JP2009158682A - ウエーハの搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送アームに吸引保持パッドを支持するための支持手段を構成する複数の支柱が吸引保持パッドから離脱したことを検出する機能を供えたウエーハの搬送装置を提供する。
【解決手段】下面にウエーハを吸引保持する吸着面を有する吸引保持パッドと、吸引保持パッドを一端部に支持する搬送アームと、搬送アームの一端部に吸引保持パッドを懸垂状態で支持する支持手段とを具備し、支持手段は上端部に係止部を備え搬送アームの一端部に設けられた複数の挿通穴にそれぞれ挿通して配設され下端が吸引保持パッドの上面に接合される複数個の支柱と、複数個の支柱にそれぞれ遊嵌され該吸引保持パッドと搬送アームを離反する方向に附勢する複数個のコイルばねとからなっているウエーハの搬送装置であって、支持手段の複数個の支柱が吸引保持パッドから離脱したことを検出する支柱離脱検出手段を具備している。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体ウエーハ等のウエーハを研削する研削機等に装備されウエーハを保持して搬送するためのウエーハの搬送装置に関する。
当業者には周知の如く、半導体デバイス製造工程においては、IC、LSI等のデバイスが複数個形成された半導体ウエーハは、個々のデバイスに分割される前にその裏面を研削装置によって研削して所定の厚さに形成されている。半導体ウエーハの裏面を研削する研削装置は、ウエーハを吸引保持するチャックテーブルと、該チャックテーブル上に吸引保持されたウエーハを研削する研削手段と、チャックテーブル上に加工前のウエーハを吸引保持して搬入する第1の搬送手段と、チャックテーブル上で研削されたウエーハを吸引保持して搬出する第2の搬送手段を具備している。(例えば、特許文献1参照)
特開2004−91196号公報
上述したウエーハの搬送手段は、下面にウエーハを吸引保持する吸着面を有する吸引保持パッドと、該吸引保持パッドを一端部に支持する搬送アームと、該搬送アームの一端部に吸引保持パッドを懸垂状態で支持する支持手段とを具備している。この支持手段は、上端部に係止部を備え該搬送アームの一端部に設けられた複数の挿通穴にそれぞれ挿通して配設され下端が該吸引保持パッドの上面に接合される複数個の支柱と、該複数個の支柱にそれぞれ遊嵌され該吸引保持パッドと該搬送アームを離反する方向に附勢する複数個のコイルばねとからなっている。
上記吸引保持パッドはセラミック材によって構成されているので、上記複数の支柱は吸引保持パッドにボンド剤によって固定されている。このため、経時的にボンド剤の結合力が低下すると支柱が吸引保持パッドから離脱する場合がある。複数の支柱の中の1本が吸引保持パッドから離脱するとコイルばねのばね力によって吸引保持パッドが傾き、ウエーハの吸引保持が困難になるとともに、ウエーハを損傷するという問題がある。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術課題は、搬送アームに吸引保持パッドを支持するための支持手段を構成する複数の支柱が吸引保持パッドから離脱したことを検出する機能を備えたウエーハの搬送装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、下面にウエーハを吸引保持する吸着面を有する吸引保持パッドと、該吸引保持パッドを一端部に支持する搬送アームと、該搬送アームの一端部に吸引保持パッドを懸垂状態で支持する支持手段とを具備し、該支持手段は上端部に係止部を備え該搬送アームの一端部に設けられた複数の挿通穴にそれぞれ挿通して配設され下端が該吸引保持パッドの上面に接合される複数個の支柱と、該複数個の支柱にそれぞれ遊嵌され該吸引保持パッドと該搬送アームを離反する方向に附勢する複数個のコイルばねとからなっている、ウエーハの搬送装置において、
該吸引保持パッドの上面には該複数個の支柱の下端部を嵌合する複数の凹部が形成されており、該複数個の支柱の下端部が該複数の凹部に嵌合するとともにボンド剤によって固定されており、
該支持手段の該複数個の支柱が該吸引保持パッドから離脱したことを検出する支柱離脱検出手段を具備している、
ことを特徴とするウエーハの搬送装置が提供される。
上記支持手段の複数個の支柱の下端部にはそれぞれ雄ねじが形成されており、複数個の支柱の下端部にそれぞれ形成された雄ねじにそれぞれ螺合するナットが上記吸引保持パッドの上面に形成された複数の凹部に嵌合するとともにボンド剤によって固定されている。
また、上記複数個の支柱には下面に開口する吸引通路が設けられており、上記支柱離脱検出手段は、上記吸引通路に負圧を作用せしめる吸引源と、該吸引源と吸引通路とを接続する配管の圧力を検出するための圧力センサーと、該圧力センサーからの検出信号に基づいて複数個の支柱の離脱を判定し警報信号を出力する制御手段と、該制御手段からの警報信号によって作動せしめられる警報器とからなっている、
本発明によるウエーハの搬送装置は、搬送アームの一端部に吸引保持パッドを懸垂状態で支持する支持手段を構成する複数個の支柱が吸引保持パッドから離脱したことを検出する支柱離脱検出手段を具備しているので、支柱が離脱したことを知ることができる。従って、支柱の離脱を知らずに研削作業が継続されることにより発生するウエーハの損傷を未然に防止することができる。
以下、本発明に従って構成されたウエーハの搬送装置の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1には、本発明に従って構成されたウエーハの搬送装置が装備された研削機の斜視図が示されている。
図示の実施形態における研削機は、略直方体状の装置ハウジング2を具備している。装置ハウジング2の図1において右上端には、静止支持板21が立設されている。この静止支持板21の内側面には、上下方向に延びる2対の案内レール22、22および23、23が設けられている。一方の案内レール22、22には荒研削手段としての荒研削ユニット3が上下方向に移動可能に装着されており、他方の案内レール23、23には仕上げ研削手段としての仕上げ研削ユニット4が上下方向に移動可能に装着されている。
荒研削ユニット3は、ユニットハウジング31と、該ユニットハウジング31の下端に回転自在に装着されたホイールマウント32に装着された荒研削ホイール33と、該ユニットハウジング31の上端に装着されホイールマウント32を矢印32aで示す方向に回転せしめる電動モータ34と、ユニットハウジング31を装着した移動基台35とを具備している。
上記移動基台35には被案内レール351、351が設けられており、この被案内レール351、351を上記静止支持板21に設けられた案内レール22、22に移動可能に嵌合することにより、荒研削ユニット3が上下方向に移動可能に支持される。図示の形態における荒研削ユニット3は、上記移動基台35を案内レール22、22に沿って移動させ研削ホイール33を研削送りする研削送り機構36を具備している。研削送り機構36は、上記静止支持板21に案内レール22、22と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド361と、該雄ねじロッド361を回転駆動するためのパルスモータ362と、上記移動基台35に装着され雄ねじロッド361と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ362によって雄ねじロッド361を正転および逆転駆動することにより、荒研削ユニット3を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる。
上記仕上げ研削ユニット4も荒研削ユニット3と同様に構成されており、ユニットハウジング41と、該ユニットハウジング41の下端に回転自在に装着されたホイールマウント42に装着された研削ホイール43と、該ユニットハウジング41の上端に装着されホイールマウント42を矢印42aで示す方向に回転せしめる電動モータ44と、ユニットハウジング41を装着した移動基台45とを具備している。
上記移動基台45には被案内レール451、451が設けられており、この被案内レール451、451を上記静止支持板21に設けられた案内レール23、23に移動可能に嵌合することにより、仕上げ研削ユニット4が上下方向に移動可能に支持される。図示の形態における仕上げ研削ユニット4は、上記移動基台45を案内レール23、23に沿って移動させ研削ホイール43を研削送りする送り機構46を具備している。送り機構46は、上記静止支持板21に案内レール23、23と平行に上下方向に配設され回転可能に支持された雄ねじロッド461と、該雄ねじロッド461を回転駆動するためのパルスモータ462と、上記移動基台45に装着され雄ねじロッド461と螺合する図示しない雌ねじブロックを具備しており、パルスモータ462によって雄ねじロッド461を正転および逆転駆動することにより、仕上げ研削ユニット4を上下方向(後述するチャックテーブルの保持面に対して垂直な方向)に移動せしめる。
図示の実施形態における研削機は、上記静止支持板21の前側において装置ハウジング2の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル5を具備している。このターンテーブル5は、比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印5aで示す方向に適宜回転せしめられる。ターンテーブル5には、図示の実施形態の場合それぞれ120度の位相角をもって3個のチャックテーブル6が水平面内で回転可能に配置されている。このチャックテーブル6は、円盤状の基台61とポーラスセラミック材によって円盤状に形成され吸着保持チャック62とからなっており、吸着保持チャック62上(保持面)に載置された被加工物を図示しない吸引手段を作動することにより吸引保持する。このように構成されたチャックテーブル6は、図1に示すように図示しない回転駆動機構によって矢印6aで示す方向に回転せしめられる。ターンテーブル5に配設された3個のチャックテーブル6は、ターンテーブル5が適宜回転することにより被加工物搬入・搬出域A、荒研削加工域B、および仕上げ研削加工域Cおよび被加工物搬入・搬出域Aに順次移動せしめられる。
図示の研削機は、被加工物搬入・搬出域Aに対して一方側に配設され研削加工前の被加工物である半導体ウエーハをストックする第1のカセット11と、被加工物搬入・搬出域Aに対して他方側に配設され研削加工後の被加工物である半導体ウエーハをストックする第2のカセット12と、第1のカセット11と被加工物搬入・搬出域Aとの間に配設され被加工物の中心合わせを行う中心合わせ手段13と、被加工物搬入・搬出域Aと第2のカセット12との間に配設されたスピンナー洗浄手段14と、第1のカセット11内に収納された被加工物である半導体ウエーハを中心合わせ手段13に搬出するとともにスピンナー洗浄手段14で洗浄された半導体ウエーハを第2のカセット12に搬送するウエーハ搬出・搬入手段15を具備している。なお、上記第1のカセット11には、半導体ウエーハWが表面に保護テープTが貼着された状態で複数枚収容される。このとき、半導体ウエーハWは、裏面を上側にして収容される。
図示の研削機は、上記中心合わせ手段13上に載置され中心合わせされた半導体ウエーハを被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6上に搬送する第1のウエーハ搬送装置7aと、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6上に載置されている研削加工後の半導体ウエーハを洗浄手段14に搬送する第2のウエーハ搬送装置7bを具備している。この第1のウエーハ搬送装置7aおよび第2のウエーハ搬送装置7bは、実質的に同様の構成でよく、以下図2乃至図4を参照して説明する。
図2乃至図4に示す第1のウエーハ搬送装置7aおよび第2のウエーハ搬送装置7bは、ウエーハを吸引保持する吸引保持パッド71と、該吸引保持パッド71を一端部に支持する搬送アーム72と、該搬送アーム72の一端部に吸引保持パッド71を懸垂状態で支持する支持手段73と、搬送アーム72の他端に装着された回動軸74と、該回動軸74を回動せしめるパルスモータ75を具備している。なお、回動軸74は、図2において上下方向にも移動可能に構成されている。
上記吸引保持パッド71は、図2に示すように下面に円形状の凹部711aを備えたパッド本体711と、該パッド本体711の凹部711aに嵌合された吸着パッド712とからなっている。パッド本体711は、セラミック材によって形成されており、その中央部には上記凹部711aに連通する吸引口711bが設けられている。また、パッド本体711の上面には、図2および図4に示すように吸引口711bを囲繞して形成されたコネクター取り付け凹部711cが設けられているとともに、該コネクター取り付け凹部711cと外周との間に複数個(図示の実施形態においては3個)の支持凹部711dが等間隔で設けられている。上記吸着パッド712は、ポーラスなセラミック材によって円盤状に形成されており、上記パッド本体711の円形状の凹部711aに嵌合して固定される。なお、パッド本体711に設けられたコネクター取り付け凹部711cには、図2に示すように適宜の金属材料によって形成されたコネクター70が嵌合され、適宜のボンド剤によって固定されている。このコネクター70は、配管701を介して吸引手段700に接続されている。従って、吸引手段700が作動すると、配管701、コネクター70、吸引口711bおよび凹部711aを介して吸着パッド712の下面(吸着面)に負圧が作用せしめられる。
上記搬送アーム72は、適宜の金属材料によって形成されており、図2および図4に示すように一端部に上記コネクター70が挿通する穴721が設けられている。また、搬送アーム72の一端部には、上記パッド本体711に設けられた複数個(図示の実施形態においては3個)の支持凹部711dと対応する位置に複数個(図示の実施形態においては3個)の挿通穴722が設けられている。このように形成された搬送アーム72の一端部に上記吸引保持パッド71が支持手段73によって支持される。
支持手段73は、搬送アーム72の一端部と吸引保持パッド71を連結するための複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱731と、該複数個の支柱731の下端部にそれぞれ螺合する複数個(図示の実施形態においては3個)のナット732と、複数個の支柱731にそれぞれ遊嵌され吸引保持パッド71と搬送アーム72を離反する方向に附勢する複数個(図示の実施形態においては3個)のコイルばね733とからなっている。支柱731は、適宜の金属材料によって形成されており、図2および図4に示すように上端部に係止部731aが設けられているとともに、下端部には雄ねじ731bが形成されている。このように形成された支柱731には、下端面に開口する吸引通路731cが形成されている。上記ナット732は、上記支柱731の下端部に形成された雄ねじ731bと螺合するように形成されており、その外径は上記吸引保持パッド71のパッド本体711に設けられた支持凹部711dに嵌合する大きさに形成されている。上記コイルばね733は、支柱731に遊嵌可能な内径を有している。このように支柱731とナット732およびコイルばね733とからなる支持手段73によって搬送アーム72の一端部に吸引保持パッド71を懸垂状態で支持するには、先ずナット732を吸引保持パッド71のパッド本体711に設けられた支持凹部711dに嵌合し、適宜のボンド剤によって固定する。次に、支柱731を搬送アーム72の上側から一端部に形成された挿通穴722に挿通するとともに、該支柱731にコイルばね733を嵌挿した後、支柱731の下端部に形成された雄ねじ731bを吸引保持パッド71のパッド本体711に固定されたナット732にコイルばね733のばね力に抗して螺合する。この結果、図2および図3に示すように吸引保持パッド71のパッド本体711に固定されたナット732と搬送アーム72の下面との間に配設されたコイルばね733のばね力により、搬送アーム72の上面が支柱731の上端部に形成された係止部731aに当接して、搬送アーム72に吸引保持パッド71が懸垂状態で支持される。このようにして搬送アーム72に吸引保持パッド71を懸垂状態で支持した支持手段73は、吸引保持パッド71のパッド本体711に固定されたナット732と搬送アーム72の下面との間に配設されたコイルばね733が緩衝部材として機能するので、吸引保持パッド71によって被加工物としてのウエーハを吸引保持する際にウエーハを損傷させることがない。
図2を参照して説明を続けると、図示の実施形態における第1のウエーハ搬送装置7aおよび第2のウエーハ搬送装置7bは、上記複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱731が吸引保持パッド71から離脱したことを検出する支柱離脱検出手段8を具備している。この支柱離脱検出手段8は、吸引源81と、該吸引源81と上記複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱731にそれぞれ形成された吸引通路731cとを接続する配管82と、該配管82に配設された電磁開閉弁83と、該電磁開閉弁83より支柱731側の配管82内の圧力を検出するための圧力センサー84と、該圧力センサー84からの検出信号に基づいて支柱731の離脱を判定し警報信号を出力するとともに上記電磁開閉弁83に制御信号を出力する制御手段85と、該制御手段85からの警報信号によって作動せしめられる警報器86とからなっている。このように構成された支柱離脱検出手段8は、研削装置の電源が投入されると、制御手段85が作動し、制御手段85は電磁開閉弁83を附勢(ON)して開路する。この結果、電磁開閉弁83より支柱731側の配管82も負圧となり、その圧力が圧力センサー84によって検出され制御手段85に送られる。制御手段85は、圧力センサー84からの検出圧力が所定値以下であれば複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱731は全て正常に取り付けられていると判定する。そして、制御手段85は、圧力センサー84からの検出圧力が所定値より高い場合には複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱731の少なくとも1個が離脱したと判定し、警報器86に警報信号を出力する。
図示の実施形態における研削装置は以上のように構成されており、以下その作用について主に図1および図2を参照して説明する。
第1のカセット11に収容された研削加工前の被加工物である半導体ウエーハWはウエーハ搬出・搬入手段15の上下動作および進退動作により搬送され、中心合わせ手段13に載置され6本のピン131の中心に向かう径方向運動により中心合わせされる。中心合わせ手段13において半導体ウエーハWが中心合わせされたならば、第1のウエーハ搬送装置7aのパルスモータ75を作動して搬送アーム72を回動軸74を中心として旋回し、吸引保持パッド71を中心合わせ手段13において中心合わせされた半導体ウエーハWの直上に移動するとともに降下させ、吸着パッド712の下面(吸着面)を半導体ウエーハWに接触させる。次に、吸引手段700を作動して吸着パッド722の下面(吸着面)に負圧を作用せしめることにより、吸着パッド712の下面(吸着面)に半導体ウエーハWを吸引保持する。このようにして、吸引保持パッド71に半導体ウエーハWを吸引保持したならば、吸引保持パッド71を上昇させるとともにパルスモータ75を作動して搬送アーム72を回動軸74を中心として旋回し、被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられたチャックテーブル6の直上に移動するとともに降下させ、吸引保持パッド71に吸引保持された半導体ウエーハWをチャックテーブル6上に載置する。そして、吸引保持パッド71による半導体ウエーハWの吸引保持を解除する。このようにしてチャックテーブル6上に載置された半導体ウエーハWは、図示しない吸引手段を作動することによりチャックテーブル6上に吸引保持される。次に、ターンテーブル5を図示しない回転駆動機構によって矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、半導体ウエーハWを載置したチャックテーブル6を荒研削加工域Bに位置付ける。
半導体ウエーハWを吸引保持したチャックテーブル6は、荒研削加工域Bに位置付けられると図示しない回転駆動機構によって矢印6aで示す方向に回転せしめられる。一方、荒研削ユニット3の研削ホイール33は、矢印32aで示す方向に回転せしめられつつ研削送り機構36によって所定量下降する。この結果、チャックテーブル6上の半導体ウエーハWの裏面(上面)に荒研削加工が施される。なお、この間に被加工物搬入・搬出域Aに位置付けられた次のチャックテーブル6上には、上述したように研削加工前の半導体ウエーハWが載置される。そして、チャックテーブル6上に載置された半導体ウエーハWは、図示しない吸引手段を作動することによりチャックテーブル6上に吸引保持される。次に、ターンテーブル5を矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、荒研削加工された半導体ウエーハWを保持しているチャックテーブル6を仕上げ研削加工域Cに位置付け、研削加工前の半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル6を荒研削加工域Bに位置付ける。
このようにして、荒研削加工域Bに位置付けられたチャックテーブル6上に保持された荒研削加工前の半導体ウエーハWの裏面(上面)には荒研削ユニット3によって荒研削加工が施され、仕上げ研削加工域Cに位置付けられたチャックテーブル6上に保持され荒研削加工された半導体ウエーハWの裏面(上面)には仕上げ研削ユニット4によって仕上げ研削加工が施される。次に、ターンテーブル5を矢印5aで示す方向に120度回動せしめて、仕上げ研削加工された半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル6を被加工物搬入・搬出域Aに位置付ける。なお、荒研削加工域Bにおいて荒研削加工された半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル6は仕上げ研削加工域Cに、被加工物搬入・搬出域Aにおいて研削加工前の半導体ウエーハWを保持したチャックテーブル6は荒研削加工域Bにそれぞれ移動せしめられる。
上述したように、荒研削加工域Bおよび仕上げ研削加工域Cを経由して被加工物搬入・搬出域Aに戻ったチャックテーブル6は、ここで仕上げ研削加工された半導体ウエーハWの吸引保持を解除する。次に、第2のウエーハ搬送装置7bのパルスモータ75を作動して搬送アーム72を回動軸74を中心として旋回し、吸引保持パッド71をチャックテーブル6上の半導体ウエーハWの直上に移動するとともに降下させ、吸着パッド712の下面(吸着面)を半導体ウエーハWに接触させる。次に、吸引手段700を作動して吸着パッド712の下面(吸着面)に負圧を作用せしめることにより、吸着パッド712の下面(吸着面)に半導体ウエーハWを吸引保持する。このようにして、吸引保持パッド71に半導体ウエーハWを吸引保持したならば、吸引保持パッド71を上昇させるとともにパルスモータ75を作動して搬送アーム72を回動軸74を中心として旋回し、半導体ウエーハWをスピンナー洗浄手段14に搬送する。スピンナー洗浄手段14に搬送された半導体ウエーハWは、ここで研削屑が洗浄除去されるとともに、スピン乾燥される。このようにして洗浄およびスピン乾燥された半導体ウエーハWは、ウエーハ搬出・搬入手段15によって第2のカセット12に搬送され収納される。
上述した研削作業時においては、第1のウエーハ搬送装置7aおよび第2のウエーハ搬送装置7bの支柱離脱検出手段8が作動している。そして、上述したように支柱離脱検出手段8の圧力センサー84によって検出された圧力が所定値より高くなった場合には、制御手段85は第1のウエーハ搬送装置7aおよび第2のウエーハ搬送装置7bを構成するそれぞれ複数個(図示の実施形態においては3個)の支柱73の少なくとも1個が離脱したと判定し、警報器86に警報信号を出力する。この結果、警報器86が作動してオペレータが支柱73の少なくとも1個が離脱したことを知ることができる。従って、支柱73の離脱を知らずに研削作業が継続されることにより発生するウエーハを損傷を未然に防止することができる。
本発明に従って構成されたウエーハの搬送装置が装備された研削装置の斜視図。 図1に示す研削装置に装備される本発明に従って構成されたウエーハの搬送装置の要部を破断して示す構成ブロック図。 図2に示すウエーハの搬送装置の要部斜視図。 図3に示すウエーハの搬送装置の要部を分解して示す斜視図。
符号の説明
2:装置ハウジング
3:荒研削ユニット
33:研削ホイール
4:仕上げ研削ユニット
43:研削ホイール
5:ターンテーブル
6:チャックテーブル
7a:第1のウエーハ搬送装置
7b:第2のウエーハ搬送装置
71:吸引保持パッド
711:パッド本体
712:吸着パッド
70:コネクター
700:吸引手段
72:搬送アーム
73:支持手段
731:支柱
732:ナット
733:コイルばね
8:支柱離脱検出手段
81:吸引源
82:配管
83:電磁開閉弁
84:圧力センサー
85:制御手段
86:警報器
11:第1のカセット
12:第2のカセット
13:中心合わせ手段
14:スピンナー洗浄手段
15:ウエーハ搬出・搬入手段
W:半導体ウエーハ
T:保護テープ

Claims (3)

  1. 下面にウエーハを吸引保持する吸着面を有する吸引保持パッドと、該吸引保持パッドを一端部に支持する搬送アームと、該搬送アームの一端部に吸引保持パッドを懸垂状態で支持する支持手段とを具備し、該支持手段は上端部に係止部を備え該搬送アームの一端部に設けられた複数の挿通穴にそれぞれ挿通して配設され下端が該吸引保持パッドの上面に接合される複数個の支柱と、該複数個の支柱にそれぞれ遊嵌され該吸引保持パッドと該搬送アームを離反する方向に附勢する複数個のコイルばねとからなっている、ウエーハの搬送装置において、
    該吸引保持パッドの上面には該複数個の支柱の下端部を嵌合する複数の凹部が形成されており、該複数個の支柱の下端部が該複数の凹部に嵌合するとともにボンド剤によって固定されており、
    該支持手段の該複数個の支柱が該吸引保持パッドから離脱したことを検出する支柱離脱検出手段を具備している、
    ことを特徴とするウエーハの搬送装置。
  2. 該支持手段の該複数個の支柱の下端部にはそれぞれ雄ねじが形成されており、該複数個の支柱の下端部にそれぞれ形成された該雄ねじにそれぞれ螺合するナットが該吸引保持パッドの上面に形成された該複数の凹部に嵌合するとともにボンド剤によって固定されている、請求項1記載のウエーハの搬送装置。
  3. 該複数個の支柱には下面に開口する吸引通路が設けられており、
    該支柱離脱検出手段は、該吸引通路に負圧を作用せしめる吸引源と、該吸引源と該吸引通路とを接続する配管の圧力を検出するための圧力センサーと、該圧力センサーからの検出信号に基づいて該複数個の支柱の離脱を判定し警報信号を出力する制御手段と、該制御手段からの警報信号によって作動せしめられる警報器とからなっている、請求項1又は2記載のウエーハの搬送装置。
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