JP2009532643A - 電気機械式のディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

本発明は、電気機械式のディスクブレーキであって、自己増力装置としての傾斜機構(24,28)を有している形式のものに関する。本発明に基づき、摩擦ブレーキライニング(14)の駆動のための歯列部(36)は、傾斜機構(24,28)の転動体(24)間に、殊に転動体(24)によって画定された仮想の平面(34)の幾何学的な平面重心点上に配置されている。これにより、負荷は転動体(24)に均一に分配され、ディスクブレーキ(10)の作動の際のブレーキディスク(16)への摩擦ブレーキライニング(14)の押圧力は、均一に分配されて、不均一なライニング摩耗を避けるようになっている。

Description

本発明は、電気機械式のディスクブレーキ若しくは部分ライニングディスクブレーキであって、摩擦ブレーキライニング、ディスクブレーキ若しくは部分ライニングディスクブレーキの作動のために摩擦ブレーキライニングをブレーキディスクに向けて押圧するための電気機械式の作動装置、及び自己増力装置を備えており、自己増力装置は、傾斜機構を有しており、傾斜機構は、摩擦ブレーキライニングを、前記ブレーキディスクの周方向(円周方向)でかつ該ブレーキディスクに対して所定の傾斜角度で移動可能に支持していて、回転するブレーキディスクから、制動時に該ブレーキディスクへ圧着された摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられた摩擦力を、摩擦ブレーキライニングの押圧力に変換するようになっており、押圧力は、作動装置から生ぜしめられた押圧力に加えて、摩擦ブレーキライニングをブレーキディスクに向けて押圧するようになっており、傾斜機構は3つの傾斜部及び該各傾斜部上を転動する転動体を有しており、該転動体は仮想の1つの三角形の各角に配置されていて、摩擦ブレーキライニングを支持している形式のものに関する。この種の電気機械式のディスクブレーキは、自己増力形電気機械式のディスクブレーキとも称される。部分ライニングディスクブレーキは、摩擦ライニングがブレーキディスクの全周の一部分にわたってしか延びていないディスクブレーキを意味している。一般的にディスクブレーキは、ブレーキディスクの周囲の1つの箇所に配置された1つのキャリパ及び該キャリパ内に配置されていてブレーキディスクの周方向でブレーキディスクの周囲の一部分にわたって延びる摩擦ブレーキライニング(制動パッド又は摩擦パッド)を備えている。
R307476号明細書には自己増力形電気機械式のディスクブレーキを記載してあり、公知のディスクブレーキは、可動の摩擦ブレーキライニングを備えており、摩擦ブレーキライニングは、ディスクブレーキの作動のために電気機械式の作動装置によってブレーキディスクに向けて押圧されるようになっている。電気機械式の作動装置は電動モータ、機械式の減速伝動装置、並びに電動モータ及び減速伝動装置の回転運動を摩擦ブレーキライニングの移動のための並進に変換するための歯列伝動装置から成っている。電気機械式の作動装置の別の構成も可能であり、例えば回転運動はねじ式伝動部若しくはカムを用いて並進運動に変換されてよい。
公知のディスクブレーキは傾斜機構(傾斜装置)から成る自己増力装置を有しており、傾斜機構は3つの傾斜部を備えており、3つの傾斜部(傾斜面)は、1つの直線上には位置しない3つの箇所で摩擦ブレーキライニングを支持している。このような支持は、仮想の1つの三角形の各角(辺の各交点)での三点支持とも称され、力学的に安定して、一定である。傾斜部(傾斜面)は、ブレーキディスクに対して所定の傾斜角度でブレーキディスクの周方向に延びている。傾斜部はブレーキディスクの周方向にではなく、例えばブレーキディスクの弦の方向に延びていてもよい。重要なことは傾斜部の形状及び摩擦ブレーキライニングの移動によって、制動時に、回転するブレーキディスクから該ブレーキディスクへ圧着された摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる摩擦力が、摩擦ブレーキライニングを、傾斜部とブレーキディスクとの間のくさび間隙の減少する方向に負荷し、すなわち移動させ、その結果自己増力作用若しくはセルフエナージング作用を生ぜしめるようになっていることである。摩擦ブレーキライニングは傾斜機構によって、ブレーキディスクに対して所定の傾斜角度でブレーキディスクの周方向に移動可能に案内されている。ディスクブレーキの作動のための摩擦ブレーキライニングの移動は、電気機械式の作動装置を用いて行われる。傾斜角度は傾斜部の長さにわたって変化していてよい。例えば摩擦ブレーキライニングの移動の開始時の大きな傾斜角度によって、空隙を、すなわち摩擦ブレーキライニングとブレーキディスクとの間の間隙を急速に克服して、ディスクブレーキの作動の開始時に、摩擦ブレーキライニングをブレーキディスクに急速に接触させるようになっていてよい。摩擦ブレーキライニングの移動に伴って次第に減少する傾斜角度によっては、ブレーキ力の増大に伴う大きな自己増力作用を達成するようになっている。全長にわたって一定の傾斜角度で延びる傾斜部は、くさび機構とも称される。摩擦ブレーキライニングの移動は、ブレーキディスクの周方向で勾配に伴ってブレーキディスクに向かう螺旋運動である。
ディスクブレーキの作動に際して、回転するブレーキディスクは、該ブレーキディスクへ圧着された摩擦ブレーキライニングに摩擦力を生ぜしめる。摩擦力は摩擦ブレーキライニングを、傾斜部とブレーキディスクとの間のくさび隙間の減少する方向に負荷する。摩擦ブレーキライニングを傾斜部に支持してあることにより、傾斜部の傾斜角度に基づきくさび作用の原理で支持力を形成するようになっており、該支持力は、ブレーキディスクに対して垂直な力成分を生ぜしめる。該力成分は、摩擦ブレーキライニングをブレーキディスクへ押圧する押圧力として用いられる。該押圧力は、前記摩擦力によって形成されたものであり、作動装置によって生ぜしめられたものではなく、作動装置によって生ぜしめられた押圧力に加えて、摩擦ブレーキライニングをブレーキディスクへ押圧するものである。これによって制動力は自動的に増強され、つまりディスクブレーキは自己増力作用を有しており、傾斜機構は自己増力装置を形成しており、自己増力装置は、ブレーキディスクから該ブレーキディスクに圧着された摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる摩擦力を押圧力に変換するようになっている。
公知のディスクブレーキの傾斜機構は転動体(転動部材又は転がり部材)を有しており、該転動体は、ローラ、例えば円筒ローラ若しくは円錐ローラであり、摩擦ブレーキライニングの支持のための傾斜部上を転動するようになっている。転動体として球体若しくはボールを用いることも可能である。傾斜部(傾斜面)は隆起して成形され、若しくは延在方向の長さにわたって変化する深さでくぼんで例えば溝若しくは凹部の形で成形されていてよい。転動体は、仮想の1つの三角形の各角に配置されている。
本発明の構成では、作動装置からブレーキディスクに対して所定の角度で摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる作動力の仮想の作用線は、転動体間を通って延びている。つまり作動力の仮想の作用線は、傾斜機構の転動体によって画定された仮想の三角形と交差している。有利には、仮想の作用線と仮想の三角形と交点は、三角形の幾何学的な平面重心点上にある。これによって、作動装置から摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる作動力による負荷は、転動体に均一に分配される。ブレーキディスクへの摩擦ブレーキライニングの押圧力(圧着力)は、摩擦ブレーキライニングの面全体にわたって均一に分配され、摩擦ブレーキライニングは面全体にわたって均一に摩耗するようになっている。本発明のさらなる利点として、作動力に起因して摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられることになる回転モーメントは減少されている。このような摩擦ブレーキライニングの回転モーメントは、作動力が摩擦ブレーキライニングの幾何学的な平面重心点から半径方向外側若しくは半径方向内側で摩擦ブレーキライニングに作用している場合に、つまり作動力の作用線が摩擦ブレーキライニングの幾何学的な平面重心点から半径方向外側若しくは半径方向内側を延びている場合に、作動力によって生ぜしめられることになる。本発明により、作動力が摩擦ブレーキライニングに作用する箇所(点)と摩擦ブレーキライニングの幾何学的な平面重心点との半径方向の距離、ひいては回転モーメントは、減少され、理想的には零にされている。回転モーメントは、摩擦ブレーキライニングの幾何学的な平面重心点を通ってブレーキディスクに対して垂直に延びる仮想の軸線と中心として作用するものである。
請求項1に記載の本発明の有利な実施態様を従属項に記載してある。
本発明の実施態様では、作動装置から摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる作動力の仮想の作用線は、3つの転動体によって画定された仮想の三角形の平面重心点を通って延びている。作動装置から摩擦ブレーキライニングに生ぜしめられる作動力の仮想の作用線と、3つの転動体によって画定された仮想の三角形との交点は、ブレーキディスクの回転軸線からの半径方向の所定の距離に位置しており、該距離は、摩擦ブレーキライニングの有効な摩擦半径と同じ距離であり、つまりブレーキディスクの回転軸線と摩擦ブレーキライニングの幾何学的な平面重心点との間の距離と同じ距離である。
次に本発明を図示の実施例に基づき詳細に説明する。図面において、
図1は、本発明に基づくディスクブレーキの概略的な斜視図であり、
図2は、図1のディスクブレーキの摩擦ブレーキライニングを矢印IIの方向で見た背面図であり、
図3は、図2のIII−III線に沿った断面図である。
図1には本発明に基づく電気機械式のディスクブレーキ10を示してある。ディスクブレーキ10は、2つの摩擦ブレーキライニング12,14を有しており、該摩擦ブレーキライニングはブレーキディスク16の両側に配置されている。両方の摩擦ブレーキライニングのうちの一方の摩擦ブレーキライニング12はブレーキキャリパ18内に固定してあり、つまりブレーキキャリパ内に不動に配置されている。摩擦ブレーキライニング12は不動の摩擦ブレーキライニング12と称される。ブレーキキャリパ18のうちの、図面でブレーキディスク16の上側にある構成部分は、上方若しくは外側へ90°旋回して示してあり、それというのは該構成部分によってディスクブレーキ10の大部分の構成部分を覆ってしまうことになるからである。ブレーキキャリパ18は、一般的にそうであるように、ブレーキディスク16を外周側から取り囲んでいる。
他方の摩擦ブレーキライニング14は、ブレーキディスク16に対して回転方向にも、横方向(垂直方向)にも運動できるようになっている。ブレーキディスク16の回転方向では、可動の摩擦ブレーキライニング14は仮想の1つの回転軸線を中心として回転(回動)するようになっており、前記仮想の回転軸線はブレーキディスク16の回転軸線とほぼ合致している。原理的には、可動の摩擦ブレーキライニング14の、ブレーキディスク16に対する割線方向での移動(運動)も可能である。ディスクブレーキ10の作動のための摩擦ブレーキライニング14の運動は、電気機械式の作動装置を用いて行われるようになっており、該作動装置は、図面の煩雑さを避けるために図示を省略してある。電気機械式の作動装置は、当業者にとって種々の構造で知られていて、本願発明の本来の要旨ではないので、ここでは詳細な説明を省略してある。
摩擦ブレーキライニング14は、通常そうであるようにブレーキライニング支持プレート20に分離不能に結合され、つまり固着されている。ブレーキライニング支持プレート20は、ブレーキディスク16とは逆の側、つまり背面に支承部22を有しており、該支承部(支承台)に転動体24を回転可能に支承してある。本発明の図示の実施例では、転動体24としてローラ若しくは円筒体を用いてある。転動体24の回転軸線は、ブレーキディスク16の回転軸線に対して半径方向に配置され、つまり、ブレーキディスク16の回転軸線を中心として半径方向に延びている。転動体24の回転軸線をブレーキディスク16の回転軸線に対して半径方向に配置することは、必須ではない。摩擦ブレーキライニング14を例えばブレーキディスク16の割線方向に移動させる場合には、転動体24の回転軸線はブレーキディスクの割線に対して垂直に、かつ互いに平行に延びている。支承部22によって転動体24を、可動の摩擦ブレーキライニング14に位置不動(定位置)にかつ回転可能に支承してあり、転動体24は、摩擦ブレーキライニング14の移動に際して摩擦ブレーキライニング14と一緒に運動するようになっている。
ブレーキライニング支持プレートと相対して設けられた対向プレート26の、ブレーキディスク16に向いた側、つまり前面に傾斜部28を配置してあり、傾斜部28は転動体24を支持しており、転動体24は傾斜部28に沿って転動するようになっている。傾斜部28は、ブレーキディスク16の周方向及び回転方向に、ひいては摩擦ブレーキライニング14の移動方向に延びている。傾斜部28はブレーキディスク16の回転方向に上り勾配を成している。図示の実施例では対向プレート(対向支持プレート)26は、ブレーキキャリパ18の上方若しくは外側へ旋回した状態で描かれた構成部分である。
対向プレート26は、ブレーキライニングプレート20とほぼ合致して該ブレーキライニングプレートの、ブレーキディスク16と逆の側の背面に配置されている。図1には対向プレート26は、すでに述べてあるように、上方へ、つまり外側へ傾けて描かれて、傾斜部28及び転動体24を見えるようにしてある。対向プレート26は、実際には摩擦ブレーキライニング12,14、ブレーキディスク16、及びブレーキライニング支持プレート20に対して平行に配置されている。ブレーキキャリパ18はいわゆる浮動型キャリパとして構成され、つまりブレーキディスク16に対して横方向(垂直方向)に移動可能になっている。可動の摩擦ブレーキライニング14をブレーキディスク16に圧着する場合に、ブレーキキャリパ18はブレーキディスク16に対して横方向に移動させられて、固定式の摩擦ブレーキライニング12をブレーキディスク16の逆側の面に圧着し、これによってブレーキディスク16は両方の摩擦ブレーキライニング12,14によって制動されるようになっている。
ディスクブレーキ10の作動のために、可動の摩擦ブレーキライニング14はブレーキディスク16の回転方向に移動させられるようになっている。ブレーキディスク16の回転方向は図1に矢印30で示してあり、摩擦ブレーキライニング14の移動方向は、ブレーキライニング支持プレート20上に矢印32で示してある。ブレーキディスク16の回転方向30での摩擦ブレーキライニング14の運動(移動)に際して、転動体24は傾斜部28上を転動するようになっている。傾斜部28の勾配(上り勾配)に基づき、摩擦ブレーキライニング14は、ブレーキディスク16の回転方向30での運動(回転)に際して、ブレーキディスク16に対して横方向に運動(移動)させられて、ブレーキディスク16に圧着されるようになっている。これによってブレーキディスク16は制動される。回転中のブレーキディスク16は、回転方向30で、ブレーキディスク16に圧着された摩擦ブレーキライニング14に摩擦力を生ぜしめ、該摩擦力は摩擦ブレーキライニング14をブレーキディスク16の回転方向30に、すなわち摩擦ブレーキライニング14の回転方向に負荷し、つまり回動させることになる。傾斜部28上に転動体24を介して摩擦ブレーキライニング14を支持してあることに基づき、ブレーキディスク16の回転方向30での摩擦力に伴う摩擦ブレーキライニング14の負荷(回動力)は、傾斜部(傾斜面)28に対して垂直な支持力(反力)を生ぜしめ、該支持力はブレーキディスク16に対して垂直方向の力成分を発生させるようになっている。ブレーキディスク16に対して垂直方向の力成分は、圧着力(押圧力)を生ぜしめ、該圧着力は、摩擦ブレーキライニング14を、作動装置によって生ぜしめられた圧着力に加えて、ブレーキディスク16へ押圧し、これによってディスクブレーキ10のブレーキ力は増強されるようになっている。
傾斜部28はブレーキディスク16に対して鋭角の傾斜角度で延びている。傾斜角度は傾斜部28の延在長さにわたって、すなわち傾斜部の長手方向で変化していてよい。長さにわたって一定の傾斜角度の傾斜部は、くさびと称される。傾斜部28は傾斜機構を形成しており、該傾斜機構は、ディスクブレーキ10の制動力の自動的な倍力作用を生ぜしめるようになっている。
図示の実施例ではブレーキライニング支持プレート20に3つの転動体24を配置し、かつ対向プレート26に3つの傾斜部28を配置してあり、これによって摩擦ブレーキライニング14の規定された安定した支持を行っている。摩擦ブレーキライニングを3つよりも多くの箇所で規定して支持することも可能である。3つよりも少ない転動体及び傾斜部で摩擦ブレーキライニングを支持することも可能であり、この場合には例えば2つの転動体24及び2つの傾斜部28は、ブレーキライニング支持プレート20の所定の幅にわたって延びている(図示省略)。
図1に示す実施例では、傾斜部28はブレーキディスク16の1つの回転方向30でのみ上り勾配をなしており、したがってディスクブレーキ10は、ブレーキディスク16の符号30で示す回転方向でのみ自動倍力作用を有している。ブレーキディスク16の逆の回転方向では、自動倍力作用は生じない。ブレーキディスク16の逆の回転方向でも自動倍力作用を生ぜしめるためには、逆の方向で上り勾配の傾斜部を設けるとよい(図示省略)。異なる傾斜角度によって、ブレーキディスク16の両方の回転方向で、つまり前進走行と後進走行とで互いに異なる大きさの自動倍力作用を生ぜしめることができるようになっている(図示省略)。
3つの転動体24は、鎖線で示す仮想の三角形34を成しており、三角形の各角(辺の各交点)は転動体24の長手方向中心点に位置している。ディスクブレーキ10の作動のために、ブレーキライニング支持プレート20は背面に歯列部36を有している。歯列部36は、ブレーキディスク16に対して、傾斜部28の傾斜角度と相対する角度をなして、つまり図示の実施例では下り勾配の傾斜角度で、傾斜部28と同様にブレーキディスク16の円周方向に延びている。歯列部36の勾配は、傾斜部28の勾配と同じである。歯列部36は、転動体24によって画定された仮想の三角形34の内側に配置されていて、三角形34の幾何学的な平面重心点を通って延びている。駆動は、図1の対向プレート26内に見える歯車38を用いて行われ、歯車38は歯列部36とかみ合うようになっている。歯車38は図示省略の電動モータによって、機械式の伝動装置(図示省略)を介して駆動されるようになっている。歯列部36、これとかみ合う歯車38、電動モータ及び伝動装置は、一緒にディスクブレーキの電気機械式の作動装置(操作装置)を形成している。
歯車38は歯列部36の歯列に係合している。したがって、作動装置によって生ぜしめられる作動力(駆動力)の仮想の作用線は、歯列部36の長手方向に歯列を通って延びている。歯列部36を三角形34の平面重心点上に配置してあることによって、作動力の作用線は三角形34の平面重心点を通って延びている。これにより、作動力は各転動体24に均一に分配される。ブレーキディスク16に向けられた摩擦ブレーキライニング14の押圧力も、摩擦ブレーキライニング14の平面に同じく均一に分配されて、不均一なライニング摩耗を避けるようになっている。
歯列部36はブレーキディスク16の回転軸線を中心とした仮想の円弧線に沿って配置され、かつ、摩擦ブレーキライニング14の幾何学的な平面重心点を通ってブレーキディスク16に対して垂直に延びる仮想の1つの垂直線上に位置している。換言すれば、歯列部36は摩擦ブレーキライニング14の効果的な摩擦半径に配置されている。これによって、作動力がブレーキディスク16に対して垂直な仮想の軸線を中心として摩擦ブレーキライニング14を回動させるようなモーメントは避けられるようになっている。作動力の作用線は、摩擦ブレーキライニング14の、傾斜部28によって規定された移動方向に延びている。これにより、作動装置から生ぜしめられた作動力は最大に利用され、つまり、所定の作動力において、該作動力から摩擦ブレーキライニング14をブレーキディスク16に向けて押す押圧力は、最大である。
ディスクブレーキ10は、2つの保持ばね40を有しており、該保持ばねは図示の実施例ではコイル引っ張りばねとして形成されていて、ブレーキライニング支持プレート20の背面と対向プレート26の前面とに懸架されている。保持ばね40の配置によって、転動体24はディスクブレーキ10を緩めた場合に、傾斜部28に向けて押圧されたままにされており、その結果、摩擦ブレーキライニング14はブレーキディスク16の円周方向に移動可能に案内された状態に保たれている。保持ばね40は三角形34の内側に配置されている。両方の保持ばね40のばね力の仮想の共有の1つの作用線は、有利には三角形34の平面重心点、ひいては摩擦ブレーキライニング14の効果的な摩擦半径を通って延びている。効果的な摩擦半径は、摩擦ブレーキライニング14の平面重心点とブレーキディスク16の回転軸線との間の距離である。両方の保持ばね40のばね力の仮想の共有の1つの作用線は、両方の保持ばね40を代替してブレーキライニング支持プレート20に作用する仮想の1つの保持ばねのばね力の作用線を意味し、つまり両方の保持ばねのばね力の合成力の作用線を意味している。ディスクブレーキ10は図示を省略してあるものの、原理的には1つの保持ばねしか有していなくてよく、或いは2つよりも多い数の保持ばねを有していてよい。
図3に示してあるように、傾斜部28及び転動体24は横方向傾きを有し、つまり半径方向傾きを有している。この場合に、半径方向内側に配置された両方の傾斜部28の傾斜面は、半径方向外側に配置された傾斜部28の傾斜面と逆向きに傾けられている。傾斜部28は、互いに逆向きの横方向傾きに基づき摩擦ブレーキライニング14を摩擦ブレーキライニング14の移動方向に対して横方向で、つまりブレーキディスク16の半径方向で案内している。傾斜部傾斜面の、傾斜部28の長手方向中心点を通る仮想の垂直線は、理想的には、ブレーキディスク16の、摩擦ブレーキライニング14に向いた表面の高さで、摩擦ブレーキライニング14の効果的な摩擦半径に相当するブレーキディスク16の半径の仮想の円弧線と交差している。
本発明に基づくディスクブレーキの概略的な斜視図 図1のディスクブレーキの摩擦ブレーキライニングを矢印IIの方向で見た背面図 図2のIII−III線に沿った断面図
符号の説明
10 ディスクブレーキ、 12,14 摩擦ブレーキライニング、 16 ブレーキディスク、 18 ブレーキキャリパ、 20 ブレーキライニング支持プレート、 26 対向プレート、 22 支承部、 24 転動体、 26 対向プレート、 28 傾斜部、 36 歯列部、 38 歯車、 40 保持ばね

Claims (9)

  1. 電気機械式のディスクブレーキであって、摩擦ブレーキライニング(14)、ディスクブレーキ(1)の作動のために前記摩擦ブレーキライニング(14)をブレーキディスク(16)に向けて押圧するための電気機械式の作動装置(34,38)、及び自己増力装置を備えており、前記自己増力装置は、傾斜機構(24,28)を有しており、該傾斜機構は、前記摩擦ブレーキライニング(14)を、周方向でかつ前記ブレーキディスク(16)に対して所定の傾斜角度で移動可能に支持していて、前記回転するブレーキディスク(16)から制動時に該ブレーキディスク(16)へ圧着された前記摩擦ブレーキライニング(14)に生ぜしめられた摩擦力を、押圧力に変換するようになっており、該押圧力は、前記作動装置(34,38)から生ぜしめられた押圧力に加えて、前記摩擦ブレーキライニング(14)を前記ブレーキディスク(16)に向けて押圧するようになっており、前記傾斜機構は3つの傾斜部(28)と該各傾斜部上を転動する転動体(24)から成っており、前記転動体(24)は仮想の1つの三角形(34)の各角に配置されていて、前記摩擦ブレーキライニング(14)を支持している形式のものにおいて、前記作動装置(34,38)から前記ブレーキディスク(16)に対して所定の角度で前記摩擦ブレーキライニング(14)に生ぜしめられる作動力の仮想の作用線は、前記転動体(24)間を通って延びていることを特徴とする、電気機械式のディスクブレーキ。
  2. 前記作動装置(34,38)から前記摩擦ブレーキライニング(14)に生ぜしめられる作動力の仮想の作用線は、前記3つの転動体(24)によって画定された仮想の三角形(34)の重心点を通って延びている請求項1に記載のディスクブレーキ。
  3. 前記作動装置(34,38)から前記摩擦ブレーキライニング(14)に生ぜしめられる作動力の仮想の作用線と、前記3つの転動体(24)によって画定された仮想の三角形(34)との交点は、前記ブレーキディスク(16)の回転軸線からの、前記摩擦ブレーキライニング(14)の有効な摩擦半径と同じ距離に位置している請求項1に記載のディスクブレーキ。
  4. 前記作動装置(34,38)から前記摩擦ブレーキライニング(14)に生ぜしめられる作動力の仮想の作用線は、前記摩擦ブレーキライニング(14)の移動方向に延びている請求項1に記載のディスクブレーキ。
  5. ディスクブレーキ(10)は保持ばね(40)を備えており、該保持ばね(40)は、前記摩擦ブレーキライニング(14)を前記傾斜機構(24,28)に向けて負荷しており、前記保持ばね(40)のばね力の作用線は、前記転動体(24)間を通って延びている請求項1に記載のディスクブレーキ。
  6. 前記保持ばね(40)のばね力の作用線は、前記ブレーキディスク(16)の回転軸線からの、前記摩擦ブレーキライニング(14)の有効な摩擦半径と同じ距離に位置している請求項5に記載のディスクブレーキ。
  7. 前記作動装置は、歯列部(36)及び、該歯列部(36)とかみ合う歯車(38)を有しており、前記歯列部(36)は前記摩擦ブレーキライニング(14)の移動方向に延びている請求項1に記載のディスクブレーキ。
  8. 前記傾斜機構(24,28)は、回転可能に支承された転動体(24)を有しており、該転動体(24)は前記傾斜部(28)上を転動するようになっている請求項1に記載のディスクブレーキ。
  9. 前記傾斜部(28)は横方向傾き(β)を有しており、この場合に、前記ブレーキディスク(16)の回転軸線に対する距離の短い方の前記傾斜部(28)の横方向傾き(β)は、前記ブレーキディスク(16)の回転軸線に対する距離の長い方の前記傾斜部(28)の横方向傾き(β)とは逆向きに傾けられている請求項1に記載のディスクブレーキ。
JP2009503520A 2006-04-04 2007-03-19 電気機械式のディスクブレーキ Pending JP2009532643A (ja)

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