JP6651360B2 - ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
モータによって直接ブレーキピストンを駆動する電動ブレーキ装置が提案されている(特許文献2)。
このブレーキロータ3と接触して制動力を発生させる摩擦パッド4と、
ピストン18,18をそれぞれ含み、これらピストン18,18により一つの前記摩擦パッド4を共働して前記ブレーキロータ3に対して当接離隔させる駆動を行う二つのアクチュエータ2,2と、
与えられたブレーキ指令に従い前記二つのアクチュエータ2,2を制御する制御装置5と、を備えたブレーキ装置において、
前記ブレーキロータ3の回転速度および回転方向を検出する検出手段41が設けられ、
前記制御装置5は、与えられた前記ブレーキ指令、並びに前記検出手段41で検出される前記ブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、前記二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する独立制御部44,44を有することを特徴とする。
前記ブレーキロータ3の回転速度は、ブレーキロータ3の単位時間当たりの回転数と同義である。
なお、前記「回転方向下流側」とは、車両の前進時においては前進時のブレーキロータの回転方向における下流側であり、車両の後退時においては後退時のブレーキロータの回転方向における下流側であって、前進時と後退時とでは逆となる。
摩擦パッド4とブレーキロータ3とが接触すると互いの摩擦によって、摩擦パッド4のうち、ブレーキロータ3における回転方向上流側に位置するパッド部4a(以後、「回入側のパッド部4a」という場合がある)には、回転方向下流側に位置するパッド部4b(以後、「回出側のパッド部4b」という場合がある)と比較して、ブレーキロータ3に引き込まれるような力が作用する。これにより回入側のパッド部4aが、回出側のパッド部4bよりも、より摩耗するような偏摩耗を生じる場合がある。
前記定められた割合は、設計等によって任意に定める値であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適切な値を求めて定められる。
この構成によると、ブレーキ指令、並びにブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、例えば、荷重の総和に対して、一方のアクチュエータ2の荷重と他方のアクチュエータ2の荷重の割合が互いに異なる割合に制御される。ブレーキ指令等が異なる条件では、一方のアクチュエータ2の荷重と他方のアクチュエータ2の荷重の割合が同じ割合に制御される。
この場合、荷重制御を安定して且つ簡単に行うことができる。
前記定められた荷重は、設計等によって任意に定める値であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適切な値を求めて定められる。
この場合、回入側と回出側のパッド部4a,4bの摩耗量を均一に均すことができるうえ、荷重制御を簡単に行うことができる。
ハウジング10内における直動部18の軸方向一端側に、支持部材19が設けられている。この支持部材19は、ボス部と、このボス部から径方向外方に延びるフランジ部とを有する。前記ボス部内に複数の転がり軸受22が嵌合され、これら転がり軸受22の内輪内径面に回転軸14が嵌合されている。回転軸14は、支持部材19に複数の転がり軸受22を介して回転自在に支持される。
図10の例では、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、二つのアクチュエータ2,2(図8)によって発生させる荷重の総和つまりトータル荷重が、定められた荷重以下の領域では、回出側のパッド部4b(図4)に対応する一方のアクチュエータ2(図8)の荷重のみを制御する。その後、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一方のアクチュエータ2(図8)が最大荷重に至るまで、両方のアクチュエータ2,2(図8)に発生させる荷重を同一の割合で増加させている。
以上説明したブレーキ装置によれば、二つのモータ駆動制御部44,44は、前記ブレーキ指令、並びに前記回転速度および回転方向に応じて、二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する。このように二つのアクチュエータ2,2をそれぞれ独立に制御することで、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。これにより、引き摺りトルクの低減を図ると共に摩擦パッド4の交換時期を遅らせることができる。
前述のように、一方のアクチュエータ2によって発生させる荷重と他方のアクチュエータ2によって発生させる荷重を定められた割合に制御する場合、荷重制御を安定して且つ簡単に行うことができる。
図11に示すように、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一方のアクチュエータ2が最大荷重に至るまで、両方のアクチュエータ2,2(図8)に発生させる荷重を一定の比率で分配するように制御しても良い。
図12に示すように、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一定荷重まで一定の比率で、一方のアクチュエータ2に発生させる荷重が他方のアクチュエータ2に発生させる荷重よりも大きくなるようにし、前記一定荷重以降、トータル荷重の最大点で両アクチュエータ2,2(図8)の荷重が最大となるように制御しても良い。
油圧ポンプ49aの吐出口は、油路(1),(2)に分岐される。油路(1),(2)の配管途中に、増圧リニア弁52,52がそれぞれ介在されている。油路(1),(2)は、それぞれホイールシリンダ51の油圧室53,54(図13)に配管接続されている。
ブレーキロータの回転方向は、車両のシフトポジションを検出するセンサ等から間接的に判断しても良い。
各アクチュエータに与える指令値は、車両速度およびブレーキ指令の大きさのいずれか一方または両方によって、摩擦パッドの偏摩耗が発生し難くなるように適宜変更することができる。
各実施形態において、パッド部摩耗量推定手段および警告表示等出力手段を除いた構成にしても良い。この場合、制御装置の構成を簡略化でき演算処理負荷の低減を図ることができる。
3…ブレーキロータ
4…摩擦パッド
4a,4b…パッド部
5,5A…制御装置
11…電動モータ
12…直動機構
18…直動部(ピストン)
41…車輪速センサ(検出手段)
44…モータ駆動制御部(独立制御部)
50…ピストン
57…独立制御部
58…駆動部
Claims (5)
- ブレーキロータと、
このブレーキロータと接触して制動力を発生させる摩擦パッドと、
ピストンをそれぞれ含み、これらピストンにより一つの前記摩擦パッドを共働して前記ブレーキロータに対して当接離隔させる駆動を行う二つのアクチュエータと、
与えられたブレーキ指令に従い前記二つのアクチュエータを制御する制御装置と、を備えたブレーキ装置において、
前記ブレーキロータの回転速度および回転方向を検出する検出手段が設けられ、
前記制御装置は、与えられた前記ブレーキ指令、並びに前記検出手段で検出される前記ブレーキロータの回転速度および回転方向に応じて、前記二つのアクチュエータによって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する独立制御部を有し、前記二つの独立制御部は、前記摩擦パッドのうち、前記ブレーキロータにおける回転方向下流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重を、前記ブレーキロータにおける回転方向上流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重よりも大きい値にて制御することを特徴とするブレーキ装置。 - 請求項1に記載のブレーキ装置において、前記二つの独立制御部は、一方のアクチュエータによって発生させる荷重と他方のアクチュエータによって発生させる荷重を定められた割合に制御するブレーキ装置。
- 請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置において、前記二つの独立制御部は、前記二つのアクチュエータによって発生させる荷重の総和が定められた荷重以下の領域では、前記摩擦パッドのうち、前記ブレーキロータにおける回転方向下流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重のみを制御するブレーキ装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記各アクチュエータは、電動モータと、この電動モータの回転運動を前記各ピストンの直線運動に変換する直動機構とを有するブレーキ装置。
- 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記各アクチュエータは、流体を媒体として前記各ピストンをそれぞれ駆動させる流体圧式の駆動部を有するブレーキ装置。
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