JP2003274422A - イメージセンサ - Google Patents

イメージセンサ

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JP2003274422A
JP2003274422A JP2002072844A JP2002072844A JP2003274422A JP 2003274422 A JP2003274422 A JP 2003274422A JP 2002072844 A JP2002072844 A JP 2002072844A JP 2002072844 A JP2002072844 A JP 2002072844A JP 2003274422 A JP2003274422 A JP 2003274422A
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light
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JP2002072844A
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English (en)
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Yoshiki Akizuki
義樹 秋月
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば車両の安全運行支援のための画像情報
処理に用いるイメージセンサであり、車両の置かれるあ
らゆる環境に適合可能とすることを目的とする。 【解決手段】 複数の受光素子を、水平方向Hと垂直方
向Vに略マトリクス状に配置し、水平方向に配置される
第1の受光素子群11と、水平方向に配置され、受光素
子群11の各受光素子13が受光する第1の受光量とは
異なる第2の受光量で各受光素子が受光する第2の受光
素子群12と、からなり、そのために、受光素子の開口
部の面積を異ならせ、あるいは集光レンズを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はイメージセンサ、特
に画像情報処理装置の画像情報入力部として用いるイメ
ージセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像情報処理装置を備えた各種の
制御システムが広く実用に供されている。例えば、ロボ
ット制御システムあるいは車両の安全運行制御システム
である。後者の例は車両の安全運転を支援することを目
的とした制御システムであり、本発明においてはこの車
両の安全運行制御システムを代表例として説明する。
【0003】かかる車両の安全運行制御システムでは、
走行する道路上の車線(白線)を検知したり、また、前
方あるいは後方や側方を走行する他の車両までの距離お
よび方向を検知したりするための画像情報処理装置が主
要な構成となっており、したがってその画像情報入力部
としてのイメージセンサの果すべき役割も重要である。
【0004】上記画像情報処理装置を用いて車両の走行
制御を行う場合、上記イメージセンサから得られた画像
情報に対し高速で信号処理を行い、適切な運転指令を迅
速に生成する必要がある。
【0005】このため一般には高速演算が可能な画像情
報処理回路が不可欠となっている。ところが、このよう
な高速演算処理回路を構成するためにはそのハードウェ
アが必然的に大規模なものとなってしまう。このこと
は、車両という限られたスペースへの搭載ということを
考慮すると、かなり厳しい空間的な制約を該情報処理装
置を課することになり、望ましいものとは言えない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した画像情報処理
装置に用いられている従来のイメージセンサは、一般の
デジタルカメラあるいはビデオカメラと同様のものであ
る。一般的に、これらのカメラに用いるイメージセンサ
は、受光エリア内の各受光素子が全て同一の形状で、か
つ、同一のピッチで配置されている。このため必ずしも
画像情報処理に適したものとは言えない。
【0007】例えば、画像情報処理においては、上記受
光エリアに配置された全受光素子からの画素情報を一旦
メモリ等に格納し、その後該受光エリア内の必要な部分
をそのメモリから読み出して処理するという手法がよく
用いられている。
【0008】この場合、画像処理に必要ではない部分の
画素情報についても同時にそのメモリに格納することに
なるため、上記の高速演算処理が困難になる、という問
題がある。
【0009】また、車両の制御の場合には、直射日光や
その反射等による強い光やその影に晒されること、ある
いはトンネル内のように暗い部分の弱い光とその先の出
口における強い光とを検知しなければならないことがあ
って、強い光と弱い光に同時に対応できる必要がある。
つまり入力光に対するセンサ出力信号のダイナミックレ
ンジを広くとる必要がある。
【0010】しかし、イメージセンサを構成する受光素
子は、その特性上、そのように広いダイナミックレンジ
を有していない。したがって明部に合わせた露光蓄積時
間に設定した場合には、暗部の輝度分解能を得られず、
また、逆に暗部に合わせた露光蓄積時間の設定では、明
部の飽和が生じ、一般にスミアやブルーミングと呼ばれ
る現象を引き起こす、という問題がある。
【0011】この問題に対応する方法として、従来、画
像入力時の露光蓄積時間を長短の2回設定し、その双方
でそれぞれ得られた画素情報を用いて演算するいう方法
や、受光素子の部分にlog変換回路を設けることによ
ってダイナミックレンジを確保するという方法等が提案
されている。
【0012】しかし前者の方法の場合には、画像情報の
取得時間が2倍必要となるため、高速画像処理には向か
ない、という問題があり、また、後者の方法の場合で
は、輝度情報の圧縮が行われることから、輝度分解能が
低下してしまう、という問題がある。
【0013】さらに、夜間での対応を考慮した場合、照
明が設置されていない道路では自車のヘッドライト範囲
以外の部分の画像情報は得られない。この対応として、
近赤外線を照射する方法が考えられている。
【0014】ところが、近赤外線領域まで対応するイメ
ージセンサを用いた場合には、昼間の画像における滲み
や夜間の前方車両のテールランプによる滲みが発生する
ことから、画像情報処理による高精度の位置抽出を目的
とする場合には、そのような近赤外線対応のイメージセ
ンサは向かない。
【0015】これに対処するためには、近赤外線をカッ
トするフィルタをイメージセンサに任意に脱着させる機
構が必要になる、という問題がある。
【0016】また、画像情報処理においては、輝度情報
のみを用いる方法が一般的であるが、制御システムによ
っては、イメージセンサで得た画像をそのままモニタに
表示することがある。しかも、豊富な情報量を得るべ
く、その画像がカラーであることが望ましい場合が多
い。例えば、バック時に車両後方を監視するため、コン
ソール等に設置されたカー・ナビゲーション用ディスプ
レイにカラー画像を運転者に表示すると同時に、その画
像を用いて画像情報処理も行うような場合である。
【0017】この場合、イメージセンサの各画素にはカ
ラーフィルタが設けられる。ところが、フィルタによっ
て各色に対応する画素毎に得られる輝度値は、カラーフ
ィルタが無いときの輝度値とは異なるばかりでなく、あ
る割合でその輝度値が減少し、またその減少割合も異な
ってくる。したがって、輝度情報に所定の補正を加えつ
つ画像処理を行わなければならず、高速画像処理が困難
になる、という問題がある。
【0018】したがって本発明は、上記諸問題点に鑑
み、画像情報処理装置の本来の構成に変更を加えること
なしに、高速演算処理を可能にするような画像入力信号
を生成するイメージセンサを提供することを目的とする
ものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の原理構成は、異
なった受光感度を持った受光素子群の各々を受光面全体
に配置するという構成にある。その具体例を以下、順次
示す。
【0020】図1は本発明に係るイメージセンサの基本
構成を示す図である。
【0021】平面図として見た図1のイメージセンサ1
0は、複数の受光素子13を、水平方向Hと垂直方向V
に略マトリクス状に配置してなるイメージセンサであ
る。ここに本発明は、水平方向Hに配置される第1の受
光素子群11と、水平方向Hに配置され、第1の受光素
子群11の各受光素子13が受光する第1の受光量とは
異なる第2の受光量で各受光素子13が受光する第2の
受光素子群12と、から構成することを特徴とするもの
である。
【0022】ここで上記第1の受光量(11)を上記第
2の受光量(12)よりも大きく設定したとすると、第
1の受光素子群11からの画像信号に基づき暗部に適合
した画像情報が得られ、一方、第2の受光素子群12か
らの画像信号に基づき明部に適合した画像信号が得られ
る。これは、一般のデジタルカメラやビデオカメラに用
いるイメージセンサからは得ることのできない特性であ
る。
【0023】図2は図1の基本構成の他のパターン例
(1)を示す図であり、図3は図1の基本構成の他のパ
ターン例(2)を示す図である。
【0024】図1の基本構成では、受光素子群11およ
び12が完全な格子パターンをもって配置されている
が、このような格子パターンに限らず、他のパターン例
えば図2および図3に示すようなパターンでもよい。
【0025】図2においては、第1受光素子群11と第
2受光素子群12を交互配置するパターンを示す。一方
図3においては、第1受光素子群11および第2受光素
子群12の組を、複数組、A,B,A…のごとく交互配
置するパターンを示す。
【0026】
【発明の実施の形態】図4は本発明に基づく第1実施例
を示す図である。また図5は第1実施例(図4)の説明
に用いる図である。
【0027】この第1実施例の特徴は、第1の受光素子
群11をなす各受光素子13の開口部APの面積と、第
2の受光素子群12をなす各受光素子13の開口部AP
の面積とを、異ならせることにある。
【0028】さらに具体的な例としては、図4に示すと
おり、第1の受光素子群11と第2の受光素子群12と
を、垂直方向Vに交互配置するようにする。
【0029】以下、図5も参照しながら詳しく説明す
る。
【0030】図4は、イメージセンサ10の受光素子1
3の部分をセンサチップの上面より見た図である。この
イメージセンサ10は通常、受光素子群に対してインタ
レース形式の読み取りを行う。これを示すのが図3であ
る。すなわち、垂直方向Vに1画素ずつ間引きして(1
→3→5…,2→4→6…)読み込む形式である。
【0031】この場合、1画面内での奇数/偶数番目の
走査をそれぞれフィールドと呼ぶ。したがって1画面は
これら2つの奇数/偶数フィールドで全画素の読み出し
を完了する。これが1フレームである。
【0032】図4によれば、奇数フィールドの受光素子
13の開口寸法すなわち面積が大きく、一方、偶数フィ
ールドの開口寸法すなわち面積は小さく構成されてい
る。
【0033】受光素子13は光の蓄積量に比例した電気
信号を出力するものであり、該面積(開口寸法)が大き
いほどその出力は大きくなる。したがって、開口面積の
大きい奇数フィールド(11)で得られる画像は、受光
量の少ない(暗い)部分の輝度分解能を確保できる。逆
に開口面積の小さい偶数フィールド(12)では受光量
の多い(明るい)部分の輝度分解能を確保できる。この
両方の画像を使い分けることにより、車両の走行場所毎
に最適な輝度情報を用いることで明部から暗部までの広
い範囲の受光量に同時に対応することが可能となる。
【0034】図6の(a),(b)および(c)は、イ
ンタレース形式の信号の読み取りを図解的に表す図であ
る。
【0035】本図の(a)は、図5に示す奇数フィール
ドと偶数フィールドの出現タイミングを表す。これらの
フィールドからのセンサ出力の取り出しタイミングは、
例えばマイコン15からの読出しタイミング信号Trに
よって規定される。これを示すのが同図(b)である。
【0036】この読出しタイミング信号Trによって読
み出された各センサ出力は、一旦、メモリ16に入力さ
れ、その奇数フィールド対応のメモリ領域と偶数フィー
ルド対応のメモリ領域にそれぞれ格納される。これを示
すのが同図(c)であり、さらに、これらメモリ領域か
らの読出し信号は、画像信号として、画像情報処理装置
17に入力される。
【0037】この場合、奇数フィールドおよび偶数フィ
ールドの各読出し信号を常に同時に使う必要はなく、主
として昼間用であれば偶数フィールド系の信号のみを扱
えばよく、逆に、主として夜間用であれば奇数フィール
ド系の信号のみを扱えばよい。その方が、メモリ16の
節約にもなる。
【0038】図7は本発明に基づく第2実施例(その
1)を示す側断面斜視図であり、図8は本発明に基づく
第2実施例(その2)を示す側断面斜視図である。
【0039】まず図7を参照すると、本実施例は第1の
受光素子群11をなす各受光素子13の開口部APに第
1の集光レンズ21を付加することを特徴とするもので
ある。なお、各受光素子13は、基板17内に、例えば
半導体製造プロセスにより形成される。
【0040】次に図8を参照すると、第1の受光素子群
11をなす各受光素子13の開口部APに第1の集光レ
ンズ21を付加し、さらに、第2の受光素子群12をな
す各受光素子13の開口部APに、第1の集光レンズ2
1とは集光能率の異なる第2の集光レンズ22を付加す
ることを特徴とするものである。本図の例では、第1の
集光レンズ21の集光能率が第2の集光レンズ22の集
光能率よりも大となっている。なおこれら集光レンズ2
1,22は、公知のマイクロレンズ(以下、マイクロレ
ンズと称す)で構成することができる。
【0041】好ましい実施態様としては、前述の第1実
施例の場合と同様、マイクロレンズ付きの第1の受光素
子群11と第2の受光素子群12とを、垂直方向Vに交
互配置するようにする。
【0042】さらに詳しく以下に説明する。
【0043】図7または図8に示すように、受光素子1
3の表面に、集光能率を可変にするためのマイクロレン
ズを形成する(ただし、かかるマイクロレンズの使用自
体は公知である)。
【0044】第2実施例(特に図8)では、奇数フィー
ルド(11)上のマイクロレンズを集光能率の良い形状
とし、一方、偶数フィールド(12)上のマイクロレン
ズを集光能率がそれより劣る形状とする。これにより、
前述の第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0045】上述した第1実施例および第2実施例にお
いては、カラー出力用のイメージセンサか否かについて
は全く言及していない。そこでカラー出力用のイメージ
センサという観点から考察すると、このカラー出力用の
場合も、第1および第2実施例の技術思想がそのまま当
てはまる。これを第3実施例として以下に説明する。
【0046】図9は本発明に基づく第3実施例(その
1)を示す側断面斜視図である。
【0047】第3実施例によるイメージセンサ10は、
複数の受光素子13を、水平方向Hと垂直方向Vに略マ
トリクス状に配置してなり、かつ、各受光素子対応に赤
(R)、緑(G)および青(B)の3種のカラーフィル
タ34のいずれかが付加されるイメージセンサである。
ここにおいて、本実施例の特徴とするところは、各受光
素子13に第1のカラーフィルタ34が付加される第1
の受光素子群31と、各受光素子13に第2のカラーフ
ィルタ35が付加される第2の受光素子群32と、各受
光素子13に第3のカラーフィルタ36が付加される第
3の受光素子群33とからなり、さらに、第1、第2お
よび第3の受光素子群31,32および33の各々に属
する各受光素子13がそれぞれ受光する受光量を相互に
異ならせることにある。
【0048】図10は本発明に基づく第3実施例(その
2)を示す側断面斜視図である。
【0049】図10の構成は、受光量の調整を前述の第
1実施例に即して行うようにしたものである。また図1
1は本発明に基づく第3実施例(その3)を示す側断面
斜視図である。
【0050】図11の構成は、受光量の調整を前述の第
2実施例(図8)に即して行うようにしたものである。
【0051】すなわち、図10の構成は、第1の受光素
子群31をなす各受光素子13の開口部の面積と、第2
の受光素子群32をなす各受光素子13の開口部の面積
と、第3の受光素子群33をなす各受光素子13の開口
部の面積とを、相互に異ならせるようにしたものであ
る。また、図11の構成は、第1、第2および第3の受
光素子群31,32および33のうちの少なくとも2つ
に対してそれぞれ第1および第2の集光レンズ21およ
び22を付加し、かつ、第1および第2の集光レンズの
各集光能率を相互に異ならせるようにしたものである。
【0052】面積を変えたり集光能率を変えたりして、
受光素子13への受光量に差をもたせるのは、フィルタ
の種別によって、輝度値に関係する光減衰量が異なるか
らである。これを図解的に示すと図12のとおりであ
る。
【0053】図12の(a)および(b)は、フィルタ
の色成分毎の輝度値を説明するためのグラフである。
【0054】図12(a)では、フィルタのどの色成分
(R,G,B)をとっても均一な輝度値を示しており、
画像情報処理装置にとっては理想的なセンサ出力であ
る。
【0055】ところが実際には図12(b)に示すよう
にアンバランスな輝度値を示すのが普通である。したが
って、画像情報処理においては、これをバランスさせる
補正が必要である。第3実施例はこの点に着目したもの
であり、さらに詳しくは次のとおりである。
【0056】通常カラー出力用のイメージセンサでは受
光素子の表面にカラーフィルタを設けている。このカラ
ーフィルタは通常、赤(R)、緑(G)、青(B)の3
色で構成されており、それぞれの色成分のみを透過させ
る役割を持つ。
【0057】また一般には、平面2次元上に配置された
受光素子の表面に、これらのフィルタがある一定の規則
正しい順序で配置される。カラーフィルタは色成分毎の
光量を制限するものであるから、各受光素子13の受光
量は各色毎に異なって減衰する。そこでその減衰量に比
例するように、図9〜図11のごとく、各色毎に受光量
を変更することで、カラーフィルタによる影響のない輝
度情報を得ることができる。
【0058】上記第3実施例は、光に固有の特性に着目
して2種以上の受光素子群(31,32,33)をセン
サチップ上に配置した構成を備えるものであるが、次に
述べる第4実施例もまた光に固有の特性に着目して、2
種の受光素子群をセンサチップ上に配置するものであ
る。
【0059】この第4実施例をなす光に固有の特性と
は、分光感度特性である。
【0060】図13は本発明に基づく第4実施例を示す
図である。
【0061】本図に示すとおり第4実施例の構成は実質
的に図1に示した基本構成と同じである。
【0062】この第4実施例のイメージセンサ10もま
た複数の受光素子13を、水平方向Hと垂直方向Vに略
マトリクス状に配置してなるイメージセンサであるが、
その特徴とするところは、水平方向に配置され、かつ、
第1の分光感度特性を有する第1の受光素子群41と、
同じく水平方向に配置され、かつ、第2の分光感度特性
を有する第2の受光素子群42とを混在させることにあ
る。
【0063】この混在の態様として好ましくは、上記各
実施例と同様、第1の受光素子群41と第2の受光素子
群42とを、垂直方向Vに交互配置する。
【0064】前述の〔発明が解決しようとする課題〕の
中で述べたように、夜間での対応を考慮した場合、近赤
外線を照射する方法がある。しかし車両は昼間も走行す
るのであるから、可視光線のもとでも、イメージセンサ
は機能する必要がある。これを図解的に示すと次のとお
りである。
【0065】図14は可視光線と近赤外線の分布を示す
一般的なスペクトル図である。
【0066】イメージセンサとして、これら可視光線と
近赤外線の双方を単一のセンサチップでカバーできるも
のはなく、従来は、可視光線用のイメージセンサと近赤
外線用のイメージセンサを併設して、用途に応じてこれ
ら2つのイメージセンサからのセンサ出力をスイッチで
切り換えて取り出すということが行われている。
【0067】しかし第4実施例では、1つのセンサチッ
プ上に、第1の受光素子群(例えば可視光線用)41と
第2の受光素子群(例えば近赤外線用)42とを一体に
形成する。そして第1および第2の受光素子群41およ
び42からの各出力を、例えば、既述の図6に示す方法
で画像情報処理装置17に入力する。
【0068】単一のイメージセンサ内にこのように可視
光線用受光素子(41)と近赤外線用受光素子(42)
とを一体に形成する方法としては、図15と図16にて
説明する方法が好適である。
【0069】図15は入射光の波長とセンサ出力の関係
を示す図であり、図16は図15の関係に基づいて形成
された第1および第2の受光素子群をなす各受光素子の
構成例を示す図である。
【0070】図15はイメージセンサ10内に形成され
た受光素子13に入射する光の、波長による到達深さの
違いを示している。イメージセンサ10は光電変換を行
う半導体であり、入射光が基板(ウエハ)17内に形成
された空乏層に到達することにより、センサ出力を電気
信号として得ることが可能になる。
【0071】この場合、入射光の到達深さはその波長に
よって異なり、長い波長の光ほど深くまで到達する。こ
のため、受光素子13の出力には、分光感度特性と呼ば
れる、波長に依存する電気信号の出力特性が現れる。こ
の特性は、通常可視光線の波長の領域で最大となるよう
に設定されている。
【0072】次に図16を参照すると、イメージセンサ
内部の半導体構造が示されている。Aの部分とBの部分
とでは、空乏層の存在する深さを異ならせている。この
ため、空乏層(A)と空乏層(B)に到達する入射光の
波長が異なってくる。したがって、Aの部分の受光素子
13の分光感度特性に対し、Bの部分の分光感度特性
は、長波長側にシフトしたような特性となる。
【0073】図16のような構造を持つイメージセンサ
は、ウエハ製造時に半導体ウエハ内のn+ 層の深さを制
御することによって得られる。例えば、Aの部分のフォ
トマスクと、Bの部分のフォトマスクとを予め個別に製
作し、フォトリソグラフ工程を、フォトマスク(A)に
よる工程とフォトマスク(B)による工程の2つに分け
て、n+ 層の形成をそれぞれ行う。
【0074】具体的には、Aの部分でフォトリソグラフ
後、イオン打ち込みを行い、Aの部分のn+ 層の形成を
行う。次にBの部分に同様にフォトリソグラフ後、イオ
ン打ち込みを行い、Aの部分よりも長い時間イオン打ち
込みを行う。その後、各n+層上にそれぞれp+ イオン
を打ち込み、ホトダイオードを形成し、受光素子とす
る。
【0075】また別の方法として、基板17のAの部分
の受光素子を形成する位置に予めn + を形成しておき、
その後、熱拡散させることで空乏層の深さを制御する方
法も考えられる。
【0076】次に第5実施例について説明する。上述し
た第1、第2、第3および第4実施例は、イメージセン
サそのものの光学特性に着目して、単一のセンサチップ
上に2種あるいは3種の受光素子群(11,12;3
1,32,33;41,42)を配置することを特徴と
するものであるが、第5実施例ではイメージセンサその
ものの光学特性ではなく、イメージセンサの使用態様に
着目して単一のセンサチップ上に2種あるいは3種の受
光素子群を配置するものである。
【0077】図17は本発明に基づく第5実施例を示す
図である。
【0078】本図はイメージセンサ10の内部を等価回
路として示すものであり、前述した図1、図4、図7、
図9、図10等と全く異なる表し方をしているが、本第
5実施例を平面図あるいは側断面斜視図として表したと
きは、これら図1、図4、図7、図9、図10等と実質
的に同じ図となる。
【0079】第5実施例によるイメージセンサ10は、
複数の受光素子13を、水平方向Hと垂直方向Vに略マ
トリクス状に配置してなるイメージセンサであるが、そ
の特徴は、受光素子13からのセンサ出力(OUT1,
OUT2…)により再生される画面のうち、画像処理に
必要な画面領域の画像を形成する部分の受光素子13を
予め選択し、この選択された受光素子13からの各セン
サ出力のみを取り出す選択取出し部51を備えることに
ある。なお図17において、参照番号52は受光素子の
受光部をなすホトダイオードである。また図17におい
て、選択取出し部51は、MOS・FETにより構成さ
れている。このMOS・FETのゲートにゲート信号を
選択に、マイコン15から与えることにより、上記の画
像処理に必要な画面領域のセンサ出力が得られる。図1
8を参照してもう少し具体的に説明する。
【0080】図18はセンサ出力により再生される画面
の一例を示す図である。
【0081】本図は、自車の前方に2台の車両が走行し
ている様子を表しているが、この画面中、道路上の車線
(白線)の部分が特に重要である。これを点線53およ
び54として示す。
【0082】そこで、メモリ16に格納された画像信号
のうち点線53および54に相当するメモリ領域のみか
ら画像信号を得るようにすることができる。
【0083】しかしこの手法であると、そのメモリ領域
以外のメモリは無駄になるという不利がある。この不利
を回避するには、図17の選択取出し部51を採用する
のが好ましい。すなわち、点線53および54に相当す
る部分の選択取出し部51のみをオンにすれば、この部
分からの画像信号のみがメモリ16に格納されるから、
メモリ16の容量は小さなもので済む。結局、最小限の
画像情報だけを扱うことが可能となる。
【0084】この第5実施例は、前述の各実施例と組み
合せるとさらに良い。
【0085】例えば、前記選択取出し部51により選択
された受光素子13は、水平方向に配置される第1の受
光素子群と、同じく水平方向に配置され、その第1の受
光素子群の各受光素子が受光する第1の受光量とは異な
る第2の受光量で各受光素子が受光する第2の受光素子
群の双方の中から選択された受光素子とすることができ
る。これは第5実施例と、第1実施例または第2実施例
との組み合せに相当する。
【0086】また、例えば、各受光素子対応に赤、緑お
よび青の3種のカラーフィルタのいずれかをさらに付加
し、ここに、前記選択取出し部51により選択された受
光素子は、受光素子に第1、第2および第3のカラーフ
ィルタがそれぞれ付加される第1、第2および第3の受
光素子群であって、かつ、これら第1、第2および第3
の受光素子群の各々に属する各受光素子が受光する受光
量を相互に異ならせるようにした受光素子群の中から選
択された受光素子とすることができる。これは第5実施
例と、第3実施例との組み合せに相当する。
【0087】最後に第6実施例について説明する。この
第6実施例も上記第5実施例と同様、イメージセンサの
使用態様に着目して単一のセンサチップ上に2種以上の
受光素子群を配置するものである。
【0088】図19は本発明に基づく第6実施例を示す
図である。
【0089】第6実施例によるイメージセンサ10も、
複数の受光素子を、水平方向と垂直方向に略マトリクス
状に配置してなるイメージセンサであるが、その特徴
は、受光素子13からのセンサ出力により再生される画
面を、少なくとも第1の領域および第2の領域に分割し
(図19では、第1〜第4の領域)、第1の領域に相当
する第1の受光素子群をなす各受光素子の配置ピッチ
と、前記第2の領域に相当する第2の受光素子群をなす
各受光素子の配置ピッチとを異ならせることにある。な
お、図19では第1〜第4の受光素子群61〜64が例
示されており、画面の上方(遠景)に向かう程配置ピッ
チを密にし、画面の下方(近景)に向かう程配置ピッチ
を粗くしている。
【0090】最も基本的な例としては、画面の上半分を
第1の領域とし、その画面の下半分を第2の領域とし
て、その第1の領域に相当する第1の受光素子群(6
1,62)をなす各受光素子の配置ピッチを密にし、そ
の第2の領域に相当する第2の受光素子群(63,6
4)をなす各受光素子の配置ピッチを粗にする。なお、
ここで言う第1の受光素子群は、図19の第1および第
2の受光素子群61および62を一まとめにしたものを
表し、また、第2の受光素子群は、図19の第3および
第4の受光素子群63および64を一まとめにしたもの
を表す。
【0091】なお、第6実施例は、前述した各実施例の
いずれかと組み合わせるとさらに良い。
【0092】もう少し詳しく説明を補足すると、図19
は前方障害物の角度を効率よく把握するために(図18
参照)、任意の位置・形状に受光素子13を配置してい
る。この場合、y軸(V方向)の値が小さい位置ほど障
害物までの距離が近く、大きく写るため、x軸方向(H
方向)の分解能はさほど必要ではない。しかし、障害物
までの距離が遠くになり、y軸の値が大きくなるほど、
x軸の分解能は高く要求される。そのため、y軸の値が
大きくなるにつれ、受光素子の配列ピッチは密にしてい
る。ただし、受光素子の形状を変えずにその配置のみを
変化させてしまうと、粗いピッチ(ここではy軸の値が
小さい領域)の部分において情報の欠如が発生してしま
うため、受光素子の形状をピッチに合わせて変化させる
ように配置する。この場合も、前述の図17で示した構
成を用いることにより、任意位置の読み出しが可能とな
るため、必要最小限の画像情報のみの取扱いができる。
【0093】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、本発明によ
れば、画像情報処理の方式に適合した情報が得られ、ま
た、高速画像処理も実現できる。
【0094】特に第1実施例および第2実施例によれ
ば、1フレームの走査で明部/暗部の両方に対応した情
報を得ることが可能である。この場合、明部に対応した
画素と暗部に対応した画素とが垂直方向に1ライン毎に
交互配置されているため、インタレース走査の場合に
は、奇数/偶数のフィールドでそれぞれ明部/暗部の画
像情報を得ることが可能となり、それぞれ単独、あるい
は相互の情報を用いて画像情報処理を行うことにより、
検出対象に適した処理を実現できる。
【0095】また、第3実施例によれば、カラーフィル
タによる輝度情報の変化を補正することなく、画像処理
が可能となるため、輝度情報の信頼性が向上するととも
に、処理速度の短縮も可能となる。
【0096】さらに第4実施例によれば、受光エリア内
の一部あるいは全部で、波長の異なる画像情報を得るこ
とができるため、画像情報処理における信頼性を低下さ
せることなく、幅広い波長帯への対応が可能となる。
【0097】さらにまた第5実施例によれば、画像情報
処理に必要な部分の画像情報のみを扱うため、該情報を
メモリへ格納する書き込み時間と該情報のメモリからの
読み出し時間も短縮され、高速画像処理が実現する。ま
た、格納メモリの容量を減少でき、ハードウェア規模は
小さくて済む。さらに、受光素子を配置していない部分
を利用して、画像処理、あるいは画像出力等に関係する
回路を構成できるので、その回路部品の削減も可能であ
る。
【0098】さらに加えて、画像情報処理に適合するよ
うに受光エリア内の任意の範囲の受光量を調節できるた
め、画像処理時の処理量を低減させることが可能とな
り、かつ、開口形状を任意に変化させることで、処理に
適した特徴的な情報を得ることが容易になる。
【0099】また第6実施例によれば、受光エリア内に
おいて得られる画像情報の情報量を、処理に必要な精度
に合わせて変えることができるため、画像処理時間の短
縮が可能となる。
【0100】以上により、これまで画像情報処理では困
難であった分野、例えば明暗差が非常に大きく、また高
速でリアルタイム処理が必要といった制御システムにお
ける画像処理への応用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージセンサの基本構成を示す
図である。
【図2】図1の基本構成の他のパターン例(1)を示す
図である。
【図3】図1の基本構成の他のパターン例(2)を示す
図である。
【図4】本発明に基づく第1実施例を示す図である。
【図5】第1実施例(図2)の説明に用いる図である。
【図6】(a),(b)および(c)は、インタレース
形式の信号の読み取りを図解的に表す図である。
【図7】本発明に基づく第2実施例(その1)を示す側
断面斜視図である。
【図8】本発明に基づく第2実施例(その2)を示す側
断面斜視図である。
【図9】本発明に基づく第3実施例(その1)を示す側
断面斜視図である。
【図10】本発明に基づく第3実施例(その2)を示す
側断面斜視図である。
【図11】本発明に基づく第3実施例(その3)を示す
側断面斜視図である。
【図12】(a)および(b)は、フィルタの色成分毎
の輝度値を説明するためのグラフである。
【図13】本発明に基づく第4実施例を示す図である。
【図14】可視光線と近赤外線の分布を示す一般的なス
ペクトル図である。
【図15】入射光の波長とセンサ出力の関係を示す図で
ある。
【図16】図15の関係に基づいて形成された第1およ
び第2の受光素子群をなす各受光素子の構成例を示す図
である。
【図17】本発明に基づく第5実施例を示す図である。
【図18】センサ出力により再生される画面の一例を示
す図である。
【図19】本発明に基づく第6実施例を示す図である。
【符号の説明】
10…イメージセンサ 11…第1の受光素子群 12…第2の受光素子群 13…受光素子 15…マイコン 16…メモリ 17…基板 21…第1の集光レンズ 22…第2の集光レンズ 31…第1の受光素子群 32…第2の受光素子群 33…第3の受光素子群 34…第1のカラーフィルタ 35…第2のカラーフィルタ 36…第3のカラーフィルタ 41…第1の受光素子群 42…第2の受光素子群 51…選択取出し部 52…ホトダイオード 61…第1の受光素子群 62…第2の受光素子群 63…第3の受光素子群 64…第4の受光素子群

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なった受光感度を持った受光素子群の
    各々を共に受光面全体に配置したことを特徴とするイメ
    ージセンサ。
  2. 【請求項2】 複数の受光素子を、水平方向と垂直方向
    に略マトリクス状に配置してなるイメージセンサにおい
    て、 水平方向に配置される第1の受光素子群と、 水平方向に配置され、該第1の受光素子群の各受光素子
    が受光する第1の受光量とは異なる第2の受光量で各受
    光素子が受光する第2の受光素子群と、 からなることを特徴とするイメージセンサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の受光素子群をなす各前記受光
    素子の開口部の面積と、前記第2の受光素子群をなす各
    前記受光素子の開口部の面積とを、異ならせることを特
    徴とする請求項2に記載のイメージセンサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の受光素子群をなす各前記受光
    素子の前記開口部に第1の集光レンズを付加することを
    特徴とする請求項2に記載のイメージセンサ。
  5. 【請求項5】 前記第1の受光素子群をなす各前記受光
    素子の前記開口部に第1の集光レンズを付加し、 前記第2の受光素子群をなす各前記受光素子の前記開口
    部に、前記第1の集光レンズとは集光能率の異なる第2
    の集光レンズを付加することを特徴とする請求項2に記
    載のイメージセンサ。
  6. 【請求項6】 前記第1の受光素子群と前記第2の受光
    素子群とを、垂直方向に交互配置することを特徴とする
    請求項2に記載のイメージセンサ。
  7. 【請求項7】 複数の受光素子を、水平方向と垂直方向
    に略マトリクス状に配置してなり、かつ、各該受光素子
    対応に赤、緑および青の3種のカラーフィルタのいずれ
    かが付加されるイメージセンサにおいて、 各受光素子に第1のカラーフィルタが付加される第1の
    受光素子群と、 各受光素子に第2のカラーフィルタが付加される第2の
    受光素子群と、 各受光素子に第3のカラーフィルタが付加される第3の
    受光素子群とからなり、ここに、 前記第1、第2および第3の受光素子群の各々に属する
    各受光素子がそれぞれ受光する受光量を相互に異ならせ
    ることを特徴とするイメージセンサ。
  8. 【請求項8】 前記第1の受光素子群をなす各前記受光
    素子の開口部の面積と、前記第2の受光素子群をなす各
    前記受光素子の開口部の面積と、前記第3の受光素子群
    をなす各前記受光素子の開口部の面積とを、相互に異な
    らせることを特徴とする請求項7に記載のイメージセン
    サ。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2および第3の受光素子群
    のうちの少なくとも2つに対してそれぞれ第1および第
    2の集光レンズを付加し、かつ、該第1および第2の集
    光レンズの各集光能率を相互に異ならせることを特徴と
    する請求項7に記載のイメージセンサ。
  10. 【請求項10】 複数の受光素子を、水平方向と垂直方
    向に略マトリクス状に配置してなるイメージセンサにお
    いて、 前記受光素子からのセンサ出力により再生される画面の
    うち、画像処理に必要な画面領域の画像を形成する部分
    の該受光素子を予め選択し、該選択された受光素子から
    の各センサ出力のみを取り出す選択取出し部を備えるこ
    とを特徴とするイメージセンサ。
  11. 【請求項11】 前記の選択された受光素子は、 水平方向に配置される第1の受光素子群と、同じく水平
    方向に配置され、該第1の受光素子群の各受光素子が受
    光する第1の受光量とは異なる第2の受光量で各受光素
    子が受光する第2の受光素子群の双方の中から選択され
    た受光素子であることを特徴とする請求項10に記載の
    イメージセンサ。
  12. 【請求項12】 各該受光素子対応に赤、緑および青の
    3種のカラーフィルタのいずれかをさらに付加し、ここ
    に、前記の選択された受光素子は、 前記受光素子に第1、第2および第3のカラーフィルタ
    がそれぞれ付加される第1、第2および第3の受光素子
    群であって、かつ、該第1、第2および第3の受光素子
    群の各々に属する各受光素子が受光する受光量を相互に
    異ならせるようにした受光素子群の中から選択された受
    光素子であることを特徴とする請求項10に記載のイメ
    ージセンサ。
  13. 【請求項13】 複数の受光素子を、水平方向と垂直方
    向に略マトリクス状に配置してなるイメージセンサにお
    いて、 水平方向に配置され、かつ、第1の分光感度特性を有す
    る第1の受光素子群と、 同じく水平方向に配置され、かつ、第2の分光感度特性
    を有する第2の受光素子群とを混在させてなることを特
    徴とするイメージセンサ。
  14. 【請求項14】 前記第1の受光素子群と前記第2の受
    光素子群とを、垂直方向に交互配置することを特徴とす
    る請求項13に記載のイメージセンサ。
  15. 【請求項15】 複数の受光素子を、水平方向と垂直方
    向に略マトリクス状に配置してなるイメージセンサにお
    いて、 前記受光素子からのセンサ出力により再生される画面
    を、少なくとも第1の領域および第2の領域に分割し、 前記第1の領域に相当する第1の受光素子群をなす各受
    光素子の配置ピッチと、前記第2の領域に相当する第2
    の受光素子群をなす各受光素子の配置ピッチとを異なら
    せることを特徴とするイメージセンサ。
  16. 【請求項16】 前記画面の上半分を前記第1の領域と
    し、前記画面の下半分を前記第2の領域として、該第1
    の領域に相当する前記第1の受光素子群をなす各受光素
    子の配置ピッチを密にし、該第2の領域に相当する前記
    第2の受光素子群をなす各受光素子の配置ピッチを粗に
    することを特徴とする請求項15に記載のイメージセン
    サ。
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