JP2007515609A - 自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ - Google Patents
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Abstract
本発明は、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキであって、操作のためにブレーキディスクの回転方向に移動可能な摩擦ブレーキパッドが設けられており、該摩擦ブレーキパッドが、転動体(28)を介してランプ(26)に支持されている形式のものに関する。当該摩擦ブレーキが操作されると、回転するブレーキディスクは、このブレーキディスクに押圧された摩擦ブレーキパッドに摩擦力を加える。この摩擦力は、ランプとブレーキディスクとの間のギャップを狭める方向で摩擦ブレーキパッドを負荷し、これにより操作装置により加えられた押圧力に対して付加的に押圧力を生ぜしめる。これにより自己倍力作用が得られる。ランプ(26)に沿った転動体(28)の滑りを回避するために、本発明の構成では、たとえばラック(40,42)と噛み合った、転動体(28)に設けられた歯車(38)を備えた強制制御装置が設けられている。
Description
背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、セルフエナージング式もしくは自己倍力式(selbstverstaerkend)の電気機械式の摩擦ブレーキ、つまり自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキであって、摩擦ブレーキパッドと、電気機械式の操作装置とが設けられており、該操作装置によって摩擦ブレーキパッドが制動のために、制動させたいブレーキボディへ押圧可能であり、ランプメカニズムが設けられており、該ランプメカニズムがブレーキボディに対して所定の角度で延びていて、摩擦ブレーキパッドをブレーキボディへの押圧時に支持するようになっており、摩擦ブレーキパッドが転動体によってランプメカニズムに移動可能に支承されている形式の電気機械式の摩擦ブレーキに関する。
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、セルフエナージング式もしくは自己倍力式(selbstverstaerkend)の電気機械式の摩擦ブレーキ、つまり自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキであって、摩擦ブレーキパッドと、電気機械式の操作装置とが設けられており、該操作装置によって摩擦ブレーキパッドが制動のために、制動させたいブレーキボディへ押圧可能であり、ランプメカニズムが設けられており、該ランプメカニズムがブレーキボディに対して所定の角度で延びていて、摩擦ブレーキパッドをブレーキボディへの押圧時に支持するようになっており、摩擦ブレーキパッドが転動体によってランプメカニズムに移動可能に支承されている形式の電気機械式の摩擦ブレーキに関する。
このような形式の摩擦ブレーキは、国際公開第03/056204号パンフレットに基づき公知である。この公知の摩擦ブレーキはディスクブレーキとして形成されている。この公知の摩擦ブレーキは摩擦ブレーキパッドを有しており、この摩擦ブレーキパッドは制動のために電気機械式の操作装置を用いて、制動させたいブレーキボディへ押圧可能となる。この場合、ディスクブレーキの場合には、このブレーキボディはブレーキディスクである。公知の摩擦ブレーキの電気機械式の操作装置は電動モータと、減速伝動装置と、回転/並進変換伝動装置であるねじ伝動装置とを有している。この操作装置を用いて摩擦ブレーキパッドはブレーキディスクに対して直交する横方向に、またはブレーキディスクに対して所定の角度で斜めに運動可能となり、ひいてはブレーキディスクに押圧可能となる。電気機械式の操作装置の構造は上記構造とは異なっていてもよい。
自己倍力作用を得るために、公知の摩擦ブレーキはランプメカニズム(Rampenmechanismus)を有している。このランプメカニズムはブレーキディスクに対して所定の角度で延びるランプ(傾斜路)を備えており、ブレーキディスクへの圧着時にこのランプには摩擦ブレーキパッドが支持される。摩擦ブレーキパッドが制動時に、回転しているブレーキディスクに押圧されると、ブレーキディスクは摩擦ブレーキパッドへ摩擦力を加える。この摩擦力は、摩擦ブレーキパッドを支持するランプとブレーキディスクとの間の楔形のギャップを狭める方向で摩擦ブレーキパッドを負荷する。ランプメカニズムに設けられた、ブレーキディスクに対して斜めに延びるランプにおける摩擦ブレーキパッドの支持は、ブレーキディスクに対して直交する横方向の力成分を持って摩擦ブレーキパッドに加えられる力を生ぜしめる。ブレーキディスクに対して直交する横方向のこの力成分は、摩擦ブレーキパッドをブレーキディスクへ押圧する押圧力となる。ランプメカニズムにより生ぜしめられた押圧力は、電気機械式の操作装置により生ぜしめられた押圧力を高め、ひいては摩擦ブレーキのブレーキ力を高める。押圧力および制動力のこのような増大は「自己倍力作用」と呼ばれる。
ランプメカニズムのランプの延在方向がブレーキディスクに対して成す角度はランプの途中で変化していてよい。ランプメカニズムの特別事例または極端事例が楔メカニズムである。楔メカニズムでは、延在するランプがブレーキディスクに対して成す角度が、ランプの延在長さにわたって一定である。ランプはこの場合、「楔体」と呼ばれる。摩擦ブレーキパッドの、ブレーキディスクとは反対の側の裏面に分配されて配置されていて、摩擦ブレーキパッドを一緒になって支持する複数のランプメカニズムが設けられていてよい。
公知の摩擦ブレーキでは、ボールまたはローラが転動体として設けられている。これらの転動体を介して摩擦ブレーキパッドがランプに支持され、これらの転動体はランプに沿った摩擦ブレーキパッドの摺動時における摩擦を減少させる。公知の摩擦ブレーキの転動体は、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキディスクとは反対の側の裏面と、摩擦ブレーキパッドに面した受けプレートとに設けられている転動路に沿って転動する。これらの転動路は摩擦ブレーキパッドの移動方向に延びており、転動路の長手方向中心が最も深く形成されている。転動路の深さは長手方向中心を起点として両方向へ向かって減少している。これにより、これらの転動路はランプメカニズムの1つまたは複数のランプを形成する。転動路は摩擦ブレーキパッドの裏面と受けプレートとにおいて凹設されて設けられており、こうして転動路は転動体を案内し、さらにこれらの転動体を介して移動方向に対して直交する横方向に摩擦ブレーキパッドを案内する。
以上、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキをディスクブレーキにつき説明した。なぜならば、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキはディスクブレーキを例にとって説明すると分かり易いからである。その理由は、このような形式の公知の摩擦ブレーキの大半がディスクブレーキとして形成されており、しかも公知先行技術で挙げた摩擦ブレーキもやはりディスクブレーキであるからである。しかし、これによってその他のタイプのブレーキ構造における本発明の実現が排除されるものではない。
公知の摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドがブレーキの制動および解除のために往復移動させられると、転動体は転動路に沿って転動し、そして摩擦ブレーキパッドが再び最初の位置に戻ると、転動体も最初の位置に戻ることが理想的である。このことは、厳密に云えば、ブレーキパッド摩耗を無視した場合または摩耗調整装置を備えた摩擦ブレーキの場合にしか該当しない。しかし、摩擦ブレーキパッドが往復移動させられる場合、転動体がその転動路に沿って純粋に転動するだけではなく、ある程度滑ってしまうことを回避することはできない。このような場合、転動体はもはやその出発位置には戻らない。摩擦ブレーキパッドがたびたび往復運動させられると、転動体はその出発位置からますます大きく「位置ずれ」してしまう恐れがある。
発明の説明および利点
請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明による摩擦ブレーキは、転動体のための強制制御装置を有している。この強制制御装置は転動路に沿った転動体の滑りを阻止するか、または少なくとも転動体がその転動路から逸脱しないように滑りを制限する。本発明は、転動体がその出発位置もしくは初期位置から任意の距離だけ遠ざかってしまうことを阻止し、そして有利には、摩擦ブレーキパッドがその出発位置へ押し戻されると転動体が固有の出発位置へ戻ることを生ぜしめる。摩擦ブレーキの度重なる操作時に転動体がその転動路の端部へ向かってまたは転動路から徐々に「位置ずれ」することが回避される。
請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明による摩擦ブレーキは、転動体のための強制制御装置を有している。この強制制御装置は転動路に沿った転動体の滑りを阻止するか、または少なくとも転動体がその転動路から逸脱しないように滑りを制限する。本発明は、転動体がその出発位置もしくは初期位置から任意の距離だけ遠ざかってしまうことを阻止し、そして有利には、摩擦ブレーキパッドがその出発位置へ押し戻されると転動体が固有の出発位置へ戻ることを生ぜしめる。摩擦ブレーキの度重なる操作時に転動体がその転動路の端部へ向かってまたは転動路から徐々に「位置ずれ」することが回避される。
請求項2以下には、請求項1に記載の本発明の対象の有利な構成および改良形が記載されている。
請求項3には、強制制御装置の単純な手段として、転動体のストロークもしくは移動距離を制限する、転動体のための端部ストッパが設けられている。本発明のこのような構成は特にブレーキボディの一方の回転方向でのみ自己倍力作用を有する摩擦ブレーキのために適している。この場合、1つもしくは2つの端部ストッパを転動路の片方の端部もしくは両方の端部に設けることができるので、摩擦ブレーキパッドがその出発位置へ押し戻される際に転動体は強制的にその出発位置へ戻されるようになる。これにより、転動体は強制的に各ブレーキ操作の開始時にその出発位置を占めるようになる。利点としては、転動体が端部ストッパによってその出発位置へ戻されると摩擦ブレーキが解除されていることが挙げられる。すなわち、出発位置への戻しのための転動路に沿った転動体の滑りを困難にする押圧力が作用しないか、またはせいぜい小さな押圧力しか作用しない。もちろん、端部ストッパを別の個所にも、たとえば転動体の転動路の他方の端部にも配置することができる。当然ながら、ブレーキボディの逆の回転方向においても制動が可能となるが、ただしこの場合、制動は自己倍力作用なしに、あるいはそれどころか自己減力作用を持って行われる。端部ストッパは直接に転動体と接触する必要はなく、たとえば転動体ケージと協働することもできる。
請求項4に記載の構成では、転動体が、摩擦ブレーキの操作時に摩擦ブレーキパッドの移動と共に強制的に運動させられる。すなわち、転動体はたとえば、滑りなしの純然たる転動運動の場合にそうであるように、摩擦ブレーキパッドの速度の1/2の速度でかつ摩擦ブレーキパッドのストロークの1/2のストロークだけ運動させられる。本発明のこのような構成では、転動体のその都度の位置が摩擦ブレーキパッドの位置によって強制的にかつ一義的に規定されている。
請求項5に記載の構成では、このような強制制御装置の手段として、転動体に歯車が設けられている。この歯車は摩擦ブレーキパッドおよび/またはランプに設けられたラックと噛み合っている。
請求項7に記載の構成では、転動体ケージが設けられている。この転動体ケージは摩擦ブレーキの全ての転動体またはその一部を所定の相互間隔に保持する。ボールベアリングのボールケージと同じ機能を有する転動体ケージは転動体を強制的に互いに一緒に運動させて、1つの転動体または個々の転動体が別の転動体に対して相対的にずれることを阻止する。この場合には、転動体ケージに結合された全ての転動体のために1つの転動体の強制制御を行うだけで十分となる。
強制制御装置は1つまたは複数の転動体に直接に作用することができる。請求項8に記載の構成では、強制制御装置が転動体ケージに作用し、そしてこの転動体ケージを介して転動体を間接的に強制的に運動させるようになっている。たとえば、ラックと噛み合った歯車が転動体ケージに取り付けられている。
請求項9に記載の構成では、少なくとも1つの転動体が摩擦ブレーキパッドを、該摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向で静定的に案内している。この場合、「移動方向に対して直交する横方向で案内している」とは、ブレーキディスクに対して平行な平面における摩擦ブレーキパッドの案内またはブレーキディスクの回転軸線に対して半径方向での摩擦ブレーキパッドの案内を意味している。このような構成は、ブレーキディスクに対して平行な平面において摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッドの遊びを回避する。また、製造公差に基づき機械的な応力もしくは歪みや、高められた摩耗を招く恐れのある、摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッドの支承および案内の不静定性も回避される。本発明のこのような構成には、該構成が製造公差に対して小さな要求しか課さないという利点を持っている。
請求項10に記載の構成では、2つの転動体が摩擦ブレーキパッドを、該摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向で静定的に案内している。これにより、摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッドの遊びなしの案内に対して付加的に、摩擦ブレーキパッドを鉛直方向で貫通する仮想軸線を中心とした摩擦ブレーキパッドの回転が阻止される。第3の転動体および場合によっては存在するさらに別の転動体は、摩擦ブレーキパッドの横方向案内、つまりブレーキディスクに対して半径方向での摩擦ブレーキパッドの案内の不静定性を回避するために、摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッドのための案内機能を有していない。
摩擦ブレーキパッドをその移動方向に対して直交する横方向で静定的に案内する転動体がボールである場合には、請求項11に記載されているようにボールを用いた摩擦ブレーキパッドの4点支承が設けられている。このことは、ボールが嵌め込まれている各ボール溝内でこのボール溝の仮想長手方向中心線を挟んだ両側の2点でボールがボール溝に接触していることを意味している。すなわち、ボールは両ボール溝内で合計4点に接触している。各ボール溝内での所望の2点接触は、ボール溝の、円形状とは異なる丸みまたはたとえばボール溝の角柱形状によっても達成され得る。
転動体として円筒状のローラまたは円錐状のローラが使用されると、請求項12に記載されているように、これらのローラは、摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向で傾斜を持って配置され、これにより摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッドの所望の静定的な案内が行われる。
請求項9〜請求項12に記載の本発明の構成は、請求項1〜請求項8に記載の転動体の強制制御装置と一緒にまたはこの強制制御装置とは別個に、本発明による摩擦ブレーキにおいて実現されていてよい。
図面
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
図1は、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキを概略的に示す斜視図であり;
図2〜図8は、本発明による、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の種々異なる実施例を示す断面図である。
図2〜図8は、本発明による、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の種々異なる実施例を示す断面図である。
実施例の説明
図1には、ディスクブレーキとして形成されている自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ10が概略的に図示されている。この摩擦ブレーキ10は2つの摩擦ブレーキパッド12,14を有しており、両摩擦ブレーキパッド12,14はブレーキディスク16の両側に配置されている。両摩擦ブレーキパッド12,14のうちの一方の摩擦ブレーキパッド12は固定に、つまり運動不可能に、ブレーキキャリパ18内に嵌入されている。この摩擦ブレーキパッド12は以下において、「固定の摩擦ブレーキパッド12」と呼称される。ブレーキキャリパ18については、図面で見てブレーキディスク16の下方に位置する部分しか図示されていない。なぜならば、ブレーキキャリパ18の、ブレーキディスク16の上方に位置する部分を図示してしまうと、この部分が摩擦ブレーキ10の主要部分を遮蔽してしまうからである。ブレーキキャリパ18は汎用の形式でブレーキディスク16をその円周の外側から掴むように被さっている。
図1には、ディスクブレーキとして形成されている自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ10が概略的に図示されている。この摩擦ブレーキ10は2つの摩擦ブレーキパッド12,14を有しており、両摩擦ブレーキパッド12,14はブレーキディスク16の両側に配置されている。両摩擦ブレーキパッド12,14のうちの一方の摩擦ブレーキパッド12は固定に、つまり運動不可能に、ブレーキキャリパ18内に嵌入されている。この摩擦ブレーキパッド12は以下において、「固定の摩擦ブレーキパッド12」と呼称される。ブレーキキャリパ18については、図面で見てブレーキディスク16の下方に位置する部分しか図示されていない。なぜならば、ブレーキキャリパ18の、ブレーキディスク16の上方に位置する部分を図示してしまうと、この部分が摩擦ブレーキ10の主要部分を遮蔽してしまうからである。ブレーキキャリパ18は汎用の形式でブレーキディスク16をその円周の外側から掴むように被さっている。
他方の摩擦ブレーキパッド14はブレーキディスク16の回転方向およびブレーキディスク16に対して直交する横方向に可動である。「ブレーキディスク16の回転方向に運動可能」とは、可動の摩擦ブレーキパッド14が、ブレーキディスク16の回転軸線と少なくともほぼ合致する仮想軸線を中心にして回転可能であることを意味する。原則的には、ブレーキディスク16に対する接線方向または割線方向における可動の摩擦ブレーキパッド14の移動可能性も可能である。摩擦ブレーキ10を操作するための可動の摩擦ブレーキパッド14の運動は、電気機械式の操作装置を用いて行われる。この電気機械式の操作装置は、図面を見易くする目的で図示されていないが、当業者にとっては公知先行技術からの種々異なる構成が知られており、またこのような電気機械式の操作装置自体は本発明の固有の対象ではないので、電気機械式の操作装置に関する詳しい説明は省略する。
可動の摩擦ブレーキパッド14は汎用の形式通りにブレーキパッド支持プレート20に固くかつ解離不能に結合されている。このブレーキパッド支持プレート20の、ブレーキディスク16とは反対の側の裏面は複数のランプ(傾斜路)22を有している。これらのランプ22はブレーキディスク16の回転方向、つまり摩擦ブレーキパッド14の移動方向に延びている。受けプレート24の、ブレーキディスク16に面した側の表面には、ブレーキパッド支持プレート20のランプ22に対して相補的なランプ26が配置されており、これらのランプ26には摩擦ブレーキパッド14のランプ22が転動体28を介して支持される。これらの転動体28は摩擦ブレーキパッド14のランプ22と受けプレート24のランプ26との間に配置されており、転動体28はこれらのランプ22,26に沿って転動する。転動体28は摩擦低減のために働く。図1に示した実施例では、転動体として円筒状ローラが使用されているが、しかし円錐状ローラ、ボールまたはその他の転動体を使用することもできる。
受けプレート24はブレーキパッド支持プレート20とほぼ合同に、つまりほぼ完全に重なり合うように、ブレーキパッド支持プレート20の、ブレーキディスク16とは反対の側の裏面に載置されている。図1には、ランプ22,26を見えるようにするために、受けプレート24が上方へ向かって旋回させられた状態で図示されているが、実際には受けプレート24は摩擦ブレーキパッド12,14とブレーキディスク16とブレーキパッド支持プレート20とに対して平行に配置されている。受けプレート24はブレーキキャリパ18の、ブレーキパッド支持プレート20のブレーキディスク16とは反対の側の裏面に被さったキャリパ部分(図示しない)に不動に、つまり運動不能に配置されている。ブレーキキャリパ18のこの図示されていない部分は、図1で見てブレーキディスク16の上方でかつブレーキパッド支持プレート20の上方に位置している。ブレーキキャリパ18は、いわゆる「フローティングキャリパ」として形成されている。すなわち、ブレーキキャリパ18はブレーキディスク16に対して直交する横方向に移動可能である。可動の摩擦ブレーキパッド14がブレーキディスク16に押圧されると、ブレーキキャリパ18はブレーキディスク16に対して直交する横方向に移動させられて、固定の摩擦ブレーキパッド12をブレーキディスク16の他方の側の面に押圧させるので、ブレーキディスク16は両摩擦ブレーキパッド12,14によって制動される。
摩擦ブレーキ10を操作するためには、可動の摩擦ブレーキパッド14がブレーキディスク16の回転方向に移動させられる。ブレーキディスク16の回転方向は図1に矢印30で示されており、可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向はブレーキパッド支持プレート20上に矢印32で示されている。ブレーキディスク16の回転方向30における可動の摩擦ブレーキパッド14の運動時に、転動体28はランプ22,26に沿って転動する。ランプ22,26の立上がりに基づき、可動の摩擦ブレーキパッド14はブレーキディスク16の回転方向30における運動時にブレーキディスク16に対して直交する方向でブレーキディスク16へ向かって運動させられて、ブレーキディスク16へ押圧される。ブレーキディスク16は制動される。回転するブレーキディスク16は、このブレーキディスク16に押圧された可動の摩擦ブレーキパッド14に回転方向30における摩擦力を加える。この摩擦力は可動の摩擦ブレーキパッド14をブレーキディスク16の回転方向30に負荷し、ひいては可動の摩擦ブレーキパッド14の運動方向32に負荷する。ランプ22,26における支持部を介して、ブレーキディスク16の回転方向30における摩擦力による可動の摩擦ブレーキパッド14の負荷は、ブレーキディスク16に対して直角な支持力を生ぜしめる。この支持力はブレーキディスク16に対して直交する横方向の成分を有している。ブレーキディスク16に対して直交する横方向のこの力成分は、可動の摩擦ブレーキパッド14を、操作装置により加えられた押圧力に対して付加的にブレーキディスク16へ押圧する押圧力を形成する。これにより、摩擦ブレーキ10のブレーキ力は増幅(倍力)される。
ランプ22,26はブレーキディスク16に対して汎用の鋭角のランプ角度で延びている。ランプ角度はランプ22,26の延在長さにわたって、つまりランプ長手方向で変化していてよい。ランプ22,26の長さにわたって一定のランプ角度の場合には、このランプは「楔体」とも呼ばれる。ランプ22,26は摩擦ブレーキ10の自己倍力もしくは自己増幅を生ぜしめるランプメカニズムを形成する。
図示の実施例では、ブレーキパッド支持プレート20に3つのランプ22が配置されており、受けプレート24には相補的な3つのランプ26が配置されている。このことは摩擦ブレーキパッド14の静定的(statisch bestimmt.)な支持を生ぜしめる。3つよりも多いランプペア22,26を用いた、不静定的(statisch ueberbestimmt.)な支持も考えられる。また、たとえばブレーキパッド支持プレート20の幅にわたって2つのランプペアが延びているか、またはブレーキパッド支持体20の面の大部分にわたって1つのランプペアが延びている(図示しない)場合には、3よりも少ないランプペア22,26も可能である。
図1に示した実施例では、ランプ22,26がブレーキディスク16の一方の回転方向30にしか立ち上がっていない。すなわち、摩擦ブレーキ10はブレーキディスク16の、矢印30で示した回転方向に関してしか自己倍力作用を有しない。ブレーキディスク16の他方の回転方向、つまり反対方向の回転方向では、自己増幅もしくは自己倍力は行われない。ブレーキディスク16の反対方向の回転方向に関しても自己倍力を得るためには、反対方向の回転方向で立ち上がるランプを設けることができる(図示しない)。互いに異なるランプ角度により、種々の大きさの自己倍力をブレーキディスク16の両回転方向において、つまり前進走行および後進走行に関して達成することができる。
理論的な理想事例においてのみ、転動体28はランプ22,26に沿って転がり運動だけを実施する。しかし実際には、摩擦ブレーキ10の操作および解除のための摩擦ブレーキパッド14の往復運動時に転動体28がランプ22,26に沿って転動するだけではなく、ランプ22,26に沿って滑ることも考慮しなければならない。このことは時間と共に転動体28の「位置ずれ」を招く恐れがある。すなわち、摩擦ブレーキパッド14が多数回往復運動を繰り返した後で転動体28はもはやランプ22,26の始端部における最初の出発位置に戻らなくなる。それゆえに、本発明によれば転動体28のための強制制御が行われる。以下に、図2〜図6につき、この強制制御に関する実施例を詳しく説明する。
図2には、図1に示した摩擦ブレーキ10の、ランプペア22,26の範囲の部分図が示されている。図2には、ブレーキパッド支持プレート20と受けプレート24の断片が描かれている。ランプ22,26は両端部に端部ストッパ34を有している。これらの端部ストッパ34は転動体28のための1つの強制制御装置を形成している。端部ストッパ34は、転動体28がランプ22,26から逸脱することを阻止している。
図3および図4には、本発明による強制制御装置の別の実施例が示されている。図3には転動体28の概略図が示されており、図4にはこの転動体28の横断面図が示されている。転動体28は両端部にジャーナル36を有しており、これらのジャーナル36にはそれぞれ歯車38が回転可能に装着されている。ブレーキパッド支持プレート20と受けプレート24とに設けられたランプ22,26はラック40,42を備えており、これらのラック40,42はランプ22,26の両側でランプ22,26に対して平行にかつランプ22,26と同じランプ角度を持って延びている。転動体28の歯車38はラック40,42と噛み合っている。ラック40,42と噛み合った歯車38は転動体28の強制制御装置を形成している。この強制制御装置は、ランプ22,26に沿った転動体28の純然たる転がり運動を強制的に生ぜしめると同時に滑りを阻止する。
本発明によれば、各転動体28のために専用の強制制御装置が設けられていてよい。図5および図6には、複数の転動体28または全ての転動体28をグループごとにまとめて、これらのグループごとにそれぞれ1つの共通の強制制御装置を設けるための手段が示されている。図5および図6には、ブレーキパッド支持プレート20の、ブレーキディスク16とは反対の側の裏面の概略図が示されており、この場合、ランプ22は遮られていて、図面には見えていない。図1の実施例とは異なり、図5および図6に示した実施例ではそれぞれ2つの転動体28が設けられている。図5に示した本発明の実施例では、摩擦ブレーキ10が転動体ケージ44を有している。転動体ケージ44は、ボールベアリングのボールケージに類似して形成されていて、しかも同じ機能、つまり複数の転動体28をその所定の相互間隔および相互位置に保持するという機能を有する金属薄板部材である。転動体28は転動体ケージ44に設けられた切欠き内に回転可能に嵌め込まれている。すなわち、これらの転動体28は一緒になってしか運動することができない。強制制御は図3および図4に示した実施例と同様に1つまたは複数の転動体28において行うことができる。この場合、転動体ケージ44に基づき、1つの転動体28における強制制御で十分となる。図5に示した実施例では、択一的に転動体ケージ44内に回転可能に支承された歯車46が設けられている。この歯車46は図3および図4に示したラック40,42と同様のラック(図5には見えていない)と噛み合っている。これによっても、全ての転動体28の強制制御が与えられている。
図6に示した実施例では、1つのランプ22に配置されている両転動体28がそれぞれ転動体ケージ44を用いて1つのグループにまとめられている。強制制御は各転動体44ごとに、図5につき説明したように歯車46を用いて行われる。この歯車46は、図3および図4に示したラック40,42に相当するラックと噛み合っている。この場合にも、ランプ22,26に沿った転動体28の転動を生ぜしめかつ滑りを阻止する、各転動体28の強制制御が得られる。
摩擦ブレーキパッド14をその移動方向に対して直交する横方向に案内するために、公知先行技術では、転動体28としてボールを使用することが知られている。その場合、これらのボールはブレーキパッド支持プレート20と受けプレート24とに設けられた溝状のボール軌道内に設けられている。このボール軌道の深さは中央部から両端部へ向かって徐々に浅くなるように形成されているので、ランプ効果が達成される。ランプ状の走行軌道が、ローラの端面側を案内する、隆起された縁部を有していると、円筒状ローラまたは円錐状ローラを用いても、摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向での摩擦ブレーキパッド14の所望の案内を達成することができる。両手段は冒頭で挙げた国際公開第03/056204号パンフレットに開示されている。これらの手段は3つよりも多い転動体28を使用する場合には、可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッド14の案内、つまりブレーキディスク16の回転軸線に対して半径方向における摩擦ブレーキパッド14の案内が不静定的であるという不都合を有している。このことは、低い公差を達成するために高い製造精度を必要とし、ひいては高められた摩耗を招く。
可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向において摩擦ブレーキパッド14を案内するために、本発明の1実施例では図7に示した、転動体28としてボールを備えたボールガイドが設けられている。このボール28は、ブレーキパッド支持プレート20と受けプレート24とに設けられたランプ22,26に設けられたボール溝48内を転動する。この場合、ボール支承部はいわゆる「4点支承部」として形成されている。すなわち、ボール溝48は円形の横断面を有するのではなく、ボール28が各ボール溝48内でボール溝48の長手方向中心の側方に並んで両側2個所で接触するような横断面を有している。接触個所は図7に円50で示されている。ボール溝48は図7に示した湾曲された、ただし円形ではない横断面の代わりに角柱形状を有していてもよい(図示しない)。4点支承部は横方向力が作用した場合でも摩擦ブレーキパッド14の正確な横方向案内を生ぜしめ、さらに製造精度に対して小さな要求しか課さない。横方向における案内の不静定性を回避するために、転がり軸受け装置のうちの2つ、たとえば図1で見て半径方向内側の、ブレーキパッド支持プレート20の両端部に配置された2つの転がり軸受け装置だけが、図7に示した4点支承部を有している。第3の転がり軸受け装置および場合によってはさらに別の転がり軸受け装置は、たとえば案内なしの円筒状ローラまたは横方向に遊びを持った円筒状ローラであってよい。
図8には、可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向で静定的な案内の別の実施例が示されている。図8には、図1に示した半径方向内側の、ブレーキパッド支持プレート20の端部に配置された転動体28と、半径方向外側の、ブレーキパッド支持プレート20の真ん中に配置された転動体28との断面図が示されている。この場合、転動体28としては、斜めに傾けられて配置されたローラが使用されている。外側に配置された転動体28、つまり図1で見て真ん中に位置する転動体28は、内側の転動体28とは逆向きで斜めに傾けられており、これにより可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向における摩擦ブレーキパッド14の所望の案内が達成される。ランプ22,26も横方向傾斜を有している。転動体28の横方向傾斜は、転動体28の負荷を等しい大きさに保持するために種々異なっている。半径方向外側の個々の転動体28の傾斜は、半導体内側の両転動体の傾斜よりも大きく形成されている。
Claims (15)
- 自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキであって、摩擦ブレーキパッドと、電気機械式の操作装置とが設けられており、該操作装置によって摩擦ブレーキパッドが制動のために、制動させたいブレーキボディへ押圧可能であり、ランプメカニズムが設けられており、該ランプメカニズムがブレーキボディに対して所定の角度で延びていて、摩擦ブレーキパッドをブレーキボディへの押圧時に支持するようになっており、摩擦ブレーキパッドが転動体によってランプメカニズムに移動可能に支承されている形式のものにおいて、当該摩擦ブレーキ(10)に、転動体(28)がその転動路から逸脱することを阻止する、転動体(28)のための強制制御装置(34;38,40;42;44,46)が設けられていることを特徴とする、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置(38,40,42;44,46)が転動体(28)の滑りを阻止している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置が、転動体(28)の移動距離を制限する、転動体(28)のための端部ストッパ(34)を有している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置(38,40,42;44,46)が、摩擦ブレーキパッド(14)の移動と共に転動体(28)を強制的に運動させる、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置が、1つのラック(40,42)と噛み合った歯車(38;46)を有しており、該歯車(38;46)が1つの転動体(28)に、該ラック(40,42)が摩擦ブレーキパッド(14)に、それぞれ結合されているか、または定位置である、請求項4記載の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置が、2つのラック(40,42)と噛み合った歯車(38;46)を有しており、一方のラック(40;42)が摩擦ブレーキパッド(14)に結合されており、他方のラック(42;40)が定位置である、請求項5記載の摩擦ブレーキ。
- 複数の転動体(28)または複数の転動体(28)のグループが、転動体ケージ(44)によって互いに結合されており、該転動体ケージ(44)が、転動体(28)を所定の相互間隔および相互相対位置に保持している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
- 強制制御装置(46)が転動体ケージ(44)に作用する、請求項7記載の摩擦ブレーキ。
- 少なくとも1つの転動体(28)が摩擦ブレーキパッド(14)を、該摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向で静定的に案内している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
- 2つの転動体(28)が摩擦ブレーキパッド(14)を、該摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向で静定的に案内しており、別の転動体(28)が、摩擦ブレーキパッド(14)を、該摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向で案内していない、請求項9記載の摩擦ブレーキ。
- 転動体(28)がボールであり、該ボールが、互いに向かい合って位置する2つのボール溝(48)内に案内されていて、各ボール溝(48)内で該ボール溝(48)の仮想の最深線を挟んで両側の2つの点(50)に接触している、請求項9記載の摩擦ブレーキ。
- 転動体(28)がローラであり、該ローラが、摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向で傾斜を持って配置されている、請求項9記載の摩擦ブレーキ。
- 当該摩擦ブレーキ(10)が転動体(28)として少なくとも2つのローラを有しており、該ローラの傾斜が互いに逆向きに設定されている、請求項12記載の摩擦ブレーキ。
- 当該摩擦ブレーキ(10)が転動体(28)として3つのローラを有しており、該ローラがそれぞれ仮想三角形の頂点に配置されており、半径方向内側のローラの傾斜が、半径方向外側のローラの傾斜とは逆向きに設定されている、請求項13記載の摩擦ブレーキ。
- 当該摩擦ブレーキ(10)が部分パッドディスクブレーキである、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
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