JP2007100742A - パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置 - Google Patents

パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置 Download PDF

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JP2007100742A
JP2007100742A JP2005288053A JP2005288053A JP2007100742A JP 2007100742 A JP2007100742 A JP 2007100742A JP 2005288053 A JP2005288053 A JP 2005288053A JP 2005288053 A JP2005288053 A JP 2005288053A JP 2007100742 A JP2007100742 A JP 2007100742A
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Kazuhiro Sekiguchi
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Abstract

【課題】パーキングレバーの引き方向に自由度を持たせると共に、カムシャフト
の回動摩擦抵抗を軽減し、軸推力が大きくなっても力伝動損失を抑え、かつ部品
構成を簡素化し、確実に軸推力を調整スピンドルとキャリパとに伝達できるパー
キング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置を提供すること。
【解決手段】パーキング操作機構は、アジャスタ機構26の調整スピンドル26
aと、この調整スピンドル26aと直交し一端にパーキングレバー30を有する
カムシャフト32と、カムシャフト32の回動により調整スピンドル26aに軸
推力を与える回転−直動変換部とから成り、第1ローラプラグ34と調整スピン
ドル26aの係合、及び第2ローラプラグ40とキャリパハウジング38の係合
が、共に相互の相対回転が不能となる凹凸係合で構成されていること。
【選択図】図 1

Description

本発明は、アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺動自在に支持したキャリパ
の一端側にパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置に関する。
従来、ディスクブレーキ作動装置のパーキング用操作機構の回転−直動変換部
として、ボールランプタイプのものが知られている(例えば、特許文献1、図2
参照)。図9はこのような従来のディスクブレーキ作動装置におけるボールラン
プを備えたパーキング用操作機構の部分断面図であって、図9に示すように、ラ
ンプカバー1に回転可能かつ軸方向に摺動可能に設けられたランプシャフト2は、
ランプ収納空間3に収容された押圧板部2Aと軸部2Bとで構成され、押圧板部
2Aとランプカバー1との間にはボール5が挟持され、押圧板部2Aには、ボー
ル5が一部嵌入する中央が深く両端が浅い傾斜溝が設けられている。
車両走行中にマスタシリンダからブレーキシリンダ6にブレーキ液圧が供給さ
れると、ピストン7が摺動変位して各摩擦パッド8をディスク9に押圧して車両
に制動力が付与される。一方車両停止中にパーキングブレーキとして使用する場
合には、ワイヤ等が引っ張られ回動レバー10を介してランプシャフト2は回動
する。このときボール5は深い溝から浅い溝へと転動し、ランプシャフト2は戻
しバネ11に抗して軸方向に押動し、アジャスタ機構12を構成するプッシュロ
ッド13に作用して各摩擦パッド8をディスク9に押圧し、車両に駐車ブレーキ
としての制動力が付与される。
このようなボールランプを備えた回転−直動変換部は、ボール5を転動させて
いるため軸推力の伝動損失が小さく、回動レバー10に与える操作力に比べ、大
きな制動力をディスク9に与えることができ、大型車両等のブレーキに適してい
るが、回動レバー10を常にディスク9の摺動面と平行に回動させなければなら
ず、回動レバー10の引き方向は事実上車両の前後方向のみに制限されていた。
そこでパーキング用操作機構の回動レバーの引き方向自由度を持たせるために、
ディスクの回転軸と平行な中心軸を持つプッシュロッドと直交した方向にカムシ
ャフトを配置した回転−直動変換部も開発されている(例えば、特許文献1、図
5参照)。図10はこのような従来の回転−直動変換部の部分断面図であって、
図10に示すように、カムシャフト14の軸心はアジャスタ15を構成するプッ
シュロッド16の軸心と直交しており、パーキングレバーがワイヤ等を介して引
っ張られると、その操作トルクによりカムシャフト14が回動する。そしてリン
ク17の一端がカムシャフト14に形設したカム溝14aに、他端がプッシュロ
ッド16の先端係合凹部16aと係合しているため、カムシャフト14の回転力
は、リンク17を介してプッシュロッド16に軸推力を伝達することができる。
このタイプはパーキングレバーの引き方向を車両の内方側とする事も可能であ
る。
特開2001−12518号公報(段落0047〜0049、段落0059、図2)
しかし、前記特許文献1に記載のリンクを使用した従来の回転−直動変換部は、
制動時、軸推力を受けるリンク17の端部は、カムシャフト14とカム溝14a
のところで、またプッシュロッド16とは係合凹部16aのところで滑りが生じ、
軸推力が大きくなるとリンク接触部の摩擦抵抗が大きくなり高効率で軸推力を伝
達することができなかった。
本発明は、このような問題点に着目して成されたもので、パーキングレバーの
引き方向に自由度を持たせると同時に、カムシャフトの回動摩擦抵抗を軽減し、
軸推力が大きくなっても力伝動損失を抑え、かつ部品構成を簡素化して、確実に
軸推力を調整スピンドルとキャリパとに伝達することができるパーキング用操作
機構を備えたディスクブレーキ作動装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載のパーキング用操作機構
を備えたディスクブレーキ作動装置は、アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺
動自在に支持したキャリパの一端側にパーキング用操作機構を備えたディスクブ
レーキ作動装置において、前記操作機構は、前記アジャスタ機構の調整スピンド
ルと、該調整スピンドルと直交し一端にパーキングレバーを有するカムシャフト
と、該カムシャフトと調整スピンドル間に配置され、該カムシャフトの回動によ
り調整スピンドルに軸推力を与える回転−直動変換部とから成り、前記回転−直
動変換部は調整スピンドルと凹凸係合する第1ローラプラグと、自転しながらカ
ムシャフトと前記第1ローラプラグ間を転動する第1の転動ローラと、キャリパ
と凹凸係合する第2ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第2ロー
ラプラグ間を転動する第2の転動ローラとで構成され、前記第1ローラプラグと
第2ローラプラグはカムシャフトの回動を支持すると共に、第1ローラプラグと
調整スピンドルの係合、及び第2ローラプラグとキャリパの係合が、共に相互の
相対回転が不能となる凹凸係合で構成されている。
本発明の請求項2に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置であって、前記凹凸係合は、一方が突起、他方が該突起と嵌合する嵌合孔
であり、凹凸係合する位置は前記調整スピンドルの中心軸線から偏倚している。
本発明の請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、請求項1または2に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブ
レーキ作動装置であって、前記第1ローラプラグ及び第2ローラプラグはそれぞ
れ直径方向に対向する一対の摺動翼部を備え、第1ローラプラグの一対の摺動翼
部と第2ローラプラグの一対の摺動翼部とは、前記調整スピンドルの中心軸線と
平行な方向に互いに摺動自在に係合している。
本発明の請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置であって、前記第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの
一対の摺動翼部とはカムシャフトの軸線と垂直な方向に互い違いに嵌合し、カム
シャフトは第1ローラプラグの内方側の摺動翼部と第2ローラプラグの内方側の
摺動翼部とで当接支持されている。
本発明の請求項5に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載のパーキング用操作機構を備えた
ディスクブレーキ作動装置であって、前記第1ローラプラグと第2ローラプラグ
は同一形状である。
本発明の請求項1に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、パーキングレバーを有するカムシャフトが調整スピンドルと直交配置
しているのでパーキングレバーの引き方向に自由度があり、かつ転動ローラによ
り軸推力を伝達できるので力の伝動損失が小さく、しかもカムシャフトは2つの
ローラプラグで支持されているので、安定した回動運動が得られる。更に、第1
ローラプラグと調整スピンドルの係合、及び第2ローラプラグとキャリパの係合
を凹凸係合にして両者の相互の相対回転を不能としているので、部品構成を簡素
化して、確実に軸推力を調整スピンドルとキャリパとに伝達することができる。
本発明の請求項2に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、凹凸係合する位置が前記調整スピンドルの中心軸線から偏倚している
ので、突起と嵌合孔という単純な構成でも、相互の相対回転を不能にできる。
本発明の請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの一対の摺動
翼部とが、前記調整スピンドルの中心軸線と平行な方向に互いに摺動自在に係合
しているので、カムシャフトの回転運動を調整スピンドルの中心軸線に沿って調
整スピンドルとキャリパの直線運動に安定して変換することができる。
本発明の請求項4に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、パーキングレバーからの回動操作力を第1ローラプラグと第2ローラ
プラグ2カ所に分散して受けることができると共に、カムシャフトとローラプラ
グとの相対滑り量を減少させ、効率の良い推力伝達が達成できる。
本発明の請求項5に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作
動装置は、第1ローラプラグと第2ローラプラグとを同一形状にすることで、部
品の共通化を図ることができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例のパー
キング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置の要部全体の断面図、図2
は同じくパーキング用操作機構の分解斜視図、図3(a)は同じく回転−直動変
換部の組付断面図、(b)は図3(a)のA−A断面図、図4は調整スピンドル
と第1ローラプラグの斜視図、図5は第1ローラプラグと第2ローラプラグの組
付斜視図、図6はホルダの詳細を示す回転−直動変換部の部分切欠斜視図、図7
(a)はブレーキ作動前のカムシャフトの初期位置を示した回転−直動変換部の
断面図、(b)はカムシャフトが回動したブレーキ作動位置を示す回転−直動変
換部の断面図である。
図1に示すように、本発明のディスクブレーキ作動装置は、キャリパ20とピ
ストン組立体22から成る流体作動のサービスブレーキ機構(SM)と、パーキ
ング用操作機構(PM)で構成されている。ピストン組立体22は、サービスブ
レーキ適用時に流体圧を受け、キャリパ20内で摺動するピストン24と、ブレ
ーキパッドの摩耗補償とオーバアジャスト防止のためのアジャスタ機構26とを
備えている。そしてこのキャリパ20は固定のサポート28に対して摺動自在に
支持されている。
アジャスタ機構26は従来公知の可逆ねじタイプのものが使用されている。こ
の可逆ねじタイプのアジャスタは、可逆ねじを有する調整スピンドル26aと、
このスピンドル26aに螺合するアジャストスリーブ26bと、アジャストスリ
ーブ26bの回動を支持する軸受26cと、スプリング26d等で構成され、ブ
レーキパッド29,29の摩耗が規定以上になれば、調整スピンドル26aに対
してアジャストスリーブ26bが回動前進し、ブレーキ解除時にピストン24の
後退位置が前へ移動してブレーキパッド29,29の摩耗が補償される。
また、過剰なブレーキ流体圧がピストン24に適用されると、アジャストスリ
ーブ26bは調整スピンドル26aに対して回動することができず、調整スピン
ドル26aはスプリング26dのバネ力に抗してアジャストスリーブ26bと共
に前方に移動するのでオーバアジャストが防止される。
パーキング用操作機構(PM)は、パーキングレバー30とカムシャフト32
及び回転−直動変換部から成り、パーキングレバー30がブレーキワイヤにより
操作され、調整スピンドル26aの中心軸線X−Xに対し直交するように配置さ
れたカムシャフト32が回動すると、回転−直動変換部が作動する。この回転−
直動変換部は調整スピンドル26aと凹凸係合する第1ローラプラグ34と、自
転しながらカムシャフト32と第1ローラプラグ34間を転動する第1の転動ロ
ーラ36と、キャリパ20の反ロータ側端部に連設したハウジング38(キャリ
パ20はハウジング38を含む構成を言うことがある)と凹凸係合する第2ロー
ラプラグ40と、自転しながらカムシャフト32と第2ローラプラグ40間を転
動する第2の転動ローラ42とで構成されている。なお、第1の転動ローラ36
と第2の転動ローラ42はカムシャフト32の中心に対して点対称で配置されて
いる。
第1及び第2の転動ローラ36,42が転動するカムシャフト32の外周面、
及び第1及び第2ローラプラグ34,40の内面には、カムシャフト32の回動
時に第1及び第2の転動ローラ36,42に軸推力を与えるために転動曲面が形
成されている。
第1及び第2ローラプラグ34,40はハウジング38より硬度の高い材料で
成形されており、第1及び第2の転動ローラ36,42からの推力を硬質のロー
ラプラグ34,40で受け止めて、転動ローラ36,42とローラプラグ34,
40間での変形や摩耗を極力抑えて軸推力を調整スピンドル26a及びハウジン
グ38に確実に伝達することができる。又、回転−直動変換部の第1及び第2の
転動ローラ36,42の大きさや転動曲面の形状が変更されても、第1及び第2
ローラプラグ34,40のみを入れ替える事で対応できる。
第2ローラプラグ40はハウジング38側に延びる係合突部40aが形成され、
ハウジング38に形設した係合凹部38aと係合している。第1ローラプラグ3
4は第2ローラプラグ40と同一形状であり、図4に示すように、第1ローラプ
ラグ34の係合突部34aが形成され、調整スピンドル26aの頭部27に形設
した係合凹部27aと係合している。このように第1ローラプラグ34および第
2ローラプラグ40を同一形状とすることにより部品の共用化を図ることができ
る。
第1ローラプラグ34の調整スピンドル26aに対する係合位置、及び第2ロ
ーラプラグ40のハウジング38に対する係合位置は、調整スピンドル26aの
中心軸線X−Xに対して偏心した位置に設けられており、このため第2ローラプ
ラグ40はハウジング38に対し中心軸線X−X回りの回動が阻止されている。
そして係合突部34a,40aはそれぞれ第1ローラプラグ34、第2ローラプ
ラグ40を圧造で成形するときに、同時に成形できるので、製作工程も簡単であ
る。
次に、第1及び第2ローラプラグ34,40の構造及び組み付けについて図4
及び図5に基づき詳述する。第1及び第2ローラプラグ34,40は同一の形状
であるので、その構造は図4に示した第1ローラプラグ34についてのみ説明す
る。第1ローラプラグ34は、本体34bと、直径方向に対向する矩形状の一対
の摺動翼部35a,35bで構成され、本体34bには前述の係合突部34aが
形成されている。摺動翼部35a,35bの内面は平坦面に仕上げられ、一方の
摺動翼部35aの外面はハウジング38の円筒内面38bと摺接可能な部分円筒
面に形成されている。
第1及び第2ローラプラグ34,40の組み付けは、図5に示すように、第1
ローラプラグ34の摺動翼部35a,35bと、第2ローラプラグ40の摺動翼
部41a,41bとが互い違いに嵌合し、カムシャフト32は第1ローラプラグ
34の内方側の摺動翼部35bの内面と第2ローラプラグ40の内方側の摺動翼
部41bの内面とに摺動可能に当接支持されている。そして摺動翼部35bと摺
動翼部41a及び摺動翼部35aと摺動翼部41bは、互いに調整スピンドル2
6aの中心軸線X−X方向に平面同志又は曲面同志で摺動自在に嵌合し合ってい
る。したがって、カムシャフト32は調整スピンドル26aの中心軸線X−Xと
直交するカムシャフト32の中心軸線Y−Y(図3a参照)回りの回動と調整ス
ピンドル26aの中心軸線X−X方向の移動のみ許容されている。そのためハウ
ジング38の挿入口38A(図2参照)はカムシャフト32が中心軸線X−X方
向に移動できるように大きな穴としている。
前述の如く、第2ローラプラグ40はハウジング38に対し中心軸線X−X回
りの回動が阻止されており、カムシャフト32の外周面に軸方向に線接触するよ
うに嵌合しているので、第1ローラプラグ34は中心軸線X−X回りに回動する
ことはできず、しかも第1ローラプラグ34の調整スピンドル26aに対する係
合位置は、調整スピンドル26aの中心軸線X−Xに対して偏心した位置に設け
られているので、調整スピンドル26aも中心軸線X−X回りの回動が阻止され
ている。
次に、パーキング用操作機構の各構成部品の詳細と組み付け手順について図2
ないし図6に基づき説明する。
図2はパーキング用操作機構における調整スピンドル26a、パーキングレバ
ーを有するカムシャフト32、ハウジング38及び回転−直動変換部を主要構成
とする組み付け前の分解斜視図であり、調整スピンドル26aはアジャストスリ
ーブ26bと螺合する可逆ねじ部31と、第1ローラプラグ34の係合突起34
aと係合する係合凹部27aを備えた頭部27から成り、この頭部27と可逆ね
じ部31との間を繋ぐ中間軸部には、図4に示すようなシール溝33がリング状
に形成され、このシール溝33にシールリング44(図1参照)が嵌入している。
ハウジング38の調整スピンドル26a側の端部に形成したリング溝38c
(図3(b)参照)内には止めクリップ46が係止しており、この止めクリップ
46と第1ローラプラグ34間には、図6に示すように、ホルダ48の鍔部48
aを介してスプリング26dが配設されている。ホルダ48には貫通孔48bが
形成され、図2において、調整スピンドル26aを右方向からホルダ48の貫通
孔48bに嵌入させ、調整スピンドル26aの頭部27で係止するように構成さ
れているので、スプリング26dのセット時には調整スピンドル26aはホルダ
48を介して常に右方向(図1において)に付勢されている。
図6に示すように、ホルダ48の円筒外周面は直径方向に対向する部分が一部
平坦面48cに形成され、この一対の平坦面48cが第1の転動ローラ36を上
下で挟持するように支えている。また、カムシャフト32の先端側にはローラ支
えリング50が設けられ、カムシャフト32をハウジング38の挿入口38Aか
ら挿入するときに、第1及び第2の転動ローラ36,42がカムシャフト32か
ら下方に落下しないように支持している。
図3(a)に示すように、カムシャフト32の一端にはカムシャフト32の軸
心方向である軸線Y−Y軸回りにカムシャフト32を回動駆動するためのパーキ
ングレバー30が嵌合している。このパーキングレバー30はカムシャフト32
の先端32a(図2参照)にワッシャ53を介して螺合したナット54によりY
−Y軸方向の移動が拘束されている。また、図2に示すように、カムシャフト3
2と挿入口38A間に配設されたダストブーツ56は、挿入口38Aに係着した
ブーツホルダ58の係止爪58aにより保持され、外部から回転−直動変換部内
への埃や水分が侵入することを防いでいる。
ナット54の外周面にはねじりコイルバネ60が被冠し、その一端はハウジン
グ38に係合すると共に、他端60aはパーキングレバー30に係合している。
このねじりコイルバネ60はパーキングレバー30操作後に、常にカムシャフト
32を初期位置に戻すように作用する。
パーキング用操作機構の組付け手順としては、まずハウジング38に形成した
円筒穴38Bの底面に第2ローラプラグ40の係合突部40aをハウジング38
に形設した係合凹部38aと係合させ、カムシャフト32の下端にカムシャフト
の転動曲面に内接させた状態で第1及び第2の転動ローラ36,42をローラ支
えリング50で保持し、上端にダストブーツ56、ブーツホルダ58、パーキン
グレバー30、ワッシャ53、ナット54、を組み付けた状態で、ハウジング3
8の挿入口38Aから挿入する。カムシャフト32と転動ローラ36,42間に
はグリスを塗布し、粘性によって脱落しないようにしても良い。カムシャフト3
2の下方への移動は図3(a)に示すように、パーキングレバー30がブーツホ
ルダ58を介してハウジング38と当接することで阻止される。そしてカムシャ
フト32挿入後、ねじりコイルバネ60をハウジング38とパーキングレバー3
0とに係止する。
一方、調整スピンドル26aの頭部27に形成した係合凹部27aに第1ロー
ラプラグ34の係合突起34aを嵌め込んで調整スピンドル26aと第1ローラ
プラグ34とを一体化すると共に、調整スピンドル26aの中間軸部に形成した
シール溝33にシールリング44を嵌め込み、ホルダ48、スプリング26dを
順次調整スピンドル26aの可逆ねじ部29側から第1ローラプラグ34に向か
って嵌挿した組付体をハウジング38の円筒穴38Bから挿入する。
最後に、図3(b)に示すように、止めクリップ46をハウジング38のリン
グ溝38c内に係止させる。これによりスプリング26dのバネ力で第1ローラ
プラグ34を右方に押圧することになり、カムシャフト32は第1及び第2の転
動ローラ36,42を介して第1及び第2ローラプラグ34,40間に挟持され
ることになる。これにより回転−直動変換部がハウジング38内に収納され、調
整スピンドル26aが軸線X−X方向に移動可能であり、カムシャフト32は軸
線Y−Y軸回りに回動でき、かつ軸線X−X方向に移動できるように支持される。
次に、回転−直動変換部の作用について図7に基づき詳述する。図7(a)は
ブレーキ作動前のカムシャフト32の初期位置を示し、第1及び第2の転動ロー
ラ36,42がカムシャフト32と第1及び第2ローラプラグ34,40間にそ
れぞれ挟持され、この初期位置からカムシャフト32が回動すると、第1転動ロ
ーラ36はカムシャフト32の転動曲面と第1ローラプラグ34の転動曲面間で
自転しながら、図7(b)のブレーキ作動位置まで公転する。同様に、第2の転
動ローラ42もカムシャフト32の転動曲面と第2ローラプラグ40の転動曲面
間で自転しながら、図7(b)のブレーキ作動位置まで公転する。
この時、カムシャフト32及びローラプラグ34,40にカム面が形成されて
いるので、カムシャフト32は回転しながらロータに近づく方向(図7で左方向)
に移動させられる。
ここで、カムシャフト32の回動に伴う第1及び第2ローラプラグ34,40
との摩擦抵抗について説明する。なお、実施例1における第2ローラプラグ40
は、ハウジング38を介してキャリパ20が右方に移動して(図1参照)ブレー
キパッド29をディスクに押圧する浮動キャリパ式ディスクブレーキに適用した
例で説明しているが、摩擦抵抗についての説明においては簡略化するために第2
ローラプラグ40が右方に移動しない固定キャリパ式ディスクブレーキに適用し
たものとして行う。
即ち、第1及び第2の転動ローラ36,42が図7(a)に示した位置から図
7(b)に示した位置まで移動すると、第1ローラプラグ34は左方に移動して
調整スピンドル26aに軸推力fを与え、同時に第2ローラプラグ40も移動せ
ず、ハウジング38の反作用により同方向の軸推力fを与えることになる。この
時カムシャフト32は第1ローラプラグ34の摺動翼部35bと点Pを通り紙面
に垂直な線分で線接触すると共に、第2ローラプラグ40の摺動翼部41bと点
Qを通り紙面に垂直な線分で線接触する。
そして、本実施例1の場合、制動時にカムシャフト32が左に回転してブレー
キレバー30の中心軸線X−Xとなす角がα°となった時、第1ローラプラグ3
4の摺動翼部35bには図7(b)で上方向に矢印f(α)の力が作用し、その
大きさはf(α)=Fcosαとなる。この力f(α)がカムシャフト32の回
転抗力として作用するが、制動時、第1ローラプラグ34の摺動翼部35bはカ
ムシャフト32の左方向への移動に対してそれ以上に左方向に移動するので、点
Pを通り紙面に垂直な線分における摺動翼部35bとカムシャフト32間の相対
滑り量はカムシャフト32が左回転で滑る量を減らして小さくなる。
一方、摺動翼部35bに作用する点f(α)の力は第1ローラプラグ本体34
bを介して摺動翼部35aに作用し、第2ローラプラグ40の摺動翼部41bよ
り点Qを通り紙面に垂直な線分と接触しているカムシャフト32の点Qにもf
(α)の力が加わることになる。この力f(α)がカムシャフト32の回転抗力
として作用するが、制動時、第2ローラプラグ40は移動せず、カムシャフト3
2が左方向に移動するので、点Qを通り紙面に垂直な線分における摺動翼部41
bとカムシャフト32間の相対滑り量はカムシャフト32が左回転で滑る量を減
らして小さくなる。このようにカムシャフト32と第1及び第2ローラプラグ3
4,40との接触線における相対滑り量を小さくすることで、カムシャフト32
の回動に伴う摩擦抵抗を少なくすることができる。
実施例1における滑り量の実測は以下〔表1〕の通りである。
Figure 2007100742
本発明の実施例2を図8に基づいて説明する。図8は本発明の実施例2のカム
シャフトが回動したブレーキ作動位置を示す回転−直動変換部の断面図である。
図8に示すように、実施例2の回転−直動変換部は本発明の第1実施例の回転
−直動変換部に比べ、第1ローラプラグ70の摺動翼部70a,70bが第2ロ
ーラプラグ72の摺動翼部72a,72b上方に位置している点で相違している。
本実施例2においては、第2ローラプラグ72は、実施例1の第2ローラプラ
グ40と同様に右方に移動しないものとして説明する。制動時、第2ローラプラ
グ72は移動せず、カムシャフト74は右に回転しながら左方向に移動するので、
点Pを通り紙面に垂直な線分における摺動翼部72aとカムシャフト74間の滑
り量は実施例1に対して第2ローラプラグ72が移動しない分減少する。
一方、摺動翼部72aに作用する点Pのf(α)の力は第2ローラプラグ72
本体を介して摺動翼部72bに作用し、第1ローラプラグ70の摺動翼部70a
より点Qを通り紙面に垂直な線分と接触しているカムシャフト74の点Qにもf
(α)の力が加わり、この力f(α)がカムシャフト74の回転抗力として作用
する。そして制動時、第1ローラプラグ70の摺動翼部70aは左方向に移動す
るので、点Qを通り紙面に垂直な線分における摺動翼部70aとカムシャフト7
4間の相対滑り量は実施例1と同様の大きさになる。
このように実施例2においては、カムシャフト74を右に回転させれば、P点
の滑り量は実施例1におけるP点の滑り量と同じになり、又、実施例2における
Q点の滑り量は、実施例1におけるQ点の滑り量と同じになる。したがって、カ
ムシャフトの回転方向、つまりパーキングレバー30操作時の回転方向により一
対のローラプラグの摺動翼部の互い違いの組み合わせを選択することで、カムシ
ャフトの回動に伴う摩擦抵抗を少なくすることができる。
実施例2における滑り量の実測は以下〔表2〕の通りである。
Figure 2007100742
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実
施例に限られるものではなく、例えば、本実施例では浮動キャリパ式ディスクブ
レーキに適応した例で説明したが、固定キャリパ式ディスクブレーキでも適応で
きる。
また、第1ローラプラグ34,70と第2ローラプラグ40,72を同一形状
として説明してきたが、別形状のものとしても良い。
本発明の第1実施例のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置の要部全体の断面図である。 同じくパーキング用操作機構の分解斜視図である。 (a)は同じく回転−直動変換部の組付断面図、(b)は図3(a)のA−A断面図である。 調整スピンドルと第1ローラプラグの斜視図である。 第1ローラプラグと第2ローラプラグの組付斜視図である。 ホルダの詳細を示す回転−直動変換部の部分切欠斜視図である。 (a)はブレーキ作動前のカムシャフトの初期位置を示した回転−直動変換部の断面図、(b)はカムシャフトが回動したブレーキ作動位置を示す回転−直動変換部の断面図である。 本発明の実施例2のカムシャフトが回動したブレーキ作動位置を示す回転−直動変換部の断面図である。 従来のディスクブレーキ作動装置におけるボールランプを備えたパーキング用操作機構の部分断面図である。 従来の回転−直動変換部の部分断面図である。
符号の説明
20 キャリパ
22 ピストン組立体
24 ピストン
26 アジャスタ機構
26a,76 調整スピンドル
26b アジャストスリーブ
26d スプリング
27 調整スピンドルの頭部
27a 係合凹部
28 サポート
29 ブレーキパッド
30 パーキングレバー
31 可逆ねじ部
32,74 カムシャフト
33 シール溝
34,70 第1ローラプラグ
34a 係合突部
34b 本体
35a,35b,70a,70b 摺動翼部
36 第1の転動ローラ
38 ハウジング(キャリパハウジング)
38A 挿入口
38B 円筒穴
38a 係合凹部
38b 円筒内面
38c リング溝
40,72 第2ローラプラグ
40a 係合突部
41a,41b,72a,72b 摺動翼部
42 第2の転動ローラ
44 シールリング
46 止めクリップ
48 ホルダ
48a 鍔部
48b 貫通孔
48c 平坦面
50 ローラ支えリング
53 ワッシャ
54 ナット
56 ダストブーツ
58 ブーツホルダ
58a 係止爪
60 ねじりコイルバネ
60a ねじりコイルバネの他端
f 軸推力
F 力
O’ 力Fの作用点
O カムシャフトの軸心
(PM) パーキング用操作機構
(SM) サービスブレーキ機構

Claims (5)

  1. アジャスタ機構を内蔵したピストンを摺動自在に支持したキャリパの一端側に
    パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置において、前記操作機
    構は、前記アジャスタ機構の調整スピンドルと、該調整スピンドルと直交し一端
    にパーキングレバーを有するカムシャフトと、該カムシャフトと調整スピンドル
    間に配置され、該カムシャフトの回動により調整スピンドルに軸推力を与える回
    転−直動変換部とから成り、前記回転−直動変換部は調整スピンドルと凹凸係合
    する第1ローラプラグと、自転しながらカムシャフトと前記第1ローラプラグ間
    を転動する第1の転動ローラと、キャリパと凹凸係合する第2ローラプラグと、
    自転しながらカムシャフトと前記第2ローラプラグ間を転動する第2の転動ロー
    ラとで構成され、前記第1ローラプラグと第2ローラプラグはカムシャフトの回
    動を支持すると共に、第1ローラプラグと調整スピンドルの係合、及び第2ロー
    ラプラグとキャリパの係合が、共に相互の相対回転が不能となる凹凸係合で構成
    されているパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  2. 前記凹凸係合は、一方が突起、他方が該突起と嵌合する嵌合孔であり、凹凸係
    合する位置は前記調整スピンドルの中心軸線から偏倚している請求項1に記載の
    パーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
  3. 前記第1ローラプラグ及び第2ローラプラグはそれぞれ直径方向に対向する一
    対の摺動翼部を備え、第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの
    一対の摺動翼部とは、前記調整スピンドルの中心軸線と平行な方向に互いに摺動
    自在に係合している請求項1または2に記載のパーキング用操作機構を備えたデ
    ィスクブレーキ作動装置。
  4. 前記第1ローラプラグの一対の摺動翼部と第2ローラプラグの一対の摺動翼部
    とはカムシャフトの軸線と垂直な方向に互い違いに嵌合し、カムシャフトは第1
    ローラプラグの内方側の摺動翼部と第2ローラプラグの内方側の摺動翼部とで当
    接支持されている請求項3に記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレ
    ーキ作動装置。
  5. 前記第1ローラプラグと第2ローラプラグは同一形状である請求項1ないし4
    のいずれかに記載のパーキング用操作機構を備えたディスクブレーキ作動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024867A (ja) * 2007-06-19 2009-02-05 Akebono Brake Ind Co Ltd パーキング機構付ディスクブレーキ
JP2009103157A (ja) * 2007-10-22 2009-05-14 Akebono Brake Ind Co Ltd パーキング機構付ディスクブレーキの製造方法
US10184536B2 (en) 2016-09-23 2019-01-22 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Brake piston

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