JP6651360B2 - ブレーキ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、2ピストンタイプのブレーキ装置において、摩擦パッドの偏摩耗を抑制し摩擦パッドの交換時期を遅らせ得るブレーキ装置に関する。
ブレーキ油を媒体として一つのピストンで摩擦パッドを押圧するブレーキシステムが提案されている(特許文献1)。
モータによって直接ブレーキピストンを駆動する電動ブレーキ装置が提案されている(特許文献2)。
特開2012−126307号公報 特開2000−213575号公報
特許文献1、2に記載されているようなブレーキ装置を、大きな荷重を必要とする前輪用ブレーキ装置に適用した場合、次のような問題がある。一つのピストンで摩擦パッドをブレーキディスクに押圧するため、摩擦パッドの面圧が高くなりフェード現象を誘因するだけでなく、摩擦パッドの摩耗進行を助長してしまう。
一方、図15に示す油圧ブレーキのように、一つの制御系にて二つのピストン80,80を駆動するようなアクチュエータでは、二つのピストン80,80に作用する荷重は同一となる。図16に示すように、二つのピストン80,80を同一荷重で押圧した場合、ブレーキディスク81の入ってくる側の摩擦パッド82(ディスク回転方向上流側のパッド部分)が、ディスク回転方向下流側の摩擦パッドよりも、より摩耗するような偏摩耗を生じてしまう。この摩擦パッド82の偏摩耗が進行すると、引き摺りトルクが大きくなる、または早期の摩擦パッド82の交換が必要となってくる。
この発明の目的は、2ピストンタイプのブレーキ装置において、引き摺りトルクの低減を図ると共に摩擦パッドの交換時期を遅らせることができるブレーキ装置を提供することである。
この発明のブレーキ装置は、ブレーキロータ3と、
このブレーキロータ3と接触して制動力を発生させる摩擦パッド4と、
ピストン18,18をそれぞれ含み、これらピストン18,18により一つの前記摩擦パッド4を共働して前記ブレーキロータ3に対して当接離隔させる駆動を行う二つのアクチュエータ2,2と、
与えられたブレーキ指令に従い前記二つのアクチュエータ2,2を制御する制御装置5と、を備えたブレーキ装置において、
前記ブレーキロータ3の回転速度および回転方向を検出する検出手段41が設けられ、
前記制御装置5は、与えられた前記ブレーキ指令、並びに前記検出手段41で検出される前記ブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、前記二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する独立制御部44,44を有することを特徴とする。
前記ブレーキロータ3の回転速度は、ブレーキロータ3の単位時間当たりの回転数と同義である。
この構成によると、検出手段41は、ブレーキロータ3の回転速度および回転方向を検出する。各独立制御部44,44は、与えられたブレーキ指令、並びに検出手段41で検出されるブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する。二つの独立制御部44,44は、ブレーキ指令、並びにブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、例えば、二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重の割合を定められた割合に制御する。前記定められた割合は、試験、シミュレーション、設計の少なくともいずれか一つにより定められる。このように二つのアクチュエータ2,2をそれぞれ独立に制御することで、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。これにより、引き摺りトルクの低減を図ると共に摩擦パッド4の交換時期を遅らせることができる。なお、ここで言う「独立に制御する」とは、二つのアクチュエータ2,2の荷重を異なる値に制御可能であることを言い、一つのアクチュエータ2の荷重が定まることで、他の一つのアクチュエータ2の荷重が必然的に定まる場合を含む。勿論「独立に制御する」とは、二つのアクチュエータ2,2の荷重を同一の値に制御することも含む。
前記二つの独立制御部44,44は、前記摩擦パッド4のうち、前記ブレーキロータ3における回転方向下流側に位置するパッド部4bに対応するアクチュエータ2の荷重を、前記ブレーキロータ3における回転方向上流側に位置するパッド部4aに対応するアクチュエータ2の荷重よりも大きい値にて制御する。
なお、前記「回転方向下流側」とは、車両の前進時においては前進時のブレーキロータの回転方向における下流側であり、車両の後退時においては後退時のブレーキロータの回転方向における下流側であって、前進時と後退時とでは逆となる。
摩擦パッド4とブレーキロータ3とが接触すると互いの摩擦によって、摩擦パッド4のうち、ブレーキロータ3における回転方向上流側に位置するパッド部4a(以後、「回入側のパッド部4a」という場合がある)には、回転方向下流側に位置するパッド部4b(以後、「回出側のパッド部4b」という場合がある)と比較して、ブレーキロータ3に引き込まれるような力が作用する。これにより回入側のパッド部4aが、回出側のパッド部4bよりも、より摩耗するような偏摩耗を生じる場合がある。
この場合、回出側のパッド部4bに対応するアクチュエータ2の荷重を、回入側のパッド部4aに対応するアクチュエータ2の荷重よりも大きい値にて制御することで、回入側と回出側のパッド部4a,4bの摩耗量を均一に均し、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。よって、摩擦パッド4の偏摩耗の進行に起因する引き摺りトルクを低減することができると共に、摩擦パッド4の交換時期を遅らせることができる。
前記二つの独立制御部44,44は、一方のアクチュエータ2によって発生させる荷重と他方のアクチュエータ2によって発生させる荷重を定められた割合に制御するようにしても良い。
前記定められた割合は、設計等によって任意に定める値であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適切な値を求めて定められる。
この構成によると、ブレーキ指令、並びにブレーキロータ3の回転速度および回転方向に応じて、例えば、荷重の総和に対して、一方のアクチュエータ2の荷重と他方のアクチュエータ2の荷重の割合が互いに異なる割合に制御される。ブレーキ指令等が異なる条件では、一方のアクチュエータ2の荷重と他方のアクチュエータ2の荷重の割合が同じ割合に制御される。
この場合、荷重制御を安定して且つ簡単に行うことができる。
前記二つの独立制御部44,44は、前記二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重の総和が定められた荷重以下の領域では、前記摩擦パッド4のうち、前記ブレーキロータ3における回転方向下流側に位置するパッド部4bに対応するアクチュエータ2の荷重のみを制御するようにしても良い。
前記定められた荷重は、設計等によって任意に定める値であって、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方により適切な値を求めて定められる。
この場合、回入側と回出側のパッド部4a,4bの摩耗量を均一に均すことができるうえ、荷重制御を簡単に行うことができる。
前記各アクチュエータ2,2は、電動モータ11,11と、この電動モータ11,11の回転運動を前記各ピストン18,18の直線運動に変換する直動機構12,12とを有するものとしても良い。このように2ピストンタイプで電動式のアクチュエータ2において、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。
前記各アクチュエータ2,2は、流体を媒体として前記各ピストン50,50をそれぞれ駆動させる流体圧式の駆動部58,58を有するものであっても良い。この場合、流体圧式の駆動部58,58により各ピストン50,50をそれぞれ独立に駆動させることができ、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。また既存の流体圧式のアクチュエータを利用してブレーキ装置を構成することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
この発明のブレーキ装置は、ブレーキロータと、このブレーキロータと接触して制動力を発生させる摩擦パッドと、ピストンをそれぞれ含み、これらピストンにより一つの前記摩擦パッドを共働して前記ブレーキロータに対して当接離隔させる駆動を行う二つのアクチュエータと、与えられたブレーキ指令に従い前記二つのアクチュエータを制御する制御装置と、を備えたブレーキ装置において、前記ブレーキロータの回転速度および回転方向を検出する検出手段が設けられ、前記制御装置は、与えられた前記ブレーキ指令、並びに前記検出手段で検出される前記ブレーキロータの回転速度および回転方向に応じて、前記二つのアクチュエータによって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する独立制御部を有し、前記二つの独立制御部は、前記摩擦パッドのうち、前記ブレーキロータにおける回転方向下流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重を、前記ブレーキロータにおける回転方向上流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重よりも大きい値にて制御する。このため、2ピストンタイプのブレーキ装置において、引き摺りトルクの低減を図ると共に摩擦パッドの交換時期を遅らせることができる。
この発明の実施形態に係るブレーキ装置の正面図である。 同ブレーキ装置の左側面図である。 同ブレーキ装置の右側面図である。 同ブレーキ装置の一部を示す平面図である。 図4のV-V線端面図である。 図3のVI-VI線断面図である。 同ブレーキ装置の制御系のブロック図である。 同ブレーキ装置の制御装置の詳細構成を示すブロック図である。 同ブレーキ装置の各アクチュエータを制御する処理を示すフローチャートである。 同各アクチュエータへの補正後の荷重指令の例を示す図である。 この発明の他の実施形態に係るブレーキ装置の各アクチュエータへの補正後の荷重指令の例を示す図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るブレーキ装置における各アクチュエータへの補正後の荷重指令の例を示す図である。 この発明のさらに他の実施形態に係るブレーキ装置の断面図である。 同ブレーキ装置の制御系のブロック図である。 従来例の油圧ブレーキの断面図である。 従来例のブレーキ装置の摩擦パッドの偏摩耗状態を示す平面図である。
この発明の実施形態に係るブレーキ装置を図1ないし図10と共に説明する。このブレーキ装置は車両に搭載される。図1はこのブレーキ装置の正面図であり、図2,3は同ブレーキ装置の左右側面図である。図3に示すように、このブレーキ装置は電動式のブレーキ装置である。図1に示すように、ブレーキ装置は、キャリパ1と、二つのアクチュエータ2,2(図3)と、ブレーキロータ3と、摩擦パッド4,4(図4)と、制御装置5(図1)とを有する。
図2,図3に示すように、一つのキャリパ1に、二つのアクチュエータ2,2が定められた間隔を空けて平行に配置される。図4に示すように、これらアクチュエータ2,2は一つの摩擦パッド4(図5)をブレーキロータ3(図4)に対して当接離隔させる駆動を行う。前記定められた間隔は、摩擦パッド4およびアクチュエータ2の寸法等に応じて適宜に定められる。
図6は、図3のVI-VI線断面図である。図6に示すように、車両には、ブレーキロータ3の外周側部分を囲むようにキャリパ1がそれぞれ設けられる。キャリパ1のアウトボード側の端部に、爪部6が設けられる。爪部6は、ブレーキロータ3のアウトボード側の側面と軸方向で対向する。この爪部6にアウトボード側の摩擦パッド4が支持されている。なおこの明細書において、アウトボード側とは、このブレーキ装置を車両に搭載した状態で、車両の車幅方向外側をアウトボード側といい、車両の車幅方向中央側をインボード側という。
キャリパ1のうち、アクチュエータ2のアウトボード側端に、インボード側の摩擦パッド4が支持されている。この摩擦パッド4は、ブレーキロータ3のインボード側の側面と軸方向で対向する。アクチュエータ2は、摩擦パッド4をブレーキロータ3に対して当接離隔させる駆動を行う。
車両における図示外のナックルに、マウント7が支持される。図3に示すように、マウント7の長手方向両端部には、ピン支持片8,8が設けられる。これらピン支持片8,8のそれぞれ端部に、軸方向に互いに平行に延びるスライドピン9,9が設けられる。これらスライドピン9,9に、キャリパ1が軸方向にスライド自在に支持されている。
図6に示すように、制動時、後述するアクチュエータ2の駆動によりインボード側の摩擦パッド4がブレーキロータ3に当接して、ブレーキロータ3を軸方向に押圧する。その押圧力の反力によりキャリパ1がインボード側にスライドする。これにより、キャリパ1の爪部6に支持されたアウトボード側の摩擦パッド4がブレーキロータ3に当接する。これらアウトボード側およびインボード側の摩擦パッド4,4で、ブレーキロータ3を軸方向両側から強く挟持することで、ブレーキロータ3に制動力が負荷される。
各アクチュエータ2は、それぞれ、ハウジング10と、電動モータ11(図3)と、直動機構12と、減速機構13とを有する。図3に示すように、キャリパ1には、それぞれ筒状のハウジング10,10が固定されている。各ハウジング10に電動モータ11がそれぞれ支持される。図6に示すように、ハウジング10内には直動機構12が組み込まれ、この直動機構12は電動モータ11(図3)の出力によりブレーキロータ3に対して制動力を負荷する。
直動機構12は、減速機構13で出力される回転運動を直線運動に変換して、ブレーキロータ3に対して摩擦パッド4を当接離隔させる機構である。この直動機構12は、電動モータ11(図3)により回転駆動される図6の回転軸14と、この回転軸14の回転運動を直線運動に変換する変換機構部15と、拘束部16,17とを有する。変換機構部15は、ピストンである直動部18と、支持部材19と、環状のスラスト板であるバックアッププレート20と、スラスト軸受21と、転がり軸受22と、キャリア23と、すべり軸受24,25と、複数の遊星ローラ26とを有する。
ハウジング10の内周面に、円筒状の直動部18が、回り止めされ且つ軸方向に移動自在に支持されている。直動部18の内周面には、径方向内方に所定距離突出し螺旋状に形成された螺旋突起が設けられている。この螺旋突起に複数の遊星ローラ26が噛合している。
ハウジング10内における直動部18の軸方向一端側に、支持部材19が設けられている。この支持部材19は、ボス部と、このボス部から径方向外方に延びるフランジ部とを有する。前記ボス部内に複数の転がり軸受22が嵌合され、これら転がり軸受22の内輪内径面に回転軸14が嵌合されている。回転軸14は、支持部材19に複数の転がり軸受22を介して回転自在に支持される。
直動部18の内周には、回転軸14を中心に回転可能なキャリア23が設けられている。キャリア23は、軸方向に互いに対向して配置される一対のディスクを有する。これらディスクのうち、支持部材19に近いディスクをインナ側ディスクと称し、他方のディスクをアウタ側ディスクと称する。アウタ側ディスクのうち、インナ側ディスクに臨む側面には、この側面における外周縁部から軸方向(インボード側)に突出するように複数の柱部材が設けられる。これら複数の柱部材によりアウタ側ディスクおよびインナ側ディスクが一体に設けられる。
インナ側ディスクは、回転軸14との間に嵌合されたすべり軸受24により、回転軸14に回転自在に支持されている。アウタ側ディスクには、中心部に軸挿入孔が形成され、この軸挿入孔にすべり軸受25が嵌合されている。アウタ側ディスクは、すべり軸受25により回転軸14に回転自在に支持される。回転軸14の軸方向両端部には、支持部材19に対して回転軸14及びキャリア23の軸方向位置を拘束する拘束部16,17が設けられる。
キャリア23には、複数のローラ軸27が周方向に間隔を空けて設けられている。各ローラ軸27の軸方向両端部が、インナ側ディスク,アウタ側ディスクにわたって支持されている。両ディスクには、それぞれ軸挿入孔が複数形成されている。各軸挿入孔は、径方向に所定距離延びる長孔から成る。各軸挿入孔に各ローラ軸27の軸方向両端部が挿入されて、これらローラ軸27が各軸挿入孔の範囲で径方向に移動自在に支持される。複数のローラ軸27における軸方向両端部には、これらローラ軸27を径方向内方に付勢する弾性リング28が掛け渡されている。
各ローラ軸27に、遊星ローラ26が回転自在に支持される。各遊星ローラ26の外周面には、直動部18の螺旋突起に噛合する円周溝または螺旋溝が形成されている。各遊星ローラ26は、回転軸14の外周面と、直動部18の内周面との間に介在される。前記弾性リング28の付勢力により、各遊星ローラ26が回転軸14の外周面に押し付けられる。回転軸14が回転することで、この回転軸14の外周面に接触する各遊星ローラ26が接触摩擦により回転する。
減速機構13は、電動モータ11(図3)の回転を、図6の回転軸14に固定された出力ギヤ29に減速して伝える機構である。図3に示すように、減速機構13は複数のギヤ列を含む。この例では、減速機構13は、電動モータ11の図示外のロータ軸に取り付けられた入力ギヤ30の回転を中間ギヤ31により減速して、出力ギヤ29に伝達可能としている。
図7は、このブレーキ装置の制御系のブロック図である。このブレーキ装置の制御装置5は、二つのアクチュエータ2,2をそれぞれ制御する。この制御装置5は、ECU32に設けられるブレーキ力指令手段32aと、二つのアクチュエータ2,2にそれぞれ対応する二つのインバータ装置33,33とを有する。各インバータ装置33の上位制御手段であるECU32として、例えば、車両全般を制御する電気制御ユニットが適用される。ECU32のブレーキ力指令手段32aは、ブレーキ操作手段34であるブレーキペダルの操作量に応じて変化するセンサ34aの出力に応じて、各車輪の目標とするブレーキ力(ブレーキ指令)を生成し出力する。
図8に示すように、各インバータ装置33は、ブレーキ力推定手段35と、各電動モータ11に対して設けられたパワー回路部36と、このパワー回路部36を制御するモータコントロール部37と、警告信号出力手段38と、電流検出手段39とを有する。
ブレーキ力推定手段35は、摩擦パッド4(図4)をブレーキロータ3(図4)に押し付けるブレーキ力の推定値を求める手段である。このブレーキ力推定手段35は、前記センサ34aの出力と、電流検出手段39で検出されるモータ電流とから、相応のブレーキ力の推定値を演算により求める。前記センサ34aの出力、モータ電流、およびブレーキ力の推定値の関係は、例えば、試験およびシミュレーションのいずれか一方または両方の結果により適切に定められ、記録手段40に書換え可能に記録されている。
ブレーキ力推定手段35は、この他に、直動機構12(図6)の軸方向荷重を検出する荷重センサ(図示せず)を含むものとしても良い。この場合、制御装置5は、直動部18(図6)がブレーキロータ3(図6)から離反した位置からアウトボード側に前進させてこの荷重センサで検出可能な最小の検出値であるブレーキ力を取得する。
ブレーキ操作手段34をさらに踏込む操作量に従って、前記荷重センサで検出される検出値であるブレーキ力は次第に大きくなる。この荷重センサの検出値を用いることで、ブレーキ力を精度良く検出し得る。その他、電流検出手段39で検出されるモータ電流からモータトルクを推定するトルク推定手段(図示せず)を設け、このトルク推定手段で推定されるトルクを用いてブレーキ力を推定しても良い。
モータコントロール部37は、コンピュータとこれに実行されるプログラム、および電子回路により構成される。モータコントロール部37は、ブレーキ力指令手段32aから与えられるブレーキ指令およびブレーキ力推定手段35で推定されるブレーキ力の推定値に応じて、電圧値による電流指令に変換して、この電流指令をパワー回路部36に与える。モータコントロール部37は、電動モータ11に関する各検出値や制御値等の各情報をECU32に出力する機能を有する。
パワー回路部36は、電源42の直流電力を電動モータ11の駆動に用いる3相の交流電力に変換するインバータ36bと、このインバータ36bを制御するPWM制御部36aとを有する。電動モータ11は3相の同期モータ等からなる。この電動モータ11には、図示外のロータの回転角を検出するモータ回転角検出手段43が設けられている。インバータ36bは、複数の半導体スイッチング素子(図示せず)で構成され、PWM制御部36aは、入力された電流指令をパルス幅変調し、前記各半導体スイッチング素子にオンオフ指令を与える。
モータコントロール部37は、独立制御部としてのモータ駆動制御部44を有する。このモータ駆動制御部44は、原則として、前述のブレーキ指令およびブレーキ力の推定値に従い、電圧値による電流指令に変換して、PWM制御部36aに電流指令からなるモータ動作指令値を与える。モータ駆動制御部44は、ブレーキ指令に対し、インバータ36bから電動モータ11に流すモータ電流を電流検出手段39から得て、電流フィードバック制御を行う。モータ駆動制御部44は、モータ回転角をモータ回転角検出手段43から得て、モータ回転角に応じた効率的なモータ駆動が行えるように、PWM制御部36aに電流指令を与える。
またモータ駆動制御部44は荷重補正部44aを有する。この荷重補正部44aは、前記ブレーキ指令、並びにブレーキロータ3(図4)の回転速度および回転方向に応じて、それぞれのアクチュエータ2にて発生させる荷重(指令値)を補正する。回入側と回出側のパッド部4a,4b(図4)の摩耗量を均一に均し、摩擦パッド4(図4)の偏摩耗を未然に防止するためである。車両の各車輪には、検出手段として、例えば、車輪速センサ41が設けられている。ブレーキロータ3(図4)の回転速度および回転方向は、各車輪に設けられた車輪速センサ41により検出される。
但し、二つのアクチュエータ2,2の指令値の合計は補正の前後で変化しない。換言すれば、図8に示す二つの荷重補正部44a,44aは、二つのアクチュエータ2,2にて発生させる荷重の合計が、このブレーキ装置への要求荷重(指令値)と一致するように、前記二つのアクチュエータ2,2をそれぞれ制御する。各アクチュエータ2の荷重の補正例については後述する。
モータコントロール部37には、パッド部摩耗量推定手段45および記録手段40等が設けられる。パッド部摩耗量推定手段45は、図4,図5に示すように、摩擦パッド4における二つの直動機構12,12(図6)に対応するパッド部4a,4a及び4b,4bの合算摩耗量をそれぞれ推定する。摩擦パッド4における、一方の直動機構12(図6)に対応するパッド部4a,4aは、前記一方の直動機構12(図6)に対応する摩擦パッド4の略半分の部分(ブレーキロータ3回転方向上流側の部分)である。摩擦パッド4における、他方の直動機構12(図6)に対応するパッド部4b,4bは、前記他方の直動機構12(図6)に対応する摩擦パッド4の略半分の部分(ブレーキロータ回転方向下流側の部分)である。
図8に示すように、各パッド部摩耗量推定手段45は、モータ回転角検出手段43で検出されるモータ回転角と、ブレーキ力推定手段35で求められるブレーキ力推定値との相関を、摩擦パッド4の各パッド部4a,4a及び4b,4b(図4)が非摩耗時のモータ回転角とブレーキ力推定値との定められた相関と比較して、現時点の摩擦パッド4の各パッド部4a,4a及び4b,4b(図4)の合算摩耗量を推定する。各パッド部4a,4a及び4b,4bの非摩耗時の厚みから現時点の残量を減じることで、摩耗量が求められる。
警告信号出力手段38は、各パッド部摩耗量推定手段45で推定される少なくともいずれか一方のパッド部4a,4a若しくは4b,4b(図4)の合算摩耗量が閾値以上のとき、ECU32に警告信号を出力する。前記閾値は記録手段40に書換え可能に記録される。車両におけるコンソールパネル等に、例えば、ディスプレイ、警告灯、または音声出力装置等の警告表示等出力手段46が設けられる。ECU32は、警告信号出力手段38から警告信号が入力されると、警告表示等出力手段46に警告表示等を出力させる。車両の運転者は、出力される警告表示等により、摩擦パッド4の摩耗限界が近いことを認識し得る。
図9は、このブレーキ装置の各アクチュエータを制御する処理を示すフローチャートである。図8および図9に示すように、例えば、車両のイグニッション等をオンにする条件で本処理を開始し、各モータコントロール部37は、ブレーキ力指令手段32aからアクチュエータ毎のブレーキ指令を取得する(ステップS1)。次に、モータ駆動制御部44は、車輪速センサ41からブレーキロータ3(図4)の回転速度および回転方向を取得する(ステップS2,S3)。
次に、荷重補正部44aは、取得したブレーキ指令、およびブレーキロータ3(図4)の回転速度および回転方向に応じて、各アクチュエータ2にて発生させる荷重を補正する(ステップS4)。例えば、回出側のパッド部4b(図4)に対応するアクチュエータ2の荷重を、回入側のパッド部4a(図4)に対応するアクチュエータ2の荷重よりも大きい値に補正する。但し、二つのアクチュエータ2,2の指令値の合計は補正の前後で変化しない。その後、各インバータ装置33は、それぞれ補正された指令値に従って、独立にアクチュエータ2を荷重制御する(ステップS5)。その後本処理を終了する。
図10は、各アクチュエータへの補正後の荷重指令の例を示す図である。以後図8等も適宜参照しつつ説明する。
図10の例では、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、二つのアクチュエータ2,2(図8)によって発生させる荷重の総和つまりトータル荷重が、定められた荷重以下の領域では、回出側のパッド部4b(図4)に対応する一方のアクチュエータ2(図8)の荷重のみを制御する。その後、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一方のアクチュエータ2(図8)が最大荷重に至るまで、両方のアクチュエータ2,2(図8)に発生させる荷重を同一の割合で増加させている。
作用効果について説明する。
以上説明したブレーキ装置によれば、二つのモータ駆動制御部44,44は、前記ブレーキ指令、並びに前記回転速度および回転方向に応じて、二つのアクチュエータ2,2によって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する。このように二つのアクチュエータ2,2をそれぞれ独立に制御することで、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。これにより、引き摺りトルクの低減を図ると共に摩擦パッド4の交換時期を遅らせることができる。
回出側のパッド部4bに対応するアクチュエータ2の荷重を、回入側のパッド部4aに対応するアクチュエータ2の荷重よりも大きい値にて制御することで、回入側と回出側のパッド部4a,4bの摩耗量を均一に均し、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。
前述のように、一方のアクチュエータ2によって発生させる荷重と他方のアクチュエータ2によって発生させる荷重を定められた割合に制御する場合、荷重制御を安定して且つ簡単に行うことができる。
他の実施形態について説明する。
図11に示すように、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一方のアクチュエータ2が最大荷重に至るまで、両方のアクチュエータ2,2(図8)に発生させる荷重を一定の比率で分配するように制御しても良い。
図12に示すように、二つのモータ駆動制御部44,44(図8)は、一定荷重まで一定の比率で、一方のアクチュエータ2に発生させる荷重が他方のアクチュエータ2に発生させる荷重よりも大きくなるようにし、前記一定荷重以降、トータル荷重の最大点で両アクチュエータ2,2(図8)の荷重が最大となるように制御しても良い。
尚、各アクチュエータの荷重補正は、図10ないし12に示したように直線的に割合を変更するだけでなく曲線にて補正しても良く、回転速度や回転方向、摩擦パッドの偏摩耗量に応じて適宜変更できる。また、車両停止後は、各アクチュエータの荷重指令を同じにすることで、一方のアクチュエータのみに負荷が集中しブレーキ装置全体の寿命低下を避けることが出来る。
図13は、さらに他の実施形態に係るブレーキ装置の断面図であり、図14は、同ブレーキ装置の制御系のブロック図である。図13に示すように、各アクチュエータ2は、流体を媒体として各ピストン50をそれぞれ駆動させる流体圧式の駆動部58を有するものとしても良い。各駆動部58は、油圧室53(54)が形成されるホイールシリンダ51と、ピストン50とを有する油圧シリンダから成る。一つのホイールシリンダ51に二つのピストン50,50が互いに平行に配置される。これらピストン50,50がそれぞれ独立した油路(1),(2)により進退自在に構成される。
図14に示すように、このブレーキ装置が搭載される車両に、流体圧式の駆動源49が設けられる。駆動源49は、油圧ポンプ49aと、この油圧ポンプ49aを駆動させるモータ49bとを有する。
油圧ポンプ49aの吐出口は、油路(1),(2)に分岐される。油路(1),(2)の配管途中に、増圧リニア弁52,52がそれぞれ介在されている。油路(1),(2)は、それぞれホイールシリンダ51の油圧室53,54(図13)に配管接続されている。
ブレーキ操作手段34の操作量に応じて変化するセンサ34aの出力(ブレーキ指令)、ブレーキロータ3(図13)の回転速度および回転方向に応じて、制御装置5Aは、駆動信号の大きさを変化させる。増圧リニア弁52は、常態が「閉」のいわゆるノーマルクローズドバルブであり、制御装置5Aから駆動信号を与えられると、駆動信号の大きさに応じて開度を増加させる。これにより、ホイールシリンダ51の各油圧室53,54の油圧は、対応する増圧リニア弁52の開度の増加量に応じて増加する。したがって、摩擦パッド4がブレーキロータ3と接触して制動力を発生させる。
制御装置5Aには、各車輪に設けられた車輪速センサ41からブレーキロータ3(図13)の回転速度および回転方向が与えられる。制御装置5Aの各独立制御部57は、回入側と回出側のパッド部4a,4b(図13)の摩耗量を均一に均し、摩擦パッド4(図13)の偏摩耗を未然に防止するため、前記ブレーキ指令、およびブレーキロータ3(図13)の回転速度および回転方向に応じて、対応する増圧リニア弁52への駆動信号の大きさを変化させる。
また各増圧リニア弁52,52の下段には、各油圧室53,54(図13)の油圧を検出する油圧センサ55,56がそれぞれ設けられている。これら油圧センサ55,56の検出値は制御装置5Aにそれぞれ入力される。また、油路(1),(2)の経路上に流量計Sb1,Sb2をそれぞれ設置し、これら流量計Sb1,Sb2により流体の流量を検出し、各検出値は制御装置5Aにそれぞれ入力される。
さらに、図13,図14に示すように、各駆動部58にストロークセンサSa1,Sa2を設け、これらストロークセンサSa1,Sa2によりピストン50の移動量を制御装置5Aにそれぞれ入力する。制御装置5Aの各独立制御部57は、油圧センサ55,56の検出値及び流量計Sb1,Sb2或いはストロークセンサSa1,Sa2の検出値から算出したピストン50,50の移動量から、各パッド部4a,4a及び4b,4bの合算摩耗量を算出し得る。
なお流量計Sb1,Sb2及びストロークセンサSa1,Sa2のいずれか一方のみを用いて、ピストン移動量を算出しても良い。前記合算摩耗量が閾値以上のとき、制御装置5Aは、警告表示等出力手段46に警告表示等を出力させる。車両の運転者は、出力される警告表示等により、摩擦パッド4の摩耗限界が近いことを認識し得る。
以上説明したように、流体圧式の駆動部58,58により各ピストン50,50をそれぞれ独立に駆動させることができ、摩擦パッド4の偏摩耗を未然に防止することができる。また既存の流体圧式のアクチュエータ2を利用してブレーキ装置を構成することができるため、製造コストの低減を図ることができる。
検出手段として、車輪速センサに代えてエンコーダを適用しても良い。
ブレーキロータの回転方向は、車両のシフトポジションを検出するセンサ等から間接的に判断しても良い。
各アクチュエータに与える指令値は、車両速度およびブレーキ指令の大きさのいずれか一方または両方によって、摩擦パッドの偏摩耗が発生し難くなるように適宜変更することができる。
各実施形態において、パッド部摩耗量推定手段および警告表示等出力手段を除いた構成にしても良い。この場合、制御装置の構成を簡略化でき演算処理負荷の低減を図ることができる。
以上、実施形態に基づいてこの発明を実施するための形態を説明したが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2…アクチュエータ
3…ブレーキロータ
4…摩擦パッド
4a,4b…パッド部
5,5A…制御装置
11…電動モータ
12…直動機構
18…直動部(ピストン)
41…車輪速センサ(検出手段)
44…モータ駆動制御部(独立制御部)
50…ピストン
57…独立制御部
58…駆動部

Claims (5)

  1. ブレーキロータと、
    このブレーキロータと接触して制動力を発生させる摩擦パッドと、
    ピストンをそれぞれ含み、これらピストンにより一つの前記摩擦パッドを共働して前記ブレーキロータに対して当接離隔させる駆動を行う二つのアクチュエータと、
    与えられたブレーキ指令に従い前記二つのアクチュエータを制御する制御装置と、を備えたブレーキ装置において、
    前記ブレーキロータの回転速度および回転方向を検出する検出手段が設けられ、
    前記制御装置は、与えられた前記ブレーキ指令、並びに前記検出手段で検出される前記ブレーキロータの回転速度および回転方向に応じて、前記二つのアクチュエータによって発生させる荷重をそれぞれ独立に制御する独立制御部を有し、前記二つの独立制御部は、前記摩擦パッドのうち、前記ブレーキロータにおける回転方向下流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重を、前記ブレーキロータにおける回転方向上流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重よりも大きい値にて制御することを特徴とするブレーキ装置。
  2. 請求項に記載のブレーキ装置において、前記二つの独立制御部は、一方のアクチュエータによって発生させる荷重と他方のアクチュエータによって発生させる荷重を定められた割合に制御するブレーキ装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のブレーキ装置において、前記二つの独立制御部は、前記二つのアクチュエータによって発生させる荷重の総和が定められた荷重以下の領域では、前記摩擦パッドのうち、前記ブレーキロータにおける回転方向下流側に位置するパッド部に対応するアクチュエータの荷重のみを制御するブレーキ装置。
  4. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記各アクチュエータは、電動モータと、この電動モータの回転運動を前記各ピストンの直線運動に変換する直動機構とを有するブレーキ装置。
  5. 請求項1ないし請求項のいずれか1項に記載のブレーキ装置において、前記各アクチュエータは、流体を媒体として前記各ピストンをそれぞれ駆動させる流体圧式の駆動部を有するブレーキ装置。
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