JP2009156810A - 物体検出装置 - Google Patents

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覚 加藤
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伊藤  博
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Abstract

【課題】特定の範囲に存在している物体の位置検出精度を向上させる。
【解決手段】検出対象の物体が比較的遠距離に存在している車両の前方領域と、検出対象の物体が比較的近距離に存在している車両の側方領域を含む物体検出範囲内で、長手方向を鉛直方向に略一致させたスリットのレーザ光を走査させ、物体で反射されたレーザ光を、受光面20Aのうち、前方領域からのレーザ光の受光範囲におけるレーザ光移動方向に直交する方向に沿った受光素子24の配列のピッチが、側方領域からのレーザ光の受光範囲におけるレーザ光移動方向に直交する方向に沿った受光素子24の配列のピッチよりも小さくされた受光器で受光し、レーザ光を反射した物体の鉛直方向位置を検出することで、比較的遠距離に位置し前方領域内に存在している物体の鉛直方向位置の検出精度を向上させる。
【選択図】図5

Description

本発明は物体検出装置に係り、特に、スリット光を当該スリット光の長手方向と交差する方向に沿って走査させ、物体で反射されたスリット光を受光手段で受光することで、スリット光を反射した物体の位置を検出する物体検出装置に関する。
衝突等の車両の緊急状態を予測して乗員保護デバイス等を早期に作動させるプリクラッシュセーフティシステムや、自車両が先行車両に追従して走行するように自車両の走行を制御する追従走行制御等では、自車両の周囲に存在している他車両や歩行者の位置や距離を把握する必要がある。このため、車両の周囲に存在する他車両や歩行者等の物体を検出する物体検出装置として、車両の周囲へレーザ光を射出し、車両の周囲に存在する物体で反射されたレーザ光を受光素子で受光し、レーザ光の射出から受光迄の時間に基づいて物体との距離を検出すると共に、受光センサの受光面上でのレーザ光の受光位置等に基づいて物体の位置を検出する構成が提案されている(例えば特許文献1を参照)。
特開2002−22830号公報
物体検出装置による物体の検出結果をプリクラッシュセーフティシステムや追従走行制御等に利用する場合、物体検出装置は、車両の走行時に、当該車両の進行方向側に存在する物体を検出するように設けられることになる。車両の進行方向側に存在する物体には、車両が走行している道路上に存在している物体と、道路の側方に存在している物体(例えばガードレールや歩道を通行している歩行者等)があるが、このうち道路上に存在している物体は車両の進行方向に存在しているので、プリクラッシュセーフティシステムや追従走行制御等において高精度に位置や距離を検出すべき重要な物体である。
しかしながら、道路の側方に存在している物体は車両との距離が比較的小さいのに対し、車両が走行している道路上に存在している物体は車両との距離が比較的大きく、物体が存在している領域によって車両との距離が相違している。そして、車両との距離が大きくなるに従って受光センサの受光面上での物体の写像の大きさが小さくなるので、物体の位置検出の精度は低下する。このように、従来の物体検出装置は、車両が走行している道路上に存在し車両との距離が比較的大きい物体、すなわちプリクラッシュセーフティシステムや追従走行制御等において高精度に位置や距離を検出すべき重要な物体に対する位置検出の精度が不足しているという問題があった。
本発明は上記事実を考慮して成されたもので、特定の範囲に存在している物体の位置検出精度を向上させることができる物体検出装置を得ることが目的である。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る物体検出装置は、スリット光を、第1の範囲及び検出対象の物体が前記第1の範囲よりも遠方に位置する第2の範囲を含む物体検出範囲内で前記スリット光の長手方向と交差する方向に沿って走査させる照射手段と、前記物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が照射される受光面に、前記照射手段によるスリット光の走査に伴うスリット光の照射位置の移動方向と交差する方向に沿って複数の受光素子が配列されていると共に、前記受光面のうち前記第2の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第2の領域における前記受光素子の配列のピッチが、前記第1の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第1の領域における前記受光素子の配列のピッチよりも小さくされた受光手段と、物体で反射されたスリット光が前記受光手段の何れの受光素子で受光されたかに基づいて、前記スリット光の長手方向に沿った前記物体の位置を検出する検出手段と、を含んで構成されている。
請求項1記載の発明に係る物体検出装置は、物体検出範囲が、第1の範囲及び検出対象の物体が第1の範囲よりも遠方に位置する第2の範囲を含んでおり、照射手段は、スリット光を前記物体検出範囲内でスリット光の長手方向と交差する方向に沿って走査させる。また受光手段は、物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が照射される受光面に、照射手段によるスリット光の走査に伴うスリット光の照射位置の移動方向と交差する方向に沿って複数の受光素子が配列されて構成されており、検出手段は、物体で反射されたスリット光が受光手段の何れの受光素子で受光されたかに基づいて、スリット光の長手方向に沿った物体の位置を検出する。
上記構成において、物体検出範囲には、検出対象の物体が第1の範囲よりも遠方に位置する第2の範囲が含まれており、第1の範囲内の物体よりも遠方に位置する第2の範囲内の物体については、受光手段の受光面上での写像の大きさが第1の範囲内の物体よりも小さくなる。従って、第1の範囲内の物体よりも遠方に位置する第2の範囲内の物体に対する位置検出の精度は、第1の範囲内の物体に対する位置検出の精度よりも低下する。これに対して請求項1記載の発明は、受光手段の受光面のうち第2の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第2の領域における受光素子の配列のピッチが、第1の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第1の領域における受光素子の配列のピッチよりも小さくされている。
これにより、第2の範囲に存在する物体で反射されて受光面上の第2の領域に照射されるスリット光に対するスリット光の長手方向に沿った照射位置の分解能が、第1の範囲に存在する物体で反射されて受光面上の第1の領域に照射されるスリット光に対するスリット光の長手方向に沿った照射位置の分解能よりも高くなり、これに伴って第2の範囲に存在する物体に対する検出手段によるスリット光の長手方向に沿った位置検出精度が向上するので、第1の範囲内の物体よりも遠方に位置することによる第2の範囲内の物体に対する位置検出精度の低下を補うことができる。従って請求項1記載の発明によれば、特定の範囲(第2の範囲)に存在している物体の位置検出精度を向上させることができる。
なお、請求項1記載の発明において、本発明に係る物体検出装置は、周囲に存在する物体を検出する種々の用途に使用可能であるが、例えば請求項2に記載したように、車両に搭載され、物体検出範囲としての車両の周囲に存在する物体を検出するように構成することができる。
また、上記の本発明に係る物体検出装置を車両に搭載する場合、車両が走行している道路上に存在している物体は、前記道路の側方に存在している物体よりも遠方に存在することになる。このため、請求項2記載の発明において、例えば請求項3に記載したように、第2の範囲は車両の前方に対して所定角度内の範囲であり、第1の範囲は第2の範囲の両側の範囲であることが好ましい。これにより、車両が走行している道路上に存在している物体を第2の範囲内の物体として、前記道路の側方に存在している物体を第1の範囲内の物体として各々検出することができ、道路上に存在している物体に対する位置検出精度を向上させることができる。
また、請求項2記載の発明において、例えば請求項4に記載したように、照射手段は、長手方向を鉛直方向に向けたスリット光を物体検出範囲内で水平方向に沿って走査させ、検出手段はスリット光を反射した物体の鉛直方向に沿った位置を検出するように構成することができる。これにより、本発明に係る物体検出装置が搭載された車両の周囲に存在している物体の鉛直方向に沿った位置を検出することができる。
また、請求項2記載の発明において、例えば請求項5に記載したように、照射手段は、長手方向を水平方向に向けたスリット光を物体検出範囲内で鉛直方向に沿って走査させ、検出手段はスリット光を反射した物体の水平方向に沿った位置を検出するように構成することができる。これにより、本発明に係る物体検出装置が搭載された車両の周囲に存在している物体の水平方向に沿った位置を検出することができる。
また、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の発明において、検出手段は、例えば請求項6に記載したように、照射手段によってスリット光の射出が開始されてから、物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が受光手段で受光される迄の経過時間に基づいて、スリット光を反射した物体との距離も検出するように構成してもよい。これにより、スリット光の長手方向と交差する方向に沿った物体の位置に加えて、スリット光を反射した物体との距離も検出されるので、検出手段による検出結果を、プリクラッシュセーフティシステムにおける制御や追従走行制御等に利用することも可能となる。
また、請求項1乃至請求項4の何れかに記載の発明において、検出手段は、例えば請求項7に記載したように、物体で反射されたスリット光が照射手段から射出されたタイミング又は物体で反射されたタイミング又は受光手段で受光されたタイミングでの照射手段からのスリット光の射出方向に基づいて、スリット光の長手方向と交差する方向に沿った物体の位置も検出するように構成してもよい。これにより、スリット光の長手方向に沿った物体の位置に加えて、スリット光の長手方向と交差する方向に沿った物体の位置も検出されるので、物体の概略形状等を2次元的に把握することが可能となる。
以上説明したように本発明は、スリット光を、第1の範囲及び検出対象の物体が第1の範囲よりも遠方に位置する第2の範囲を含む物体検出範囲内でスリット光の長手方向と交差する方向に沿って走査させ、物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が照射される受光手段の受光面に、スリット光の走査に伴うスリット光の照射位置の移動方向と交差する方向に沿って複数の受光素子が配列されていると共に、受光面のうち第2の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第2の領域における受光素子の配列のピッチを、第1の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第1の領域における受光素子の配列のピッチよりも小さくし、物体で反射されたスリット光が何れの受光素子で受光されたかに基づいて、スリット光の長手方向に沿った物体の位置を検出するので、特定の範囲に存在している物体の位置検出精度を向上させることができる、という優れた効果を有する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には本実施形態に係る物体検出装置10が示されている。物体検出装置10は本発明に係る物体検出装置(詳しくは請求項2に記載の物体検出装置)に対応しており、LD(レーザダイオード)等から成りレーザ光を射出するレーザ光源と、当該レーザ光源から射出されたレーザ光をスリット状の平行光へ整形するビーム整形器を内蔵した光源部12を備えている。本実施形態に係る物体検出装置10は車両40(図3参照)の前部に搭載されており、光源部12は射出するスリット状のレーザ光の長手方向が鉛直方向にほぼ一致するように配置されている。光源部12はパルス駆動回路26に接続されており、パルス駆動回路26は光源部12のレーザ光源をパルス発光させ、光源部12からスリット状のレーザ光が間欠的に射出されるように光源部12のレーザ光源を駆動する。
また、光源部12のレーザ光射出側には偏向走査手段としてのガルバノミラー14が配置されている。ガルバノミラー14は、モータ14Aと、裏面がモータ14Aの回転軸の側面に取付けられた平面ミラー14Bを備え、モータ14Aはガルバノミラー駆動回路28に接続されている。ガルバノミラー駆動回路28は、モータ14Aの回転軸が一定の角度範囲内で往復回動するようにモータ14Aを駆動することで、モータ14Aの回転軸に取付けられた平面ミラー14Bを一定の角度範囲内で往復揺動させる。ガルバノミラー14は、モータ14Aの回転軸が鉛直方向(すなわち光源部12から入射するスリット状のレーザ光の長手方向)にほぼ一致し、かつガルバノミラー14(の平面ミラー14B)で反射されたスリット状のレーザ光が、ガルバノミラー14のレーザ光射出側に配置された投光レンズ16を介して車両40の前方側をおよそ水平方向に沿って走査するように、配置位置及び向きが調整されている。
図3に示すように、本実施形態では、車両40の前方側の範囲のうち、車両40の前方に対して約±10°の範囲(例えば車両40から見ておよそ50m程度前方における車両40が走行する道路(又は車線)の全幅の範囲に相当する範囲)を前方領域と称すると共に、この前方領域の両側の領域(例えば歩道等に相当する範囲)を側方領域と称しており、ガルバノミラー14及びガルバノミラー駆動回路28は、ガルバノミラー14で反射されたレーザ光の走査範囲が上記の前方領域及び前方領域の両側の側方領域を含むように構成されている。このように光源部12、ガルバノミラー14、ガルバノミラー駆動回路28及び投光レンズ16は本発明に係る照射手段(詳しくは請求項4に記載の照射手段)に対応している。また、前方領域は本発明に係る第2の範囲(詳しくは請求項3に記載の第2の範囲)に対応しており、側方領域は本発明に係る第1の範囲(詳しくは請求項3に記載の第1の範囲)に対応している。
なお、レーザ光の走査範囲は本実施形態に係る物体検出装置10における物体検出範囲に相当しており、上記の側方領域のうちレーザ光を走査させる範囲の幅については、例えば歩道上に存在している歩行者等の物体を検出できるように定めることができるが、物体検出装置10による物体検出結果を利用する制御の種類(例えばプリクラッシュセーフティシステムにおける制御や追従走行制御等)に応じて変更するようにしてもよい。また図3では、車両40の車室の前端部付近からレーザ光が射出される例を示しているが、物体検出装置10の配置位置はこれに限られるものではなく、車両40の前端部からレーザ光が射出されるように物体検出装置10を配置してもよい。
また物体検出装置10は、光源部12から射出されガルバノミラー14によって偏向走査された後に、物体検出範囲(レーザ光の走査範囲)内に存在する物体(図1では物体の一例に符号38を付して示す)で反射されたスリット状のレーザ光を受光するように配置された受光器20を備えている。受光器20は、フォトダイオードを含んで構成され受光領域がおよそ長尺形状の受光素子が受光面上に1次元に配列されたフォトダイオードアレイから成り、受光器20のレーザ光入射側には受光レンズ18が配置され、物体で反射されたスリット状のレーザ光は受光レンズ18を透過して受光器20の受光面上に照射される。図2(A)には受光器20の受光面20Aを示す。図2(A)において、受光面20Aに照射されたスリット状のレーザ光は、ガルバノミラー14による偏向走査に伴い、その照射位置が図2(A)の左右方向に沿って受光面20A上を移動する。本実施形態において、受光器20の受光面20A上には、およそ長尺形状の受光領域の長手方向が受光面20A上でのレーザ光移動方向に沿うように配置された受光素子24が、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿って複数配列されている。
また前述のように、スリット状のレーザ光は受光器20の受光面20A上を図2(A)の左右方向に沿って移動するので、レーザ光が前方領域に存在する物体によって反射されたときには、受光面20Aのうち図2(A)の左右方向に沿った中央部及びその付近の範囲(図2(A)に「前方領域からの受光範囲」と表記して示す範囲)にレーザ光が照射され、レーザ光が側方領域に存在する物体によって反射されたときには、受光面20Aのうち図2(A)の左右方向に沿った両端部及びその付近の範囲(図2(A)に「側方領域からの受光範囲」と表記して示す範囲)にレーザ光が照射されることになる。
本実施形態に係る受光器20は、前方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅が、側方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅よりも小さくされており、前方領域からの受光範囲と側方領域からの受光範囲の間に相当する範囲において、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅は、前方領域からの受光範囲〜側方領域からの受光範囲にかけて連続的に変更(大きく)されている。また受光器20は、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿って隣り合う受光素子24の受光領域が、受光面20A上でのレーザ光移動方向に沿った一端から他端に亘って隣接するように、個々の受光素子24の受光領域が設けられている。
従って、本実施形態に係る受光器20は、複数の受光素子24の受光領域全体が、受光面20A上でのレーザ光移動方向に沿った中央部が括れた形状とされており、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチが、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチよりも小さくされている。このように、受光器20は受光レンズ18と共に本発明に係る受光手段に対応している。
また、受光器20の個々の受光素子24は増幅器30を介して遅延時間解析器32に各々接続されており、受光器20の個々の受光素子24から出力される信号は、増幅器30によって各々増幅されて遅延時間解析器32へ並列に入力される。遅延時間解析器32は制御回路34に接続されており、光源部12からのスリット状のレーザ光の射出時刻が制御回路34から通知される。遅延時間解析器32は、レーザ光の射出時刻が制御回路34から通知されるとタイマをスタートさせた後に、個々の受光素子24がレーザ光を受光したかを監視し、何れかの受光素子24がレーザ光を受光したことを検知すると、レーザ光の受光を検知した時点でのタイマ値(通知された射出開始時刻からレーザ光受光迄の経過時間を表す)を、レーザ光を受光した受光素子24を識別する素子識別情報と対応付けて記憶することを、個々の受光素子24に対して並列に各々行う。そして制御回路34からの要求に応じて、記憶している素子識別情報及びタイマ値(遅延時間)を制御回路34へ順に通知する。
制御回路34はCPU34A、RAMやROM等から成るメモリ34B、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部34C及び入出力ポート34Dを備え、これらがバスを介して互いに接続されて構成されている。入出力ポート34Dにはパルス駆動回路26、ガルバノミラー駆動回路28及び遅延時間解析器32が各々接続されている。また記憶部34Cには、CPU34Aで後述する物体検出処理を行うための物体検出プログラムが予め記憶されている。制御回路34は、CPU34Aが物体検出プログラムを実行することで、遅延時間解析器32と共に本発明に係る検出手段(より詳しくは請求項4、請求項6、7に記載の検出手段)として機能する。
次に本実施形態の作用として、物体検出装置10が搭載されている車両40の走行時に、物体検出装置10の制御回路34(のCPU34A)によって実行される物体検出処理について、図4を参照して説明する。
この物体検出処理では、まずステップ50において、ガルバノミラー駆動回路28によるガルバノミラー14の駆動を開始させる。これにより、ガルバノミラー14の平面ミラー14Bは一定の角度範囲内で往復揺動される。次のステップ52では、パルス駆動回路26によって光源部12のレーザ光源をパルス発光(ごく短い一定時間だけレーザ光を射出)させる。これにより、光源部12からはスリット状のレーザ光がごく短い一定時間だけ射出され、光源部12から射出されたスリット状のレーザ光は、車両40の周辺の物体検出範囲のうち、そのときのガルバノミラー14の平面ミラー14Bの角度に応じた方向へ射出される。そして、レーザ光の射出方向に物体が存在していた場合、当該物体で反射されたレーザ光が受光器20で受光されることになる。
またステップ54では、光源部12からスリット状のレーザ光が射出された時刻(レーザ光射出時刻)を遅延時間解析器32へ通知する。これにより、遅延時間解析器32では、タイマをスタートさせた後に、個々の受光素子24がレーザ光を受光したかを監視し、何れかの受光素子24がレーザ光を受光したことを検知すると、レーザ光の受光を検知した時点でのタイマ値を、レーザ光を受光した受光素子24を識別する素子識別情報と対応付けて記憶する処理が、受光器20の個々の受光素子24に対して並列に各々行われる。
次のステップ56では、受光器20に設けられた個々の受光素子24を識別するための変数iに1を代入する。ステップ58では、遅延時間解析器32に対してi番目の受光素子24における遅延時間(タイマ値)の転送を要求することで、前記遅延時間を遅延時間解析器32から取得する。またステップ60では、遅延時間解析器32から取得したi番目の受光素子24における遅延時間に基づいて、i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体との距離Lを次の(1)式に従って演算する。
L=cτ/2 …(1)
なお、(1)式においてcは光速、τは取得した遅延時間である。
またステップ62では、レーザ光射出時刻におけるスリット状のレーザ光の水平方向の射出角度θに基づいて、i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体の水平方向位置Phを演算する。なお、レーザ光射出時刻におけるレーザ光の水平方向の射出角度θは、遅延時間解析器32へ通知したレーザ光射出時刻におけるガルバノミラー14の平面ミラー14Bの角度から算出することができる。また、車両40の幅方向中央を通り車両40の前後方向に延びる水平仮想線42(図3参照)の方向を基準角度(レーザ光の射出角度θ=0)とした場合、物体の水平方向位置Phは、レーザ光の水平方向の射出角度θを先のステップ60で演算した距離Lと共に次の(2)式に代入して演算することで得ることができる。
Ph=L・sinθ …(2)
これにより、水平方向位置Phとして、車両40の幅方向中央を通り車両40の前後方向に延びる水平仮想線42(図3参照)を基準としたときの、車両40から距離L隔てた位置に存在する物体(i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体)の仮想線42との水平方向距離を求めることができる。なお、このステップ62は請求項7に記載の検出手段に対応している。
またステップ64では、レーザ光射出時刻におけるレーザ光の水平方向の射出角度θに基づいて、i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体の鉛直方向位置Phを演算する。鉛直方向位置Pvは、例えばレーザ光の水平方向の射出角度θが各値の場合に特定の受光素子24がレーザ光を受光したときの受光面20A(特定の受光素子24)への鉛直方向に沿ったレーザ光の入射角度δ(車両40の前後方向に対する鉛直方向に沿った傾斜角度であり、前述の水平仮想線42(図3参照)の方向を基準角度(入射角度δ=0)とする)を個々の受光素子24毎に予め測定し、測定したレーザ光の鉛直方向の入射角度δをレーザ光の水平方向の射出角度θと対応付けて個々の受光素子24毎に記憶しておき、レーザ光の水平方向の射出角度θと対応付けて記憶部34Cに記憶されているi番目の受光素子24へのレーザ光の鉛直方向の入射角度δを読み出し、読み出した入射角度δを先のステップ60で演算した距離Lと共に次の(3)式に代入して演算することで得ることができる。
Pv=L・sinδ …(3)
これにより、鉛直方向位置Pvとして、水平仮想線42(図3参照)を基準としたときの、車両40から距離L隔てた位置に存在する物体(i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体)の仮想線42との鉛直方向距離を求めることができる。
ここで、受光器20において、受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチが、レーザ光移動方向に沿った位置に拘わらず一定であるとすると、個々の受光素子24へのレーザ光の鉛直方向の入射角度δは、レーザ光の水平方向の射出角度θに拘わらず個々の受光素子24毎に一定となり、レーザ光の鉛直方向の入射角度δの分解能についても、車両40からのレーザ光の水平方向の射出角度θに拘わらず(レーザ光が物体検出範囲のうちの前方領域へ射出されたか側方領域へ射出されたかに拘わらず)およそ一定となる。しかし、側方領域内に存在している物体は車両40からの距離Lが比較的小さい(図3の例では10m)のに対し、前方領域内に存在している物体は車両40からの距離Lが比較的大きい(図3の例では50m)ので、比較的遠方に存在している前方領域内の物体に対する鉛直方向位置Pvの検出精度が低下(空間分解能が悪化)する。
すなわち、図5に示す「前方領域に存在する物体の受光面上での像」を、同じく図5に示す「側方領域に存在する物体の受光面上での像」と比較しても明らかなように、受光器20の受光面20A上におけるスリット状のレーザ光の移動範囲のうち物体で反射されたスリット光が照射される範囲(受光面20A上での物体の写像の大きさ)は、車両40と物体との距離Lが大きくなるに従って小さくなる。このため、受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチが、レーザ光移動方向に沿った位置に拘わらず一定である場合、距離Lが大きくなるに従い、受光面20A上での物体の写像の大きさに対して受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチが相対的に大きくなることで、鉛直方向位置Pvの検出精度が低下することになる。
距離Lと鉛直方向位置Pvの検出精度(空間分解能)の関係について、具体的な数値を挙げて更に説明する。例えば側方領域内に存在する距離L=10mの物体に対して空間分解能Pvmin=0.5mで鉛直方向位置Pvを検出する場合、角度分解能δminは、
δmin=tan-1((0.5/2)/10)=1.432°
となるが、同一の角度分解能δmin=1.432°で前方領域内に存在する距離L=50mの物体の鉛直方向位置Pvを検出した場合、その空間分解能Pvminは、
Pvmin=2L・tanδ=2・50・tan(1.432°)=2.5m
となり、距離Lが10mから50mへ変化すると空間分解能Pvminが0.5mから2.5mにまで大幅に悪化し、鉛直方向位置Pvの検出精度が大幅に低下することになる。
これに対して本実施形態に係る受光器20では、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチを、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチよりも小さくしているので(図5も参照)、車両40から前方領域へ射出され物体に反射されて受光器20に入射したレーザ光の鉛直方向の入射角度δを、車両40から側方領域へ射出され物体に反射されて受光器20に入射したレーザ光の鉛直方向の入射角度δよりも高い角度分解能で判断することができ、比較的遠方に存在している前方領域内の物体に対する鉛直方向位置Pvの検出精度(空間分解能)を向上させることができる。
なお、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチと、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチの比率については、前方領域/側方領域の各領域内に存在している物体のうち検出対象とすべき物体について、想定している距離Lの比率や空間分解能の比率に応じて定めることができる。
次のステップ66では、ステップ60で演算した、i番目の受光素子24で受光されたレーザ光を反射した物体との距離L、ステップ62で演算した前記物体の水平方向位置Ph、及び、ステップ64で演算した前記物体の水平方向位置Pvを、先に遅延時間解析器32へ通知したレーザ光射出時刻と対応付けて記憶部34Cに記憶させる。次のステップ68では、変数iが受光器20に設けられた受光素子24の総数imaxに一致しているか否か判定する。判定が否定された場合はステップ70で変数iを1だけインクリメントした後にステップ58に戻る。これにより、受光器20に設けられた全ての受光素子24に対してステップ58〜ステップ66が繰り返され、個々の受光素子24について物体との距離L、物体の水平方向位置Ph及び鉛直方向位置Pvの演算・記憶が各々行われることで、車両40からのレーザ光の射出方向に存在している物体の概略形状等を2次元的に把握可能な情報が得られることになる。
すなわち、例として図6(A)に示すように、車両40からのレーザ光の射出方向に存在している物体が、車両40からの距離L及び高さ位置(鉛直方向に沿った位置)が互いに異なる平面a,b,cを備えた階段状の物体44であり、平面a,b,cが車両40へ向けられていた場合、例として図6(B)に示すように、物体44の平面a,b,cのうちの互いに異なる平面で反射されたレーザ光は、受光器20の受光面20Aのうちレーザ光の移動方向に直交する方向に沿って互いに異なる位置に照射され、互いに異なる受光素子24によって受光される。例えば図6(B)では、平面cで反射されたレーザ光が1番目及び2番目の受光素子24で受光され、平面bで反射されたレーザ光が3番目及び4番目の受光素子24で受光され、平面aで反射されたレーザ光が5番目及び6番目の受光素子24で受光されている例を示している。
この例では、1番目及び2番目の受光素子24については物体との距離Lとして平面cまでの距離が算出され、3番目及び4番目の受光素子24については物体との距離Lとして平面bまでの距離が算出され、5番目及び6番目の受光素子24については物体との距離Lとして平面aまでの距離が算出されると共に、1番目及び2番目の受光素子24については物体の鉛直方向位置Pvとして平面cの鉛直方向位置が算出され、3番目及び4番目の受光素子24については物体の鉛直方向位置Pvとして平面bの鉛直方向位置が算出され、5番目及び6番目の受光素子24については物体の鉛直方向位置Pvとして平面aの鉛直方向位置が算出される一方、物体の水平方向位置Phについては1番目〜6番目の受光素子24でほぼ同じとなるので、1番目〜6番目の受光素子24について各々演算によって得られた物体との距離L、物体の鉛直方向位置Pv及び水平方向位置Phを照合することで、レーザ光を反射した物体44が、車両40からの距離L及び高さ位置が互いに異なる平面a,b,cを備えた物体であること、すなわち物体44の概略形状を2次元的に把握することができる。
また、全ての受光素子24について物体との距離L、物体の水平方向位置Ph及び鉛直方向位置Pvを演算・記憶すると、ステップ68の判定が肯定されてステップ52に戻り、ステップ52以降の処理を繰り返す。これにより、光源部12からのスリット状のレーザ光の射出、全ての受光素子24についての物体との距離L、物体の水平方向位置Ph及び鉛直方向位置Pvの演算・記憶が再度行われる。そして、車両40が走行している間、ステップ52〜ステップ70が繰り返されることで、スリット状のレーザ光によって物体検出範囲内が繰り返し走査され、物体検出範囲内に存在する各物体について、物体との距離L、物体の水平方向位置Ph及び鉛直方向位置Pvの演算・記憶が繰り返し行われる。また、物体が前方領域内に存在している場合にも、物体の鉛直方向位置Pvが高精度に検出(演算)されることになる。
なお、上記では本発明に係る受光手段の一例として、前方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅を、側方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅よりも小さくすると共に、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿って隣り合う受光素子24の受光領域が、受光面20A上でのレーザ光移動方向に沿った一端から他端に亘って隣接するように個々の受光素子24の受光領域を配置し、複数の受光素子24の受光領域全体を、受光面20A上でのレーザ光移動方向に沿った中央部が括れた形状とすることで、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチを、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチよりも小さくした構成(図2(A)参照)を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例として図2(B)に示すように、前方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅を、側方領域からの受光範囲における受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅よりも小さくする一方、個々の受光素子24の受光領域を直線状とすると共に、個々の受光素子24の受光領域を直線状とすることで前方領域からの受光範囲に生じた受光素子24の受光領域の間隙に、新たな受光素子25の受光領域を設けた構成を採用してもよい。この構成であっても、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチを、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチよりも小さくすることができる。
また、図2(A),(B)に示す構成では、前方領域からの受光範囲〜側方領域からの受光範囲にかけて受光素子24のピッチが連続的に変化する(大きくなる)ように、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅を、前方領域からの受光範囲〜側方領域からの受光範囲にかけて連続的に変更(大きく)しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図示は省略するが、受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向に沿った個々の受光素子24の受光領域の幅を、前方領域からの受光範囲と側方領域からの受光範囲との間の1箇所で急に変化させるようにしてもよい。
また、上記では長手方向を鉛直方向に向けたスリット状のレーザ光を物体検出範囲内で水平方向に沿って走査させ、受光領域の長手方向をレーザ光の受光面20A上でのレーザ光移動方向(水平方向)に向けた複数の受光素子24がレーザ光の受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向(鉛直方向)に沿って配列された受光部20によって物体の鉛直方向位置Pvを検出する態様を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、長手方向を水平方向に向けたスリット状のレーザ光を物体検出範囲内で鉛直方向に沿って走査させ、受光領域の長手方向をレーザ光の受光面20A上でのレーザ光移動方向(鉛直方向)に向けた複数の受光素子24がレーザ光の受光面20A上でのレーザ光移動方向に直交する方向(水平方向)に沿って配列された受光部20によって物体の水平方向位置Phを検出するように構成することも可能である(この態様は請求項5記載の発明に対応している)。この場合、前方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチを、側方領域からの受光範囲における受光素子24のレーザ光移動方向に直交する方向に沿ったピッチよりも小さくすることは、例として図2(C)に示すように、個々の受光素子24の受光領域を矩形状にすると共に、受光面20A上のうち前方領域からの受光範囲に配置される個々の受光素子24Aの受光領域の幅を、受光面20A上のうち側方領域からの受光範囲に配置される個々の受光素子24の受光領域の幅よりも小さくし、隣り合う受光素子24の間隔を一定とすることで実現することができる。
更に、上記では本発明に係る物体検出装置10を車両40に搭載した態様を説明したが、本発明に係る物体検出装置10は車両以外の移動体に搭載してもよいし、建物等の固定物に搭載してもよく、物体検出範囲の中に、検出対象の物体が近距離に位置している領域と検出対象の物体が遠距離に位置している領域が含まれている場合であれば適用可能である。
本実施形態に係る物体検出装置の概略構成図である。 受光素子の受光面上での受光セルの配置の一例を各々示す平面図である。 物体検出領域のうちの前方領域及び側方領域を各々示すイメージ図である。 物体検出処理の内容を示すフローチャートである。 物体検出範囲内の各領域に存在する物体の受光面上での像を各々示す概念図である。 受光セル列毎に物体との距離及び物体の水平方向位置を演算することで物体の概略形状等を2次元的に把握可能となることを説明するための説明図である。
符号の説明
10 物体検出装置
12 光源部
14 ガルバノミラー
20 受光器
22 受光セル
24 受光セル列
32 遅延時間解析器
34 制御回路
40 車両

Claims (7)

  1. スリット光を、第1の範囲及び検出対象の物体が前記第1の範囲よりも遠方に位置する第2の範囲を含む物体検出範囲内で前記スリット光の長手方向と交差する方向に沿って走査させる照射手段と、
    前記物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が照射される受光面に、前記照射手段によるスリット光の走査に伴うスリット光の照射位置の移動方向と交差する方向に沿って複数の受光素子が配列されていると共に、前記受光面のうち前記第2の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第2の領域における前記受光素子の配列のピッチが、前記第1の範囲に存在する物体で反射されたスリット光が照射される第1の領域における前記受光素子の配列のピッチよりも小さくされた受光手段と、
    物体で反射されたスリット光が前記受光手段の何れの受光素子で受光されたかに基づいて、前記スリット光の長手方向に沿った前記物体の位置を検出する検出手段と、
    を含む物体検出装置。
  2. 車両に搭載され、前記物体検出範囲としての前記車両の周囲に存在する物体を検出することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  3. 前記第2の範囲は前記車両の前方に対して所定角度内の範囲であり、前記第1の範囲は前記第2の範囲の両側の範囲であることを特徴とする請求項2記載の物体検出装置。
  4. 前記照射手段は、長手方向を鉛直方向に向けたスリット光を前記物体検出範囲内で水平方向に沿って走査させ、
    前記検出手段はスリット光を反射した物体の鉛直方向に沿った位置を検出することを特徴とする請求項2記載の物体検出装置。
  5. 前記照射手段は、長手方向を水平方向に向けたスリット光を前記物体検出範囲内で鉛直方向に沿って走査させ、
    前記検出手段はスリット光を反射した物体の水平方向に沿った位置を検出することを特徴とする請求項2記載の物体検出装置。
  6. 前記検出手段は、前記照射手段によってスリット光の射出が開始されてから、前記物体検出範囲内に存在する物体で反射されたスリット光が前記受光手段で受光される迄の経過時間に基づいて、前記スリット光を反射した物体との距離も検出することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の物体検出装置。
  7. 前記検出手段は、物体で反射されたスリット光が前記照射手段から射出されたタイミング又は物体で反射されたタイミング又は前記受光手段で受光されたタイミングでの前記照射手段からの前記スリット光の射出方向に基づいて、前記スリット光の長手方向と交差する方向に沿った前記物体の位置も検出することを特徴とする請求項1〜請求項5の何れか1項記載の物体検出装置。
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