JP2009155288A - シロアリ駆除剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理部位におけるシロアリの駆除効力が長期間持続可能であるのみならず、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対しても駆除効力があるシロアリ駆除剤、シロアリ駆除用エアゾール剤およびシロアリの駆除方法を提供すること。
【解決手段】難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分とを含有してなるシロアリ駆除剤、該シロアリ駆除剤、および噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるシロアリ駆除用エアゾール剤、ならびに該シロアリ駆除用エアゾール剤をクラック、クレバス、接合部、蟻道またはそれらの周辺に噴霧することを特徴とするシロアリの駆除方法。
【選択図】なし

Description

本発明は、シロアリ駆除剤、シロアリ駆除用エアゾール剤およびシロアリの駆除方法に関する。
かつては、砒素や有機塩素系殺虫剤がシロアリ駆除剤の有効成分として使用されていたが、近年我が国においては、その使用者、環境等に対する安全性への配慮から、これら安全性の低い殺虫剤は使用されていない。代わって、多くの新規の殺虫剤が開発され、特に、一般家庭向けのシロアリ駆除剤には、安全性が高く、かつ効力の高い殺虫剤が用いられている。
シロアリの駆除には、一般に蒸散しにくい残効性の高い薬剤が用いられる(特許文献1、2、3)。蒸散しにくい残効性の高い薬剤では、薬剤の処理部位はシロアリの被害に遭うことはないが、薬剤の非処理部位についてはほとんど効果が及ばないのが実情であった。
シロアリの生活圏である建造物には、多くのクラック(隙間)、クレバス(割れ目)、建材と建材の接合部などのシロアリの潜める隙間が存在し、これら薬剤の非処理部位や蟻道に潜むシロアリに対してはほとんど効果が及ばず、ここに潜むシロアリのコロニーが再び活動を開始してコロニーを拡大してしまうという問題があった。
一方、蒸散しやすい薬剤は、付着後速やかに蒸散・消失してしまうために残効性が弱いという問題があった。
特開昭61−200188号公報 特開平10−258403号公報 特開2001−247850号公報
従って、本発明は、処理部位におけるシロアリの駆除効力が長期間持続可能であるのみならず、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対しても駆除効力があるシロアリ駆除剤、シロアリ駆除用エアゾール剤およびシロアリの駆除方法を提供することを課題とする。
即ち、本発明は、
〔1〕 難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分とを含有してなるシロアリ駆除剤、
〔2〕 前記〔1〕記載のシロアリ駆除剤、および噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるシロアリ駆除用エアゾール剤、ならびに
〔3〕 前記〔2〕記載のシロアリ駆除用エアゾール剤をクラック、クレバス、接合部、蟻道またはそれらの周辺に噴霧することを特徴とするシロアリの駆除方法
に関する。
本発明は、処理部位におけるシロアリの駆除効力が長期間持続可能であるのみならず、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対しても駆除効力があるという効果を奏する。
本発明において難蒸散性殺虫成分は、薬剤が直接処理されたシロアリを死滅させ、かつ薬剤の処理部位を長期間にわたりシロアリの被害から保護することができる。
本発明において易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分は、薬剤が直接処理されたシロアリを死滅させ、また、シロアリの生活圏に処理すると、一度付着したこれらの成分が一定の割合で再蒸散して、処理部位から離れた非処理部位のクラック(隙間)等に入り込み、非処理部位(クラック等)に潜むシロアリに対して著しい駆除効力を発揮することができる。即ち、易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分は、薬剤が付着した部位から少しずつ蒸散し続け、蟻道、クラック(隙間)、クレバス(割れ目)、建材と建材の接合部のような薬剤の非処理部位へ再蒸散した薬剤が拡散することで、隙間に潜んでいるか、あるいは噴霧時に逃避したシロアリを駆除し、結果的にコロニーの再活性化を遅延させることができる。さらには、再蒸散した薬剤が床下などにも充満することでシロアリが潜む空間全体に忌避効果・殺虫効果を発揮することができる。
本発明において、「難蒸散性殺虫成分」とは、25℃における蒸気圧が好ましくは1.0×10−5mmHg未満、より好ましくは1.0×10−6mmHg未満の成分、「易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分」とは、25℃における蒸気圧が好ましくは1.0×10−5mmHg以上、より好ましくは1.0×10−4mmHg以上の成分であり、殺虫効果があるものをいう。
本発明に用いられる難蒸散性殺虫成分は、ピレスロイド系、有機リン系のような成分が好適に用いられ、ピレスロイド系としては、例えば、トラロメトリン、ビフェントリン、ペルメトリン、フェノトリン、シペルメトリン、シフェノトリン、フタルスリン、レスメトリン、エトフェンプロックス、アクリナトリン、シラフルオフェンなど、有機リン系としては、例えば、クロルピリホス、プロペタンホス、フェニトロチオン、ピリダフェンチオン、その他にフィプロニル、ジノテフラン、イミダクロプリド、クロルフェナピル、チアメトキサム、クロチアニジン、インドキサカルブ、エチプロールなどが挙げられる。また、これらをマイクロカプセル化したものなども用いられる。これらのなかでも、トラロメトリン、ビフェントリン、フィプロニル、ジノテフラン、イミダクロプリドを用いることが好ましい。
本発明に用いられる易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分は、エムペントリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリンおよびテラレスリンからなる群より選ばれる1種以上であることが好ましい。
以下、本発明のシロアリ駆除剤について説明するが、シロアリ駆除剤は上記の難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分とを含有してなるものである。上記の難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分をそれぞれ1種以上を組み合わせることによって、従来と比較して高いシロアリ駆除効果を得ることができる。
難蒸散性殺虫成分の駆除剤中の含有量は、速効性、長期持続性といった駆除効果、経済性、使い易さ等の観点から、好ましくは0.01〜3.0重量%、より好ましくは0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.1〜0.5重量%であることが望ましい。
易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分の駆除剤中の含有量は、速効性、長期持続性といった駆除効果、経済性、使い易さの観点から、好ましくは0.01〜3.0重量%、より好ましくは0.05〜1.0重量%、さらに好ましくは0.1〜0.5重量%であることが望ましい。
本発明の駆除剤における難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分の重量比(難蒸散性殺虫成分/易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分)は、速効性、長期持続性といった駆除効果、経済性、使い易さの観点から、好ましくは1/100〜100/1、より好ましくは1/10〜10/1、さらに好ましくは1/3〜3/1であることが望ましい。
本発明の駆除剤は殺虫成分のほかに、任意成分として、例えば殺菌剤、防カビ剤、天然精油等を含んでいてもよい。かかる成分の配合量は特に限定するものではないが、目的、相乗効果等を考慮した処方とすることができる。
かかる駆除剤は、上記の成分をそのまま用いてもよいが、補助剤または希釈剤と混合して使用されることが望ましい。また、本発明の効果を発揮するためには液状の使用形態、例えば、油剤、乳剤、懸濁剤、エアゾール剤とすることが好ましく、なかでもエアゾール剤とすることがより好ましい。
また、本発明は、上記のシロアリ駆除剤、および噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるシロアリ駆除用エアゾール剤に関する。かかるシロアリ駆除用エアゾール剤によって上記のシロアリ駆除剤を簡易に使用することができ、均一に噴霧することができる。
本発明のシロアリ駆除剤の含有量は、速効性、長期持続性といった駆除効果、経済性、使い易さ等の観点から、シロアリ駆除用エアゾール剤中に好ましくは0.01〜5.0重量%、より好ましくは0.1〜1.0重量%であることが望ましい。また、シロアリ駆除用エアゾール剤は、上記のシロアリ駆除剤である難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分の1mあたりの処理量(mg)が、それぞれ好ましくは1〜200mg/m2、より好ましくは10〜100mg/m2となるように調製されることが望ましい。
シロアリ駆除用エアゾール剤に用いられる噴射剤は、通常使用されているものであればよく、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、ハロゲン化炭化水素、圧縮炭酸ガス、圧縮窒素ガス、圧縮空気、あるいはこれらの混合物等であることが好ましい。これらのなかでもLPG、もしくはDMEがより好ましい。かかる噴射剤のシロアリ駆除用エアゾール剤中の含有量は、好ましくは10〜90容量%、より好ましくは30〜70容量%であることが望ましい。
シロアリ駆除用エアゾール剤は、シロアリ駆除剤、噴射剤以外に溶剤を含んでいてもよい。溶剤は、通常使用されているものであればよく、水、アルコール類、グリコール類、エステル類、灯油、あるいはそれらの混合物であることが好ましい。必要に応じて界面活性剤の適宜配合も可能である。界面活性剤の選択等によって噴射状態が泡状、ムース状となるようにしてもよい。なかでも後述の木材防腐剤をさらに配合する場合には、溶剤への溶解性を高める観点から、アルコールを用いることが好ましく、エタノール、イソプロピルアルコールを用いることがより好ましい。かかる溶剤のシロアリ駆除用エアゾール剤中の含有量は、好ましくは10〜90容量%、より好ましくは30〜70容量%であることが望ましい。
さらに、シロアリ駆除用エアゾール剤は、木材の強度が低下することを防止する観点から、またセルロースが分解する際に発生する微量成分がシロアリを誘引することを防止する観点から、木材防腐剤をさらに含んでいてもよい。木材防腐剤としては、シプロコナゾール、ヘキサコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾールなどが挙げられ、なかでもシプロコナゾールを用いることが好ましい。また公知の各種防カビ剤、消臭剤、除菌剤等を配合する事も可能である。
シプロコナゾールは、溶剤としてアルコールを用いることで木材への浸透性を高め、シロアリおよび木材の腐朽菌への防除効果をさらに高めることができる点で有効であると考えられる。
かかる木材防腐剤の含有量は、確実な効力および長期持続性といった防腐効果、経済性、使い易さ等の観点から、シロアリ駆除用エアゾール剤中に好ましくは0.01〜3.0重量%、より好ましくは0.05〜1.0重量%である。
シロアリ駆除用エアゾール剤を充填する耐圧容器は、一般に使用されているスチール製、アルミ製、あるいは必要に応じて内面コートされたものなどを適宜選択すればよく、特に限定はない。かかる耐圧容器の容量は例えば100〜700mlであり、上記のシロアリ駆除用エアゾール剤が耐圧容器内に占める割合が60〜95容量%となるように調整されることが望ましい。
本発明のシロアリ駆除用エアゾール剤はそのほかに任意成分を含んでいてもよく、その配合量は、目的、相乗効果等を考慮して用いることができる。
本発明は、上記のシロアリ駆除用エアゾール剤をクラック、クレバス、接合部、蟻道またはそれらの周辺に噴霧することを特徴とするシロアリの駆除方法を提供する。本発明においては、該エアゾール剤を処理部位に噴霧して、付着させ、付着させた易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分を非処理部位に再蒸散させ、シロアリの生息する空間に放出させる。
本発明において、シロアリ駆除剤、シロアリ駆除用エアゾール剤を用いた処理部位は、シロアリが生息する部位またはその付近であればよく、なかでもシロアリが潜むような、クラック(隙間)、クレバス(割れ目)、接合部、蟻道またはそれらの周辺であることが好ましい。また、本発明において、非処理部位とは、かかる処理部位から離れた部位のことをいい、クラック(隙間)、クレバス(割れ目)、接合部、蟻道またはそれらの周辺内であってもよく、易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分が再蒸散してシロアリに対して駆除効力を発揮することができる部位であればよい。
本発明の駆除方法において、シロアリ駆除用エアゾール剤の処理部位への噴霧方法は、耐圧容器本体に取り付けられるノズルから、処理部位に噴霧する方法が挙げられる。また、例えば、ノズルの内径は0.5〜2.5mm、外径は1.5〜3.5mm、長さは30〜200mmのものが使用されるが、適宜ノズルを変えることができる。さらに、噴霧時間または噴射量は、本発明の効果を発揮する範囲であればよく、上記の1mあたりの処理量(mg)となるようにすることが好ましい。噴射速度としては好ましくは10〜100g/10秒、より好ましくは20〜80g/10秒である。
以下の実施例は、本発明の態様をさらに詳細に記載するが、これらの実施例は例示のために示され、本発明を限定するものではない。
実施例1〜11
各実施例において、難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分とを含有してなるシロアリ駆除剤は、表1に示すように調製され、次に表2の処方と表1の処理量となるように、シロアリ駆除剤および噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるシロアリ駆除用エアゾール剤を調製した。なお、使用された耐圧容器の容量は480mlであり、シロアリ駆除用エアゾール剤の耐圧容器内に占める割合が約90容量%となるように調整された。
比較例1〜4
各比較例において、難蒸散性殺虫成分または易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分のいずれかを含む処理剤は、表1に示すように調製され、次に表2の処方と表1の処理量となるように、処理剤と噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるエアゾール剤を調製した。なお、使用された耐圧容器の容量、エアゾール剤の耐圧容器内に占める割合は、実施例1〜11と同様であった。
Figure 2009155288
Figure 2009155288
実施例1〜11で得られた各シロアリ駆除用エアゾール剤または比較例1〜4で得られた各エアゾール剤を用いて、以下の試験1、試験2を行った。
1.処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力試験(試験1)
図1に示す方法で試験を行った。丸底フラスコ(高さ 150mm、首径 30mm、岩城硝子(株)社製)にイエシロアリ職蟻30頭とシロアリの餌木(アカマツ辺材 20×20×2.0mm)を適当枚数入れて、非処理部位として、該餌木同士の間ならびに該餌木と該フラスコの底壁面との間にクラック(隙間)を形成させて、そこにイエシロアリ職蟻が潜むようにした。そして処理部位として、実施例1〜11で得られたシロアリ駆除用エアゾール剤または比較例1〜4で得られたエアゾール剤をそれぞれ噴霧した処理木(25×10×40mm)を丸底フラスコ内に落ちないように丸底フラスコの首径側に設置し、処理木に噴霧されたシロアリ駆除用エアゾール剤またはエアゾール剤を再蒸散させて、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力を試験した。24時間後にイエシロアリ職蟻と餌木を取り出してイエシロアリ職蟻の死亡率(%)を判定した後に、再び処理木を丸底フラスコの首径側に設置して試験を継続させた。3ヶ月後、6ヵ月後に再び、新しいイエシロアリ職蟻および餌木を入れて、24時間後のイエシロアリ職蟻の死亡率(%)を判定した。その結果を表3に示す。
2.処理部位におけるシロアリの駆除効力試験(試験2)
図2に示す方法で試験を行った。腰高シャーレ(高さ60mm、外径90mm、汎用品)にイエシロアリ職蟻100頭を入れて、実施例1〜11で得られたシロアリ駆除用エアゾール剤または比較例1〜4で得られたエアゾール剤をそれぞれ噴霧した処理木(25×10×40mm)と任意に直接接触させ、処理部位におけるシロアリの駆除効力を試験した。24時間後にイエシロアリ職蟻のみを取り出して死亡率(%)を判定した後に、再び腰高シャーレ内に処理木を残して試験を継続させた。3ヶ月後、6ヶ月後に再び、新しいイエシロアリ職蟻を入れて、24時間後の死亡率(%)を判定した。その結果を表3に示す。
3.総合判定
上記の試験1または試験2における6ヵ月後の結果を総合して○、×で評価し、その結果を表3に示す。
〔○または×の基準〕
○:試験1の非処理部位(餌木)、試験2の処理部位(処理木)ともにイエシロアリ職蟻による食害痕が認められない。
×:試験1の非処理部位(餌木)、試験2の処理部位(処理木)のいずれかにイエシロアリ職蟻による食害痕が認められる。
Figure 2009155288
表3の結果より、実施例1〜11は、比較例1〜4と比較して、初期(処理木設置24時間後)では処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力、処理部位におけるシロアリの駆除効力が共に100%を示し、3ヵ月後では処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力が83〜87%、処理部位におけるシロアリの駆除効力が95〜100%を示し、6ヵ月後でも処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力が60〜63%、処理部位におけるシロアリの駆除効力が90〜95%を示した。
上記の結果により、難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分を組み合わせて用いた場合に、本発明は、処理部位におけるシロアリの駆除効力が長期間持続可能であるのみならず、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対しても駆除効力があるという効果を奏する。
本発明は、例えば、クラック(隙間)、クレバス(割れ目)、接合部、蟻道またはそれらの周辺に好適に使用することができる。
図1は、処理部位から離れた非処理部位に潜むシロアリに対する駆除効力試験の試験方法を示す。 図2は、処理部位におけるシロアリの駆除効力試験の試験方法を示す。
符号の説明
1 薬剤を噴霧した処理木
2 再蒸散する薬剤
3 シロアリの餌木(薬剤無処理)
4 イエシロアリ職蟻
5 丸底フラスコ
6 腰高シャーレ

Claims (4)

  1. 難蒸散性殺虫成分と易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分とを含有してなるシロアリ駆除剤。
  2. 易蒸散性ピレスロイド系殺虫成分が、エムペントリン、トランスフルトリン、メトフルトリン、プロフルトリンおよびテラレスリンからなる群より選ばれる1種以上である、請求項1記載のシロアリ駆除剤。
  3. 請求項1または2記載のシロアリ駆除剤、および噴射剤を含み、耐圧容器に充填されてなるシロアリ駆除用エアゾール剤。
  4. 請求項3記載のシロアリ駆除用エアゾール剤をクラック、クレバス、接合部、蟻道またはそれらの周辺に噴霧することを特徴とするシロアリの駆除方法。

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