JP2020070589A - 鉄骨柱の柱脚部の補強構造 - Google Patents

鉄骨柱の柱脚部の補強構造 Download PDF

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康雄 土井
英二 望月
Eiji Mochizuki
英二 望月
雅也 内山
Masaya Uchiyama
雅也 内山
智輝 丸川
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智輝 丸川
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Abstract

【課題】柱脚部と鋼管との間に鉄筋を配筋することなく柱脚部のせん断耐力や引抜き耐力を確保することができる鉄骨柱の柱脚部の補強構造を提供する。【解決手段】鉄骨柱の柱脚部の補強構造は、建物の基礎構造物上に立設された鉄骨柱と、鉄骨柱の柱脚部を囲むとともに、アンカーによって基礎構造物に固定された鋼管と、柱脚部と鋼管との間に充填された充填材と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、鉄骨柱の柱脚部の補強構造に関する。
一般的に、既存建物の鉄骨柱は柱脚部が傷み易く、断面欠損やアンカーの損傷等により柱脚部が強度不足となった場合には、鉄骨柱自体を建て替える必要があり、大掛かりな工事が必要となっていた。
この問題を解決するため、鉄骨柱の柱脚部の周囲を鋼管で囲むことで傷んだ柱脚部を補強することが試みられている。例えば特許文献1には、強度不足の鋼材柱の周囲を囲い鋼板で囲い、囲い鋼板内にグラウト材を充填して固化させることで鋼材柱を補強する、鋼材柱の補強構造が開示されている。また、特許文献2には、鉄骨柱又は鋼管柱の柱脚部の外周を外巻き鋼管で囲い、外巻き鋼管内にコンクリートを充填することで柱脚部を補強する、根巻き型補強構造が開示されている。
特許第5757510号公報 特開平10−18424号公報
特許文献1に示す鋼材柱の補強構造、及び特許文献2に示す根巻き型補強構造では、鉄骨柱と鋼管の間に鉄筋を配筋し、この鉄筋の下端部を基礎構造物内に埋設することで、鉄骨柱の柱脚部のせん断耐力や引抜き耐力を確保している。このため、現場にて鉄骨柱の周囲に鉄筋を配筋する必要があり、施工性が悪かった。
本発明は上記事実に鑑み、柱脚部と鋼管との間に鉄筋を配筋することなく柱脚部のせん断耐力や引抜き耐力を確保することができる鉄骨柱の柱脚部の補強構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造は、建物の基礎構造物上に立設された鉄骨柱と、前記鉄骨柱の柱脚部を囲むとともに、アンカーによって前記基礎構造物に固定された鋼管と、前記柱脚部と前記鋼管との間に充填された充填材と、を有する。
上記構成によれば、鉄骨柱の柱脚部を鋼管で囲み、柱脚部と鋼管との間に充填材を充填することで、鉄骨柱の柱脚部を補強することができる。ここで、鋼管はアンカーによって基礎構造物に直接固定されているため、柱脚部と鋼管との間に鉄筋を配筋することなく柱脚部のせん断耐力や引抜き耐力を確保することができる。
請求項2に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造は、請求項1に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造であって、前記鋼管は、互いに接合されることによって前記柱脚部を囲むように配置される複数の鋼管片で構成されており、前記鋼管の下端部には、前記アンカーが挿通される貫通孔が形成されたフランジ部が設けられている。
上記構成によれば、複数の鋼管片を互いに接合することによって鋼管を構成することができるため、鉄骨柱の柱脚部の周囲に鋼管を容易に設けることができる。また、鋼管の下端部にフランジ部が設けられているため、フランジ部の貫通孔にアンカーを挿通することで、容易かつ確実に鋼管を基礎構造物に固定することができる。
請求項3に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造は、請求項1又は2に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造であって、前記鋼管の外周面には、前記建物を補強する補強ブレースの一端が固定されるガセットプレートが接合されている。
上記構成によれば、鋼管の外周面にガセットプレートが接合されているため、ガセットプレートに補強ブレースの一端を固定することで、既存の建物に補強ブレースを新設することができる。
本発明に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造によれば、柱脚部と鋼管との間に鉄筋を配筋することなく柱脚部のせん断耐力や引抜き耐力を確保することができる。
第1実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造を示す立面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 図2におけるB−B線断面図である。 第1実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造の鋼管を取付ける前の状態を示す平断面図である。 (A)は第2実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造を示す立面図であり、(B)はそのC−C線断面図である。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造について、図1〜図4を用いて説明する。
(構造)
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造が適用された鉄骨柱12は、建物10の基礎構造物の一例としての鉄筋コンクリート造の基礎梁14上に立設されている。なお、図2に示すように、基礎梁14は、例えば平面視でL字形状とされており、角部に鉄骨柱12が配置されている。
鉄骨柱12は、例えばH形鋼で構成された既存柱であり、図2、図3に示すように、鉄骨柱12の柱脚部12Aの下端面に接合されたベースプレート16が、複数のアンカー18によって基礎梁14に固定されている。
また、鉄骨柱12の外周面には、複数のスタッド20が突設されている。本実施形態では、図3に示すように、鉄骨柱12は、例えば経年劣化による断面欠損やアンカーの損傷等により、柱脚部12Aに損傷部位Rを有しており、複数のスタッド20は、柱脚部12Aにおいて損傷部位Rを避けて溶接されている。
また、鉄骨柱12の柱脚部12Aは、鋼管22によって囲まれている。本実施形態では、鋼管22は、スタッド20を含めた鉄骨柱12の外形より外形が一回り大きい角形鋼管であり、図2に示すように、平面視で略コの字形とされて互いに接合された同一形状の一対の鋼管片22A、22Bによって構成されている。
また、図1、図3に示すように、鋼管22の下端部の外周面には、全周にわたって外側に突出するとともに、複数の貫通孔24が形成されたフランジ部26が設けられている。なお、フランジ部26の上面には、フランジ部26の上面及び鋼管22の外周面に接合され、鋼管22の外周面に沿って互いに間隔をあけて設けられた複数の補強リブ28が立設されている。
また、鋼管22は、フランジ部26の貫通孔24にそれぞれ挿通された複数のアンカー30によって基礎梁14に固定されている。さらに、鉄骨柱12の柱脚部12Aと鋼管22との間には、充填材としてのコンクリート32が充填されており、これにより、柱脚部12Aと鋼管22とが一体化されている。
なお、図3に示すように、鋼管22の高さ(柱脚部12Aの補強範囲)は、鉄骨柱12の柱脚部12Aの損傷部位Rより高い位置とされている。具体的には、損傷部位Rの上端部から鋼管22の上端部までの高さL1は、柱成L2より大きいことが好ましく、柱成L2の2〜3倍以上の大きさとされていることがより好ましい。
(施工手順)
損傷部位Rを有する既存の鉄骨柱12の柱脚部12Aを補強する場合、まず、基礎梁14上に立設された鉄骨柱12の柱脚部12Aの外周面に、複数のスタッド20を新設する。このとき、スタッド20は、柱脚部12Aの補強範囲、すなわち柱脚部12Aを鋼管22で囲んだ際に、鋼管22内となる位置に突設する。
次に、図4に示すように、鉄骨柱12の柱脚部12Aを挟み込むように柱脚部12Aの両側に一対の鋼管片22A、22Bをそれぞれ配置する。そして、鋼管片22A、22Bの接合面同士を溶接して接合することにより、図2に示すように、柱脚部12Aの周囲に鋼管22を設置する。なお、鋼管片22A、22Bの接合方法は溶接には限らず、例えば高力ボルト等によって接合してもよい。
また、基礎梁14の上面における鋼管22のフランジ部26の貫通孔24に対応する位置に、図4に示すように、それぞれ挿通孔34を形成する。そして、鋼管22のフランジ部26の貫通孔24に挿通したアンカー30(後施工アンカー)を、基礎梁14の挿通孔34に打込むことで、図2に示すように、鋼管22を基礎梁14に固定する。
その後、鋼管22を型枠として用い、鉄骨柱12の柱脚部12Aと鋼管22との間にコンクリート32を充填することで、柱脚部12Aを鋼管22及びコンクリート32によって補強する。なお、上記の手順は一例であり、手順が異なっていたり、他の手順が含まれたりしても構わない。
(作用、効果)
本実施形態によれば、鉄骨柱12の柱脚部12Aを鋼管22で囲み、柱脚部12Aと鋼管22との間にコンクリート32を充填することで、鉄骨柱12の柱脚部12Aを容易かつ確実に補強することができる。
ここで、鋼管22はアンカー30によって基礎梁14に直接固定されているため、柱脚部と鋼管との間に配筋された鉄筋を基礎梁に埋設する場合と比較して、鉄筋を用いることなく柱脚部12Aのせん断耐力や引抜き耐力を確保することができる。
また、鋼管22内に充填されるコンクリート32は、型枠を兼ねた鋼管22による拘束効果によって無筋とすることができるため、現場にて鉄骨柱12の周囲に鉄筋を配筋する必要がなく、施工性を高めることができる。
さらに、本実施形態によれば、鉄骨柱12の柱脚部12Aの外周面に複数のスタッド20が突設されているため、柱脚部12Aとコンクリート32との付着力を高めることができ、鉄骨柱12の軸力をより確実にコンクリート32に伝達することができる。なお、コンクリート32に伝達された鉄骨柱12の軸力は、鋼管22及びアンカー30を介して基礎梁14に伝達される。
また、本実施形態では、鉄骨柱12の柱脚部12Aが損傷部位Rを有しており、鋼管22の高さが損傷部位Rより高い位置とされている。このため、損傷部位Rにおいて柱脚部12Aが強度不足となっている場合であっても、損傷部位Rを鋼管22及びコンクリート32で覆うことで、柱脚部12Aの座屈を抑制することができる。特に、損傷部位Rの上端部から鋼管22の上端部までの高さL1を、柱成L2の2〜3倍以上の大きさとすることで、より確実に柱脚部12Aの座屈を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、鋼管22が一対の鋼管片22A、22Bで構成されているため、鋼管が筒状の一部材で構成されている場合や、鋼板を巻いて鋼管を構成する場合等と比較して、鉄骨柱12の柱脚部12Aの周囲に鋼管22を容易に設けることができる。
また、鋼管22の下端部にフランジ部26が設けられているため、フランジ部26の貫通孔24にアンカー30を挿通することで、容易かつ確実に鋼管22を基礎梁14に固定することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造について、図5を用いて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略し、差異点を中心に説明する。
(構造)
図5(A)、図5(B)に示すように、本実施形態に係る鉄骨柱の柱脚部の補強構造が適用された鉄骨柱42は、第1実施形態と同様に、建物40の基礎構造物の一例としての鉄筋コンクリート造の基礎梁44上に立設されている。
鉄骨柱42は、第1実施形態と同様に、例えばH形鋼で構成された既存柱であり、鉄骨柱42の柱脚部42Aの下端面に接合されたベースプレート46が、複数のアンカー48によって基礎梁44に固定されている。
また、鉄骨柱42の外周面には、複数のスタッド50が突設されている。本実施形態では、鉄骨柱42は柱脚部42Aに損傷部位を有しておらず、複数のスタッド50は、柱脚部42Aにおいて柱長方向(鉛直方向)にわたって互いに間隔をあけて溶接されている。
また、鉄骨柱42の柱脚部42Aは、鋼管52によって囲まれている。鋼管52は、第1実施形態と同様に、スタッド50を含めた鉄骨柱42の外形より外形が一回り大きい角形鋼管であり、互いに接合された一対の鋼管片52A、52Bによって構成されている。
また、鋼管52の下端部の外周面には、全周にわたって外側に突出するとともに、複数の貫通孔54が形成されたフランジ部56が設けられており、フランジ部56の上面には複数の補強リブ58が立設されている。
また、鋼管52は、フランジ部56の貫通孔54にそれぞれ挿通された複数のアンカー60によって基礎梁14に固定されている。さらに、鉄骨柱42の柱脚部42Aと鋼管52との間には、充填材としてのコンクリート62が充填されており、これにより、柱脚部42Aと鋼管52とが一体化されている。
さらに、本実施形態では、鋼管52の外周面に1枚のガセットプレート64が接合されている。ガセットプレート64は、鋼管52の外周面から垂直に延びており、補強リブ58とともにフランジ部56の上面及び鋼管52の外周面に溶接されている。
また、ガセットプレート64には、例えばアングル材(山形鋼)で構成された補強ブレース66の一端(下端)が固定されている。補強ブレース66は、鉄骨柱42に対して斜めに延びており、他端(上端)が図示しない他の鉄骨柱の上端部や梁等に接合されることで、建物40を補強している。
(施工手順)
既存の鉄骨柱42の柱脚部42Aに補強ブレース66を新設する場合、まず、第1実施形態と同様に、基礎梁44上に立設された鉄骨柱42の柱脚部42Aの外周面に、複数のスタッド50を新設する。
次に、鉄骨柱42の柱脚部42Aの両側に一対の鋼管片52A、52Bをそれぞれ配置し、鋼管片52A、52Bの接合面同士を溶接して接合することにより、柱脚部42Aの周囲に鋼管52を設置する。
また、基礎梁44の上面に複数の挿通孔68を形成し、鋼管52のフランジ部56の貫通孔54に挿通したアンカー60(後施工アンカー)を基礎梁44の挿通孔68に打込むことで、鋼管52を基礎梁44に固定する。
そして、鋼管52を型枠として用い、鉄骨柱42の柱脚部42Aと鋼管52との間にコンクリート62を充填することで、柱脚部42Aを鋼管52及びコンクリート62によって補強する。
その後、鋼管52の外周面に予め接合されたガセットプレート64に、補強ブレース66の一端を溶接して接合することにより、既存の鉄骨柱42の柱脚部42Aに補強ブレース66を新設する。なお、鋼管片52A、52Bの接合方法、及びガセットプレート64と補強ブレース66の接合方法は、溶接には限らず、例えば高力ボルト等によって接合してもよい。
(作用、効果)
本実施形態によれば、コンクリート62によって柱脚部42Aと一体化された鋼管52の外周面にガセットプレート64を接合し、ガセットプレート64に補強ブレース66の一端を固定することで、既存の建物40に補強ブレース66を新設することができる。
ここで、補強ブレース66の一端が固定されるガセットプレート64が、鉄骨柱42の柱脚部42Aの周囲に設けられた鋼管52の外周面に接合されている。このため、鉄骨柱42の柱脚部42Aにガセットプレート64を直接接合する場合と比較して、柱脚部42Aを基礎梁44に固定するアンカー48とガセットプレート64が干渉することを防ぐことができる。また、ガセットプレート64を工場等で予め鋼管片52Aに溶接しておくことができるため、現場での溶接作業を減らすことができる。
また、本実施形態によれば、鋼管52及びコンクリート62によって鉄骨柱42の柱脚部42Aが補強されている。このため、例えば鉄骨柱42の板厚が薄い場合やアンカー48の本数が少ない場合等、既存の鉄骨柱42が補強ブレース66のせん断力を伝達することができる程度の強度を有していない場合であっても、柱脚部42Aを補強することで補強ブレース66を新設することが可能となる。
<その他の実施形態>
以上、本発明について第1、第2実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。また、第1、第2実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能である。
例えば、第1、第2実施形態では、鋼管22、52が一対の鋼管片22A、22B、52A、52Bで構成されていたが、鋼管は筒状の一部材で構成されていてもよく、1枚の鋼板を鉄骨柱に巻付けることで構成されていてもよい。また、鋼管が3つ以上の鋼管片によって構成されていてもよい。
また、第1、第2実施形態では、鋼管22、52の下端部の外周面に全周にわたってフランジ部26、56が設けられていた。しかし、鋼管22、52は、少なくともアンカー30、60によって基礎梁14、44に直接固定されていればよく、フランジ部26、56の有無や、フランジ部26、56の位置、形状は上記実施形態には限らない。
さらに、第1、第2実施形態では、建物10、40の基礎構造物が基礎梁14、44とされていた。しかし、基礎構造物は基礎梁14、44に限らず、例えば基礎スラブ等であってもよい。
10、40 建物
12、42 鉄骨柱
12A、42A 柱脚部
14、44 基礎梁(基礎構造物の一例)
22、52 鋼管
22A、22B、52A、52B 鋼管片
24、54 貫通孔
26、56 フランジ部
30、60 アンカー
32、62 コンクリート(充填材の一例)
64 ガセットプレート
66 補強ブレース

Claims (3)

  1. 建物の基礎構造物上に立設された鉄骨柱と、
    前記鉄骨柱の柱脚部を囲むとともに、アンカーによって前記基礎構造物に固定された鋼管と、
    前記柱脚部と前記鋼管との間に充填された充填材と、
    を有する鉄骨柱の柱脚部の補強構造。
  2. 前記鋼管は、互いに接合されることによって前記柱脚部を囲むように配置される複数の鋼管片で構成されており、
    前記鋼管の下端部には、前記アンカーが挿通される貫通孔が形成されたフランジ部が設けられている、
    請求項1に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造。
  3. 前記鋼管の外周面には、前記建物を補強する補強ブレースの一端が固定されるガセットプレートが接合されている、
    請求項1又は2に記載の鉄骨柱の柱脚部の補強構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113737942A (zh) * 2021-07-30 2021-12-03 嘉兴恒创电力设计研究院有限公司 一种全栓接的装配式钢结构及其施工方法

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