JP2006138475A - ディスクブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦ブレーキパッドの形状接続的な保持部の負荷を軽減する。
【解決手段】摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)とは反対の側の裏側における摩擦ブレーキパッド(16,18)の摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)との摩擦係数が、摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)に面した表側における摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)との摩擦係数よりも大であるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスクブレーキであって、ブレーキディスク、摩擦ブレーキパッドホルダ、該摩擦ブレーキパッドホルダに保持された摩擦ブレーキパッド及び制動するために摩擦ブレーキパッドをブレーキディスクに対して押圧可能な操作装置が設けられている形式のものに関する。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10056451号明細書から、電気機械的な操作装置と、機械的な自己倍力装置とを備えたディスクブレーキが公知である。操作は原則的には別の形式で、例えば空圧式又は液圧式でも行える。自己倍力装置は、ブレーキディスクに対して特に鋭角で斜めに延びる、ディスクブレーキの摩擦ブレーキパッドを支持するための楔面を備えた楔機構を有している。楔面の全長にわたって楔角が変化する場合は、傾斜面機構とも云う。制動するためには、摩擦ブレーキパッドが操作装置によって、回転するブレーキディスクに押圧される。回転するブレーキディスクは摩擦力を周方向で摩擦ブレーキパッドに加え、この摩擦力は摩擦ブレーキパッドを、楔面とブレーキディスクとの間の狭くなる楔ギャップの方向で負荷する。楔原理に基づいて、摩擦ブレーキパッドが支持される楔面は、ブレーキディスクに対して垂直方向の成分を有する力を摩擦ブレーキパッドに対して生ぜしめる。ブレーキディスクに対して垂直方向の前記力成分は、摩擦ブレーキパッドを操作装置によってもたらされる圧着力に加えて付加的にブレーキディスクに押圧する圧着力である。制動力は増強される。この自己倍力装置は、制動時に回転するブレーキディスクから該ブレーキディスクに対して押圧される摩擦ブレーキパッドに加えられる摩擦力を圧着力に変換する。以下に説明する本発明は、楔機構又は傾斜面機構を有する機械的な自己倍力装置を備えたディスクブレーキのために規定されているが、このようなディスクブレーキに限定はされない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10056451号明細書
本発明の課題は、公知の欠点を回避することにある。
この課題を解決するために本発明では、摩擦ブレーキパッドのブレーキディスクとは反対の側の裏側における摩擦ブレーキパッドの摩擦ブレーキパッドホルダとの摩擦係数が、摩擦ブレーキパッドのブレーキディスクに面した表側における摩擦ブレーキパッドのブレーキディスクとの摩擦係数よりも大であるようにした。
請求項1の特徴部に記載の構成を有する本発明によるディスクブレーキでは、摩擦ブレーキパッドがブレーキディスクとは反対の側の裏側において、摩擦ブレーキパッドのブレーキディスクに面した表側におけるブレーキディスクとの摩擦係数よりも大きな値の、摩擦ブレーキパッドホルダとの摩擦係数を有している。この場合、摩擦ブレーキパッドとは、摩擦ブレーキパッド自体若しくは摩擦ブレーキパッドと一般には材料接続的に且つ解離不能に結合されたパッド支持体を有する摩擦ブレーキパッドの構成ユニットであると理解される。摩擦ブレーキパッドが(パッド支持体と一緒に)取り付けられたディスクブレーキの構成部材は、摩擦ブレーキパッドホルダと見なされる。前記構成部材はブレーキキャリパ若しくはブレーキフレーム又は例えばディスクブレーキの自己倍力装置の楔機構の楔であってよく、この場合、摩擦ブレーキパッドは楔のブレーキディスクに面した側に配置されている。
本発明に基づいて、摩擦ブレーキパッドと摩擦ブレーキパッドホルダとの間の、摩擦ブレーキパッドとブレーキディスクとの間の摩擦係数よりも大きな摩擦係数により、ディスクブレーキの作動時は、回転するブレーキディスクから摩擦ブレーキパッドに加えられる摩擦力は、摩擦ブレーキパッドホルダから摩擦ブレーキパッドに加えられる摩擦力よりも小である。これにより、摩擦ブレーキパッドは摩擦ブレーキホルダに保持されて、回転するブレーキディスクと一緒には運動しない。これにより、理論上は摩擦ブレーキパッドの形状接続的な保持は不要であるが、実地では摩擦ブレーキパッドの形状接続的な保持又はその他の保持は、前記摩擦係数に基づく摩擦接続に加えて付加的に必要であってよい。それにもかかわらず本発明は、制動時にブレーキディスクから摩擦ブレーキパッドに加えられる摩擦力が、前記摩擦係数に基づいて摩擦接続式で、又はいずれにしろ大部分は摩擦接続式で摩擦ブレーキパッドホルダに伝達されるという利点を有している。これにより、摩擦ブレーキパッドの形状接続的な保持部の負荷が軽減される。この保持部は位置固定部として働き且つ緩められた、つまり作動していないディスクブレーキにおいても必要とされる。本発明の別の利点は、制動時の摩擦ブレーキパッドに遊びが無いことである。それというのも、摩擦接続は、摩擦ブレーキパッドホルダに対する摩擦ブレーキパッドのあらゆる相対位置において有効であり、従って、摩擦ブレーキパッドは受け等における形状接続の場合のように、初めて接触する必要がないからである。
従属請求項には、請求項1に記載した本発明の有利な改良が記載されている。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。
図示の本発明によるディスクブレーキ10は、ブレーキディスク12とブレーキフレーム14とを有しており、このブレーキフレーム14内には2つの摩擦ブレーキパッド16,18がブレーキディスク12の両側に配置されている。ブレーキフレーム14は2つのフレーム板20を有しており、これらのフレーム板20は固定バー22によって互いに結合されている。フレーム板20は、それぞれブレーキディスク12に対して平行に、該ブレーキディスク12の両側に隣接して配置されており、固定バー22は、それぞれブレーキディスク12に対して横方向で、該ブレーキディスク12の周面外に延在している。固定バー22は、ブレーキホルダ(図示せず)内でブレーキディスク12に対して横方向で摺動可能に案内されている。前記ブレーキホルダについては、固定バー22用のガイド24だけが象徴的に図示されているに過ぎない。これにより、ブレーキフレーム14はブレーキディスク12に対して横方向で摺動可能であり、「浮動フレーム」を成している。2つの摩擦ブレーキパッド16,18は、それぞれフレーム板20のブレーキディスク12に面した側に配置されている。
図面左側に示した摩擦ブレーキパッド16は固定式(以下定置とも云う)である、つまり、ブレーキフレーム14に不動に配置されている。摩擦ブレーキパッド16はパッド支持体26を有しており、このパッド支持体26は薄板製の深絞り部材として製作されており且つフレーム板20の方向で突出した環状の縁部28を有している。摩擦ブレーキパッド16はパッド支持体26と材料接続式で結合されている。パッド支持体26は、その縁部28を以てフレーム板20の対応する隆起部30の周面に係合する。パッド支持体26の縁部28は、内側に向かって突出した複数のばね弾性的な固定舌片32を有しており、これらの固定舌片32は、フレーム板20の隆起部30の外縁部に設けられた相補的な切欠きに係合する。これにより、パッド支持体26を摩擦ブレーキパッド16と一緒にフレーム板20に保持する一種のクリップ結合又はスナップ結合が形成されている。
ブレーキディスク12に面した摩擦ブレーキパッド16の表側において、摩擦ブレーキパッド16とブレーキディスク12との間の摩擦係数は、ブレーキパッド12とは反対の側の裏側における摩擦係数よりも低く、この裏側では、パッド支持体26とブレーキフレーム14のフレーム板20との間の摩擦係数は比較的高い。ブレーキをかけるために摩擦ブレーキパッド16が回転するブレーキディスク12に対して押圧された場合、これによりブレーキディスク12から摩擦ブレーキパッド16に加えられる摩擦力は、パッド支持体26とフレーム板20との間に作用する摩擦力よりも小である。従って、摩擦ブレーキパッド16は摩擦接続に基づいてブレーキフレーム14に保持される。パッド支持体26の縁部28のフレーム板20との形状接続による摩擦ブレーキパッド16の保持は、それほど重要ではない。前記形状接続は、ブレーキフレーム14における摩擦ブレーキパッド16の付加的な位置固定及びディスクブレーキ10の非作動時の摩擦ブレーキパッド16の保持に役立つ。ブレーキフレーム14における摩擦ブレーキパッド16の摩擦接続式の保持は遊びが無い。
図面右側に示した他方の摩擦ブレーキパッド18は、ブレーキフレーム14内でブレーキディスク12の周方向に摺動可能である。この摺動可能な摩擦ブレーキパッド18は、定置の摩擦ブレーキパッド16と同様に保持されているが、ブレーキフレーム14に直接に保持されているのではなく、傾斜面プレート34に保持されている。定置の摩擦ブレーキパッド16のように、摺動可能な摩擦ブレーキパッド18も材料接続によってパッド支持体26と固着結合されている。このパッド支持体26は、ブレーキディスク12から離反する方向に突出した環状の縁部28を備えた薄板製の深絞り部材である。前記縁部28からは、複数のばね弾性的な固定舌片32が内側に向かって突出しており、これらの固定舌片32は傾斜面プレート34の切欠きにそれぞれ係合する。このようにして、パッド支持体26及びこのパッド支持体26と一緒に摩擦ブレーキパッド18が、クリップ結合又はスナップ結合により傾斜面プレート34に固定されている。
傾斜面プレート34は、ブレーキディスク12とは反対の側の裏側に、ブレーキディスク12の周方向で延在する窪み状の凹部を有しており、これらの凹部は傾斜路36を形成している。傾斜路36は、ブレーキディスク12の両周方向で見て該ブレーキディスク12に対して鋭角で上り勾配を有している。摺動可能な摩擦ブレーキパッド18の側のブレーキフレーム14のフレーム板20は、ブレーキディスク12延いては傾斜面プレート34に面した側に、この傾斜面プレート34の傾斜路36と正反対の傾斜路38を有している。傾斜路36,38には複数のローラ40が転動体として配置されており、これらのローラ40は、摩擦ブレーキパッド18がブレーキディスク12の周方向で摺動すると、傾斜面プレート34及びフレーム板20の傾斜路36,38の互いに対角線上で向かい合った区分に沿って転動する。傾斜路36,38は、有利にはつる巻線状でブレーキディスク12の仮想回転軸線に対して同軸的に延在している。
ディスクブレーキ10を作動させるためには、摺動可能な摩擦ブレーキパッド18がブレーキディスク12の回転方向で摺動される。転動体40が傾斜路36,38の対角線上で向かい合った区分に沿って転動し、摩擦ブレーキパッド18はつる巻線状にブレーキディスク12に向かって運動する。回転するブレーキディスク12は、摩擦力を周方向、つまり摩擦ブレーキパッド18の摺動方向で、該ブレーキディスク12に押圧された摩擦ブレーキパッド18に加える。同じ大きさ及び方向で傾斜面プレート34も負荷するこの摩擦力は、楔原理に基づいて、傾斜路36,38に設けられたローラ40による支持部を介して所定の力を傾斜路36,38に対して垂直方向で生ぜしめる。この力は、摩擦ブレーキパッド18を付加的にブレーキディスク12に対して押圧し、このようにしてブレーキディスク12に対する摩擦ブレーキパッド18の圧着力を高め延いてはディスクブレーキ10の制動力を強める、ブレーキディスク12に対して垂直方向の力成分を有している。傾斜路36,38及びローラ40を備えた傾斜面機構は、機械的な自己倍力装置を形成しており、この自己倍力装置は、ディスクブレーキ10の作動時に回転するブレーキディスク12から摺動可能な摩擦ブレーキパッド18に加えられる摩擦力を、摩擦ブレーキパッド18をブレーキディスク12に押圧してディスクブレーキ10の制動力を高める圧着力に変換する。傾斜路36,38は、ブレーキディスク12の両周方向で上り勾配を有しているので、ディスクブレーキ10はブレーキディスク12の両回転方向に関して制動力が増大されている。ディスクブレーキ10を作動させるためには、摺動可能な摩擦ブレーキパッド18が常にブレーキディスク12の回転方向で摺動される。傾斜路36,38は、両周方向で見て同じ又は異なる勾配(Steigung)を有していてよく、後者の場合は、ディスクブレーキ10の自己倍力はブレーキディスク12の両回転方向において異なっている、つまり、自己倍力は前進走行時と後退走行時では相違している。傾斜路36,38が1周方向で見て全長にわたって一定の勾配を有している場合、傾斜路36,38は楔路とも呼ばれる。傾斜路36,38の勾配が全長にわたって変化していると、これにより自己倍力も変化する。傾斜路36,38の端部に向かって小さくなる勾配によって、大きな制動力における制動力増強が高められる。
摺動可能な摩擦ブレーキパッド18についても、定置の摩擦ブレーキパッド16と同様に、ブレーキディスク12との摩擦係数が、摩擦ブレーキパッド18のブレーキディスク12に面した表側では、摩擦ブレーキパッド18のブレーキディスク12とは反対の側の裏側におけるパッド支持体26と、傾斜面プレート34との間の摩擦係数よりも小であるということがやはり当てはまる。従って、周方向の力、つまり、特に制動時に回転するブレーキディスク12から摩擦ブレーキパッド18に加えられる摩擦力は、摺動可能な摩擦ブレーキパッド18の場合も摩擦接続によって傾斜面プレート34に伝達される。パッド支持体26と傾斜面プレート34との間の形状接続はそれほど重要ではなく、とりわけ傾斜面プレート34における摩擦ブレーキパッド18の位置固定及びディスクブレーキ10が緩められた際の摩擦ブレーキパッド18の保持に役立つ。
両摩擦ブレーキパッド16,18のパッド支持体26には切欠き52が設けられているので、両摩擦ブレーキパッド16,18は、フレーム板20若しくは該フレーム板の隆起部30及び傾斜面プレート34によって形成される摩擦ブレーキパッドホルダに直接に接触している。前記切欠き52は、例えば打抜き部として構成されていてよい。これに基づいて、パッド支持体26と比べて一般により大きな摩擦ブレーキパッド16,18の摩擦係数が利用される。所望の高い摩擦係数を得られるようにするためには、摩擦ブレーキパッド16,18のブレーキディスク12とは反対の側の裏側が、少なくとも切欠き52内で摩擦係数が上がるように表面加工されていてよく、例えば摩擦係数が上がるコーティングを有していてよい。
ディスクブレーキ10は、変速ギヤ装置46のフランジ締結された電動モータ44を備えた電気機械的な操作装置42を有している。変速ギヤ装置46の駆動軸に設けられたピニオン48は、傾斜面プレート34の外側又は内側の周縁部に設けられた歯列50と噛み合う。傾斜面プレート34は、摺動可能な摩擦ブレーキパッド18のための摩擦ブレーキパッドホルダを形成しており、ブレーキフレーム14は、そのフレーム板20若しくは隆起部30を以て定置の摩擦ブレーキパッド16のための摩擦ブレーキパッドホルダを形成している。
本発明によるディスクブレーキのブレーキディスクを半径方向外側から見て概略的に示した図である。
符号の説明
10 ディスクブレーキ、 12 ブレーキディスク、 14 ブレーキフレーム、 16,18 摩擦ブレーキパッド、 20 フレーム板、 22 固定バー、 24 ガイド、 26 パッド支持体、 28 縁部、 30 隆起部、 32 固定舌片、 34 傾斜面プレート、 36,38 傾斜路、 40 ローラ、 42 操作装置、 44 電動モータ、 46 変速ギヤ装置、 48 ピニオン、 50 歯列、 52 切欠き

Claims (4)

  1. ディスクブレーキであって、ブレーキディスク(12)、摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)、該摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)に保持された摩擦ブレーキパッド(16,18)及び制動するために摩擦ブレーキパッド(16,18)をブレーキディスク(12)に対して押圧可能な操作装置(42)が設けられている形式のものにおいて、
    摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)とは反対の側の裏側における摩擦ブレーキパッド(16,18)の摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)との摩擦係数が、摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)に面した表側における摩擦ブレーキパッド(16,18)のブレーキディスク(12)との摩擦係数よりも大であることを特徴とする、ディスクブレーキ。
  2. 摩擦ブレーキパッド(16,18)が、該摩擦ブレーキパッドを摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)に固定するパッド支持体(26)を有しており、摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)が切欠き(52)を有しており、これにより、摩擦ブレーキパッド(16,18)が直接に摩擦ブレーキパッドホルダ(14,20,30,34)に接触している、請求項1記載のディスクブレーキ。
  3. ディスクブレーキ(10)が電気機械的な操作装置(42)を有している、請求項1記載のディスクブレーキ。
  4. ディスクブレーキ(10)が、該ディスクブレーキ(10)の作動時に、回転するブレーキディスク(12)から該ブレーキディスクに対して押圧された摩擦ブレーキパッド(18)に加えられる摩擦力を、摩擦ブレーキパッド(18)をブレーキディスク(12)に対して押圧する圧着力に変換する自己倍力装置(36,38,40)を有している、請求項1記載のディスクブレーキ。
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