JP2009167684A - 鋼管ポールの接合構造及びこれによって接合された鋼管ポール - Google Patents

鋼管ポールの接合構造及びこれによって接合された鋼管ポール Download PDF

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Abstract

【課題】構造が簡単で施工が容易であり、コストを低減し工期を短縮することのできる鋼管ポールの接合構造及び鋼管ポールを提供すること。
【解決手段】上端部から所定の深さ位置に支持底板4を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第1のずれ止めリブ5が設けられた下部鋼管2aと、この下部鋼管2aより小径で上端部から所定の深さ位置に支持底板4を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第2のずれ止めリブ5aが設けられ、下端部近傍の外壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第3のずれ止めリブ8が設けられた上部鋼管2bとを有し、上部鋼管2bの下部を下部鋼管2a内にその下端部が下部鋼管2aの支持底板4に当接するまで挿入し、上部鋼管2aと下部鋼管2bとの間にコンクリート20を充填した。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばゴルフ練習場などに設けられた防球ネットを張り渡すための鋼管ポールの接合構造及びこれによって接合された鋼管ポールに関するものである。
例えば、ゴルフ練習場やゴルフ場においては、敷地の周囲やコースの内外に複数本の支柱(鋼管ポール)を立設し、この支柱にネットを張り渡してゴルフボールが場外に飛散するのを防止している。
このような支柱は、通常高さが数十mに達するため、輸送が可能な長さ10〜15mの複数本の異径管を現地において順次接合し、地上に立設している。
このような異径管の接続方法に、上側の小径管の後端部を下側の大径管の先端部に差し込むことにより、小径管の後端縁が大径管の底板に当て止められて上下方向が位置決めされると共に、小径管の後端部が第1センタリング用リブに嵌入して自動的にセンタリングされると同時に、小径管の第2センタリング用リブが大径管の先端部に嵌入して自動的にセンタリングされ、その後、小径管の第2センタリング用リブを大径管の先端縁に溶接して固定すると共に、大径管の先端部と小径管の後端部との間の隙間に補強用充填材を充填することにより、両管を隙間無く完全に接続するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、大径管の先端部内の奥に底板とガイドリブを設けるとともに先端部内にボルト挿通孔を有する固定リブを設け、また、小径管の基端部外周には、ボルト挿通孔を有する仕口リブを設け、大径管の先端部内に、小径管の基端部を挿入して底板に当て止めし、固定リブと仕口リブとをボルト・ナットにより固定する。その後、大径管の内周と小径管の外周との間隙にコンクリート等の補強用充填材を充填するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−71428号公報(第3−4頁、図1−4) 特開平9−195585号公報(第2−3頁、図1−4)
特許文献1の発明は、大径管の下部(座板の上部)内壁に複数の第1センタリング用リブが溶接接合され、小径管外壁の大径管の開口部近傍に複数の第2センタリング用リブが溶接接合されており、また、特許文献2の大径管の下部内壁に複数のガイドリブが、上部内壁には複数の固定リブ及び吊り金具が溶接接合され、小径管外壁の大径管の開口部近傍に複数の仕口リブが溶接接合されているため、これらの溶接部がきわめて多く、多大の工数を要するばかりでなく、第2センタリング用リブや仕口リブの位置決めが面倒である。
また、小径管の外壁に設けた複数の第2センタリング用リブや仕口リブが、大径管の上端部上方において外方に突出しているため、ネットを張り渡す際に引掛って円滑に展張できないという問題があった。
さらに、引用文献1の発明は、小径管に設けた複数の第2センタリング用リブを、大径管の上端部に溶接により固定しており、また、引用文献2の発明は、大径管に設けた複数の固定リブと小径管に設けた複数の仕口リブをそれぞれボルト・ナットで固定するようにしているため、固定作業、特に高所における固定作業が面倒で多くの工数を必要とするばかりでなく、これら溶接やボルト・ナットによる固定作業のために、支柱の全周にわたって最上部付近まで大掛りの足場を建て込む必要があり、これらにより施工費用の増嵩を来していた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、構造が簡単で施工が容易であり、コストを低減できるばかりでなく、工期を短縮することのできる施工性、安全性、品質管理性に優れた信頼性の高い鋼管ポールの接合構造及び鋼管ポールを提供することを目的としたものである。
本発明に係る鋼管ポールの接合構造は、上端部から所定の深さ位置に支持底板を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第1のずれ止めリブが設けられた下部鋼管と、該下部鋼管より小径で上端部から所定の深さ位置に支持底板を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第2のずれ止めリブが設けられ、下端部近傍の外壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第3のずれ止めリブが設けられた上部鋼管とを有し、該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内にその下端部が該下部鋼管の支持底板に当接するまで挿入し、該上部鋼管と下部鋼管との間にコンクリートを充填したものである。
また、上記の鋼管ポールの接合構造において、上部鋼管の下端部に底板を設けて該底板の下面に複数の支持脚を設け、該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内に挿入したときに、該下部鋼管の支持底板と前記上部鋼管の底板との間に空間部を形成した。
また、上記の鋼管ポールの接合構造において、下部鋼管の上端部から所定の深さ位置の内周面にほぼ等間隔で複数の支持リブを設けてこれら支持リブの下端部に支持底板を取付けると共に、前記上部鋼管の下端部に底板を設け、該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内に挿入したときに、前記上部鋼管の底板が前記支持リブに当接して該底板と前記下部鋼管の支持底板との間に空間部を形成した。
また、上記の下部鋼管に設けた第1のずれ止めリブと、前記上部鋼管に設けた第2のずれ止めリブ及び第3のずれ止めリブを、コ字状の鋼材又は板状の鋼材で形成した。
本発明に係る鋼管ポールは、上記によって下部鋼管に接合された上部鋼管に、該上部鋼管とほぼ同じ構造で上部になるにしたがって小径になる複数本の上部鋼管を順次接合して構成したものである。
また、上記の下部鋼管と上部鋼管との接合部の外周にそれぞれカバープレートを設けた。
本発明によれば、構造が簡単で施工が容易であり、コストを低減できるばかりでなく工期を短縮することのできる信頼性の高い鋼管ポールの接合構造及び鋼管ポールを得ることができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図、図2は図1の下部鋼管の平面図、縦断面図及びずれ止めリブの斜視図、図3は図1の上部鋼管の平面図及び縦断面図である。なお、図1〜図3は、図5に示すように、複数本の異径鋼管を順次接合して鋼管ポールを構成する場合の、地盤に埋設された下部鋼管と、この下部鋼管に接合された上部鋼管を示す。
図において、2aは複数本の異径鋼管を上下方向に接合して構成する鋼管ポール1の最下部の鋼管である下部鋼管、2bは下部が下部鋼管2a内に挿入されて一体に接合された上部鋼管である。
下部鋼管2aは、例えば、軸方向の長さL12m、外径D1.7m、内厚t18mmの鋼管からなり、その上端部から例えば4分の1(約3m程度)の深さ位置の内壁には、周方向にほぼ等間隔で複数の支持リブ3が溶接接合されており、支持リブ3上には円板状の支持底板4が載置され、溶接接合されている。
5は下部鋼管2aの上部開口部の近傍において、内壁の周方向にほぼ等間隔で溶接接合されたほぼコ字状の鋼材からなる複数(図には8個の場合が示してあるが、これに限定するものではない)の第1のずれ止めリブ(図2(c))で、ウエブを周方向に、フランジを上下方向にして、その側縁を下部鋼管2aの内壁に溶接接合したものである。この第1のずれ止めリブ5の内縁を結ぶ内径d1は、上部鋼管2bの外径D2より僅かに大きく(例えば、6〜10mm程度)形成されている。6は第1のずれ止めリブ5のウエブに設けた係止穴で、重機のクレーンのシャックルなどの吊り具が係止される。
上部鋼管2bは、例えば軸方向の長さL15m、外径D21.5m、肉厚t15mmの鋼管からなり、D−D2≒200mm程度となっている。そして、上端部から例えば5分の1(約3m程度)の深さ位置の内壁には、周方向にほぼ等間隔で複数の支持リブ3が溶接接合され、その上には支持底板4が載置されて溶接接合されている。
5aは上部開口部の近傍において、下部鋼管2aの場合と同様に、内壁の周方向にほぼ等間隔で溶接接合されたほぼコ字状の鋼材からなる複数(図には8個の場合が示してあるが、これに限定するものではない)の第2のずれ止めリブで、そのウエブには係止穴6が設けられている。7は下部開口部を閉塞する底板であるが、これは省略してもよい。
8は、下部外壁の周方向にほぼ等間隔で溶接接合されたほぼコ字状の鋼材からなる複数(図には8個の場合が示してあるが、これに限定するものではない)の第3のずれ止めリブで、その外縁を結ぶ外径d2は、下部鋼管2aの内径D1より僅かに小さく(例えば、6〜10mm程度)形成されている。
上記のように構成した上部鋼管2bは、その下部が下部鋼管2a内に、下端部が支持底板4に当接するまで挿入される。このとき、下部鋼管2aの第1のずれ止めリブ5と上部鋼管2bの外周壁との間、及び上部鋼管2bの第3のずれ止めリブ8と下部鋼管2aの内周壁との間には、僅かなすき間(例えば、3〜5mm程度)が形成されて位置決めされ、また、下部鋼管2aの内周壁と上部鋼管2bの外周壁との間にはすき間(例えば、80mm程度)が形成される。
そして、下部鋼管2aと上部鋼管2bとの間にコンクリート20を充填すれば、両者は強固に固定される。なお、上記の各部の数値は一例を示すもので、これに限定するものではない。
次に、本実施の形態に係る鋼管ポールの接合手順の一例について、図4により説明する。なお、下部鋼管2aの支持リブ3、支持底板4、第1のずれ止めリブ5、及び上部鋼管2bの支持リブ3、支持底板4、第2のずれ止めリブ5a、底板7、第3のずれ止めリブ8は、あらかじめ工場等において加工されて取付けられており、これが現地に搬送される。なお、状況によっては、上記の支持リブ3等を現場で取付けることもある。
先ず、図4(a)に示すように、地盤30に下部鋼管2aの建込み穴31を掘削し、重機のクレーン(図示せず)のシャックルを下部鋼管2aの第1のずれ止めリブ5に設けた係止穴6に係止して下部鋼管2aを吊上げ、建込み穴31にその上部開口部が地表とほぼ同一平面になるまで下降させて埋設し、地固めする。
次に、クレーンにより上部鋼管2bを吊り上げて下部鋼管2a上に搬入し、第3のずれ止めリブ8を下部鋼管2aの第1のずれ止めリブ5の間に位置させ、図5(b)に示すように、上部鋼管2bを下降させてその下部を下部鋼管2a内に挿入する。そして、下端部が下部鋼管2aの支持底板4に当接したときは下降を中止し、シャックルを取外す。
このとき、第1のずれ止めリブ5と上部鋼管2bの外周壁、第3のずれ止めリブ8と下部鋼管2aの内周壁との間には僅かなすき間が設けられているので、上部鋼管2bの下部を下部鋼管2a内に円滑に挿入することができる。また、上部鋼管2bは、第1、第3のずれ止めリブ5,8に支持されて、下部鋼管2a内に鉛直に立設される。
ついで、図5(c)に示すように、下部鋼管2aと上部鋼管2bとの間にコンクリート20を充填する。なお、クレーンのシャックルはコンクリート20の充填後に取外してもよい。コンクリート20が固化することにより、上部鋼管2bは下部鋼管2aと一体に強固に接合される。
最後に、図5(d)に示すように、両者の接合部の外周に、ほぼ截頭円錐状のカバープレート10を装着する。
上記のように構成した本実施の形態によれば、図5に示すように、ネットの張り渡しによる鉛直荷重は、下部鋼管2aの支持底板4で支持され、曲げモーメントは第1、第3のずれ止めリブ5,8の抵抗及び下部鋼管2aと上部鋼管2bの間に充填したコンクリート20の支圧反力で支持される。この場合、第1、第3のずれ止めリブ5,8をコ字状の鋼材で構成したので、支持力をより高めることができる。また、せん断力は、コンクリートの圧縮力により支持される。
さらに、ずれ止めリブ5が下部鋼管2aに、ずれ止めリブ8が上部鋼管2bに固定されているので、上部鋼管2bと下部鋼管2aの間に引張りが生じて引抜き力が作用しても、ずれ止めリブ5及び8がコンクリート20に喰い込んでいるため、コンクリート20の圧縮力によりこの引張り力に対して抵抗し、強固に接合することができる。
図6は前記のような手順により、下部鋼管2aに異径の上部鋼管2b及び第2〜第5の上部鋼管2c〜2nを順次接合した鋼管ポール1の実施例の説明図である。なお、第2〜第4の上部鋼管2c〜2eは上部になるほど小径であるが、前述の上部鋼管2bとほぼ同じ構造であり、第5の上部鋼管2nは、支持リブ3、支持底板4及び第2のすべり止めリブ5bが省略され、上端部近傍にネットの吊金具9が設けられている。
本実施例の鋼管ポール1を構成する各鋼管の諸元は表1の通りである。
そして、地盤に埋設された下部鋼管2aに前述の手順で上部鋼管2bを接合し、ついで、この上部鋼管2bに同様の手順で第2の上部鋼管2cを接合し、以下同様の手順で第3〜第5の上部鋼管2d〜2nを順次接合して、地表からの高さ59.5mの鋼管ポール1を建設した。建設にあたっては、接合部に溶接やねじ止めを必要としないので、簡単な足場を一側面のみに設けた。
Figure 2009167684
上記の説明では、下部鋼管2aを含む6本の異径鋼管を順次接合して鋼管ポール1を構成した場合を示したが、接合する異径鋼管の数はこれに限定するものではなく、建設する現地の状況などに応じて適宜増減することができる。また、表1に示す数値はその一例を示すもので、これに限定するものではない。
本実施の形態によれば、構造が簡単で使用部材が少なく、その上下部鋼管2aの上部開口部近傍の内壁に第1のすべり止めリブ5を設け、また、上部鋼管2bの上部開口部近傍の内壁に第2のすべり止めリブ5aを、下端部近傍の外壁に第3のすべり止めリブ8を設けたので、工場等における製造が容易で、製造の工数及び費用を従来のボルト接合の場合(特許文献2の技術)に比べて約20%低減することができる。
また、加工済の下部鋼管2a及び複数の上部鋼管2b〜2nを適宜現地に搬入し、小さい重機と簡単な足場により、下部鋼管2aに上部鋼管2bの下部を挿入して両者の間にコンクリートを充填し、以下上部鋼管2c〜2nを順次接合することにより簡単に組立てることができるので、狭小な場所や都市部などにおいても容易に施工することができる。
さらに、施工性がよいので、従来の溶接接合(特許文献1の技術)、ボルト接合(特許文献2の技術)に比べて、工期を大幅に短縮することができ、施工費用を低減することができるため、施工性、安全性、品質性に優れた信頼性の高い鋼管ポールを得ることができる。
また、各接合部の外周に、截頭円錐状のカバープレート9を設けたので、ネットを張り渡す際に下部の鋼管の上端部やすべり止めリブにネットが引掛ることがなく、スムーズに展張することができる。
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態は、上部鋼管2b(図6の上部鋼管2c〜2nを含む)の下部開口部に底板7を設けると共に、底板7の下面の周方向にほぼ等間隔で、例えば平板状の鋼材からなり高さの等しい複数の支持脚11を溶接接合して設けたものである。
上記のように構成した本実施の形態において、下部鋼管2a内に上部鋼管2bの下部を挿入すると、支持脚11が下部鋼管2aの支持底板4に当接して位置決めされ、支持底板4と底板7との間に、支持脚11の高さに対応した空間部12が形成される。これにより、下部鋼管2aと上部鋼管2bとの間に充填されたコンクリート20が、この空間部12にも充填される。
図8は本実施の形態の他の例を示す断面説明図である。
図7の場合は、上部鋼管2bの底板7の下面に複数の支持脚11を設けた場合を示したが、本例においては、上部鋼管2bに設けた支持脚11を省略し、下部鋼管2aの内周に設けた複数の支持リブ3の下面に支持底板4を溶接接合したものである。
そして、下部鋼管2a内に上部鋼管2bの下部を挿入すると、その底板7が支持リブ3に当接して位置決めされ、支持底板4と底板7との間に空間部12を形成するようにしたものである。
本例によれば、支持リブ3を支持脚と兼用したので、その分コストを低減することができる。
本実施の形態の施工手順、作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、下部鋼管2aの支持底板4と上部鋼管2bの底板7との間に空間部12を設け、この空間部12にもコンクリート20を充填するようにしたので、両者がより強固に結合され、上部鋼管2bの鉛直性を向上することができる。
[実施の形態3]
図9は本発明の実施の形態3に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図で、(a)は下部鋼管の平面図及び縦断面図、(b)は上部鋼管の平面図及び縦断面図である。なお、実施の形態1と同一又は同一機能の部分にはこれと同じ符号を付して、説明の一部を省略する。
本実施の形態は、実施の形態1,2において、下部鋼管2aに設けた第1のずれ止めリブ5、上部鋼管2b(図6の上部鋼管2c〜2nを含む)に設けた第2のずれ止めリブ5a及び第3のずれ止めリブ8を、コ字状の鋼材に代えて、平板状の鋼材を用いたものである。
本実施の形態の施工手順、作用、効果は実施の形態1の場合とほぼ同様であるが、第1〜第3のずれ止めリブ5,5a,8を平板状の鋼材で形成したので、コストをより低減することができる。
本発明の実施の形態1に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図である。 図1の下部鋼管の平面図、縦断面図及び第1〜第3のずれ止めリブの斜視図である。 図1の上部鋼管の平面図及び縦断面図である。 実施の形態1の接合手順の一例の説明図である。 実施の形態1の作用説明図である。 図4により接合した鋼管ポールの実施例の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図である。 実施の形態2の他の例の断面説明図である。 本発明の実施の形態3に係る鋼管ポールの接合構造の断面説明図である。
符号の説明
1 鋼管ポール、2a 下部鋼管、2b〜2n 上部鋼管、3 支持リブ、4 支持底板、5 第1のすべり止めリブ、5a 第2のすべり止めリブ、6 係止穴、7 底板、8 第3のすべり止めリブ、9 吊り金具、10 カバープレート、11 支持脚、12 空間部、20 コンクリート。

Claims (6)

  1. 上端部から所定の深さ位置に支持底板を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第1のずれ止めリブが設けられた下部鋼管と、
    該下部鋼管より小径で上端部から所定の深さ位置に支持底板を設けると共に、上端部近傍の内壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第2のずれ止めリブが設けられ、下端部近傍の外壁の周方向にほぼ等間隔で複数の第3のずれ止めリブが設けられた上部鋼管とを有し、
    該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内にその下端部が該下部鋼管の支持底板に当接するまで挿入し、該上部鋼管と下部鋼管との間にコンクリートを充填したことを特徴とする鋼管ポールの接合構造。
  2. 前記上部鋼管の下端部に底板を設けて該底板の下面に複数の支持脚を設け、該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内に挿入したときに、該下部鋼管の支持底板と前記上部鋼管の底板との間に空間部を形成したことを特徴とする請求項1記載の鋼管ポールの接合構造。
  3. 前記下部鋼管の上端部から所定の深さ位置の内周面にほぼ等間隔で複数の支持リブを設けてこれら支持リブの下端部に支持底板を取付けると共に、前記上部鋼管の下端部に底板を設け、該上部鋼管の下部を前記下部鋼管内に挿入したときに、前記上部鋼管の底板が前記支持リブに当接して該底板と前記下部鋼管の支持底板との間に空間部を形成したことを特徴とする請求項1記載の鋼管ポールの接合構造。
  4. 前記下部鋼管に設けた第1のずれ止めリブと、前記上部鋼管に設けた第2のずれ止めリブ及び第3のずれ止めリブを、コ字状の鋼材又は板状の鋼材で形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の鋼管ポールの接合構造。
  5. 前記請求項1〜3のいずれかによって下部鋼管に接合された上部鋼管に、該上部鋼管とほぼ同じ構造で上部になるにしたがって小径になる複数本の上部鋼管を順次接合して構成したことを特徴とする鋼管ポール。
  6. 前記下部鋼管と上部鋼管との接合部の外周にそれぞれカバープレートを設けたことを特徴とする請求項5記載の鋼管ポール。
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