JP4768376B2 - 電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法 - Google Patents

電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキに関する。
従来、自動車等の車両においてはガソリン等を燃料とする内燃機関が高出力が得られる動力源として多用されてきたが、近年では、環境対策や省燃費の観点から、電気自動車やハイブリッドエンジンとして電動モータが主動力ないし補助動力として採用されるようになった、そのようなことから、電力を供給された電動モータを駆動源とした電動ブレーキも多用されるようになっている。電動モータを駆動源とした電動ブレーキでは、一般的に、モータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行うように構成されている。そのために、電動ブレーキでは直線運動に変換されたピストン部材等を介した摩擦部材のブレーキロータへの押圧力すなわち移動量は、電動モータの回転量を解析することで制御することができる。
一般に、制動時には、ブレーキロータ等の回転体に対してピストン部材等を介して摩擦部材を押し付けることになるが、その際に、ピストン部材等により摩擦部材を押圧するには、摩擦部材を構成するブレーキパッドの裏面に装着されたプレッシャプレートをピンポイントにて押圧することになる。そのようなことから、プレッシャプレートが反り返ってブレーキパッドがブレーキロータ等の回転体に均一に接触せず、ブレーキパッドやブレーキロータの偏摩耗を招く虞れがあった。そこで、電動モータを採用した電動ブレーキにあっても、ブレーキパッド等の偏摩耗を防止する技術が提案された(例えば下記特許文献1参照)。
特開2000−74106号公報(特許請求の範囲参照)
前記特許文献1に開示された電動式ブレーキ装置を図4を用いて簡単に説明する。ブレーキパッド74と一体のプレッシャプレート78を、スピンドル72との当接面が凸状曲面部78aとなるように形成し、該凸状曲面部78aをスピンドル72との当接部位が球面状の大曲率部78bと、凸状曲面部78aの当接部位以外の部位が前記大曲率部78bの曲率に比して小さな曲率を有する小曲率部78cとから構成されるように形成する。大曲率部78bの中心がスピンドル72の軸上となるようにプレッシャプレート78をマウンティングブラケットに固定したものである。
このような構成によって、電動モータを動力源として制動力を得る電動式ブレーキ装置において、ブレーキパッドの押圧方向への反り返りを抑制することで、ブレーキパッド74の偏摩耗を防止できることとなった。しかしながら、このようにブレーキパッド74のプレッシャプレート78に対する押圧方向への反り返りを抑制することができても、通常発生するところの、回転するブレーキロータ42に対してブレーキパッド74が押圧される際に発生する巻込み荷重については、何らの考慮はなされていない。そのため、ブレーキパッドの偏摩耗を確実に防止するには依然として不充分であった。
そこで本発明は、前記従来の電動ブレーキ装置の課題を解決して、制動時のロータ回転へのブレーキパッドの巻込みを防止して、ブレーキパッドの偏摩耗を抑制できる電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法を提供することを目的とする。
このため本発明は、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことを特徴とする。また本発明は、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の両面において回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことを特徴とする。また本発明は、前記ピストン部材の位置検出にモータ内部の磁極位置検出用センサを用いたことを特徴とするもので、これらを課題解決のための手段とする。
本発明によれば、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことにより、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を回転体の回転方向に対して入口側と出口側の2か所としたので、押圧力を分散させてモータの容量を小さくできるとともに、出口側のピストン部材の軸力制御に基づいた入口側のピストン部材の位置制御を行うことで、入口側に発生する巻込み荷重に対して摩擦部材に過度の軸力を発生させることを有効に防止できて、ブレーキパッドの偏摩耗を防止することができる。
また、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の両面において回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことにより、回転体の両面からのブレーキパッド等の摩擦部材を当接してさらに均一かつ確実な制動が可能な形式の電動ブレーキに対しても、前述同様に、押圧力をさらに分散させてモータの容量を小さくできるとともに、出口側のピストン部材の軸力制御に基づいた入口側のピストン部材の位置制御を行うことで、入口側に発生する巻込み荷重に対して摩擦部材に過度の軸力を発生させることを有効に防止できて、ブレーキパッドの偏摩耗を防止することができる。
さらに、前記ピストン部材の位置検出にモータ内部の磁極位置検出用センサを用いた場合は、回転角度検出センサ等のレゾルバやそれに代わる同様の格別のセンサが不要となり、部品点数が削減されて構造が簡素化される。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の第1実施例を示す全体構造図、図2はその制御フローチャート図である。図3は本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の第2実施例を示す要部構造図である。
本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の基本的な構成は、図1に示すように、ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材11を回転体10に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材11へのピストン部材3、7の押圧点を、回転体10の回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材3は軸力制御を行い、入口側のピストン部材7は前記出口側のピストン部材3の位置に基づいた位置制御を行うことを特徴とする。
本発明のブレーキ装置は、電気的エネルギーを動力源とした電動モータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキに関する。以下に動作とともにその構造を説明する。ペダル15の踏動が踏力センサ16により検出されると、所定の踏力F’が制御器ECU14に入力される。一方、ブレーキ装置のボディ13には2つのブラシレス電動モータ1、5が固定されている。これらのモータ1、5の回転運動は、ギヤ列を介して2つのピストン3、7の直線運動に変換されて、回転体であるブレーキロータ10の回転方向に対して入口側と出口側の2か所にてブレーキパッド11を押圧する。
各モータのギヤ列を介したピストンの動作について詳述すると、回転体であるブレーキロータ10の回転方向に対して出口側に位置する出口側ブラシレスモータ1がボディ13に固定される、その軸に固定された小径の出口側ギヤ2には、出口側ブラシレスモータ1の軸と平行に配置された出口側ピストン3の軸3’に固定された大径のギヤ2’が噛合されている。該大径のギヤ2’の回転によりその軸3’とボディ13との間のねじ機構(図示省略)により、前記出口側ブラシレスモータ1の回転運動が大径のギヤ2’の軸3’の直線運動に変換される。この軸3’の直線運動により出口側ピストン3がブレーキパッド11の出口側部分を押圧する。
回転体であるブレーキロータ10の回転方向に対して入口側に位置する入口側ブラシレスモータ5がボディ13に固定される、その軸に固定された小径の出口側ギヤ6には、入口側ブラシレスモータ5の軸と平行に配置された入口側ピストン7の軸7’に固定された大径のギヤ6’が噛合されている。該大径のギヤ6’の回転によりその軸7’とボディ13との間のねじ機構(図示省略)により、前記入口側ブラシレスモータ5の回転運動が大径のギヤ6’の軸7’の直線運動に変換される。この軸7’の直線運動により入口側ピストン7がブレーキパッド11の入口側部分を押圧する。回転体であるブレーキロータ10およびその両面に対向配設されたブレーキパッド11、11はブレーキ装置のサポート12に支持される。
前記出口側ピストン3の軸3’に関して大径のギヤ2’の背面側(ピストン3と反対側)には、ピストン3の押圧力の反力を検出する押圧センサ9が設置されるとともに、直線運動に変換されたピストン3の移動量に対応する出口側ピストン3の軸3’の位置すなわち回転角度を検出する出口側レゾルバ(回転角度センサ)4が配設される。また、前記入口側ピストン7の軸7’に関して大径のギヤ6’の背面側には、直線運動に変換されたピストン7の移動量に対応する入口側ピストン7の軸7’の位置すなわち回転角度を検出する入口側レゾルバ(回転角度センサ)8が配設される。
所定の踏力F’が入力された前記制御器ECU14から、踏力F’に応じた出口側モータへの操作電圧E0 が出力される。該操作電圧E0 に応じて出口側ブラシレスモータ1 が所定量だけ回転する。減速ギヤ列2、2’を介して大径のギヤ2’の軸3’を回転駆動すると、軸3’は所定の回転角度がレゾルバ4により検出されるとともに、ボディ13との間のねじ機構により軸3’の直線運動に変換されて出口側ピストン3がブレーキパッド11の出口側を押圧して、押圧センサ9により押圧力が検出される。
本発明では、出口側ピストン3の所定の押圧力に対応した軸力値Fを含む軸3’の位置すなわち出口側回転角度の検出値θ0 を前記ECU14にフィードバックして、出口側ピストン3を軸力制御するとともに、入口側ピストン7については、前記出口側ピストン3の軸力値Fおよび出口側回転角度の検出値θ0 に基づいて位置制御(回転角度制御)を行うものである。その際、入口側ピストン7の軸7’に配設した入口側レゾルバ8によって検出した入口側回転角度θ1 をフィードバックして得られた制御器ECU14からの入口側モータ操作電圧E1 により回転角度制御がなされる。
図2は本発明の制御方法の制御フローチャート図である。図1を参照しつつ、ステップ1にてペダル15踏動が検出されると(ペダル踏力F’>0)と、踏力センサ16からペダル踏力F’が制御器ECU14に入力される。ステップ2に移行して、押圧センサ9から出力される軸力値Fが制御器ECU14にフィードバックされる。ステップ3では、制御器ECU14内にて、ペダル踏力F’と押圧センサ9から出力される軸力値Fに基づき、出口側モータ操作電圧E0 を算出する。操作電圧E0 の算出例としては、一般的なPID制御式である。

E0 =比例ゲイン×(F’−F)+積分ゲイン×∫(F’−F)+微分ゲイン×d(F’−F)/dtが採用される。
ステップ4では、制御器ECU14から出口側ブラシレスモータ1の出口側モータ操作電圧E0 を出力する。以上のステップ1〜4により、出口側ピストン3は押圧センサ9により軸力値をフィードバックした軸力制御が行われる。
ステップ5では、出口側レゾルバ4により出口側回転角度θ0 を検出する。ステップ6に移行し、入口側レゾルバ8により入口側回転角度θ1 が制御器ECU14にフィードバックされる。ステップ7では制御器ECU14内にて、出口側回転角度θ0 と入口側回転角度θ1 に基づき、入口側モータ操作電圧E1 を算出する。操作電圧E1 の算出例としては、一般的なPID制御式である。

E1 =比例ゲイン×(θ0 −θ1)+積分ゲイン×∫(θ0 −θ1 )+微分ゲイン×d(θ0 −θ1 )/dtが採用される。
ステップ8では、制御器ECU14から出口側ブラシレスモータ5に入口側モータ操作電圧E1 を出力する。以上のステップ5〜8により、入口側ピストン7は、出口側ピストン3の位置に基づいた位置制御が行われ、制動時には、ブレーキパッド11のロータ10の回転方向に対して入口側に、入口側ピストン7からの軸力と、ロータ10に巻き込まれようとする力が加わるものの、入口側ピストン7は位置制御されているために、必要以上の過度の軸力が加わることがなく、偏摩耗を有効に防止することができる。
図3は本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の第2実施例を示す要部構造図である。本実施例のものは、摩擦部材であるブレーキパッド11へのピストン部材3、7の押圧点を、回転体であるブレーキロータ10の両面において回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材3、3は軸力制御を行い、入口側のピストン部材7、7は前記出口側のピストン部材3、3の位置に基づいた位置制御を行うことにより、ブレーキロータ10の両面からのブレーキパッド等の摩擦部材を当接してさらに均一かつ確実な制動が可能な形式の電動ブレーキに対しても、前述同様に、押圧力をさらに分散させてモータの容量を小さくできるとともに、出口側のピストン部材3、3の軸力制御に基づいた入口側7、7の位置制御を行うことで、入口側に発生する巻込み荷重に対してブレーキパッド11に過度の軸力を発生させることを有効に防止できて、ブレーキパッド11の偏摩耗を防止することができる。なお、ブレーキペダルの踏力の入力と制御器ECU14とモータ1、5および押圧センサ9ならびに各レゾルバ4、8との関連構成は前記図1の第1実施例のものと同様である。
さらに、前記ピストン部材3、7の位置検出のために、モータ内部の磁極位置検出用センサを用いることもできる。この場合は、回転角度検出センサ等のレゾルバ4、8やそれに代わる同様の格別のセンサが不要となり、部品点数が削減されて構造を簡素化することができる。
以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明の趣旨の範囲内で、ペダルの踏動を検出する踏力センサの形式、ブレーキ装置へのモータの固定形態、モータの形式、回転運動の直線運動への変換形態、ピストン部材の形状、形式、摩擦部材および回転体の形状、形式、摩擦部材へのピストン部材による押圧形態(片面および両面)、出口側のピストン部材の軸力制御形態(軸力値に応じた制御器によるフィードバック制御形態)、入口側のピストン部材の位置制御形態(出口側ピストン部材の位置に基づいた制御器によるフィードバック位置制御形態)、ピストン部材の位置検出形態(モータ内部の磁極位置検出用センサによってもよい)、軸力値検出センサおよびピストンの回転角度検出センサの形式等については適宜選定できる。実施例に記載の諸元はあらゆる点で単なる例示に過ぎず限定的に解釈してはならない。
本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の第1実施例を示す全体構造図である。 同、その制御フローチャート図である。 本発明の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法の第2実施例を示す要部構造図である。 従来の電動式ブレーキ装置の要部断面およびブレーキパッドの正面図である。
符号の説明
1 出口側モータ
2 出口側ギヤ
2’ 大径のギヤ
3 出口側ピストン
3’ 軸
4 出口側回転角度センサ
5 入口側モータ
6 入口側ギヤ
6’ 大径のギヤ
7 入口側ピストン
7’ 軸
8 入口側回転角度センサ
9 押圧センサ
10 ブレーキロータ
11 ブレーキパッド
12 サポ−ト部材
13 ボディ
14 制御器
15 ブレーキペダル
16 踏力センサ

Claims (3)

  1. ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことを特徴とする電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法。
  2. ブレーキ装置に固定したモータの回転運動を直線運動に変換してブレーキ装置内のピストン部材を前進させ、摩擦部材を回転体に押圧して制動を行う電動ブレーキにおいて、摩擦部材へのピストン部材の押圧点を、回転体の両面において回転方向に対して入口側と出口側の2か所とするとともに、出口側のピストン部材は軸力制御を行い、入口側のピストン部材は前記出口側のピストン部材の位置に基づいた位置制御を行うことを特徴とする電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法。
  3. 前記ピストン部材の位置検出にモータ内部の磁極位置検出用センサを用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の電動ブレーキの偏摩耗を防止する制御方法。
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