JP2009162036A - ヘアキャッチャー - Google Patents

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Abstract

【課題】排水トラップに特別な構造を設ける必要が無く、捕集した毛髪等を容易に除去して捨てることができ、安定した排水能力を得ることが可能なヘアキャッチャーの提供を課題とする。
【解決手段】ヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80を取り付けたヘアキャッチャー2に、排水中の毛髪H1の流出を抑止しながら排水を流出させる下部排水流出部22を下部に有して流入した排水を一時的に保水しながら該排水を前記下部排水流出部22から流出させる凹状の一時保水部20と、該一時保水部20の上部から延出して排水中の毛髪H1の流出を抑止しながら前記一時保水部20に入りきらない排水を流出させる上部排水流出部30と、洗い場W1からの排水を前記一時保水部20へ導く排水導入部40とを設け、ヘアキャッチャー本体10から毛髪除去部材80を取り外す操作により一時保水部20内に残存する毛髪を除去可能とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、排水トラップに設けられるヘアキャッチャーに関する。
浴室の排水トラップには、毛髪を主とするごみ等の異物を排水中から捕集するヘアキャッチャーが着脱可能に設けられている。また、ヘアキャッチャー外で発生させた渦流をヘアキャッチャー内に導入して異物をまとめるようにすることも行われている。
特許文献1には、漏斗型封水筒に設置する深型ヘアキャッチャー内に渦巻き水流を発生させる様に深型ヘアキャッチャーの外側に水向案内部を設けた排水口が記載されている。図13の(a)は漏斗型封水筒902及び水向案内部903を断面視して同文献に記載された排水口を示す側面図であり、同図(b)は水向案内部913を一体化したヘアキャッチャー911を示す側面図である。
同図(a)の排水口は、封水筒902に排水量調節部品904を取り付けて封水筒902の穴径を小さくすることにより、水向案内部903による右回転の渦巻き水流を封水筒902内、すなわち、ヘアキャッチャー901外で発生させている。これにより、ヘアキャッチャー901内に渦巻き水流が発生するとされている。同排水口は、洗い場からの排水がヘアキャッチャー901全体に流入し、全排水が排水量調節部品904を通って少しずつ流下することになる。
また、同図(b)の排水口は、ヘアキャッチャー911の外側面に水向案内部913を一体形成あるいは着脱可能に形成している。同排水口も、水向案内部913による右回転の渦巻き水流をヘアキャッチャー911外で発生させ、この渦巻き水流をヘアキャッチャー911内に導入している。
ヘアキャッチャー901,911で捕集した毛髪等を捨てる際には、ヘアキャッチャー901,911全体を封水筒902から取り出して裏返す作業をすることになる。
特許文献2には、排水桝の立面に設けた吐水口から浴槽排水を吐出するようにした排水構造が記載されている。図13(c)は、同文献に記載された排水構造を示す斜視図である。この排水構造は、排水桝923の底面923aの流入口924に対してヘアキャッチャー925が水平に取り付けられ、吐水口921からの浴槽排水の吐出方向が流入口924の中心を向いていない。このため、吐水口921から吐出された浴槽排水は、渦を描いて流入口924へ向かい、ヘアキャッチャー925を通過する。
ヘアキャッチャー925で捕集した毛髪等を捨てる際には、平板状のヘアキャッチャー925全体を流入口924から取り出して裏返す作業をすることになる。
特許文献3には、キッチンのシンクに設けられた排水トラップが記載されている。図13(d)は、同文献に記載された排水トラップ930を示す垂直断面図である。排水トラップ930は、水受椀部931aや封水椀部931bや外周流路部931cを有するトラップ本体931、封水椀部931b内に挿入された防臭筒932、水受椀部931a内に配置された網かご933、水受椀部931aの上面開口を蓋う蓋体934、を備えている。外周流路部931cや防臭筒932や蓋体934には、封水椀部931b内で一方向に回転する渦流が水流により発生するように排水を案内する排水案内手段が設けられている。シンクから排水トラップ930へ流れる排水は、封水椀部931b内で渦流が発生するように蓋体934で案内され、網かご933を通過する。
網かご933で捕集した異物を捨てる際には、網かご933全体を水受椀部931aから取り出して裏返す作業をすることになる。
特開2007−198130号公報 特開2007−46424号公報 特開2007−120021号公報
図13(a)に示す排水口は、洗い場からの排水が全て排水量調節部品904を通過するため、排水能力が制限される。このため、同排水口は、浴槽から湯が溢れたとき等、一度に大量の排水が生じたときに十分に排出されないことがある。同図(b)に示すヘアキャッチャー911を排水口に用いても、同様である。
また、同図(a)(b)に示すヘアキャッチャー901,911は、外側に水向案内部903,913が設けられているため、封水筒902内で渦巻き水流を発生させるためには封水筒902の形状を水向案内部903,913の形状に合わせなければならない。さらに、洗い場からの全排水がヘアキャッチャー901,911全体に流入するため、ヘアキャッチャー全体に毛髪等が付着し、ヘアキャッチャーから毛髪等を除去し難かったり、ヘアキャッチャーが目詰まりしたりすることがある。
さらに、毛髪等を捨てるため、ヘアキャッチャー901,911全体を封水筒902から取り出して裏返す必要がある。
図13(c)に示す排水構造は、渦流を発生させるために浴槽排水が必要であり、かつ、浴槽排水を吐出する吐水口921を排水桝923に形成する必要がある。また、ヘアキャッチャー925が水平に配置され、排水がヘアキャッチャー925上で保水されず速やかにヘアキャッチャー925全体を通過するようにされているため、毛髪等がヘアキャッチャー全体に絡みつきやすい。このため、ヘアキャッチャーから毛髪等を除去し難かったり、ヘアキャッチャーが目詰まりしたりすることがある。
さらに、毛髪等を捨てるため、平板状のヘアキャッチャー925全体を流入口924から取り出して裏返す必要がある。
図13(d)に示す排水トラップ930は、浴室ではなくキッチンに設けられるため、ヘアキャッチャーではなく網かご933を用いている。また、排水が網かご933内で保水されず速やかに網かご933全体を通過するようにされているため、仮に毛髪等が流された場合には、その毛髪等が網かご全体に絡みつきやすい。このため、網かごから毛髪等を除去し難かったり、網かごが目詰まりしたりすることがある。
さらに、異物を捨てるため、網かご933全体を水受椀部931aから取り出して裏返す必要がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、ヘアキャッチャーを設ける排水トラップに特別な構造を設ける必要が無く、捕集した毛髪等を容易に除去して捨てることができ、安定した排水能力を得ることが可能なヘアキャッチャーの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、排水トラップに設けられるヘアキャッチャーであって、ヘアキャッチャー本体と、該ヘアキャッチャー本体に対して着脱可能に取り付けられる毛髪除去部材とを備え、前記ヘアキャッチャー本体に前記毛髪除去部材を取り付けた状態で、排水中の毛髪の流出を抑止しながら排水を流出させる下部排水流出部を下部に有し、流入した排水を一時的に保水しながら該排水を前記下部排水流出部から流出させる凹状の一時保水部と、前記一時保水部の上部から延出し、排水中の毛髪の流出を抑止しながら前記一時保水部に入りきらない排水を流出させる上部排水流出部と、洗い場からの排水を前記一時保水部へ導く排水導入部とが少なくとも構成され、前記ヘアキャッチャー本体から前記毛髪除去部材を取り外す操作により前記一時保水部内に残存する毛髪を除去可能とされていることを特徴とする。
すなわち、洗い場からの排水は、排水導入部により凹状の一時保水部へ導かれ、該一時保水部で一時的に保水されながら下部排水流出部から流出する。このとき、排水中の毛髪の流出が抑止される。また、一時保水部に入りきらない排水は、一時保水部の上部から延出した上部排水流出部から流出する。ここで、一時保水部に入りきらない排水は、単に上部排水流出部からオーバーフローする訳ではなく、毛髪の流出が抑止されながら上部排水流出部から流出する。
一時保水部内で一時的に溜まった排水の中では、毛髪等が浮遊して集まる。この一時保水部から排水が抜けると、毛髪等が集まった状態で一時保水部内に残存する。従って、捕集した毛髪等を容易に除去することができる性能、すなわち、良好な毛髪除去性を得ることができる。また、一時保水部に残存した毛髪等は、ヘアキャッチャー本体から毛髪除去部材を取り外す操作により除去可能である。すなわち、捕集した毛髪等を捨てるためにヘアキャッチャー全体を排水トラップから出す必要が無くなるので、毛髪等を捨てる作業が容易となる。
さらに、洗い場からの排水が一時保水部へ導かれるので、上部排水流出部の閉塞が抑止される。従って、安定した排水能力を得ることができる。
加えて、上述した良好な毛髪除去性及び安定した排水能力は、ヘアキャッチャー単独の構造のみで得られる。
各請求項に係る発明において、上記ヘアキャッチャーには、毛髪以外の異物も捕集するものも含まれる。また、上記ヘアキャッチャーには、浴室の排水トラップに用いられるヘアキャッチャーの他、洗面化粧台の排水トラップに用いられるヘアキャッチャー、理容店や美容室の排水トラップに用いられるヘアキャッチャー、等も含まれる。
上記排水は、毛髪を含む水とする。従って、下部排水流出部や上部排水流出部は、毛髪を含む水が流出する部位を意味する。
排水中の毛髪の流出を抑止する上記下部排水流出部や上記上部排水流出部は、全ての毛髪を止めなくても良い。すなわち、抑止は、全てを止めることに限定されない。
上記一時保水部が排水を一時的に保水することは、一時保水部内で排水が流出しながらも一時的に排水が溜まった状態にさせることを意味する。従って、一時保水部内での排水の滞留時間は、有限の時間である。中で毛髪が浮遊しながら一時保水部内に存在する排水の状態は、一時保水部内に一時的に保水されている状態に含まれる。
上記凹状の一時保水部は排水を受けて一時的に保水する形状であればよく、該一時保水部の形状には椀状、半球状、上下逆の円錐状、上下逆の角錐状、等の形状が含まれる。また、これらの形状の底部に上方へ突出したり膨出したりした部位が設けられた形状の一時保水部も、上記凹状の一時保水部に含まれる。
上記毛髪除去部材は、一時保水部の内面に対して着脱可能に取り付けられてもよい。この場合、少なくとも一時保水部がヘアキャッチャー本体で構成されればよく、ヘアキャッチャー本体で一時保水部と上部排水流出部と排水導入部とが構成されてもよいし、上部排水流出部及び排水導入部の一部が毛髪除去部材で構成されて一時保水部並びに残りの上部排水流出部及び排水導入部がヘアキャッチャー本体で構成されてもよい。
また、上記毛髪除去部材で少なくとも一時保水部が構成されてもよい。この場合、ヘアキャッチャー本体で上部排水流出部と排水導入部とが構成されてもよいし、上部排水流出部及び排水導入部の一部並びに一時保水部が毛髪除去部材で構成されて残りの上部排水流出部及び排水導入部がヘアキャッチャー本体で構成されてもよい。
上記排水導入部は、前記一時保水部内で一方向に回転する旋回流が発生するように洗い場からの排水を前記一時保水部へ導いてもよい。すると、排水の旋回流により一時保水部内で毛髪等がまとまるので、毛髪除去性が向上する。
上記旋回流は、一時保水部内に存在する排水が回転する流れをいい、一時保水部に流入した排水が下部排水流出部から流出するまでの回転数に制限は無い。また、旋回流の仮想の回転軸の向きは、鉛直方向でもよいし、水平方向でもよいし、鉛直方向や水平方向から斜めにずれた方向でもよい。
なお、上記ヘアキャッチャーを有する排水トラップの発明や、上記ヘアキャッチャーを有する浴室の発明も、上述した作用、効果を奏する。
請求項1に係る発明によれば、ヘアキャッチャーを設ける排水トラップに特別な構造を設ける必要が無く、良好な毛髪除去性及び安定した排水能力を得ることができ、容易に毛髪等を捨てることが可能なヘアキャッチャーを提供することができる。
請求項2に係る発明では、毛髪除去部材が一時保水部の内面に対して着脱可能に取り付けられているので、毛髪等を容易に捨てることができるとともに、より確実に毛髪等を除去することができる。
請求項3に係る発明では、少なくとも一時保水部を構成する毛髪除去部材がヘアキャッチャー本体に対して着脱可能に取り付けられているので、毛髪等を容易に捨てることができるとともに、より確実に毛髪等を除去することができる。
(1)第一の実施形態:
図1は本発明の第一の実施形態に係るヘアキャッチャー2を設けた浴室用の排水トラップ1を示す垂直断面図、図2は排水トラップ1の分解斜視図、図3はヘアキャッチャー本体10の斜視図、図4(a)は毛髪除去部材80の斜視図、図4(b)は毛髪除去部材80の側面図、図5はヘアキャッチャー2の平面図、図6(a)は毛髪除去部材80を取り付けたヘアキャッチャー本体10を図3のA1方向から見て示す側面図、図6(b)(c)は毛髪除去部材80を取り付けたヘアキャッチャー本体10を図3のA2−A2の位置から見て示す垂直断面図である。
浴室は、図示しないシャワーや給湯栓等が設けられた洗い場W1が浴槽B1の外側に設けられ、この洗い場W1の床材110の一部が凹んで排水桝112が形成されている。この排水桝112は、下側の開口部に向かって略水平方向に内側へ延出したフランジ部113を有し、上側の開口部にカバー120を着脱することができるようにされている。排水トラップ1は、排水桝112に取り付けられ、カバー120と床材110との隙間CL1から排水桝112へ流入した排水を通過させる。本排水トラップ1は、カバー120、トラップ本体130、締め付けフランジ140、封水筒150、及びヘアキャッチャー2を備える。
排水桝112の四隅には、図2に示すように、ヘアキャッチャー2及びカバー120を載置するための洗い場側段部114a,114a及び浴槽側段部114b,114bが形成されている。カバー120の浴槽側縁部120aには、洗い場側へ凹んだ手かけ部122が形成されている。
図1に示すように、トラップ本体130は、上部が開口し、浴槽側の側壁130aの下部に水平方向へ突出した接続口131が形成され、該接続口131に対向する側壁130bに水平方向へ突出した排出口132が形成されている。接続口131は、接続管を介して浴槽の防水パンに接続されている。トラップ本体130内では、側壁130a,130bの上縁部に封水面Sが形成され、この封水面Sの下側に封水筒150の下部が差し込まれる。また、トラップ本体130の上縁部には径方向内側へ延出したフランジ部133が形成され、このフランジ部133の内周面にねじ部133aが形成されている。
締め付けフランジ140は、トラップ本体のねじ部133aと螺合するねじ部141aを外周面に有する円筒部141と、この円筒部141の上縁部で径方向外側へ延出した上側フランジ部142と、円筒部141の下縁部で径方向内側へ延出した下側フランジ部143とを備える略環状に形成されている。円筒部141の内周面には、90°間隔で4箇所に上下2つの突起141bが形成されている。床材のフランジ部113の先端部にパッキン144を取り付け、このパッキン144をトラップ本体のフランジ部133とで挟むようにして該フランジ部133に締め付けフランジ140を螺入すると、床材のフランジ部113とトラップ本体130とを互いに固定することができる。
封水筒150は、筒状の本体部151と、この本体部151の上縁部から径方向外側へ延出したフランジ部152とを有する形状に形成されている。フランジ部152の外縁部には、90°間隔で4箇所に切欠が形成されている。各切欠を締め付けフランジの突起141bに合わせて締め付けフランジ140の開口部に封水筒の本体部151を挿入し、封水筒のフランジ部152を締め付けフランジの下側フランジ部143に接触させて回転させることにより、トラップ本体130内の所定位置に封水筒150が固定される。ここで、封水筒150の下端とトラップ本体130の底面との間に隙間が設けられている。
ヘアキャッチャー2は、図2に示すように、ヘアキャッチャー本体10と、該ヘアキャッチャー本体に対して着脱可能に取り付けられる毛髪除去部材80とを備えている。ヘアキャッチャー2は、ヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80を取り付けた状態で一時保水部20と上部排水流出部30と排水導入部40が構成され、この状態で排水から毛髪等のごみを捕集する。本実施形態では、これらの各部20,30,40がヘアキャッチャー本体10で構成され、一時保水部20の内面20aに対して毛髪除去部材80が着脱可能に取り付けられるようになっている。
一時保水部20は、上部が開口し下方へ凹んだ凹状に形成されている。本実施形態の一時保水部20は、四隅に段部114を有する排水桝112の中で容積をできるだけ大きくするため、上下逆の四角錐の頂点及び稜線を丸くしたような形状としてある。この四角錐の頂点近傍となる一時保水部20下部には、排水中の毛髪等の流出を抑止しながら排水を略下方へ流出させる水抜き孔23が複数形成されている。これらの水抜き孔23が設けられた一時保水部20下部は、本発明にいう下部排水流出部22となっている。排水を流出させる下部排水流出部22が凹状の一時保水部20の下部に存在することにより、一時保水部20内で一時的に保水される排水に渦流が発生し易くなっている。
一方、一時保水部20における下部排水流出部22の周囲は、水抜き孔の無い壁部21とされ、外側に向かって斜めに立ち上がっている。従って、一時保水部20は、流入した排水を一時的に保水しながら該排水を下部排水流出部22から流出させる。
毛髪除去部材80は、一時保水部20内に収容される本体部82と、この本体部の上縁部82aから突出した把手86とを有している。
本体部82は、図4等に示すように、下部に設けられた複数の水抜き孔83と、一時保水部の壁部21に対応する位置に設けられた複数の開口84とを有し、一時保水部の内面20aに合わせた形状に形成されている。各水抜き孔83は、一時保水部における水抜き孔23からの排水の流出を阻害しないように、一時保水部の各水抜き孔23の位置に合わせて形成されている。毛髪除去部材の水抜き孔83も、一時保水部の水抜き孔23と略同一の大きさで形成されているため、毛髪の流出を抑止しながら排水を流出させる。各開口84は、水抜き孔83よりも大きい開口面積とされているが、本体部82内でまとまって残存する毛髪等が通り抜けないようにされている。
ヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80が取り付けられたときの把手86は、図1に示すように、排水導入部40の立壁部50で囲まれた範囲内で本体部82から斜め上方へ突出するようにされている。該把手86は、立壁部50に近づくように突出し、先端部86aが立壁部50の上縁部よりも低くされている。従って、排水桝112にカバー120を取り付けるときに把手86が邪魔にならない。この把手86を手で持つことにより、ヘアキャッチャー本体10から毛髪除去部材80を取り外すことができ、一時保水部20内に残存する毛髪を除去することができる。
ヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80を取り付けたときの下部排水流出部22の最大の排水流出流量Qd(リットル/分)は、排水中の毛髪が浮遊する程度に洗い場W1からの排水が一時保水部20内で一時的に溜まる流量が好ましい。ここで、最大の排水流出流量Qdは、一時保水部20内に排水が上縁部21aまで溜まっているように連続して排水を導入したときに下部排水流出部22から流出する排水の流出流量とする。また、洗い場で使用するシャワーの平均吐水流量Qs(リットル/分)よりもQdを小さくすると、平均的な吐水流量で洗い場のシャワーを使用したときに洗い場の排水が一時保水部20内で一時的に溜まるので好ましい。一方、一時保水部20で一時的に保水される排水の滞留時間Tを数秒〜十数秒程度(例えば5〜15秒)とするようにQdを設定すると、洗い場使用後速やかに一時保水部20から排水が抜けて毛髪等を除去する作業を行うことができるので好ましい。
なお、上記排水流出流量Qdを大きくするには、水抜き孔23,83の開口面積を大きくしたり、水抜き孔23,83の数を多くしたりして、水抜き孔23,83の総開口面積(個々の水抜き孔の開口面積を総和した面積)を大きくすればよい。むろん、Qdを小さくするには、水抜き孔23,83の総開口面積を小さくすればよい。このようにして、下部排水流出部22を所望の排水流出流量にすることができる。
上部排水流出部30は、一時保水部20の上部(上縁部21a)から外側に向かって斜めに上がるように延出している。この上部排水流出部30には、排水中の毛髪の流出を抑止しながら排水を流出させる孔32が複数形成されている。上部排水流出部30は一時保水部20に入りきらない排水を流出させるため、上部排水流出部30の最大の排水流出流量Qu(リットル/分)が下部排水流出部22の最大排水流出流量Qd(リットル/分)よりも大きくなるようにしている。ここで、最大の排水流出流量Quは、排水が上部排水流出部30の外縁部30aの最も低い位置まで溜まっているように連続して排水を導入したときに上部排水流出部30から流出する排水の流出流量とする。むろん、Quを大きくするには孔32の総開口面積を大きくすればよく、Quを小さくするには孔32の総開口面積を小さくすればよい。このようにして、上部排水流出部30を所望の排水流出流量にすることができる。
本実施形態の上部排水流出部30は、排水桝112の中で容積をできるだけ大きくするため、一時保水部20の上部よりも緩やかな傾斜で外側へ延出している。
排水導入部40は、洗い場W1からの排水を上部排水流出部30ではなく、一時保水部20へ導く。本実施形態の排水導入部40は、立壁部50と傾斜部60とフランジ部70を有し、一時保水部20内で左回り(一方向)に回転する旋回流が発生するように洗い場W1からの排水を直接、一時保水部20内に導入する。なお、一時保水部内で旋回流が一方向に回転するとは、一時保水部内の旋回流が左回りのみであること、一時保水部内の旋回流が右回りのみであること等、一時保水部内の旋回流の回転方向が一つであることを意味するものとする。
立壁部50は、洗い場W1からの排水を通す流入口56を洗い場W1側に設け浴槽側を離間させて上部排水流出部30の外側に配置された第一の分割立壁部52及び第二の分割立壁部54から構成されている。洗い場W1からの排水の多くは洗い場W1側から排水桝112に流入するので、ヘアキャッチャー2上の流入口56は洗い場W1からの排水の多くが流れ込む位置に設けられていることになる。両分割立壁部52,54は、上部排水流出部30を囲むように上部排水流出部30の外縁部30aから上方へ延出している。立壁部50があることにより、毛髪等を含む洗い場W1側からの排水が直接上部排水流出部30に入らないようになっており、毛髪等による上部排水流出部30の目詰まりを抑止することができる。
傾斜部60は、流入口56を通って立壁部50の外側から一時保水部壁部21の内周面に沿う方向に向かって、すなわち、一時保水部20内において仮想の水平面HP1に投影された下部排水流出部22の平面図形の重心CE1から水平方向へずれた位置に向かって下がっている。
ここで、ヘアキャッチャー2を仮想の水平面HP1に投影した平面図形は図4の平面図に相当し、下部排水流出部22の平面図形(水抜き孔23に相当する部分も含まれる)は同図の22で表される二点鎖線で囲まれた図形に相当する。この平面図形は、水抜き孔23に相当する部分を含むものとする。下部排水流出部22の平面図形の重心CE1は、幾何学やシミュレーションで求めることができ、単位面積当たりの重量が均一な板を水抜き孔23の無い下部排水流出部22の形状に切り取って釣り合う点、すなわち、質量中心を探す試験を行うことによっても求めることができる。
仮想の水平面に投影された下部排水流出部の平面図形の重心CE1から水平方向へずれた位置に向かうとは、図4に示す傾斜部60の排水の流れ方向D13のように、ヘアキャッチャー2を上から見たときに重心CE1を通らない方向に向かうことを意味するものとする。
また、排水の流れ方向D13の向きは傾斜部60において最も傾斜した向きであり、この向きが傾斜部60の下がる向きであるものとする。本実施形態の傾斜部60が下がる向きは、排水が流れていく方向に見たときに下部排水流出部22から右側とされている。
フランジ部70は、上部排水流出部の外縁部30aから外方へ延出し、立壁部50の外側で洗い場W1からの排水を受けて傾斜部60へ案内する。本実施形態のフランジ部70は、主に第一の分割立壁部52の外側となる第一の領域72と、主に第二の分割立壁部54の外側となる第二の領域74と、これらの領域72,74の境界部分で一段上がって洗い場側段部114a,114aに載置される隅部76,77とに区分することができる。第一の領域72と第二の領域74は、浴槽側を離間させ、ともに流入口56へ繋がっている。第一の領域72は、右回りに少しずつ下がり、一時保水部20内の旋回流の回転方向D1とほぼ同じ回転方向へ排水を案内する。第二の領域74は、洗い場側に向かって少しずつ下がり、浴槽側から流入口56へ排水を案内する。隅部76,77は、第一の領域72上を流れる排水を右回りに誘導したり、第二の領域74上を流れてきた排水を流入口56へ誘導したりする機能も有する。
なお、カバー120を取り外す際に手かけ部122に手を掛け易くするため、ヘアキャッチャー2は、浴槽側に立壁部50が設けられていない領域があり、上部排水流出部30の浴槽側縁部30bがヘアキャッチャー自体の浴槽側縁部に繋がった形状とされている。ここで、洗い場W1からの排水の多くは洗い場W1側から排水桝112に流入するので、フランジ部70上から傾斜部60を経由して一時保水部20に流入する排水に比べてヘアキャッチャー2の浴槽側縁部から上部排水流出部30へ直接流入する排水は少ない。
以上より、排水導入部40は、フランジ部70により洗い場W1からの排水を主に傾斜部60へ案内し、該排水を立壁部50の外側から傾斜部60に沿って仮想の水平面に投影された下部排水流出部の平面図形の重心CE1(以下、下部排水流出部の重心CE1と記載)から水平方向へずれた位置に向けて一時保水部20へ導く。
なお、ヘアキャッチャー本体10及び毛髪除去部材80は、熱可塑性樹脂といった樹脂材料、ステンレスといった金属材料、これらの組み合わせ、等、種々の材質とすることができ、樹脂材料や金属材料の成形品等を用いることができる。
本ヘアキャッチャー2を設けた排水トラップ1は、例えば、床材フランジ部113の先端部にパッキン144を取り付け、トラップ本体のフランジ部133に締め付けフランジ140を螺入して床材フランジ部113とトラップ本体130とを互いに固定し、封水筒150を締め付けフランジ140に取り付け、ヘアキャッチャー本体10を排水桝段部114に載置し、該ヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80を取り付け、ヘアキャッチャー本体10の隅部にカバー120を載置することにより、形成される。
次に、本ヘアキャッチャー2の作用、効果を説明する。毛髪除去部材80は、ヘアキャッチャー本体10に取り付けてあるものとする。
洗い場W1で生じた排水は、カバー120の周囲から排水桝112に流入し、主にヘアキャッチャーフランジ部70上へ流下する。ここで、図5の左側にある隅部76に流下した排水は第一の領域72へ流れ、同図の右側にある隅部77に流下した排水は領域72,74の下流部から速やかに傾斜部60へ流れる。第一の領域72上の排水は、第一の分割立壁部52に沿って左回りに案内された後、傾斜部60へ流れる。第二の領域74上の排水は、第二の分割立壁部54に沿って洗い場W1側へ案内された後、傾斜部60へ流れる。ここで、図5に示す排水の流れ方向D13に沿った傾斜部60の傾斜が排水の流れ方向D11,D12に沿った領域72,74の傾斜よりも大きいので、傾斜部60に流入した排水は一時保水部20内に向かって速度を上げる。このため、少ない排水量でも効果的に旋回流を発生させることができる。また、第二の領域74上の排水は一時保水部内の旋回流の回転方向D1と逆方向から案内されるが、傾斜部60で該旋回流を減衰させにくい方向へ向きが変えられる。
傾斜部60を流下した排水は、下部排水流出部22の重心CE1から水平方向へずれた位置に向かって凹状の一時保水部20に流入し、該一時保水部20で一時的に保水されながら左回りに旋回し、下部排水流出部22から下方へ流出する。排水が一時保水部壁部21の内周面に沿う方向へ流入するので、旋回流は下部排水流出部22を通り鉛直に向いた仮想の回転軸AX1を中心とするような渦流となる。一時保水部20内で一時的に溜まった排水の渦流の中で、図6(b)に示すように毛髪H1等の異物が浮遊しながら旋回して集まり、下部排水流出部22からの毛髪H1等の流出が抑止される。むろん、下部排水流出部22から毛髪H1等が流出しようとしても、複数の水抜き孔23,83を形成した下部排水流出部22及び毛髪除去部材本体部82に引っ掛かることにより毛髪H1等の流出が抑止される。
また、下部排水流出部22の排水流出流量を超える排水が一時保水部20に流入すると、排水は、一時保水部20に入りきらず上縁部21aを超え、上部排水流出部30から流出する。図6(b)は、排水が上縁部21aを超えて位置L1にまで上昇していることを示している。このとき、下部排水流出部22から流出した排水が封水面Sまで流れ方向D14へ落下するとともに、上部排水流出部30から流出した排水が封水面Sまで流れ方向D15へ落下する。ここで、一時保水部20内の排水中の毛髪等は集まって浮遊し旋回しているため、上部排水流出部の孔32から流出しようとする毛髪等は少ない。また、上部排水流出部30から毛髪H1等が流出しようとしても、複数の孔32が形成された上部排水流出部30に引っ掛かることにより毛髪H1等の流出が抑止される。従って、上部排水流出部30は、従来のヘアキャッチャーに設けられたオーバーフロー用の開口部のように毛髪等が流出してしまう開口部とは異なる。
一時保水部20に排水が流入しなくなると、毛髪H1等が浮遊して集まった排水が下部排水流出部22から流出し、図6(c)に示すように毛髪H1等がまとまった状態で一時保水部20内に残存する。捕集した毛髪等を捨てる際には、排水桝112からカバー120を取り外した後に把手86を手で持って毛髪除去部材80をヘアキャッチャー本体10から取り外して裏返す作業をすればよい。毛髪H1等がまとまった状態で一時保水部20内に存在するので、毛髪除去部材80を取り外す操作により毛髪H1等が一時保水部20内から除去され、上下逆にされた一時保水部20から毛髪等が容易に落下する。
図13(c)に示した従来例のように排水が速やかにヘアキャッチャーを通過するようにされていると毛髪等がヘアキャッチャーに絡みついて毛髪等を除去し難くなるが、本ヘアキャッチャー2は、排水が徐々に下部排水流出部22を通過するので、良好な毛髪除去性を得ることができ、清掃し易い。
また、図13(a)〜(c)に示した従来例では毛髪等を捨てるためにヘアキャッチャー全体を排水トラップから取り出して裏返す必要があるが、本ヘアキャッチャー2は、ヘアキャッチャー全体を排水トラップから取り出す必要が無い。すなわち、ヘアキャッチャー本体10から毛髪除去部材80を取り外して一時保水部20内から毛髪H1等を除去し、この毛髪除去部材80を裏返して毛髪H1等を捨てることができるので、毛髪等を捨てる作業が容易となる。
さらに、図13(a)〜(c)に示した従来例のように洗い場からの全排水が一度にヘアキャッチャー全体を通過すると毛髪等がヘアキャッチャー全体に付着して目詰まりし易くなるが、本ヘアキャッチャー2は、上部排水流出部30に直接排水が流れ込まないので、上部排水流出部30の閉塞を抑止して安定した排水能力を得ることができる。
加えて、図13(a)〜(c)に示した従来例では封水筒や排水桝等を特別な構造にすることより渦流を発生させる必要があるが、本ヘアキャッチャー2は、上述した良好な毛髪除去性及び安定した排水能力をヘアキャッチャー単独の構造のみで得ることができる。特に、図13(a)(b)に示した従来例では洗い場からの排水が全て排水量調節部品904を通過することにより排水能力が制限されるが、本ヘアキャッチャー2によると、封水筒の排水能力を制限する必要が無いので、安定した排水能力が得られる。また、図13(c)に示した従来例では渦流を発生させるために浴槽排水が必要であるが、本ヘアキャッチャー2は、浴槽排水を用いず洗い場シャワー等の洗い場からの排水だけで良好な毛髪除去性を得ることができる。
従って、本ヘアキャッチャー2によると、ヘアキャッチャーを設ける排水トラップに特別な構造を設ける必要が無く、良好な毛髪除去性及び良好な清掃性並びに安定した排水能力を得ることができ、容易に毛髪等を捨てることが可能となる。むろん、これらの性能は、既存の排水トラップからヘアキャッチャーのみを交換することにより得られることになる。従って、排水トラップを安価にすることが可能になる。
なお、洗い場から流入する排水が少ないときには一時保水部20内で旋回流が生じないこともあるが、この場合でも一時保水部20内で一時的に溜まった排水の中で毛髪等が浮遊して集まり、下部排水流出部22からの毛髪等の流出が抑止される。むろん、流入する排水が一時保水部20に一時的に保水されない程度に少ないときであっても、複数の水抜き孔23を形成した下部排水流出部22により毛髪等の流出が抑止され、下部排水流出部22から排水が徐々に流出するので毛髪等の絡みつきによる毛髪除去性の低下が抑止される。
本実施形態のヘアキャッチャー本体10は、上述した一時保水部20と上部排水流出部30と排水導入部40を備えているので、毛髪除去部材80が取り付けられていなくても良好な毛髪除去性及び良好な清掃性並びに安定した排水能力を得ることができる。従って、毛髪等を捨てる作業を行う人の好みに応じてヘアキャッチャー本体10に毛髪除去部材80を取り付ける使用方法と取り付けない使用方法とを選択することができる。
(2)第二の実施形態:
図7は本発明の第二の実施形態に係るヘアキャッチャー202を設けた浴室用の排水トラップ1を示す垂直断面図、図8はヘアキャッチャー202を分解して示す側面図、図9はヘアキャッチャー202の平面図、図10(a)は毛髪除去部材280を取り付けたヘアキャッチャー本体210を図3のA1に相当する方向から見て示す側面図、図10(b)(c)は毛髪除去部材280を取り付けたヘアキャッチャー本体210を図3のA2−A2に相当する位置から見て示す垂直断面図である。ヘアキャッチャー202以外の排水トラップ201の構成は第一の実施形態と同じであるので、ヘアキャッチャー202以外の説明を省略する。
ヘアキャッチャー202は、ヘアキャッチャー本体210と、該ヘアキャッチャー本体に対して着脱可能に取り付けられる毛髪除去部材280とを備えている。ヘアキャッチャー202は、ヘアキャッチャー本体210に毛髪除去部材280を取り付けた状態で一時保水部220と上部排水流出部230と排水導入部240が構成され、この状態で排水から毛髪等のごみを捕集する。本実施形態では、一時保水部220を毛髪除去部材280で構成し、上部排水流出部230と排水導入部240をヘアキャッチャー本体210で構成している。
毛髪除去部材280は、ヘアキャッチャー本体210の下部に取り付けられる一時保水部220と、この一時保水部の上縁部221aから突出した把手286とを有している。
一時保水部220は、可撓性の材料で上下逆の四角錐の頂点及び稜線を丸くしたような凹状に形成され、上縁部221a近傍の内面が鉛直面とされている。この四角錐の頂点近傍となる一時保水部220下部には、複数の水抜き孔223が形成され、排水中の毛髪等の流出を抑止しながら排水を略下方へ流出させる下部排水流出部222とされている。一時保水部220における下部排水流出部222の周囲は、水抜き孔の無い壁部221とされ、外側に向かって斜めに立ち上がり、上縁部221a近傍の鉛直面に繋がっている。上縁部221aは、水平方向に外側へ若干延出し、ヘアキャッチャー本体210の下部フランジ部235に載置される。壁部221の外側面には、上縁部221aから下部フランジ部235を挟む間隔を空けて下がった位置に複数の突起284が形成されている。
ヘアキャッチャー本体210の下部は、一時保水部220を取り付けるための開口234が設けられ、水平方向に内側へ若干延出した下部フランジ部235が形成されている。一時保水部220を上から開口234に入れると、複数の突起284が下部フランジ部235を乗り越え、ヘアキャッチャー本体210に毛髪除去部材280が取り付けられる。また、把手286を手で持って引き上げると、複数の突起284が下部フランジ部235を乗り越え、ヘアキャッチャー本体210から毛髪除去部材280が取り外される。
上部排水流出部230は、下部フランジ部235から外側に向かって斜めに上がるように延出し、毛髪の流出を抑止しながら排水を流出させる孔32が複数形成されている。上部排水流出部230は一時保水部220に入りきらない排水を流出させるため、上部排水流出部230の最大排水流出流量Quが下部排水流出部222の最大排水流出流量Qdよりも大きくなるようにしている。
下部排水流出部222や上部排水流出部230の最大排水流出流量Qd,Quは、第一の実施形態と同様にして設定することができる。
排水導入部240は、第一の実施形態と同様の各部50,60,70を有し、一時保水部220内で左回りに回転する旋回流が発生するように洗い場W1からの排水を直接、一時保水部220へ導く。
次に、本ヘアキャッチャー202の作用、効果を説明する。毛髪除去部材280は、ヘアキャッチャー本体210に取り付けてあるものとする。
洗い場W1から排水桝112内に流入した排水は、主にヘアキャッチャーフランジ部70上へ流下し、流れ方向D21,D22へ案内され、傾斜部60上で一時保水部220内に向かって速度を上げながら流れ方向D23へ流れる。該排水は、仮想の水平面HP2に投影された下部排水流出部222の平面図形の重心CE2から水平方向へずれた位置に向かって凹状の一時保水部220に流入し、下部排水流出部222を通り鉛直に向いた仮想の回転軸AX2を中心とするような左回り(回転方向D2)の旋回流が生じ、下部排水流出部222から下方へ流出する。一時保水部220内で一時的に溜まった排水の渦流の中で、図10(b)に示すように毛髪H1等の異物が浮遊しながら旋回して集まり、下部排水流出部222からの毛髪H1等の流出が抑止される。また、下部排水流出部222の排水流出流量を超える排水が一時保水部220に流入すると、排水は、一時保水部220に入りきらず、毛髪H1等の流出が抑止されながら上部排水流出部230から流出する。図10(b)は、排水が上縁部221aを超えて位置L2にまで上昇していることを示している。このとき、下部排水流出部222から流出した排水が流れ方向D24へ落下するとともに、上部排水流出部230から流出した排水が流れ方向D25へ落下する。一時保水部220内の排水中の毛髪等は集まって浮遊し旋回しているため、上部排水流出部の孔232から流出しようとする毛髪等は少ない。
一時保水部220に排水が流入しなくなると、毛髪H1等が浮遊して集まった排水が下部排水流出部222から流出し、図10(c)に示すように毛髪H1等がまとまった状態で一時保水部220内に残存する。捕集した毛髪等を捨てる際には、排水桝112からカバー120を取り外した後に把手286を手で持って毛髪除去部材280をヘアキャッチャー本体210から取り外して裏返す作業をすればよい。毛髪H1等がまとまった状態で一時保水部220内に存在するので、毛髪除去部材280を取り外す操作により毛髪H1等が排水トラップ201内から除去され、上下逆にされた一時保水部220から毛髪等が容易に落下する。
また、本ヘアキャッチャー202は、上部排水流出部230に直接排水が流れ込まない。
従って、本ヘアキャッチャー202によると、ヘアキャッチャーを設ける排水トラップに特別な構造を設ける必要が無く、良好な毛髪除去性及び良好な清掃性並びに安定した排水能力を得ることができ、容易に毛髪等を捨てることが可能となる。
(3)変形例:
本発明のヘアキャッチャーは、種々の変形例が考えられる。
洗い場及び浴槽に対するヘアキャッチャーの向きは、上述した実施形態に限定されず、例えば、鉛直に向いた仮想の回転軸AX1,AX2を中心として360°全ての向きに変更可能である。従って、洗い場からの排水を一時保水部へ通す流入口は、上述した実施形態のように洗い場側に配置される以外にも、浴槽側に配置されてもよいし、洗い場側と浴槽側との中間的な位置等に配置されてもよい。
洗い場からの排水を一時保水部へ通す流入口は、立壁部に設けられる隙間以外にも、これらの部位に設けられる開口等でもよい。
上記一時保水部は、半球状や、上下逆の円錐の頂点を丸くしたような凹状に形成してもよい。すると、一時保水部内で排水が旋回流になり易くなると考えられ、毛髪等をよりまとめて捨てやすくすることができると考えられる。
上記下部排水流出部や上記上部排水流出部は、複数の孔で形成する以外にも、繊維や針金等を編んで形成した網で構成したり、複数のスリットで形成したりすることが可能である。
上記上部排水流出部の外側に配置される立壁部は、鉛直方向に延出した形状以外にも、鉛直方向からずれた方向に延出した形状等でもよい。
上記排水導入部が一時保水部内に発生させる旋回流は、上述した実施形態とは逆の右回りでもよい。また、旋回流の回転軸AX1,AX2の向きは、鉛直方向から斜めにずれた方向でもよく、水平方向でもよい。
上記排水導入部が一時保水部内へ排水を導く方向は、一時保水部壁部の内周面に沿う方向以外とすることができる。例えば、排水を導く方向を下部排水流出部に向かう方向とすると、一時保水部内で水平に向いた回転軸を中心とするような旋回流が発生すると考えられる。この場合も、一時保水部内で毛髪等が浮遊しながら旋回して集まり、毛髪等がまとまった状態で一時保水部内に残存して、良好な毛髪除去性を得ることができると考えられる。
上記一時保水部が上下逆の角錐の形状、又は、上下逆の角錐の頂点及び稜線を丸くしたような形状である場合、上記排水導入部は一時保水部壁部の水平断面の辺に沿った方向へ洗い場からの排水を導いてもよい。
上記排水導入部が旋回流を発生させないように洗い場からの排水を一時保水部へ導く場合でも、一時保水部内で一時的に溜まった排水の中で毛髪等が浮遊して集まり、下部排水流出部から排水が抜け落ちたときに毛髪等が集まった状態で一時保水部内に残存する。従って、良好な毛髪除去性及び安定した排水能力を得る効果が得られる。
上記排水導入部が洗い場からの排水を一時保水部へ導けば本発明の基本的な効果が得られるので、上記フランジ部70を有していないヘアキャッチャー等も、本発明の作用、効果を奏する。
上記毛髪除去部材及び上記ヘアキャッチャー本体は、様々な変形例が考えられる。
例えば、図11(a)に示すヘアキャッチャー302のように、ヘアキャッチャー本体の水抜き孔23よりも大きい開口383を本体部382の下部に形成した毛髪除去部材380をヘアキャッチャー本体10に対して着脱可能に取り付けてもよい。毛髪除去部材380自体は排水中の毛髪の流出を抑止するように形成されていないものの、ヘアキャッチャー本体の下部排水流出部22が排水中の毛髪の流出を抑止するので、一時保水部20内に毛髪が残存する。そして、把手386を手で持って毛髪除去部材380をヘアキャッチャー本体10から取り外すと、一時保水部20内に残存した毛髪が除去される。
また、図11(b)に示すヘアキャッチャー303のように、毛髪除去部材の水抜き孔83よりも大きい開口323を本体側一時保水部320の下部に形成したヘアキャッチャー本体310に対して毛髪除去部材80を着脱可能に取り付けてもよい。本体側一時保水部320は排水中の毛髪の流出を抑止するように形成されていないものの、毛髪除去部材の複数の水抜き孔83が排水中の毛髪の流出を抑止し、毛髪除去部材の本体部82を取り付けた本体側一時保水部320に対して排水が一時的に保水される。すなわち、本変形例では、毛髪除去部材の本体部82とヘアキャッチャー本体の本体側一時保水部320とが本発明にいう一時保水部となる。むろん、把手86を手で持って毛髪除去部材80をヘアキャッチャー本体310から取り外すと、排水トラップから毛髪が除去される。
さらに、図11(c)に示すヘアキャッチャー402のように、第二の実施形態の毛髪除去部材(280)から突起(284)を除いた毛髪除去部材480をヘアキャッチャー本体210に取り付けてもよい。毛髪除去部材480において水平方向に外側へ若干延出した上縁部221aがヘアキャッチャー本体210の下部フランジ部235に載置されるので、ヘアキャッチャー本体210に対して毛髪除去部材480が着脱可能に取り付けられる。
さらに、上述した毛髪除去部材に上部排水流出部の一部を設け、残りの上部排水流出部をヘアキャッチャー本体で構成してもよい。むろん、毛髪除去部材に排水導入部の一部を設け、残りの排水導入部をヘアキャッチャー本体で構成してもよい。
また、本発明のヘアキャッチャーは、ヘアキャッチャー本体に毛髪除去部材を取り付けた状態で一時保水部と上部排水流出部と排水導入部が少なくとも構成されればよく、これらの各部以外の部分がさらに構成されてもよい。このような構成としては、ヘアキャッチャー本体を締め付けフランジや封水筒に取り付けるための構造等が考えられる。
また、図12(a)に示すヘアキャッチャー502や同図(b)に示すヘアキャッチャー602のように、一時保水部520,620の底に上方へ突出した凸部524,624が設けられてもよい。これらの一時保水部520,620は、凸部524,624の周囲に複数の水抜き孔523,623を有する下部排水流出部522,622が設けられている。同図(a)のヘアキャッチャー502は、毛髪除去部材580にも凸部584が設けられ、該凸部584の周囲に複数の水抜き孔583が形成されている。毛髪除去部材580は、凸部524,584を重ねてヘアキャッチャー本体510の一時保水部520の内面に対して着脱可能に取り付けられ、一時保水部520から取り外す操作により一時保水部520内に残存する毛髪を除去可能とされている。同図(b)のヘアキャッチャー602は、凸部624を有する一時保水部620が毛髪除去部材680で構成され、ヘアキャッチャー本体210から毛髪除去部材680を取り外す操作により毛髪を除去可能とされている。これらの変形例でも、一時保水部内で一時的に溜まった排水の中で毛髪等が浮遊して集まり、毛髪等がまとまった状態で一時保水部内に残存して、良好な毛髪除去性及び安定した排水能力を得る効果が得られる。
さらに、一時保水部の底に設けられる凸部は、上方へ膨出した部位等でもよい。
なお、本発明を適用可能な洗い場は、浴室の洗い場以外にも、洗面化粧台の排水トラップに繋がる洗面台、理容店や美容室の排水トラップに繋がる洗面台、等でもよい。
また、本発明は、上述した実施形態や変形例に限られず、上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、公知技術並びに上述した実施形態および変形例の中で開示した各構成を相互に置換したり組み合わせを変更したりした構成、等も含まれる。
第一の実施形態に係るヘアキャッチャーを設けた排水トラップを示す垂直断面図。 図1に示す排水トラップの分解斜視図。 図1に示すヘアキャッチャー本体の外観を示す斜視図。 図1に示す毛髪除去部材の斜視図及び側面図。 図1に示すヘアキャッチャーを上から見て示す平面図。 図1に示すヘアキャッチャーの側面図及び垂直断面図。 第二の実施形態に係るヘアキャッチャーを設けた排水トラップを示す垂直断面図。 図7に示すヘアキャッチャーを分解して示す側面図。 図7に示すヘアキャッチャー本体を上から見て示す平面図。 図7に示すヘアキャッチャーの側面図及び垂直断面図。 変形例に係るヘアキャッチャーの垂直断面図。 変形例に係るヘアキャッチャーの垂直断面図。 排水トラップの従来例を示す図。
符号の説明
1,201…排水トラップ、
2,202,302,303,402,502,602…ヘアキャッチャー、
10,210,310…ヘアキャッチャー本体、
20,220…一時保水部、20a…内面、
21,221…壁部、21a,221a…上縁部、
22,222…下部排水流出部、23,223…水抜き孔、
30,230…上部排水流出部、
32,232…孔、
40,240…排水導入部、
50…立壁部、
52…第一の分割立壁部、54…第二の分割立壁部、56…流入口、
60…傾斜部、
70…フランジ部、72…第一の領域、74…第二の領域、76,77…隅部、
80,280,380,480…毛髪除去部材、
82…本体部、82a…上縁部、83…水抜き孔、84…開口、
86,286…把手、
110…床材、112…排水桝、120…カバー、
130…トラップ本体、140…締め付けフランジ、150…封水筒、
234…開口、235…下部フランジ部、
284…突起、
320…本体側一時保水部、323…開口、
383…開口、
AX1,AX2…仮想の回転軸、B1…浴槽、
D1,D2…旋回流の回転方向、D11〜D15,D21〜D25…排水の流れ方向、
H1…毛髪、S…封水面、W1…洗い場、

Claims (3)

  1. 排水トラップに設けられるヘアキャッチャーであって、
    ヘアキャッチャー本体と、該ヘアキャッチャー本体に対して着脱可能に取り付けられる毛髪除去部材とを備え、
    前記ヘアキャッチャー本体に前記毛髪除去部材を取り付けた状態で、
    排水中の毛髪の流出を抑止しながら排水を流出させる下部排水流出部を下部に有し、流入した排水を一時的に保水しながら該排水を前記下部排水流出部から流出させる凹状の一時保水部と、
    前記一時保水部の上部から延出し、排水中の毛髪の流出を抑止しながら前記一時保水部に入りきらない排水を流出させる上部排水流出部と、
    洗い場からの排水を前記一時保水部へ導く排水導入部とが少なくとも構成され、
    前記ヘアキャッチャー本体から前記毛髪除去部材を取り外す操作により前記一時保水部内に残存する毛髪を除去可能とされていることを特徴とするヘアキャッチャー。
  2. 前記ヘアキャッチャー本体で少なくとも前記一時保水部が構成され、
    前記毛髪除去部材は、前記一時保水部の内面に対して着脱可能に取り付けられ、該一時保水部から取り外す操作により該一時保水部内に残存する毛髪を除去可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
  3. 前記ヘアキャッチャー本体で少なくとも前記上部排水流出部が構成され、
    前記毛髪除去部材で少なくとも前記一時保水部が構成されていることを特徴とする請求項1に記載のヘアキャッチャー。
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