JP4499744B2 - 自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ - Google Patents

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Description

背景技術
本発明は、請求項1の上位概念部に記載の形式の、セルフエナージング式もしくは自己倍力式(selbstverstaerkend)の電気機械式の摩擦ブレーキ、つまり摩擦ブレーキパッドが設けられており、該摩擦ブレーキパッドが回転方向にかつブレーキボディに当て付けられるように運動可能であり、電気機械式の操作装置が設けられており、該操作装置を用いて摩擦ブレーキパッドが制動のためにブレーキボディに押圧可能であり、ランプメカニズムが設けられており、該ランプメカニズムが摩擦ブレーキパッドをブレーキボディに対して所定のランプ角度で支持しており、ランプメカニズムが、転動体を有する転がり軸受け装置を有しており、該転がり軸受け装置を用いて摩擦ブレーキパッドがブレ―キボディに対して楔角度で運動可能に支承されている形式の電気機械式の摩擦ブレーキに関する。
このような形式の摩擦ブレーキは、国際公開第03/056204号パンフレットに基づき公知である。この公知の摩擦ブレーキはディスクブレーキとして形成されている。この公知の摩擦ブレーキは摩擦ブレーキパッドを有しており、この摩擦ブレーキパッドは制動のために電気機械式の操作装置を用いて、制動させたいブレーキボディへ押圧可能となる。この場合、ディスクブレーキの場合には、このブレーキボディはブレーキディスクである。公知の摩擦ブレーキの電気機械式の操作装置は電動モータと、減速伝動装置と、回転/並進変換伝動装置であるねじ伝動装置とを有している。この操作装置を用いて摩擦ブレーキパッドはブレーキディスクに対して直交する横方向に、またはブレーキディスクに対して所定の角度で斜めに運動可能となり、ひいてはブレーキディスクに押圧可能となる。電気機械式の操作装置の構造は上記構造とは異なっていてもよい。
自己倍力作用を得るために、公知の摩擦ブレーキはランプメカニズム(Rampenmechanismus)を有している。このランプメカニズムはブレーキディスクに対して所定の角度で延びるランプ(傾斜路)を備えており、ブレーキディスクへの圧着時にこのランプには摩擦ブレーキパッドが支持される。摩擦ブレーキパッドが制動時に、回転しているブレーキディスクに押圧されると、ブレーキディスクは摩擦ブレーキパッドへ摩擦力を加える。この摩擦力は、摩擦ブレーキパッドを支持するランプとブレーキディスクとの間の楔形のギャップを狭める方向で摩擦ブレーキパッドを負荷する。ランプメカニズムに設けられた、ブレーキディスクに対して斜めに延びるランプにおける摩擦ブレーキパッドの支持は、ブレーキディスクに対して直交する横方向の力成分を持って摩擦ブレーキパッドに加えられる力を生ぜしめる。ブレーキディスクに対して直交する横方向のこの力成分は、摩擦ブレーキパッドをブレーキディスクへ押圧する押圧力となる。ランプメカニズムにより生ぜしめられた押圧力は、電気機械式の操作装置により生ぜしめられた押圧力を高め、ひいては摩擦ブレーキのブレーキ力を高める。押圧力および制動力のこのような増大は「自己倍力作用」と呼ばれる。
ランプメカニズムのランプの延在方向がブレーキディスクに対して成す角度はランプの途中で変化していてよい。ランプメカニズムの特別事例または極端事例が楔メカニズムである。楔メカニズムでは、延在するランプがブレーキディスクに対して成す角度が、ランプの延在長さにわたって一定である。ランプはこの場合、「楔体」と呼ばれる。摩擦ブレーキパッドの、ブレーキディスクとは反対の側の裏面に分配されて配置されていて、摩擦ブレーキパッドを一緒になって支持する複数のランプメカニズムが設けられていてよい。
公知の摩擦ブレーキでは、ボールまたはローラが転動体として設けられている。これらの転動体を介して摩擦ブレーキパッドがランプに支持され、これらの転動体はランプに沿った摩擦ブレーキパッドの摺動時における摩擦を減少させる。公知の摩擦ブレーキの転動体は、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキディスクとは反対の側の裏面と、摩擦ブレーキパッドに面した受けプレートとに設けられている転動路に沿って転動する。これらの転動路は摩擦ブレーキパッドの移動方向に延びており、転動路の長手方向中心が最も深く形成されている。転動路の深さは長手方向中心を起点として両方向へ向かって減少している。これにより、これらの転動路はランプメカニズムの1つまたは複数のランプを形成する。転動路は摩擦ブレーキパッドの裏面と受けプレートとにおいて凹設されて設けられており、こうして転動路は転動体を案内し、さらにこれらの転動体を介して移動方向に対して直交する横方向に摩擦ブレーキパッドを案内する。
以上、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキをディスクブレーキにつき説明した。なぜならば、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキはディスクブレーキを例にとって説明すると分かり易いからである。その理由は、このような形式の公知の摩擦ブレーキの大半がディスクブレーキとして形成されており、しかも公知先行技術で挙げた摩擦ブレーキもやはりディスクブレーキであるからである。しかし、これによってその他のタイプのブレーキ構造における本発明の実現が排除されるものではない。
公知の摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドがブレーキの制動および解除のために往復移動させられると、転動体は転動路に沿って転動し、そして摩擦ブレーキパッドが再び最初の位置に戻ると、転動体も最初の位置に戻ることが理想的である。このことは、自己倍力式の摩擦ブレーキにおいて摩耗補償のために摩擦ブレーキパッドが完全には戻されなくなる場合には該当しない。それにもかかわらず、以下に説明する転動体の「位置ずれ(Wegwandern)」が生じる。摩擦ブレーキパッドが往復移動させられる場合、転動体がその転動路に沿って純粋に転動するだけではなく、ある程度滑ってしまうことを回避することはできない。このような場合、転動体はもはやその出発位置には戻らない。摩擦ブレーキパッドがたびたび往復運動させられると、転動体はその出発位置からますます大きく「位置ずれ」してしまう恐れがある。
発明の説明および利点
請求項1の特徴部に記載の特徴を有する本発明による摩擦ブレーキでは、転動体が当該摩擦ブレーキの1つの構成部分に定位置でかつ回転可能に支承されている。転動体1つ当たり1つのランプしか設けられておらず、このランプに沿って転動体が転動する。対応する第2のランプを第1のランプに向かい合って位置するように配置し、この第2のランプに沿って同じく転動体を転動させ、この場合、転動体を両ランプの間に配置するという構成は、転動体の本発明による回転軸受け装置により不要となる。もちろん、ランプ1つ当たり2つの転動体も可能であり、また理論的には2つよりも多い転動体も可能である。転動体の回転軸受け装置には、転動体が定位置に保持され、所定位置から位置ずれしなくなるという利点がある。転動体の位置はその回転軸受け装置によって永続的に規定されている。ランプに沿った滑りによる一方のランプ端部の方向への転動体の望ましくない「ずれ」は回避されている。たとえ転動体がランプに沿って滑ったとしても、転動体は回転軸受け装置により規定された位置から離れることはできない。本発明の別の利点は、転動体1つ当たり1つのランプしか硬化させる必要がないことである。なぜならば、転動体1つ当たり1つのランプしか設けられていないからである。付加的な利点は、摩擦ブレーキパッドの移動距離が同じであるとすると、ランプメカニズムのランプは、互いに向かい合って位置して配置された、互いに対応する2つのランプに沿って1つの転動体を転動させる場合のランプのほぼ2倍の長さに形成されていることである。これにより製造公差に対する要求は減じられ、ランプ長さにわたってランプ角度の変化を一層簡単にかつ一層正確に形成することができる。ランプの長さにわたるランプ角度の変化によって、自己倍力作用の高さを摩擦ブレーキパッドの移動距離に関連して、ひいては操作力およびブレーキ力に関連して変えることができる。たとえばランプ始端部および摩擦ブレーキパッドの移動開始時に大きなランプ角度を設定することにより、ブレーキディスクに対して直交する横方向の摩擦ブレーキパッドの高い接近速度もしくは送り速度を達成することができ、ランプ終端部に小さなランプ角度を設定することにより高いブレーキ力における高い自己倍力作用を達成することができる。
請求項2以下には、請求項1に記載の本発明の対象の有利な構成および改良形が記載されている。
ランプメカニズムの転動体はランプメカニズムの定位置の受けに回転可能にかつ定位置に支承されていてよい(請求項2)。この受けは、たとえばブレーキキャリパ内に不動に配置されており、ランプは摩擦ブレーキパッドの、ブレーキディスクとは反対の側の裏面に位置している。逆に請求項3に記載の構成では、転動体が摩擦ブレーキパッドに定位置でかつ回転可能に支承されており、この場合にはランプが、たとえば受けに配置されている。本発明のこのような構成では、転動体が摩擦ブレーキパッドと共に定位置に配置されている。すなわち、転動体は、摩擦ブレーキパッドがブレーキの操作のために運動させられると、摩擦ブレーキパッドと共に運動するわけである。本発明のこのような構成は上記構成に比べて有利である。なぜならば、転動体を介して摩擦ブレーキパッドをランプに支持する支持部が当該摩擦ブレーキの操作時に摩擦ブレーキパッドに対して移動せず、つまり摩擦ブレーキパッドの支持がいつも同じ個所で行われるからである。
請求項4に記載の構成では、ランプ角度で延びる仮想直線、つまり転動体の回転軸線を通る、ランプに対して直角の仮想直線が、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキボディに面した側の表面に、摩擦ブレーキパッドの前記表面内で交差している。請求項4で規定された、仮想直線と摩擦ブレーキパッドの表面との交点は、転動体による摩擦ブレーキパッドの支持が有効となる個所である。ランプのランプ角度に基づき、支持個所は転動体下の摩擦ブレーキパッドに対して直角に位置するのではなく、ランプ角度に関連して摩擦ブレーキパッドに対してずらされて位置している。転動体による摩擦ブレーキパッドの支持が有効となる個所は、請求項4に記載の構成では、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキボディに面した側の表面の内部に位置している。
請求項5に記載の構成では、転動体の回転軸線および転動体を転動させかつ転動体を支持するランプの回転軸線が、摩擦ブレーキパッドの移動方向とブレーキボディの周方向とに対して直交する横方向に横方向傾斜を有している。この横方向傾斜は、転動体が、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキボディに面した側の表面を少なくともほぼ等大の2つの面に分割する仮想円周線に対して同心的に摩擦ブレーキパッドを支持するように選択されていると望ましい。この場合、この仮想円周線の中心はブレーキボディの回転軸線に位置している。半径方向内側のランプおよび半径方向外側のランプは互いに逆向きの横方向傾斜を有しており、この場合、横方向傾斜角度は互いに異なっていてよい。仮想円周中心線の外側よりも仮想円周線の内側により多くの転動体が配置されていると、これらの転動体の横方向傾斜および/または仮想円周中心線からのこれらの転動体の間隔は仮想円周線の外側におけるよりも小さく形成されており、また逆に仮想円周線の内側よりも仮想円周線の外側により多くの転動体が配置されていると、これらの転動体の横方向傾斜および/または仮想円周中心線からのこれらの転動体の間隔は仮想円周線の内側におけるよりも小さく形成されている。摩擦ブレーキパッドは円周中心線に対して同心的に支持され、そして摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向、つまりブレーキディスクに対して半径方向での摩擦ブレーキパッドの案内が生ぜしめられる。横方向傾斜角度は、少なくともほぼ横方向力補償または半径方向力補償が得られるように設定されると有利である。
摩擦や摩耗を低減させるために、請求項6に記載の構成では、転動体自体も転がり軸受けにより支承されている。請求項7に記載の構成では、転動体の転がり軸受けが、軸受けポケット、つまり該転がり軸受けに対して相補的な凹部内に嵌め込まれており、この軸受けポケットは摩擦ブレーキパッドの、ブレーキボディとは反対の側の裏面に設けられているか、または定位置の受けに設けられている。
請求項8に記載の構成では、ブレーキボディの周方向または摩擦ブレーキパッドの移動方向における転動体のずれが規定されている。このずれは、転動体が、摩擦ブレーキパッドの、ブレーキボディに面した側の表面をほぼ等大の2つの面に分割する、ブレーキボディに対して半径方向または摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向に延びる仮想中心線に対して同心的に摩擦ブレーキパッドを支持するように設定されていると望ましい。これにより、摩擦ブレーキパッドはその移動方向に対して同心的に支持され、ランプ傾斜は補償される。本発明のこのような構成は、上で請求項5につき説明した構成に相当しているが、しかし両構成は互いに異なる2つの方向を有している。請求項5に記載の構成は摩擦ブレーキパッドの移動方向に対して直交する横方向に関するものであるが、請求項8に記載の構成は長手方向または移動方向に関するものである。
図面
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
図1は、本発明による自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキを概略的に示す斜視図であり、
図2は、転動体の端面を図1の矢印IIの方向で見た図に相当する摩擦ブレーキの一部の拡大図であり、
図3は、図1の2回屈曲された一点鎖線III−IIIに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの半径方向内側の転動体と半径方向外側の転動体とを示す軸方向断面図であり、
図4〜図7は、図2に描き込まれた、屈曲された切断平面IV−IVに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の種々の実施例を示す断面図である。
実施例の説明
図1には、ディスクブレーキとして形成されている、本発明による自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ10が概略的に図示されている。この摩擦ブレーキ10は2つの摩擦ブレーキパッド12,14を有しており、両摩擦ブレーキパッド12,14はブレーキディスク16の両側に配置されている。両摩擦ブレーキパッド12,14のうちの一方の摩擦ブレーキパッド12は固定に、つまり運動不可能に、ブレーキキャリパ18内に嵌入されている。この摩擦ブレーキパッド12は以下において、「固定の摩擦ブレーキパッド12」と呼称される。ブレーキキャリパ18については、図面で見てブレーキディスク16の下方に位置する部分しか図示されていない。なぜならば、ブレーキキャリパ18の、ブレーキディスク16の上方に位置する部分を図示してしまうと、この部分が摩擦ブレーキ10の主要部分を遮蔽してしまうからである。ブレーキキャリパ18は汎用の形式でブレーキディスク16をその円周の外側から掴むように被さっている。
他方の摩擦ブレーキパッド14はブレーキディスク16の回転方向およびブレーキディスク16に対して直交する横方向に可動である。「ブレーキディスク16の回転方向に運動可能」とは、可動の摩擦ブレーキパッド14が、ブレーキディスク16の回転軸線と少なくともほぼ合致する仮想軸線を中心にして回転可能であることを意味する。原則的には、ブレーキディスク16に対する割線方向における可動の摩擦ブレーキパッド14の移動可能性も可能である。摩擦ブレーキ10を操作するための可動の摩擦ブレーキパッド14の運動は、電気機械式の操作装置を用いて行われる。この電気機械式の操作装置は、図面を見易くする目的で図示されていないが、当業者にとっては公知先行技術からの種々異なる構成が知られており、またこのような電気機械式の操作装置自体は本発明の固有の対象ではないので、電気機械式の操作装置に関する詳しい説明は省略する。
可動の摩擦ブレーキパッド14は汎用の形式通りにブレーキパッド支持プレート20に固くかつ解離不能に結合されている。このブレーキパッド支持プレート20の、ブレーキディスク16とは反対の側の裏面は軸受け台22を有しており、これらの軸受け台22には、転動体24が回転可能に支承されている。本発明の図示の実施例では、転動体24としてローラが使用される。これらの転動体24の回転軸線はブレーキディスク16の回転軸線に対して半径方向に延びている。ただし、転動体24の回転軸線は必ずしもブレーキディスク16の回転軸線に対して半径方向に配置されている必要はない。ブレーキパッド14を、たとえばブレーキディスク16の割線方向に移動させたい場合、転動体24の回転軸線は互いに平行でかつ割線に対して直角に延びている。軸受け台22を用いて、転動体24は可動の摩擦ブレーキパッド14に定位置でかつ回転可能に支承されており、可動の摩擦ブレーキパッド14の移動時に転動体24はこの摩擦ブレーキパッド14と一緒に運動する。
受けプレート26の、ブレーキディスク16に面した側の表面には、複数のランプ(傾斜路)28が配置されている。これらのランプ28には前記転動体24が支持され、そしてこれらのランプ28に沿って前記転動体24が転動する。ランプ28はブレーキディスク16の周方向および回転方向に延びており、ひいては可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向に延びている。ランプ28の傾斜はブレーキディスク16の回転方向に立ち上がる。
受けプレート26はブレーキパッド支持プレート20とほぼ合同に、つまりほぼ完全に重なり合うように、ブレーキパッド支持プレート20の、ブレーキディスク16とは反対の側の裏面に載置されている。図1には、ランプ28および転動体24を見えるようにするために、受けプレート26が上方へ向かって旋回させられた状態で図示されているが、実際には受けプレート26は摩擦ブレーキパッド12,14とブレーキディスク16とブレーキパッド支持プレート20とに対して平行に配置されている。受けプレート26はブレーキキャリパ18の、ブレーキパッド支持プレート20のブレーキディスク16とは反対の側の裏面に被さったキャリパ部分(図示しない)に不動に、つまり運動不能に配置されている。ブレーキキャリパ18のこの図示されていない部分は、図1で見てブレーキディスク16の上方でかつブレーキパッド支持プレート20の上方に位置している。ブレーキキャリパ18は、いわゆる「フローティングキャリパ」として形成されている。すなわち、ブレーキキャリパ18はブレーキディスク16に対して直交する横方向に移動可能である。可動の摩擦ブレーキパッド14がブレーキディスク16に押圧されると、ブレーキキャリパ18はブレーキディスク16に対して直交する横方向に移動させられて、固定の摩擦ブレーキパッド12をブレーキディスク16の他方の側の面に押圧させるので、ブレーキディスク16は両摩擦ブレーキパッド12,14によって制動される。
摩擦ブレーキ10を操作するためには、可動の摩擦ブレーキパッド14がブレーキディスク16の回転方向に移動させられる。ブレーキディスク16の回転方向は図1に矢印30で示されており、可動の摩擦ブレーキパッド14の移動方向はブレーキパッド支持プレート20上に矢印32で示されている。ブレーキディスク16の回転方向30における可動の摩擦ブレーキパッド14の運動時に、転動体24はランプ28に沿って転動する。ランプ28の立上がりに基づき、可動の摩擦ブレーキパッド14はブレーキディスク16の回転方向30における運動時にブレーキディスク16に対して直交する方向でブレーキディスク16へ向かって運動させられて、ブレーキディスク16へ押圧される。ブレーキディスク16は制動される。回転するブレーキディスク16は、このブレーキディスク16に押圧された可動の摩擦ブレーキパッド14に回転方向30における摩擦力を加える。この摩擦力は可動の摩擦ブレーキパッド14をブレーキディスク16の回転方向30に負荷し、ひいては可動の摩擦ブレーキパッド14の運動方向32に負荷する。ランプ28における支持部を介して、ブレーキディスク16の回転方向30における摩擦力による可動の摩擦ブレーキパッド14の負荷は、ランプ28に対して直角な支持力を生ぜしめる。この支持力はブレーキディスク16に対して直交する横方向の成分を有している。ブレーキディスク16に対して直交する横方向のこの力成分は、可動の摩擦ブレーキパッド14を、操作装置により加えられた押圧力に対して付加的にブレーキディスク16へ押圧する押圧力を形成する。これにより、摩擦ブレーキ10のブレーキ力は増幅(倍力)される。
ランプ28はブレーキディスク16に対して汎用の鋭角のランプ角度で延びている。ランプ角度はランプの延在長さにわたって、つまりランプ長手方向で変化していてよい。ランプ28の長さにわたって一定のランプ角度の場合には、このランプは「楔体」とも呼ばれる。ランプ28は摩擦ブレーキ10の自己倍力もしくは自己増幅を生ぜしめるランプメカニズムを形成する。
図示の実施例では、ブレーキパッド支持プレート20に3つの転動体24が配置されており、受けプレート26に3つのランプ28が配置されている。このことは摩擦ブレーキパッド14の静定的(statisch bestimmt.)な支持を生ぜしめる。3つよりも多い転動体24とランプ28とを用いた、不静定的(statisch ueberbestimmt.)な支持も考えられる。また、ブレーキパッド支持プレート20の幅にわたってたとえば2つの転動体24と2つのランプ28とが延びている(図示しない)場合には、3よりも少ない転動体24および3つよりも少ないランプ28も可能である。
図1に示した実施例では、ランプ28がブレーキディスク16の一方の回転方向30にしか立ち上がっていない。すなわち、摩擦ブレーキ10はブレーキディスク16の、矢印30で示した回転方向に関してしか自己倍力作用を有しない。ブレーキディスク16の他方の回転方向、つまり反対方向の回転方向では、自己増幅もしくは自己倍力は行われない。ブレーキディスク16の反対方向の回転方向に関しても自己倍力を得るためには、反対方向の回転方向で立ち上がるランプを設けることができる(図示しない)。互いに異なるランプ角度により、種々の大きさの自己倍力をブレーキディスク16の両回転方向において、つまり前進走行および後進走行に関して達成することができる。
図2には、ローラとして形成された転動体24を軸方向で見たときの転動体24の拡大図が示されている。図面から判るように、受けプレート26にはランプ28が設けられており、このランプ28に沿って転動体24が転動する。ランプ28は該ランプ28の全長にわたって一定の楔角度またはランプ角度αを有する楔体として形成されている。さらに図2から判るように、ブレーキパッド支持プレート20はブレーキディスク16に面した表側の面に摩擦ブレーキパッド14を備えており、ブレーキディスク16とは反対の側でかつ受けプレート26に面した側の裏面に軸受け台22を備えている。転動体24は軸受け台22に回転可能に支承されていて、ひいてはブレーキパッド支持プレート20と摩擦ブレーキパッド14とに定位置で支承されている。
図2には、一点鎖線を用いて、転動体24の回転軸線を半径方向に貫いて延びる直線34が描き込まれている。この直線34はランプ28に対して直角に位置しており、さらに直線34は、転動体24がランプ28に支持される個所を通って延びている。直線34は摩擦ブレーキパッド14の、ブレーキディスク16に面した側の表面36と、符号38で示した交点で交差している。この交点は転動体24による摩擦ブレーキパッド14の有効な支持個所を表している。有効な支持個所38は転動体24の鉛直方向下方に位置しているのではなく、ランプ28におけるランプ角度αでの転動体24の支持に基づき、ブレーキディスク16の周方向および摩擦ブレーキパッド14の移動方向に距離gだけずらされている。この方向は摩擦ブレーキパッド14の長手方向と呼ぶこともできる。転動体24は、前記交点38が摩擦ブレーキパッド14の、ブレーキディスク16に面した側の表面36の内側に位置するように配置されている。さらに、転動体24は、ブレーキディスク16に対して半径方向に延びかつ摩擦ブレーキパッド14の、ブレーキディスク16に面した側の表面36をほぼ等大の2つの面に分割する仮想の横方向中心線に対して同心的に転動体24が摩擦ブレーキパッド14を支持するようにブレーキパッド支持プレート20の裏面に分配されて配置されている。これにより、摩擦ブレーキパッド14の面にわたって摩擦ブレーキパッド14の長手方向および移動方向に関して均一に分配された、摩擦ブレーキパッド14の支持部が達成される。長手方向または周方向におけるずれは摩擦ブレーキパッド14の、ブレーキディスク16に面した側の表面36の平面においてずれ角度γとして表すこともできる。ずれ角度γの頂点はブレーキディスク16の回転軸線に位置している。
図3には、1つの半径方向内側の転動体24と、1つの半径方向外側の転動体24とが示されている。図面から良く判るように、これらの転動体24は摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向に傾けられている。この場合、半径方向内側の転動体24と、周方向で見て複数の半径方向内側の転動体24の間に位置している1つの半径方向外側の転動体24とは互いに逆向きに傾けられている。ランプ28はそれぞれ対応する転動体24と同じ横方向傾斜を有している。半径方向内側の転動体24の横方向傾斜角度βは互いに等しく形成されており、それに対して1つの半径方向外側の転動体24の横方向傾斜角度βはより大きく形成されており、これにより横方向力が互いに補償される。転動体24およびランプ28の横方向傾斜角度βは摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向、つまりブレーキディスク16に対して半径方向での摩擦ブレーキパッド14の案内を生ぜしめる。1つの仮想三角形の各頂点に配置されている3つの転動体24と3つのランプ28とを用いた摩擦ブレーキパッド14の支持に基づき、摩擦ブレーキパッド14の移動方向に対して直交する横方向およびブレーキディスク16に対して半径方向における摩擦ブレーキパッド14の静定的な支持が得られる。ランプ28および転動体24の横方向傾斜は、これらのランプ28および転動体24が、ブレーキディスク16の回転軸線上に位置する中心を有する仮想円周線に対して同心的に摩擦ブレーキパッド14を支持するように設定されている。
図4〜図7には、転動体24の本発明による転がり軸受け装置の種々の実施例が示されている。この場合、図2にIV−IV線で示した、屈曲された切断面における転動体24の軸方向断面図が図示されている。図4に示した実施例では、転動体24が、両側で軸方向に突出した軸ジャーナル42を備えた円筒状のローラである。両軸ジャーナル42はニードル軸受け44を用いてブレーキパッド支持プレート20の軸受け台22内に回転可能に支承されている。転動体24を転動させるランプ28は、両軸受け台22の相互間隔よりも小幅に形成されており、ランプ28は両軸受け台22の間に係合している。
図5に示した実施例では、たとえば嵌合ピンが軸46として両軸受け台22内に圧入されている。軸46には、ニードル軸受け48を用いてスリーブ50が回転可能に支承されており、このスリーブ50は、図5には見えていないランプ28に沿って転動する転動体24を形成している。スリーブ50はニードル軸受け48の外レースを形成している。図5に示した転動体24の転がり軸受け装置には、この転がり軸受け装置が比較的簡単に製造可能な部分と規格部品とで十分となるという利点がある。たとえば段付けされた転動体24は必要とならない。
図6に示した転動体24の転がり軸受け装置では、ブレーキパッド支持プレート20の裏面がポケット52を備えており、このポケット52内にニードル軸受け54が嵌め込まれている。ポケット52はブレーキパッド支持プレート20に設けられた円筒状の凹部であり、この凹部はニードル軸受け54のスリーブ56と同じ直径を有している。軸受け台22自体は不要となる。転動体24は、たとえば円筒状のピンであり、このピンがニードル軸受け54内に回転可能に支承されている。受けプレート26に設けられたランプ28は両ニードル軸受け54の相互間隔よりも小幅に形成されていて、両ニードル軸受け54の間に係合している。転動体24の転がり軸受け装置のこのような構成も、簡単に製造可能な部分および規格部品を用いて廉価に製作可能である。軸受け台に設けられる孔は必要とならない。組付けも簡易化されている。
図7に示した転動体24の転がり軸受け装置の実施例では、再び直径段付けされたローラ形の転動体24が使用される。この転動体24は側方に突出した軸ジャーナル58を備えており、この軸ジャーナル58はニードル軸受け60内に回転可能に支承されている。ニードル軸受け60は図6に示した実施例と同様にブレーキパッド支持プレート20に設けられたポケット62内に嵌め込まれている。大小異なる直径を有する転動体24は中央の範囲に位置する大直径に基づきニードル軸受け60のニードルを軸受けスリーブ64内に保持するので、軸受けスリーブ64の開いた内側は内方へ向かって縁曲げされている必要はない。図6に示した転がり軸受け装置の場合と同じ全構成幅を維持する場合には、図6に示した構成の場合よりも軸方向で長尺なニードル軸受け60を使用することができる。このことから、図6に示した転がり軸受け装置に比べて高い負荷容量が得られる。転動体24を軸方向で案内するためには、軸受けスリーブ64が支持部66を有している。この支持部66は軸受けスリーブ64の端面の中心に設けられた、内方へ向けられた膨入出部である。
本発明による自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキを概略的に示す斜視図である。 転動体の端面を図1の矢印IIの方向で見た図に相当する摩擦ブレーキの一部の拡大図である。 図1の2回屈曲された一点鎖線III−IIIに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの半径方向内側の転動体と半径方向外側の転動体とを示す軸方向断面図である。 図2に描き込まれた、屈曲された切断平面IV−IVに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の第1実施例を示す断面図である。 図2に描き込まれた、屈曲された切断平面IV−IVに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の第2実施例を示す断面図である。 図2に描き込まれた、屈曲された切断平面IV−IVに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の第3実施例を示す断面図である。 図2に描き込まれた、屈曲された切断平面IV−IVに沿った断面図に相当する、図1に示した摩擦ブレーキの摩擦ブレーキパッドの転がり軸受け装置の第4実施例を示す断面図である。

Claims (8)

  1. 自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキであって、摩擦ブレーキパッドが設けられており、該摩擦ブレーキパッドが回転方向にかつブレーキボディに当て付けられるように運動可能であり、電気機械式の操作装置が設けられており、該操作装置を用いて摩擦ブレーキパッドが制動のためにブレーキボディに押圧可能であり、ランプメカニズムが設けられており、該ランプメカニズムが摩擦ブレーキパッドをブレーキボディに対して所定のランプ角度で支持しており、ランプメカニズムが、転動体を有する転がり軸受け装置を有しており、該転がり軸受け装置を用いて摩擦ブレーキパッドがブレ―キボディに対して楔角度で運動可能に支承されている形式のものにおいて、前記転動体(24)が当該摩擦ブレーキ(10)の1つの構成部分に定位置でかつ回転可能に支承されており、転動体(24)の回転軸線が、摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向の横方向傾斜を有していて、該転動体(24)が、ブレーキボディ(16)の回転軸線上に中心を有する仮想円周線に対して同心的に摩擦ブレーキパッド(14)を支持しており、該仮想円周線が、摩擦ブレーキパッド(14)の、ブレーキボディ(16)に面した側の表面を少なくともほぼ等大の2つの面に分割しており、前記転動体(24)のうちの少なくとも2つの転動体が、互いに逆向きに傾けられて配置されていることを特徴とする、自己倍力式の電気機械式の摩擦ブレーキ。
  2. 転動体(24)が、ランプメカニズムの定位置の受け(26)に支承されており、該受け(26)が摩擦ブレーキパッド(14)をブレーキボディ(16)に対してランプ角度(α)で支持している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
  3. 転動体(24)が、摩擦ブレーキパッド(14)に定位置でかつ回転可能に支承されている、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
  4. 転動体(24)の回転軸線を通る、ランプ(28)に対して直角の仮想直線(34)が、摩擦ブレーキパッド(14)の、ブレーキボディ(16)に面した側の表面(36)に、摩擦ブレーキパッド(14)の前記表面(36)の内側で交差している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
  5. 転動体(24)が転がり軸受けにより支承されている、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
  6. 転動体(24)の転がり軸受け(54,60)が、該転がり軸受け(54,60)に対して相補的な軸受けポケット(52,62)内に嵌め込まれている、請求項記載の摩擦ブレーキ。
  7. 転動体(24)が、摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向で互いにずらされて配置されていて、該転動体(24)が、摩擦ブレーキパッド(14)の、ブレーキボディ(16)に面した側の表面(36)を少なくともほぼ等大の2つの面に分割する、摩擦ブレーキパッド(14)の移動方向に対して直交する横方向に延びる仮想中心線に対して同心的に摩擦ブレーキパッド(14)を支持している、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
  8. 当該摩擦ブレーキ(10)が部分パッドディスクブレーキである、請求項1記載の摩擦ブレーキ。
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