパボディへの支持形態等については適宜選定できる。実施例に記載の諸元はあらゆる点で単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。
本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第1実施例を示す初期状態の平断面図である。 同、制動時の平断面図である。 同、α可変の制御ブロック図である。 同、α可変の制御フロー図である。 従来のものと本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置によるものとのブレーキ制御力と摩擦との関係比較図である。 本発明の自己倍力可変式ブレーキ装置の第2実施例を示す初期状態および自己倍力可変状態を示す要部平断面図である。 自己倍力装置を備えた従来の電気機械式ブレーキの説明図である。
符号の説明
1 キャリパボディ
1A 底部
2 ディスクロータ
3 インナパッド
4 アウタパッド
6 第1アクチュエータ(電動モータ)
6A 第1出力ギヤ
7 第2アクチュエータ(電動モータ)
7A 第2出力ギヤ
8 第1偏心カムギヤ
8A 第1偏心カムピン
9 第2偏心カムギヤ
9A 第2偏心カムピン
10 プレッシャプレート
10A ピンガイド溝
11 トグル部材
11A 頂部支軸
11B 第1支軸
11C 第2支軸
12 アンカプレート
13 アジャスタ部
13A アジャスタギヤ
15 アジャスタモータ
15A 出力ギヤ

Claims (6)

  1. インナパッド押圧機構を内蔵したキャリパボディを介してインナパッドとアウタパッドによりディスクロータを挟圧してブレーキ動作を行うブレーキ装置であって、アクチュエータによるインナパッドのディスクロータ回転接線方向への駆動に伴い前記インナパッドがディスクロータに押圧され、それにより発生したインナパッドとディスクロータとの摩擦力により連れ回るインナパッドによってディスクロータへの押圧力が増加する自己倍力機構を備えた自己倍力式ブレーキ装置において、前記自己倍力機構に自己倍力比を任意で調整可能な自己倍力可変機構を付設したことを特徴とする自己倍力可変式ブレーキ装置。
  2. 前記自己倍力可変機構における自己倍力比可変制御が、アクチュエータの操作制御力と発生する制動力とを比較して推定されたパッドとディスクロータとの間の摩擦係数に基づいてなされるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の自己倍力可変式ブレーキ装置。
  3. 前記自己倍力機構が、キャリパボディにおけるアンカプレート上に載置されインナパッドの移動に伴い該インナパッドをディスクロータに押圧すべく揺動する、頂部がインナパッドの支持部に軸支されるとともに、その両底辺部のそれぞれを支点としてアンカプレート上にて揺動可能に構成されたトグル部材から構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の自己倍力可変式ブレーキ装置。
  4. 前記自己倍力可変機構が、アンカプレートとキャリパボディとの間に介設されたアジャスタ部を螺合調整することにより、前記トグル部材を載置したアンカプレートのディスクロータに対する位置を調整するアジャスタモータを備えることを特徴とする請求項3に記載の自己倍力可変式ブレーキ装置。
  5. 前記自己倍力機構が、ローラを介設して対向面を扇形に切り欠いた対向する少なくとも一対のカムホイールのそれぞれを前記インナパッド側とキャリパボディ側とに対向して配設して構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の自己倍力可変式ブレーキ装置。
  6. 前記自己倍力可変機構が、前記カムホイールを回転させて扇形に切り欠いた前記ローラに対するカム面の角度を変更する可変モータを備えることを特徴とする請求項5に記載の自己倍力可変式ブレーキ装置。
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