JP2005140227A - ディスクブレーキ及びブレーキパッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数の増加を抑えてブレーキパッドの偏磨耗を防止し得るディスクブレーキ及びブレーキパッドを提供することにある。
【解決手段】 インナパッド3の裏金14に凹部(非当接部)18が設けられている。この凹部18により、ディスクロータ2の回入側においてピストン12の押圧部13と裏金14との間に部分的な隙間19が生じてブレーキパッドに対するピストンの面圧を調整してディスクロータに対するブレーキパッドの回入側の押圧力を小さくすることができる。したがって、従来用いられていた切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となっている。
【選択図】 図3
【解決手段】 インナパッド3の裏金14に凹部(非当接部)18が設けられている。この凹部18により、ディスクロータ2の回入側においてピストン12の押圧部13と裏金14との間に部分的な隙間19が生じてブレーキパッドに対するピストンの面圧を調整してディスクロータに対するブレーキパッドの回入側の押圧力を小さくすることができる。したがって、従来用いられていた切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となっている。
【選択図】 図3
Description
車両を制動するためのディスクブレーキ及びそのディスクブレーキに設けられるブレーキパッドに関する。
従来、車両の制動を行うためのディスクブレーキにおいては、車輪とともに回転するディスクロータの両側に支持部材によってディスクロータ軸方向に摺動可能に支持されるブレーキパッドが設けられている。このブレーキパッドは、車両の非回転部分に設けられたキャリパによってディスクロータに押圧されて、ブレーキパッドとディスクロータとの間の摩擦力により車輪の回転が止められて、車両に制動がかかるようになっている。
上記ブレーキパッドは、キャリパのシリンダ内を摺動するピストンが当接する裏金と、この裏金に接着され前記ディスクロータに当接する摩擦材とから構成されている。
ところで、この種ディスクブレーキにおいては、制動の初期においてピストンの押圧によりブレーキパッドがディスクロータに接触する。このとき、ブレーキパッドにディスクロータから力が入力される摩擦材の接触面と、このディスクロータからの力を前記支持部材に伝えるべく裏金のディスクロータ周方向端部に設けられたトルク伝達部とがディスクロータの軸方向にずれている。また、上記摩擦材の接触面に入力される力の方向はディスクロータの回転方向であり、トルク伝達部には、支持部材からの反力がディスクロータの反回転方向にかかるようになっている。このため、ピストンが押圧するブレーキパッドには、ディスクロータの回転方向入口側(以下、回入側という)をディスクロータに近づける方向にモーメントが生じる。この結果、ピストンに押圧されたブレーキパッドは、モーメントがかかる方向に傾き、その回入側がディスクロータの回転方向出口側(以下、回出側という)よりも多く磨耗して偏磨耗してしまうことになる。
このブレーキパッドの偏磨耗を防止するべく、切欠きが形成されたシム板をブレーキパッドの裏金に配設している。当該シム板は、切欠きがブレーキパッドの回入側に位置するように裏金に設けられている。この切欠きにより回入側においてピストンの対向面とブレーキパッドの裏金との間に部分的な隙間が形成される。この隙間によって、ブレーキパッドに対するピストンの面圧を調整し、ブレーキパッドの傾きを抑制してブレーキパッドの偏磨耗を防止したものがある(特許文献1参照)。
しかし、特許文献1のディスクブレーキにおいては、偏磨耗を防止するために切欠きを形成したシム板を準備してブレーキパッドに組付けてディスクブレーキを組み立てる必要があり、その分、部品点数が増えてディスクブレーキの製造が煩雑となるという問題がある。
本発明の目的は、部品点数の増加を抑えてブレーキパッドの偏磨耗を防止し得るディスクブレーキ及びブレーキパッドを提供することにある。
上記課題を解決するため、第1の発明においては、ディスクロータの軸方向に移動するピストンが当接する裏金と該裏金に接着され前記ディスクロータに当接する摩擦材とを有するブレーキパッドを備え、該ブレーキパッドが前記ピストンにより前記ディスクロータに押圧されるディスクブレーキにおいて、前記ピストンと前記裏金との対向面部には、前記ディスクロータの回入側に前記ピストンの対向面部に沿って部分的に前記ピストンまたは前記裏金の少なくともいずれかに形成された凹部からなる非当接部が設けられてなることを特徴としている。
第2の発明においては、前記非当接部の凹部の底面とこれに対向する前記対向面部との間の隙間は0.1mm〜0.5mmとなっていることを特徴としている。
第3の発明においては、ディスクロータの軸方向に移動するピストンが当接する裏金と該裏金に接着され前記ディスクロータに当接する摩擦材とを有し、前記ピストンにより前記ディスクロータに押圧されるブレーキパッドにおいて、前記裏金には、前記ディスクロータの回入側に前記ピストンの対向面部に沿って凹部からなる非当接部が形成されてなることを特徴としている。
第4の発明においては、前記第3の発明のブレーキパッドの裏金の非当接部となる凹部の深さは0.1mm〜0.5mmとなっていることを特徴としている。
第1の発明によれば、ディスクブレーキに設けられるピストンとブレーキパッドの裏金との対向面部には、ディスクロータの回入側に前記ピストンの端面に沿って部分的に前記ピストンまたは前記裏金のいずれかに形成された凹部からなる非当接部が設けられる。このため、非当接部によりディスクロータの回入側においてピストンの対向面部と裏金の対向面部との間に部分的な隙間が生じる。この隙間によりブレーキパッドに対するピストンの面圧を調整してディスクロータに対するブレーキパッドの回入側の押圧力を小さくすることができ、切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となる。
第2の発明によれば、非当接部の凹部の底面とこれに対向する対向面部との間の隙間が0.1mm〜0.5mmとなっているので、ブレーキパッドの磨耗限度に影響を及ぼすことなく、適正にピストンの面圧を調整してブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となる。
第3の発明によれば、ブレーキパッドの裏金には、ディスクロータの回入側に前記ピストンの端面に沿って非当接部が形成されてなる。これにより、このブレーキパッドをディスクブレーキに用いたときには、非当接部によりディスクロータの回入側においてピストンの対向面とブレーキパッドの裏金との間に部分的な隙間が生じる。この隙間によりブレーキパッドに対するピストンの面圧を調整してディスクロータに対するブレーキパッドの回入側の押圧力を小さくすることができ、切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となる。
第4の発明によれば、裏金の非当接部となる凹部の深さは0.1mm〜0.5mmとなっているので、このブレーキパッドをディスクブレーキに用いたときにブレーキパッドの磨耗限度に影響を及ぼすことなく、適正にピストンの面圧を調整してブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となる。
本発明における第1の実施形態を図1乃至図4に示して説明する。図1は本第1の実施形態におけるフローティング型のディスクブレーキ1の断面図であり、図2はディスクブレーキ1の正面図である。
ディスクブレーキ1には、ディスクロータ2を跨いで後述のピストン12により押圧されるインナパッド3(ブレーキパッド)及び後述の爪部10により押圧されるアウタパッド4を摺動可能に支持するキャリア(支持部材)5が設けられている。このキャリア5は、ディスクロータ2の車両の非回転部分に取り付けられる
キャリア5にはキャリパ6が摺動可能に支持されており、キャリパ5は、内部にシリンダ7を有するシリンダ部8がインナ側に配設され、このシリンダ部8からディスクロータ2のアウタ側に延設されたブリッジ部9が形成されている。さらに、このブリッジ部9からディスクロータ2の内径方向に二股に分かれて延設された爪部10とを有している。また、キャリパ6のシリンダ部8には、図2に示すようにディスクロータ2の周方向両側に伸びる取付部11,11が形成されている。この取付部11,11の先端には、前記キャリア5におけるディスクロータ2の外周より外側の位置に穿設された図示せぬピン穴に摺動可能に挿入されるスライドピン(図示せず)が設けられている。
キャリア5にはキャリパ6が摺動可能に支持されており、キャリパ5は、内部にシリンダ7を有するシリンダ部8がインナ側に配設され、このシリンダ部8からディスクロータ2のアウタ側に延設されたブリッジ部9が形成されている。さらに、このブリッジ部9からディスクロータ2の内径方向に二股に分かれて延設された爪部10とを有している。また、キャリパ6のシリンダ部8には、図2に示すようにディスクロータ2の周方向両側に伸びる取付部11,11が形成されている。この取付部11,11の先端には、前記キャリア5におけるディスクロータ2の外周より外側の位置に穿設された図示せぬピン穴に摺動可能に挿入されるスライドピン(図示せず)が設けられている。
前記シリンダ7内には、円形のカップ状に形成されたピストン12が摺動可能に挿嵌されている。このピストン12のシリンダ7から突出する先端が、前記インナパッド3を押圧する環状の押圧部(対向面部)13となっている。
前記インナパッド3及びアウタパッド4は、上記ピストン12と爪部10とによりそれぞれ押圧される裏金14,15と、この裏金14,15にそれぞれ接着され裏金14が押圧されることで前記ディスクロータ2に当接する摩擦材16,17とから構成されている。
インナパッド3の裏金14には、図3及び図4に示すように、ピストン12の押圧部13が対向する部分に、裏金14の回入側にのみピストン12の押圧部13に沿って部分的に形成された凹部(非当接部)18が設けられている。この凹部18によりピストン12の押圧部13と裏金14との間に部分的な隙間19が生じる。この隙間34によりインナパッド3に対するピストン12の面圧を調整してディスクロータ2に対するインナパッド3の回入側の押圧力を小さくすることができる。このため、切欠きが形成されたシム板を用いずにインナパッド(ブレーキパッド)3の偏磨耗を防止することが可能となる。
また、この凹部18は、円形の押圧部13のディスクロータ2の周方向中心に対して裏金14の回入側の半円弧中に設けられている。ここで、凹部18を上記半円弧すべてに設けてしまうと、ピストン12がブレーキパッド3を押圧するときにピストン12の押圧部13が傾いて凹部18の底面18aに当接する。その一方、裏金14の回出側からは押圧部13が離間してしまうことになる。この場合には、ピストン12の押圧力がブレーキパッド3の回入側のみにかかってしまい、ブレーキパッド3の偏磨耗を助長してしまうことになる。このため、凹部18を回入側の半円弧全てに設ける程大きなものとせず、少なくとも回入側の半円弧の両端においては押圧部13と裏金14とが当接するような大きさに形成されている。また、凹部18は、その大きさが小さすぎる場合には、ピストンの面圧を調整することができないので、面圧を調整できる大きさに形成されるようになっている。この大きさは、裏金14におけるディスクロータ2の径方向において例えば半円弧の直径の1/2程度以上の大きさとなっており、望ましくは2/3程度の大きさとするのが良い。
なお、インナパッド3には、裏金14と摩擦材16の接着性を良くするために、裏金14に貫通孔14aを設けてこれらの接着時に当該貫通孔に摩擦材16を充填して焼成するようになっている。このようなものでは、貫通孔14aに若干の凹みが形成される場合があり、この凹み部分がピストン12の押圧部13にかかるようになっている。しかし、上記貫通孔14aは比較的小径に形成されるもので、上述したようにピストン12の面圧を調整できるほどの大きさとはなっていない。
また、この凹部18の深さ(凹部18の底面18aとピストン12の押圧部との間の隙間)は0.1mm〜0.5mmとなっている。この凹部18の深さが0.1mm以下であるとピストン12により裏金14を押圧したときにその力によりピストン12の押圧部13が凹部18の底面に当接する可能性がある。また、凹部18の深さが0.5mm以上であると、裏金14の板厚を大きくする必要が生じ、その結果、インナパッド3の磨耗限度に影響を及ぼしてしまう。このように、凹部18の深さを0.1mm〜0.5mmとすることで、インナパッド3の磨耗限度に影響を及ぼすことなく、適正にピストンの面圧を調整してブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となる。
上記裏金14のディスクロータ2の周方向両端部には、凸状の耳部20,21が設けられており、図2に示すように、この耳部20,21は、キャリア5に形成されたパッド支持部22,23に、ディスクロータ2の軸方向へ摺動可能に支持されている。
また、耳部20,21は、それぞれ異なる形状に形成されている。本実施の形態においては、ディスクロータ2の径方向においてその長さが異なっており、回入側の耳部20は回出側の耳部21よりも径方向において長く形成されている。これら耳部20,21の形状がそれぞれ異なっているため、上記パッド支持部22,23も耳部20,21に合致するようにキャリア5の回入側のパッド支持部22と回出側のパッド支持部23とで異なる形状に形成されている。インナパッド3の裏金14のディスクロータ2の周方向端部に形成された耳部20,21はそれぞれ形状が異なっており、この耳部20,21の形状に合致させてパッド支持部22,23が形成されている。このため、インナパッド3をキャリア5に間違いなく組み付けることができ、前記凹部18を確実にディスクロータ2の回入側に配置することが可能となる。また、本実施形態のフローティング型のディスクブレーキでは、上記インナパッド3の耳部20,21とアウタパッド4の耳部との形状を異なる形状とするとともに、車両の左右の車輪におけるインナパッド3の耳部20,21の形状をそれぞれ異なる形状とするが望ましい。このようにすることで、ブレーキパッドを車両の左右で組み間違えることが防止され、前記凹部18を確実にディスクロータ2の回入側に配置することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、耳部20と耳部21との形状をそれぞれ異なるように形成するために、ディスクロータ2の径方向の長さを異らせるようにしたが、これに限らず、耳部20,21のディスクロータ2の接線方向の長さを異ならせたり、耳部20,21を設ける位置をディスクロータ2の径方向にずらすようにしても良い。
上述したように、第1の実施形態のディスクブレーキにおいては、インナパッド3の裏金14に凹部(非当接部)18が設けられている。このことにより、ディスクロータ2の回入側においてピストン12の押圧部13と裏金14との間に部分的な隙間19が生じる。この隙間19によってインナパッド3に対するピストン12の面圧が調整されてディスクロータ2に対するインナパッド3の回入側の押圧力を小さくすることができる。したがって、切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となっている。
次に、第2の実施形態について図5及び図6を用いて説明する。なお、この第2の実施形態において上記第1の実施形態と異なるのはインナパッド30の裏金31の形状であり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。このため、上記第1の実施形態と異なる部分のみについて説明する。
インナパッド30の裏金31には、上記第1の実施形態の凹部18がなく、代わりに凸部32が形成されている。この凸部32は、ピストン12の押圧部13が当接する部分に、裏金31の回入側にのみピストン12の押圧部13に沿ってC字状に形成されている。このC字状の凸部32の開いた部分が凹部(非当接部)33となっており、裏金31の回入側に位置するようになっている。この凹部33が、円形の押圧部13のディスクロータ2の周方向中心に対して裏金31の回入側の半円弧中に位置するように凸部32は形成されており、第1の実施形態と同様にピストン12の傾きを防止するために、上記半円弧中に位置する凸部の両端は押圧部13と当接するように形成されている。
この凹部33は、その底面33aとピストン12の押圧部13との間に部分的な隙間34(第1の実施形態と同様に0.1mm〜0.5mmの寸法)を生じさせ、本発明の非当接部を構成している。
このようなC字状の凸部32を裏金31に形成して凸部32の開いた部分を凹部33とすることで、裏金31のディスクロータ2の回入側でピストン12の押圧部13と裏金31の凹部33との間に、部分的な隙間34が生じる。この隙間34によりインナパッド30に対するピストン12の面圧を調整してディスクロータ2に対するインナパッド30の回入側の押圧力を小さくすることができる。したがって、切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となっている。
次に、第3の実施形態について図7及び図8を用いて説明する。なお、この第3の実施形態において上記第1の実施形態と異なるのはインナパッド40の裏金41の形状とピストン50の押圧部51とであり、その他の構成は第1の実施形態と同様である。このため、上記第1の実施形態と異なる部分のみ説明する。
インナパッド40の裏金41は、上記第1の実施形態の凹部18がなく、平面状になっている。
また、ピストン50の先端側には凹部を形成する切欠き52が形成されており、この切欠き52により本発明の非当接部が形成されている。
インナパッド40を押圧する押圧部51の形状はC字状となっている。上記切欠き52を裏金41の回入側に位置させることにより、この切欠き52が、ピストン50の押圧部51と裏金41との間に部分的な隙間42を生じさせる構成となっている。なお、裏金40におけるピストン50の先端側面の投影部分が裏金40の対向面部43となっている。また、上記切欠き52を裏金41の回入側に位置させるために、図1に示すピストンブーツ24やブレーキパッド40の裏金41との間に図示せぬ位置合わせのための凹凸が設けられている。
このように切欠き(凹部)52をピストン50に形成することで、ディスクロータ2の回入側において切欠き52の底面と裏金40の対向面部43との間に部分的な隙間42(押圧部51から切欠きの底面52aまでの深さは第1の実施形態と同様に0.1mm〜0.5mmの寸法)が生じる。この隙間42によりインナパッド40に対するピストン50の面圧が調整されてディスクロータ2に対するインナパッド40の回入側の押圧力を小さくすることができる。したがって、切欠きが形成されたシム板を用いずにブレーキパッドの偏磨耗を防止することが可能となっている。
なお、上記実施形態においては、ディスクブレーキとしてフローティング型のものを用いて説明を行ったが、これに限らず、ディスクロータ2の両側面にピストンを有する対向ピストン型のディスクブレーキを用いてもよい。なお、対向ピストン型のディスクブレーキに上記第1実施形態のインナパッド3を用いる場合には、アウタパッド4の回入側にも凹部(非当接部)を設け、インナパッド3の耳部20,21とアウタパッド4の耳部との形状を異なるように形成することで左側の車輪に対して凹部(非当接部)を回入側に確実に配置することが可能となる。また、右側の車輪では、上記インナパッド3をアウタ側とし、上記アウタパッド4をインナ側として対向ピストン型のディスクブレーキに組み付けるようにすることで対応することができる。
1 ディスクブレーキ
2 ディスクロータ
3,30,40 インナパッド(ブレーキパッド)
5 キャリア
6 キャリパ
12 ピストン
13,51 押圧部(対向面部)
14,15,31,41 裏金
16,17 摩擦材
18,33 凹部(非当接部)
18a,33a 底面
20,21 耳部(裏金のディスクロータ周方向端部)
22,23 パッド支持部
43 対向面部
52 切欠き(非当接部)
2 ディスクロータ
3,30,40 インナパッド(ブレーキパッド)
5 キャリア
6 キャリパ
12 ピストン
13,51 押圧部(対向面部)
14,15,31,41 裏金
16,17 摩擦材
18,33 凹部(非当接部)
18a,33a 底面
20,21 耳部(裏金のディスクロータ周方向端部)
22,23 パッド支持部
43 対向面部
52 切欠き(非当接部)
Claims (4)
- ディスクロータの軸方向に移動するピストンが当接する裏金と該裏金に接着され前記ディスクロータに当接する摩擦材とを有するブレーキパッドを備え、該ブレーキパッドが前記ピストンにより前記ディスクロータに押圧されるディスクブレーキにおいて、
前記ピストンと前記裏金との対向面部には、前記ディスクロータの回入側に前記ピストンの対向面部に沿って部分的に前記ピストンまたは前記裏金の少なくともいずれかに形成された凹部からなる非当接部が設けられてなることを特徴とするディスクブレーキ。 - 前記非当接部の凹部の底面とこれに対向する前記対向面部との間の隙間は0.1mm〜0.5mmとなっていることを特徴とする請求項1記載のディスクブレーキ。
- ディスクロータの軸方向に移動するピストンが当接する裏金と該裏金に接着され前記ディスクロータに当接する摩擦材とを有し、前記ピストンにより前記ディスクロータに押圧されるブレーキパッドにおいて、
前記裏金には、前記ディスクロータの回入側に前記ピストンの対向面部に沿って凹部からなる非当接部が形成されてなることを特徴とするブレーキパッド。 - 前記裏金の非当接部となる凹部の深さは0.1mm〜0.5mmとなっていることを特徴とする請求項3記載のブレーキパッド。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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2003
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